JPH0251803A - 焦電材料 - Google Patents

焦電材料

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JPH0251803A
JPH0251803A JP63201633A JP20163388A JPH0251803A JP H0251803 A JPH0251803 A JP H0251803A JP 63201633 A JP63201633 A JP 63201633A JP 20163388 A JP20163388 A JP 20163388A JP H0251803 A JPH0251803 A JP H0251803A
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pyroelectric
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temperature
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Minoru Noguchi
実 野口
Hideo Kato
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は特に室温付近の作動温度において大きな焦電係
数を有する焦電材料に関する。
〔従来の技術〕
近年各種のセンサが開発され、実用に供されるようにな
ってきたが、その中で赤外線検出を行う焦電素子が知ら
れている。
焦電素子は焦電体を加工、分極して電極を取り付け、受
光可能な状態で支持台に取り付けたものである。焦電体
の表面に赤外線が照射されると温度が上昇し、表面に電
荷が現われる。従って、焦電体に外部電極を接続してふ
けば電流を検出することができる。
焦電素子の性能は、温度変化に応じてその焦電体表面上
に発生する電荷の量により決まり、これは一般に焦電係
数pと言われている。すなわち、焦電材料の焦電係数P
は以下の式により表わされる。
(ただし、Psは自発分極、Tは温度)また焦電電流密
度lは以下の式により表わされる。
従って、温度の時間変化に比例した電流が流れることに
なる。
このような焦電材料として、PbZr0.  PbT+
03系において、pbZr03に近い組成のセラミック
ス(PZT)が提案されている。この材料は、 ■室温より少し上(約50℃以上)に相転移温度がある
ことにより、自発分極の温度係数、すなわち焦電係数が
大きく、 ■誘電率が余り大きくなく、焦電材料としての性能指数
が大きく、電気回路への整合性も良く 、 ■相転移点を超えても、分極処理効果が維持される 等の特徴を有する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、PbZr0t  PbTiO3系の焦電
材料は、第5図に示すように、Pb2rO,とPbTi
O3とのいずれのモル比においても焦電係数が温度によ
り著しく変化し、特に室温付近においては比較的小さい
従って、人体センサーのように室温付近で使用する場合
、高感度の焦電素子を作ることができないという問題が
ある。そのため、焦電素子をヒータにより最適温度まで
加熱しながら使用しなけばならなかった。
従って、本発明の目的は室温付近において大きな焦電係
数を有する焦電材料を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的に鑑み鋭意研究の結果、本発明者は、PbZr
0.  PbTiO3にPb (Mg+/。W+72)
Lを添加することにより優れた焦電材料が得られること
を発見し、本発明を完成した。
すなわち本発明の焦電材料はPbZr0*70〜93モ
ル%と、PbTiO36〜10モル%と、Pb(Mg+
72W17□)031〜20モル%とからなることを特
徴とする。
まず<1−x)Pb2ril、 −xPbTi[lz 
系焦電材料において、Xが0.06〜0.10範囲にあ
る場合、大きな焦電係数を示す。
次ニコの(1−x)PbZrO,−xPbTi03 系
にPb<J+y2W l/ 2 ) Osを、全体を1
00モル%として、1〜20モル%の割合で添加する。
PI](14g +/2 Vby2)D*の添加量が増
大するにつれて焦電材料の相転移温度が低下するととも
に、室温付近の焦電係数pは増加する傾向を示す。
本発明の焦電材料の組成の三角グラフを第1図に示す。
好ましい組成範囲は、(1−X)PbzrD3i+Pb
T+Oz 系においてX 〜0.06〜0. toであ
り、かつPb(Mg+7zlL/z)口。が8〜15モ
ル%である。
本発明のPbZrO3PbTiO3Pb(Mg+7J+
72)O*系焦電材料から所望の形状の焦電体を製造す
るには、種々の方法を使用することができる。例えば特
開昭60−84712 号に記載されているように、必
要な成分の酸化物を所定の割合で配合し、焼成、溶融、
加工をすることにより一体的な焦電体とすることができ
る。しかし、最近の焦電センサーの高性能化に伴ない、
焦電体が薄膜化され、それに応じてRFスパッタリンク
法、マグネトロンスパッタリング法、イオンビームスパ
ッタリング法、イオンブレーティング法、電子ピース蒸
着法、CVD法等の薄膜化技術を使用するのが好ましい
本発明の焦電材料を用いて焦電センサーを作成する場合
、白金、81等の基板上に焦電体薄膜を形成し、その上
にAu、A1等で電極を形成する。焦電体薄膜の厚さは
一般に1〜10μm程度とするのが好ましい。
〔実施例〕
本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 第2図に示すようにA 1203 からなる基板1上に
下部白金電極2をRPスパッタ法により形成し、この電
極上にPb2ro、 5zTIo、 os03とPb(
!Jg+z2W+/2)0、とを種々の割合で含有する
焦電体薄膜3を5μmの厚さに形成した。さらにこの上
に上部pt電極4をRFスパッタリング法により形成し
た。
このようにして得られた焦電体の相転移温度を測定した
。結果を第3図に示す。
第3図から明らかな通り、pb<ug+y□Ww2)D
*が8〜15モル%の範囲において相転移温度が約50
℃以下となることがわかる。
実施例2 PtlZro、 5zTIo、 oeO*とPtl(M
g+7J+72)Us  とを種々の割合で配合して焦
電体を形成した。得られた各焦電体薄膜について、温度
と焦電係数との関係を求めた。結果を第4図に示す。
第4図から明らかな通り、Pb(Mg+7J+7z)O
lが8〜15モル%の範囲の場合、20〜80℃の範囲
において十分に高い焦電係数pを有する。
〔発明の効果〕
以上に詳述した通り、本発明の焦電材料はPbZr0.
−PbTi口、系にPb(Mg+721!I+zz)I
L を添加したものであるので、特に室温付近において
、十分に高い焦電係数を有する。
このように焦電係数の温度特性が改善された焦電材料を
用いた焦電型赤外線センサーは、室温付近で使用される
人体検出センサー、非接触型温度センサー等に広く利用
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の焦電材料の組成を表す三角グラフであ
り、 第2図は本発明の焦電材料を用いた焦電センサーの一例
を示す断面図であり、 第3図はPb(!Jg+7J+z2)Oz の添加量(
モル%)とt回転後温度との関係を示すグラフであり、
第4図は本発明の焦電材料の焦電係数の温度依存性を示
すグラフであり、 第5図は(1−x)PbZr03−XPbTiO1系焦
電材料の焦電係数の温度依存性を示すグラフである。 出 願 人  本田技研工業株式会社 代  理  人   弁理士  高  石   橋  
馬情 図 Pb(Mgl/2W’/2]○3 第3図 O7−コーーーーーゴーーーーーコー    i第2図 Pb(Mgl/2W’/2)03moL%第4図 う雪原 (0C] 無電係数 (x lo′9c/cm2・’C)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  PbZrO_370〜93モル%と、PbTiO_3
    6〜10モル%と、Pb(Mg_1_/2W_1_/_
    2)O_31〜20モル%とからなる焦電材料。
JP63201633A 1988-08-12 1988-08-12 焦電材料 Expired - Fee Related JP2720173B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5264700A (en) * 1975-11-25 1977-05-28 Murata Manufacturing Co Piezooelectric ceramic for elastic surface wave element
JPS6318253A (ja) * 1986-07-09 1988-01-26 Omron Tateisi Electronics Co 生化学測定装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5264700A (en) * 1975-11-25 1977-05-28 Murata Manufacturing Co Piezooelectric ceramic for elastic surface wave element
JPS6318253A (ja) * 1986-07-09 1988-01-26 Omron Tateisi Electronics Co 生化学測定装置

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