JPH0254418A - 磁気記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体及びその製造方法

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JPH0254418A
JPH0254418A JP20551988A JP20551988A JPH0254418A JP H0254418 A JPH0254418 A JP H0254418A JP 20551988 A JP20551988 A JP 20551988A JP 20551988 A JP20551988 A JP 20551988A JP H0254418 A JPH0254418 A JP H0254418A
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JP
Japan
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tape
magnetic
running
powder
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP20551988A
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English (en)
Inventor
Tadashi Ooka
大岡 忠
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0254418A publication Critical patent/JPH0254418A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はVTR(ビデオテープレコーダ)等の磁気記録
再生装置において使用される磁気記録媒体(以下単に「
媒体」又は「磁気テープ」とも記載する)及びその製造
方法に関すと。
〔従来技術及び発明が解決しようとする課題〕従来、V
TR等の磁気記録再生装置(その代表例としてVTRを
例示するので、以下rVTRJとも記載する)において
は、磁気テープを用いて記録、再生することが周知であ
る。かかる磁気テープの一般的な製造工程は、第3図に
示すようなもので、これをフローチャート的にブロック
図で示すと第4図の如くなる。家庭用VTRにおいては
、実際には磁気テープをテープカセットに収納したもの
を使用しているが、かかるテープカセットをVTRに装
着して記録再生を行なうと、磁気ヘッドと磁気テープと
の相対的摺動作用により磁気テープから粉落ちが生じ、
これが磁気ヘッドのテープ摺接面に付着したり、ヘッド
の目詰り現象を引き起すことがある。このような現象は
、特に低湿度の環境下において著しい。そして、かかる
現象が生じると、磁気ヘッドのテープ摺接面先端の曲面
部に位置する磁気ギャップから磁気テープは離間してし
まう結果、記録時には信号が磁気テープに十分なレベル
で記録されず、又、再生時にはスペーシングロスのため
に再生出力が低下したり、摺動ノイズが増加したりして
、良好な再生画像が得られないという問題点がある。磁
気ヘッドへの異物の付着量と摺動ノイズ増加及び再生出
力低下との関係は第5図に示す通りである。
近年、磁気テープ及び磁気ヘッドの性能向上は著しく、
解像度のより高い高画質のVTRが登場するに至ってい
るが、これは従来の搬送周波数を高域側に大幅にシフト
させ、より短波長の記録再生特性を向上させることによ
って実現し得たものであり、上記スペーシングロスによ
る出力の低下は、従来方式による信号記録、再生以上に
画質の劣化を引き起してしまうものと予想される。従っ
て、粉落ちの生じ難い磁気テープが必要となってくるが
、従来の方法で製造される磁気テープは、この点十分満
足できるものではなかった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、カレンダ工程にて表面処理された磁性層面に
、記録再生装置での実走状態と略同等のランニング工程
を施して得る磁気記録媒体と、その製造方法とを提供す
ることにより、上記問題点を解決した。
〔実施例〕
従来発生していたヘッドの摺接面への付着現象及び目詰
り現象について種々検討したところ、特にバージンテー
プ(未使用時)の初回走行時において上記現象が最も発
生し易いことを発見した。
そこで、第4図に示した従来の製造工程に、記録再生装
置での実走状態と略同等のランニング工程を加えて製造
することにより、上記現象の発生をかなり抑制できるこ
とを発見した。より具体的には、このランニング工程は
、表面処理(カレンダ)工程の後、又は次の切断工程の
後に行なうものである。
以下、ランニング工程をカレンダ工程の後に行なう実施
例について、第1図を参照しながら説明する。第1図は
本発明の磁気記録媒体の製造方法の中の主要工程である
カレンダ工程とランニング工程を示す原理図であり、T
は磁気テープ、R3はスティール製のローラ、Ruはウ
レタン製のローラ、Rrはランニングローラ、Pdはパ
ッドで通常ポリウレタン製である。ランニングローラR
「は、VTR用磁気ヘッドの摺接面を構成する材質と同
じもの9例えばフェライト、センダスト。
アモルファス、モールドガラス等のいずれか、又はこれ
らの組合せにて形成される。
カレンダ工程においては、テープTは磁性層側をローラ
R3に、ベース側をローラRu側に接して、複数組のロ
ーラRs、Ruに所定の押圧力を付与されて挾まれなが
ら、矢印X方向に移動しつつ表面処理か行なわれる。こ
れらのローラRs、Ruは表面が平滑(つるつるしてい
る)であり、テープTの走行速度と同じスヒードで夫々
矢印Y、Z方向に回転することにより、テープTの磁性
層の表面が押しつけられて、高精度な平滑化(表面仕上
げ)が行なわれる。
次のランニング工程では、ランニングローラRrはテー
プTの磁性層側に設置され、例えば矢印W側に高速回転
される。その回転速度は、テープTとの相対速度がVT
Rでの実走速度と路間じになるよう、例えば5.8rg
/ secとされる。テープTはこのローラRrの外表
面(円筒面)に対して、実際のVTRでの記録、再生時
と略同程度の押圧力で所定の巻付は角を持って添接され
、これによりローラRrの円筒面にテープTよりの余分
な磁性粉、バインダ等を付着させる。即ち、バージンテ
ープの初回走行時に発生し易いテープの粉落ちをこの工
程で行なって取除いてしまうわけである。
パッドPdは、ローラRrの円筒面のうちテープ摺接部
分以外の個所に摺接して設置されており、ローラRrの
円筒面に付着した磁性粉等の清掃を行なっている。なお
、このパッド自体がある程度以上汚れたら、適宜新しい
ものと交換される。
かかるランニング工程を施されたテープTをテープカセ
ットに収納し、実際にVTRに装填してテープを再生モ
ード(又は録画モード)で走行させたところ、粉落ちは
殆ど発生せず、ヘッドのテープ摺接面への付着現象やギ
ャップへの目詰り現象も大幅に低下した。なお、このラ
ンニング工程の効果をより高めるために、例えば湿度2
0%程度の低湿条件下で行なえば一層望ましい、第2図
に、ランニング工程を行なわないで製造した従来の磁気
テープと、湿度10%の低湿条件下でランニング工程を
行なって製造した本発明の磁気テープとの特性比較結果
を示す、横軸はランニング時間、縦軸は磁気ヘッドへの
付着物のi<付着面積割合で示す)であり、曲線A、B
は夫々従来テープ及び本発明の磁気テープを使用した場
合の磁気ヘッドへの付着物の時間的変化量である。この
図から明らかなように、本発明の方法で製造した磁気テ
ープは、従来の製造方法になる磁気テープに比べて付着
物の量が非常に少なくなっているが、これは粉落ち等が
大幅に減少したことを物語っている。特に、ランニング
時間が10分以下では粉落ちは全く生じないと言える。
従って、かがる本発明の磁気テープを使用すれば、かな
り長時間に亙る連続録画を行なっても磁気ヘッドが殆ど
汚れず、良質な信号記録が行なえるようになる。
なお、以上の説明においては、ランニング工程はカレン
ダ工程の直後に行なうものとして説明したが、これに限
らず、第3図及び第4図に示した裁断(切断)工程の後
に行なっても良い。この場合には、裁断後のテープの本
数と同数のランニングローラRr及びパッドPdが必要
となるが、実際のVTRでの記録、再生時におけるテー
プと磁気ヘッドとの関係に更に近い条件でランニング工
程が行なえるようになる。また、以上の説明においては
、磁気テープを製造する実施例について説明したが、こ
れに限らず、磁気記録媒体と、磁気ヘッドとを相対的に
摺接させ乍ら記録又は再生を行なう方式の例えば磁気デ
ィスク等の磁気記録媒体、及びその製造方法にも本発明
は適用できる。
〔効 果〕
蒸上の々U<、本発明の磁気記録xi及びその製造方法
によれば、磁気ヘッドと磁気テープとの相対的摺動作用
による磁気テープからの粉落ちが大幅に減少し、磁気へ
yドのテープ摺接面への磁性粉等の付着やヘッドの目詰
り現象が激減し、磁気ヘッドの磁気ギャップからの磁気
テープのM間は生じなくなる結果、記録時には映像信号
を磁気テープに十分なレベルで記録でき、再生時にはス
ペーシングロスによる再生出力の低下がより少なくなり
、摺動ノイズの無い良好な再生画像が得られるという優
れた特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記録媒体の製造方法の主要工程を
示す原理図、第2図は従来及び本発明の方法で製造した
磁気記録媒体の特性比較測定図、第3図及び第4図は磁
気記録媒体の従来の製造工程図、第5図は磁気ヘッドへ
の異物の付着量と摺動ノイズ増加及び再生出力低下との
関係を示す測定図である。 Pd・・・バンド、Rs・・・スティール製ローラ、R
u・・・ウレタン製ローラ、Rr・・・ランニングロー
ラ、T・・・磁気テープ。 特許出願人  日本ビクター株式会社 代表者  塩水 邦夫

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カレンダ工程にて表面処理された磁性層面に、記
    録再生装置での実走状態と略同等のランニング工程を施
    して製造した磁気記録媒体。
  2. (2)カレンダ工程にて表面処理された磁気記録媒体の
    磁性層面に、記録再生装置での実走状態と略同等のラン
    ニング工程を施して製造することを特徴とする磁気記録
    媒体の製造方法。
JP20551988A 1988-08-18 1988-08-18 磁気記録媒体及びその製造方法 Pending JPH0254418A (ja)

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JP20551988A JPH0254418A (ja) 1988-08-18 1988-08-18 磁気記録媒体及びその製造方法

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JPH0254418A true JPH0254418A (ja) 1990-02-23

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