JPH0252752A - インクジェット記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインクジェット記録装置に係わり、特に、記録
ヘッドのインク滴吐出面が下向きに配設されている形式
のインクジェット記録装置に関する。

〔従来の技術〕

プリンタやファクシミリなどの記録装置は、ナーマル式
、ワイヤドツト式、インクジェット式などに分けること
ができる。

このうち、インクジェット方式（インクジェット記録装
置）は、微細なオリフィスををする記録ヘッドにインク
を供給すると共に、印字データに基づいて該オリフィス
に設けられたエネルギー発生体を駆動し、オリフィス内
のインクに膨張及び収縮を与え、オリフィスの先端より
インク滴を飛翔させ、このインク滴を普通紙やプラスチ
ック薄板などのシートに付着させてドツトパターンを形
成していくよう構成されている。

第８図はこの種インクジェット記録装置の模式的正面図
である。

第８図において、ｌはインク滴の吐出面が下向きにされ
た印字ヘッド、２は印字ヘッドｌの下部に回転自在に配
設されたローラ状の紙送りローラ、３は紙送りローラ２
の約半周の表面に近接して配設されたペーパーガイド、
４Ａ、４Ｂは紙送りローラ２に圧接しながら回転可能に
配設されるピンチローラ、５は紙送りローラ２に巻回し
て搬送されるシートとしての記録紙である。

以上の構成において、記録紙５の先端を紙送りローラ２
とペーパーガイド３との間に挿入し、紙送りローラ２が
矢印方向へ回転することによって印字ヘッド１の下部に
記録紙５の先端部が位置する。ここで印字ヘッドｌを記
録データに応して駆動することによりインク滴が記録紙
５の表面に向けて飛翔し、記録が行われる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、このような従来のインクジェット記録装置にあ
っては、インク滴吐出面が下方を向いているため、印字
動作が長びくにつれ、吐出に至らなかったインクがイン
ク吐出面に溜まり、或いは記録紙５から跳ね返ったイン
ク滴がインク吐出面に付着する。また、周囲との温度差
によって印字ヘッドのインク吐出面に結露が生じる場合
もある。

即ち、第８図に示すように、インク滴６が印字ヘッドの
インク吐出面に付着しているが、このような状態で印字
を続けると、インク滴が記録紙５の印字面に落下し、紙
面に汚れを生じさせる。また、インク滴６が紙面に落下
せず、印字へラド１のインク吐出面に付着した場合でも
、吐出されるインク滴の吐出方向を乱し、或いは付着し
たインクの乾燥によって吐出口を塞いで不吐出を生じさ
せるという問題があった。

本発明の目的は、インク吐出面からインク滴の落下によ
る紙面の汚れを防止すると共に、インク吐出乱れやイン
ク吐出面でのインク乾燥による吐出口詰まり等を防止で
きるようにしたインクジェット記録装置を提供すること
である。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、インク吐出面を下向きにした印字ヘッドを備
えたインクジェット記録装置にあって、インク吐出面の
不要インク滴を記録シートの搬入方向へ流出させて回収
するインク滴回収手段を設け、もって上記目的を達成す
るものである。

また、請求項２においては、インク吐出面を記録シート
の搬入方向に向かって所定角度の傾斜を持たせ、不要イ
ンク滴の回収を容易にしている。

〔作用〕

請求項１のように構成することによって、記録ヘッドの
インク吐出面に残された不要インク滴は、記録シートの
搬入方向へ流出し、インク滴受部へ回収される。不要イ
ンク滴の回収は記録シートの搬入側で行われるので、印
字状況の確認等に支障を及ぼすことはない。

また、請求項２のように構成するごとによって、インク
吐出面の不要インク滴は、特別な回収手段を講じること
なく、自然落下によりインク滴受部へ回収がなされる。

〔実施例〕

以下、第１図〜第７図を参照して本発明を具体的に説明
する。

第１図は本発明によるインクジェット記録装置の一実施
例を示す模式的断面図である。第１図においては、第８
図と同一部材または同一機能を有する部材には同一引用
数字を用いたので重複する説明は省略する。

第１図に示すように、記録ヘッドｌのインク吐出面７の
記録シート＋ａ入側を下方に向かう曲面を設けると共に
、記録シート搬入方向に対し水平面より角度αを設ける
ようにし、更に曲面部の下部に不要インク滴を回収する
インク滴受部８が設けられ°Ｃいる。

以上の構成において、インク吐出面７に生じた記録に用
いられない不要なインク滴６は、インク吐出面７に傾斜
が設けられているために、傾斜面の低い方へ流下し、曲
面部を伝゛わってインク滴受部８へ落下する。インク滴
受部８は交換可能に構成されており、回収量が成るレベ
ルになったときに交換する。

このように、インク吐出面７から自然落下により流れ出
るようにしたことにより、記録面へ落下することが無く
なり、記録紙５を汚すことが無い。

また、インク吐出面にインクが固着しないため、インク
の吐出乱れや吐出口詰まりを生じることが無い。

第２図は本発明の第２の実施例を示す模式的断面図であ
る０本実施例が第１図の構成と異なるところは、インク
滴受部８の内部に多孔質材料によるインク吸収体９を配
設した点にある。このような構成により、インク吐出面
７の曲面部に垂れてきたインク滴６はインク吸収体９に
接触し、毛細管現象によって吸収されることにより回収
される。

本実施例によれば、インク滴の回収が効率的に行われる
と共に、回収インクはインク吸収体９に担持されている
ため、記録装置を傾斜させても回収インクがこぼれ落ち
る恐れはない。

第３図は本発明の第３の実施例を示す模式的斜視図であ
る。本実施例が第１の実施例と異なるところは、インク
吐出面７の曲面部に、不要インク滴の流れ方向に沿って
複数の溝１０ａ−１０ｃを設けた点にある＊　ｄ＠　ｌ
　Ｏａ−１０ｃを設けたことにより、インク吐出面７の
不要インク滴が流れやすくなり、インク吐出面上に存在
する時間を短縮して、回収を確実にすることができる。

溝１０ａ−１０ｃは、例えば、第４図に示すような矩形
断面、第５図に示すような三角形断面、及び第６図に示
すような半円形断面を用いることができる。この溝ｔＯ
ａ〜ＩＯＣを第２図の実施例の構成にＤトせで用いるご
とにより、回収効果に最も優れたものとなる。また、こ
の構成では溝ｌＯａ〜ｌｏｃにインク滴６が溜まるのを
防止することも可能になる。

第７図は第３図の実施例の変形例を示し、第３図の溝１
０ａ”ｌｏｃが等間隔に形成されていたのに対し、端部
へ寄るにつれて溝１ｏ−ｔ〜１゜−ｎの間隔が広がるよ
うに、ノズル側の幅Ｌ１と曲面部端側の幅Ｌ２との関係
をＬ２＞Ｌにとったものである。このような構成に加え
、第２図のインク吸収体９を用いることにより、インク
吸収体９との接触面積が増える結果、インク滴の回収が
さらに容易になる。

〔発明の効果〕

以上より明らかなごとく、請求項１によれば、インク吐
出面の不要インク滴を記録シートの搬入方向へ流出させ
て回収するインク滴回収手段を設けたので、不要インク
滴の記録部への落下を防止でき、記録面に汚れを生じさ
せることが無い、また、インク吐出面に不要インク滴が
付着したままにならないので、吐出詰まり等を生じるこ
とが無い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す模式的断面図、第
２図は本発明の第２の実施例の主要部を示す模式的断面
図、第３図は本発明の第３の実施例を示す模式的斜視図
、第４図〜第６図はそれぞれ第３図の実施例の溝の３例
を示す断面図、第７図は第３図の実施例の変形例を示す
模式的斜視図、第８図は従来のインクジェット記録装置
の一例を示す模式的断面図である。 １−−−−−・−・・−・印字ヘッド、２−・・・・・
−紙送りローラ、５−−−−−−−・−記録シート、７
　　　・インク吐出面、８・−・・−・・・・−インク
滴受部、９・・・・−・・・・−インク吸収体、ｌＯａ
−１０ｃＳｌ　０−１〜１０−ｎ−・−−−−−−−溝
。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）インク吐出面を下向きにした印字ヘッドを備えた
   インクジェット記録装置において、前記インク吐出面の
   不要インク滴を記録シートの搬入方向へ流出させて回収
   するインク滴回収手段を設けたことを特徴とするインク
   ジェット記録装置。
2. （２）前記インク吐出面を記録シートの搬入方向に向か
   って所定角度の傾斜を持たせたことを特徴とする請求項
   １記載のインクジェット記録装置。