JPH0254393A - 高速道路使用料金徴収装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高速道路使用料金徴収装置に係わり、特にイン
ターチェンジの自動車の出入りの処理を極めて高速で行
えるようにした高速道路使用料金徴収装置に関する。

〔従来の技術〕

いわゆるモータリゼイションの発展により、今日の社会
・経済はその多くを自動車に依存するようになってきた
。

また、東名高速道路等の高速道路の発達普及により、今
後もモータリゼイションは国民生活に広汎に且つ深く浸
透していくものと思われる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかるに、高速道路は渋滞することが度々あり、例えば
ゴールデンウィークの最終日等における東名高速道路の
東京瀬田の上り車線では、料金精算ボックス（ゲート）
が約２０くらい開かれるが、それでも名古屋方向に数１
０キロメートルに渡って渋滞をすることすらある。この
ような渋滞の原因の最も大きなものは、インターチェン
ジのゲートにおける入路時および出路時における料金処
理の手際の悪さにあるといえる。すなわち、従来の高速
道路の使用料金の徴収は、高速道路の入口で人口名を記
載した証明書くカード）を貰い、出口で料金徴収員がそ
のカードを基にして所定の装置を使用して料金を算出し
、直接自動車の運転者から現金等を徴収していた。

上述の高速道路の渋滞は、ただ単に利用する自動車と管
理する道路公団の問題に止まらず、渋滞を無くして経済
の活性化を図り、渋滞によるイライラに起因する交通事
故を無くすことは、わが国の健全な車社会を構築してい
く上で是非とも解決しなければならない課題である。

本発明の目的は、上述のような渋滞の最大原因となって
いるインターチェンジにおける自動車の出入り時の料金
処理を高速で行うようにした高速道路使用料金徴収装置
を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕 高速道路のインターチェンジに設置されていて、個々の
自動車が有する自動車登録番号をバーコードに変換して
その自動車に表示した表示標を読み取るバーコードリー
ダを有し、このバーコードリーダで読み取った自動車登
録番号ごとに入路または出路の別と、インターチェンジ
の識別符号とを付加して第１の記憶部に記憶させておき
、必要に応じて送信部からこれらの情報を送信可能とし
たローカルセンタと、送信部から送られてきた情報を受
信部で受信して第２の記憶部に記憶しておき、この情報
を基にして各自動車の単位期間ごとの使用料金を計算し
て集計する集計手段を有する料金計算センタとを具備し
たものである。

このようにすれば、インターチェンジを通過する自動車
は、単にバーコードリーダの前を走行していくだけでそ
の自動車の固有の番号（自動車登録番号）、および高速
道路に入った場所と出た場所とが記録され、後からこれ
らの情報をまとめて処理して料金を請求できるので、個
々のインターチェンジは極めて速く通過することができ
る。

従って、渋滞の最大原因を除去することが可能となる。

〔実施例〕

次に、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。

第１図は本発明の高速道路使用料金徴収装置の一実施例
を示すブロック構成図である。

図示のように、高速道路使用料金徴収装置は、中央集計
所である一つの料金計算センタ２０と、インターチェン
ジごとに設置された複数のローカルセンタ１０ａ〜Ｉｏ
ｎとにより構成されている。

すなわち、東名高速道路でいえば、厚木インターチェン
ジにローカルセンタ１０ａが設置されていて、名古屋イ
ンターチェンジにローカルセンタ１０ｎが設置されてい
るようなケースが想定される。

そして、これらのローカルセンタ１０ａ〜ｌＱｎは、通
信回線３０ａ〜３Ｑｎにより遠方の地に設置された料金
計算センタ２０に接続されている。

一方、自動車３の運転席の外側右側面にはその自動車の
登録番号に対応したバーコードが表示されていて、その
表示位置は料金ボックスに設置したバーコードリーダ（
スキャナ）で読み取り可能の高さである。このバーコー
ドリーダとしては、ある程度能れた位置のバーコードを
も読み取り可能なレーザ光線等を用５）だフライングス
ポット式のものを使用すればよい。

一つのローカルセンタ１０ａ：こは上述のバーコードリ
ーダが、符号１ａ〜１ｎで示すように複数台設置されて
いて、これらはローカルコントロールプロセッサ（ＬＣ
Ｐ）２に接続されている。

そして、このＬＣＰ２で読み取った自動車登録番号に対
して、そのインターチェンジの名称く符号）、入路また
は出路の区別（入出路識別子）、自動車の種別（乗用車
、トラック、オートバイ等）、および出入りの年月日時
刻・曜日とが付加されて、データ（情報）として記録部
（図示せず）に記録される。

また、料金計算センタ２０では通信回線３０ａを介して
送られてきた情報がメインコントロールプロセッサ（Ｍ
ＣＰ）２１に入力するようになっていて、これは複数の
ローカルセンタの通信制御を行うようになっている。更
に、中央処理装置（ＣＰＵ）２２とメインメモリ　（Ｍ
Ｍ）２３とタイプライタ等の入出力装置２４とが、バス
２５を介して上述のメインコントロールプロセッサ２１
に接続されている。

磁気ディスク２６には、自動車ユーザの名前、自動車登
録番号、住所等が記憶されていて、自動車が高速道路の
インターチェンジを出る時に、ＣＰＵ２２はこの自動車
の自動車登録番号をキーとしてユーザの名前と住所を読
み出し、料金請求書を作成して第１の磁気テープ２７に
書き込む。

第１の磁気テープ２７は、自動車ユーザの名前、自動車
登録番号、住所等を蓄積しておき、システムの建設時に
入出力装置２４からのコマンドにより磁気ディスク２６
に転送され、また磁気ディスク２６の障害発生時のバッ
クアップ用およびバッチ処理時に使用される。更に、ロ
ーカルコントロールプロセッサ２で蓄積された料金基礎
データをメインメモリ２３に読み込むときにも使用する
。

第２の磁気テープ２８は料金請求書を記憶し、第３の磁
気テープ２９はユーザの名前単位に集計された料金を記
憶する。

次に、このように構成されている高速道路使用料金徴収
装置の動作を説明する。

この場合に高速道路使用料金徴収装置は東名高速道路に
設置されているものとして、具体例として厚木インター
チェンジから入り、名古屋インターチェンジで出るもの
とする。

自らの自動車登録番号をバーコードで表示した自動車３
が厚木インターチェンジに入り料金ボックス（ゲート）
を通過する。すると、バーコードリーダ１ａがその自動
車３のバーコードを読取データとして記憶（表示）する
。ローカルコントロールプロセッサ２は上記の記録を周
期的に読み取りにいき、該当する記録（表示）があれば
インターチェンジの名称（この場合は厚木）、人口識別
子、自動車登録番号、利用開始年月日、曜日を付加して
蓄積し、これらの情報を通信回線３０ａを介して必要に
応じて料金計算センタ２０のメインコントロールプロセ
ッサ２１へト送信スル。

メインコントロールプロセッサ２１は、受信シた情報を
バス２５を経由してＣＰｔＪ２２に送る。

ＣＰＵ２２は送られてきた情報が人口識別子から料金の
徴収開始と判断してテーブルに自動車登録番号、厚木、
利用開始年月日、曜日を書き込む。

やがて、自動車３が名古屋インターチェンジのゲートに
設置されたローカルセンタ１０ｎのバーコードリーダ１
１°ａの前を通過すると、再び自動車３に表示されたバ
ーコードが読み取られ記憶さレル。ローカルコントロー
ルプロセッサ１２１を周期的にその記憶を読み取りにい
き、記録があれば出口色（この場合１ま名古屋）、出口
識別子、自動車登録番号、利用終了年月日、曜日を一時
的に蓄積し、これらの情報を通信回線３０ｎを介して料
金計算センタ２０へと送信する。

これらの情報はメインコントロールプロセッサ２１から
バス２５を経由してＣＰＵ２２へと送られる。

ＣＰＵ２２はこの情報の出口識別子から料金徴収の終了
と判断して自動車登録番号をキーとじて先に書き込んで
ある入口塩（厚木）を捜し出す。

つまり、この自動車３が厚木インターチェンジから名古
屋インターチェンジまで東名高速道路を利用したことが
確認される。

そして、磁気ディスク２６にデータベース化されている
料金表より料金を算出し、これもデータベース化された
その利用者の住所と名前を検索して、第２の磁気テープ
２８に名前、自動車登録番号、住所、料金を書き込む。

このようにしてその自動車３の料金算出が終了したなら
、入口（厚木）と出口（名古屋）の各ローカルセンタに
蓄積されたこの自動車の情報は既に不要になったので、
メインコントロールプロセッサ２１が各ローカルセンタ
に消去指示情報を送出する。この指示情報を受信したロ
ーカルコントロールプロセッサは該当する情報を消去す
る。

やがて、単位期間である月末になると、第２の磁気テー
プ２８に蓄積されている料金情報を利用者の名前を単位
として集計し、第３の磁気テープ２９に書き込む。この
作業の間は第２の磁気テープ２８への書込作業は一時中
止し、その代わりに一時退避情報エリアとしてメインメ
モリ２３に退避させておく。集計作業が終了したなら上
記の退避情報エリアから第２の磁気テープ２８へと転送
すればよい。

なお、高速道路の使用料金は使用する曜日・時間帯の如
何を問わず一律の料金体系となっている。

これを例えば、平日料金、祝日料金、深夜料金等：こ応
じて適宜に料金を増減すれば、−時的なインターチェン
ジの出口への集中を分散させることができ、渋滞の要因
を減らすことができる。

そのためには、磁気ディスク２６にデータベース化した
平日料金等の料金表を入れておき、情報として送られて
くるデータから様々な料金を算出するようにすればよい
。

また、ローカルコントロールプロセッサとメインコント
ロールプロセッサ間の回線障害とか、メインコントロー
ルプロセッサの障害時には次のようにすればよい。

前述のようにそれぞれのローカルコントロールプロセッ
サは、メインコントロールプロセッサからの指示が無い
限り、それまで蓄えている料金計算の基礎データを記憶
部（外部メモリ）に持ち続けている。そこで、上述のよ
うな障害時には上記の基礎データの記録されている外部
メモリを料金計算センタに持ち込み、入出力装置２４か
る所定のコマンドを投入してメインメモリ２３上にその
基礎データを読み出し、所定の計算後第２の磁気テープ
２８に書き込めば、リアルタイムで処理された場合と等
価の処理を実行することが可能となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、インターチェンジ
から高速道路に入るときには屯にバーコードが読み取ら
れるだけでカードの受は渡しが無く、また高速道路から
出るときにもその場では料金の徴収がないので、インタ
ーチェンジでのロス時間を略ゼロにすることができる。

従って、高速道路の渋滞の解消の有力な手段とすること
が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す高速道路使用料金徴収
装置のブロック構成図である。 ｌａ〜１ｎ・・・・・・バーコード（スキャナ）、２・
・・・・・ローカルコントロールプロセンサ、３・・・
・・・自動車、 １０ａ〜１０ｎ・・・・・・ローカルセンタ、２０・・
・・・・料金計算センタ、 ２１・・・・・・メインコントロールプロセンサ、２２
・・・・・・ＣＰＵ　（制御部）、２６・・・・・・磁
気ディスク、 ２７〜２９・・・・・・磁気テープ（第２の記憶部）。 出頭入　　日本電気株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 高速道路のインターチェンジに設置されていて、個々の
   自動車が有する自動車登録番号をバーコードに変換して
   その自動車に表示した表示標を読み取るバーコードリー
   ダを有し、このバーコードリーダで読み取った上記自動
   車登録番号ごとに入路または出路の別と、インターチェ
   ンジの識別符号とを付加して第１の記憶部に記憶させて
   おき、必要に応じて送信部からこれらの情報を送信可能
   としたローカルセンタと、 上記送信部から送られてきた上記情報を受信部で受信し
   て第２の記憶部に記憶しておき、この情報を基にして各
   自動車の単位期間ごとの使用料金を計算して集計する集
   計手段を有する料金計算センタ とを具備したことを特徴する高速道路使用料金徴収装置
   。