JPH02546Y2 - - Google Patents

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JPH02546Y2
JPH02546Y2 JP7754385U JP7754385U JPH02546Y2 JP H02546 Y2 JPH02546 Y2 JP H02546Y2 JP 7754385 U JP7754385 U JP 7754385U JP 7754385 U JP7754385 U JP 7754385U JP H02546 Y2 JPH02546 Y2 JP H02546Y2
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tube
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annular elastic
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、鋳鉄管、鋼管等の剛直な管内に、鋼
管、鋼棒等のこれも比較的剛直な長尺物品を挿通
し、該長尺物品を前記管の中心に保持し、両者を
同心円状に維持すると共に、水や土砂等が前記管
内に流入するのを防止するための構造に関するも
のである。
従来の技術 一般に、長尺物品を外力から保護する目的で、
鞘管等の管を被せることが行われており、この場
合にはその用途に応じて絶縁を維持し、電蝕を防
止するために、両者が接触しないよう支持する必
要がある。しかしながら管内に挿通された長尺物
品を管に接触しないように支持することは、極め
て困難である。すなわち、その長尺物品を管の両
端より外で支持するのが最も一般的であるが、長
尺物品が撓んだり、その支持部分と管との相対的
な変位により長尺物品が管の中心から変位するこ
とがある。
また管と長尺物品との間にスペーサーを嵌合し
て長尺物品を管の中心に保持することも行われて
いるが、スペーサーを嵌合するのが困難であり、
またスペーサーの存在によりかえつて絶縁不良や
電蝕等の問題が起きることもあり、さらにスペー
サー自体が管や長尺物品を傷付けることもあり、
好ましいものではなかつた。
かかる事情に鑑み出願人等は、嵌合が容易で電
蝕等の問題が生じることがなく、且つ管や長尺物
品を傷付けることなく、長尺物品を管の中心に保
持することのできる器具を考案し、実願昭55−
143535号(実開昭57−65288号)として出願した。
この器具はドーナツ状の気密性の環状チユーブ
であつて、これを内部の流体を抜いて萎ませた状
態で長尺物品と管との間に介装し、該環状チユー
ブ内に圧力流体を送入して膨らませ、その流体圧
力により長尺物品を管の中心に支持するものであ
る。そしてその圧力流体として硬化性樹脂を使用
し、長尺物品を管に対して支持した状態で硬化性
樹脂を硬化させて支持体となし、その支持状態を
固定するものである。
考案が解決しようとする問題点 ところで前述の支持体においては、内部に充填
される圧力流体として空気等の気体や水等の液体
を使用した場合には、これらの圧力流体の漏れな
どのために長期に亙つて効果を持続することがで
きない。それ故硬化性の樹脂液を注入し、然る後
これを硬化させ、最終的には固体の状態とする必
要がある。
しかしながらこのように硬化性樹脂を使用した
場合には、大きな外力による管と長尺物品との相
対的な変位に追従し得ないことがある。すなわ
ち、本考案のような管系は地中に埋設された状態
で使用されることが多いが、この場合土圧等の影
響で管や長尺物品に圧縮荷重や曲げ荷重が加わる
ことがある。
例えば第5図に示すように、管1に上方から局
部的に荷重Wが加わつたような場合には、長尺物
品2には直接には荷重が作用しないため元の位置
に止まろうとし、長尺物品2は管1に対して相対
的に上方に変位する。一方支持体3は、内部の硬
化性樹脂は液状で注入された後硬化しているの
で、それ自体弾性変形を受けていない。従つて長
尺物品2が管1に対して相対的に上方に変位する
と、支持体3の上部は圧縮されて変形するが、下
部は管1内面に密着したまま変形することなく、
管1と長尺物品2との間隔が拡がるのを埋めるこ
とができず、支持体3と長尺物品2との間に間隔
4が生じるのである。
また、第6図に示すように長尺物品2に荷重W
が加わつたような場合においても、前述の場合と
同様に長尺物品2と支持体3との間に間隙4が生
じる。
このように長尺物品2と支持体3との間に間隙
4が生じると、管1が土中に埋設されているよう
な場合には、管1の継目などから侵入した水や土
砂が間隙4を通つて次々と侵入し、管1や長尺物
品2を損傷させたり、また絶縁不良や電蝕を生じ
ることがある。
本考案はかかる事情に鑑みなされたものであつ
て、管1と長尺物品2との間に相対的な変位が生
じるような大きな外力が加わつたような場合にお
いても、水や土砂が流入し得る実質的な間隙4が
生じることのない、新規な構造を提供することを
目的とするものである。
問題点を解決する手段 而して本考案の保持構造は、管内に長尺物品を
挿通し、前記管と長尺物品との間に、気密性環状
チユーブ内に硬化性樹脂を充填してなる支持体を
嵌合し、該支持体と前記長尺物品との間に環状弾
性体を介装すると共に、該環状弾性体を前記支持
体内に嵌入せしめたことを、その特徴とするもの
である。
第1図は本考案を示すものであつて、1は管、
2は長尺物品、3は管1と長尺物品2との間に嵌
合された支持体である。
支持体3は第2図に示すように、気密性環状チ
ユーブ5内に硬化性樹脂6を充填したものであつ
て、気密性環状チユーブ5は柔軟なプラスチツク
フイルムを繊維製布帛で補強したものが好まし
い。また硬化性樹脂6は、エポキシ樹脂又はウレ
タン樹脂等が使用される。
この場合、気密性環状チユーブ5を補強する布
帛は、該気密性環状チユーブ5の環状方向に延び
る糸条が、例えば合成繊維の捲縮加工糸のような
伸縮性を有する糸条であり、且つ気密性環状チユ
ーブ5における環の内周に沿つた糸条が、環の外
周に沿つた糸条よりも単位幅当りの本数が少なく
なるようにするのが良い。このようにすることに
より、気密性環状チユーブ5が硬化性樹脂液の内
圧で膨らまされた際に、環の外周が適度に膨脹し
て管1に密着すると共に、内周が収縮して長尺物
品2に密着し、且つ収縮に際して皺が生じにくく
なり、好ましい。
7は環状弾性体である。該環状弾性体7はゴム
又は合成樹脂等の弾性材料からなり、シヨアーA
硬度が40〜95程度の柔軟性を有するものが好まし
い。この環状弾性体7は、リング状に成型したも
のを長尺物品2に嵌合し、又はテープ状のものを
長尺物品2の外周に巻回することにより形成す
る。
環状弾性体7の断面形状は特に限定されるもの
ではないが、少なくともその両側面は、管1及び
長尺物品2の長さ方向に対して垂直の面を形成す
るのが好ましい。
而してこの環状弾性体7が長尺物品2と支持体
3との間に介装され、且つ該環状弾性体7は支持
体3内に嵌入せしめられている。
この構造を形成するには、管1内に長尺物品2
を挿通し、長尺物品2の外周に環状弾性体7を嵌
合する。次いで気密性環状チユーブ5を、その内
部の流体を抜いて萎ませた状態で長尺物品2の外
側に嵌合し、環状弾性体7に重なる位置に配置す
る。次いで気密性環状チユーブ5内に硬化性樹脂
液を注入して気密性環状チユーブ5を膨らませ、
管1と長尺物品2との間隔を設定すると共に、そ
の内周を環状弾性体7を含めて長尺物品2に密着
させる。
この状態で前記硬化性樹脂液を硬化させて支持
体3を形成すると、第1図に示すように環状弾性
体7が支持体3内に嵌入した状態のものが得られ
る。
作 用 本考案の構造において第3図に示すように管1
に荷重Wが加わつた場合には、第5図において述
べたと同様に長尺物品2が管1に対して相対的に
上方に変位し、支持体3の上部が圧縮されると共
に下部においては支持体3と長尺物品2との間に
間隙4が生じる。
しかしながら本考案の構造のものにおいては、
支持体3は管1に対して保持された状態で存在
し、環状弾性体7は長尺物品2に保持された状態
となつている。従つて環状弾性体7は長尺物品2
の変位に伴われて管1に対して上方に変位し、下
部において環状弾性体7と支持体3との間にずれ
が生じるが、環状弾性体7の側面に沿つて摺動す
るだけで、ここに水や土砂が通り得る程度の間隙
が生じることはないのである。また長尺物品2に
第6図に示すような荷重が加わつた場合において
も同様である。
考案の効果 それ故本考案によれば、管1と長尺物品2とが
相対的に変位を生じるような大きな外力が加わつ
たような場合においても、長尺物品2と支持体3
との間に第5図及び第6図に示すような、実質的
な間隙4が生じることがなく、該間隙4を通つて
水や土砂が侵入し、管1や長尺物品2を損傷した
り、絶縁不良や電蝕現象を生ずることがなく、長
期間に亙つて安定な管系を保持することができる
のである。
また本考案によれば、環状弾性体7が弾性材料
よりなつているので、前述の方法によつて本考案
の構造を形成するに際し、気密性環状チユーブ5
内に硬化性樹脂6を充填したときに、その充填圧
力により環状弾性体7が圧縮された状態となる。
従つてその後管1又は長尺物品2に荷重が加わつ
て相対的な変位が生じたような場合に、その変位
に伴つて環状弾性体7の弾性によつて圧縮状態が
回復し、該環状弾性体7と支持体3との間の間隙
が小さくなり、その間隙を通つて水や土砂が侵入
するのを、より有効に防止することができるので
ある。
実施例 本考案においては、長尺物品2と支持体3との
間に環状弾性体7を介装することが必須の要件で
あるが、さらに加えて第4図に示すように、管1
と支持体3との間にも環状弾性体7′を介装する
ことが好ましい。管系に大きな外力が加わつた場
合には、前述のように主として長尺物品2と支持
体3との間に間隙4が生じ、本考案はこれを環状
弾性体7によつて防止するのであるが、支持体3
は僅かながら長尺物品2の変位に伴つて変位し、
支持体3と管1との間にも僅かながら間隙が生じ
る。従つてここにも環状弾性体7′を介装し、こ
の間隙からの水や土砂の侵入をも防止するのが好
ましいのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構造の中央縦断面図であり、
第2図は第1図における支持体及び環状弾性体を
嵌合した部分の拡大断面図である。第3図は本考
案において外力が加わつた状態を示す中央縦断面
図である。第4図は本考案の他の実施例を示す中
央縦断面図である。第5図及び第6図は、従来例
における外力が加わつた状態を示す中央縦断面図
である。 1……管、2……長尺物品、3……支持体、5
……気密性環状チユーブ、6……硬化性樹脂、7
……環状弾性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管1内に長尺物品2を挿通し、前記管1と長尺
    物品2との間に、気密性環状チユーブ5内に硬化
    性樹脂6を充填してなる支持体3を嵌合し、該支
    持体3と前記長尺物品2との間に環状弾性体7を
    介装すると共に、該環状弾性体7を前記支持体3
    内に嵌入せしめたことを特徴とする、管内への長
    尺物品の保持構造。
JP7754385U 1985-05-23 1985-05-23 Expired JPH02546Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7754385U JPH02546Y2 (ja) 1985-05-23 1985-05-23

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7754385U JPH02546Y2 (ja) 1985-05-23 1985-05-23

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Publication Number Publication Date
JPS61193277U JPS61193277U (ja) 1986-12-01
JPH02546Y2 true JPH02546Y2 (ja) 1990-01-09

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ID=30620702

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JP7754385U Expired JPH02546Y2 (ja) 1985-05-23 1985-05-23

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