JPH0251340A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JPH0251340A
JPH0251340A JP19859388A JP19859388A JPH0251340A JP H0251340 A JPH0251340 A JP H0251340A JP 19859388 A JP19859388 A JP 19859388A JP 19859388 A JP19859388 A JP 19859388A JP H0251340 A JPH0251340 A JP H0251340A
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江口 均
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幸雄 大沢
Toshiyuki Kobayashi
俊幸 小林
Michio Okada
道夫 岡田
Minoru Takahashi
稔 高橋
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Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、樹脂からなるブラシホルダと金属からなるブ
ラケットとの複合体を備えている回転電機に関し、特に
、ブラケットとブラシホルダとの接触面間におけるシー
ル性の改良に係り、例えば、スタータモータ等のような
回転電機に使用されるブラケットとブラシホルダの複合
体(以下、ブラケットユニットという。)であって、ブ
ラケットの一部にブラシホルダが一体的に樹脂成形され
ているものに利用して有効な技術に関する。
〔従来の技術〕
スタータモータに使用されるブラケットユニットとして
、薄板形状に形成されたブラケットにブラシホルダが樹
脂を用いて一体的に成形されているものが提案されてい
る(例えば、実開昭59−124482号公報参照)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このようなブラシホルダにおいては、ブラケットに鉄系
材料が、ブラシホルダにナイロン樹脂がそれぞれ使用さ
れた場合、サーマル・ショック試験等のような環境試験
が実施されると、ブラケットとブラシホルダとの熱膨張
系数が相違するため、両者の接触面間に相対的ずれが発
生し、その結果、このブラケットユニットが組み付けら
れたスタータモータのハウジングにおいて気密性および
液密性が低下するという問題点があることが、本発明者
によって明らかにされた。
本発明の目的は、ブラケットとブラシホルダとの接触面
間における相対的ずれに伴うシール性の低下を防止する
ことができる回転電機を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明にかかる回転電機はブラケットユニットにおいて
、ブラケットとブラシホルダとの接触面間に、次のよう
な特定の組成を有するアクリル系共重合体水性エマルジ
ッンからなるシール膜が介設されていることを特徴とす
る。
(a)  炭素数が1〜8のアルキル基を有するアクリ
ルアルキルエステルを35〜75重量%0))炭素数が
1〜4のアルキル基を有するメタリルアルキルエステル
を5〜55重量%(c)  スチレンおよび/又はアク
リロニトリルを0〜15重量% 但し、(b)と(c)の成分の和は、15〜55重量%
である。
(d)  α、β−不飽和■またはその酸無水物、2ヒ
ドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピル
アクリレート又はこれらのメタクリレート相当物、アク
リルアミド、メチロールアクリルアミド又はこれらのア
クリルアミド相当物より選ばれたビニル単量体を0〜5
重量% (e)  他のビニル単量体を0〜30重量%からなる
単N混合物を乳化重合させて得られるガラス転移点(T
g)が20℃以下の共重合体の水性エマルジョン 〔作用〕 前記した手段によれば、シール膜は金属と樹脂とのいず
れにもそれぞれ接着ないしは粘着されるため、その隙間
を遮蔽することにより、シール状態を構成することにな
る。
また、シール膜は可撓性を有しているため、その熱膨張
係数差により、ブラケットとブラシホルダとの接触面間
において相対的な変位(ずれ)が発生された場合、その
変位に追従して可撓変形することにより、前記シール状
態を維持することができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例であるスクータモータ゛に使
用されているブラケットユニットを示す一部切断拡大側
面図、第2図はそのスタークモータを示す縦断面図、第
3図は第2図の■−■線に沿う断面図、第4図はターミ
ナル部を示す拡大部分断面図、第5図はそのスクータモ
ータの分解斜視図、第6図は製造途中を示す縦断面図、
第7図はターミナル部材の凹凸部を示す拡大部分断面図
、第8図および第9図は作用を説明するための拡大部分
断面図である。
本実施例において、本発明にかかる回転電機はスタータ
モータに使用されるものとして構成されており、固定子
1、回転子2、および金属と樹脂の複合体としてのブラ
ケットユニット3を備えている。
固定子1は磁性材料を用いて絞りプレス加工等の適当な
手段により一体成形されているヨーク4を備えており、
ヨーク4は一端面(以下、前側とする。)が開口し、他
端面(以下、後側とする。
)が閉塞している略円筒形杖に形成されている。
ヨーク4の開口部5における外縁には、フランジ部6が
径方向に突設されており、フランジ部6には一対のボル
ト挿通孔7と、一対のビス挿通孔8とがそれぞれ上下に
配されて穿設されている。ヨーク4の開口部5における
内縁には、一対の回り止め凸部9が左右に配されて突設
されている。ヨーク4の背面の閉塞面壁には軸受部材収
容部10が円筒形状に形成されており、この収容部10
の内部には軸受部材11が嵌装されている。ヨーク4の
内周面には複数個のマグネット12が磁界を形成するよ
うに周方向に等間隔に配されて固着されている。
回転子2はヨーク4の長さよりも長いシャフト13を備
えており、シャフト13の中間部の外周上にはコンミュ
テータ14とアーマチュア15とが前後に配されて固装
されている。シャフト13の前端部にはピニオン16が
刻設されており、ピニオン16は組付は状態において、
スタータのドリブンギヤ17に噛合するようになってい
る。シャフト13の外周におけるピニオン16の後位置
と後端部とには、ジャーナル部18.19がそれぞれ形
成されており、シャフト13は両方のジャーナル部18
.19を後記する軸受部材58およびヨーク4に配され
た前記軸受部材11でそれぞれ支承されることによりヨ
ーク4の内部において回転自在に軸架されている。
本発明にかかる金属と樹脂の複合体としてのブラケット
ユニット3は樹脂により略円盤形状に一体成形されてい
る樹脂構造物としてのブラシホルダ20を備えており、
ブラシホルダ20は金属部材としてのブラケット21に
一体成形されている。
また、ブラシホルダ20の所定位置にはターミナル部材
33が、第4図に示されているように、ブラケット21
を絶縁状態で貫通するように植設されている。
ここで、ブラシホルダ20はポリアミド、または、熱可
塑性ポリエステル、または、ポリアセタールにより成形
される。
まず、ポリアミドとしては、ナイロン6、ナイロン6.
6、ナイロン6.10、ナイロン12、ナイロン6.1
2、等があげられる。
このポリアミドに、エチレン・メタクリル酸共重合体の
金属塩〔いわゆるデュポン社のサーリン(商品名)〕、
エチレン・酢酸ビニル共重合体、無水マレ□イン酸グラ
フトポリオレフ、イン〔いわゆる三菱油化■のモディッ
ク(商品名)、三井石油化学工業−のアトマー(商品名
)〕等を10重量%以下の割合で配合してもよい。
熱可塑性ポリエステルとしては、ポリブチレンテレフタ
レート(PET)やポリエチレンテレフタレート(PE
T)が−船釣である。
このPBTは、テレフタル酸もしくはテレフタル酸ジア
ルキルエステル(例、テレフタル酸ジメチル)と炭素数
4のジオール(例、テトラメチレングリコール)との反
応のような任意の適当な方法については、たとえば米国
特許第2,465゜319号に詳細に説明されているの
で、参照されたい。
また、PETの製造は、テトラメチレングリコールにか
えてエチレングリコールを用いることにより製造される
(usp4,357,268、Usp4,368,28
5、usp4429067)。
このポリエステルに、エチレン・メタクリル酸共重合体
の金属塩〔いわゆるデュポン社のサーリン(商品名)〕
、エチレン・酢酸ビニル共重合米無水マレイン酸グラフ
トポリオレフィン〔いわゆる三菱油化■のモディック(
商品名)、三井石油化学工業■のアトマー(商品名)〕
等を10重量%以下の割合で配合してもよい。
ポリアセタールとは一般式で (−R−CHO−)n で表される分枝のない線状構造の熱可塑性高分子をいう
、Rがもっとも簡単な水素の場合、上式は(−H−CH
O−)nの構造をとり、ポリオキシメチレンとよばれる
。このものはホルムアルデヒドH−CHOの重合体であ
るところから、ポリホルムアルデヒドともよばれている
一方、酸素が二つの炭素を結びつけている構造(エーテ
ル結合)−H,C−0〜CH,からポリエーテルとして
分類する場合もある。
現在、市販のアセタール樹脂には、ポリホルムアルデヒ
ドの均一体と、エチレンオキシドなどを共重合させたも
のとの2種類がある。前者をアセタール・ホモポリマー
とよび、[)u Pont社の”Delrin″Ace
tal  Re5inがこれに属し、後者はアセタール
・コポリマーとよばれ、アメリカ Celanese社
のCe1con  、西ドイツTicona社の” H
o s taform’“C1わが国のポリプラスチッ
ク社の“Duracon”などがこれに属する。
このポリアセタールに、エチレン・メタクリル酸共重合
体の金属塩〔いわゆるデュポン社のサーリン(商品名)
〕、エチレン・酢酸ビニル共重合体、無水マレイン酸グ
ラフトポリオレフィン(いわゆる三菱油化■のモディッ
ク(商品名)、三井石油化学工業■のアトマー(商品名
)〕等を10重量%以下の割合で配合してもよい。
次に、ブラケットユニットの製造方法を説明することに
より、その構成を明らかにする。
ブラケット21は鉄板等のような導電性を有する板材を
用いて打抜きプレス加工により、ヨーク4のフランジ部
6の外形に対応するように、第5図に示されているよう
な平板形状に形成されている。ブラケット21の上下部
には一対のボルト挿通孔22と、ビス螺入用ねじ孔23
とがそれぞれ配されて開設されている。ブラケット21
の略中央部には窓孔24が、コンミュテータ14の外径
よりも若干大きい内径になるように開設されており、窓
孔24の周囲には複数の小孔25が周方向に配されて開
設されている。窓孔24には軸受部材収容部57が円形
椀形状に一体的に連設されている。また、ブラケット2
1の左上隅略45度の位置には、ターミナル部材33の
幅および厚さよりも大きめの挿通孔34が開設されてい
る。
ブラケット21にブラシホルダ20が成形される時、第
6図に示されているように、ブラケット21は成形型7
0に挟み込まれるようにセットされる。詳細な説明は省
略するが、成形型70は上型71および下型72を備え
ており、その合わせ面にはゲート74を開設されたキャ
ビティー73が、後述するような構成を有するブラシホ
ルダ20を成形し得る形状に没設されている。ブラケッ
ト21はこのキャビティー73にブラシホルダ20を成
形される部分を挿入されて、上型71と下型72との間
に挟み込まれるようにセットされる。
同時に、ブラケット21の挿通孔34にはターミナル部
材33が接触しないように挿入され、キャビティー73
を貫通して上型71および下型72に位置決め保持され
る。
ここで、ブラケット21が成形型70にセットされる前
に、ブラケット21におけるブラシホルダ20が成形さ
れる部分の表面には、特定の組成を有するアクリル系共
重合体水性エマルジョン、刷毛やスプレー等による適当
な手段により適当な厚さをもって均一に塗布されること
により、その塗膜75が形成される。
また、この塗膜75はキャビティー73にインサートさ
れて樹脂形成される他の金属部材としてのターミナル部
材33におけるインサート成形される部分の表面にも同
様に形成される。
このとき、予め、ターミナル部材33には凹凸部33a
が複数条、塗膜75が形成されるべき領域の外周部にお
いて凹部と凸部とが交互になるように配されて、それぞ
れ環帯形状に形成されている。この凹凸部33aの断面
形状は第7図に示されているように、約30度の傾斜角
を持つ台形形状に形成されており、約0.2mmの高さ
に対して約0.8m!11のピッチを持つように設定さ
れている。
そして、この凹凸部33aに塗布されたディスバージョ
ンは各凹部に溜まるようになって一定の嵩を保つため、
この上に形成された塗膜75の厚さは、後記する条件を
充分に満足し得る厚さになっている。
アクリル系共重合体水性エマルジョンとして+1(a)
  炭素数が、1〜8のアルキル基を有するアクリル酸
アルキルエステルを、35〜75重量% (b)  炭素数が1〜4のアルキル基を有するメタク
リル酸アルキルエステルを0〜55重量%(c)  ス
チレンおよび/又はアクリロニトリルを0〜15重量% 但し、ら)と(c)の成分の和は、15〜55重景%で
ある。
(b) α、β−不飽和酸またはその酸無水物、2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピル
アクリレート又はこれらのメタクリレート相当物、アク
リルアミド、メチロールアクリルアミド又はこれらのメ
タクリルアミド相当物より選ばれたビニル単量体を0〜
5重量% (e)  他のビニル単量体を0〜30重量%からなる
単量体混合物を乳化重合させて得られるガラス転移点(
Tg)が20゛C以下の共重合体が使用される。
(a)成分のアクリル酸アルキルエステルとしては、ア
クリル酸2−エチルヘキシル(−85’C)、アクリル
酸n・ブチル(−54℃)、アクリル酸エチル(−22
’C)、アクリル酸イソプロピル(5℃)、アクリル酸
メチル(8℃)等があげられる。なお、括弧内の温度は
、アクリル酸アルキルエステルのホモ重合体のTgを示
す。
この(a)成分はソフト重量体で得られるエマルシコン
共重合体より形成される膜に可撓性を付与する。この膜
の可撓性が、金属とポリオレフィンの熱膨張率の差によ
る伸縮を膜に追従させる。
(b)の成分のメタクリル酸アルキルエステルおよび(
c)成分のスチレン(100℃)、アクリロニトリル(
100’C)はハード単量体と呼ばれるもので、皮膜に
強靭性と耐熱性を付与させる。このハード単量体は共重
合体を与える単量体混合物中の15〜55重量%を占め
ることが必要である。(bl成分としてはメタクリル酸
メチル(105℃)、メタクリル酸エチル(65℃)、
メタクリル酸n・ブチル(20℃)等が利用できる。
ら)成分の単量体混合物中に占めるメタクリル酸アルキ
ルエステルの上限は55重四%である。これを越えると
膜の硬度が高く、脆(なり、サーマルショックを受けて
膜が金属より剥離しやすい、または膜にピンホールが生
じる。
(c)成分のスチレン、アクリロニトリルの単量体混合
物中に占める割合は15重量%以下である。
15重量%を越えると膜の被着材への密着性が低下する
。さらに、アクリロニトリルの場合、使用量が多いと乳
化重合が行いにくい。
(d)成分の酸やヒドロキシル基またはアミノ基を有す
るビニル単量体は、皮膜の被着材(ポリエステル等樹脂
、金属)への密着性を向上させる。かかる酸としては、
アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、
無水マレイン酸等のα。
β−不飽和酸またはその酸無水物が利用できる。
これらの酸、ヒドロキシアルキルアクリレート、アクリ
ルアミド、メチロールアクリルアミド等の官能基を有す
るビニル単量体は単量体混合物の5重量%以下、好まし
くは0.3〜3重量%の割合で用いられる。
(e)成分は、皮膜の弾性と強靭さのバランス、エマル
シコンの共重合体のガラス転移点を20℃以下に調整す
るために必要により用いられる。
かかる単量体として、ブタンジオールジアクリレート、
ブタンジオールモノアクリレール、塩化ビニル、酢酸ビ
ニル(30℃)、メタクリル酸グリシジル等が利用でき
る。この(e)成分の単量体は、共重合体成分の30重
四%以下の割合で用いられる。
接着層形成用の共重合体エマルジョンは常法に従って得
ることができる。すなわち、単量体、界面活性剤、重合
開始剤および水の系で乳化重合を行えばよく、その場合
、単量体濃度は全量に対して40〜60重量%、界面活
性剤は単量体100重量部に対して1〜5重量部、重合
開始剤は0゜1〜0.6重量部が好ましい配合量である
。界面活性剤は乳化重合を円滑に行わせ得るものを選ぶ
べきで、特に、オキシエチレン基の付加モル数が10〜
60の範囲にあるポリオキシエチレンアルキルエーテル
またはポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル
と高級アルコール硫酸エステル塩またはポリオキシエチ
レンアルキルサルフェート塩またはポリオキシエチレン
アルキルフェニルサルフェート塩などの混合系が好まし
く、重合開始剤としては過硫酸カリウム、過硫酸アンモ
ニウムおよびこれらと還元剤とを組み合わせたレドック
ス系が特に好ましい。なお、生成した共重合体エマルジ
ョンはアンモニア水などでpH値を7以上に調整してお
くことが分散安定性を良くする上で好ましい。
共重合体エマルジョン中の共重合体のガラス転移点(T
g)は20℃以下である。Tgが20℃を越えると皮膜
の乾燥時間が長くなる。一般に共重合体のTgが高い程
度膜の強度は高く、Tgが低い程、皮膜の弾力性、可撓
性が高くなる傾向にある。
塗膜75の厚さは、使用する水性エマルシヨンの種類等
によって異なるが、1〜50μmが好ましく、10μm
程度が望ましい。すなわち、1μm以下であると、可撓
性が発揮されにくくなり、50μm以上であってもよい
が、複数回に分けて塗布する必要があり、工程がかかり
、コストが増加する。
この塗膜75は自然または強制的に乾燥されることによ
り、水性エマルジョンの媒液としての水を蒸発される。
そして、この塗膜75は可撓性を備えた状態になるとと
もに、金属の表面に接着ないしは粘着する。塗膜75が
乾燥された後、金属部材としてのブラケット21および
ターミナル部材33は前述したように、成形型70にセ
ットされる。ここで、ブラケット21は、鋼、ステンレ
ス、銅、鉄、亜鉛、真鍮、亜鉛メッキ鋼、アルミニウム
等が使用される。
このようにしてブラケット21およびターミナル部材3
3が成形型70に適宜セットされると、そのキャビティ
ー73には成形材料としての樹脂が約280″C(ポリ
アミドの場合)に加熱溶融された状態でゲート74から
充填され、ブラケット21には樹脂構造物としてのブラ
シホルダ20が一体的に成形されるとともに、ブラシホ
ルダ20には前記ターミナル部材33が植え込み成形さ
れる。
すなわち、ブラケット21はブラシホルダ20の成形時
に軸心と略直交するように配されて植え込み成形される
ことにより、窓孔24の内縁から小孔25の外側にかけ
ての部分がブラシホルダ20の前壁部26と後壁部27
との間に挟まれた状態でブラシホルダ20に一体化され
ている。この状態において、ブラシホルダ20を形成し
ている樹脂の一部はブラケット21の各小孔25を埋め
て中実の円柱部28をそれぞれ形成しており、これら円
柱部28によりブラケット21とブラシホルダ20とは
完全に回り止めされた状態で一体化されていることにな
る。また、ブラシホルダ20が樹脂成形されると、ター
ミナル部材33は挿通孔34が樹脂により埋められてな
る略直方体形状の保持部35により固定的に保持される
ことになる。
そして、ブラケット21の前後面とブラシホルダ20の
前後壁部26.27、および小孔25内周と円柱部28
の外周において、ブラケット21とブラシホルダ20と
の接触面間には可撓性を有するシール膜76が、前記し
た水性エマルジョンを成分とする塗膜75により形成さ
れて介設されており、水性エマルジョンの成分が金属お
よび樹脂に対する親和性が高いため、このシール膜76
はブラケット21とブラシホルダ20との表面に強力に
粘着または接着、ないしは物理的または化学的に結合し
た状態になって一体化している。また、ブラシホルダ2
0とこれに挿通されたターミナル部材33との接触面間
にもシール膜76が同様に介設されている。
ブラシホルダ20の前壁部26における左下隅略45度
の位置には、穴部がブラケット21の地肌が露出するよ
うに開設されている。ブラシホルダ20の後壁部27に
おける正面穴部に対応する位置にも、背面穴部31が同
様に開設されており、この背面穴部31底部におけるブ
ラケット21の露出面部はピグテールを接続するための
ピグテール接続部32を形成している。ターミナル部材
33の保持部35から前方に突出した部分により第2の
リード線接続部36が、後方に突出した部分により第2
のピグテール接続部37がそれぞれ形成されている。
ブラシホルダ20の後壁部27における外径1田−ク4
の開口部5における内径と略等しく、かつ、軸心が一致
するように設定されており、これにより、後壁部27の
外周とヨーク開口部5の内周とは互いに雄印篭結合部3
日と、雌印篭結合部39とを実質的に構成することにな
る。後壁部27の背面の外縁における左右位置には、一
対の立ち上がり壁40が軸心と略平行方向にそれぞれ立
設されており、両立ち上がり壁40の外向き面には回り
止め凹部41が逆三角形の頂点に円形を連結してなる形
状に没設されている。前記誰雌の印篭結合部38.39
の結合状態において、両回り止め凹部41には、ヨーク
4の開口部5の内縁に突設されている前記回り止め凹部
9がそれぞれ嵌合するようになっている。
後壁部27の背面における上下位置には、一対のブラシ
収容室42が互いに対向するようにそれぞれ配設されて
おり、この収容室42は互いに平行に対向して突設され
た一対のガイド壁43により、径方向の両端面および背
面の三方が開放している中空の略直方体形状に形成され
ている。各ガイド壁43の背面にはかしめ部44Aを形
成するためのピン44がそれぞれ突設されており、また
、前記立ち上がり壁40の一方の内側位置には、後記す
る脱落防止板を位置決めするためのピン45が突設され
ている。ブラシ収容室42の背面側の開口は、各ガイド
壁43の背面に当接された状態において各ピンにより固
定化される脱落防止板46によって閉塞されている。
再収容室42には一対のブラシ51A、51Bが内向き
に配されて径方向に摺動自在にそれぞれ挿入されており
、両ブラシ51A、51Bに植設されている各ピグテー
ル52A、52Bは脱落防止板46の上下に開設されて
いる挿通孔49に摺動自在にそれぞれ挿通されている。
上側に配設されたブラシ51Aのピグテール52Aの端
末はターミナル部材33のピグテール接続部37に、下
側に配設されたブラシ51Bのピグテール52Bの端末
はブラケット21のピグテール接続部32にそれぞれ溶
着されて、ターミナル部材33およびブラケット21に
電気的に接続されている。
収容室42のブラシ51A、51Bの外側に山一対のス
プリング53が収容室42の外向き開口から挿入されて
それぞれ収容されており、スプリング53は収容室42
の外向き開口部に止着されるキャップ54に反力をとっ
てブラシを内向きに付勢することにより、回転子2のコ
ンミ工テータ14に押接させるようになっている。
ブラケット21の窓孔24に対応する位置には、略円筒
形状の軸受部材収容部57が前方に突出するように形成
されており、この収容部57にはボールベアリング等か
らなる軸受部材5日が正確に軸心合わせされて嵌装され
ている。この収容部57の軸心はブラシホルダ20の後
壁部27の外周により形成されている雄印篭結合部38
についての軸心と一致するように設定されており、した
がって、収容部57に軸心合わせされて収容されている
軸受部材58の軸心は雄印篭結合部38の軸心と一致さ
れていることになる。
このように構成されているブラケットユニット3が固定
子1と回転子2とに組み付けられた状態において、ブラ
シホルダ20はヨーク4の開口部5に両者の外周面およ
び内周面における雄雌の印篭結合部38.39により印
篭結合されて軸心合わせされる。この状態において、軸
受部材58はブラシホルダ20の雄印篭結合部38に軸
心合わせされているため、ヨーク4の軸心にも一致され
ることになる。したがって、この軸受部材58とヨーク
4の後端部の軸受部材11にジャーナル部18.19を
支承された回転子2のシャフト13は固定子1に対して
正確に軸心合わせされて回転自在に軸支されることにな
る。
ヨーク4の開口部5とブラシホルダ20とが印篭結合さ
れる際、回り止め凸部9と凹部41とは互いに整合され
て嵌合される0両者9と41とが嵌合されると、ヨーク
4のフランジ部6におけるボルト挿通孔7およびビス挿
通孔8と、ブラケット21のボルト挿通孔22およびビ
ス螺入用ねし孔23とはそれぞれ整合することになる。
ビス59をヨーク4のフランジ部6の挿通孔8に挿通し
てねじ孔23にねじ込むと、ブラケット21とヨーク4
とは結合されるため、固定子1、回転子2およびブラケ
ットユニット3は軸心および位置を合致された状態で一
度に結合一体化されることになる。詳細な説明は省略す
るが、この王者一体の状態において、エンジンケース6
0のボス部61に軸受部材収容部57が嵌合される。エ
ンジンケース60のボス部6Iと軸受部材収容部57と
の軸心を互いに合致するように設定しておくと、軸、受
部材収容部57の軸受部材58に支承されているシャフ
ト13がボス部61に軸心合わせされることになる。こ
のため、シャフト13に刻設されているピニオン16は
ドリブンギヤ17に正確に噛合することになる。
次に作用を説明する。
前述したように、スタータモータはエンジンケースに連
設されるため、厳寒大気温度からエンジンのオーバヒー
ト温度までの温度環境に晒されることが予想される。そ
こで、スタータモータについては、約−20゛C〜15
0℃程度の範囲において数千回のサーマル・ショック試
験を含む環境試験が実施される。
ところで、ブラケットとブラシホルダとの接触面間にシ
ール膜が介設されていないブラケットユニットがスター
タモータに使用された場合、サーマル・ショック試験が
実施されると、金属と樹脂との熱膨張係数差により、第
8図に示されているようにブラケット21’ とブラシ
ホルダ20”との接触面間に相対的ずれ77が発生する
ため、その後の気密性試験において、モータハウジング
の気密性が低下することが、本発明者によって明らかに
された。これは、ブラケット21’ とブラシホルダ2
0’ との接触面間における相対的ずれによって微細な
隙間77が発生し、この隙間により制御し得ない不測の
通気路が第8図に矢印で示されているように形成されて
しまうためと考えられる。そして、ブラケットとブラシ
ホルダとの接触面間にこのような相対的ずれが発生する
と、外部の雨水や凝結水等がモータハウジングの内部に
侵入するため、モータの性能を損う原因になる。
しかし、本実施例においては、ブラケット21とブラシ
ホルダ20との接触面間にシール膜76が介設されてい
るため、サーマル・ショック試験が実施された後におい
ても、モータハウジングの気密性は所期の通りに維持さ
れる。したがって、ブラケット20とブラシホルダ21
との接触面間から外部の雨水や凝結水等がハウジングの
内部に侵入することは防止される。
すなわち、サーマル・ショック試験において、金属と樹
脂との熱膨張係数差によりブラケット21とブラシホル
ダ20との接触面間に相対的ずれが発生したとしても、
シール膜76はそれが金属および樹脂のいずれについて
も優れた親和性を有するため、第8図に示されているよ
うにブラケツ)21とブラシホルダ20とのいずれにも
接着ないしは粘着することになる。しかも、シール膜7
Gは優れた可撓性を有するため、ブラケット21とブラ
シホルダ20との熱膨張係数差による相互間の変位を可
撓変形することによって許容し、シール膜76自体の一
体性を維持することになる。
したがって、ブラケット21とブラシホルダ20との接
触面間に相対的ずれが発生としても、その両者21と2
0との間は隙間ないしは通気路が形成されることをシー
ル膜76によって防止されるため、モータハウジングは
サーマル・ショック試験後も所期の気密性を維持するこ
とができる。
次に、実験結果を示す。
実施例1〜7 比較例1〜9 乳化重合させるビニル単量体の種類、量を本明細書の末
尾に掲載された表1のように変化させて共重合体水性エ
マルシヨンによってナイロン6と亜鉛メッキ鋼板の積層
体を得た。
この積層体の20℃におけるナイロン6と、亜鉛メッキ
鋼板との(イ)剥離強度(JIP  K−6850)は
23 kg f / cジチアツタ。
また、この積層体を(b)too’cモータ油浴中に1
日浸漬した後の剥離強度は24kgf/c−dであった
さらに、この積層体を、(ハ)20℃のモータ油浴中に
2時間、ついでモータオイル浴を80℃まで15分かけ
て加熱し、同温度で2時間浸漬を続け、さらに、30分
かけてモータオイル浴を20℃まで冷し、再び20℃で
2時間浸漬し、ついで80℃まで加熱、同温度で2時間
浸漬を続けるという工程を5度繰り返した後の積層体の
剥離強度を調べた(サーマルショックテスト)。同様に
、ナイロン6とステンレスとの積層体についてモiべた
。その結果を本明細書の末尾に掲載された表2に示す。
比較例4〜9 共重合体水性エマルジョンの代わりに、次の接着剤を用
いてナイロン6と亜鉛メッキ鋼板との積層体、またはナ
イロン6とステンレスとの積層体を得た。
これらの積層体の物性を表2に示す。
比較例4 T社製ポリエステル系樹脂エマルジョン(Tg20℃) 比較例5 N社製SBRラテックス(Tg  、6℃)比較例6 N社製アクリロニトリル・ブタジェンラバーラテックス
(Tg  −25℃) 比較例7 M社製スチレン・アクリル酸2−エチルへキシルアクリ
レート共重合体水性エマルジョン(7g58℃) 比較例日 Y社製二液型エポキシ樹脂接着剤 比較例9 S社製フェノール系樹脂接着剤 実施例8〜14 比較例10〜18 実施例1におけるナイロン6に代わりにポリブチレンテ
レフタレートを用い、これと亜鉛メッキ鋼板およびステ
ンレスとの積層体を得た。そして実施例1と同様に剥離
強度試験を行った。
その結果、実施例8〜14は実施例1〜7と、比較例1
0〜18は比較例1〜9とそれぞれ略対応した強度であ
った。
実施例15〜21 比較例19〜27 実施例1におけるナイロン6の代わりにポリアセタール
を用い、これと亜鉛メッキ鋼板およびステンレスとの積
層体を得た。そして、実施例1と同様に剥離試験を行っ
た。その結果、実施例15〜21は実施例1〜7と、比
較例19〜27とそれぞれ略対応した強度であった。
第10図は本発明の第2実施例を示す拡大部分断面図で
ある。
本実施例が前記第1実施例と異なる点は、ブラケット2
1の後側端面に環状溝84が窓孔24を取り囲むように
配されて円形環形状没設されている点にある。
本実施例においては、ブラケット21に前記した水性エ
マルジョンが環状溝84内に塗布される。
そして、塗布された際、そのエマルジョンが環状溝84
内に溜るため、その環状溝84の箇所においてシール膜
76が厚く形成されることになる。
したがって、ブラシホルダ20の樹脂が径方向に拡縮し
た時に、厚くなったシール膜76がその接触面において
環状溝84の外周面および内周面に押圧されるため、シ
ール膜76におけるシール性能が確実化されるとともに
、−層高められる。また、エマルジョンが環状溝84に
塗布されて溜まるため、塗布作業における塗膜の膜厚管
理を緩和させることができる。
ここで、環状溝84−杯に水性エマルジョンが塗布され
ると、水が蒸発したとき、エマルジョン(シール膜)の
体積は溝84の約1/2になる。
したがって、樹脂は環状溝84の深さの1/2程度まで
埋まることになる。また、水性エマルジョンは水が蒸発
する際、環状溝84の底だけでなく、側壁にも残るので
、成形樹脂がいずれの方向に収縮してもシール効果を損
なうことはない。
ちなみに、環状溝の深さは0. 5ma+程度であり、
水性エマルジョンは水との比が50 : 50であるた
め、残った厚さは約0.25mになる。
第11図は本発明の第3実施例を示す拡大部分断面図で
ある。
本実施例が前記第1実施例と異なる点は、ブラケット2
1とブラシホルダ20との接触面にシール膜76に加え
て、プラスチック含浸剤から成る層85が漬浸されて形
成されている点にある。含浸剤としては、メタクリル酸
エステルが使用されており、含浸方法としては次のよう
な方法が使用されている。
シール膜が形成されたブラケットユニットを真空槽で真
空排気した後、含浸剤の液中に浸漬し、さらに、再真空
排気し、その後、加圧含浸させる。
なお、含浸剤および含浸方法は一例であり、他の含浸剤
としては、例えば水ガラス等のようなものが挙げられる
本実施例によれば、万一、シール膜76が不均一に形成
されていても、含浸剤層85により目張りされるため、
シール性能は確実に維持されることになる。
第12図は本発明の第4実施例を示す拡大部分断面図で
ある。
本実施例が前記第1実施例と異なる点は、ブラケットユ
ニット3における窓孔24の内周にゴムブツシュ86が
、ブラケット20とブラシホルダ21との境界線を目張
りするように配されて固着されている点にある。
本実施例によれば、シール膜76のシールに加えて、漏
洩の根元になる窓孔24内周におけるブラケット20と
ブラシホルダ2Iとの境界線が、ゴムブツシュ86によ
り目張りされるため、シール性能は一層高められる。
第13図は本発明の第5実施例を示す縦断面図である。
本実施例が前記第1実施例と異なる点は、ブラケット2
0における軸受部材収容部57の内周面に通気路87が
、軸受部材5Bの内外を連通させるように、その内周面
の一部を軸心線方向に没設させることによって形成され
ている点にある。
第1実施例において述べたように、シール膜76が介設
されているブラケットユニット3においてはブラケット
21とブラシホルダ20との接触面間のシール状態は確
実に維持されているため、モータ外部の雨水や凝結水等
が当該箇所から侵入することは防止されている。
本実施例においては、通気路87がエンジンケース60
の内部に開口されるため、モータ外部の雨水や凝結水が
ハウジングの内部に侵入することはない。したがって、
侵水によるモータ性能の低下現象は完全に回避される二
七になる。そして、ブラケットユニット3とヨーク4と
で気密化されたハウジングはこの通気路87により外部
に連通されるため、侵水を完全に防止されながら、大気
に即応する内圧変化、所謂呼吸作用を確保されることに
なる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であ
ることはいうまでもない。
前記実施例ではスタータモータに適用した場合につき説
明したが、本発明はこれに限らず、他のモータや発電機
等のような回転電機全般に適用することができる。特に
、液密性または気密性が必要な製品に適用して優れた効
果が得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、ブラケットとブ
ラシホルダとの接触面間に、金属および樹脂に対して親
和性のよい水性エマルジョンから形成され、可撓性を有
するシール膜を介設することにより、ブラケットとブラ
シホルダとの接触面間に相対的ずれが生じた場合におい
てもシール状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるブラケットユニットを
示す一部切断拡大側面図、第2図はそれが使用されてい
るスタータモータを示す縦断面図、第3図は第2図の■
−■線に沿う断面図、第4図はターミナル部を示す拡大
部分断面図、第5図はそのスタータモータの分解斜視図
、第6図は製造途中を示す縦断面図、第7図はターミナ
ル部材の凹凸部材を示す拡大部分断面図、第8図および
第9図は作用を説明するための各拡大部分断面図である
。 第10図は本発明の第2実施例を示す拡大部分断面図、
第11図は本発明の第3実施例を示す拡大部分断面図、
第12図は本発明の第4実施例を示す拡大部分断面図、
第13回は本発明の第4実施例を示す縦断面図である。 1・・・固定子、2・・・回転子、3・・・ブラケット
ユニット、4・・・ヨーク、5・・・開口部、6・・・
フランジ@艮7・・・ボルト挿通孔、8・・・ビス挿通
孔、9・・・回り止め凸部、10・・・軸受部材収容部
、11・・・軸受部材、12・・・マグネット、13・
・・シャフト、14・・・コンミュテータ、15・・・
アーマチュア、16・・・ピニオン、17・・・ドリブ
ンギヤ、18.19・・・ジャーナル部、20・・・ブ
ラシホルダ、21・・・ブラケット、22・・・ボルト
挿通孔、23・・・ビス螺入用ねじ孔、24・・・窓孔
、25・・・小孔、26・・・前壁部、27・・・壁部
、28・・・円柱部、31・・・背面穴部、32・・・
ピグテール接続部、33・・・ターミナル部材、34・
・・ターミナル部材挿通孔、35・・・ターミナル部材
保持部、36・・・リード線接続部、37・・・ピグテ
ール接続部、38・・・誰印篭結合部、39・・・雌印
篭結合部、40・・・立ち上がり壁、41・・・回り止
め凹部、42・・・ブラシ収容室、43・・・ガイド壁
、44・・・ピン、44A・・・係止部、45・・・位
置決め用ピン、46・・・脱落防止板、47・・・被覆
部、4日・・・連接部、49・・・ピグテール挿通孔、
50・・・小孔、51A151B・・・ブラシ、52A
、52B・・・ピグテール、53・・・スプリング、5
4・・・キャップ、55.56・・・係合凸部、57・
・・軸受部材収容部、58・・・軸受部材、59・・・
ビス、60・・・エンジンケース、61・・・ボス部、
62・・・ボルト螺入用ねし孔、63川ボルト、70・
・・成形型、71・・・上型、72・・・下型、73・
・・キャビティー 74・・・ゲート、75・・・塗H
L76・・・シール膜、77・・・隙間、78・・・実
験試料、79・・・コンプレッサ、80・・・ホース、
81・・・圧力計、82・・・水槽、83・・・気泡、
84・・・環状溝、85・・・プラスチック含浸剤層、
86・・・ゴムブツシュ、87・・・通気路。 代理人 弁理士  梶  原  辰  也第 表 × 不 良 (剥離強度 3〜 7 kg f /d) 第2図 第 図 第3 図 ■ 派 第8 図 第9 図 第10図 第12図 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、薄板形状に形成されたブラケットにブラシホルダが
    樹脂を用いて一体成形されており、このブラケットがヨ
    ークの開口部に当着されている回転電機において、前記
    ブラシホルダがポリアミドを用いて成形されており、こ
    のブラシホルダと前記ブラケットとの接触面間に (a)炭素数が1〜8のアルキル基を有するアクリル酸
    アルキルエステルを35〜75重 量% (b)炭素数が1〜4のアルキル基を有するメタクリル
    酸アルキルエステルを0〜55重 量% (c)スチレンおよび/又はアクリロニトリルを0〜1
    5重量% 但し、(b)と(c)の成分の和は、15〜55重量%
    である。 (d)α,β−不飽和酸またはその酸無水物、2−ヒド
    ロキシエチルアクリレート、2− ヒドロキシプロピルアクリレート又はこれ らのメタクリレート相当物、アクリルアミ ド、メチロールアクリルアミド又はこれら のメタクリルアミド相当物より選ばれたビ ニル単量体を0〜5重量% (e)他のビニル単量体を0〜30重量% からなる単量体混合物を乳化重合させて得られるガラス
    転移点(Tg)が20℃以下の共重合体の水性エマルジ
    ョンより形成されたシール膜が介設されていることを特
    徴とする回転電機。 2、共重合体の水性エマルジョンの単量体混合物に占め
    る(a)と(b)の成分の和が90重量%以上であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の回転電機。 3、ブラケットが鋼、ステンレス、銅、鉄、亜鉛、真鋳
    、亜鉛メッキ鋼又はアルミニウムのいずれにより形成さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    回転電機。 4、ブラケットの接触面に環状溝が没設されており、こ
    の環状溝において前記シール膜が厚く形成されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の回転電機。 5、ブラシホルダとブラシホルダとの接触面間にプラス
    チック含浸剤層が形成されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の回転電機。 6、ブラケットの内周面にゴムブッシュが前記接触面の
    境界線を目張りするように固着されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の回転電機。 7、ブラケットの内周面に通気路がブラケット両端面の
    側方空間を相互に連通させるように形成されていること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の回転電機。 8、薄板形状に形成されたブラケットにブラシホルダが
    樹脂を用いて一体成形されており、このブラシホルダが
    ヨークの開口部に当着されている回転電機において、前
    記ブラシホルダが熱可塑性ポリエステルを用いて成形さ
    れており、このブラシホルダと前記ブラケットとの接触
    面間に (a)炭素数が1〜8のアルキル基を有するアクリル酸
    アルキルエステルを35〜75重 量% (b)炭素数が1〜4のアルキル基を有するメタクリル
    酸アルキルエステルを0〜55重 量% (c)スチレンおよび/又はアクリロニトリルを0〜1
    5重量% 但し、(b)と(c)の成分の和は、15〜55重量%
    である。 (d)α,β−不飽和酸またはその酸無水物、2−ヒド
    ロキシエチルアクリレート、2− ヒドロキシプロピルアクリレート又はこれ らのメタクリレート相当物、アクリルアミ ド、メチロールアクリルアミド又はこれら のメタクリルアミド相当物より選ばれたビ ニル単量体を0〜5重量% (e)他のビニル単量体を0〜30重量% からなる単量体混合物を乳化重合させて得られるガラス
    転移点(Tg)が20℃以下の共重合体の水性エマルジ
    ョンより形成されたシール膜が介設されていることを特
    徴とする回転電機。 9、薄板形状に形成されたブラケットにブラシホルダが
    樹脂を用いて一体成形されており、このブラケットがヨ
    ークの開口部に当着されている回転電機において、前記
    ブラシホルダがポリアセタールを用いて成形されており
    、このブラシホルダと前記ブラケットとの接触面間に (a)炭素数が1〜8のアルキル基を有するアクリル酸
    アルキルエステルを35〜75重 量% (b)炭素数が1〜4のアルキル基を有するメタクリル
    酸アルキルエステルを0〜55重 量% (c)スチレンおよび/又はアクリロニトリルをC〜1
    5重量% 但し、(b)と(c)の成分の和は、15〜55重量%
    である。 (d)α,β−不飽和酸またはその酸無水物、2−ヒド
    ロキシエチルアクリレート、2− ヒドロキシプロピルアクリレート又はこれ らのメタクリレート相当物、アクリルアミ ド、メチロールアクリルアミド又はこれら のメタクリルアミド相当物より選ばれたビ ニル単量体を0〜5重量% (e)他のビニル単量体を0〜30重量% からなる単量体混合物を乳化重合させて得られるガラス
    転移点(Tg)が20℃以下の共重合体の水性エマルジ
    ョンにより形成されたシール膜が介設されていることを
    特徴とする回転電機。
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