JPH0256211A - パティキュレートトラップ装置 - Google Patents

パティキュレートトラップ装置

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JPH0256211A
JPH0256211A JP63207215A JP20721588A JPH0256211A JP H0256211 A JPH0256211 A JP H0256211A JP 63207215 A JP63207215 A JP 63207215A JP 20721588 A JP20721588 A JP 20721588A JP H0256211 A JPH0256211 A JP H0256211A
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江波 戸智
Taro Uchiyama
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は1例えばディーゼルエンジン排ガスなどの含塵
ガス中から微粒子(パティキュレート)を捕集して清浄
化するパティキュレートトラップ装置に関し、特に微粒
子を捕集する交流型のフィルタをケーシングに収容する
際のシール構造に関する。
「従来の技術」 ディーゼルエンジンの排ガス中にはカーボンを主とする
微粒子がかなりの濃度で含まれ、公害の原因となってい
る。そこで、ディーゼルエンジンの排ガス中から微粒子
を捕集して除去するための各種のパティキュレートトラ
ップ装置が提案されている。
このようなパティキュレートトラップ装置に用いられて
いるフィルタとしては、例えば第8図に示すようなフィ
ルタlOが知られている。このフィルタ10は、通気性
多孔質なセラミックスのセル壁I+で区画され、かつ、
このセル壁11を境として相互に隣接する多数のセル1
2.13を有するハニカム体を基本構造としている。セ
ル12.13は、端面において市松模様状に交互に配列
されており、いずれも長手方向に平行に延びている。セ
ル12はフィルタ体lOの一方の端面15に開口すると
共に対向する他方の端部16で閉塞され、セル13はフ
ィルタ体10の一方の端面15で閉塞されると共に対向
する(曳方の端面16で開口している。このフィルタ1
0においては、一方の端部15からセル12内にディー
ゼルエンジン排ガスを導入すると、セル壁11がフィル
タとなって微粒子が薄壁11の内面に捕集され、微粒子
を除去された清浄な排ガスがセル13を通って他方の端
面16から流出する。
また、第9図に示すようなセラミックス製のフィルタ2
0も知られている。このフィルタ20は、全体として直
方体状の外形を有し、相互に平行な複数枚(第9図では
6枚)の長方形状の板状体21.22と、リブ23.2
5と、スペーサ24.26とから構成されている。これ
らの板状体21.22、リブ23、25およびスペーサ
24.26は、いずれもフィルタ機能を有する通気性多
孔質なセラミックスからなる。板状体z1はフィルタ2
Gの上面と下面を形成し、板状体22は中間面を形成す
る。となりあう板状体21.22間または22.22間
には端部に位置するリブ23と中間部に位置するスペー
サ24がいずれも板状体21の一つの辺に平行に延在す
る。リブ23およびスペーサ24の−1−縁は」二側の
板状体21または22と一体的に接しており、リブ23
およびスペーサ24の下縁は下側の板状体22または2
1と一体的に接している。これにより両端が開口する複
数の含塵ガス通路27が形成される。板状体22の片側
にはこうしたリブ23およびスペーサ24が設けられて
いるのに対し、同じ板状体22の他の片側にはリブ23
およびスペーサ24とは直交する方向に延在するリブ2
5とスペーサ26が設けられている。走行方向が異なる
点の他は、リブ25、スペーサ26はそれぞれリブ23
、スペーサ24と本質的に同様である。かくして両端が
開口し走行方向が含塵ガス通路27と直交する複数の清
浄ガス通路28が形成されている。このフィルタ20に
おいては、含塵ガス通路27が開口する2つの端面のう
ち一方の端面を直接または間接に閉塞しておき、他方の
端部からディーゼル排ガスを導入する。あるいは、含塵
ガス通路27の開口する2つの端面から同時に内方にデ
イ−セル排ガスを導入する。そして、板状体22がフィ
ルタ面となって微粒子が板状体22の含塵ガス通路z7
の面に捕集され、微粒子を除去された清浄な排ガスが板
状体22を通過して?′+1浄ガス通ガス通路28系外
に流出する。
ところで、第8図に示したハニカム構造のフィルタは、
全体として角柱状をなし、対向する端面の一方に含塵ガ
スの人口が形成され、他方に清浄ガスの出口が形成され
るので、これをパティキュレートトラップ装置のケーシ
ング内に収容するとき、そのシールは比較的簡単な構造
で達成することができる。例えば特開昭57−1292
14号に示されるようにフィルタの外周面と角筒状のケ
ーシングとの間のみをシールする構造や、実開昭63−
6411号に示されるように従来の自動車用ハニカム式
触媒コンバータで採用されているシール構造などを流用
すればよい。
しかし、第9図に示したような含塵ガス通路と清浄ガス
通路とが交差する、いわゆる交流型のフィルタを用いる
場合は、そのシール構造が複雑となっていた。すなわち
、交流型のフィルタを用いる場合は、含塵ガス通路が開
口する一対の面と清浄ガス通路が開口する一対の面の合
計4面についてシールが施されていた。このため、充分
な気密性をもってシールを行なうことが困難であり、ま
た、重量が増大するので軽量化が望まれている自動車用
部品として不適切なものであった。
さらに、フィルタに捕集された微粒子を逆洗によって払
い落してフィルタの再生を図る構造においては、ケーシ
ングが逆洗時の圧力上界に耐える強度を有していなけれ
ばならない。軽量でそのような強度を有する構造として
は、従来のマフラーの如く円筒または楕円筒形状のケー
シングが望ましいが、このようなケーシングに上記の交
流板のフィルタを収容してその4面をシールすることは
、実質」二不可能に近かった。
「発明が解決しようとする課題」 本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、含塵ガス通路と清浄ガス通路とが
交差して形成された交流型のフィルタをケーシングに収
容する際に、そのシール構造が簡略化され、かつ、ケー
シングの形状を問わずにシールが可能となるようにした
パティキュレートトラップ装置を提供することにある。
[課題を解決する手段」 上記目的を達成するため、本発明は、通気性の多孔質な
材質からなる隔壁で区画された含塵ガス通路と清浄ガス
通路とが交差して形成され、含塵ガス通路が開口する面
と清浄ガス通路が開口する面とが平行でない交流型のフ
ィルタが、含塵ガス人口および清浄ガス出口を有するケ
ーシング内に収容され、含塵ガス人口が含塵ガス通路に
連通し、清浄ガス通路が清浄ガス出口に連通ずるように
構成されたパティキュレートトラップ装置において、前
記フィルタの含塵ガス通路および清浄ガス通路のどちら
か一方が開口する面にのみシール材が当てられ、 ii
f記ケーシングとの間にシールが施されていることを特
徴とする。
本発明において、0;1記フイルタは、通気性の多孔質
な材質からなる板状体の一対の対向する端面を貫通して
複数の孔を形成し、この板状体を前記孔の走行方向が揃
うように複数枚平行に配列し、これらの板状体の間を前
記孔の走行方向と交差する方向に延びるリブもしくはス
ペーサを介して接合し、これらのリブもしくはスペーサ
によって前記板状体の間に前記孔とは交差する方向に貫
通する別の通路を形成して構成されたものであることが
好ましい。
また、本発明において、前記フィルタが多孔質なセラミ
ックスで形成されており、前記シール材が加熱膨張剤と
セラミックスファイバーとを有機結合剤にて結合させて
なる加熱膨張性マットで形成されていることが好ましい
「作用」 本発明では、上記のように交流型のフィルタの含塵ガス
通路および清浄ガス通路のどちらか一方が開口する面に
のみシール材が当てられ、ケーシングとの間にシールが
施されている。
このことをより具体的に説明すると、例えば清浄ガス通
路が開口する面のみシールされているとすると、ケーシ
ングの含塵ガス入口から導入された含塵ガスは、フィル
タの含塵ガス通路に導入されると共にケーシングの内部
空間にも充満する。
しかし、フィルタの清浄ガス通路の開口は、上記のよう
にケーシングとの間にシールが施されているので、含塵
ガス力’ ?+’+浄ガス通ガス通路することは防止さ
れる。結局、含塵ガスは、フィルタの通気性の隔壁を通
してのみ清浄ガス通路に導入され、そのとき含有する微
粒子を捕集されて清浄ガスとなり、清浄ガス通路を通り
清浄ガス出口から流出することになる。フィルタの含塵
ガス通路が開口する面のみがシールされている場合も、
同様にして含塵ガスが清浄ガス通路に漏出することは防
止される。
本発明は、このようにフィルタの含塵ガス通路および清
浄ガス通路のどちらか一方が開口する面のみシールすれ
ば、含塵ガスの清浄ガス通路への漏出は防止できること
に着眼してなされたものである。これにより、フィルタ
の対向する一対の端面にのみシールを施せばよいことに
なり、ケーシングの形状が円筒状、楕円筒状、さらには
蛇腹筒状などのいかなる形状であっても、シールする面
を筒軸方向に向けてフィルタを配置することにょリ、容
易かつ確実にシールすることができる。
本発明において、フィルタとして、板状体の一対の対向
する端面を貫通して複数の孔を形成し。
この板状体を前記孔の走行方向が揃うように複数枚平行
に配列し、これらの板状体の間を前記孔の走行方向と交
差する方向に延びるリブもしくはスペーサを介して接合
し、これらのリブもしくはスペーサによって板状体の間
に前記孔とは交差する方向に貫通する別の通路を形成し
たものを使用すれば、フィルタの再生のための逆洗時の
圧力にも充分耐える強度を付与することができる。
本発明において、フィルタを多孔質なセラミックスで形
成し、シール材を前述した加熱膨張性マットで形成すれ
ば、高温の排ガスの処理に適用した際に、充分な耐熱性
とシール性を付与することができる。
「発明の実施例」 第1図には、本発明を実施したパティキュレートトラッ
プ装置におけるフィルタ収容構造が示されている。
この実施例では、2つのフィルタ31を直列に配列して
円筒形のケーシング32内に収容した構造をなしている
。この実施例では、フィルタ31として、特願昭62−
301586号に示されるようなものを使用している。
ただし、前述した第9図に示すようなフィルタを用いる
こともできる。
このフィルタ31は、第2図に示す通気性の多孔質なセ
ラミックスからなる板状体33を基本エレメントとして
いる。板状体33には、主面とは異なる一対の対向する
端面34.35を貫通して複数の孔36が形成されてい
る。この孔36の形状としては、開口部から見て円形、
楕円形、正方形、六角形など各種の形状が採用できる。
板状体33の孔36が開口する端面34.35に沿う一
対の端縁部には、孔36の軸方向に対して垂直方向に突
出するリブ37が端面34、35に沿って延在している
第3図に示すように、フィルタ31は、上記板状体33
を複数枚重ね合わせて構成されている。板状体33は、
孔36の走行方向が揃うように、かつ、リブ37が同一
方向を向くように重ね合わされている。リブ37の突出
方向端面ば、隣接する板状体33に、耐熱性の接着剤、
抑圧締め、反応焼結などの手段によって気密的に接合さ
れている。この結果、板状体33の間隙には、リブ37
によって区画された別の通路38が孔36の開口面とは
異なる面に開口するように形成されている。この実施例
では、フィルタ31の孔36を含塵ガス通路とし、通路
38を清浄ガス通路として使用している。
再び第1図を参照すると、2つフィルタ31は、清浄ガ
ス通路38゛が開口する面をケーシング32の筒軸方向
に向け、含塵ガス通路36°が開口する面を上下方向に
向けて、互いに整合するように配置されている。2つの
フィルタ31の清浄ガス通路38″が開口する面には、
枠形のシール材39がそれぞれ配置されている。この実
施例の場合、シール材39は、2つのフィルタ31の間
と、2つのフィルタ31が接続されたときの両側の合計
3箇所に配置されている。
シール材39としては、バーミキュライト、パーライト
等の加熱膨張剤と、アルミナ、シリカ等を主成分とする
セラミックスファイバーとを、有機結合剤にて結合させ
てなる加熱膨張性マットが用いられている。第1図のシ
ール材39は、例えばこのマット厚5m/mのものを幅
20mmで枠状に切り出したものである。このような加
熱膨張性マットとしては、嵩密度0.2〜1.2g/c
m’程度、常用最高使用温度800℃、熱伝導率0.1
〜0.2にcal/m−hr・’cat 600℃程度
のものがそれであり、例えば「インタラム・マット」 
(商品名、住人スリーエム株代会社製)などが挙げられ
る。加熱膨張性マツ1〜は、ある程度加熱されると厚さ
方向に例えば15〜3倍程度に膨張し、その接界降温を
繰り返しても膨張状態を維持する特性を有しており、高
温の排ガス等の処理に適用した際に、セラミックス製の
フィルタ31と金属製のケーシング32との熱膨張差を
吸収すると共に、充分なシール性を維持することができ
る。
2つのフィルタ31は、上記のようにシール材39を当
てられ、ケーシング32内に収容される。そして、ケー
シング32の開口部に蓋板40を被せ、蓋板40の周縁
部に形成された孔41と、ケーシング32のフランジ部
42に形成された孔43とにボルトを挿通して締め付は
固定する。蓋板40を締め付けると、フィルタ31およ
びシール材39は、ケーシング32の筒軸方向において
互いに圧接され、シール材39によるシールが施される
と共に、フィルタ31はケーシング32内で固定される
第4図および第5図には、上記のようにしてフィルタ3
1をケーシング32に組み込んで構成した本発明による
パティキュレートトラップ装置が示されている。なお、
この実施例において、パティキュレートトラップ装置の
基本構造としては、特願昭62−232360号に示さ
れるような構造を採用している。
フィルタ31は、ケーシング32内に設けられた支持部
44.45に載置されている。支持部44は接合された
フィルタ31の両側部を支持し、支持部45はフィルタ
31の接合部を支持している。蓋板40の上部には、デ
ィーゼルエンジンの排ガス導入管46が接続されている
。排ガス導入管46は、本発明における含塵ガス入り口
を構成するものである。また、蓋板40の開口部を閉じ
るカバー47が装着されている。一方、ケーシング32
の蓋板40と反対側の端面には、円錐状のカバー48が
取付けられており、カバー48には排ガス導出管49が
取付けられている。排ガス導出管49は、本発明におけ
る清浄ガス出口を構成するものである。また、排ガス導
出管49には、電磁ソレノイド50によって作動する流
路開閉弁51が設けられている。さらに、カバー48内
には、逆洗ノズル52の先端部が挿入されている。逆洗
ノズル52の先端からは、図示しない高圧タンクから弁
53を介して高圧ガスが噴出されるようになっている。
ケーシング32の下面には複数の開口54が設けられて
おり、この開口54には補助フィルタ55が装着されて
いる。さらに、補助フィルタ551−には電気抵抗加熱
ヒータ56が取付けられている。
ケーシング32の筒軸方向に接続された2つのフィルタ
31内には、前述したようにケーシング32の−L下に
走行する含塵ガス通路36゛ と、ケーシング32の筒
袖方向に伸びる清浄ガス通路38゛ とが形成されてい
る。
次に1本発明によるパティキュレートトラップ装置の作
動について説明する。
ディーゼルエンジンからの排ガスは、排ガス導入管46
を通ってケーシング32の上部空間に導入される。排ガ
スの大部分は、フィルタ31の含塵ガス通路35°に第
4図中実線の矢印で示す如く流入する。一部の排ガスは
、第6図に示すように、フィルタ31とケーシング32
の間隙を通ってフィルタ31の両側に回り込み、ケーシ
ング32内に充満する。
しかし、前述したように、清浄ガス通路38゛は、シー
ル材39によってケーシング3Zの内壁に対して気密的
にシールされているので、排ガスが清浄ガス流路38°
内にそのまま漏出することは防止される。結局、排ガス
は、フィルタ31の含塵ガス通路36°内から、フィル
タ31の隔壁を通して清浄ガス通路38′内に流入する
。その際に、フィルタ31の隔壁で微粒子を補足され、
清浄化される。こうして、排ガスは清浄ガスとなって清
浄ガス通路38゛に流入し、第4図ウニ点鎖線の矢印で
示す如く清浄ガス通路38゛を通過してカバー48内に
入り、排ガス導出管49から排出される。なお、排ガス
の一部は、ケーシング3Z下部の開口54を通して外部
に流出するが、その際、開口54に装着された補助フィ
ルタ55によって微粒子は補足される。
フィルタ31の隔壁で補足された微粒子の一部は含塵ガ
ス通路36°内を落下してケーシング32下部の補助フ
ィルタ55上に堆積するが、微粒子の残りの部分は含塵
ガス通路36゛の内壁に付着して堆積する。含塵ガス通
路36゛内壁における微粒子の堆積量が増大すると、排
ガスの通過圧損が増大し、エンジンの出力に悪影響を与
える。このため、定期的に逆洗を行なってフィルタ31
を再生ずる必要がある。
逆洗操作は、まず、電磁ソレノイド50を作動させて排
ガス導出管49に設けられた流路開閉弁51を一時的に
閉じ、弁53を開いて逆洗ノズル52から高圧ガスを噴
出することによってなされる。高圧の逆洗ガスは、清浄
ガス通路38゛内に充満し、清浄ガス通路38°側から
フィルタ31の隔壁を通過して含塵ガス通路36°側へ
流入し、含塵ガス通路36゜内壁に堆積した微粒子を払
い落す。払い落された微粒子は、含塵ガス通路36°を
下方に落下して補助フィルタ55−トに集められる。な
お、逆洗ガスの噴出は極めて短時間に行なわれ、逆洗操
作が終了すると、再び電磁ソレノイド50が作動して流
路開閉弁5Iが開くようになっている。流路開閉弁5I
を閉じることにより、エンジンの一時的な出力低下が起
こるが、このパティキュレートトラップ装置を2組設け
て、デイ−セルエンジンの排気管を分岐させて2組のパ
ティキュレートトラップ装置に接続し、逆洗を分岐させ
た流路において交互に行なうことにより、上記の問題は
解決される。
こうして、微粒子は、最終的に補助フィルタ55上に集
められる。微粒子がある程度の量になったとき、電気抵
抗ヒータ56を加熱して微粒子を燃焼させて除去する。
なお、微粒子中には、微量の不燃性成分が含まれている
ので、エンジンを長期に亙って運転すると、不燃性成分
が補助フィルタ55上に堆積し補助フィルタ55の通気
性をjll害する。
このような場合には、ケーシング32の下部開口54を
開いて補助フィルタ55旧の不燃性成分を除去すればよ
い。
高温の排ガスを通じることによって、加熱膨張性マット
からなるシール材39が膨張し、フィルタ31の清浄ガ
ス通路38°はより気密的にシールされ、長期に亙って
良好なシール性が維持される。
また、シール材39により、金属製のケーシング32と
セラミックス製のフィルタ31との熱膨張差も吸収され
る。実際に、このパティキュレートトラップ装置を作動
させて実験したところ、含塵ガス側と清浄ガス側の差圧
が1 kg/cm”Gとなってもリークは全く起こらな
かった。
なお、このパティキュレートトラップ装置においては、
第6図に示すように、排ガスがケーシング32内に充満
する結果、フィルタ31の両側面に図中矢印Pで示すよ
うな外圧が付与される。このため、清浄ガス通路38°
内に高圧の逆洗ガスを導入したとき、フィルタ31の両
側面において逆洗ガス1こよる内圧と矢印Pの外圧とが
打ち消しあって、フィルタ31の破壊を防止する効果が
ある。
これに対して、第7図に示すように、フィルタ31の含
塵ガス通路36°が開口する面をもシール材58でシー
ルした場合は、フィルタ3Iの両側に位置する部分がむ
だな空間59となる。この空間59は、排ガスなどの圧
力がかからないので、低い圧力状態となっている。この
ため、逆洗時に清浄ガス通路38゛に高圧ガスが導入さ
れると、フィルタ31の両側面に外側からそれに対抗す
る外圧が全くかからないので、フィルタ31が内圧に耐
えきれなくなって破壊されやすくなる。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、交流型のフィル
タの含塵ガス通路および清浄ガス通路のどちらか一方が
開口する面にのみシール材を当ててケーシングとの間に
シールを施すという簡単なシール構造により1例えば組
立施工の作業工程が従来法の局と減少でき、ケーシング
部の組立フランジが1ケ所であっても含塵ガス流路と清
浄ガス流路とのリークを十分に(例えば差圧I Kg/
cm” Gであっても)防止することができる。また、
フィルタのシール材を当てる面をケーシングの筒軸方向
に向ければ、ケーシングの形状が角筒状のみでなく、円
筒状、楕円筒状、さらには蛇腹筒状などのいかなる形状
であってもフィルタを収容して容易にシールすることが
できる。
また、フィルタとして、板状体の一対の対向する端面を
貫通して複数の孔を形成し、この板状体を前記孔の走行
方向が揃うように複数枚平行に配列し、これらの板状体
の間を前記孔の走行方向と交差する方向に延びるリブも
しくはスペーサを介して接合し、これらのリブもしくは
スペーサによって板状体の間に前記孔とは交差する方向
に貫通する別の通路を形成したものを使用すれば、フィ
ルタの再生のための逆洗時の圧力にも充分耐える強度を
付与することができる。
さらに、フィルタを多孔質なセラミックスで形成し、シ
ール材を加熱膨張性マットで形成すれば、高温の排ガス
の処理に適用した際に、充分な耐熱性とシール性を付与
することができる。
さらに、含塵ガス流路と洗浄ガス流路をそれぞれシール
材で区画すると、ケーシング内にどちらにも属さない空
間が形成され、この無駄な空間と各流路空間との圧力バ
ランスが大きくなり、フィルタ板に過大な圧力差が生ず
ることがあるが、本発明ではそのようなこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例によるパティキュレートトラッ
プ装置のフィルタ収容構造を示す斜視図、第2図は同装
置で用いられるフィルタのエレメントを示す斜視図、第
3図は同装置で用いられるフィルタを示す斜視図、第4
図は同装置の正面図、第5図は同装置の左側面図、第6
図は同装置におけるケーシング内での排ガスの流れを示
す説明図、第7図はフィルタの4面をシールした場合の
ケーシング内での排ガスの流れを示す説明図、第8図は
従来のパティキュレートトラップ装[nで用いられてい
るフィルタの一例を示す斜視図、第9図は従来のパティ
キュレートトラップ装置で用いられているフィルタの他
の例を示す斜視図である。 図中、31はフィルタ、32はケーシング、33は板状
体、36は孔、36°は含塵ガス通路、37はリブ、3
8は通路、38′は清浄ガス通路、39はシール材、4
0は蓋板、44.45は支持部、46は排ガス導入管、
49は排ガス導出管である。 第2図 椿3図 第7図 栗l=図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)通気性の多孔質な材質からなる隔壁で区画された
    含塵ガス通路と清浄ガス通路とが交差して形成され、含
    塵ガス通路が開口する面と清浄ガス通路が開口する面と
    が平行でない交流型のフィルタが、含塵ガス入口および
    清浄ガス出口を有するケーシング内に収容され、含塵ガ
    ス入口が含塵ガス通路に連通し、清浄ガス通路が清浄ガ
    ス出口に連通するように構成されたパティキュレートト
    ラップ装置において、前記フィルタの含塵ガス通路およ
    び清浄ガス通路のどちらか一方が開口する面にのみシー
    ル材が当てられ、前記ケーシングとの間にシールが施さ
    れていることを特徴とするパティキュレートトラップ装
    置。
  2. (2)前記フィルタは、通気性の多孔質な材質からなる
    板状体の一対の対向する端面を貫通して複数の孔を形成
    し、この板状体を前記孔の走行方向が揃うように複数枚
    平行に配列し、これらの板状体の間を前記孔の走行方向
    と交差する方向に延びるリブもしくはスペーサを介して
    接合し、これらのリブもしくはスペーサによって前記板
    状体の間に前記孔とは交差する方向に貫通する別の通路
    を形成して構成されたものである特許請求の範囲第1項
    記載のパティキュレートトラップ装置。
  3. (3)前記フィルタが多孔質なセラミックスで形成され
    ており、前記シール材が加熱膨張剤とセラミックスファ
    イバーとを有機結合剤にて結合させてなる加熱膨張性マ
    ットで形成されている特許請求の範囲第1項または第2
    項記載のパティキュレートトラップ装置。
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