JPH0253724A - 成人病治療用輸液 - Google Patents

成人病治療用輸液

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JPH0253724A
JPH0253724A JP20456588A JP20456588A JPH0253724A JP H0253724 A JPH0253724 A JP H0253724A JP 20456588 A JP20456588 A JP 20456588A JP 20456588 A JP20456588 A JP 20456588A JP H0253724 A JPH0253724 A JP H0253724A
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JP
Japan
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acid
amino acid
water
acylated amino
transfusion
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JP20456588A
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Hidehiko Hibino
日比野 英彦
Yoichi Miyamoto
洋一 宮本
Osamu Nakachi
仲地 理
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NOF Corp
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Nippon Oil and Fats Co Ltd
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は成人病等の患者に対する治療効果を有する脂肪
輸液に関し、特に水溶性のN−アシル化アミノ酸誘導体
含有輸液に関するものである。
(従来の技術) 脂肪輸液として市販されているものは、脂肪成分として
精製大豆油が使用されている。その際、精製大豆油は卵
黄リン脂質を界面活性剤として、粒子径1gm以下の脂
質微小球に加工されている。
即ち、脂肪輸液は精製大豆油のO/W型エマルジョンで
ある。栄養学的に、脂肪輸液は大豆油に由来するカロリ
ーと必須脂肪酸のリノール酸補給に重要であった。この
リノール酸の必須脂肪酸としての代謝経路に関して、リ
ノール酸は、Δ6−デサチュラーゼによりγ−リノレン
酸に変換され、その後、炭素鎖延長酵素でジホモ−γ−
リノレン酸に変換され、さらにΔ5−デサチュラーゼに
よりアラキドン酸へ代謝される。このジホモ−Tリルン
酸がI型のプロスタグランジンに、またアラキドン酸が
■型のプロスタグランジンに変換されて生理活性が発揮
されることが知られている。
近年の食習慣の変化に伴い、生体内でリノール酸から生
合成される前述のω−6系の高度不飽和脂肪酸の過剰摂
取の問題が生じている。この高度不飽和脂肪酸の生体内
におけるω−6系とω−3系のバランスの乱れが、動脈
硬化症や血栓性疾患等の要因と考えられている。
(発明が解決しようとする課題) 脂肪輸液の備えるべき条件としては、■脂質の大きさが
自然のカイロマイクロン(1−以下が望ましい)に近い
こと、■乳剤として安定であること、■完全に代謝され
ること、■無菌化できること、■副作用のないこと、■
製剤として長期の保存に耐え得ることが必要とされてい
る。
現在、市販の脂肪輸液は大豆油10%に卵黄レシチン1
.2%を含み、浸透圧調整用にグリセリン2.5%を添
加して、超音波で分散微粒子化している。そのため、製
造直後は乳化系が安定で粒子径も一定であるが、乳化系
であるため保存中に脂肪粒が少しずつ既築して、粒子径
が増大し乳剤が不安定となる場合がある。また、保存中
に遊離脂肪酸が発生してpHが低下する(40℃では数
ケ月でp)Iが5.0近く低下する)ので、20℃以上
に保存することが望ましいとされてきた。この条件でも
定められた保存期間は2年以内である。保存を冷凍状態
にすれば保存期間の延長は可能であるが、乳剤の冷凍・
解凍によりO/W型エマルジョンの崩壊が起どり、脂質
相と水相が分離し使用不能の原因となる。
以上の如く、高度不飽和脂肪酸が油状の脂溶性誘導体で
あれば、輸液に用いる際に、乳化系を調製する必要が生
じるため、前述の様な問題点が生じてくる。
リノール酸の必須脂肪酸としての代謝に関しては、リノ
ール酸をプロスタグランジンに誘導する各代謝過程のフ
ァーストステップであるリノール酸をγ−リノレン酸に
合成するΔ6−デサチュラーゼが喫煙、飲酒、加齢等の
成人病のリスクファクターによって、その活性を低下す
ることが知られている。そのため、糖尿病、動脈硬化症
等の患者に対する必須脂肪酸の補給にリノール酸では不
適である。
また、近年の高度不飽和脂肪酸のω−6系とω−3系の
バランスの改善に、エイコサペンタエン酸やドコサヘキ
サエン酸およびそれらを含む魚油の投与により、このバ
ランスの乱れを改善する試みが実施され、ある程度の効
果は得られているが、この方法は、ω−6系のアラキド
ン酸の産生を抑制するのみである。即ち、成人病治療で
重要と考えられているω−6系の高度不飽和脂肪酸であ
り、またI型のプロスタグランジンの前駆体であるジホ
モ−γ−リノレン酸の増加には何ら効果を与えていない
本発明は、生体内にγ−リノレン酸及び、ジホモ−γ−
リノレン酸を増加させて、成人病の治療効果を与えるこ
とができる水溶性のN−アシル化アミノ酸誘導体含有輸
液を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明の成人病治療用輸液は、構成脂肪酸中にγ−リノ
レン酸およびジホモ−γ−リノレン酸の一種以上とエイ
コサペンタエン酸およびドコサヘキサエン酸の一種以上
とを含む混合脂肪酸から得られるN−アシル化アミノ酸
誘導体を含有することを特徴とする。
本発明においては、ω−3系とω−6系の高度不飽和脂
肪酸が共存することが必要条件である。
ω−6系の高度不飽和脂肪酸としては、γ−リノレン酸
およびジホモ−γ−リノレン酸の一種以上を用いる。糖
尿病や動脈硬化症等の成人病患者では、リノール酸から
γ−リノレン酸を生合成するΔ6−デサチュラーゼ活性
が低下しており、特に、実験的糖尿病動物においては、
これらの生合成が阻害され、この酵素がインシュリン依
存性を示すことから、前記ω−6系の高度不飽和脂肪酸
は必須成分である。また、これらのω−6系の高度不飽
和脂肪酸と共存するω−3系の高度不飽和脂肪酸として
は、エイコサペンタエン酸およびドコサヘキサエン酸の
一種以上を用いる。エイコサペンタエン酸やドコサヘキ
サエン酸を含む魚油はジホモ−γ−リノレン酸からアラ
キドン酸を生合成するΔ5−デサチュラーゼ活性を阻害
することができる。この酵素の阻害は体内でジホモ−γ
−リノレン酸の増加およびジホモ−γ−リノレン酸を基
質とするI型プロスタグランジンの増加が期待される。
ω−3系とω−6系の高度不飽和脂肪酸の組合せによっ
て生理効果が発揮されるには、各県の高度不飽和脂肪酸
が5%以上ずつ共存することが好ましい。ω−6系の高
度不飽和脂肪酸のうちγ−リノレン酸は月見草油、糸状
菌産生脂質、スグリ属種子油等に含まれる。ジホモ−γ
−リノレン酸は生体臓器脂質や血液脂質に含まれるが、
市販品を利用することができる。また、ω−3系の高度
不飽和脂肪酸であるエイコサペンタエン酸やドコサヘキ
サエン酸は、イワシ、サバ、アジ、カツオ、マグロ等の
、一般の魚油中に豊富に含まれている。
特にγ−リノレン酸は月見草油に8〜10%含まれるの
で、エイコサペンタエン酸とドコサヘキサエン酸を20
〜30%含む濃縮魚油と配合して、その構成脂肪酸の各
県の高度不飽和脂肪酸を5%以上ずつ共存させることが
出来る。
上記の如き高度不飽和脂肪酸は、アミノ酸誘導体に変え
ることにより水溶化させることができる。
水溶性を付与したN−アシル化アミノ酸誘導体は、20
%以上の水溶液の調製が可能であり、従来、10%のO
/W型エマルジョンの形成に依存していた脂肪乳剤に比
べて非常に調製が容易となる。また、このN−アシル化
アミノ酸誘導体は、グリセリン、生理食塩水、リン酸緩
衝生理食塩水等による等張化も容易であり、毒性の低い
物質である。
本発明に使用される高度不飽和脂肪酸のN−アシル化ア
ミノ酸誘導体を調製するために、高度不飽和脂肪酸のク
ロライド化物を使用することができる。高度不飽和脂肪
酸のクロライド化に際しては、その活性が失なわれない
様に、即ち、高度不飽和脂肪酸の異性化を生じさせない
ようにする。
例えば、ω−3系とω−6系の高度不飽和脂肪酸が一定
の割合で共存する脂肪酸組成物をヘキサンに溶解し、不
活性ガス気流下、−10℃以下でオキサリルクロライド
を滴下し、0℃で一晩反応させて異性化のない脂肪酸ク
ロライド化物を得る。該クロライド化物の異性化に際し
ては、IR,UV。
過酸化物量、キャピラリーガスクロマトグラフィ等の分
析により、その構造をチエツクすることができる。
本発明を実現させたN−アシル化アミノ酸誘導体は、脂
肪酸のカルボニル基とアミノ酸のアミノ基が反応したア
ミノカルボニル結合を有する。水溶性の面からは、アミ
ノ酸のカルボキシル残基は、アルカリ金属塩が好ましい
アミノ酸としては、天然物または合成物のアスパラギン
酸、グルタミン酸、バリン、チロシン、メチオニン、シ
スチン、トリプトファン、フェニルアラニン、グリシン
、リジン、セリンおよびT−アミノ酪酸等が挙げられる
が、C末端を有するオリゴペプチドも対象となり得る。
好ましくは、アスパラギン酸やグルタミン酸の如き三塩
基性酸である酸性アミノ酸が水溶化には、より望ましい
該脂肪酸組成を有するN−アシル化アミノ酸誘導体は、
親水性溶媒と水からなる混合溶媒を反応溶媒として、ア
ミノ酸と該脂肪酸組成物のクロライドとをアルカリ存在
下で縮合させる方法でも得られる。この場合に使用され
る親水性溶媒としては、ケント類、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン等が挙げられる。
この様にして得られた該N−アシル化アミノ酸のアルカ
リ金属塩は、完全な水溶性であり、その溶液は無色透明
で、溶解に際し加熱する必要もない。さらに、本物質は
親水性乳化剤に類似した強い界面活性を有し、薬効のあ
る乳化剤として、従来の脂肪乳剤に油脂と共に使用する
ことができる。
(発明の効果) 本発明の輸液は、N−アシル基に生理活性の強いω−3
系とω−6系の特定の高度不飽和脂肪酸残基を有するN
−アシル化アミノ酸誘導体を含有しているので、糖尿病
、動脈硬化症、血栓性疾患等の成人病に有効であり、そ
の治療に利用できる。
また、これに用いるN−アシル化アミノ酸誘導体は、水
溶性であるから輸液の調製が容易であり、体内での吸収
や分配特性が優れており、経口、経腸、あるいは静注な
どの方法で投与することができ、従来、油性であるため
に使用に制限のあった分野に、水溶性を付与して簡便に
利用することができる。
さらに、このN−アシル化アミノ酸誘導体は、生体中に
存在する脂肪酸とアミノ酸から構成されており、両者と
も本来的には毒性のない物質であり、抗原やバイロゲン
の原因にはなり得す、しかも両者を縮合しているアミノ
カルボニル結合を代謝するペプチターゼは極めて生体内
に広く分布されていて、その分解性は問題とならず、極
めて安全である。
(実施例) 以下、本発明を実施例により、さらに具体的に説明する
実施例1 月見草油(サミソト製油側、γ−リノレン酸8.7%、
リノール酸72.5%)70gと道東産マイワシ油(エ
イコサペンタエン酸12.7%、ドコサヘキサエン酸7
.3%)30gを配合した混合油を、エタノール性水酸
化カリウム溶液でケン化分解し、塩酸で中和後、ヘキサ
ン抽出を行い、白土を充填したカラムを通して脱溶媒後
、混合脂肪酸87gを得た。
この混合脂肪酸80gをヘキサン480−に溶解し、オ
キサリルクロライド48gを窒素気流下、攪拌しながら
滴下漏斗を用いて一10℃でmlずつ滴下し、滴下終了
後O℃で一晩、撹拌を続けた。反応終了後、未反応物と
溶媒を減圧除去し、72gの黄褐色液状の混合脂肪酸ク
ロライドを得た。
窒素雰囲気下で、L−グルタミン酸30gを60%含水
アセトン中に溶解した。その溶液に攪拌下、水酸化ナト
リウム16gを加えて水冷(2〜5℃)下で反応液が透
明な二相になるまで反応を行い、L−グルタミン酸ジナ
トリウム塩溶液とした。次に、30%水酸化ナトリウム
水溶液40m1と上記混合脂肪酸クロライド72gを各
々滴下漏斗を通して同時に約40分かけて滴下した。さ
らに水冷下で2時間攪拌すると白濁し一部結晶が析出し
た。次いで50〜60°Cで1時間加熱還流し、反応物
に水300mIlを加え、6規定塩酸40m1でpH1
に調整した。
混合脂肪酸し一グルタミン酸エステルを含む反応液中の
澄明なアセトン層を分取し、溶媒を留去してから、この
固形残渣を少量のエタノールに溶解し、無水硫酸ナトリ
ウム層に通してから不溶物を濾別した。この沈澱物を、
さらに大量のエタノールに希釈し、10%水酸化ナトリ
ウム溶液でpH11に調整し、沈澱が生じたことを確認
してから、エタノールを留去して、混合脂肪酸し一グル
タミン酸ジナトリウムの白色の粉末状結晶81gを得た
分析値 I R: v、、X(cm−’) 1300.1420
.1650.15501050〜940トランス酸痕跡 U V : 233mμ 共役ジエン酸 5%268m
μ 共役トリエン酸 0% 過酸化物量:電位差滴定法 23meq/kgキャピラ
リーガスクロマトグラフィー二カーボワソクス20M、
50m、200℃加水分解して得た混合脂肪酸をジアゾ
メタンでエステル化した。アーティファクトは検出され
なかった(γ−リノレン酸5.7%、エイコサペンタエ
ンM 4.2%、ドコサヘキサエン酸2.0%)。
生成物は白色粉末で水に易溶性であった。
上記のようにして得られた混合脂肪酸し一グルタミン酸
ジナトリウム70gと、局方グリセリン18gを、注射
用蒸留水に混合して、全液量を0.11にし、超音波洗
浄機にて完全に溶解させ、混合脂肪酸アミノ酸ジナトリ
ウムをIOW/V%含有する脂肪輸液を調製した。この
液を145℃で3秒間、超高温瞬間加熱(UHT)殺菌
装置で殺菌後、殺菌した共栓付ガラスシリンダーに分注
した。この溶液は無色透明で、粘度は10cps以下で
あった。この溶液を6ケ月室温に放置しても、また、−
20℃に冷凍後解凍しても、何ら変化は認られなかった
この輸液は、生理活性の強いγ−リノレン酸、エイコサ
ペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸を含むので、成人病
の治療に有効である。
なお、急性毒性試験の結果も下記の通り問題がなかった
。体重800gから1 kgの週令の若いニワトリのオ
スを1群5匹として、先に調製されたQn?(1゜の急
性毒性を求めた。投与方法は、10弱ハ%に調整された
水溶液を1−7分の速度で腹腔内への経路で投与した。
LD50は46m1/kgであった。
実施例2 サフラワー油分解脂肪酸90gとジホモ−γ−リノレン
酸6gとドコサヘキサエン酸6gを窒素気流下で計測し
配合した。この混合脂肪酸102gをヘキサン620−
に溶解し、オキサリルクロライド62gを窒素気流下、
攪拌しながら滴下漏斗を用いて=10℃で微量ずつ滴下
し、滴下終了後O℃で一晩、攪拌を続けた。反応終了後
、未反応物と溶媒を減圧除去し、75gの黄褐色液状の
混合脂肪酸クロライドを得た。
窒素雰囲気下でL−アスパラギン酸13.4 g (0
,1モル)を60%含水アセトン中に溶解した。その溶
液に撹拌下、水酸化ナトリウム16g(0,4モル)を
加えて水冷(2〜5℃)下で反応させた。反応液が透明
な二相になった後、L−アスパラギン酸ジナトリウム溶
液を得た。次に30%水酸化ナトリウム水溶液20m1
 (0,15モル)と上記混合脂肪酸クロライド38.
7 g (0,12モル)を各々滴下漏斗を通して同時
に約40分かけて滴下した。さらに水冷下で2時間撹拌
すると、その溶液は白濁し一部結晶が析出した。次いで
50〜60℃で1時間加熱還流し、反応物に水300m
1を入れ、6規定塩酸4QmlでpH1に8周整した。
混合脂肪酸し一アスパラギン酸エステルを含む反応液中
の透明なアセトン層を分取し、溶媒を留去してから、こ
の固形残渣を少量のエタノールに溶解し無水硫酸ナトリ
ウム層に通してから不溶物を濾別した。この沈澱物を、
さらに大量のエタノールに希釈し、10%水酸化ナトリ
ウム溶液でpH11に調整し、沈澱が生じたことを確認
してから、エタノールを留去して、混合脂肪酸アスパラ
ギン酸ジナトリウムの白色の粉末状結晶36.2gを得
た。
分析値 ■Rニジ11.. (cm−’) 1300.1420
.1650.15501050〜940トランス酸痕跡 tJ V : 233mμ 共役ジエン酸 4%268
mμ 共役トリエン酸 0% 過酸化物量:電位差滴定法 32meq/kgキャビラ
リーガスクロマトグラフィー:カーボワソクス20M、
50m、 200°C加水分解して得た混合脂肪酸をジ
アゾメタンでエステル化した。アーティファクトは検出
されなかった(ジホモ−γ−リノレン酸5.4%、ドコ
サヘキサエン酸5.6%)。
生成物は白色粉末で水に易溶性であった。
上記と同様にして得られたアシル化アスパラギン酸ジナ
トリウム160gと、局方グリセリン20gを、注射用
蒸留水に混合して、全液量を0.8Aとし、超音波洗浄
機で完全に溶解させ、アシル化アスパラギン酸ジナトリ
ウムを20W/V%含有する脂肪輸液を調製した。この
液を実施例1と同様に冷凍後解凍しても、何ら変化は認
られなかった。また、急性毒性試験の結果も問題がなか
った。
生物学的活性 血小板凝集抑制作用 (1)実験方法 体重約3Kgの雄の家兎8匹を4匹ずつ2群に分け、−
群には実施例1の輸液を、もう−群には対照として大豆
油乳剤を投与した。投与は1日目と4日目に、それぞれ
の液剤100mA!を30分以内で腹腔内投与し、7日
目に、耳静脈より採血した。
採取血液より多血小板血漿を作製し、血小板凝集メータ
ー430型(Chrono−Log−At(Sジャパン
製)を用い、アゾンシンニリン酸(終濃度5μM)を血
小板凝集惹起物として血小板凝集能を測定した。
血小板凝集能は透過率の変化を測定し、最大凝集率%で
表現した。
(2)実験成績 第1表のごとく 油乳剤群に比し、 実施例1の輸液投与群では大豆 血小板凝集能は抑制された。
第1表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 構成脂肪酸中にγ−リノレン酸およびジホモ−γ−リノ
    レン酸の一種以上とエイコサペンタエン酸およびドコサ
    ヘキサエン酸の一種以上とを含む混合脂肪酸から得られ
    るN−アシル化アミノ酸誘導体を含有することを特徴と
    する成人病治療用輸液。
JP20456588A 1988-08-19 1988-08-19 成人病治療用輸液 Pending JPH0253724A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07254428A (ja) * 1994-01-28 1995-10-03 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd 鉛蓄電池用機能維持回復剤及びそれを用いた鉛蓄電池用電解液
WO2002096360A3 (en) * 2001-05-25 2005-02-03 Ceremedix Inc Single amino acid based compounds for counteracting effects of reactive oxygen species and free radicals

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