JPH0256253A - アニオン交換能を有する高分子複合体 - Google Patents

アニオン交換能を有する高分子複合体

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JPH0256253A
JPH0256253A JP63205626A JP20562688A JPH0256253A JP H0256253 A JPH0256253 A JP H0256253A JP 63205626 A JP63205626 A JP 63205626A JP 20562688 A JP20562688 A JP 20562688A JP H0256253 A JPH0256253 A JP H0256253A
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知一 安田
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前川 幸雄
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茂 中村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は改良されたアニオン交換能を有する高分子複合
体、特にアニオン除去の選択性のよい高分子複合体に関
するものである。
(従来の技術) イオン交換は、水の軟水化や純水製造(例えば海水の淡
水化、河川、湖沼水の浄水化など)、廃水処理(例えば
、工業廃水の脱型金属工程、家庭廃水の浄化、写真現像
処理システムの脱銀工程など)、工業製品・中間体の精
製(例えば、化学製品、食料品、医薬品からの不純物の
抽出除去あるいは目的化合物の抽出など)、イオン交換
クロマトグラフィーへの応用による工程、環境の管理(
例えば、メツキ浴中のイオン濃度管理、クールダウン水
中のイオン@度分析、海水、湖沼の水質管理など)、さ
らに、相聞移動触媒等の幅広い分野で利用されている。
イオン変換、特にアニオン交換では、溶液中に多種のア
ニオンが共存する場合、吸着を行なわせたいアニオンを
共存する他釉のアニオンと供にアニオン交換体に吸着し
てしまう。従ってこの対策のため便用する交換体の量は
除去したいアニオンよシも過剰に用いなくてはならず、
コストアップの原因となっていた。また、本来除去され
るべきでないアニオンまでも交換体に吸着されてしまい
、浴液中の、除去を目的としないアニオンの#度までも
低下させてしまう。これは、不純物アニオンの除去を目
的として、交換体を精製工程に用いた場合、精製物の収
率の低下を招き、化合物の抽出を目的として交換体を精
製工程に用いた場合、精製物の純度の低下を招く原因と
なっていた。このため目的とするアニオンを゛選択的に
吸着し、他のイオンについては実質的に不活性であるよ
うなアニオン交換体の開発が望まれていた。
このような要望は、特に、ハロゲン化銀カラー写真感光
材料の処理方法の分野で顕著であった。
すなわち一般にカラー感光材料の処理の基本工程は発色
現像工程と脱銀工程である。発色現像工程では発色現像
主薬により露光されたハロゲン化銀が還元されて銀を生
ずるとともに、酸化された発色現像主薬は発色剤(カプ
ラー)と反応して色素画像を与える。次の脱銀工程にお
いては、酸化剤(漂白剤と通称する)の作用によυ、発
色現像工程で生じた銀が酸化さn、しかるのち、定着剤
と通称される銀イオンの錯化剤によって溶解される。
この脱銀工程を経ることによって、カラー感光材料には
色素画像のみができあがる。
以上の脱銀工程は、漂白剤を含む漂白浴と定着剤を含む
定着浴とのコ浴にて行なわれる場合と、漂白剤と定着剤
を共存せしめた漂白定着浴によす/浴で行なわれる場合
とがある。
さらに実際の現像処理は、上記の基本工程のほかに、画
像の写真的、物理的品質を保つため、あるいは画像の保
存性を良くするため等の種々の補助的工程を含んでいる
。例えば硬膜浴、停止浴、画像安定浴、水洗浴などであ
る。
最近、ミニラボと呼ばれる店頭処理の普及に伴い、短時
間仕上げを行なうために処理の迅速化が、またさらに作
業性及びコストの点から物理液の低廃液量化すなわち低
補充化が強く望まれている。
発色現像工程では、感光材料よシ溶出し、発色現像液中
に蓄積したアニオン性界面活性剤などを、アニオン交換
樹脂を用いて除去、再生し、再使用する方法が例えば特
公昭&/−4371.号、特開昭よj−/≠412弘θ
号、同6/−タj3よ1号明細書に記載されている。
脱銀工程においても各処理液の低補充が試みられている
が、漂白定着液及び定着液は補充量を減少させると、処
理液中に銀イオンやヨウ化物イオンをはじめとする感光
材料からの溶出物蓄積量が増大し、脱銀速度が遅れる。
このうち特にヨウ化物イオンによる脱銀速度の遅れが太
きい。従ってこの脱銀遅れは高銀量でかつヨウ化物イオ
ンを含有する撮影感光材料で顕著である。しかしこの脱
銀遅れは処理の迅速化という点と相反するため許容する
ことはできないため、これまでにも低補充及び迅速処理
を両立する処理方法が望まれ検討が行われていた。
またハロゲン化物イオンの除去に関してはOLSλ7/
71,74’号、同λり16♂36号、US−3213
220号、特開昭、!+、2−10j120゜同!7−
l弘tコ≠り号、同61−7!73j2号にイオン交換
樹脂、イオン交換膜を用いて現像液を再生する方法が記
されている。しかしながら、ヨウ化物イオン以外に数多
くのアニオン成分を含有する定着液または漂白定着液か
らのヨウ化物イオンの除去は必ずしも満足できるもので
はなかった。
従って、多くの共存するアニオンの中からハロゲン化物
イオン、特にヨウ化物イオンを選択的に除去できるアニ
オン交換体の開発が望まれていた。
溶液中のアニオン除去の技術としては、粒子状のアニオ
ン交換樹脂を用いたイオン交換法が一般的であり、多く
の特許(例えば、特開昭jよ一10O3/3号、同3!
−/9012号、米国特許μ、/10,20!号、西独
特許コ、7≠6.り77号、特公昭よl−211,り1
6号によp公知であるが、これらの特許記載のイオン交
換樹脂粒子を用いた場合には、イオン選択性が低いもの
であるばかシか、これらの粒子状樹脂は飛散し易い点、
イオン交換操作時に被イオン交換液中へ漏出し易い点等
の取扱い性の悪い点が問題であった。
取扱い性を改良できる方法として親水性架橋バインダー
中に、イオン交換樹脂粒子を含有させた高分子複合体が
欧州特許2夕2./♂j号に提案さnている。しかしな
がら上記特許に具体的に開示されている高分子複合体は
いずれも取扱性は向上したものの相変らずイオン選択性
の低いものであった。
(本発明が解決しようとする課題) 本発明の目的の第一は、高いアニオン(例えばヨウ化物
イオン)選択性を有するアニオン交換高分そ複合体を提
供することにある。
本発明の目的の第二は、飛散やイオン交換液への漏出等
のない取扱性に優れた高いアニオン(例えばヨウ化物イ
オン)選択性を有するアニオン交換高分子複合体を提供
することにある。
本発明の目的の第三は、高塩濃度溶液中でも効率良く、
高いアニオン(例えばヨウ化物イオン)選択性で速やか
なアニオン交換を行なうことのできるアニオン交換高分
子複合体を提供することにある。
(課@全解決するための手段) 本発明者らは、鋭意検討の結果、アニオン交換体として
下記に示した化合物を用いることにより、上記目的を達
成できることを見い出した。
+L+  下記一般式(I)で表わされるカチオンを有
する架橋高分子重合体を、親水性架橋高分子マトリック
ス中に含有せしめることを特徴とするアニオン交換能を
有する高分子複合体。
合して環構造を形成してもよく、かつR1、R2、R3
は下記一般式(II)で表わされる化合物のオクタツー
ル/水の分配係数Pの対数(fLogP)が−1以上と
なる基を表わす。
一般式(]l) Pの計真式 (式中りは単結合あるいはλ価の基を表わす。
Dは窒素原子あるいはリン原子を表わす。
R1、R2、R3はそれぞれ同じであっても異なってい
てもよく、アルキル基、アリール基、またはアラルキル
基であυ、互いに結水相中の一般式(■)の化合物の濃
度 Xeはアニオンを表わす。) (2)上記一般式(I)で表わされるカチオンを有する
架橋高分子重合体を、親水性架橋高分子マトリックス中
に含有せしめ、かつ、上記一般式(I)で表わされるカ
チオンを有する架橋高分子重合体の平均粒子径が1.0
μm以下であることを特徴とする上記第(1)項記載の
アニオン交換能を肩する高分子複合体。
さらに詳細に説明すると、本発明の好ましいアニオン交
換能を有する高分子複合体を形成する上記一般式(I)
で表わされるカチオンを有する架橋高分子重合体(以下
、カチオン粒子という)において、上記一般式(I)中
、Lの好ましい2価の基の例は、アルキル基、(例えば
メチレン基、エチレン基、プロピレン基、トリメチレン
基、ブチレン基、ヘキサメチレン基)、アリーレン基(
例えばフェニレン基、ナフチル基)、およびアされる基
)等である。このうち更に好1しくは、される基であり
、特に好ましいものはメチレン基、上記一般式(I)お
よび(It)中、Dは窒素原子あるいはリン原子を表わ
し、互いに同じであっても異なっていてもよい。特に好
ましくは窒素原子である。
上記一般式(I)および(n)中、R1,R2、R3は
好ましくはそれぞれ同じであっても異なっていてもよい
炭素数≠以上のアルキル基(例えば、n−ブチル基、イ
ソブチル基、5ec−ブチル基、tert−ブチル基、
n−ペンチルL n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、
n−ペプチルL n−オクチル基、n−ノニル基、n−
デシル基、フェノキシエチル基、ベンジル基、フェネチ
ル基、クロロベンジル基、メチルベンジル基、メトキシ
ベンジル基)、炭素数6以上のアリール基(フェニル基
、ナフチル基、トルイル基、メトキシフェニル基、クロ
ロフェニル基)であり、特に好ましくは炭素数≠〜10
のアルキル基、フェニル基、及びベンジル基である。
上記一般式(I)中、Xeは好ましくは、フッ化物イオ
ン、塩化物イオン、臭化物イオン、硫酸イオン、硝酸イ
オン、水酸化物イオン及び酢酸イオン等であり、これら
のうち塩化物イオン、水酸化物イオン及び硝酸イオンが
特に好ましい。XOは2種以上のイオンの混合体であっ
てもよい。
本発明の上記一般式(I)で表わさnるカチオンを有す
る架橋高分子重合体(カチオン粒子)は、エチレン性不
飽和基を分子内に少なくとも2つ有するモノマーを含む
混合モノマー液を重合せしめ得られるものであり、好ま
しくは、上記混合モノマーi−を乳化安定剤の存在下、
水を分散媒として水浴性重合開始剤により付加重合(乳
化重合)させて得られるものである。
得られた共重合体は、その平均粒子径が7.0μm以下
のものが好ましく、特に好ましくはO0!μm以下であ
る。またo、oiμm以上が好ましい。ここで平均粒子
径が1μm以下となると、アニオン交換速度が著しく速
くなる点で好ましい。
共重合可能なエチレン性不飽和基を分子内に2つ以上有
しているモノマーの例fl、o−ジビニルベンゼン、m
−ジビニルベンゼン、p−ジビニルベンゼン、エチレン
グリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジ
メタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート
、1.l、−ヘキサンジオールジメタクリレート等であ
り、これらのうち2種以上を混合して用いることも好ま
しい。
このうち0−ジビニルベンゼン、m−ジビニルベンゼン
、p−ジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタク
リレートが特に好ましい。これらの共重合可能なエチレ
ン性不飽和基を分子内VC2つ以上有しているモノマー
は、カチオン粒子の全量に対してモル百分率で/ないし
≠Oパーセントの値をとり、好ましくは/ないし20パ
ーセント、特に好ましくは!ないし/!パーセントであ
る。
本発明の好ましいアニオン交換能を有する高分子複合体
を形成するカチオン粒子は、共重合可能なエチレン性不
飽和基を分子内に1つ有している七ツマ−を重合開始剤
を用いて共重合して得られる繰り返し単位を含んでいて
もよい。上記の共重合可能なモノマーは、2種以上のモ
ノマーの混合物であってもよい。
共重合可能なエチレン性不飽和基を分子内に7つ有して
いる七ツマ−の例は、エチレン、塩化ビニル、 塩化ビ
ニリデン、フロピレン、/−7−テン、インブテン、ス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、0−エ
チルスチレン、m−エチルスチレン、p−エチルスチレ
ン、p−ビニルアセトフェノン、0−クロロメチルスチ
レン、m−クロロメチルスチレン、p−クロロメチルス
チレン、ヒドロキシメチルスチレン、脂肪族酸のモノエ
チレン性不飽和エステル(例えば、酢酸ビニル、酢酸ア
リル)、エチレン性不飽和モノカルボ、ン酸もしくはジ
カルボン酸のアミド、(例えば、N−イソプロピルアク
リルアミド、N−ブチルアクリルアミド、N−tert
ブチルアクリルアミド% N IN−ジブチルアクリル
アミド、N−tertオクチルアクリルアミド、ジアセ
トンアクリルアミド、N 、 N’−ジベンジルマレイ
ン酸ジアミド)、エチレン性不飽和モノカルボン酸もし
くはジカルボン酸のエステル(例えば、メチルメタクリ
レート、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレ
ート、n−へキシルメタクリレート、シクロヘキシルメ
タクリレート、ベンジルメタクリレート、/−アダマン
チルメタクリレート、/−(j、!;−ジメチルアダマ
ンチル)メタクリレート、n−ブチルアクリレート、n
−へキシルアクリレート、λ−エチルへキシルアクリレ
ート)、モノエチレン性不飽和化合物(例えば、アクリ
ロニ) IJル、メタクリレートリル、メチルビニルケ
トン、エチルビニルケトン)または、ジエン類(例えば
、ブタジェン、イソプレン)等でちゃ、これらのうち2
種以上を混合して用いることも好ましい。このウチ、ス
チレン、α−メチ・ルステレン、0−エチルスチレン、
m−エチルスチレン、p−エチルスチレン、0−クロロ
メチルスチレン、m−クロロメチルスチレン、p−クロ
ロメチルスチレン、ヒドロキシメチルスチレン、メチル
メタクリレ−1・、塩化ビニリデン、アジりロニトリル
、メタクリレートリル、メチルビニルケトン等が特に好
ましい。
これらのうち一般式(I)で表わされるカチオン全含有
しない共重合可能なエチレン性不飽)l基を7つ有して
いるモノマーを重合して得られる繰シ返し単位はカチオ
ン粒子の全量に対してモル百分率でOないし≠O−ξ−
セントの値をと9、好ましくはQないし20パーセント
、特に好ましくば0ないし107g−セントである。
一般式(I)で表わされるカチオンは、カチオン粒子の
全量に対してモル百分率で10ないしタタ、e−セント
までの繰り返し単位に含まれていてもよく、好ましくは
10ないし′?jパーセントまで、特に奸1しくけJj
ないしりQ、R−セント1でである。
オクタツール/水の分配係数Pは、下記測定方法及び計
算式で与えられるオクタツールと水へのある一つの化合
物の分配金示す値である。flogPは、数値の小さい
程水浴性の高い(親水的)化合物であり、数値の大きい
程、油浴性の高い(疎水的)化合物であることを示す。
測定方法;試料sxi o   モルを水jOmiに浴
解し1、これにオクタツールjOdを 加え200Cに保ちながらコ時間振 とつする。娠とう停止後、静置し、 オクタツール、水呑相中の試料の 濃度をUVスペクトルにより測定 する。得られた濃度の値から、下 記式にてオクタツール/水分配係 数Pを算出する。
計算式 水相中の試料の濃度 本発明において、上記一般式(II)で表わされる化合
物はQogPO値が一/以上であり、好1しくは−/か
ら10までの値をとり、特に好ましくは一〇、jからざ
までである。
本発明の好ましいアニオン交換能を有する高分子複合体
を形成する親水性架橋高分子マトリックス(以下バイン
ダーという)は、エチレン性不飽和基を分子内に少なく
とも2つ有する水0T浴性モノマーとエチレン性不飽和
基を分子内に少なくとも1つ有する水可溶性七ツマ−の
混合水浴液を重全開始剤により付加重合させて得られる
もの、あるいは高分子水溶液に架橋剤を作用させて得ら
れるものである。架橋剤の使用量としては、水可溶性高
分子1ooyに対して/ 〜/ 00 mmoteが好
ましい。
共重合可能なエチレン性不飽和基を分子内に少なくとも
2つ有する水浴性モノマーの例は、メチレンビスアクリ
ルアミド、エチレンビスアクリルアミド等であシ、2種
以上を混合して用いることも好ましい。これらの共重合
可能なエチレン性不飽和基を分子内に2つ以上有してい
るモノマーは、バインダーの全量に対してモル百分率で
/ないしょθ・♀−セントの値をとシ、好ましくは/な
いし、20A−セント、特に好ましくは!ないし/jパ
ーセントである。
共重合可能なエチレン性不飽和基を分子内に7つ有する
水浴性モノマーの例は、エチレン性不飽和モノカルボン
酸及びその塩(アクリル酸、アクリル酸ナトリウム、ア
クリル酸カリウム)、エチレン性不飽和モノカルボン酸
のヒドロキシエルキルエ、x、 f ル(例、t ハ、
ヒドロキシエチルアクリレート、2.3−ジヒドロキシ
プロピルアクリレート、ジエチレングリコールモノアク
リレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2.
3−ジヒドロキシプロピルメタクリレート、ジエチレン
グリコールモノメタクリレート)、エチレン性不飽和モ
ノカルボン酸のアミド(例えばアクリルアミド、N−メ
チルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、ヘー
ブロビルアクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチ
ルメタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、
N−メトキシメチルアクリルアミド)、モノエチレン性
不飽和化合物(例えばN−ビニルピロリドン)等であシ
、これらのうち2種以上を混合して用いることも好まし
い。このうち、アクリル酸、ヒドロキシエチルアクリレ
ート、アクリルアミド、N−メチロルアクリルアミド、
ビニルピロリドン等が好ましい。
これらの共重合可能なエチレン性不飽和基を分子内に1
つ有する水浴性上ツマ−は、バインダーの全量に対して
モル百分率でタタないしょOパー。
セントの値をと9、好ましくはタタないし了Oパーセン
ト、特に好ましくはりよないしrjノg−セントである
また本発明の好ましいアニオン交換能を有する高分子複
合体のバインダーを形成する水可溶性高分子の例はモノ
エチレン性化合物重合体(例えばポリ(ビニルアルコー
ル)、ポリ(ビニルメチルエーテル)、ポリ(アクリル
アミド)、ポリ(N−メチロールアクリルアミド)、ポ
リ(N−メチルアクリルアミド)、ポIJ (N−エチ
ルアクリルアミド)、ポリ(アクリル酸)、ポリ(アク
リル酸ナトリウム)、ポリ(アクリルアミン)、ポリ(
N−ビニルピロリドン)、ポIJ(N−ビニルイミダゾ
ール塩酸塩))、天然水浴性高分子及び誘導体(例えば
、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸
ナトリウム、テキストラン、硫酸セルロース、寒天)等
であり、これらの5ちポリ(ビニルアルコール)、ポリ
(アクリル酸)、ポリ(アクリルアミド)、ポリ(N−
メチロールアクリルアミド)、ゼラチン、ヒドロキシエ
チルセルロース、アルギン酸ナトリウムが好ましく、ポ
リ(ビニルアルコール)、ポIJ(N−、I+ロールア
クリルアミド)、ゼラチン、アルギン酸ナトリウムが特
に好ましい。
上記の本発明の好ましいアニオン交換能を有する高分子
複合体のバインダーを形成する水可溶性高分子に作用さ
せる架橋剤の例は、例えば、上記水可溶性高分子に含有
される官能基と反応し、共有結合を形成し得る基を分子
内に少なくともλつ有する化合物(例えばアルデヒド顛
(ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド、ベンゼンジ
カルボン酸ジアルデヒドなど)、ジビニル化合物類(ジ
ビニルスルホンメチレンビス(ビニルスルホン)、/−
ヒドロキシーメチレンビ゛ス(ビニルスルホンンジカル
ボン酸の誘導体、(クロロギ酸エチル、ホスゲン、マロ
ン酸ジクロリド、コハク酸ジクロリド、フタル酸、N−
ヒドロキシフタルイミド、ジエステル)、ジアミン類(
エチレンジアミン、プロピレンジアミン、フェニレンジ
アミン)、リサ−テディスクロジャーItem/7A≠
3、第λを頁および同Item  /17/乙、第45
1頁に記載の化合物など)、上記水可溶性高分子内に含
有される2種の官能基金共電結合させ得る化合物(例エ
バジシクロへキシルカルボジイミド、l。
/−ジビロリジノー/−りロロカルベニウムクロライド
、モルホリノカルバモイルピリジニウムクロライド)、
および上記水可溶性高分子内に含有される官能基とイオ
ン結合によυ含水不溶化合物を形成する化合物(し11
えはアルギン酸す) IJウムに対する塩化カルシウム
、硫酸セルロースに対する水酸化バリウム)である。
本発明のアニオン交換能を有する高分子複合体は、好ま
しくはカチオン粒子とバインダーの重量比が1.5以上
、特に好ましくは2.0以上である。
本発明のアニオン交換能を有する高分子複合体は、その
アニオン交換容量が高分子複合体/7当90、/×10
−3モル以上のものであシ、好ましくはo 、 s×i
 o   モル以上、さらに好1しくfi1.0×10
   モル以上のものである。
本発明のアニオン交換能を有する高分子複合体は、その
合成時に持ち込まれる低分子成分(例えば塩類、硬化剤
副生物)及び水上含有していてもよいが、これらの成分
は上記の高分子複合体の重量には勘算しない。
本発明のアニオン交換能を有する高分子複合体は、その
使用方法や使用形態について制限はないが、その′!ま
では物理的強度が不足する場合には支持体上に、例えば
パニコーター等で塗布して調製したものを用いることが
好ましい。使用する支持体の例としては、ガラス板及び
トリアセチルセルロースフィルム、ジアセチルセルロー
スフィルム、ポリ(エチレン)フィルム、ポリ(エチレ
ンテレフタレート)フィルム、ポリ(プロピレン)フィ
ルム等の高分子フィルムなどが挙げられる。
これらのうちでも特にミクロフィルターの様な多孔質の
高分子支持体は透水性の面で優れており好ましい。
本発明のアニオン交換能ヲ有する高分子複合体は、その
取扱い時に飛散や被イオン交換液への漏出、粒子の破砕
等の不都合を生じることのない取扱い性に優れたイオン
交換体である。
本発明のアニオン交換能を有する高分子複合体を形成す
るカチオン粒子例及び高分子複合体の例を以下に示すが
、本発明はこれらに限られるものではない。
カチオン粒子例 C−/ Ha x:y:z=/j:コO:Aよ(モル百分率)平均粒子
径 7弘nm −j Ha x:y=jj:At(モル百分率) 平均粒子径 コ≠Oμm (−CH2Cす H3 C−≠ C−6 H3 x:y=20:、!r0 (モル百分率) X:y:z=JO:2j:≠5(モル百分率)平均粒子
径 A  I  It m 平均粒子径 ≠7μm −t x:y:z=/lr:/jニア0(モル百分率))(:
y=Jよ:乙!(モル百分率) 平均粒子径 !4tnm 平均粒子径 2nm −t H3 x:y:z=10:10:J’O(モル百分率)平均粒
子径 67μm x:y:z=jJ:JJ:J44(モル百分率)平均粒
子径 ≠りnm C−タ C−/ / x : y、=20 : 10 (モル百分率)平均粒
子径 K ≠ nm x:y:z=2j:Jo:弘よ(モル百分率)平均粒子
径 jnm C−71 C−7≠ x:y:z=/l:/(1)ニアj(モル百分率)x:
y:z−−20:J□:、40(モル百分率)平均粒子
径 10りμm 平均粒子径 j ≠ nm C−ノ x:y−=2j:’7t(モル百分率)x:y:z=/
r:/71;j(モル6分率)平均粒子径 / 63 μm 平均粒子径 弘りnm 鼻分(−i(υ1霞 下記表に高分子複合体の構成の例を示した。
(含水高分子複合体1ooy当シ。
上記表中のバインダーB−iからB−Aは以下のとおり
B−/ ゼラチン1 0oy当夛下記化合物H−t 2tf架橋剤として反応させたもの H−/ CH2=CH−802−(H2−(?−、N)l−CH
2C12−NH−C−(H2−802H)Fa−II 
           II o            0 B−λ ゼラチン100f当り下記化合物H−2弘 よ?を架橋剤として反応させたもの。
ゼラチン1ooy当り下記化合物H−j/ タ タを架橋剤として反応させたもの。
CH2 NH C二〇 モCHCH2+ x:y=りj: j(モル百分率) CH2 CH2 NH C=0 +CHCH2+ x:y=7.j:りλ、!(モル百分率)B −1 ポリビニルアルコール/を当シ下記化 合物H−≠ コ、μflf架橋剤として反応させたもの H−≠ B−7アルギン酸ナトリウム水溶液を、塩化カルシウム
水浴液と接触させ不溶化せ しめたもの。
本発明のアニオン交換能を有する高分子複合体を構成す
る上記の好ましいカチオン粒子は、一般に、乳化剤の存
在下水を分散媒として水浴性重合開始剤によシ開始され
た。付加重合反応(乳化重合)によシ平均粒子径1.0
μm以下の粒子として水分散物の形で得ることができる
乳化重合の一般的操作方法については「高分子ラテック
スの化学」(室井宗−著、高分子刊行会)57頁から5
6頁に記載されている。
上記の乳化重合に用いられる乳化剤は一般にアニオン−
界面活性剤(例えばンジウムドデシルサルフエート、ト
リトン770 (ローム&ハウス社カら市販))、カチ
オン界面活性剤(例えはオクタデシルトリメチルアンモ
ニウムクロリド)、ノニオン界面活性剤(例えば、エマ
レックスNP−20、同NP−3o、同NP−≠O(い
ずれも日本エマルジョンから市販〕、ゼラチン、ポリビ
ニルアルコール等であり、これらf2種以上併用して用
いてもよい。
上記の乳化重合に用いられる水浴性重合開始剤は、例え
ば過硫酸カリウム、過硫酸カリウムと亜硫酸水素ナトリ
ウムとの併用、過硫酸アンモニウム、水浴性アゾ系開始
前1(例えば和光紬薬から■−40.MA−011−I
I、VA−OIrO等の商品名で市販のもの)等である
上記の乳化重合は一般にJO’Cないし約10O’C,
好tLll’00Cないし約to ’Cの温度で行なわ
れる。
一方、一般に上記の本発明の上記一般式(I)で表わさ
れるカチオンサイトラ有する架橋高分子重合体の合成で
は油浴性重合開始剤を用いて分散安定剤及び無機塩の存
在下に重合反応を行ない、重合体粒子を得る(懸濁重合
)こともできる。この場合、油浴性重合開始剤を用いる
ことにより重合開始反応がモノマー油滴中で起こり、か
つ重合も、七ツマー油滴中で進行するため生成するポリ
マーは多くの場合数十ミクロン以上の粒子径を有する極
めて大きなポリマー粒子となる。従って、油浴性重合開
始剤を用いた場合には、本発明の1μm以下の平均粒子
径を有するカチオン粒子の合成には適しておらず、本発
明の7μm以下の平均粒子径を有するカチオン粒子を得
るためには水溶性重合開始剤を用いた乳化重合法を用い
ることが必要である。
本発明のアニオン交換能を有する高分子複合体を形成す
るカチオン粒子は、三級アミン、あるいは三級ホスフィ
ンと四級化反応し得る基を有する架橋高分子重合体粒子
(以下前駆体粒子という)に、下記一般式(I[I)で
表わされる三級アミンあるいは三級ホスフィンを四級化
反応させ、カチオンを導入することで合成することがで
きる。
上記前駆体粒子は、三級アミンあるいは三級ホスフィン
と四級化反応し得る基を有し、がつ共重合可能なエチレ
ン性不飽和基を有するモノマーを用いて特開昭よf−/
に1o3r号、同!ター/タタlよt号、同6O−10
71r41.2号、米国特許J 、 072 、 !r
l#号、同!1,338’、09!+号に記載の各法及
び、これに類似の方法により合成することができる。
前駆体粒子の三級アミンあるいは三級ホスフィンとの四
級化反応によるカチオン性基の導入は、上記の前駆体粒
子に、下記一般式(III)で表わされるアミンあるい
はホスフィン金剛いて、特開昭5r−ir103r号、
同39−/rP/!r号、同乙0−107732号、同
j/−73414tO号、米国特許+t、2o11..
rtt号、同3.70り。
6り0号等に記載の各方法及び、これに類似の方法によ
シ合成することが可能である。
一般式(n[)    R2 几 −D−R3 (式中りは窒素原子又はリン原子を表わし、特に好まし
くは窒素原子である。
R1,R2、R3はそれぞれ同じであっても異なってい
てもよい、置換あるいは無置換のアルキル基または、ア
リール基で、互いに結合して環構造を形成してもよい、
ベンジルクロリドとの反応生成物(一般式(■))のオ
クタツール/水分配係数Pの対数値(RogP)が−1
以上である基を表わす。) 一般式(Iり Pの計算式 水相中の一般式(n)の化合物濃度 R1、R2、几3は好ましくは、炭素数≠以上のアルキ
ル基(例えば、n−ブチル基、イソブチル基、5ec−
ブチル基、tert−ブチル基、n−はブチル基、n−
ヘキシル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、n−
オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基、フェノキシ
エチル基、ベンジル基、フェネチル基、クロロベンジル
基、メチルベンジル基、メトキシベンジル基)、炭素数
6以上のアリール基(フェニル基、ナフチル基、トルイ
ル基、メトキシフェニル基、クロロフェニル基)でアリ
、特に好ましくは炭素数≠〜10のアルキル基、フェニ
ル基、及びベンジル基である。一般式(III)で表わ
される化合物の2種以上を混合して用いることも好まし
い。
上記の四級化反応は一般に一100Cないし約/300
Cの温度で行なわれるが特に4Lo 0C〜り0 ’C
が好ましい。また、四級化反応時に水可溶性有機溶媒(
例えばエタノール、アセトン等)を添加してもよい。
本発明のアニオン交換能複合体を構成するカチオン粒子
は、上記一般式(I)で表わされるカチオン性基を有し
、かつ、共重合可能なエチレン性不飽和基を有するモノ
マーを用いて上記の前駆体粒子の合成方法、あるいは、
これに類似の方法にる乳化重合あるいは懸濁重合によっ
ても合成可能である。
合成例/トリヘキシルアンモニオメチルスチレン塩化物
の合成 /U三ツロフラスコにクロロメチルスチレンよ≠、りf
 (、0、3vモル)、トリーn−ヘキシルアミン♂0
,7p(0,30モル)、重合禁止剤トシテニトロベン
ゼンo 、 t y、アセ・トニトリル≠00TLtを
入れ、攪拌しながら7時間加熱還流した。
室温まで冷却の後、この溶液をn−ヘキサンj00ml
で数回洗浄し、未反応のクロロメチルスチレンを除いた
。濃縮して析出した結晶を酢酸エチルタ00m1で再結
晶して、目的物であるN−ビニルベンジル−N、N、N
−)リヘキシルアンモニウムクロリドの白色結晶103
.Iり1を得た。
(収率♂2./%)。得られた化合物の構造は”H−N
MR1元素分析によシ確認した。
ポリ(ジビニルベンゼンーコースチレンーコ−トリヘキ
シルアンモニオメチルスチレン塩化物)水分散物(カチ
オン粒子C−、t、 )の合成温度計、還流管、攪拌装
置、滴下装置を装着した/fi三ツロガラスフラスコ中
に、蒸留水37011エマレツクスNP−3oの商品名
で日本エマルションより市販の乳化剤2 、Of、及び
スチレン2 、Ofを入れ、窒素気流下、攪拌しながら
、700Cに加熱する。次いでV−toの商品名で和光
紬薬より市販の重合開始剤0.Jfを加え、(時間攪拌
、重合させた。さらに、上記で合成しタトリヘキシルア
ンモニオメチルスチレン塩化物♂r 、 x r、ジビ
ニルベンゼン7 、 Of、スチレン7.7v及び水7
201の混合物を3時間かけて滴下して加えた。滴下開
始からり0分間経過した時点で上記V−j O’f(0
、3f加え、滴下終了後、反応系を?り0Cに昇温し、
新たに上記■−!0fO0Jf加え、7時間攪拌を続け
た。
その後、室温まで冷却し、濾過により凝集物を除いて、
乳白色液体!72.jfを得た。得られた重合体水分散
物の平均粒子径はコールタ−N弘型粒子アナライザーを
用いて測定し、!≠nmO値を得た。得られた重合体水
分散物の固形分濃度は17,6%、塩化物含量は分散物
液l?当#)3゜J 4X/ 0   モルでおった。
ポリ(ジビニルベンゼンーコーステレンーコートリヘキ
シルアンモニオメチルスチレン塩化物)ラテックス粒子
含有架橋ゼラチンゲル(高分子複合体P−3)の合成 、200反ビーカーにゼラチン7 、Off、はか)と
り、蒸留水/3 、!tを加え、30分間室温にて静置
し、ゼラチンを充分膨潤させた後、s O’Cに加熱し
て、上記で合成したポリ(ジビニルベンゼンーコーステ
レンーコートリヘキシルアンモニオメチルスチレン塩化
物)水分散物7り、syを加え、30分間攪拌し、ゼラ
チンを充分溶解させた。浴液を3j 0Cまで冷却した
後、上記硬化剤H−/  0.331.tを加え、攪拌
溶解させ、この溶液を手早く、ixoμmの厚さのトリ
アセチルセルロースフィルム上に200CWL2の?!
][トする様に塗布し1.2J−’Cで≠を時間静置硬
化させた。得られたゲルシートを支持体ごと蒸留水にて
流水洗浄し、水分を拭き取シ、含水状態の支持体付イオ
ン交換高分子複合体(化合物例j)/JP。
、tr(うち支持体重i131.Of)を得た。得られ
た複合体架橋ゲルの固型分濃度は2/ 、0%、塩化物
イオン含量は高分子複合体it轟’)’−≠/ X /
 0−3モル(含水状態で/4当りJ、り6×10  
 モル)であった。
合成例uiJ−n−ブチルアンモニオメチルスチレン塩
化物の合成 /1三ツロフラスコ中にクロロメチルスチレンj≠、り
/(O,JAモル)、トリーローブチルアミン!13.
1zf(0,30モル)、重合禁止剤トシてニトロベン
ゼンO0≠1、アセトニトリル≠00 M f入れ、攪
拌しながら7時間加熱還流した。
室温まで冷却した後、この溶液fn−ヘキサン!00反
で2回洗浄して、未反応のクロロメチルスチレンを除去
した。濃縮して析出した結晶を酢酸エチル≠00m1で
再結晶して目的物であるトリーn−ブチルアンモニオメ
チルスチレン塩化物の白色結晶r3./?f得り(収率
g2.7%)。
得られた化合物は1)−1−NMR,元素分析によシ構
造を確認した。
ポリ(ジビ二ルベンゼンーコーメタクリル酸メチル−コ
ート’J−n−7チルアンモニオメチルステレン塩化物
)水分散物(カチオン粒子C−10)の合成 温度計、還流管、攪拌装置、滴下装置を装着した/旦三
ツロフラスコ中に蒸留水5ooyni、エマレックスN
P−≠Oの商品名で日本エマルジョンより市販の乳化剤
λ、 7 L?、及びメタクリル酸メチルλ、Ofk入
れ、窒素気流下攪拌しながら、♂o 0Cに加熱する。
次いでV−!0の商品名で和元純薬より市販の重合開始
剤0.7よyを加え、1時間攪拌重合させる。さらに、
上記で合成した) IJ −n−ブチルアンモニオメチ
ルスチレン塩化物103.If、ジビニルベンゼン3コ
、ry、メタクリル酸メチル2j、Of、エチルアルコ
ールtoyの混合溶液と、上記V−300,≠V全蒸留
水20rdに溶解させた溶液とを、同時に1時間かけて
滴下して加えた。滴下終了後1時間経時させた後新たに
上記V−so  o、2y2加え、3時間反応を行なわ
せ次いでりOoCに加熱し7時間エタノールを留去した
後、室温まで冷却し、濾過により凝集物を除いて、花色
半透明液体61λ、2?を得た。得られた重合体水分散
物の平均粒子径は≠りnm、固形分!!I度は26.6
%、塩化抱含1は分散物液11当りψ、7’1.10 
  モルであった。
M+)(ジビニルベンゼンーコーメタクリル酸メチルー
コー)IJn−ブチルアンモニオメチルスチレン塩化物
)ラテックス粒子含有ポリ(アクリルアミドーコー坏テ
レンビスアクリルアミド)ゲル(高分子複合体P−10
)の合成 コoomtビーカーにアクリルアミド≠、 o r y
メチレンビスアクリルアミドO4り29.過硫酸アンモ
ニウム0.0j9″をはか9と9蒸留水3g。
7vを加え室温にて溶解させた。ここに、上記で合成し
たポリ(ジピニルベンゼンーコーメタクリル酸メチルー
ゴートリーn−ブチルアンモニオメチルスチレン塩化物
)水分散物jlb、3?を加え、tOoCに加熱する。
この溶液にテトラメチルエチレンジアミン0,2ff加
えてtooc:にてλ時間静置、硬化反応を行なわせた
。得られた塊状含水ゲルを蒸留水にて流水洗浄し、表面
水分を拭き取り、/通約Inの立方体に切り分けて、サ
イコロ状含水イオン交換高分子複合体りr、弘2を得た
。得られた複合体ゲルの固形分濃度は20゜2%、塩化
物イオン含量は高分子複合体l?当り1.3ノX10 
 モル(含水状態で/)当シλ。
A!X10   モル)であった。
合成例3 ポリ(ジビニルベンゼン−ゴースチレン−ゴ
ー) IJ−n−ヘキシルアンモニオメチルスチレン塩
化物)水分散物 (カチオン粒子C−/≠)の合成 温度計、還流管、攪拌装置、滴下装置を装着した/l三
ツロフラスコ中に、蒸留水370?、エマレックスNP
−30(合成例1に示したものに同じ)2.にl’及び
スチレンλ、oy@入れ、窒素気流下攪拌しながら、7
0’(:に加熱する。次いでV−tO(合成例1に示し
たものに同じ)0゜31f:加え、7時間攪拌、重合を
行なわせた。さらに、トリーローヘキシルアンモニオメ
チルスチレン塩化物(合成例/に示したものに同じ)1
07.3?、ジビニルベンゼン10,4Lf、スチレン
6.39.及び水1xotの混合物を3時間ゆけて滴下
して加えた。途中滴下開始からり0分経過した時点で上
記V−!0 0.3ff<加え、滴下終了後、反応系を
rt’cに昇温し、新たに上記V−400,3fを加え
7時間攪拌を続けた。
その後、反応系を室温まで冷却し、テ過により凝集物を
除いて乳白色液体よI1.t?を得た。得られた重合体
水分散物の平均粒径は!≠nm、固形分濃度は20.≠
%、塩化物含量は分散物液/?当り≠、01x10  
 モルであった。
ポリ(シビニルベンゼンーゴースチレンーコートv−n
−ヘキシルアンモニオメチルスチレン塩化物)ラテック
ス粒子含有(アルギン酸ナトリウム−カルシウム架橋)
ゲル粒子(高分子複合体P−/ 4L)の合成 200rniビーカーに上記で合成したポリ(ジビニル
ベンゼンーコースチレンーゴー) +7 + fi−ヘ
キシルアンモニオメチルスチレン塩化物)水分散物rr
、rtをはかシとり、20%アルギン酸ナトリウム水浴
液1st−t<加′えた。この混合物に蒸留水−252
9を徐々に加えながら、600Cにて30分間攪拌し、
凝集物を充分分散させた後、室温に冷却した。別途31
ビーカーにj%塩化カルシウム水溶液λ、よlを用意し
これを攪拌しながら、上記で調製した混合物をスポイト
を用いて一滴ずつ全量を添加し、粒子径jltlLの白
濁球形含水ゲルを得た。得られたゲル球を蒸留水を用い
て流水洗浄し、水分を拭き取り、含水イオン交換高分子
複合体粒子りr、弘fを得た。得られた複合体架橋ゲル
の固形分濃度はij、o%、塩化物イオン含量は高分子
複合体72当p1.60X10−3モル(含水状態で2
.≠0XIOモル)であった。
e成例4’  (ポリ(ジビニルベンゼン−ゴークロロ
メチルスチレン)の合成) 攪拌装置、温度計、及び冷却管を取り付けた3℃三ツロ
フラスコ中に室温下で水/J′θθ2、ポリビニルアル
コール(日本合成化学工業株式会社よりゴーセノールと
して市販のもの)u、J−p、塩化ナトリウム♂01を
加え、充分に攪拌、溶解させた。この溶液に、クロロメ
チルスチレン(セイミケミカル株式会社よpcMs−A
Mとして市販のもの)l≠r、ry、ジビニルベンゼン
6r。
3 f、 過2化ベンゾイルtt、oy@トルエン20
0?に溶解した溶液を室温下で加え、7分間に/りO回
転の速度で、窒素気流下、7時間攪拌する。
これを70gCまで昇温し、7時間反応させた後、得ら
れた樹脂球を戸数し、50°Cの温水夕立に浸漬して、
30分間超音波洗浄した。同様にメタノール2旦、アセ
トン2fl、酢酸エチル、21で洗浄し、減圧下ioo
 0cで乾燥、粒子径/龍以下の球状樹脂2/1.2f
を得た。樹脂は元素分析により塩素含量を求め、/を樹
脂ちたυ、≠、3りXIOモルの塩素tを確認した。
(ポリ(ジビニルベンゼン−コートリブチルアンモニオ
メチルスチレン塩化物)(カチオン粒子C−/)の合成
) 上記で合成したポリ(ジビニルベンゼンーゴークロロメ
チルスチレン)球状粒子202を攪拌装置、温度計、冷
却管を取り付けた300m1三ツロフラスコに秤シとシ
、イソプロピルアルコール≠01、ジメチルアセトアミ
ド4ZOp、)リブチルアミン≠Off加え、室温下で
攪拌しながら7時間膨潤させた。これ@rz 0Cに加
熱し、溶媒を還流させなから/≠時間反応させた。その
後、反応系を室温にまで冷却し、固形分(球状粒子)を
戸数した。この樹脂球をto’cの温水に浸漬し、超音
波洗浄を30分間行々つた後、メタノールコミ1アセト
ンコ11酢酸エチル21、アセトンコlの順に溶媒を用
いて超音波洗浄を各、20分づつ行ない減圧下、720
°Cで乾燥し球状樹脂3弘。
2?を得た。平均粒子径0.2≠餞、塩化物イオン含量
2.弘0×10   (モル/を樹脂)であった。
塩化物イオンは粉砕した樹脂を/N硝酸ナトリウム中で
膨潤させ、o、iN硝酸銀を用いて滴定によシ算出した
ポリ(ジビニルベンゼムコートリブチルアンモニオメチ
ルスチレン塩化物)粒子含有架橋ゼラチンゲル(高分子
複合体P−/)の合成。
200mtビーカーにゼラチン!、O?をはかシと9蒸
留水1,0.Ofを加え、30分間室温にて静置し、ゼ
ラチンを充分膨潤させた後、よ0 ’Cに加熱して攪拌
し、ゼラチンを良く溶解させた。
これに上記で合成したポリ(ジビニルベンゼン−コート
リブチルアンモニオメチルスチレン塩化物)粒子10.
θVを加えro 0cに保ち30分間攪拌を続けた後、
上記硬化剤H−//%水溶液/l、oy6加え、次いで
蒸留水り、Off加え、30 ′Cまで冷却、攪拌を停
止し、2J−°Cで≠r時時間直置せた。得られたゲル
を蒸留水にて流出洗浄し水分を拭き取シ、含水状態のイ
オン交換高分子複合体り♂、りVを得た。得られた高分
子複合体の固形分濃度は/≠、り5%、塩化物イオン含
量は含水高分子複合体/を当りO0≠u X 10”−
’モルであった。
合成例−t  4+)Cジビニルベンゼンーゴーメタク
リル酸メチルーコートリヘキシルアン モニオメチルスチレン塩化物)(カチ オン粒子C−+)の合成。
攪拌装置、温度計及び冷却管を取9付けた3i三ツロフ
ラスコ中に室温下で水≠209.N−ビニルベンジル−
N、N、N−)リヘキシルアンモニウムクロリドタj、
09(0,22jモル)を加え、充分に吸水させて油状
物質とする。これにジビニルベンゼン/り、r’y(o
、isモル)、メタクリル酸メチル/2.ji(0,1
23モル)過酸化ベンゾイル≠、Oグを加え、攪拌溶解
させる。更に、塩化ナトリウム1roy、ポリビニルア
ルコール2.!fを水/!00fに溶解させた浴液を加
え、1分間に2!O回転の速度で窒素気流下、室温で1
時間攪拌した。これを700Cに昇温し、7時間攪拌を
続けた。
室mまで冷却の後、固形分を戸数し、to cの蒸留水
3塁で7時間超音波洗浄を行なった。次いで、溶媒とし
てメタノール21.アセトン2ρ、酢酸エチル2ftk
用いてそれぞれ超音波洗浄を行ない、減圧下、1O00
Cにて乾燥し球状粒子/2μ、jiを得た。塩化物イオ
ン含iは7.7よ×l0−3 (モル71粒子)であっ
た。
ポリ、(ジビニルベンゼンーゴーメタクリル酸メチルー
コートリヘキシルアンモニオメチルスチレン塩化物)粒
子含有架橋ゼラチンゲル(高分子複合体P−6)の合成 2001nlビーカーにゼラチンio、oyをはかりと
り、蒸留水Ao、oyを加え、30分間室温にて静置し
、ゼラチンを充分膨潤させた後、jooCに加熱して攪
拌し、ゼラチンを良く溶解させた。これに上記で合成し
たポリ(ジビニルベンゼンーゴーメタクリル酸メチルー
コートリヘキシルアンモニオメチルスチレン塩化物)粒
子/6.Ofを加え、ro 0cに保ち30分間攪拌を
続けた後、上記硬化剤H−24,r%水浴液10.O1
1蒸留水≠、oyを加え、300Cまで冷却、攪拌を停
止し2j0Cで≠r時間静置させた。得られたゲルを蒸
留水にて流出洗浄し、水分を拭シ取シ、含水状態のイオ
ン交換高分子複合体り7゜弘1を得た。得られた高分子
複合体の固形分濃度Vi24r、27%、塩化物イオン
含量は含水高分子複合体/1当シコ、 7 !X/ 0
   モルであった。
本発明のその他の高分子複合体もこれと同等、あるいは
、類似の方法により容易に合成可能である。
(発明の効果) 本発明の高分子複合体によってアニオン(特にヨウ化物
イオン)選択性の高いものを得ることができる。
また、高塩濃度溶液中でもアニオンを効率よく除去する
ことができると共に速やかなアニオン交換を行なうこと
ができる。
また、本発明の高分子複合体を用いることによって飛散
やイオン交換液への漏出などのない取扱性に優れたもの
を提供することができる。
また、本発明の高分子複合体はイオン交換速度の向上が
必要な場合には、この複合体を形成する疎水的カチオン
粒子のサイズを小さくすることによって著しく向上させ
ることができる。このような効果は親水的カチオン粒子
を用いる場合には見られない。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが
、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
なお、実施例で用いた架橋高分子粒子の部分構造に対応
する化合物のflogPは以下のとおυである。
化合物           旦ogP4H9 実施例/ 本発明の高分子複合体P−λ、P−z、P−1゜P−7
、P−/1.P−/≠及び比較例として下記の比較高分
子複合体(I)及び(n)をそれぞれ第7表に示す割合
で混合溶液Aと接触させ、λt ’Cの環境下に保温攪
拌しながら4Lr時間経時の後に上澄液中のヨウ化物イ
オン濃度及び他のアニオン(臭化物イオン、塩化物イオ
ン)の温度を測定した。
比較高分子複合体CI) 下記の組成を有する高分子複合体溶液をバーコーターを
用いて1205mの厚みを有するトリアセチルセルロー
ス支持体上にiootim2となる様に塗布して弘を時
間276Cに保ち充分架橋した後室温に冷却したもの。
以下複合体重量とは、この支持体を含まない重量を表わ
す。
組成 (カチオン粒子):(バインダー)=(水)=2
o”、io”、’io(重量百分率カチオン粒子 x:y=/2:rr(モル百分率) 平均粒子径 1205m バインダー ゼラチン固形分1ooy当り上記化合物H−2≠、 J
′y、を架橋剤として反応させたもの。
比較高分子複合体(II) 下記組成を有する高分子複合体溶液を用いて比較化合物
(I)の場合と同様にして調製したもの。
(カチオン粒子)=(バインダー)=(水)=33二/
λ:よよ(重合百分率) カチオン粒子 混合塩耐液A 水浴液l意中の成分 ヨウ化カリウム   i、ry(o、oi1モル)臭化
カリウム    2M(0,02,2モル)塩化カリウ
ム    7.6?(0,0,22モル)硝酸カリウム
    コ、2ft(0,022モル)硫酸カリウム 
   3./’7(0,022モル)(溶液中のアニオ
ン濃度の求め方) ヨウ化物イオン;銀電極を検出器として0.IN硝酸銀
浴液による滴定を行なって求めた。サンプル量fxゴ1
滴定量をym1.硝酸銀の7アクターをfとすると、サ
ンプル液中のヨウ化物イオン濃度はヨウ化カリウム換算
値で下記の式で表わされる。
X:Y=20−10(モル百分率) 平均粒子径 70μm 乙シLZl二二 ゼラチン固形分100f当り、上記化合物H−73,2
りを架橋剤として反応させたもの。
(Ki換算r/f1.) 臭化物イオン;ヨウ化物イオン濃度の測定に同じ 塩化物イオン;ヨウ化物イオン濃度の測定に同じ 第1表より明らかな様に、本発明による高分子複合体は
、いずれも、ヨウ化物イオンに対して、高い選択性を示
し、混合塩溶液A中の他のアニオンの存在下に関わらず
ヨウ化物イオン濃度を低下させることができる。これに
対し、比較高分子複合体(I)、及び(II)はヨウ化
物イオンに対して特に高い選択性は示さなかった。
実施例λ 本発明の高分子複合体P−コ、P−j、P−1、P−7
、P−/λ、P−/4Lおよび比較例として上記の比較
高分子複合体CI)および(II)Thそれぞれ第2表
に示す割合で、混合塩浴液B(カラー感光写真材料の処
理工程で生じる疲労定着漂白g)と混合し、2夕0C窒
素気流下に保温、攪拌しながら72時時間待の後に、上
澄液中のヨウ化物イオン濃度及び他のアニオン(チオ硫
酸イオン、エチレンジアミン四酢酸イオン、エチレンジ
アミン四酢酸第二鉄イオン、亜硫酸イオン)濃度’Th
 1ll11定した。結果を第1表に示した。
(溶液中の化合物濃度の求め方) ヨウ化物イオン;浴液の一部を誘導結合プラズマ発光分
析法によシ分析し、ヨウ化物イオンスペクトル強度から
ヨウ化物イオンの量を浴液/1中のヨウ化カリウム重量
に換算して求めた。
エチレンジアミン四酢酸第二鉄イオン;浴液の一部を誘
導結合プラズマ発光分析により分析し、鉄スはクトルの
強度から溶液/1中のエチレンジアミン四酢酸第二鉄ア
ンモニウム重量に換算して求めた。
エチレンジアミン四酢酸イオン;溶液の1orniを採
取し、io重量パーセント水酸化ナトリウム水浴に2θ
ゴを加え、沈澱を戸別した戸液全量金氷酢酸を用いて水
素イオン濃度(pH)り、Oに調製し、エリオフロムブ
ラックT(EBTの商品名で関東化学株式会社より市販
のもの)を指示薬として0./規定硫酸亜鉛水浴液を用
いた滴定により求めた。得られる値は共存のエチレンジ
アミン四酢酸第二鉄アンモニウムに由来するエチレンジ
アミン四酢酸イオンtをも含むので、上記で求めた鉄イ
オン量に和尚するエチレンジアミン四酢酸第二鉄イオン
−it差し引いてフリ一体のエチレンジアミン四酢酸イ
オンの/見当りの重量とした。
チオ硫酸イオン;浴液の7反を採取し、ホルマリン1反
を加え、水で100Mに希釈、この溶液を澱粉を指示薬
として0./規定ヨウ素浴液にて滴定する。チオ硫酸イ
オン量は、溶液/Ill中のチオ硫酸アンモニウム重量
に換算して求めた。
亜硫酸イオン;浴液の/ miを採取し、水でi。
Om!に希釈、この溶液を澱粉を指示薬としてO1/規
定ヨウ素溶液にて滴定する。得られた値は、チオ硫酸イ
オンに由来するヨウ素の消費量をも含むので、上記方法
によシ求めたチオ硫酸イオンに相当するヨウ素消費童を
差し引いて亜硫酸イオン量ヲ答液lfl中の亜硫酸ナト
リウム重量に換算して求めた。
混合塩浴液B 水浴液lQ中の成分 ヨウ化カリウム 臭化銀 チオ硫酸アンモニウム i 、!?(o、o/7モル) J/ 、、l’p(0,767モル) /9A 、Of(/ 、323モpv)亜硫酸水素ナト
リウム l弘、/f((7,772モル) エチレンジアミン四酢酸 ナトリウム塩    タ、t?(0,02tモル)エチ
レンジアミン四酢酸第二鉄 アンモニウムニ水塩り0,0f(0,,236モル)第
−表より明らかな様に、本発明による高分子複合体はい
ずれもヨウ化物イオンに対して高い選択性を示し、混合
塩浴液中の他のアニオンの存在にかかわらずヨウ化物イ
オン濃[−低下させることができる。これに対して、比
較高分子複合体(I)及び(■)は、ヨウ化物イオンに
対して特に高い選択性を示さなかった。
実施例3 本発明の高分子複合体P−λ、P−1、P−6゜P−7
、P−/コ、P−/μおよび比較例として上記の比較高
分子複合体(I)及び(Ai)’jrそれぞれ第3表に
示す割合で混合塩浴液Cに混合し1.2j’(の環境下
に、保温、攪拌しながら36時時間待の後に、上澄液中
の過塩素酸イオン濃度、及び他のアニオン(臭化物イオ
ン、塩化物イオン)の濃度全イオンクロマト法によシ定
量した。
混合塩溶液C 水溶液ll中の成分 過塩素酸カリウム  1M(0,0/1モル)臭化カリ
ウム    2.tf/(0,022モル)塩化カリウ
ム    1M(0,022モル)硝酸カリウム   
 2.2ft(0,022モル)硫酸カリウム    
3./?(0,0λ1モル)第 表よp明らかな様に、
本発明の高分子複合体はいずれも過塩素酸イオンに対し
ても高い選択性を示し、混合塩浴液C中の他のアニオン
の存在にかかわらず過塩素酸イオン濃度全低下させるこ
とができる。これに対して、比較高分子複合体(I)及
び(If)は、過塩素酸イオンに対して特に高い選択性
を示さなかった。
実施例≠ 本発明のイオン交換能を有する高分子複合体のうち、高
分子複合体を形成するカチオン粒子の平均粒子径が7μ
m以下である高分子複合体が、特にイオン交換速度の点
で優れていることについて述べたが、ここではその具体
例を挙げて説明する。
本発明の高分子複合体P−i、P−2、P−、t、P−
A%P−7、P−r、P−/1.P−72、P−/弘及
びP−/jfzそれぞれ第≠表に示す割合で、上記の混
合塩浴液Bに混合し、uj’(:の環境下に保温、攪拌
しながら、一定経時毎に、上澄液中のヨウ化物イオン濃
度を測定した。
第μ表よジ明らかな様に本発明の高分子複合体はいずれ
もヨウ化物イオン交換効率が非常に良好であった。すな
わち、本発明の高分子複合体はいずれも高いヨウ化物イ
オン選択交換効率eWLでいることがわかるが、高分子
複合体を形成するカチオン粒子の平均粒子径が7.0μ
m以下である高分子複合体(第参表では本発明の高分子
複合体P−2、P−j、P−7、P−//及びP−/弘
)は、高分子複合体を形成するカチオン粒子の平均粒子
径が1.0μm以上である高分子複合体(第≠表では本
発明の高分子複合体P−1.P−A、P−r、 P−/
J及びP−/l)に比較して、特にヨウ化物イオン交換
速度の点で優れている。
以上の実施例弘例から、浴液中のヨウ化物イオンおるい
は過塩素酸イオンの交換において、本発明の高分子複合
体を用いることにより、多種のアニオンの共存する中か
ら高選択的にヨウ化物イオンあるいは過塩素酸イオンを
除去可能とすること、また本発明の高分子複合体は浴液
中のヨウ化物イオンの選択的交換において良好な交換速
度と効率を有することが明らかとなった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I )で表わされるカチオンを有す
    る架橋高分子重合体を、親水性架橋高分子マトリックス
    中に含有せしめることを特徴とするアニオン交換能を有
    する高分子複合体。 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Lは単結合あるいは2価の基を表わす。 Dは窒素原子あるいはリン原子を表わす。 R_1、R_2、R_3はそれぞれ同じであつても異な
    つていてもよく、アルキル基またはアリール基であり、
    互いに結合して環構造を形成してもよく、かつR_1、
    R_2、R_3は下記一般式(II)で表わされる化合物
    のオクタノール/水の分配係数Pの対数(logP)が
    −1以上となる基を表わす。 一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ Pの計算式 P=オクタノール相中の一般式(II)の化合物の濃度/
    水相中の一般式(II)の化合物の濃度X^■はアニオン
    を表わす。)
  2. (2)上記一般式( I )で表わされるカチオンを有す
    る架橋高分子重合体を親水性架橋高分子マトリックス中
    に含有せしめ、かつ、上記一般式( I )で表わされる
    カチオンを有する架橋高分子重合体の平均粒子径が1.
    0μm以下であることを特徴とする特許請求範囲第(1
    )項記載のアニオン交換能を有する高分子複合体。
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