JPH0256388A - エレベーターの群管理制御装置 - Google Patents
エレベーターの群管理制御装置Info
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- JPH0256388A JPH0256388A JP20478588A JP20478588A JPH0256388A JP H0256388 A JPH0256388 A JP H0256388A JP 20478588 A JP20478588 A JP 20478588A JP 20478588 A JP20478588 A JP 20478588A JP H0256388 A JPH0256388 A JP H0256388A
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Landscapes
- Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、エレベータ−の群管理制御装置に係り、特に
、ホールへの案内報知を改善し、利用者に対し親切な案
内報知を行うことのできるエレベータ−の群管理制御装
置に関する。
、ホールへの案内報知を改善し、利用者に対し親切な案
内報知を行うことのできるエレベータ−の群管理制御装
置に関する。
[従来の技術]
一般に、エレベータ−の群管理制御装置においては、予
約案内方式が広く採用されている。この方式は、ホール
呼び釦が押されると、この呼びに応じる1台のエレベー
タ−を割り当てて、そのエレベータ−の運転方向別に設
けられているホールランタンを連続点灯させて案内する
ものである(以下、これを予約表示または予約案内とい
う)。
約案内方式が広く採用されている。この方式は、ホール
呼び釦が押されると、この呼びに応じる1台のエレベー
タ−を割り当てて、そのエレベータ−の運転方向別に設
けられているホールランタンを連続点灯させて案内する
ものである(以下、これを予約表示または予約案内とい
う)。
、二の方式は、ホールにいる利用者はホールランタンが
点灯したエレベータ−の前へ行って待っていれば良く、
エレベータ−が近づくとホールランタンの表示形態が点
滅に変わって到着を知ることができるというものである
(以下、これを到着表示または到着案内という)。前述
の予約案内方式は。
点灯したエレベータ−の前へ行って待っていれば良く、
エレベータ−が近づくとホールランタンの表示形態が点
滅に変わって到着を知ることができるというものである
(以下、これを到着表示または到着案内という)。前述
の予約案内方式は。
このような便利な案内方法をとっているが、次のような
状況が発生すると、乗り場で待っている利用者がまごつ
くことが多く、不満発生の要因となるという問題を有す
る。
状況が発生すると、乗り場で待っている利用者がまごつ
くことが多く、不満発生の要因となるという問題を有す
る。
(1)予約表示をしているエレベータ−が満員になった
り、途中階での停止で到着が遅れたりすることによって
予約表示を他のエレベータ−に変更する状況(以下、こ
れを予約変更という)。
り、途中階での停止で到着が遅れたりすることによって
予約表示を他のエレベータ−に変更する状況(以下、こ
れを予約変更という)。
(2)予約表示をしているエレベータ−の到着が遅れ、
他のエレベータ−がかと呼びでその階に先に到着し、到
着案内をしている状況(以下、これを先着またはかと呼
び先着という)。
他のエレベータ−がかと呼びでその階に先に到着し、到
着案内をしている状況(以下、これを先着またはかと呼
び先着という)。
(3)予約表示をしているエレベータ−と他のエレベー
タ−があいつで到着し、そのいずれもが到着案内をして
いる状況(以下、これを同着という)。
タ−があいつで到着し、そのいずれもが到着案内をして
いる状況(以下、これを同着という)。
(4)予約表示をしているエレベータ−が予約している
方向と逆方向に行く途中でその階に停止して逆方向の到
着案内がされる状況(以下、これを逆方向到着という)
。
方向と逆方向に行く途中でその階に停止して逆方向の到
着案内がされる状況(以下、これを逆方向到着という)
。
従来これらの状況に対しては、数々の運転制御や案内制
御が提案されている。
御が提案されている。
例えば、特公昭61−2590号公報に記載された従来
技術は、予約エレベータ−の到着が遅れたときに、他の
エレベータ−の追加割り当てを行い、2台のエレベータ
−に予約表示をし、その待ち時間の大小を表示するよう
にしている。しかし、この方式は、2台のエレベータ−
が到着するので運転効率が悪くなる欠点を持っている。
技術は、予約エレベータ−の到着が遅れたときに、他の
エレベータ−の追加割り当てを行い、2台のエレベータ
−に予約表示をし、その待ち時間の大小を表示するよう
にしている。しかし、この方式は、2台のエレベータ−
が到着するので運転効率が悪くなる欠点を持っている。
また、実開昭57−151360号公報に記載された従
来技術は、予約変更時に変更理由を報知するようにした
ものである、この方法は、予約変更後に案内がでるため
利用者が直ちに何をすれば良いのかを判断できない欠点
を持っている。
来技術は、予約変更時に変更理由を報知するようにした
ものである、この方法は、予約変更後に案内がでるため
利用者が直ちに何をすれば良いのかを判断できない欠点
を持っている。
特開昭52−2942号公報には、かご呼び先着しそう
な号機の案内灯を点灯させることが開示されている。こ
の方式は、予約表示に目をうばわれている利用者が気が
つかない場合には、役に立たないという欠点を持ってい
る。
な号機の案内灯を点灯させることが開示されている。こ
の方式は、予約表示に目をうばわれている利用者が気が
つかない場合には、役に立たないという欠点を持ってい
る。
特開昭50−6048号公報には、予約表示したエレベ
ータ−以外は到着案内をしない方法が開示されている。
ータ−以外は到着案内をしない方法が開示されている。
しかし、この方法は、到着に気がついた人の不満を買う
という欠点を持っている。
という欠点を持っている。
さらに、特開昭53−145251号公報には。
逆方向到着時の案内モードを一時的に変更することが開
示されている。しかし、この方法は、予約表示が突然逆
方向の案内に変わるため、やはり利用者が乗って良いの
かどうかの判断を直ちに行うことができないという欠点
を持っている。
示されている。しかし、この方法は、予約表示が突然逆
方向の案内に変わるため、やはり利用者が乗って良いの
かどうかの判断を直ちに行うことができないという欠点
を持っている。
[発明が解決しようとする課題]
前記従来技術の問題点をまとめると次の2つになる。す
なわち、 (1)予告なしに、突然予約変更、先着、同着、逆方向
到着が発生するので利用者があわててしまう。
なわち、 (1)予告なしに、突然予約変更、先着、同着、逆方向
到着が発生するので利用者があわててしまう。
このため、乗り遅れ、目的方向外の乗り込みをしてしま
う。又、正しく対処できたとしても、−瞬まごついたこ
とへの不満が残る。
う。又、正しく対処できたとしても、−瞬まごついたこ
とへの不満が残る。
(2)適切な情報が適切な場所に出されていないという
問題である。これにより、先着エレベータ−に気がつか
なかったり、気がついても遅かったりして乗り遅れが生
じる。
問題である。これにより、先着エレベータ−に気がつか
なかったり、気がついても遅かったりして乗り遅れが生
じる。
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決し、前述
した予約変更、先着、同着、逆方向到着が発生しても、
利用者がまごつかないようにし、乗り遅れ、目的方向外
乗り込み等、利用者に不快な思いをさせないような案内
を行うことを可能にしたエレベータ−の群管理制御装置
を提供することにある。
した予約変更、先着、同着、逆方向到着が発生しても、
利用者がまごつかないようにし、乗り遅れ、目的方向外
乗り込み等、利用者に不快な思いをさせないような案内
を行うことを可能にしたエレベータ−の群管理制御装置
を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
本発明によれば、前記目的は、前述した4つの状況の発
生を予測する手段を設け、その状況が発生する以前に予
告案内の形で乗場にその状況の発生を報知することによ
り達成される。
生を予測する手段を設け、その状況が発生する以前に予
告案内の形で乗場にその状況の発生を報知することによ
り達成される。
[作用コ
前述の手段を備えることにより、利用者は、変更される
状況の発生を事前に知ることができ、心の準備ができる
ので、前述したような利用者をまごつかせる4つの状況
が発生してもあわてることがない。さらに、その状況が
発生したとき、利用者がとるべき行動に対する案内、例
えば先着のときには「お急ぎの方は先に到着するエレベ
ータ−を御利用下さい。」等の案内を予告案内と一緒に
することができ、利用者は、状況発生時に直ちに適切な
行動を取ることができる。
状況の発生を事前に知ることができ、心の準備ができる
ので、前述したような利用者をまごつかせる4つの状況
が発生してもあわてることがない。さらに、その状況が
発生したとき、利用者がとるべき行動に対する案内、例
えば先着のときには「お急ぎの方は先に到着するエレベ
ータ−を御利用下さい。」等の案内を予告案内と一緒に
することができ、利用者は、状況発生時に直ちに適切な
行動を取ることができる。
また、案内を開始する時期も、早すぎず、遅すぎずのタ
イミングで行うようにすることによって状況発生に対す
る利用者の不満も軽減できる。
イミングで行うようにすることによって状況発生に対す
る利用者の不満も軽減できる。
また、予告表示を行う場所は、予約灯点灯号機の予約灯
付近にすれば、そのアピール効果は最も高くなる。さら
に、音声と表示の両方で案内すれば情報の伝わり方をよ
り確実なものとすることができる。
付近にすれば、そのアピール効果は最も高くなる。さら
に、音声と表示の両方で案内すれば情報の伝わり方をよ
り確実なものとすることができる。
[実施例]
以下1本発明の一実施例を図面により詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例の全体構成を示すブロック図
である。第1図において、1はエレベータ−制御装置、
2は群管理制御装置、3は号機制御装置、4は乗りかご
、5はかと呼び釦、6はホール呼び釦、7はホールラン
タン、8は乗り場デイスプレィ、9は音声案内装置、1
0は情報入力装置である。
である。第1図において、1はエレベータ−制御装置、
2は群管理制御装置、3は号機制御装置、4は乗りかご
、5はかと呼び釦、6はホール呼び釦、7はホールラン
タン、8は乗り場デイスプレィ、9は音声案内装置、1
0は情報入力装置である。
第1図に示す実施例において、エレベータ−制御装置1
は、群管理制御装置2と複数の号機制御装置3から構成
されている。エレベータ−の乗りかと4には、かご呼び
釦5が設けられており、その信号は、号機制御装置3へ
入力される。各階の乗り場、例えば、IF〜16Fには
、ホール呼び釦6が設けられており、その信号は1号機
制御装置3を介して群管理制御装置2に入力される。群
管理制御装置2は、各号機制御装置3から通信で送られ
てくるエレベータ−の位置・方向・かご呼びの状況、か
ご内の混雑度等を加味して新たに発生した呼びを上記1
台のエレベータ−に割り当てて予約灯点灯信号を号機制
御装置に送る。また、群管理制御装置は、ホール呼びで
割り当てられたエレベータ−が満員になったり、到着が
遅れそうになった場合には、エレベータ−の再割り当て
を行ったり、各階の案内表示内容や音声案内内容を決定
し、号機制御装置3に送信することも行っている。号機
制御装置3は、エレベータ−の運転、戸の制御を行う他
、群管理制御装置2からの予約灯点灯信号によりホール
ランタン7を連続点灯させ、エレベータ−が到着したと
きには運転方向のホールランタン7を点滅表示させ、さ
らに、各階の乗り場デイスプレィ8や音声案内装置9を
制御して、群管理制御装置2から指令された内容の案内
を行う。なお、群管理制御装置2、各号機制御装置3は
、公知のマイコン制御のため詳細な説明は省略する。
は、群管理制御装置2と複数の号機制御装置3から構成
されている。エレベータ−の乗りかと4には、かご呼び
釦5が設けられており、その信号は、号機制御装置3へ
入力される。各階の乗り場、例えば、IF〜16Fには
、ホール呼び釦6が設けられており、その信号は1号機
制御装置3を介して群管理制御装置2に入力される。群
管理制御装置2は、各号機制御装置3から通信で送られ
てくるエレベータ−の位置・方向・かご呼びの状況、か
ご内の混雑度等を加味して新たに発生した呼びを上記1
台のエレベータ−に割り当てて予約灯点灯信号を号機制
御装置に送る。また、群管理制御装置は、ホール呼びで
割り当てられたエレベータ−が満員になったり、到着が
遅れそうになった場合には、エレベータ−の再割り当て
を行ったり、各階の案内表示内容や音声案内内容を決定
し、号機制御装置3に送信することも行っている。号機
制御装置3は、エレベータ−の運転、戸の制御を行う他
、群管理制御装置2からの予約灯点灯信号によりホール
ランタン7を連続点灯させ、エレベータ−が到着したと
きには運転方向のホールランタン7を点滅表示させ、さ
らに、各階の乗り場デイスプレィ8や音声案内装置9を
制御して、群管理制御装置2から指令された内容の案内
を行う。なお、群管理制御装置2、各号機制御装置3は
、公知のマイコン制御のため詳細な説明は省略する。
一方、群管理制御装置2には、情報入力装置10が接続
されており、群管理制御装置2内の表示データのメモリ
ーを書き換えることにより、自由に案内内容や案内条件
、タイミング等を変更できるようになっている。また、
第1図の実施例は、取扱う情報が多い場合には群管理制
御装置2や号機制御装置3の補助として、情報制御装置
等を採用した構成とすることもできる。
されており、群管理制御装置2内の表示データのメモリ
ーを書き換えることにより、自由に案内内容や案内条件
、タイミング等を変更できるようになっている。また、
第1図の実施例は、取扱う情報が多い場合には群管理制
御装置2や号機制御装置3の補助として、情報制御装置
等を採用した構成とすることもできる。
第2図は群管理制御装置2のソフトウェアテーブルの構
成図である。ここでは、テーブル構成のみ説明し、利用
方法等は、後述する処理の説明とともに説明する。
成図である。ここでは、テーブル構成のみ説明し、利用
方法等は、後述する処理の説明とともに説明する。
(1)ホール呼びテーブルHC・・・・・・方向別の各
階床のホール呼びの登録状況を記録する。
階床のホール呼びの登録状況を記録する。
(2)割り当てホール呼びテーブルHAT・・・・・・
号機側、方向別及び階床別の割り当て状況を記録する。
号機側、方向別及び階床別の割り当て状況を記録する。
この信号によりエレベータ−がホール呼びに対して運転
される。
される。
(3)割り当てホール呼び表示指令テーブルHLT・・
・・・・号機側、方向別及び階床別の予約灯の点灯状況
を記録する。この信号により各階床の予約灯が点灯され
る。
・・・・号機側、方向別及び階床別の予約灯の点灯状況
を記録する。この信号により各階床の予約灯が点灯され
る。
(4)有効かと呼びテーブルCC・・・・・・号機側、
方向別及び階床別の有効なかと呼びを記録する。有効な
かご呼びとは、エレベータ−の進行方向前方のかと呼び
であり1通過してしまった階床のかと呼びは記録されず
、運転方向と逆方向のテーブルは、全階床1(0”デー
タが入っている。
方向別及び階床別の有効なかと呼びを記録する。有効な
かご呼びとは、エレベータ−の進行方向前方のかと呼び
であり1通過してしまった階床のかと呼びは記録されず
、運転方向と逆方向のテーブルは、全階床1(0”デー
タが入っている。
(5)エレベータ−状態テーブルECD・・・・・・エ
レベータ−の位置、方向、かご内荷重等のデータを号機
側に記録する。
レベータ−の位置、方向、かご内荷重等のデータを号機
側に記録する。
(6)到着予測時間テーブルHARIVT・・・・・・
号機側、方向別及び階床別に到着時間の予測値を記録す
る。
号機側、方向別及び階床別に到着時間の予測値を記録す
る。
(7)状況発生フラグテーブルOT・・・・・・号機毎
に予約変更の実施、先着の発生、同着の発生、逆方向到
着の発生をフラグデータとして記録する。
に予約変更の実施、先着の発生、同着の発生、逆方向到
着の発生をフラグデータとして記録する。
(8)予約変更予告表示指令テーブルFAL・・・・・
・号機側、方向別及び階床別に予約変更予告表示の実行
指令を記録する。
・号機側、方向別及び階床別に予約変更予告表示の実行
指令を記録する。
(9)先着予告表示指令テーブルFBL・・・・・・号
機側、方向別及び階床別に先着予告表示の実行指令を記
録する。
機側、方向別及び階床別に先着予告表示の実行指令を記
録する。
(10)同着予告表示指令テーブルFCL・・・・・・
号機側、方向別及び階床別に同着予告表示の実行指令を
記録する。
号機側、方向別及び階床別に同着予告表示の実行指令を
記録する。
(11)逆方向到着予告表示指令テーブルFDL・・・
・・・号機側、方向別及び階床別に逆方向到着予告表示
の実行指令を記録する。
・・・号機側、方向別及び階床別に逆方向到着予告表示
の実行指令を記録する。
(12)予告報知データテーブルFDT・・・・・・予
約変更、先着、同着、逆方向到着の予告案内に使用する
表示メツセージ、音声メツセージ、出力時の優先順位を
記録する。
約変更、先着、同着、逆方向到着の予告案内に使用する
表示メツセージ、音声メツセージ、出力時の優先順位を
記録する。
(13)状況発生時報知データテーブルODT・・・・
・・予約変更、先着、同着、逆方向到着が現実に起った
ときの案内に使用する表示メツセージ、音声メツセージ
を記録する。
・・予約変更、先着、同着、逆方向到着が現実に起った
ときの案内に使用する表示メツセージ、音声メツセージ
を記録する。
(14)号機への送信データバッファテーブルDBT・
・・・・・報知データの送信データを一時的に記録する
。
・・・・・報知データの送信データを一時的に記録する
。
(15)その他テーブル・・・・・・分散・ロビー階制
御等の他の機能で使用するデータテーブル。
御等の他の機能で使用するデータテーブル。
以上のテーブルは、いずれもRAMに記録され、処理プ
ログラムによって書き込み及び読み出しが可能である。
ログラムによって書き込み及び読み出しが可能である。
また、予告報知データテーブルFDTと状況発生時報知
データテーブルODTとは、バッテリーバックアップが
行われており、電源遮断時にもデータが保持されている
。
データテーブルODTとは、バッテリーバックアップが
行われており、電源遮断時にもデータが保持されている
。
第3図は群管理制御装置2の全体の処理フローチャート
である。通常群管理ソフトウェアは、マルチタスク構成
を採用するが、この構成方法は、本発明と直接関係がな
いため、シングルタスクで構成した場合のフローチャー
トを例として、以下。
である。通常群管理ソフトウェアは、マルチタスク構成
を採用するが、この構成方法は、本発明と直接関係がな
いため、シングルタスクで構成した場合のフローチャー
トを例として、以下。
その動作を説明する(但し時間カウント用タイマーは別
に持っているものとする)。
に持っているものとする)。
(1)まず、電源が投入されると、メモリー、入出力装
置のコントロール信号等をイニシャライズする(ステッ
プ5IO)。
置のコントロール信号等をイニシャライズする(ステッ
プ5IO)。
(2)号機制御装置3からの信号とホール呼び信号とを
受信して呼び割り当て処理を行う(ステップS2Q〜5
40)。
受信して呼び割り当て処理を行う(ステップS2Q〜5
40)。
(3)次に、本発明のポイントとなる予約変更予測処理
、先着予測処理、同着予測処理、逆方向到着予測処理、
表示優先判定処理及び状況発生時処理を行う(ステップ
550−890)。
、先着予測処理、同着予測処理、逆方向到着予測処理、
表示優先判定処理及び状況発生時処理を行う(ステップ
550−890)。
なお、これらの処理については、第4図〜第8図により
詳細に説明する。
詳細に説明する。
(4)その後、分散、ロビー階制御等その他の処理を行
い、表示器への出力指令や割り当て指令等の信号を号機
制御装置に送信する。そしてステップS20へ戻り同じ
処理が電源が遮断されるまで繰り返えされる(ステップ
5100,5Lio)。
い、表示器への出力指令や割り当て指令等の信号を号機
制御装置に送信する。そしてステップS20へ戻り同じ
処理が電源が遮断されるまで繰り返えされる(ステップ
5100,5Lio)。
第4図は第3図におけるステップS50の予約変更予測
処理の詳細を説明するフローチャートである。
処理の詳細を説明するフローチャートである。
このフローチャートの説明に先立ち、本発明における再
割り当て制御について説明する。
割り当て制御について説明する。
この制御は、満貫、長持ち等により再割り当てが行われ
、割り当て信号が他の号機のエレベータ−に移った後も
、予約表示指令は、元の号機に残しておき1割り当て号
機の到着が確定したとき。
、割り当て信号が他の号機のエレベータ−に移った後も
、予約表示指令は、元の号機に残しておき1割り当て号
機の到着が確定したとき。
1回だけ予約表示指令を変更する制御である。この制御
に関する従来技術は、例えば、特開昭59−12053
号公報等に記載されている。この制御の特徴は、予約変
更多発が押えられ、再々割り当てにより、予約灯点灯号
機が割り当てられた場合には、予約変更を行わなくてよ
いという点にある。
に関する従来技術は、例えば、特開昭59−12053
号公報等に記載されている。この制御の特徴は、予約変
更多発が押えられ、再々割り当てにより、予約灯点灯号
機が割り当てられた場合には、予約変更を行わなくてよ
いという点にある。
第4図に示す処理では、ステップ5AIOとステップ5
A80との間にループがあり、その間の処理が、上下両
方向の全階床について行われる。
A80との間にループがあり、その間の処理が、上下両
方向の全階床について行われる。
(1)、方向、階床の初期化を行い、予約表示を行って
いる号機があるか否か判定し、無ければ、後述するステ
ップ5A80に移る(ステップ5AIO。
いる号機があるか否か判定し、無ければ、後述するステ
ップ5A80に移る(ステップ5AIO。
5A20)。
(2)、ステップ5A20で、予約表示を行っている号
機があると判定された場合、予約表示号機と割り当て号
機が一致しているか否か判定する。予約表示号機と割り
当て号機が不一致であるということは、予約変更の可能
性を持っていることを表わしている。この判定が一致の
場合、予約変更の可能性がないとして、後述のステップ
70に移行する(ステップ5A30)。
機があると判定された場合、予約表示号機と割り当て号
機が一致しているか否か判定する。予約表示号機と割り
当て号機が不一致であるということは、予約変更の可能
性を持っていることを表わしている。この判定が一致の
場合、予約変更の可能性がないとして、後述のステップ
70に移行する(ステップ5A30)。
(3)、ステップ5A30で、予約表示号機と割り当て
号機が不一致と判定された場合、予約変更予告案内表示
を開始するタイミングを判定し、表示タイミングとなっ
ていれば、予約変更予告案内表示タイミング判定フラグ
をONとする。簡単のため、ここでは、常に、前述のフ
ラグをONとする処理をステップ5A40で行うものと
する(ステップ5A40)。
号機が不一致と判定された場合、予約変更予告案内表示
を開始するタイミングを判定し、表示タイミングとなっ
ていれば、予約変更予告案内表示タイミング判定フラグ
をONとする。簡単のため、ここでは、常に、前述のフ
ラグをONとする処理をステップ5A40で行うものと
する(ステップ5A40)。
(4)、ステップ5A40で前記フラグをONとしてい
るので1表示タイミング判定フラグONを確認でき、予
約変更予告表示指令テーブルFALの現在予約案内表示
を行っている号機の当該方向、階床の領域に表示指令を
セットする(ステップ5A50.5A60)。
るので1表示タイミング判定フラグONを確認でき、予
約変更予告表示指令テーブルFALの現在予約案内表示
を行っている号機の当該方向、階床の領域に表示指令を
セットする(ステップ5A50.5A60)。
(5)、ステップ5A30において、予約表示号機と割
り当て号機が一致していると判定された場合、前述のス
テップ60の場合と同一のテーブルの領域の信号をリセ
ットする(ステップ5A70)。
り当て号機が一致していると判定された場合、前述のス
テップ60の場合と同一のテーブルの領域の信号をリセ
ットする(ステップ5A70)。
(6)、ステップ5A30で、予約表示を行っている号
機が無いと判定された場合、及び、ステップSA60.
5A70の処理が終了した場合、上下両方向、全階床に
対する処理が終了しているか否かを判定し、終了してい
ない場合には、全処理が終了するまで、前述の処理を繰
り返し実行する(ステップ5A80)。
機が無いと判定された場合、及び、ステップSA60.
5A70の処理が終了した場合、上下両方向、全階床に
対する処理が終了しているか否かを判定し、終了してい
ない場合には、全処理が終了するまで、前述の処理を繰
り返し実行する(ステップ5A80)。
前述のフローチャートの処理を実行することによって、
予約表示号機と割当て号機が食い違っている階、すなわ
ち予約変更の可能性のある階では、予約表示中の号機に
予約変更予告案内表示指令がセットされる。また、予約
変更予告案内表示指令がリセットされるのは、ステップ
5A30で予約表示号機と割当て号機が一致する条件で
あるので。
予約表示号機と割当て号機が食い違っている階、すなわ
ち予約変更の可能性のある階では、予約表示中の号機に
予約変更予告案内表示指令がセットされる。また、予約
変更予告案内表示指令がリセットされるのは、ステップ
5A30で予約表示号機と割当て号機が一致する条件で
あるので。
予約変更が実行されるか、再々割当により予約灯点灯号
機に割当て信号が移った場合である。
機に割当て信号が移った場合である。
第5図は第3図におけるステップS60の先着、同着予
測処理の詳細を説明するフローチャートである。
測処理の詳細を説明するフローチャートである。
このフローチャートに示す処理は、ステップ5B10と
5B130との間にループがあり、その間の処理が上下
両方向の全階床について行なわれる。
5B130との間にループがあり、その間の処理が上下
両方向の全階床について行なわれる。
(1)、まず、方向、階床の初期化を行い、予約表示を
行っている号機があるか否かを判定し、無ければ、後述
するステップ5E130に移行する(ステップ5BIO
,5B20)。
行っている号機があるか否かを判定し、無ければ、後述
するステップ5E130に移行する(ステップ5BIO
,5B20)。
(2)、ステップ5B20で、予約表示を行っている号
機がある場合、予約表示がなくかつ有効かご呼びがある
号機の有無を判定する。すなわち、かご呼びだけで到着
する号機の有無を判定している。
機がある場合、予約表示がなくかつ有効かご呼びがある
号機の有無を判定する。すなわち、かご呼びだけで到着
する号機の有無を判定している。
かご呼びたけて到着する号機がなければ、後述するステ
ップ5B120に移行する(ステップ5B30)。
ップ5B120に移行する(ステップ5B30)。
(3)、ステップ5B30で、かご呼びだけで到着する
号機があると判定された場合、予約表示号機とかと呼び
だけで到着する号機のどちらが早く到着するかを、各々
の号機の着目階床への予測到着時間の差を演算して求め
る。その差がIt O#以上であればかと呼びだけで到
着する号機の方が早く到着することを意味しているが、
右辺の判定値は“O”ではなく15秒程度の値を持った
スペックデータHTMとしている。これは、15秒以上
早く到着した場合のみ先着とし、それ以下のときは同着
と判定させるためである(ステップ5B40)。
号機があると判定された場合、予約表示号機とかと呼び
だけで到着する号機のどちらが早く到着するかを、各々
の号機の着目階床への予測到着時間の差を演算して求め
る。その差がIt O#以上であればかと呼びだけで到
着する号機の方が早く到着することを意味しているが、
右辺の判定値は“O”ではなく15秒程度の値を持った
スペックデータHTMとしている。これは、15秒以上
早く到着した場合のみ先着とし、それ以下のときは同着
と判定させるためである(ステップ5B40)。
(4)、ステップ5B40で求めた差が15秒以内の場
合、その絶対値を求める。これは、同着を判定する場合
には、予約表示を行っている号機が先に到着する条件も
含めるための操作である。この場合の判定基準は、15
秒未満にあいついで到着することで同着と判定する。な
お、この15秒というスペック値は、エレベータ−が到
着案内を開始してから停止1戸開閉を行って到着案内が
終了するまでの平均的な時間であり、この意味する所は
、2台のエレベータ−の同一階、同一方向の到着案内が
同時にされる条件を同着としている(ステップ5B50
)。
合、その絶対値を求める。これは、同着を判定する場合
には、予約表示を行っている号機が先に到着する条件も
含めるための操作である。この場合の判定基準は、15
秒未満にあいついで到着することで同着と判定する。な
お、この15秒というスペック値は、エレベータ−が到
着案内を開始してから停止1戸開閉を行って到着案内が
終了するまでの平均的な時間であり、この意味する所は
、2台のエレベータ−の同一階、同一方向の到着案内が
同時にされる条件を同着としている(ステップ5B50
)。
ステップ5B40,5B50の判定で、先着と判定され
たとき(かご呼びだけで到着する号機の方が予約表示し
ている号機より15秒以上早く到着するとき)にはステ
ップ5B60へ移行し、同着と判定されたとき(かご呼
びだけで到着する号機と予約表示している号機が15秒
未満の時間差で到着するとき)にはステップ5B90へ
移行し。
たとき(かご呼びだけで到着する号機の方が予約表示し
ている号機より15秒以上早く到着するとき)にはステ
ップ5B60へ移行し、同着と判定されたとき(かご呼
びだけで到着する号機と予約表示している号機が15秒
未満の時間差で到着するとき)にはステップ5B90へ
移行し。
いずれでもないと判定されたとき(予約表示している号
機の方がかと呼びたけで到着する号機より15秒以上早
く到着する)にはステップ5B120へ移行する。
機の方がかと呼びたけで到着する号機より15秒以上早
く到着する)にはステップ5B120へ移行する。
(5)、ステップ5B40で先着と判定された場合、先
着予告案内表示を開始するタイミングを判定し、先着予
告タイミングであれば、先着予告表示タイミングフラグ
をONとする。簡単のためにここでは常にフラグをON
とする処理を行っているものとする(ステップ5B60
)。
着予告案内表示を開始するタイミングを判定し、先着予
告タイミングであれば、先着予告表示タイミングフラグ
をONとする。簡単のためにここでは常にフラグをON
とする処理を行っているものとする(ステップ5B60
)。
(6)、ステップ5B60でタイミングフラグをONと
しているので、これを確認の後、先着予告表示指令テー
ブルFBLの現在予約表示を行っている号機の当該方向
、階床の領域に表示指令をセットする(ステップ5B7
0,5B80)。
しているので、これを確認の後、先着予告表示指令テー
ブルFBLの現在予約表示を行っている号機の当該方向
、階床の領域に表示指令をセットする(ステップ5B7
0,5B80)。
(7)、ステップ5B50で、同着と判定された場合、
先着時の処理ステップ5B60−8B80と同様の処理
が行ねれ、同着予告表示指令テーブルFCLの対応領域
に表示指令がセットされる(ステップ5B90−8BI
IO) 。
先着時の処理ステップ5B60−8B80と同様の処理
が行ねれ、同着予告表示指令テーブルFCLの対応領域
に表示指令がセットされる(ステップ5B90−8BI
IO) 。
(8)、先着、同着のいずれも予測されない場合、すな
わち、ステップ5B30,5B50,5B70゜5B1
00の判定結果がNoの場合、先着予告表示指令テーブ
ルFBL、同着予告表示指令テーブルFCLの現在予約
表示を行っている号機の当該方向1階床の表示指令をリ
セットする(ステップ5B120)。
わち、ステップ5B30,5B50,5B70゜5B1
00の判定結果がNoの場合、先着予告表示指令テーブ
ルFBL、同着予告表示指令テーブルFCLの現在予約
表示を行っている号機の当該方向1階床の表示指令をリ
セットする(ステップ5B120)。
(9)、ステップ5B20で、予約表示を行っている号
機が無いと判定された場合、及び、ステップ5B80.
5BIIO,5B120の処理が終了した場合、上下両
方向、全階床に対する処理が終了しているか否かを判定
し、終了していない場合には、全処理が終了するまで、
前述の処理を繰り返し実行する(ステップ5B130)
。
機が無いと判定された場合、及び、ステップ5B80.
5BIIO,5B120の処理が終了した場合、上下両
方向、全階床に対する処理が終了しているか否かを判定
し、終了していない場合には、全処理が終了するまで、
前述の処理を繰り返し実行する(ステップ5B130)
。
なお、説明を分りやすくするために図示することを省略
したが、かご呼びだけで到着する号機が複数台あったと
きには、その台数分の処理を繰り返す。また、先着、同
着の予告表示指令は、先着。
したが、かご呼びだけで到着する号機が複数台あったと
きには、その台数分の処理を繰り返す。また、先着、同
着の予告表示指令は、先着。
同着が起ってしまってかご呼びがなくなるか、先着、同
着が予測された号機の到着が遅れることによってリセッ
トされる。
着が予測された号機の到着が遅れることによってリセッ
トされる。
第6図は第3図におけるステップS70の逆方向到着予
測処理の詳細を説明するフローチャートである。
測処理の詳細を説明するフローチャートである。
このフローチャートに示す処理は、ステップ5C10と
5C90の間にループがあり、その間の処理が上下両方
向の全階床について行なわれる。
5C90の間にループがあり、その間の処理が上下両方
向の全階床について行なわれる。
(1)、まず、方向1階床の初期化を行い、予約表示を
行っている号機があるか否かを判定し、無ければ、後述
するステップ5C90の処理に移行する(ステップ5C
IO,5C20)。
行っている号機があるか否かを判定し、無ければ、後述
するステップ5C90の処理に移行する(ステップ5C
IO,5C20)。
(2)、ステップ20で、予約表示を行っている号機が
あれば、予約表示号機の逆方向の割り当てホール呼びと
逆方向の有効かご呼びがあるか否かを判定する。いずれ
もなければ、後述するステップ5C80へ移行する(ス
テップ5C30,5C40)。
あれば、予約表示号機の逆方向の割り当てホール呼びと
逆方向の有効かご呼びがあるか否かを判定する。いずれ
もなければ、後述するステップ5C80へ移行する(ス
テップ5C30,5C40)。
(3)、ステップ5C30,5C40の判定で、いずれ
か一方があると判定された場合、逆方向到着予告開始タ
イミングを判定し、逆方向到着予告開始タイミングであ
れば、逆方向到着開始タイミングフラグをONとする。
か一方があると判定された場合、逆方向到着予告開始タ
イミングを判定し、逆方向到着予告開始タイミングであ
れば、逆方向到着開始タイミングフラグをONとする。
簡単のために、ここでは常にこのフラグをONとする処
理を行っているものとする(ステップ5C50)。
理を行っているものとする(ステップ5C50)。
(4)、ステップ5C50でタイミングフラグをONと
しているので、これを確認の後、逆方向到着予告表示指
令テーブルFDLの予約表示を行っている号機の当該方
向、階床の領域に表示指令をセットする(ステップ5C
70)。
しているので、これを確認の後、逆方向到着予告表示指
令テーブルFDLの予約表示を行っている号機の当該方
向、階床の領域に表示指令をセットする(ステップ5C
70)。
(5)、予約表示号機の逆方向の割り当てホール呼びと
逆方向の有効かと呼びのいずれもないと、ステップ5C
40で判定された場合、ステップ5C70で行ったと同
じ領域の信号をリセットする(ステップ5cso)。
逆方向の有効かと呼びのいずれもないと、ステップ5C
40で判定された場合、ステップ5C70で行ったと同
じ領域の信号をリセットする(ステップ5cso)。
(6)、ステップ5C20で、予約表示を行っている号
機が無いと判定された場合、及び、ステップ5C70,
5C80の処理が終了した場合、上下両方向、全階床に
対する処理が終了しているか否かを判定し、終了してい
ない場合には、全処理が終了するまで、前述の処理を繰
り返し実行する(ステップ5C90)。
機が無いと判定された場合、及び、ステップ5C70,
5C80の処理が終了した場合、上下両方向、全階床に
対する処理が終了しているか否かを判定し、終了してい
ない場合には、全処理が終了するまで、前述の処理を繰
り返し実行する(ステップ5C90)。
前述のフローチャートの処理を実行することにより、予
約表示しているエレベータ−の予約をしている方向と逆
方向のホール呼び、かご呼びがあるとき、すなわち同一
号機が上下両方向の呼びに応じて停止が予測されたとき
に、逆方向到着予告表示指令がセットされることになる
。なお、この場合のリセット条件は、予約と逆方向で到
着した時である。
約表示しているエレベータ−の予約をしている方向と逆
方向のホール呼び、かご呼びがあるとき、すなわち同一
号機が上下両方向の呼びに応じて停止が予測されたとき
に、逆方向到着予告表示指令がセットされることになる
。なお、この場合のリセット条件は、予約と逆方向で到
着した時である。
第7図(a)は予告報知データテーブルFDTの詳細デ
ータテーブル構成を示す図であり、第7図(b)は、第
3図におけるステップS80の表示優先判定処理の詳細
を説明するフローチャートである。
ータテーブル構成を示す図であり、第7図(b)は、第
3図におけるステップS80の表示優先判定処理の詳細
を説明するフローチャートである。
予告報知データテーブルFDTは、参照テーブル名称、
デイスプレィの表示内容データ、音声案内装置の放送内
容データ、優先順位指定データを1組とした、合計4組
のデータにより構成されている91組目は、予約変更予
告案内用のデータであり、参照テーブル名が、予約変更
予告表示指令テーブルFAL、デイスプレィの表示内容
が、「到着が遅れます。」、音声案内装置の放送内容が
、「他のエレベータ−に変更します。決定するまでしば
らくお待ち下さい。」となっており、その優先順位が第
1位となっている。2組目は、先着予告案内用のデータ
、3組目は、同着予告案内用のデータ、4組目は、逆方
向到着予告用のデータであり、各々対応した表示内容、
放送内容が記録されており、この順に優先順位が与えら
れている。
デイスプレィの表示内容データ、音声案内装置の放送内
容データ、優先順位指定データを1組とした、合計4組
のデータにより構成されている91組目は、予約変更予
告案内用のデータであり、参照テーブル名が、予約変更
予告表示指令テーブルFAL、デイスプレィの表示内容
が、「到着が遅れます。」、音声案内装置の放送内容が
、「他のエレベータ−に変更します。決定するまでしば
らくお待ち下さい。」となっており、その優先順位が第
1位となっている。2組目は、先着予告案内用のデータ
、3組目は、同着予告案内用のデータ、4組目は、逆方
向到着予告用のデータであり、各々対応した表示内容、
放送内容が記録されており、この順に優先順位が与えら
れている。
このテーブルFDTは、バッテリーバックアップされた
RAMに書き込まれており、情報入力装置10からの指
令でメモリー内容を書き換えることが可能である。従っ
て、案内内容や優先jYt位の変更は自由に行うことが
できる。さらに、データを空データとすることによって
個々の条件毎に案内をしないようにすることもできる。
RAMに書き込まれており、情報入力装置10からの指
令でメモリー内容を書き換えることが可能である。従っ
て、案内内容や優先jYt位の変更は自由に行うことが
できる。さらに、データを空データとすることによって
個々の条件毎に案内をしないようにすることもできる。
第7図(b)は前記予告報知データテーブルを参照して
、優先度の高い予告報知データの1つを選択する処理で
ある。
、優先度の高い予告報知データの1つを選択する処理で
ある。
このフローチャートに示す処理は、ステップ5D10と
5D140の間にループがあり、その間の処理が上下両
方向の全階床について行なわれる。
5D140の間にループがあり、その間の処理が上下両
方向の全階床について行なわれる。
そして、ステップ5D20と5D130の間もループし
ており、1つの方向及び階については各号機毎に処理が
行なわれる。
ており、1つの方向及び階については各号機毎に処理が
行なわれる。
(1)、まず、方向1階床、号機の初期化を行う。次に
、優先順位が第1位の予告表示指令テーブルの当該号機
、方向1階床に表示指令がセットされているか否かを判
定する。具体的には以下の処理を実行する。すなわち、
予告報知データテーブルFDTの優先順位指定データの
内容を4組分順次比較して優先順位が第1位のものを検
索し、それに対応する参照テーブルに記録されているテ
ーブルを求める。第7図(a)の例では、優先順位が第
1位のものの参照テーブル名が、予約変更予告表示指令
テーブルFALであるので、このテーブルが求められる
。そして、予約変更予告表示指令テーブルの、現在処理
中の号機、方向、階床の領域に表示指令がセットされて
いるか否かを判定する(ステップ5D30)。
、優先順位が第1位の予告表示指令テーブルの当該号機
、方向1階床に表示指令がセットされているか否かを判
定する。具体的には以下の処理を実行する。すなわち、
予告報知データテーブルFDTの優先順位指定データの
内容を4組分順次比較して優先順位が第1位のものを検
索し、それに対応する参照テーブルに記録されているテ
ーブルを求める。第7図(a)の例では、優先順位が第
1位のものの参照テーブル名が、予約変更予告表示指令
テーブルFALであるので、このテーブルが求められる
。そして、予約変更予告表示指令テーブルの、現在処理
中の号機、方向、階床の領域に表示指令がセットされて
いるか否かを判定する(ステップ5D30)。
(2)ステップ5D30での判定結果が’ Y E S
”であるならば、優先順位第1位のテーブルのデイス
プレィの表示内容「到着が遅れます。」と、音声案内装
置の放送内容「他のエレベータ−に変更します。決定す
るまでしばらくお待ち下さい。」を選択し、これらを送
信データバッファDBTにセットする。この送信データ
バッファにデータをセットすることにより、第3図に示
したステップsi toで示した送信処理により、デー
タが号機制御装置に送信され、デイスプレィと音声案内
装置から当該号機の当該階床に案内が出力される(ステ
ップ5D80,5D120)。
”であるならば、優先順位第1位のテーブルのデイス
プレィの表示内容「到着が遅れます。」と、音声案内装
置の放送内容「他のエレベータ−に変更します。決定す
るまでしばらくお待ち下さい。」を選択し、これらを送
信データバッファDBTにセットする。この送信データ
バッファにデータをセットすることにより、第3図に示
したステップsi toで示した送信処理により、デー
タが号機制御装置に送信され、デイスプレィと音声案内
装置から当該号機の当該階床に案内が出力される(ステ
ップ5D80,5D120)。
(3)、ステップ5D30での判定がdi N OIT
の場合には、すなわち、予約変更予告データの表示指令
がない場合には、優先順位第2位のもの、第7図(a)
の例の場合、先着予告表示についてステップ5D30と
同様の処理を行い、表示指令がセットされていれば、先
着予告に対応した表示内容、放送内容が選択される。選
択されたデータは、送信データバッファにセットされる
。(ステップ5D40.5D90,5D120)。
の場合には、すなわち、予約変更予告データの表示指令
がない場合には、優先順位第2位のもの、第7図(a)
の例の場合、先着予告表示についてステップ5D30と
同様の処理を行い、表示指令がセットされていれば、先
着予告に対応した表示内容、放送内容が選択される。選
択されたデータは、送信データバッファにセットされる
。(ステップ5D40.5D90,5D120)。
(4)、ステップ5D40での判定がIL N OIT
の場合には、同様に優先順位第3位のもの(同着予告案
内)の処理が行われ、選択データが送信データバッファ
にセットされる(ステップ5D50,5DIQQ、5D
120)。
の場合には、同様に優先順位第3位のもの(同着予告案
内)の処理が行われ、選択データが送信データバッファ
にセットされる(ステップ5D50,5DIQQ、5D
120)。
(5)さらに、ステップ5D50での判定が11 N
OITの場合には、同様に優先順位第4位のもの(逆方
向到着案内)の処理が行なわれ、選択データが送信デー
タバッファにセットされる。(ステップ5D60.5D
110,5D120)。
OITの場合には、同様に優先順位第4位のもの(逆方
向到着案内)の処理が行なわれ、選択データが送信デー
タバッファにセットされる。(ステップ5D60.5D
110,5D120)。
(6)、ステップ5D60での判定がi′N O17の
場合。
場合。
すなわち、優先順位第1位〜第4位の表示指令のいずれ
もセットされていない場合には、無表示、放送なしが選
択されて送信データバッファにセットされる。この処理
は、表示中止や表示終了の処理も兼用している(ステッ
プ5D70,5D120)。
もセットされていない場合には、無表示、放送なしが選
択されて送信データバッファにセットされる。この処理
は、表示中止や表示終了の処理も兼用している(ステッ
プ5D70,5D120)。
(7)、全号機に対して前述の処理が終了していない場
合、ステップ5D30からの処理を、また、両方向、全
階床の処理が終了していない場合、ステップ5D20か
らの処理を、繰返し実行する(ステップ5D130,5
D140)。
合、ステップ5D30からの処理を、また、両方向、全
階床の処理が終了していない場合、ステップ5D20か
らの処理を、繰返し実行する(ステップ5D130,5
D140)。
なお、ここでは、デイスプレィの表示内容と音声案内装
置の放送内容を毎回送信するようにしているが、処理の
高速化を図るために、データに識別番号を付して予め全
部の号機制御装置に送っておき、群管理制御装置からは
識別番号を送る構成にしてもよい。また、逆方向到着の
表示データのように運転方向別に表示が変わるものにつ
いては、簡単な処理(エレベータ−進行方向を左側に表
示)を行って表示データを加工するようにしても良い。
置の放送内容を毎回送信するようにしているが、処理の
高速化を図るために、データに識別番号を付して予め全
部の号機制御装置に送っておき、群管理制御装置からは
識別番号を送る構成にしてもよい。また、逆方向到着の
表示データのように運転方向別に表示が変わるものにつ
いては、簡単な処理(エレベータ−進行方向を左側に表
示)を行って表示データを加工するようにしても良い。
さらに、−旦予告表示したものについては、優先順位の
上位のものが後から発生しても表示を変更しない等の処
理を追加してもよいことは言うまでもない。
上位のものが後から発生しても表示を変更しない等の処
理を追加してもよいことは言うまでもない。
第8図(a)は状況発生フラグテーブルOT、状況発生
時報知データテーブルODTの詳細なデータテーブル構
成を示す図であり、第8図(b)は第3図におけるステ
ップS90の状況発生時処理の詳細を説明するフローチ
ャートである。
時報知データテーブルODTの詳細なデータテーブル構
成を示す図であり、第8図(b)は第3図におけるステ
ップS90の状況発生時処理の詳細を説明するフローチ
ャートである。
状況発生フラグテーブル○Tは、各号機毎に予約変更前
、予約変更後、先着した、先着された。
、予約変更後、先着した、先着された。
同着した、逆方向到着した、という6項目のデータが1
組になって構成されている。各々の項目には1図示しな
い状況監視プログラムや運転制御プログラムにより状況
発生時にその方向と階床が記録される。例えば、3階の
上昇呼びが1号機から2号機に予約変更されたときには
、1号機の予約変更前の項にr3UJ、2号機の予約変
更後の項に「3U」が記録される。また1例えば、2階
の上昇呼びを3号機が予約しているときに3号機が下降
方向の2階、1階のかと呼びに応じるべく2階に減速を
開始した時には3号機の逆方向到着の項に「2U」が記
録される。同様に先着した、先着された、同着したの項
には、減速を開始した時点で方向と階床が記録される。
組になって構成されている。各々の項目には1図示しな
い状況監視プログラムや運転制御プログラムにより状況
発生時にその方向と階床が記録される。例えば、3階の
上昇呼びが1号機から2号機に予約変更されたときには
、1号機の予約変更前の項にr3UJ、2号機の予約変
更後の項に「3U」が記録される。また1例えば、2階
の上昇呼びを3号機が予約しているときに3号機が下降
方向の2階、1階のかと呼びに応じるべく2階に減速を
開始した時には3号機の逆方向到着の項に「2U」が記
録される。同様に先着した、先着された、同着したの項
には、減速を開始した時点で方向と階床が記録される。
状況発生時報知データテーブルODTは、前記各項に対
応したデイスプレィの表示内容、音声案内装置の放送内
容を記録している。なお、無表示、無音案内の領域は空
欄とされている。
応したデイスプレィの表示内容、音声案内装置の放送内
容を記録している。なお、無表示、無音案内の領域は空
欄とされている。
第8図(b)は、特殊状況発生フラグテーブルOTと状
況発生時報知データテーブルODTを用いて、予約変更
、先着、同着、逆方向到着が実際に発生した場合に、そ
の案内報知内容を選択する処理である。
況発生時報知データテーブルODTを用いて、予約変更
、先着、同着、逆方向到着が実際に発生した場合に、そ
の案内報知内容を選択する処理である。
このフローチャートの処理は、ステップ5EIOとステ
ップ5E100にループがあり、その間の処理が全号機
について行われる。この処理において、ステップ5E2
0−8E40は「予約変更前」の表示処理である。
ップ5E100にループがあり、その間の処理が全号機
について行われる。この処理において、ステップ5E2
0−8E40は「予約変更前」の表示処理である。
(1)まず、号機の初期化を行い、状況発生フラグテー
ブルOTのr予約変更前」の記録を調べ、データが入っ
ているか否か判定する。データが入っていれば、当該号
機、方向、階床の送信データバッファに、状況発生時報
知データテーブルODTの対応したデイスプレィの表示
内容、音声案内装置の放送内容をセットする。この処理
は、第7図で説明した予告案内データにオーバーライド
する処理であり、状況が発生した場合には、予告案内す
べき内容があっても、現在起っている状況に対する案内
を優先させて報知するための処理である。
ブルOTのr予約変更前」の記録を調べ、データが入っ
ているか否か判定する。データが入っていれば、当該号
機、方向、階床の送信データバッファに、状況発生時報
知データテーブルODTの対応したデイスプレィの表示
内容、音声案内装置の放送内容をセットする。この処理
は、第7図で説明した予告案内データにオーバーライド
する処理であり、状況が発生した場合には、予告案内す
べき内容があっても、現在起っている状況に対する案内
を優先させて報知するための処理である。
そして、他の表示が重ならないように当該号機の全項目
のフラグをリセットする(ステップ5EIO〜5E40
)。
のフラグをリセットする(ステップ5EIO〜5E40
)。
(2)ステップ5E20で、データが入っていないと判
定された場合、及びステップ5E40の終了後、ステッ
プ5E20〜S E 4.0と同様な処理を、「予約変
更後」の表示、「先着した」の表示。
定された場合、及びステップ5E40の終了後、ステッ
プ5E20〜S E 4.0と同様な処理を、「予約変
更後」の表示、「先着した」の表示。
「先着された」の表示、「同着した」の表示、「逆方向
到着した」の表示、に対して実行する(ステップ5E5
0−3E90)。
到着した」の表示、に対して実行する(ステップ5E5
0−3E90)。
なお、第8図(b)の処理においても、第7図(b)で
説明したと同様な優先順位処理を付加してもよい。
説明したと同様な優先順位処理を付加してもよい。
また、現在発生している状況を予告表示に優先させて案
内する方法も、データのオーバーライドにより実施する
方法に限定される必要はなく、優先順位を指定して実行
することも可能である。
内する方法も、データのオーバーライドにより実施する
方法に限定される必要はなく、優先順位を指定して実行
することも可能である。
以上説明した本発明の一実施例による案内制御を第9図
〜第12図に示す動作説明用の案内表示例により説明す
る。
〜第12図に示す動作説明用の案内表示例により説明す
る。
第9図は、予約変更時の案内制御の動作説明図であり、
(a) 、 (b) 、 (c)の順に表示が変化して
いく様子を示している。第9図(a)は、上昇呼びが1
号機に予約表示され、利用者が1号機の前で待っている
状況である。いま、1号機から2号機への予約変更が予
測されると第9図(b)に示すようになる。すなわち、
1号機の予約表示はそのままで、デイスプレィには「到
着が遅れます。」が表示され、音声案内装置からは、「
他のエレベータ−に変更します。決定するまでしばらく
お待ち下さい。Jと放送される。この案内により1号機
の前の利用者は他のエレベータ−の表示器にも注意をは
らうようになる。実際に予約変更が起ったときには、第
9図(c)に示すような案内表示が行われ、利用者は、
直ちに変更したエレベータ−の前に移動することができ
る。
(a) 、 (b) 、 (c)の順に表示が変化して
いく様子を示している。第9図(a)は、上昇呼びが1
号機に予約表示され、利用者が1号機の前で待っている
状況である。いま、1号機から2号機への予約変更が予
測されると第9図(b)に示すようになる。すなわち、
1号機の予約表示はそのままで、デイスプレィには「到
着が遅れます。」が表示され、音声案内装置からは、「
他のエレベータ−に変更します。決定するまでしばらく
お待ち下さい。Jと放送される。この案内により1号機
の前の利用者は他のエレベータ−の表示器にも注意をは
らうようになる。実際に予約変更が起ったときには、第
9図(c)に示すような案内表示が行われ、利用者は、
直ちに変更したエレベータ−の前に移動することができ
る。
従来技術の場合、第9図(b)に示す予告案内がなかっ
たため、利用者は、とっさの判断ができずに移動が遅れ
、予約変更して到着したエレベータ−に乗り遅れること
が多かったのに対し、このような予告案内をすることに
よって1乗り遅れを減らすことができる。
たため、利用者は、とっさの判断ができずに移動が遅れ
、予約変更して到着したエレベータ−に乗り遅れること
が多かったのに対し、このような予告案内をすることに
よって1乗り遅れを減らすことができる。
なお、本動作説明図の第9図(b)の段階で、予約変更
される予定の号機を案内することも容易であり、第4図
により説明したフローチャートのステップ5A30で予
約号機と割当て号機が不一致のときの割当て号機に対し
、「このエレベータ−に変更予定です。」と表示すれば
良い。
される予定の号機を案内することも容易であり、第4図
により説明したフローチャートのステップ5A30で予
約号機と割当て号機が不一致のときの割当て号機に対し
、「このエレベータ−に変更予定です。」と表示すれば
良い。
第10図は、先着時の案内制御動作説明図であり、(a
) 、 (b) 、 (c) 、 (d)の順に表示が
変化していく様子を示している。第10図(a)は、上
H7呼びが1号機に予約表示され、2人の利用者が1号
機の前で待っており、1人は大きな荷物を持って待って
いる(Aの人)状況である。いま、この階に降りる人が
下の階で2号機に乗り込みこの階のがご呼びが押された
とする。これにより、2号機の先着が予測されると、案
内表示は、第10図(b)のように変化する。すなわち
、1号機の予約表示はそのままで、デイスプレィには「
他が先にきます。」と表示され、音声案内装置からは「
お急ぎの方は、先に到着するエレベータ−を御利用下さ
い。」と放送される。この案内により、1号機の前の利
用者は、他のエレベータ−の表示器にも注意をはらうよ
うになり、先着発生時の自分のとるべき行動を意志決定
することができる。例えば、■の人は荷物を持っている
ので「移動しないで後から来るのを待とう」と考え、■
の人は、「急ぐから先にきたエレベータ−に乗ろう。」
と考えたとする。
) 、 (b) 、 (c) 、 (d)の順に表示が
変化していく様子を示している。第10図(a)は、上
H7呼びが1号機に予約表示され、2人の利用者が1号
機の前で待っており、1人は大きな荷物を持って待って
いる(Aの人)状況である。いま、この階に降りる人が
下の階で2号機に乗り込みこの階のがご呼びが押された
とする。これにより、2号機の先着が予測されると、案
内表示は、第10図(b)のように変化する。すなわち
、1号機の予約表示はそのままで、デイスプレィには「
他が先にきます。」と表示され、音声案内装置からは「
お急ぎの方は、先に到着するエレベータ−を御利用下さ
い。」と放送される。この案内により、1号機の前の利
用者は、他のエレベータ−の表示器にも注意をはらうよ
うになり、先着発生時の自分のとるべき行動を意志決定
することができる。例えば、■の人は荷物を持っている
ので「移動しないで後から来るのを待とう」と考え、■
の人は、「急ぐから先にきたエレベータ−に乗ろう。」
と考えたとする。
そして、実際に先着が起ったときには、第10図(C)
に示すような案内表示が行われ、■の人はそのままの位
置で待っており、■の人は直ちに先着したエレベータ−
の前に移動する。そして先着した2号機が出発後は、第
10図(d)に示すように、のの人だけが1号機の前で
待つことになる。
に示すような案内表示が行われ、■の人はそのままの位
置で待っており、■の人は直ちに先着したエレベータ−
の前に移動する。そして先着した2号機が出発後は、第
10図(d)に示すように、のの人だけが1号機の前で
待つことになる。
従来技術の場合、第10図(b)に示す予告案内がなか
ったため、利用者の先着エレベータ−への乗り遅れが多
かったのに対し、この場合、利用者は、事前に先着発生
時の態度を決めることができるので、先着したエレベー
タ−に乗れなかったときにも、「乗り遅れた。」という
感覚ではなく、「見送った。」という感覚になり不満の
程度が軽減される。
ったため、利用者の先着エレベータ−への乗り遅れが多
かったのに対し、この場合、利用者は、事前に先着発生
時の態度を決めることができるので、先着したエレベー
タ−に乗れなかったときにも、「乗り遅れた。」という
感覚ではなく、「見送った。」という感覚になり不満の
程度が軽減される。
なお、本動作説明図の第10図(b)の段階で先着予定
号機を案内することも容易であり、第5図により説明し
たフローチャートのステップ5B30で判定したかご呼
びがある号機に対し、ステップ5B80で「このエレベ
ータ−が先に到着する予定です。」と表示すれば良い。
号機を案内することも容易であり、第5図により説明し
たフローチャートのステップ5B30で判定したかご呼
びがある号機に対し、ステップ5B80で「このエレベ
ータ−が先に到着する予定です。」と表示すれば良い。
第11図は、同着の案内制御説明図であり、(a)、(
b)、(c)の順に表示が変化していく様子を示してい
る。第11図(a)は、上昇呼びが1号機に予約表示さ
れ、利用者が1号機の前で待っている状況である。いま
、同着が予測されると、案内表示は、第11図(b)の
ように変化する。すなわち。
b)、(c)の順に表示が変化していく様子を示してい
る。第11図(a)は、上昇呼びが1号機に予約表示さ
れ、利用者が1号機の前で待っている状況である。いま
、同着が予測されると、案内表示は、第11図(b)の
ように変化する。すなわち。
1号機の予約表示はそのままで、デイスプレィには「2
台到着します。」と表示され、音声案内装置は、「この
ままお待ち下さい。」と放送する。
台到着します。」と表示され、音声案内装置は、「この
ままお待ち下さい。」と放送する。
そして、同着が発生して、第11図(e)に示すように
、2台のエレベータ−の到着案内が同時に点灯しても、
利用者は、あわてる事なく1号機に乗り込むことができ
る。
、2台のエレベータ−の到着案内が同時に点灯しても、
利用者は、あわてる事なく1号機に乗り込むことができ
る。
従来技術の場合、第11図(b)に示す予告案内がなか
ったため2台の到着案内が同時に点灯すると、利用者は
、1台は逆方向行きと感違いして自分が待っているエレ
ベータ−の運転方向が間違っているのではないかとあわ
てることが多かったが、同着を予告案内することによっ
て、利用者に、前記したような不安を感じさせることを
かなくなる。
ったため2台の到着案内が同時に点灯すると、利用者は
、1台は逆方向行きと感違いして自分が待っているエレ
ベータ−の運転方向が間違っているのではないかとあわ
てることが多かったが、同着を予告案内することによっ
て、利用者に、前記したような不安を感じさせることを
かなくなる。
なお、第11図(b)の段階で同着予定号機を案内する
ことは、先着の場合と同様に容易である。
ことは、先着の場合と同様に容易である。
第12図は、逆方向到着時の案内制御説明図であり、(
a) 、 (b) 、 (C) 、 (d)の順に表示
が変化していく様子を示している。第12図(a)は、
上昇呼びが1号機に予約表示され、利用者が1号機の前
で待っている状況である。いま、この階に降りる人が上
の階で1号機に乗り込み、この際で降りるために、かご
呼びが押されたとする。これにより、逆方向到着が予測
されると、案内表示は、第12図(b)に示すように変
化する。すなわち、1号機の上昇用予約案内はそのまま
で、デイスプレィには「先発 6次発」と表示され、音
声案内装置からは「運転方向に御注意下さい。」と放送
される。この案内により、1号機の前の利用者は、先に
下へ行ってから戻ってくるので到着しても乗ってはいけ
ないと分かる。そして、実際に逆方向到着が起れば、案
内表示は、第12図(C)に示すように変化する。利用
者は、これにより、あわてることなく到着した1号機を
見込ることができる。
a) 、 (b) 、 (C) 、 (d)の順に表示
が変化していく様子を示している。第12図(a)は、
上昇呼びが1号機に予約表示され、利用者が1号機の前
で待っている状況である。いま、この階に降りる人が上
の階で1号機に乗り込み、この際で降りるために、かご
呼びが押されたとする。これにより、逆方向到着が予測
されると、案内表示は、第12図(b)に示すように変
化する。すなわち、1号機の上昇用予約案内はそのまま
で、デイスプレィには「先発 6次発」と表示され、音
声案内装置からは「運転方向に御注意下さい。」と放送
される。この案内により、1号機の前の利用者は、先に
下へ行ってから戻ってくるので到着しても乗ってはいけ
ないと分かる。そして、実際に逆方向到着が起れば、案
内表示は、第12図(C)に示すように変化する。利用
者は、これにより、あわてることなく到着した1号機を
見込ることができる。
従来技術の場合、第12図(b)に示す予告表示がなく
、利用者はあわてて目的の方向と違う方向へ行くエレベ
ータ−に乗ってしまったり、乗らないまでも乗るための
準備動作をしてしまうことが多く不満を感じることが多
かったのに対し、このような予告案内をすることによっ
てこの不満が軽減される。
、利用者はあわてて目的の方向と違う方向へ行くエレベ
ータ−に乗ってしまったり、乗らないまでも乗るための
準備動作をしてしまうことが多く不満を感じることが多
かったのに対し、このような予告案内をすることによっ
てこの不満が軽減される。
以上説明したように、本発明の一実施例によれば、予約
変更、先着、同着、逆方向到着の発生が予測されたとき
に、その発生予告を予約表示を行つている号機のデイス
プレィと音声案内装置に案内するようにしたので、予約
表示しているエレベータ−の前で待っている人は、事前
に前記現象発生時に自分の取るべき行動を考えることが
できるので、乗り遅れや、目的方向外乗り込み等の不快
な思いをする機会が減少するという効果がある。
変更、先着、同着、逆方向到着の発生が予測されたとき
に、その発生予告を予約表示を行つている号機のデイス
プレィと音声案内装置に案内するようにしたので、予約
表示しているエレベータ−の前で待っている人は、事前
に前記現象発生時に自分の取るべき行動を考えることが
できるので、乗り遅れや、目的方向外乗り込み等の不快
な思いをする機会が減少するという効果がある。
なお、第9図〜第12図の説明では、予約表示用のホー
ルランタンとデイスプレィを並設した例を示したが、ホ
ールランタンは、必ずしも必要ではなく、デイスプレィ
の一部分を兼用しても同様の効果が得られることはいう
までもない。
ルランタンとデイスプレィを並設した例を示したが、ホ
ールランタンは、必ずしも必要ではなく、デイスプレィ
の一部分を兼用しても同様の効果が得られることはいう
までもない。
第13図は、本発明の他の実施例の動作を説明するフロ
ーチャートであり、以下、これについて説明する。
ーチャートであり、以下、これについて説明する。
前述した本発明の実施例は、予約変更、先着、同着、逆
方向到着が予測された時点で予告案内をするようにした
ものである。これだけでも充分な効果があるがこの第1
3図に示す実施例は、予告案内を前述した状況発生予定
時刻の所定時間前になったときから開始するようにして
、より一層の効果を上げるようにしたものである。これ
は、予告案内をしてから状況発生までの時間が長ずざる
と利用者が注意を払わなければならない時間が長くなり
、かえって不満を増大させるためである。
方向到着が予測された時点で予告案内をするようにした
ものである。これだけでも充分な効果があるがこの第1
3図に示す実施例は、予告案内を前述した状況発生予定
時刻の所定時間前になったときから開始するようにして
、より一層の効果を上げるようにしたものである。これ
は、予告案内をしてから状況発生までの時間が長ずざる
と利用者が注意を払わなければならない時間が長くなり
、かえって不満を増大させるためである。
また、あまり早く案内しすぎるとその後の呼びの発生等
により予告した状況が変化することもあるので、それに
よる予告間違いを防ぐ効果もある。
により予告した状況が変化することもあるので、それに
よる予告間違いを防ぐ効果もある。
第13図に示すフローチャートは、第4図におけるステ
ップ5A40の予約変更予告案内表示タイミング判定処
理の一例である。
ップ5A40の予約変更予告案内表示タイミング判定処
理の一例である。
(1)、まず、予約変更後に予約灯を点灯する号機、す
なわち予約表示指令がなく、割当て指令がある号機の当
該呼び階への到着予測時間を所定値と比較し、その時間
が所定時間以上か否か判定する(ステップ5FIO)。
なわち予約表示指令がなく、割当て指令がある号機の当
該呼び階への到着予測時間を所定値と比較し、その時間
が所定時間以上か否か判定する(ステップ5FIO)。
(2)、ステップ5FIOでの判定が所定値以上であれ
ば、予約変更予告表示タイミングフラグをONとする(
ステップ5F20)。
ば、予約変更予告表示タイミングフラグをONとする(
ステップ5F20)。
(3)、ステップ5FIOでの判定が所定値未満であれ
ば、フラグをOFFとする(ステップ5F30)。
ば、フラグをOFFとする(ステップ5F30)。
この判定処理結果により、第4図に示したフローチャー
トのステップ5A50の判定で、フラグがONの時には
予告表示を行い、フラグがOFFの場合には予告表示を
行なわないようにする。つまり現時点より所定時間以内
に予約変更が実施されると予測されたときにのみ予告表
示を行うことになる。
トのステップ5A50の判定で、フラグがONの時には
予告表示を行い、フラグがOFFの場合には予告表示を
行なわないようにする。つまり現時点より所定時間以内
に予約変更が実施されると予測されたときにのみ予告表
示を行うことになる。
同様の考え方で、先着の場合には先着する号機の到着予
測時間を先着発生時刻とし、予告開始タイミングを判定
するようにすることができる(第5図のステップ5B6
0で行う)。また、同着の場合に、同着予定の号機の当
該階床への到着予測時間の早い方の時間を同着発生時刻
とし、予告開始タイミングを判定することが可能である
(第5図のステップ5B90で行う)。さらに、逆方向
到着の場合には、当該号機の当該階の逆方向の到着予測
時間を逆方向到着発生時刻とし、予告開始タイミングを
判定するようにすればよい(第6図のステップ5C50
で行う)。
測時間を先着発生時刻とし、予告開始タイミングを判定
するようにすることができる(第5図のステップ5B6
0で行う)。また、同着の場合に、同着予定の号機の当
該階床への到着予測時間の早い方の時間を同着発生時刻
とし、予告開始タイミングを判定することが可能である
(第5図のステップ5B90で行う)。さらに、逆方向
到着の場合には、当該号機の当該階の逆方向の到着予測
時間を逆方向到着発生時刻とし、予告開始タイミングを
判定するようにすればよい(第6図のステップ5C50
で行う)。
さて、表示開始タイミングを状況発生の所定時間前から
としたことにより、すなわち、予告表示指令のセットさ
れるタイミングが状況発生予測時点ではなくなり、状況
発生予定時刻の所定時間前になることにより、第7図(
b)により説明したフローチャートは、その持つ意味が
次のように変更されたことになる。すなわち、「予約変
更、先着、同着、逆方向到着の2つ以上が同時に予測さ
れた場合には、状況発生までの時間が短いもの(所定時
間内に発生予測されたもの)が選択され案内される。そ
して、所定時間内に2つ以上が同時に発生予測されたと
きには優先順位に従って選択され案内される。」 第14〜第16図は本発明のさらに他の実施例について
説明する図である。本発明のポイントは、利用者にとっ
て不自然な案内状況となることをπ眞に予測し、それを
予告案内するものであるため、予告した内容がはずれる
ようなことは極力さけなければならない。そこで、予約
変更、先着、同着、逆方向到着の各予測結果に対し、そ
の予測の確かさ(確信度)を数値演算し、その確信度が
所定値以上になった時点で予告案内をすれば予告はずれ
を減少させることができる。
としたことにより、すなわち、予告表示指令のセットさ
れるタイミングが状況発生予測時点ではなくなり、状況
発生予定時刻の所定時間前になることにより、第7図(
b)により説明したフローチャートは、その持つ意味が
次のように変更されたことになる。すなわち、「予約変
更、先着、同着、逆方向到着の2つ以上が同時に予測さ
れた場合には、状況発生までの時間が短いもの(所定時
間内に発生予測されたもの)が選択され案内される。そ
して、所定時間内に2つ以上が同時に発生予測されたと
きには優先順位に従って選択され案内される。」 第14〜第16図は本発明のさらに他の実施例について
説明する図である。本発明のポイントは、利用者にとっ
て不自然な案内状況となることをπ眞に予測し、それを
予告案内するものであるため、予告した内容がはずれる
ようなことは極力さけなければならない。そこで、予約
変更、先着、同着、逆方向到着の各予測結果に対し、そ
の予測の確かさ(確信度)を数値演算し、その確信度が
所定値以上になった時点で予告案内をすれば予告はずれ
を減少させることができる。
第14図(a)は前述した確信度を導入した場合におけ
る第4図のステップ5A40の予約変更予告案内表示タ
イミング判定処理の一例を説明するフローチャート、第
14図(b)〜第14図(d)は確信度を求めるための
グラフである。
る第4図のステップ5A40の予約変更予告案内表示タ
イミング判定処理の一例を説明するフローチャート、第
14図(b)〜第14図(d)は確信度を求めるための
グラフである。
(1)、まず、予約表示号機のかご内荷重を、第14図
(b)で示した「かご内荷重−満貫通過確信度変換グラ
フ」の値から満貫通過確信度TAに変換し、次に、予約
表示号機と割当て済み号機の時間差を第14図(c)で
示した「時間差−長待ち確信度変換グラフ」の値から長
待ち確信度TAに変換する。
(b)で示した「かご内荷重−満貫通過確信度変換グラ
フ」の値から満貫通過確信度TAに変換し、次に、予約
表示号機と割当て済み号機の時間差を第14図(c)で
示した「時間差−長待ち確信度変換グラフ」の値から長
待ち確信度TAに変換する。
この2つの処理により、予約変更の主要要因である満貫
通過、長持ちの条件成立度合を 0.0〜1.0の間の
数値に変換したことになる(ステップ5610.5G2
0)。
通過、長持ちの条件成立度合を 0.0〜1.0の間の
数値に変換したことになる(ステップ5610.5G2
0)。
(2)0次に、状況発生までの予測時間、すなわち。
予約変更が予定されている号機(割り当て信号がある号
機)の当該階までの到着予測時間を第14図(d)で示
した「状況発生までの時間−状況発生確信度変換グラフ
」の値から状況発生確信度T0に変換する(ステップ5
G30)。
機)の当該階までの到着予測時間を第14図(d)で示
した「状況発生までの時間−状況発生確信度変換グラフ
」の値から状況発生確信度T0に変換する(ステップ5
G30)。
(3)6次に、予約変更の確信度Txを求める。この内
容は、まず満貫通過確信度TAと長持ち確信度TBの値
の大きい方を選択し予約変更条件の成立度合いを求め、
次に状況発生確信度T0の値との小さい方を選択すると
いうものである。つまり、満貫通過または長待ちとなる
可能性が高く、かつ到着までの時間が短いと予約変更確
信度が高くなる(ステップ5G40)。
容は、まず満貫通過確信度TAと長持ち確信度TBの値
の大きい方を選択し予約変更条件の成立度合いを求め、
次に状況発生確信度T0の値との小さい方を選択すると
いうものである。つまり、満貫通過または長待ちとなる
可能性が高く、かつ到着までの時間が短いと予約変更確
信度が高くなる(ステップ5G40)。
(4)、ステップ5G40で求めた予約変更確信度Tx
の値が所定値以上か否か判定する。その値が所定値以上
であれば、予約変更予告表示タイミングフラグをONさ
せ、所定値未満であれば、同フラグをリセットする。以
降の動作は、第13図の例と同じである(ステップ5G
50−8G70)。
の値が所定値以上か否か判定する。その値が所定値以上
であれば、予約変更予告表示タイミングフラグをONさ
せ、所定値未満であれば、同フラグをリセットする。以
降の動作は、第13図の例と同じである(ステップ5G
50−8G70)。
なお、第14図(b)〜(d)のグラフは、予め定めた
グラフであっても良いし、過去に予約変更が発生した時
の状況の平均値等から求めた学習結果であっても良い。
グラフであっても良いし、過去に予約変更が発生した時
の状況の平均値等から求めた学習結果であっても良い。
第15図(a)t(b)は先着、同着、逆方向到着を確
信度に変換するためのグラフの一例である。変換処理自
体は、第5図に示すステップ5B60及び5B90、第
6図に示すステップ5050で行われ、第14図の処理
と同様な処理によって行われるので説明を省略する。
信度に変換するためのグラフの一例である。変換処理自
体は、第5図に示すステップ5B60及び5B90、第
6図に示すステップ5050で行われ、第14図の処理
と同様な処理によって行われるので説明を省略する。
第15図(a)は予約表示号機とかと呼び到着号機の当
該階床到着までの時間差を先着確信度TD、同着確信度
T2に変換するためのグラフである。
該階床到着までの時間差を先着確信度TD、同着確信度
T2に変換するためのグラフである。
第15図(b)はかと呼びの有無により無条件に1.0
又は0.0を選択するようにした逆方向到着確信度T2
を求めるグラフである。これらのグラフによって求めら
れた値は、いずれも状況発生までの時間を確信度に変換
した値と比較され、その小さな値が選択される(第14
図に示すステップ5G40の後半部処理と同一)。
又は0.0を選択するようにした逆方向到着確信度T2
を求めるグラフである。これらのグラフによって求めら
れた値は、いずれも状況発生までの時間を確信度に変換
した値と比較され、その小さな値が選択される(第14
図に示すステップ5G40の後半部処理と同一)。
第16図は第7図(b)に示すフローチャートの変形例
である。この本発明の他の実施例では、予約変更、先着
、同着、逆方向到着の予測結果を確信度という0.0〜
1.0の値を持つ同次元の数値に変換しているため、相
互比較ができるようになっている。そこで、ステップS
H30〜5H40で示すように、2つ以上の予告表示
指令がセットされているときには、確信度が最大の予告
表示を選択して表示させることもできる。
である。この本発明の他の実施例では、予約変更、先着
、同着、逆方向到着の予測結果を確信度という0.0〜
1.0の値を持つ同次元の数値に変換しているため、相
互比較ができるようになっている。そこで、ステップS
H30〜5H40で示すように、2つ以上の予告表示
指令がセットされているときには、確信度が最大の予告
表示を選択して表示させることもできる。
以上説明してきた変形例の他にも本発明を実施する手段
は存在し、最近注目されている知識処理を応用した群管
理制御に対しても、本発明を適用することができる。
は存在し、最近注目されている知識処理を応用した群管
理制御に対しても、本発明を適用することができる。
例えば
(1°)IF 予約変更が発生する。
T HE N 予告案内を行う。
(2)IF 満員
THE N 予約変更する。
(3)IF 長待ち
THE N 予約変更する。
という3つのルールを用意しておき、ルール(2)、ル
ール(3)の成立度合を求め、ルール(1)のIF部に
その成立度合を代入し、予告案内を行うかどうかを判定
すれば良い。
ール(3)の成立度合を求め、ルール(1)のIF部に
その成立度合を代入し、予告案内を行うかどうかを判定
すれば良い。
また、本発明は、予約変更、先着、同着、逆方向到着の
予測手段も前記実施例の内容に限定されるものではなく
、例えば、階床差、混雑の程度、方向反転して到着する
確率等の情報を使ってきめ細かな予測を行っても良い。
予測手段も前記実施例の内容に限定されるものではなく
、例えば、階床差、混雑の程度、方向反転して到着する
確率等の情報を使ってきめ細かな予測を行っても良い。
さらに、本発明は、情況発生を予測し予告案内を行って
いる状態で、予測された状況が変化し。
いる状態で、予測された状況が変化し。
予測した情況が発生しないと予測し直した場合には、予
告案内を中止するようにすることができる。
告案内を中止するようにすることができる。
[発明の効果]
以上説明したように1本発明によれば、ホール呼びをエ
レベータ−に割り当て、これを表示するエレベータ−の
群管理制御装置において、予約変更、先着、同着、逆方
向の到着の発生を予測し、これらの状況が発生する以前
に、乗場に予告案内を行うようにしたので、利用者が状
況発生時の行動を予め決めることができるので、あわて
てしまうことにより発生する乗り遅れ、目的方向外乗り
込み等の不快な思いをすることがなくなるという効果を
奏することができる。
レベータ−に割り当て、これを表示するエレベータ−の
群管理制御装置において、予約変更、先着、同着、逆方
向の到着の発生を予測し、これらの状況が発生する以前
に、乗場に予告案内を行うようにしたので、利用者が状
況発生時の行動を予め決めることができるので、あわて
てしまうことにより発生する乗り遅れ、目的方向外乗り
込み等の不快な思いをすることがなくなるという効果を
奏することができる。
第1図は本発明の一実施例の全体構成を示すブロック図
、第2図は群管理制御装置のソフトウェアテーブルの構
成図、第3図は群管理制御装置の全体の処理フローチャ
ート、第4図は予約変更予測処理の詳細なフローチャー
ト、第5図は先着、同着処理の詳細なフローチャート、
第6図は逆方向到着予測処理の詳細なフローチャート、
第7図(りは予告報知データテーブルの構成図、第7図
(b)は表示優先判定処理の詳細なフローチャート。 第8図(a)は状況発生フラグテーブルと状況発生報知
データテーブルの構成図、第8図(b)は状況発生時処
理の詳細なフローチャート、第9図、第10図、第11
図、第12図は各種状況に対応した案内表示例を説明す
る図、第13図は本発明の他の実施例の動作を説明する
フローチャート、第14図、第15図、第16図は本発
明のさらに他の実施例の動作を説明する図である。 1・・・・・・エレベータ−制御装置、2・・・・・・
群管理制第3図 第4図 ′fJ6図 し−ニムニー9 第 図 第11図 第10図 第12図 第13ヒ1 第14図 (b) (C) n\二内荷ψ (%) 片間差 (1ヒシー) (d) a逝題地生粋の時澤給号ノ 第14図 (Q) 第15図 第16図
、第2図は群管理制御装置のソフトウェアテーブルの構
成図、第3図は群管理制御装置の全体の処理フローチャ
ート、第4図は予約変更予測処理の詳細なフローチャー
ト、第5図は先着、同着処理の詳細なフローチャート、
第6図は逆方向到着予測処理の詳細なフローチャート、
第7図(りは予告報知データテーブルの構成図、第7図
(b)は表示優先判定処理の詳細なフローチャート。 第8図(a)は状況発生フラグテーブルと状況発生報知
データテーブルの構成図、第8図(b)は状況発生時処
理の詳細なフローチャート、第9図、第10図、第11
図、第12図は各種状況に対応した案内表示例を説明す
る図、第13図は本発明の他の実施例の動作を説明する
フローチャート、第14図、第15図、第16図は本発
明のさらに他の実施例の動作を説明する図である。 1・・・・・・エレベータ−制御装置、2・・・・・・
群管理制第3図 第4図 ′fJ6図 し−ニムニー9 第 図 第11図 第10図 第12図 第13ヒ1 第14図 (b) (C) n\二内荷ψ (%) 片間差 (1ヒシー) (d) a逝題地生粋の時澤給号ノ 第14図 (Q) 第15図 第16図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ホール呼びをエレベーターに割り当て、割り当てら
れたエレベーターを乗り場に案内表示するエレベーター
の群管理制御装置において、前記案内表示をしているエ
レベーターを変更する状況の発生を予測する手段、前記
案内表示をしているエレベーターより他のエレベーター
が所定時間以上早く到着する状況の発生を予測する手段
、前記案内表示をしているエレベーターと他のエレベー
ターが所定時間以内にあいついで到着する状況の発生を
予測する手段及び前記案内表示をしているエレベーター
が当該階床に逆方向で到着する状況の発生を予測する手
段のうち少なくとも1つの手段を備え、前記いずれかの
状況が発生する以前に、予測された状況発生の予告案内
を乗り場に行うことを特徴とするエレベーターの群管理
制御装置。 2、前記予告案内は、前記予測手段のいずれかにより予
測された状況発生の確信度が所定値以上となつた時点よ
り、その案内を開始することを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載のエレベーターの群管理制御装置。 3、前記予告案内は、前記予測手段のいずれかにより予
測された状況発生予定時刻の所定時間前になつた時点よ
り、その案内を開始することを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載のエレベーターの群管理制御装置。 4、前記予測手段の2つ以上により、2つ以上の状況発
生が同時に予測された場合、予め定めた優先順位に従つ
てその1つを選択し、それに対応した予告案内を行うこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項または第
3項記載のエレベーターの群管理制御装置。5、前記予
測手段の2つ以上により、2つ以上の状況発生が同時に
予測された場合、状況発生の確信度の高い1つを選択し
、それに対応した予告案内を行うことを特徴とする特許
請求の範囲第1項、第2項または第3項記載のエレベー
ターの群管理制御装置。 6、前記予測手段の2つ以上により、2つ以上の状況発
生が同時に予測された場合、状況発生予定時刻の早い1
つを選択し、それに対応した予告案内を行うことを特徴
とする特許請求の範囲第1項、第2項または第3項記載
のエレベーターの群管理制御装置。 7、前記予測手段により予測された状況が変化し、予測
した状況が発生しないと予測し直した場合には、前記予
告案内を中止することを特徴とする特許請求の範囲第1
項ないし第6項のうち1項記載のエレベーターの群管理
制御装置。 8、前記予測手段により予測された状況が実際に発生し
た場合には、前記予告案内を中止することを特徴とする
特許請求の範囲第1項ないし第6項のうち1項記載のエ
レベーターの群管理制御装置。 9、前記予告案内の案内内容は、任意に変更可能である
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第8項の
うち1項記載のエレベーターの群管理制御装置。 10、前記予告案内は、可視表示または音声、あるいは
その両方で行われることを特徴とする特許請求の範囲第
1項ないし第9項のうち1項記載のエレベーターの群管
理制御装置。 11、前記予告案内は、予約灯点灯号機の予約灯近傍に
行われることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし
第10項のうち1項記載のエレベーターの群管理制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20478588A JP2598480B2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | エレベーターの群管理制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20478588A JP2598480B2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | エレベーターの群管理制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0256388A true JPH0256388A (ja) | 1990-02-26 |
JP2598480B2 JP2598480B2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=16496308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20478588A Expired - Lifetime JP2598480B2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | エレベーターの群管理制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598480B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7392890B1 (ja) * | 2023-04-14 | 2023-12-06 | 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 | エレベーターの群管理装置及びエレベーターシステム |
-
1988
- 1988-08-19 JP JP20478588A patent/JP2598480B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7392890B1 (ja) * | 2023-04-14 | 2023-12-06 | 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 | エレベーターの群管理装置及びエレベーターシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2598480B2 (ja) | 1997-04-09 |
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