JPH0255765B2 - - Google Patents

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JPH0255765B2
JPH0255765B2 JP4019181A JP4019181A JPH0255765B2 JP H0255765 B2 JPH0255765 B2 JP H0255765B2 JP 4019181 A JP4019181 A JP 4019181A JP 4019181 A JP4019181 A JP 4019181A JP H0255765 B2 JPH0255765 B2 JP H0255765B2
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JP
Japan
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lever
mirror
biasing
shaft
motor
Prior art date
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Application number
JP4019181A
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English (en)
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JPS57154229A (en
Inventor
Yoshuki Nakano
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Nikon Corp
Original Assignee
Nippon Kogaku KK
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Publication date
Application filed by Nippon Kogaku KK filed Critical Nippon Kogaku KK
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Priority to US06/357,813 priority patent/US4443083A/en
Priority to DE3209952A priority patent/DE3209952C2/de
Priority to GB8208052A priority patent/GB2098342B/en
Publication of JPS57154229A publication Critical patent/JPS57154229A/ja
Publication of JPH0255765B2 publication Critical patent/JPH0255765B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B19/00Cameras
    • G03B19/02Still-picture cameras
    • G03B19/12Reflex cameras with single objective and a movable reflector or a partly-transmitting mirror

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一眼レフカメラにおける絞り及びミ
ラー駆動装置に関するものである。
従来、レリーズ操作に応答したモータの回転に
よつて絞りの絞り込み動作及びミラーのアツプ動
作を同時に達成するものがある。しかしながらこ
の従来装置はモータの力でミラーを徐々にアツプ
させるので、ミラーアツプ動作が緩慢であり、ミ
ラーアツプによるフアインダー画面の消失時間が
大きいという欠点を有していた。
本発明は上記欠点を除去し、フアインダー画面
の消失時間が短い絞り及びミラーの駆動装置を提
供するものである。
まず第1図により本発明の前提となる例を説明
する。
第1図において公知のスリツプ機構2は異常な
負荷がモータ1にかかつた時に、ここの部分でス
リツプをしてモータ1に負担をかけないように作
用する。モータの回転軸3は、スリツプ機構2を
介してモータ1の回転力を伝達される。軸3に固
着されているウオーム4はウオームホイール5と
常時かみ合つており、減速作用を行う。軸3が図
中で反時計方向(矢印の方向)へ回るときウオー
ムホイール5は時計方向(矢印の方向)に回転す
る。
軸6はウオームホイール5に固着され、その中
央部には第1ギヤー7、先端部には絞り込みカム
8がそれぞれ固着されている。絞り込みカム8に
はピン9が当接している。絞り込みレバー10は
軸11を中心に回動可能となつており、その中程
に前記ピン9が固着されている。したがつてレバ
ー10はカム8のリフトに応じて揺動する。
レバー10と共軸一体にセクタギヤー12が固
着されている。ピニオン13はギヤ14と一体と
なつており、セクタギヤー12と常時かみ合つて
いる。ギヤー14はピニオン15に常時かみ合つ
ており、ピニオン15は爪車16とさらに軸7と
共に一体になつている。したがつて、レバー10
の揺動は拡大されて爪車16に伝わる。
レンズ17の内部には、不図示ではあるが公知
の絞り機構が入つている。そして、絞り連動レバ
ー18が図示の位置にあるときに絞りは開放にな
つており、不図示のばねの付勢力により同図中で
下方へ移動すると、その移動量に応じて絞りを絞
り込むようになつている。つまり、レバー18は
レバー10の先端10aと係合しているのでカム
8のリフトが小さくなるにつれて、レバー10は
時計方向に回転してゆき、レバー18も図中で下
方へ移動することとなるために絞りが絞り込まれ
るのである。
レバー19は軸20に回転可能に支持され、ば
ね25により反時計方向に付勢されている。レバ
ー19は爪部19aを有しており、この爪部19
aが爪車16と係合するとレバー10の回動が係
止される。レバー19に取付けられたアマチユア
21がヨーク22に吸着されているため(通常状
態)レバー19は反時計方向に回転できない。こ
の吸着力は永久磁石23の磁力によるが、コイル
24に通電すると永久磁石23の吸着力は減ぜら
れるためにアマチユア21はヨーク22から離れ
る。その結果レバー19はばね25の付勢力によ
り反時計方向に回転し、爪部19aと爪車16が
かみ合う。なお、レバー19の先端には板ばね2
6が取付けられており、該板ばね26を上方に押
し上げるとレバー19は時計方向に回転し、アマ
チユア21は再び吸着される。
次に、第1ギヤー7と常時かみ合う第2ギヤー
27には透光用の3つの穴27a,27b及び2
7cが穿設されている。28aはLED等の発光
体、28bはフオトセンサである。センサ28b
と穴27a,27b又は27cのいずれかが正対
したことは各々検出され、シーケンス制御に用い
られる。
第2ギヤー27には軸29が固着され、その中
程にはリセツトレバー30、先端にはクランク3
1がそれぞれ固着されている。ウオーム4が反時
計方向(矢印の方向)に回転するとき軸29もや
はり反時計方向(矢印の方向)に回転する。クラ
ンク31の先端にはピン32が固着されており、
ピン32にはロツド33の一端が回転可能に支持
されている。
ロツド33の他端はピン34によつて回転可能
に支持されている。
このピン34はレバー36の先端に固着されて
いる。軸35と一体となつたレバー36は軸35
を中心として回動可能である。以上の軸29、ク
ランク31、ピン32、ロツド33、ピン34、
レバー36、軸35によつててこクランク機構が
構成されている。したがつて軸29を図中矢印の
方向へ回転させると、ロツド33は上方へ移動
し、レバー36は反時計方向に回転する。
ピン37はミラー保持枠38に固着されてお
り、この枠38は軸35に回転可能に支持されて
いる。保持枠38には、レフレツクスミラー(不
図示)が取付けられており、レンズ17を通過し
た光をフアインダー光学系(不図示)へと反射す
る。レバー36の側面36aとピン37との間に
は所定の間隙Aが形成されている。
ピン37とピン34の間には引張りばね39が
かけられており、そのためミラー保持枠38は時
計方向(ミラー下降方向)に付勢されている。し
かしながら、枠38の下降はその先端38aが受
け台50により係止される位置に制限される。軸
29の矢印方向の回転によつてレバー36が反時
計方向に回転した時には、間隙Aが失われた後に
側面36aとピン37が当接し、その結果レバー
36とミラー保持枠38は一体となつて反時計方
向回転することになる。このため、ミラー保持枠
38は撮影光路から退避することができる。
次に、軸29の中程に固着されたリセツトレバ
ー30の働きについて述べる。レバー30の先端
30aにはリセツトピン40が固着されており、
リセツト中間レバー41の第1の腕41aと係合
可能な位置関係にある。リセツト中間レバー41
の第2の腕41bにはばね42がかけられてお
り、レバー41がいずれの方向に回転しても初期
位置(図示の状態)に復帰するように付勢されて
いる。また、レバー41には第3の腕41cが設
けられており図示の状態では板ばね26との間に
所定の間隙Bを生じている。そして、レバー41
を反時計方向に回転させた時には、まず板ばね2
6と第3の腕41cとが当接し、しかる後にレバ
ー19を時計方向回転させる。
なお、リセツトレバー30の他の端30bは軸
29の矢印方向の回転を制限するためのものであ
り、端30bと制限43の当接によりそれは達成
される。
次にその作動を説明する。
第1図はカメラのフイルム巻上やシヤツタのチ
ヤージが終つて撮影準備が成された状態を示して
いる。ここでレリーズ釦の押下に連動してレリー
ズスイツチSW1がONされると、モータ制御回路
C1の働きによりモータ1が反時計方向に回転を
はじめる。するとウオーム4及びウオームホイー
ル5を経由して軸6が時計方向に回転をはじめ
る。その結果軸6と一体となつたカム8も同方向
に回転し、カム8のカム面8aがピン9に対して
徐々にリフトを小さくして行く。またレバー18
は図中で下方に付勢されているため、時計方向に
回転する。
カム面8aはレンズ17に最小絞り径を与える
リフトよりさらにやや小さな最小リフトが得られ
るようになるまで傾斜がついており、それ以降の
回転においては、最小リフトが続くように設定さ
れている。これを最小リフト領域という。受光素
子PD1にはレンズ17を通過した光が絞り込みに
応じた光電出力を発生する。そして、受光素子
PD1の出力がフイルム感度及びシヤツタスピード
によつて定まる所定絞り値に対応したとき、制御
回路C2はコイル24に通電する。そのためヨー
ク22とアマチユア21の吸着が解かれ、爪部1
9aは爪車16とかみ合い、その結果ピニオン1
5、ギヤ14、ピニオン13、セクタギヤー12
を介してレバー10は係止される。したがつて、
レンズ17には所定の絞り値が設定されたことに
なる。
このような絞り値決定動作の間、第1ギヤー7
とかみ合う第2ギヤー27はやはり反時計方向へ
回転をつづける。したがつてクランク31も同方
向に回動するので、レバー36は反時計方向の回
転を開始する。しかしながら、下死点にあるてこ
クランク機構においては、クランク31の回転角
に比べてレバー36の回転角は著しく小さい。こ
こで、間隙Aは前述の絞り決定動作中にはミラー
保持枠38を動かすことがないように定められて
いるものとする。従つて絞り決定動作中にはミラ
ー上昇動作は行なわれないから受光素子PD1に入
る光量に悪影響は生じない。
このような絞り決定動作に最も長い時間を要す
るのは、レンズ17又は他の交換レンズ群中の最
小絞り径まで絞りが絞り込まれないとコイル24
への通電が行われない場合である。ここまでの動
作はモータにかかる負荷はきわめて小さいため、
軸6は急速に回転する。しかしながら絞り値決定
を精度良く行うためには、ある程度ゆつくりレバ
ー10を時計方向回転させる必要がある。それは
受光素子PD1、及び制御回路C2の応答遅れ、コイ
ル24の作動遅れに対して、充分安定したタイミ
ングで爪部19aと爪車16をかみ合わす必要が
あるからである。このためギアー12〜16の間
の拡大歯車列には充分大きな慣性を持たせてあ
る。そのためにカム8は急速に回転してもレバー
10は適度の速さで遅れて回転することになる。
したがつて、カム8は最小リフト領域の開始端ま
で達したら、そこで絞り値決定動作が終るまでモ
ータ1の回転を止めて待つことになる。
回転停止信号Sig−1は第2ギヤー27に設け
られた穴27bとセンサ28bとが正対したこと
を検出して発生する。例えば、穴27aとセンサ
28bが正対しているとき(絞り決定動作開始
時)から穴27bとセンサ28bが正対するまで
には、センサ28bから2つのパルス状光電出力
が得られるから、このパルスを計数すればよい。
穴27bがセンサ28bと正対すると回転停止信
号sig−1が回路C1に送られ、その結果モータ1
には電気ブレーキが掛けられ軸6及び軸29の双
方は停止する。しかしながら、前述のごとくミラ
ー保持枠38は間隙Aの働きによりまだ動かな
い。
以上がレリーズから絞り値決定までの作動であ
る。
次にミラー上昇の行程に入る。穴27bとセン
サ28bが正対し、制御回路C1に回転停止信号
sig−1が送られると、タイマ回路C3がスタート
し、すべての交換レンズのうちの最小絞り径を決
定するのに必要な時間のなかで一番長い時間の遅
延を行つた後、再起動信号sig−2を発生する。
信号sig−2を印加されると回路C1はモータ1に
通電する。従つて、モータ1は再び矢印の方向へ
回転を開始し、軸6、軸29も先ほどにひきつづ
き回転をはじめる。
クランク31の反時計回転にともないレバー3
6は反時計方向回転をつづける。そしてついに間
隙Aはゼロになり、ピン37とレバー36の側面
36aは当接し、その結果ミラー保持枠38は押
し上げられ撮影光路より退避する。そして、クラ
ンク31の腕が図中でほぼ上を向く時にリセツト
レバー30の腕30bが制限43に当たり、軸2
9の回転は制限される。
この時、第2ギヤー27に設けられた穴27c
とセンサ28bが正対する。これが検出されると
回路C1へ再停止信号sig−3が送られモータ1へ
の通電は断たれる。モータ1の再起動の間カム8
は回転するが最小リフト領域なのでレバー10は
回転しない。そして、モータ1が停止すると最小
リフト領域の終了端に達する。この過程で、リセ
ツトピン40がリセツト中間レバー41の第1の
腕41aに当接し時計方向に回転させるが、該第
1の腕41aが通り抜けると中間レバー41は図
示の位置にばね42の付勢力により復帰する。こ
のようにしてまず絞りが絞り込まれ、しかる後に
ミラーが上昇する。
この後不図示のシヤツタが作動を開始する。こ
のスタート信号は第2ギヤー27の穴27cとセ
ンサ28bによつて生ずる再停止信号sig−3で
も良いし、またミラー保持枠38やレバー36の
動きに関連した機械的な信号でも良い。
シヤツター閉成が完了すると、公知の方法、例
えばシヤツター後羽根駆動機構と関連するスイツ
チSW2のON信号により回路C1が作動して、モー
タ1を図中の矢印と逆の方向に回転させる。以降
は、ミラー下降及び絞り開放動作行程になる。
なお、この時モータ1の軸3に一方向クラツチ
を介してフイルム送り系をとりつけておき、ミラ
ーや絞りの戻しと同時にフイルムを1コマ分巻上
げる構成にしても良い。または、軸3にウオーム
4への動力伝達と、フイルム送り系への動力伝達
を選択的に切換えられるクラツチを設け、ミラー
の復元及び絞り開放が成された後に、フイルムを
巻き上げる構成にしても良い。
さて、モーター1の軸3が時計方向に回転をは
じめると、ウオーム4、ウオームホイール5を経
由して軸6が反時計方向に回りはじめる。したが
つてカム8も最小リフト領域の終了端から反時計
方向に回転をはじめるが、カム面8aは最小リフ
トとなつているので、ピン9すなわちレバー10
に直ちに働きかけることはない。一方、軸6と一
体に第1ギヤー7も回転をはじめるため、第2ギ
ヤー27も時計方向に回転する。したがつて、ク
ランク31、レバー36及びミラー保持枠38の
逆転によりミラーは下降することになる。
その途中で、リセツトレバー30に設けられた
リセツトピン40はリセツト中間レバー41の第
1の腕41aと係合し、このレバー41を反時計
方向に回転させる。このためレバー41の第3の
腕41cは板ばね26を上方に押し、その結果レ
バー19は時計方向に回転しアマチユア21はヨ
ーク22に押し付けられ、永久磁石23の磁力に
より互に吸着する。したがつて爪19aと爪車1
6との係止は解除され、ギアー12〜16の拡大
ギヤ列及びレバー10は自由に動き得るようにな
る。
一方、クランク31の逆回転が進行してゆきミ
ラー保持枠38の先端38aが受け台50に当接
すると、枠38はそれ以上回転できない。したが
つてレバー36はばね39を引張りながら時計方
向回転をつづけるから、間隙Aが再び生ずる。こ
の時期にはカム8は最小リフト領域の開始端を通
り越し、除々にリフトが大きくなりはじめ、レバ
ー10を介してレバー18を図中で上方へと変位
させる。従つて、レンズ17の絞りは開放へと向
かう。さらにモータ1が回転をつづけるとリセツ
トレバー30の一端30aが制限43に当たり、
軸29及び軸6の回転は止まる。
さて、以上の作動の間にフイルム送りをする構
成の場合には、第2ギヤー27の穴27aがセン
サ28bと再度正対することを検出してモータ1
を停止せしめる。以上の作動の後にフイルム送り
をする場合は軸6の原位相への復帰等を検出して
前述のクラツチをフイルム送り側へ切り換えれば
良い。
このようにして、ミラーは被写体観察位置に戻
り、レンズ17の絞りは開放に復し絞り係止装置
16〜25も原位置に復帰する。
次に、本発明の唯一の実施例について説明す
る。上述した例は機構が簡単であつたが、さらに
撮影間隔を短かくしてシヤツタチヤンスを拡大す
るためにモータ1に印加する電圧を上昇させる
と、モータ1の停止を急激に行うことは無理にな
つて来る。したがつて絞り込み作動と、ミラー上
昇作動との間の休止が不確実となり、オーバーラ
ンによりミラーの上昇が開始されてしまい、受光
素子に達する光量が不正確となるおそれが生ず
る。
そこで機械的にミラーの駆動系を係止し、所定
のタイミングで再びミラー駆動系の作動を許容す
るように構成したものが、本実施例である。
その構成については上述した例との共通性が多
いため(同一符号のものは同一作用をするものと
する)特に詳述はしないが、作動の説明の中で順
次説明をする。
第2図は本実施例を示し、撮影準備が完了して
いる場合を示す。ここでレリーズスイツチSW1
ONさせるとモータ1の軸3は反時計方向(矢印
の方向)に回転を始め、ウオームホイール5はウ
オーム4を介して時計方向(矢印方向)に回転す
る。さらに軸6を介してカム8も同方向に回転す
る。
カム8の先端には凸起8bがあり、これが時計
方向回転のときにレバー101の一端101aを
押す。このためレバー101はカギ104に植設
された軸102を中心として反時計方向の回転を
開始すべきものであるが、該レバーの他端101
bはピン103にて押さえられている関係上、軸
102が取り付けられているカギ104全体を軸
105回りに反時計方向に回転させることにな
る。したがつてフツク部104aとピン146の
係合は外れる。また、カム8のカム面8aには時
計方向回転によつてそのリフトを減ずるような傾
斜が与えられているので、レバー100は時計方
向に回転可能となる。
一方、レバー100はばね113により軸11
6を中心として時計方向に付勢されており、また
レバー100,108にそれぞれ植設されたピン
9と107との間にはばね114が掛けられてい
る。そのためレバー100と108とは一体的に
回転する。またレバー108の先端108bはレ
バー18と係合しており、レンズ17に内蔵され
たバネによるレバー18に対する下方への付勢力
を受ける。従つて、レバー100はフツク部10
4aがピン146から外れることによつて時計方
向に回転開始する。レバー100,108の回転
速度は絞り値決定精度を得るために慣性ブレーキ
117によつて緩速に抑制される。この慣性ブレ
ーキ117は軸116によつて回転可能に支持さ
れており、該慣性ブレーキ117に植設されたピ
ン106はレバー100の下側端に係合してい
る。このため、カム面8aとピン9との当接の圧
力が極くわずかあるいはゼロに低下するため軸6
は急速に回転する。
一方軸6の中程に設けられた第1ギヤー7と第
2ギヤー27とがかみ合つているため、軸29も
反時計方向に回転する。しかしながら軸29の中
程に固着されたカム109の凸起109aがレバ
ー110の先端110aに係止されるので軸29
ならびに軸6の回転は停止する。この際、第2ギ
ヤー27上に設けられたピン111がスイツチ1
12をONするため、モータ制御回路C10の働き
によりモータ1への通電は断たれ、モータ1は停
止する。しかしながら、スリツプ機構2がモータ
1と軸3の間に介在しているので、モータ1への
通電を断つことは、必ずしも必要ではなく、軸6
及び29が停止している時にモータ1を回したま
まにしておいて次の行程の立ち上がりを早くする
こともできる。
さて、レバー100の時計方向回転はこの間も
続行されており、レンズ17の絞りはだんだん小
径になつて行く。レンズを通つた光は、不図示の
ミラーで反射され、受光素子PD1に達する。受光
素子PD1の光電出力がフイルム感度とシヤツター
スピードに対して所定関係となつた時に、あるい
は所望の絞り値に対応した値になつた時に制御回
路C2はコイル24に通電する。この時永久磁石
23の磁力に減ぜられ、ばね25の付勢力により
アマチユア21とヨーク22の吸着が解かれる。
従つて、アマチユア21が取り付けられているレ
バー19は反時計方向に回転し、その先端の爪1
9aが爪車166を係止する。その結果爪車16
とそれに連なる拡大ギヤ列13〜16、108a
及びレバー108を停止させる。これによりレン
ズ17の絞り値は決定されたことになる。
ここで拡大ギヤ列について説明すると、レバー
108の基部にはセクタギヤー108aが形成さ
れピニオン13、ギヤー14、ピニオン15、爪
車16と回転が伝達されることによつてレバー1
08の回転角が拡大される。したがつて爪車16
を爪19aで係止する時に生ずる停止誤差はレン
ズ17の絞り値に換算するときわめて小さなもの
となる。
さてコイル24への通電信号は同時にモータ制
御回路C10に印加される。これによつてモータ1
への通電が再開されるが、前述のカム109とレ
バー110の係合により、軸6及び29は未だ回
転することができない。レバー108が係止され
た後は、ばね113の付勢力によりレバー100
のみが時計方向回転をつづけばね114の引張力
に打ち勝つてカム面8の最小リフト領域にピン9
が当接するに至る。この当接の直前に、レバー1
00の他端に植設されたピン115がレバー11
0の他方腕110bを図中で左斜上方に押す。そ
のためレバー100は反時計方向回転し、一端1
10aとカム109の凸起109aの係合が解除
されて軸29及び軸6は反時計及び時計方向の回
転を再開する。
尚、これまでの説明の中でモータ1への通電再
開をコイル24への通電と同時に行つている点に
ついては、レバー110の反時計方向回転に関連
せしめてもよい。もちろん、前述のごとく通電を
中断しないシステムを採用する場合は、再開の手
続も不要となる。
さてこのように再び軸6及び29が回転をはじ
めると、カム8は以降の位相では最小リフト領域
になつており、レンズ17の絞りが再び開放側に
向かうことはない。一方、カム8が最小リフト領
域に入ると軸29に固着されたチヤージカム11
6のリフトが大きくなりはじめローラ97を介し
て、レバー118を時計方向に回転させる。この
ためレバー118に植設されたピン120により
ばね119をチヤージする。この時ピン121は
ばね119により引張られるものの、該ピン12
1が取り付けられているレバー122の一端12
2aが、レバー123のカギ123aに係止され
ているため、この時点ではレバー122は反時計
方向に回転しない。
モータ1の回転が進んでカム116のリフトが
大きくなると、レバー118に設けられたピン1
24がレバー123の一端123bを押すために
レバー123は軸125回りに時計回転し、カギ
123aはレバー122の係止を解除する。した
がつてばね119の付勢力によりレバー122は
反時計回転し、腕122bによりミラー保持枠3
8に植設されたピン37を押圧する。そのためミ
ラー保持枠38は軸35を中心に反時計回転し、
不図示のミラーは一体に上昇して撮影光路から退
避する。なお、軸35はレバー122と一体であ
りミラー保持枠38に対しては回転可能となつて
いる。この過程において軸29の中程に設けられ
たレバー30には、リセツトピン40が固着さ
れ、軸29の回転にともなつてリセツト中間レバ
ー41の第1の腕41aを軸126回りに時計回
転させる。そしてピン40が通りすぎた後には、
ばね42の付勢力により図示の位置にもどる。
ところで、ミラー保持枠には腕38bが設けら
れており、ミラーが充分上昇したところでスイツ
チ127をONしモータ1への通電をOFFする。
ミラーが充分上昇した位置とは次の位置である。
即ち、モータ1のスリツプ機構2の上方にあつて
ウオーム4と一体となつているピニオン128、
ギヤー129、ピニオン130、ギヤー131、
ピニオン132及びギヤー133から成る減速ギ
ヤ列の末端にフイルム送りレバー134がギヤー
133と1体に設けられている。この先端134
aがレバー135に係止された時がミラーの上昇
完了の位置となつており、この時軸6,29はこ
れ以上回転しない。以上のようにして、まず絞り
値を決定し、しかる後にミラーを上昇させる行程
が終わる。
次に、シヤツタ作動に入る。シヤツタをスター
トさせるのは、スイツチ127の信号によつて電
磁的手段によりスタートさせても良いし、またレ
バー122の反時計回転の動作から機械的な信号
をとつてスタートさせても良い。このあと、所定
の露出時間で露光が行われ、露光完了するとシヤ
ツタ後羽根駆動機構に関連したスイツチSW2
ON信号により、モータ1は時計方向に逆転す
る。モータ1の逆転に関連させるか、あるいは露
光完了動作に関連して、レバー136をばね13
8に抗して軸137回りに時計方向回転させる。
すると、フイルム送り板139の切欠き部139
aとレバー136の先端136aの係合は解除さ
れる。モータ1の逆転に伴ない軸6,29はこれ
までとは逆の方向に回転する。そうなるとカム1
16はそのリフトが小さくなつてゆくからレバー
118は反時計方向に回転する。すると、ばね1
19の付勢力によりレバー118の一端118c
とレバー122の一端122cは当接しているた
め、ばね39の付勢力でミラー保持枠38、レバ
ー122は時計方向に回転する。
したがつてミラー保持枠38の先端38aは受
け台50に当たつて回転停止するから、不図示の
ミラーは被写体観察位置に復帰したことになる。
同時にレバー122の先端122aはレバー12
3のカギ123aを押しのけて時計方向回転す
る。そこで、ばね140がレバー123を反時計
方向に付勢しているため、カギ123aはレバー
122の一端122aを係止しレバー122は反
時計方向に回転不可能となる。
ここまでの間に、リセツトレバー30の先端の
ピン40はリセツト中間レバー41の第1の腕4
1aを反時計方向回転させるため、第3の腕41
cが板ばね26を上方へ押す。このため、レバー
19は右旋し、アマチユア21はヨーク22に吸
着される。従つて、爪19aと爪車16の係合は
解除され、爪車16からレバー108に至る拡大
ギヤ列は回転を許容される。さらに軸6の反時計
方向回転によりカム面8aがピン9を押し上げて
行く。またカム面8aはレバー101の一端10
1aに当接し、ばね141に抗してレバー101
を時計方向に回転させる。
そしてレバー100が第2図の位置まで戻る
と、ピン146がフツク部104aに係止される
から、以後カム8が反時計方向に回転したとして
も、レンズ17が綴り込まれることはない。な
お、ばね142に逆らつて、凸起109aがレバ
ー110の一端110aを乗り越えることが出来
るため軸29も時計方向には回転できる。
さらにカム116が回転をつづけレバー118
が時計回転することがあつてもレバー123のカ
ギ123aがレバー122の先端122aを係止
しているため、ミラーが動くようなことはない。
以上で、ミラーは復帰し絞りは開放にもどつたこ
とになる。
以上のようなモータ1の逆転の結果、正転時に
レバー135に当接するまで回転していたフイル
ム送りレバー134は図示の位置までもどつて来
る。すると今度は、レバー134の先端134a
上に植設されたピン143がフイルム送り板13
9の下部の凸起139bに当接するから、これら
は1体となつて反時計方向(破線矢印の方向)に
回転をはじめる。フイルム送り板139には、不
図示のフイルム送り機構とシヤツタチヤージ機構
が連動しており、フイルム送り板139が1回転
する間に、フイルムが1コマ分送られ、シヤツタ
チヤージが成される。
一方、シヤツタチヤージの途中でレバー136
への右旋方向への付勢がとり除かれ、レバー13
6はばね138の付勢力により、フイルム送り板
139の外周部139cに当接する。したがつ
て、フイルム送り板139が正1回転した後先端
136aは切り欠き部139aに落ち込み、フイ
ルム送り板139は停止し、軸6及び軸29もす
べて停止する。この時モータ1への通電を断つの
はレバー136の切欠き139aへの落ち込みを
利用して、スイツチSW3をONにすれば、容易に
行える。
なお、このフイルム送り行程中にフイルム送り
レバー134が破線矢印方向の回転中においてレ
バー135に当接するが、ばね144に抗して押
しのけて通過できるので問題は生じない。
以上の如く本実施例においては、絞り込み後ミ
ラー上昇開始までの間機械的な係止を行い、さら
に機械的な遅延を行わせて確実に絞り決定を行う
ことを可能にしている。したがつて駆動電源が高
圧であつたり電圧変動が大きい場合においても、
安定した絞り制御を行うことができる。
なお、本装置において制御される絞り値が大口
径の場合と小口径の場合では、レバー100を駆
動する力の大きさが変化する。すなわち、大口径
に設定される場合は、レバー10を駆動する力の
うちレバー18から供給される付勢力がレバー1
08の停止により早期に失われ、逆に小口径に設
定される場合は長時間加えられる。そのため、小
口径の時の方が、カム109とレバー110の係
合が早く解除される。しかしながらレバー18の
付勢力は一般に充分小さく、それに対して、ばね
113及び慣性ブレーキ117による力は大きい
ため事実上その差は無視できるものである。
以上に説明してきた実施例においてはミラー下
降と絞り込み阻止解除とを並列して行つている
が、これに限定されるものではなく絞り込み阻止
解除は露光完了時におけるシヤツタ後幕駆動機構
の作動あるいは次の撮影のための巻上げ等に連動
させてもよい。このときには、例えば第1図にお
いて爪19aにより係止される被係止部材12〜
16を絞り込みレバー10とは分離しておいて、
絞り込み時は両者が一体的に作動するが、絞り開
放時には別々に作動できるよう構成すればよい。
以上詳述した如く本発明は、往復動部材(実施
例の部材4〜8,27,29,30,116,1
28〜134)の往動時に絞り込み動作、ミラー
駆動部材(実施例の部材122)のチヤージ、ミ
ラーアツプを行い、復動時に絞りの復帰及びミラ
ーダウンを行うものである。一般的に絞り込み動
作を行なう時の負荷は小さいが、本発明は往復動
部材の往動時にこの絞り込み動作に加えて負荷の
大きいミラー駆動部材のチヤージ、即ち付勢力の
蓄勢を行つているので、該往復動部材を駆動する
モータを効率的に活用することができる。
また本発明は、往復動部材の往動時にミラー駆
動部材の付勢力をチヤージし、そのチヤージが終
了した時にミラー駆動部材の係止を解除すること
により、その蓄勢された付勢力で一瞬のうちにミ
ラーアツプを行う。従つてモータで徐々にミラー
アツプを達成するものに比べてフアインダー画面
の消失時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は前提となる例の斜視図、第2図は本発
明の唯一の実施例を示す斜視図である。 主要部分の符号の説明、1,C1,C3;1,C10
……駆動源、8……往復動部材、10,100,
108……絞込み部材、12〜16,108a…
…作動部材、19〜24,26……係止部材、2
7,29〜39;109〜124……ミラー駆動
部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 モータと;該モータから駆動力を受け、レリ
    ーズ時に往動する一方、露出完了時に復動する往
    復動部材と;該往復動部材に連動し、該往復動部
    材の往動により撮影レンズの絞りが絞り込み方向
    へ変位することを許容し、前記往復動部材の復動
    により前記絞りを開放状態に復元する絞り込み部
    材と;下降状態にある時に撮影レンズの透過光を
    フアインダー光学系に反射し、上昇した時に撮影
    レンズの透過光がフイルム面に至るのを許容する
    反射ミラーとを備えた一眼レフレツクスカメラの
    絞り及びミラーの駆動装置において、 前記反射ミラーを下降方向へ付勢する第1の付
    勢部材と; 前記反射ミラーが前記第1の付勢部材によつて
    下降状態に至ることを許す第1の位置と、前記反
    射ミラーを前記第1の付勢部材に抗して上昇状態
    に至らしめる第2位置とに移動可能な駆動部材
    と; 前記第1の付勢部材よりも大きな付勢力を有
    し、前記駆動部材を第1の位置から第2の位置へ
    駆動するべく該駆動部材に作用する第2の付勢部
    材と; 前記第2の付勢部材の付勢力に抗して前記駆動
    部材を第1の位置に係止する係止部材と; 前記往復動部材に連動し、該往復動部材の往動
    により前記第2の付勢部材の付勢力をチヤージす
    るとともに、該チヤージ動作が完了した時には前
    記係止部材に作用して該係止部材による前記駆動
    部材の係止を解除し前記第2の付勢部材の付勢力
    によつて前記駆動部材が第2の位置へ移動するこ
    とを許容し、露出完了時には前記往復動部材の復
    動により前記第1の付勢部材による前記反射ミラ
    ーの下降及び前記駆動部材の第2の位置から第1
    の位置への移動を許容する制御部材とを有するこ
    とを特徴とする駆動装置。
JP4019181A 1981-03-19 1981-03-19 Aperture and mirror driving device for single lens reflex camera Granted JPS57154229A (en)

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JP4019181A JPS57154229A (en) 1981-03-19 1981-03-19 Aperture and mirror driving device for single lens reflex camera
US06/357,813 US4443083A (en) 1981-03-19 1982-03-15 Driving apparatus in a camera
DE3209952A DE3209952C2 (de) 1981-03-19 1982-03-18 Spiegelreflexkamera
GB8208052A GB2098342B (en) 1981-03-19 1982-03-19 Motorised slr camera

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