JPH025073A - 静電荷現像用フルカラートナー - Google Patents

静電荷現像用フルカラートナー

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Publication number
JPH025073A
JPH025073A JP63154824A JP15482488A JPH025073A JP H025073 A JPH025073 A JP H025073A JP 63154824 A JP63154824 A JP 63154824A JP 15482488 A JP15482488 A JP 15482488A JP H025073 A JPH025073 A JP H025073A
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JP
Japan
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toner
pig
acid
group
vinyl
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JP63154824A
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English (en)
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Yoshikazu Iwanari
岩成 義千
Shinji Ametani
信二 雨谷
Seiichi Shimizu
誠一 清水
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH025073A publication Critical patent/JPH025073A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/09Colouring agents for toner particles

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真、静電記録、静電印刷などにおける
静電荷像を現像するためのフルカラートナーに関するも
のである。
(従来技術) 電子写真法は、通常、光導電性感光体よりなる静電潜像
担持体に帯電、露光により静電潜像を形成し、次いでこ
の静電潜像を、バインダー樹脂中に着色剤を含有するト
ナー組成物によって現像し、得られたトナー像を転写紙
などの支持体に転写、定着して可視画像を形成する方法
である。
このような可視画像を得るためのトナー組成物として一
般的にはカーボンブランクの如き黒色着色剤をバインダ
ー樹脂中に分散させたものが多(使用されているが、近
年、シアン色顔料、マゼンタ色顔料又は黄色顔料をバイ
ンダー中に分散させたカラートナーも使用されている。
この中には電子写真方式により多色画像を得るために用
いられるカラートナーもあり、通常、シアン色、マゼン
タ色及び黄色のカラートナーが用いられている。
このようなカラートナーの場合、オーバーヘッドプロジ
ェクタ−(以下、OHPという。)シート上に転写、定
着して得たカラー画像をOHPの透過光により、スクリ
ーン上に鮮明な色を写し出すことも求められている。
一般にカラートナーの組成は、バインダー樹脂と着色剤
の主成分と、種々の添加剤とからなる。
バインダー樹脂としては、ポリスチレン、スチレン−(
メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−ブタジ
ェン共重合体、ポリエステル、エポキシ樹脂、クマロン
インデン樹脂等が一般に用いられている。
このカラーの多色画像を得るためには、原稿を色分解フ
ィルターにより分解した各色の光により上記の如く静電
潜像を形成し、このそれぞれの静電潜像に対して黄色、
マゼンタ色、シアン色などのカラートナーを用いて繰り
返し現像し、これを紙等に転写、定着させる方法が用い
られている。
(発明が解決しようとする課題) この方法によって得られる転写画像は、一般に天然色に
近い画像が求められ、そのためには色の鮮明なことが求
められている。
一般にカラートナーの組成は、バインダー樹脂と着色剤
の主成分と、種々の添加剤とからなるが、転写画像は黄
色、マゼンタ色、シアン色の各単色トナーが重ねられた
多色画像であるので、それぞれの単色トナーにおいて色
が鮮明なものでなければならないのみならず、これらを
重ねたときもその混合色が鮮明なものでなければならな
い。このためには、着色剤の選択が重要であり、その改
善が求められていた。
本発明が解決しようとする課題は、鮮明な多色画像が得
られるようなフルカラートナーを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するために、+alc、1.
No、 (C.I.Pig.No、)で21127(Y
−81) 、、 21105(Y−17)  、210
95(Y−14)  、21100(Y−13)  、
21090 (Y−12)及び5− C2’−<2°°
−トリフロロメチルフェニルアゾ)アセトアセチルアミ
ノコベンズイミダシロン(C.I.Pig.No、Y−
154)から成る群から選択された少なくとも1つの黄
色顔料、 (bl C.I.No.(C.I.Pig、No、)で
15865:3 (R−48−3)、15850:1(
R−57−1) 、12360(R−31) 、739
15(R−122)から成る群から選択された少なくと
も1つのマゼンタ色顔料、 fclc、 1.No、 (C.I.Pig.No、)
で74160 (B−15−6)、74160(B−1
5) 、74160(B−15−3) 、74160 
(B−15−4)、74160 (B−15−4、顔料
者KET Blue 106)及びカルボキシベンズア
ミドメチル銅フタロシアニンバリウム塩(C.I.Pi
g. No、B−68)から成る群から選択された少な
くとも1つのシアン色顔料 におけるそれぞれ(al (bl <Ctの各顔料を含
有する各単色トナーからなることを特徴とする静電荷現
像用フルカラートナーを提供するものである。
次に本発明の詳細な説明する。
本発明において使用される上記(al (bl (C1
の顔料をさらに具体的に示すと以下の通りになる。
黄色顔料 C,1,No、 C,r、    tFi料名    
化学構造Pig、No。
21127  Y−81KET Yelloiv 40
1不熔性ジスアゾY−154KET Yellow 4
02 ベンズイミダゾロン Yello匈403不ン容性ジスアソ゛Yellow 
404    〃 Yellow 405    〃 Yellow 406    〃 21105   Y−17KET 21095   Y−14KET 21100   Y−13KET 21090   Y−12KET マゼンタ色顔料 15865:3 R−48−3 15850:I R−57−1 15850:I L57−1 12360  R−31 73915R−122 シアン色顔料 74160  B−15−6KET BlueKET 
 Red KET  Red KET  Red KET  Red KET  Red 305アゾレーキ 306〃 307〃 308〃 309キナクリドン系 102フタロシアニン系 74160   B−15KET  B  ue  1
0374160   B−15−3KET  B  u
e  10474160   B−15−4KET  
B  ue  105     〃74160   B
−15−4KET  B  ue  106     
〃B−68   KET  B  ue  107  
   〃これらの顔料は、大日本インキ化学工業株式会
社より入手できる。
本発明において使用可能なバインダー樹脂としては、ポ
リスチレン、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共
重合体、スチレン−ブタジェン共重合体、ポリエステル
、エポキシ樹脂、クマロンインテン!脂、ビニル変性ポ
リエステル樹脂等が用いられる。
しかしながら、ヒートロール定着方式ではオフセント現
象が発生し易いという問題点があるので、ポリエステル
樹脂に対し芳香族ビニルモノマーを50重量%以上含む
ビニルモノマーをグラフト重合したビニル変性ポリエス
テル樹脂を用いるこトカより好ましい。
ポリエステル樹脂は本質的に負帯電性が強く、これを用
いたトナーは現像機中でキャリヤーと混合攪拌されて使
用されているうちに帯電量が増加し、帯電量が過大にな
ることがある。このように帯電量が過大になると、トナ
ー粒子とキャリヤー粒子との結合力が強くなって、感光
体の静電潜像にトナー粒子と一緒にキャリー粒子も付着
されることがあり、これが紙等に転写されると転写画像
濃度を薄くする等の問題を起こすことがある。
このような問題を避けるためには、少なくとも不飽和脂
肪族二塩基酸と多価アルコールからなる不飽和ポリエス
テルにヒニルモノマーをグラフト重合させたビニル変性
ポリエステル樹脂であって、ビニルモノマーは芳香族ビ
ニルモノマーとアミノ基含有モノマーを少なくとも有す
るモノマーからなり、かつアミノ基含有モノマーがビニ
ル変性ポリエステル樹脂全体に対して0.1重量%以上
であるビニル変性ポリエステル樹脂をバインダー樹脂と
して使用することがさらに好ましい。このビニル変性ポ
リエステル樹脂は、アミノ基含有モノマーがこの樹脂全
体に対して2重量%以下のときは、マイナス帯電制御剤
とともに使用されると、これらの成分を含有するカラー
トナーが、鉄粉、酸化鉄粉、フェライト磁性粉等のキャ
リヤー物質と混合攪拌されてマイナス帯電性として使用
できる。
ビニル変性ポリエステル樹脂のみでは、アミノ基含有モ
ノマーの重合部分を含むので、このアミノ基含有モノマ
ーを含まないビニルモノマーをポリエステルにグラフト
重合させたものとは本質的に異なる。すなわち、ポリエ
ステルのマイナス帯電性にアミノ基の有するプラス帯電
性を付加することができる。この結果、ビニル変性ポリ
エステル樹脂と着色剤からなるトナーをプラス帯電にす
ることができ、これにマイナス帯電制御剤を加えること
によりマイナス帯電性トナーとして適した帯電量を得る
ことができるとともに、現像機で継続使用しても帯電量
を増加させないようにできる。
マイナス帯電制御剤を加える前のトナーのプラス帯電性
は、例えば表面酸化膜の薄い鉄粉をキャリヤーと混合攪
拌することにより得られる。この場合に、例えば表面酸
化膜の厚い鉄粉、あるいは樹脂コートした鉄粉のキャリ
ヤーと混合攪拌するとトナーをマイナス帯電性にするこ
ともできるが、この場合でもポリエステル単独の場合よ
りアミン基によるプラス帯電性が付加されているのでマ
イナス帯電制御剤を併用することにより適切な帯電量を
得られ、現像機中でトナーを継続使用しても帯電量が過
大になるというようなことを避けることができる。
また、上記ビニル変性ポリエステル樹脂のアミノ基含有
モノマーがこの樹脂全体の例えば2重量%を超えるよう
に多い場合には、樹脂そのものがプラス帯電性であるか
ら、プラス帯電制御剤を併用しなくてもプラス帯電性ト
ナーを作成でき、相溶性が悪いことにより帯電制御剤が
相分離を生しるようなこともないので好ましいが、プラ
ス帯電制御剤を併用しても樹脂自身がプラス帯電性であ
る場合にはこれがマイナス帯電性であるものに比べ、帯
電特性に与える悪い影響は少ないので、このプラス帯電
制御剤を併用しても良い。
上記不飽和ポリエステルは不飽和脂肪族二塩基酸と多価
アルコールの縮重合物であるが、トナーを粉末として得
るためと、トナーの紙等に対する定着性の点からその軟
化点は80〜150℃のものが好ましい。
上記不飽和ポリエステルの原料としての多価アルコール
としは、分子内にプロピリデンジフェニール基を有する
ジオールが挙げられ、これには、水添ビスフェノールA
、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド、エチレン
オキサイド付加物等が挙げられる。上記オキサイド付加
物中のプロピレンオキサイド及びエチレンオキサイドの
平均付加モル数は2〜7が適当であり、プロピレンオキ
サイドとエチレンオキサイドの両方を付加させた付加物
も使用できる。また、ポリオール成分として、上記のビ
スフェノール型ジオール以外のジオールを全ポリオール
成分中10モル%程度以下加えても良く、かかるポリオ
ールとしては、例えばエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ネオペンチルグリコール、3,3.5−)
ジメチル−24−ベンタンジオールなどがある。
さらに上記のほかにエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、1,2−プロピレングリコール、1.3−
プロピレングリコール、1.4−−フタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、1.4−ブチンジオール、1,
4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサンもそれぞ
れ単独あるいは混合して用いられる。
また、不飽和ポリエステルの脂肪族不飽和二塩基酸成分
としては、例えばマレイン酸、無水マレイン酸、フマー
ル酸、イタコン酸、シトラコン酸等が挙げられる。他の
多価カルボン酸も併用でき、これには無水フタル酸、テ
レフタル酸、イソフタル酸、オルソフクール酸、ヘキサ
ヒドロ無水フタール酸、テトラヒドロ無水フタル酸、シ
クロヘキサンジカルボン酸、メチルシクロヘキサンカル
ボン酸、メサコニン酸、グルタコン酸、コノ\り酸、マ
ロン酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、シュウ酸、炭素
数4〜18のアルキル又はアルケニルコハク酸等の二塩
基酸あるいはこれらの低級アルコールとのエステルも併
用できる。
上記成分のほかに、無水トリメリット酸、グリセリン、
トリメチロールプロパンなどの三官能化合物もポリエス
テル樹脂がゲル化を起こさない範囲で併用することもで
きる。また、不飽和ポリエステルの分子量調節剤として
安息香酸、シクロヘキサノールなとの一官能性化合物も
適宜使用することができる。
不飽和ポリエステルの重量平均分子量は5,000〜1
5,000の範囲が好ましく、重量平均分子量が5.0
00未満では脆くなることがあり、トナーとしての耐久
性が悪くなることがある。また、15,000を超えて
あまり大きくなりすぎるとグラフト重合時にゲル化し易
(なり、好適なグラフトポリマが得られないことがある
なお、不飽和ポリエステルを構成する成分中、脂肪族不
飽和二塩基酸はグラフト活性点となるとともにグラフト
ポリマーに部分架橋構造を導入する意味において重要な
成分である。かかる脂肪族不飽和二塩基酸はポリエステ
ル樹脂90.2〜2.0重量%含有することが好ましく
、0.2重量%未満ではグラフト重合は行い難くなるこ
とがあり、また、2重量%を超えるとゲル化し易くなる
ことがある。脂肪族不飽和二塩基酸としては特に無水マ
レイン酸が最適である。
上記不飽和ポリエステルはカルボン酸成分とジオール成
分を不活性ガス雰囲気中にて180〜250°Cの温度
で縮重合することにより製造することができる。この際
、反応を促進する為に通常使用さるエステル化触媒、例
えば酸化亜鉛、酸化第一錫、ジブチル錫オキシド、ジブ
チル錫ジラウレート等を使用する事ができる。また、同
様の目的のため減圧下にて製造することもできる。
このようにして得られた不飽和ポリエステルに対してビ
ニルモノマーをグラフト重合させるが、このビニルモノ
マーには芳香族ビニルモノマーとアミノ基を含有するモ
ノマーが含有される。
アミノ基含有ビニル七ツマ−としては、メタクリル酸ジ
メチルアミノエチルエステル、メタクリル酸ジエチルア
ミノエチルエステル、アクリル酸ジメチルアミノエチル
エステル、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミF等
を挙げることができる。
また、ビニルモノマーの必須構成成分である芳香族ビニ
ルモノマーとしては、スチレン、α−メチルスチレン、
ビニルトルエン、p−エチルスチレン等が挙げられる。
その他のビニルモノマーもアミノ基含有モノマ、芳香族
ビニルモノマーと併用することができ、このビニルモノ
マーとしてはメタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル
、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸スチアリル等の
メタクリル酸アルキルエステル類;アクリル酸エチル、
アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸オ
クチル等のアクリル酸アルキルエステル類;アクリルニ
トリル、アクリルアミド等が挙げられる。
これらのビニルモノマーは、ビニル変性ポリエステル樹
脂全体に対して50重量%より少なく、好ましくは10
〜40重量%である。50重量%以上になるとトナーの
定着性及びレベリング(表面平滑性)の良さを発揮でき
ない。また、幹ポリマーのポリエステルを除いたビニル
重合物中に占める芳香族ビニルモノマーからなる構造部
分は80重量%以上が好ましいがこれに限らない。芳香
族ビニルモノマーからなる構造部分が少ないと、ビニル
変性ポリエステル樹脂を着色剤とともに混練し冷却して
粉砕するときに粉砕し難くなることがある。
また、アミノ基含有モノマーの重合部分がビニル変性ポ
リエステル樹脂全体に対して0.1重量%以上含まれる
。アミノ基含有ビニルモノマーによる重合部分が0.1
重量%未満ではポリエステルのマイナス帯電性が強く、
ビニル変性ポリエステル樹脂と着色剤を主成分とするト
ナーをマイナス帯電制御剤で適切な帯電量に制御し難く
、また2重量%より多いと、ポリエステル樹脂のプラス
帯電性が強くなり過ぎ、この場合にもそのトナーの適切
なマイナス帯電性が得られない。しかし、2重量%〜1
0重量%ではプラス帯電制御するには良く、10重量%
より多いとトナーの流動性、吸湿性に問題を生じること
がある。
グラフト重合反応は溶液重合又は懸濁重合により行われ
る。溶液重合法の場合には不飽和ポリエステルをキシレ
ン、トルエンなどの溶剤に78解したものにビニルモノ
マー、重合開始剤を添加し、不活性ガス雰囲気中60〜
150℃の温度で重合する。
また、懸濁重合の場合には不飽和ポリエステルと重合開
始剤をビニルモノマーに熔解しておき、懸濁安定剤を含
んだ水の中に懸濁分散させて同様に重合せしめる。重合
開始剤としてはアゾヒスイソブチロニトリル、アゾビス
ジメチルバレロニトリルなどアゾ系の開始剤が適当であ
る。
上記ビニル変性ポリエステル樹脂の重量平均分子量は8
.000〜20,000が好ましく、必要に応じてドデ
シルメルカプタン、チオフェノール等の連鎖移動剤を使
用することもできる。かかるポリマーの重量平均分子量
が8.000未満ではバインダー樹脂として脆くなるこ
とがあり、トナーとしての耐久性が悪くなることがある
。また、20,000を超えると良好な定着性及びレリ
ングをもたらすトナ組成物が得られないことがある。
また、上記ビニル変性ポリエステル樹脂の示差熱分析法
によりガラス転移温度は50〜75℃が好ましく、より
好ましくは55〜70”cが適当である。かかるガラス
転移温度が低(すぎるとトナーがブロッキングし易くな
り、また、高過ぎると定着性が悪くなる。なお、本発明
では、示差熱分析の吸熱ピーク温度をガラス転移点とす
る。
マタ、上記ビニル変性ポリエステル樹脂のフローテスタ
ー法による熔融粘度は、100°Cにおいて104〜1
05 ボイス、好ましくは5X1010〜5X105ポ
イスが適当である。かかる溶融粘度が低すぎると耐オフ
セット性が悪くなることがあり、また、高過ぎるとOH
Pに使用した場合、OHP シートに定着したトナ相の
レベリングが悪いため透過光が散乱されてしまい、黒ず
んだ、彩度の低い光透過像となってしまうことがある。
本発明のトナー組成物は、マイナス帯電制御剤、プラス
帯電制御剤を併用してもよいが、これら帯電制御剤とし
ては、無色ないし淡色のものが好ましくい。正帯電制御
剤としては、例えばオリエント化学社製の「ボントロン
P−51J等が挙げられる。
負帯電制御剤としては、サリチル酸又はサリチル酸とア
ルキルアルコールのエステルの金属錯化合物が挙げられ
る。負帯電制御剤としては、例えばオリエント化学社製
[ボントロンE−84J等が挙げられる。
〔実施例〕
次に本発明の詳細な説明する。なお、配合量中「部」は
重量基準である。
(結着樹脂の製造) ポリオキシエチレン(2)−2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン68部、イソフタル酸16部、
テレフタル酸16部、無水マレイン酸0.3部、ジブチ
ル錫オキシド0.06部をフラスコに仕込み、窒素雰囲
気下で230℃で24時間反応を続けて取り出した。
得られた不飽和ポリエステル樹脂の重量平均分子量は1
1,000であった。
この不飽和ポリエステル樹脂50部、キシレン50部を
フラスコに仕込み熔解した。キシレンが還流するまで温
度を上げ、キシレン還流下にスチレン13部、メタクリ
ル酸ジエチルアミノエチル0.5部にアブビスイソブチ
ロニトリル0.4部を溶解したものを窒素雰囲気下約3
0分で滴下した。滴下後3時間保温し、キジロールを減
圧蒸溜した後樹脂を取り出し、重量平均分子量が12.
500.100°Cにおける熔融粘度が7 X 104
ポイズ、ガラス転移温度が63°Cのビニル変性ポリエ
ステル樹脂を得た。
但し、熔融粘度は島原製作所製フローテスタCFT−5
00を用い、ノズル径1fi、ノズル長さ11、荷重3
0Kg、昇温速度3°C/分の条件で測定した値である
(トナーの調製) 上記で得られたビニル変性ポリエステル樹脂94部、下
記の実施例、比較例の各トナー試料名に対応するそれぞ
れの着色剤3部及びマイナス帯電制御剤 (ボントロン
E−84、オリエント化学社製)3部をヘンシェルミキ
サーにて混合後、ニーダ−にて溶融混練した。この混練
物をジェットミルにて微粉砕し、さらに風力分級機にて
分級し、平均粒径(重量平均)12μmの下記実施例、
比較例のトナー試料を作製した。
実施例 (黄色トナー) トナー試料名 (マゼンタ色トナー) トナー試料名 ト2 (シアン色トナー) 着色剤 KET  Red  305 〃   306 〃   307 〃   308 〃   309 着色剤 KET Yellow 401 〃402 〃403 〃404 〃405 〃406 着色剤 KET  Blue  102 〃   103 〃   104 〃   105 〃   106 〃    107 トナー試料名 m4 比較例 (黄色トナー) トナー試料名 着色剤     構造 KET Orange 501  不溶性モノアゾ(C
,1,No、21110) (C.I.Pig.No、0−13) (マゼンタ色トナー) トナー試料名  着色剤     構造M−6KET 
Red 304  不溶性モノアゾ(C,1,No、 
12370) (C.I.Pig.No、R−112)(シアン色トナ
ー) トナー試料名    着色剤   構造C−7KET 
Blue 101    スレン系(C,1,No、6
9800) (C.I.Pig.No、B−60) C−8KET Green 201フタロシアニン系(
C,1,No、74260) (C.I.Pig.No、G−7) 単色複写試験 上記の各トナー試料を用いて次のような複写試験を行っ
た。
上記各トナー6重量部と酸化鉄粉キャリア(1)SP1
28B 、同和鉄粉社製)94部とを混合して現像剤を
調製した。この現像剤を用いて電子写真複写機BD−4
515(東芝■、製)を一部改造し、静電像の形成及び
現像を行い、得られたトナー像を転写紙上に転写し、未
定着複写画像を得、その画像を外部加熱ロール定着器に
より定着して定着複写画像を形成した。
ここに用いた定着器はシリコンゴムを使用し、且つシリ
コンオイルの塗布を必要とするものである。
得られた定着複写画像の色特性を日本重色工業■Σ80
を用いて測定した結果を表に示す。表中、X+’lはJ
IS Z 8701−1971の「2度視野XYZによ
る色の表示方法」の176色度」の「7.1色度座標の
求め方」により求めた値である。
なお、標準となる3原色としては、I)ATA QUE
ST。
AR6チヤートの黄色、マゼンタ色、シアン色を用いた
(この頁以下余白) 上記結果から実施例のものは標準色に近いことが分かる
多色複写試験 上記実施例の各単色トナーを用い、下記の組み合わせに
より、上記単色複写試験の場合と同様の機械を用い、黄
色、マゼンタ色、シアン色の順に未定着状態で重ねて複
写し、上記と同様に定着したところ、天然色に近い、鮮
明で彩度の高い画像が得られた。
■Y−1.M−1.C4■Y−5.M−1.C−1■Y
−1.M−1,C−6■Y−5.M−I C−6■Y−
1,M−5,C−1■Y−5.M−5.C−1■Y−1
.M−5,C−6■Y−5.M−5C−6また、上記比
較例の各単色トナーを用い、下記の組み合わせにより、
上記と同様の多色複写試験を行ったところ、天然色に近
い画像璧得られなかった。
■’Y−7.M−1.C−3■’Y−3.M−5G−1
■’ Y−6,M−6,C−40’ Y−5,L3. 
C−8(発明の効果) 本発明によれば、特定の顔料を用いたフルカラートナー
を提供できるので、特に透明性の大きい転写画像が得ら
れる。これにより天然色に近い発色を必要とするものに
対し優れた転写画像を与えることができる。
昭和63年06月24日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)C.I.No.(C.I.Pig.No.
    )で21127(Y−81)、21105(Y−17)
    、21095(Y−14)、21100(Y−13)、
    21090(Y−12)及び5−〔2′−(2′′−ト
    リフロロメチルフェニルアゾ)アセトアセチルアミノ〕
    ベンズイミダゾロン(C.I.Pig.No.Y−15
    4)から成る群から選択された少なくとも1つの黄色顔
    料、 (b)C.I.No.(C.I.Pig.No.)で1
    5865:3(R−48−3)、15850:1(R−
    57−1)、12360(R−31)、73915(R
    −122)から成る群から選択された少なくとも1つの
    マゼンタ色顔料、 (c)C.I.No.(C.I.Pig.No.)で7
    4160(B−15−6)、74160(B−15)、
    74160(B−15−3)、74160(B−15−
    4)、74160(B−15−4、顔料名KETBlu
    e106)及びカルボキシベンズアミドメチル銅フタロ
    シアニンバリウム塩(C.I.Pig.No.B−68
    )から成る群から選択された少なくとも1つのシアン色
    顔料 におけるそれぞれ(a)(b)(c)の各顔料を含有す
    る各単色トナーからなることを特徴とする静電荷現像用
    フルカラートナー。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02208662A (ja) * 1989-02-08 1990-08-20 Mitsubishi Kasei Corp イエロートナー
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