JPH0254203A - 画像読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、走査レーザ光をフィルムや原稿、あるいは放
射線潜像が蓄積された蛍光体等の画像媒体上に照射し、
得られた光を受光・検出して画像情報を読取る画像読取
装置に関するものである。

〔発明の背景〕

フィルムや原稿、あるいは放射線潜像が蓄積された蛍光
体等の画像媒体からそれらのデジタル画像情報を読取る
画像読取装置では、ポリゴンミラー等を用いたスポット
状の走査レーザ光を２等画像媒体の全画面に対して照射
することによって行われる。

フィルム上に走査レーザ光を照射したときはその透過光
を、また原稿上に走査レーザ光を照射したときはその反
射光を、また放射線潜像が蓄積された蛍光体上に走査レ
ーザ光を照射したときは蛍光体から得られる輝尽光をそ
れぞれ光情報として受光・検出して光電変換器に導き、
受光・検出光量を時系列的に光電変換、Ａ／Ｄ変換を施
すことによってデジタル画像情報を得ることがなされて
いる。

ライン状に光走査することによって画像媒体から得られ
る光情報は集光体によって集光され光電変換器に導かれ
るが、この集光体としては、従来オプチカルファイバー
束が多く用いられていた。

このオプチカルファイバー束は受光側の端面はライン状
をした細長い長方形に、またフォトマルチプライヤ等の
光電変換器に対向する端面は円形にそれぞれ束ねること
がなされていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

かかる特殊の形状に束ねられたオプチカルファイバー束
は製作工数がかかり、結果的にはコスト高の集光体とな
って、画像読取装置で占めるファイバー束の原価比率は
高いものとなっていた。

本発明は安価でかつ十分な光伝達効率を有した集光体を
設けた画像読取装置であって、従って安価でかつ十分な
読取精度を有した画像読取装置を提供することを目的と
する。

〔発明の構成〕

上記目的は、走査レーザ光を画像媒体上に照射して得ら
れる透過光、反射光あるいは輝尽光を集光体によって受
光し、光電変換器に導かれた光が光電変換がなされたの
ちＡ／Ｄ変換を施すことによりデジタル画像情報に変換
する画像読取装置において、前記集光体は受光部前面が
拡散層、その背後が導光層で、背面には反射面をなした
棒状のアクリル樹脂材であって、該棒状をなした集光体
の端面に光電変換器を設けたことを特徴とする画像読取
装置によって達成される。

〔実施例〕

第１図は本発明の画像読取装置の一実施例を示したもの
で、Ｘ線フィルムを画像媒体とし、走査レーザ光の透過
光を受光して画像読取を行うようにした実施例である。

図において１１は７８０ｎｍ程度の赤外光を発光する半
導体レーザでレーザ光は１２のコリメータレンズによっ
てドツト状の平行光束としたのち、回転する多面鏡であ
るポリゴンミラー１３の表面鏡で反射されて走査光とな
り、更にｆθレンズ１４を通過することで、等速で直線
的な走査がなされる走査レーザ光となる。

走査レーザ光は、矢示方向に移動するＸ線フィルムＦに
対して直角に繰返し走査が行われ照射がなされる。Ｘ線
フィルムＦを介して走査レーザ光の背後にはフィルムＦ
に近接して後述する集光体２０が設けられていて、走査
によってＸ線フィルムＦを透過したスポット状のレーザ
光は総て集光体２０で集光され、棒状をした集光体２０
の端面に設けられたフォトダイオードに導かれて光電変
換され、フォトダイオード１５からの出力は増幅器１６
、対数増幅器１７、Ａ／Ｄ変換器１８、シェーディング
補正回路１９を経て、画像メモリＭとして記録される。

第２図は集光体２０と、棒状をした集光体２０の端面に
光電変換器として取付けられた光電変換器で、その望ま
しい例として、７オトダイオード１５とを示したもので
ある。本実施例の集光体２０は、−辺が３ｍｍないしｌ
ｏ＋ｎｍ程度の透明アクリル樹脂材の角柱で、長さはＸ
線フィルムＦのフィルム幅３５０ｍｍをカバーする３　
８０　ｍ　ｍの長さとなっている。該角柱自体は導光層
２０ａをなすもので、Ｘ線フィルムＦに対向して近接し
た前面側は酸化マグネシウム等の拡散性の白色微粉体を
含む白色塗料が薄く塗布されて、拡散層２０ｂを形成し
ている。また角柱の前面側を除く背面及び両側面はアル
ミの蒸着やアルミ箔やスズ箔の貼付けがなされて、反射
層２０ｃを形成していて、拡散層２０ｂから入射したレ
ーザ光は、反射層２０ｃで内部反射を繰返しなから導光
層２Ｏａ内を伝達し、フォトダイオード１５に入射する
。

以上の構成からなる集光体２０は、例えば三菱化成商品
バックライトパネル（商品名）と同一構成からなるもの
ということができる。但し、バックライトパネルは導光
パネルであって、導光体エッヂに配置した光源ランプに
より導光パネルの拡散層が面状に発光するものである。

本発明の集光体はバックライトパネルと同一構成ではあ
るが、之を集光体として用い、前把棒状をした集光体２
０の端面に直接フォトダイオード１５の受光部を取付け
たもので、７オトダイオード１５の受光部は、丁度集光
体２０の端面をカバーする大きさと形状で、７８０ｎｍ
の赤外光に対して良好な感度特性を有している。

かかる構成にするときは、Ｘ線フィルムＦの透通光に対
して、最低限でも１％以上の光伝達効率を有していて、
フォトダイオード１５で受光後、増幅器１６を経てノイ
ズの少ない画像情報の読取りがなされる。

なお、Ｘ線フィルムＦの透過光が同じ光度であっても、
集光体２０に対する走査光の走査位置によってフォトダ
イオード１５での受光に差異が生じるが、この差異は常
に一定の条件下で生じるので、画面全域に亘って等濃度
のＸ線フィルムを用い実測によって得たデータから補正
がなされるようプログラムを組むことは容易である。

また、上記実施例では棒状の集光体２０の一端にフォト
ダイオード１５を設けたが、集光体２０の両端に同性能
のフォトダイオードを２個設け、２つのフォトダイオー
ドを並列的に接続することによって、Ｘ線フィルムＦの
左右での出力のアンバランスを解消することが可能とな
り、上記の走査光の走査位置によっての補正を省略する
ことができる。

第３図は蛍光体上に蓄積された放射線潜像の画像読取を
行う画像読取装置の実施例を示したものである。図にお
いて３１はＸ線発生装置で、Ｈは人体等の被検体である
。Ｘ線発生装置３１から生じたＸ線は被検体Ｈを透過し
て輝尽性蛍光体ディテクタ３２上に潜像を形成する。

一方、取付台３５上には半導体レーザ３３、電磁ミラー
３４、集光体２０が取付けられていて、上下方向に移動
・走査する。半導体レーザ３３から生じた近赤外のスポ
ット状をなして直進するレーザ光は往復回動する電磁ミ
ラー３４によって走査光となり、図示しないレンズ系を
透過して等速の走査光として輝尽性蛍光体ディテクタ３
２上を横方向に直線的に走査し照射する。近赤外のレー
ザ光に照射されて輝尽性蛍光体ディテクタ３２の潜像部
分は輝尽光を発する。前記走査光が照射する部分で、輝
尽性蛍光体３２に近接して集光体２０が位置するよう構
成されている。該集光体２０は先の実施例と形状・特性
ともに同じであ・るが、ただし集光体２０の端面に取付
けられる光電変換器としては輝尽光の分光特性に合致し
ｔ；特性の７オトダイオード３６が用いられる。またフ
ォトダイオード３６の受光部には近赤外光をカットする
フィルターを設けることもある。

光電変換されたフォトダイオード３６の出力はＡ／Ｄコ
ンバータ３７、コントローラ３８を経て画像メモリＭと
して把録する。

〔発明の効果〕

本発明による集光体を備えた画像読取装置は、安価でか
つ十分な読取精度を有した優れた特性を有したものとな
った。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第３図は本発明の画像読取装置の２つの実施
例の構成図、第２図は本発明に用いられる集光部分を示
す。 １１．３３・・・半導体レーザ　　１２・・・コリメー
タレンズ１３・・・ポリゴンミラー　　１４・・・ｆθ
レンズ１５．３６・・・フォトダイオード（光電変換器
）１６・・・増幅器　　　　　　１７・・・対数増幅器
１８・・・Ａ／Ｄ変換器 １９・・・シェーディング補正回路 ２０・・・集光体　　　　　　２０ａ・・・導光層２０
ｂ・・・拡散層　　　　　２０ｃ・・・反射層３１・・
・Ｘ線発生装置 ３２・・・輝尽性蛍光体ディテクタ ３４・・・電磁ミラー　　　　Ｈ・・・被検体Ｍ・・・
画像メモリ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）走査レーザ光を画像媒体上に照射して得られる透
   過光、反射光あるいは輝尽光を集光体によって受光し、
   光電変換器に導かれた光が光電変換がなされたのちＡ／
   Ｄ変換を施すことによりデジタル画像情報に変換する画
   像読取装置において、前記集光体は受光部前面が拡散層
   、その背後が導光層で、背面には反射面をなした棒状の
   アクリル樹脂材であって、該棒状をなした集光体の端面
   に光電変換器を設けたことを特徴とする画像読取装置。
2. （２）前記光電変換器はフォトダイオードであることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の画像読取装置。