JPH0255247A

JPH0255247A - ガラス製表示板の製造方法

Info

Publication number: JPH0255247A
Application number: JP20684788A
Authority: JP
Inventors: Toshiyuki Tanaka; 俊行田中
Original assignee: TANAKA GLASS KAKOUSHIYO KK
Current assignee: TANAKA GLASS KAKOUSHIYO KK
Priority date: 1988-08-19
Filing date: 1988-08-19
Publication date: 1990-02-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、ガラス製表示板の製造方法に関するもので
ある。

（従来の技術）会社、工場、事務所等においては、受付等に各種の表示
板が設置されるのが一般的であるが、従来この種の表示
板はプラスチックを用いたものが多かった。しかしなが
ら、このプラスチック製の表示（反では重厚さがなく、
見栄えの点で多少劣るという不具合がある。

（発明が解決しようとする課題）上述のような不具合を解消する方法としては、プラスチ
ック仮の代わりにガラス板を用いることが考えられる。

従来、ガラス板に図案を形成する方法としては、いわゆ
る写真製版の技術を用い、エツチングによってガラス板
に図案を刻印する方法があったが、この従来の方法は高
価な大型のガラス板に図案を形成する為に用いられるも
のであり、表示板のような小型単品のものに適用するこ
とはコスト的に無理であった。

また、他の方法として、手作業でガラス板に図案を彫り
込む方法もあったが、この方法では、出来映えが作業者
の能力に依存するばかりでな（、製造時間が長くなると
いう問題があった。

この発明は、かかる問題点に迄み、低コストで且つ短時
間でガラス板に図案を形成でき、しかも所望の出来映え
を保証できるガラス製表示板の製造方法を提供すること
を課題とする。

（課題を解決するための手段）そして本件発明者は、上述のような課題を解決すべく鋭
意研究した結果、最近車両のアクセサリ−用シールの製
造に用いられるカッティングシートに着目し、これとサ
ンドブラストとをうまく組み合わせればよいことを知見
し、本発明を完成した。

そこでこの発明に係るガラス製表示板の製造方法は、「カッティングシートに所定の図案を切り抜く工程と、図案を切り抜いた上記カッティングシートをガラス板に
貼付する工程と、上記カッティングシートの上側から上記ガラス板にサン
ドブラストを行って該ガラス板に上記図案を彫り込む工
程とを備えた」ことを要旨とするものである。

また、この発明に係るガラス製表示板の製造力；去は、「ガラス板にカッティングシートを貼付する工程と、上記カッティングシートに所定の図案を切り抜く工程と
、図案を切り抜いたーＦ記カンティングシートの上側から
上記ガラス板にサンドブラストを行って該ガラス板に図
案を彫り込む工程とを備えた」ことを要旨とするもので
ある。

ここで、カンティングシートに図案を切り抜く場合、図
案中に周囲と不連続な部分ができることがあるが、係る
場合にはこの不連続部分を図案の所定位置に保持するた
めのフィルムをカッティングシートに貼付し、これをガ
ラス板上に貼付した後、上記フィルムを取り外すように
すればよい。

また、図案を切り抜く方法としては、手作業で行っても
よいが、出来映えの点からは、カッティングプロッタを
用いるのが好ましい。

また、サンドブラスト後のガラス板の図案内面は白濁化
し、製品によってはこれをきらうことがあるが、係る場
合、フッ酸に浸漬し、フン酸を吹き付け、あるいは図案
内面にフッ酸を流し込んで図案内面を溶解透明化するよ
うにすればよい。

又、本発明の製造方法を繰り返してガラス板に深さの異
なる図案を形成するようにしてもよい。

（作用）この発明においては、カンティングシートを利用しサン
ドブラストによってガラス板に図案を彫り込むようにし
たことから、従来の写真製版及びエツチング技術によっ
て製造する場合に比較して安価であり、又手作業で行う
場合に比して出来映えが保証され、しかも作業時間が短
くなる。

（実施例）以下、本発明の実施例を図について説明する。

第１図ないし第６図は本発明の一実施例によるガラス製
表示板の製造方法を模式的に示す。図において、１は裏
面全面に糊が塗布され、その上に裏面シート１ａが貼付
されたカッティングシート、２はカッティングシート１
に切り抜かれた図案、３は裏面全体に糊が塗布され、カ
ッティ７ダントー１の図案２中の周囲からの不連続部分
２ａを図案２中の所定位置に保持するための透明な保持
フィルム、４は図案２が刻印されるガラス板、５はサン
ドブラスト装置のノズル、６はフッ酸７を貯溜するフッ
酸槽、８，９はガラス仮４を表示板として保持するため
の金属板、ガラス支持板である。

次に本製造方法を説明する。

ガラス製表示板を製造する場合、まずカッティングシー
ト１にカッティングプロッタを用い図案２を袋状に切り
抜き（第１図参照）、次に図案２の不連続部分２ａをそ
の所定位置に保持するためにカッティングシー）１上に
透明保持フィルム３を貼付する（第２図参照）。

こうしてカッティングシート】に図案２が切り抜かれる
と、このカッティングシート１の裏面シートＩａを剥が
し、これをガラス仮４上に貼付しく第３図参照）、この
カッティングシートｌの上側からこのシート１に向けて
サンドブラスト装置のノズル５から砂５ａを吹き付け、
ガラス仮１に図案２を彫り込む（第４図参照）。その後
、このガラス板１をフ、酸槽６のフン酸７に浸漬し、ガ
ラス仮１の図案２の内面を溶解して透明化しく第５図参
照）、最後にカッティングシート１を剥がし、ガラス（
反４を洗浄、乾燥させ、金属板日に組み付けるか、ある
いはガラス支詩板９を取付ければ第６図（ａ）又は（ｂ
）に示すガラス製表示板１０を製造することができる。

以上のような本実施例の製造方法では、カッティングシ
ート１を利用しサンドブラストによってガラス仮４に図
案２を刻印し、さらにフッ酸７によってガラス板４の図
案２内面を溶解して透明化するようにしたので、従来の
写真製版及びエンチング技術によって表示板を製造する
場合に比較して安価に製造でき、又手作業で行う場合に
比して出来映えが一定であり、しかも作業時間を短くで
きる。

（発明の効果）以上のように、本発明に係るガラス製表示板の製造方法
によれば、カンティングシートに所定の図案を切り抜き、このカッ
ティングシートを利用して、その上側からガラス板にサ
ンドブラストを行って図案を彫り込むようにしたので、低コストで且つ短時間でガラス板に図案を刻印でき、し
かも出来映えを保証できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第６図は各々本発明の一実施例によるガラ
ス製表示板の製造方法を説明するための各工程を示す図
で、第１図は力ンナイングシート１を示す斜視図、第２
図はカッティングシートｌに保持フィルム３を貼付した
状態を示す斜視図、第３図はガラス板４にカッティング
シート１を貼（＝ｔ　シた状態を示す斜視図、第４図は
サンドブラスト工程を示す斜視図、第５図はフッ酸７浸
漬工程を示す断面図、第６図（ａ）　（ｂ）は各々出来
上がったガラス製表示板１０を示す斜視図である。 ■−カッティングシート、２　　図案、４ガラス（反、
５−サンドブラスト装置のノズル、７　　フッ酸、１０
　　ガラス製表示板。特許出願人　有限会社　田中硝子加工所代理人　弁理士
　　石　井　久　夫

Claims

【特許請求の範囲】

（１）カッティングシートに所定の図案を切り抜く工程
と、図案を切り抜いた上記カッティングシートをガラス板に
貼付する工程と、上記カッティングシートの上側から上記ガラス板にサン
ドブラストを行って該ガラス板に上記図案を彫り込む工
程とを備えたことを特徴とするガラス製表示板の製造方
法。
（２）ガラス板にカッティングシートを貼付する工程と
、上記カッティングシートに所定の図案を切り抜く工程と
、図案を切り抜いた上記カッティングシートの上側から上
記ガラス板にサンドブラストを行って該ガラス板に上記
図案を彫り込む工程とを備えたことを特徴とするガラス
製表示板の製造方法。