JPH02504569A - リング状に導かれた光線による光増幅器、特にリングレーザダイオード - Google Patents
リング状に導かれた光線による光増幅器、特にリングレーザダイオードInfo
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- JPH02504569A JPH02504569A JP63506777A JP50677788A JPH02504569A JP H02504569 A JPH02504569 A JP H02504569A JP 63506777 A JP63506777 A JP 63506777A JP 50677788 A JP50677788 A JP 50677788A JP H02504569 A JPH02504569 A JP H02504569A
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- H01S5/06243—Controlling other output parameters than intensity or frequency controlling the position or direction of the emitted beam
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
リング状に導かれた光線による光増幅器、特にリングレーザダイオード
この発明は光増幅器特にリングレーザダイオードに関する。
従来の技術から(ポンピングされない)リング状の光導波路又は光リング形発振
器(特開昭第59−154086号公報及び「アプライド フィジックス レタ
ーズ(Appl、 Pbys、 Lett、 ) J 、第47巻(1985年
)、第439〜440ページ参照)が知られている。光によりポンピングするリ
ングレーザは「アプライド フィジックス レターズ(Appl、 Pbrs、
Lett、 ) J 、第29巻(1976年)、第502〜504ページ、
及び同第43巻(1983年)、第32〜34ページに記載されている。電流注
入によりポンピングするリング状のレーザ装置いわゆるリングレーザダイオード
に対し特に関心が持たれ、その際誘導放出のために必要な反転分布を半導体基体
のpn接合を通る電流によりもたらすというこの原理は、既にドイツ連邦共和国
特許出願公告第1298218号公報から知られている。
「日本応用物理学会誌」、第16巻(1977年)、第2281〜2282ペー
ジ、及び同第16巻(1977年)、第1395〜1398ページ、及び[アプ
ライド フィジックス レターズ(Appl、 Phys、 Lett、 )
J 、第36巻(1980年)、第801〜803ページ、及び同第36巻(1
980年)、第353〜355ページ、及び「ジャーナル オブ アプライド
フィジックス(Jour、^pp1.Phys、 ) J 、第52巻(198
1年)、第4457〜4461ページ、及び特開昭第58−118183号公報
、及び特開昭第BO−148185号公報にはリングレーザダイオードが記載さ
れている。これらは半導体材料又は半導体基体がこの種のリング状領域に沿って
又はその範囲内においてしかるべく調整されているレーザダイオードである。こ
の種の調整の目的は、例えて言えばレーザダイオードのレーザ光線の直線的な屈
折率導波に対して知ら、れているように、リング状に形成された屈折率導波部を
作ることである。念のために述べれば、直線的な光線伝播によるレーザダイオー
ドに対しては利得導波の原理も存在し、そこでは主として局部的に集中された電
流密度分布により直線状の領域又はリング状の領域内で必要なレーザ条件がこの
領域に対して作られる。
リングレーザダイオードを目的として半導体基体を調整することは費用がかかる
。このことは、リングレーザが光線を直線的に伝播するレーザダイオードに対し
必要であるような少なくとも成る反射率を有する鏡又は面を必要としないので有
利であるにもかかわらず、公知の限りのリングレーザダイオードがこれまで実用
に供されていないという理由であろう。
この発明の課題は、技術的に比較的簡単に特にせいぜい比較的少ない調整費用に
より作ることができ、かつ有利にプルプレクサ/デマルチプレクサとして構成又
は使用することができる光増幅器、特にリングレーザダイオードを提供すること
にある。この課題は請求項1に記載の特徴により解決され、また実施態様は請求
項2以下に記載されている。
この発明の根拠は、リング状のしかも損失の無い導波のために従来用いられたこ
とがなく特にリングレーザダイオードに適した光線位相導波の原理である。
(少なくともほぼ)平行光線として(等方性の媒体の中を)伝搬する光線は一定
の位相の平らな波面を有する。この波面は直線的な放射方向の場合に相互に平行
に並んでいる。しかしながらかかる光線が弧に沿って走ると、平らな波面は更に
光線方向に対し垂直にすなわちそれぞれ弧に接する接線に垂直になる。しかしこ
のことはこの種の弧に沿った波面がもはや相互に平行に整列していないというこ
とを意味する。従って弧状に曲げられた光の断面にわたって異なる位相速度が存
在する。弧の外側での位相速度はこの光の中心における位相速度より大きい。
光を伝播する媒体の屈折率が光の断面又はそれぞれの面にわたって一定ならば、
このことは弧の外側領域の位相速度が媒体に対し妥当な位相伝搬速度を超え、外
に向かってエネルギー放出(チェレンコフ放射)が生じるということをもたらす
。
光断面の弧に関して外側部分における位相速度が媒体の位相伝搬速度vn =V
o /n (vo W−真空中の光速度、n=伝搬媒体の中の光線に対し局部的
に有効な屈折率)を超えないように配慮されるときには、この放射損失を避ける
ことができる。このことは光断面の外側部分で媒体の屈折率を低下するように取
り計らうことにより達成することができる0曲率半径の方向に屈折率の低減を関
数1:Hに応じて次式、
dn(f)/dR=−n/R(1)
に示すように行うときに、弧の曲率半径Eに対してこの「チェレンコフ放射」の
発生を防止することができる。前記の式は、かかる放出の無い場合における半径
Rを備えた弧の半径方向の屈折率分布に対する数学的表現である。この表現に応
じて位相屈折率が分布する(円の)リング状弧の中では、光又はレーザ光線はチ
ェレンコフ放射を生じないで導かれる。この種の導波に対してここでは用語「位
相導波」が用いられ、これは屈折率導波及び利得導波と並んで第3の原理であり
、この原理は単独に又は屈折率導波及び/又は利得導波に組み合わせても(非線
形導波の場合に)用いることができる。
この1:Rの条件がリング全体に対して満たされるならば、それゆえに放射損失
の荒いかつ共振鏡を必要としないリング形共振器が得られる。かかる円リングに
沿って又はその中を伝搬する光線は、他のリングレーザに対して原理的に既に知
られているようにそれ自体へ帰還されている。
原子物理学からいわゆるローレンツの線に対し次のローレンツの式が知られてい
る。
この式は、材料のスペクトル放射又は吸収つまり光学的共振特性が、この材料の
相応のスペクトル屈折率変化no ±Δnに伴なって変わるということを表現す
る。「ジャーナル オグ アプライド 74ジツクス(J、 Appl、 Ph
ys、) J 、第52巻(1981年)、第4457〜61 (4459)ペ
ージの第4図はこの種の変化を示す。
式(2)において
fo : (共振)線の共振周波数又は中心周波数no=この共振効果により
影響されない(分散している)屈折率の値であり、この値はまた周波数foに対
しても成立する。
f:値nQ +Δnが成立する周波数(Δnは負であってもよい)Δf:線の半
値(帯域)輻
I/Io :強度比、レーザの場合は飽和強度に対する現在の放射強度の比
λ:例えば発生したレーザ光線の波長
go:中心周波数に対する増@(又は吸収)率である。
増@(又は吸収)率gは線の内部で周波数に関係し、かつレーザの場合は個所(
x、y)によって一定でないポンピングと共に(例えばキャリヤ注入の局所的に
異なる電流密度と共に)個所に関係して変わる。
それぞれの平均のリング半径Reを備えた後述するようなリング形導波路又はレ
ーザに対しては、このリングの外側の個所が(Ro+ΔR)により示され、半径
の内側の個所が(Ro−ΔR)により示される0個所ROはキャリヤ注入又は光
ポンピングの中心又は最大個所に相当する。
第1図は、pn接合11を備えた半導体基体lOを有するリングレーザの断面図
を示す、この半導体基体の表面12上には例えば二酸化シリコンから成る絶縁層
13が設けられている。矢印RはReによりこのリングレーザのリング状軌道の
半径を示す、符号14により電極を示し、符号114により半導体基体10の表
面12と反対側の表面上の対向電極を示す、半径Reの個所では電極14が比較
的狭い輻Bを備えたリング帯214として半導体基体lOの表面12上に接触し
ている。リング帯214の範囲では半導体基体10の材料との電気的接触が存在
する。そこでは少なくともほぼオーム性のできるだけ低抵抗の金属・半導体接触
が行われる。半導体材料の表面上の所定の領域だけに接触ししかしながら横方向
には絶縁!13により絶縁されているこの種の金属接触の形成は、利得導波形レ
ーザダイオードに対してよく知られている。絶縁層13による電気的絶縁の代わ
りに、リング帯214の外側のこの領域において金属・半導体接触が、できる限
りほぼ絶縁性のシ、ットキー接触の特性を有するように計画することができる。
この種の構成は例えばMCRW形レーザダイオードとして知られている。
半導体基体10の構成の詳細に関しては公知文献を参照されたい、更にpn接合
11の面に平行に上下にこの面に隣接して延びる屈折率導波層を有する二重へテ
ロ層構造を用いるのが有利である。これらの暦はこの面に垂直な(Rに対し垂直
な)方向に導波性をもたらすことができる。
第1図に湾曲した矢印により示された半導体基体lO中の電流分布又は拡散が第
2図にグラフで示されている。符号15により、半導体基体lOの重要なpn接
合11の領域内にこの接合11とリング帯214との間の距離りの場合に生じる
ような電流分布形状j(±ΔR)が示され、その際このリング帯214に対する
比較的又はできる限り狭い輻Bが用いられている。対向電極114は第1図と同
一である8図から分かるように形状j(±ΔR)は量り及びBに関係する。Bに
対し1〜10ILmの値が、また深さDに対し11−1O7zの値が合目的であ
る。
公知のように電流によりボンピングされるレーザダイオードの増幅率はそれぞれ
の電流密度に関係する。リングRoの範囲で少なくとも一般的に最高の増幅率g
oを、しかも光共振器の中心周波数に相当する周波数foに対して決定すること
ができる。
第3図は1周波数について記入されたグラフで増幅率gを示す、 g (Ro
)により示した曲線はRDを備えたリング上で得られる増幅率gを示し、この曲
線は図示のように中心周波数fOから一層小さい周波数及び一層大きい周波数f
に向かって低下する。第3図には更に、リング11+の外部に置かれ半径(Re
±a)及び(Rofb)を備えたリング軌道に対する相応の曲線も示されている
。第2図にはR1±a又は=±bだけ外れた直径が示されている。リングRo±
a及びRo±b上では、電流注入による励起が第1図に示す電流分布に応じてそ
れぞれ比較的小さい。
ここで付言すれば、光によりボンピングされるリングレーザに対し同様な分布g
(f、R)が生じる。このためにリング帯状領域に対して、入射されるボンピ
ング光の半径Rに関係する相応の強度分布が選ばれる。
第4図は、符号41により例えばNdA 13 CBOs )4のようなレーザ
活性材料から成る基体を示す、符号42によりこの基体41の中のレーザ光線の
ためのリング状軌道を示す、光ボンピングはこの軌道42の領域において、集束
されたボンピング光43を有する相応のリング状照射により行われる。符号44
は集束レンズを示す・
第5図は、第3図に示すパラメータg (R)に対し生じる屈折率変化と発生さ
れたレーザ光線の周波数との関係をグラフで示す、パラメータ値g (Ro )
、 g (Ro±a)及びg (Ro fb)に応じて第5図に示す曲線が得
られる。これらの曲線は周波数fOの際に値Δnxoを通る。このゼロ点の外側
に極小値と極大値とを有し直径Reを備えたリングに対してΔnの最高値を示す
曲線形が存在する。第5図には二つの周波数値fl 、f2が強調されている。
第5図から第6図のグラフが導出でき、このグラフはリング直径RDをもとにし
て量ΔRに関係して屈折率変化Δnを示す。
第5図のグラフから、円軌道Ro±b上の周波数f1及び増幅率gに対する符号
21で示された値Δnを第6図へ転記することができる。直径Ro−b及びR@
+bに対して第5図からの値−Δnを有する両値121.221が得られる。同
じような方法でこの周波数f1及びパラメータg CRo ±a)に対して、第
5図の偏22から第6図で値122%222が得られる。パラメータg (Re
)の周波数f1 に対する相応の値23は第6図において値123へ転記され
、この値は周波数f1に対して(負の)屈折率変化Δnの最高値である。
同じ趣旨で第6図において1M波数f2及びパラメータ値g CRo±b)に対
する値131,231が得られる。同様に第5図の値32及び33を第6図の相
応の値132,232及び133へ転記することができる。
第6図に示すように、レーザ周波数f】に対して半径に関係する屈折率変化が生
じ、この変化は第3象限における曲線形121.122.123に相応する。こ
の曲線形125は、f。
より小さい周波数f1に対して屈折率nが値RO未満では直径Rの増加と共に小
さくなるということを示す、foより大きい周波数f2に対しては第1象限にお
ける曲線形135が、値Roを超える半径Hの増加に対して同様に屈折率nの低
下する特性が存在するということを示す、この特性は、レーザ光線の位相導波さ
れた循環が、リングの有限な寸法を有する断面を越えてチェレンコフ放射の生じ
ない光線伝搬が行われるようなリング状軌道を持つための、前記の必要条件(式
(1)参照)である、第2図、第3図及び第5図から分かるように、第6図に示
された依存関係Δn(ΔR)が得られ、これにより第3象限及び第1象限におい
て一1/Rに相応する屈折率曲線形の少なくともほぼ近似的な依存関係を達成す
ることができ、すなわちその特性は前記の式%式%
第1図に示す電極14の構成によりあらかじめ定められる曲率半径Rを備えたこ
の発明に基づくリングレーザに対する周波数同調の計算のために、次式(3)が
利用される。
−n 4π!+(1◆I/Io) 1φφ2R−−=−□・□
(3)dn/dR入(dg/dR) φこの式の適用可能性
に対しては1強度比I/Io(式(2)参照)が非常に小さい、すなわち運転が
飽和強度IOの値を著しく下回る放射強度で行われるということが前提となる。
量φは周波数fOに対する周波数fの周波数差を尺度単位Δf/2で表現したも
のである0次式が成立する。
f=fo◆ φ (Δf/2)
前記構造に応じて更に次式が成立する。
dg/dR−1G・了
量φは、実際の周波数fがレーザダイオードの中心周波数fOからどれくらい離
れているかを示す、係数Gは半導体基体10の表面12からpn接合までの距離
りと、電極14の半導体表面12上に接触するリング帯214の輻Bと、半導体
材料の導電率とに関係する形状係数である。係数Gが望ましくはほぼ一定(Rに
ほぼ無関係か又は僅かに集束する)であり次式で表現できることが知られている
。
G”Go−β・Rただしβ〉O
量Gに対しては第7図に示すように、適合した電流密度分布115が半導体基体
の不均一な導電率分布によって生ぜしめられるという方法でも影響を与えること
ができる。第7図で半導体基体110の符号iで示した半導体領域は高抵抗に作
られている。
この実施例の場合には、リング状に循環するレーザ光線のこの発明に基づく発生
は領域−ΔR上に制限されている。
量子は全注入電流に比例する平均の電流密度である0次式から次式
が得られる。量φ、ηに対して次の対の値を示すことができる。
f=foに対してすなわちφ=Oに対して周波数変化が無いということが達成で
きる。なぜならば第2図、第3図、第5図及び第6図に示すようにfOに対して
値Δn=oだからである。しかしながら値f=fo ±Δf/2すなわちφ=±
1の場合には最小の半径が生じる。明らかにそれから大きな感度又は同調可能性
の大きな領域が生じる。
n (f)の極値の領域では値ηがほぼlであり、すなわちδf/CΔf/2)
はほぼδ丁/了に等しい、このことから周波数変化の量が半分の帯域幅(Δf/
2)と相対的な電流変化との積にほぼ等しいことが分かる。このことは当業者に
対し彼が用いることができる同調可能性を示す。
次にこの発明の理論とその利用法とを一例により補って説明する。
この発明に基づくリングレーザの帯域幅は数百cmiのところにある0例えばほ
ぼ27Hzに等しいΔf/2の(半)帯域幅と、GHz域(例えば2.4Gb/
s)の伝送チャネルの20GHzの帯域幅とに対し、かかる伝送チャネルの帯域
幅を注入電流の1にの変化により完全に同調させることができる。この同調の際
にこのリングレーザの曲率半径は、レーザダイオードのリング状の接触部214
に相応して強固に設定されたままである。従って前記例の場合に半径は強固に維
持されたままであり、注入電流の大きさの変化により、発生するレーザ光線の周
波数を相応の示された債域内で変更することができる。
逆に注入電流が一定に保たれる場合には、この発明に基づく装置へ入射された光
線が(相応の帯域幅内にある)種々の周波数に応じて半導体材料の異なる大きさ
の(円)弧状を走るということが達成できる。第8図は、半導体基体210の一
個所で方向211へ入射された光線がその周波数に応じて、電流注入によりボン
ピングされた半導体材料210の中の相応に異なる大きさの弧216,217,
218上を走り、この半導体基体の周波数に関係して異なる個所で再び出射する
ことを示す、こうして種々のチャネルの光線の空間的な分離が可能である0例え
ば個々のチャネル相互に1%の間隔を有する周波数多重伝送を行う場合に、半導
体材料の中の光線経路の円弧の扇状展開部が得られ、この展開部はそれぞれ1%
ずつ異なる曲率半径をチャネルごとに有する。
そしてチャネルごとの空間的分離がそれぞれ0.02Hの距離に相当する。
第9図はこの発明の着想の一変形例又は別の構成を示し、この構成ではレーザ光
線を発生するリングの活性直径又はリング状ないし少なくとも弧状のレーザ光線
発生部の位置が調節可能である。
第9図には、符号14’ 及び14TIにより相互に同心に配置されたリング状
の二つの電極を示す、これらの電極は同心のリングの弧状の(扇形)部分とする
こともできる0個々にはこれらの電極は第1図の電極14に相応する。これらの
電極は幅寸法B′ 及びBllを有するリング帯214を又は214TIにより
半導体基体10の表面12との電気的接触を有する。Dは両リング帯相互の距離
である。符号13により第1図に示すような(リング状に複数回中断された)絶
縁層13を示す、符号111によりここでは補助的に設けられた(p’の)接触
域を示し、この接触域は半導体材料の中で帯状領域2141,214+1での電
極14’。
14″との良好なオーム性接触をもたらす。
電極14’、1411には相互に分離して電流を供給することができる。電流(
電流密度j′ とj″)相互の比によりパラメータとしてのf3T 、 BTI
、 Dに関係して、結果として生じた電流密度分布215がこの「二重リング
構造J 14’ 、14”のpn接合11の平面上で得られる。第1O図はこの
分布を示す、破線1215は関連する直径領域に対して成立する電流(1度)分
布215の直線近似である。この近似からこの発明の実現のために必要であるよ
うな屈折率の制御可能な1/R低下が生じる。それにより(別のパラメータを考
慮しながら)適合するリングの大きさRo I、調節又は設定することができる
。電流の値の調節により増幅率を調節することができる。
前記原理に相応するこの発明の構成は、この種の同心に配置された二つを超える
電極又はこのような電極の弧状部分を有することもできる。
相応の構造は光ボンピングに対しても使用することができる。
ここでは電極14’、14”の代わりとなるのはレーザ活性材料の表面のほぼ同
一形の場合によっては等面積の表面領域であり、この領域の中へこの材料がポン
ピング光線を供給される。そして電流又は電流密度の代わりとなるのはリング状
又は弧状領域の制御可能に調整すべき照射強度である。
例えばポンピングされた半導体材料の中の光線のこの発明に基づくチェレンコフ
放射の無い弧状経路に加えて光線経路の中に。
更に集束しない従って減衰する部分51及び/又は集束し従って増幅する要素5
2を、循環リング全体の部分としてこのリングの中に挿入することができる。第
11図は、挿入された二つの部分51と二つの要素52とを備えたこの種の循環
リングを示す、光線循環の軌道53は第11図に破線で示されている。要素52
には半導体材料の表面上の電極帯である各一つの変調電極54を付加することが
できる。要素52の範囲ではこの電極54はリング状の電極14又はその接触帯
214に並んで配置されている0図に示すように集束されていない減衰性の部分
は、さもなければリング状の閉じられるべき注入電極14の一部分を欠いている
。電極54を用いた変調電流注入により循環する光線を強度変調することができ
る。
第12図及び第13図は、この発明の第8図に相応する適用例に対する別の構成
を示す、第8図に示す装置の場合に生じる扇状展開部の大きさは、個々のチャネ
ルの光線の周波数選択的な空間分離の範囲において、半導体表面上に接触する電
極帯214の幅を任意の大きさとすることができないという享情のもとで限界を
有する。なぜならばもしそうでなければ、この発明に基づき影響を与えられる屈
折率がこの発明のために十分な17R低下をpn接合の領域に持つことができな
いからである。大まかに言えば接触するリング状領域214の許容幅は量りとD
/2との間にあり、ここでDは接触された半導体表面12からpn接合までの第
1図に示された距離である。別の構成では、接触領域214が第12図に示すよ
うな弧の内側にぎざぎざを付けた又は歯を付けた形を備える。符号216〜21
8により第8図に示す経路に相応する弧状の経路を示す、符号Hにより弧の半径
を示し、ここでRは前記の意味を有する。「歯のピッチZ」とそのほかの寸法と
は、特に良好な効果を得るために少なくともほぼ次式により選択半導体材料の屈
折率n=2、Z=10pm、Δn=0.02及び角度α=90°を有する数値例
に対しては1例えば弧の直径R=500μmが得られる。
説明を補うために$12図に示す構造の断面図を示す第13図を用いる。符号6
4により電気絶縁性材料から成る暦を示す、電極帯1014は歯形部分2214
だけにより半導体基体210の半導体材料の表面上に接触するのが有利である。
厳密に言えば光線経路216.217.218は正確に弧状ではなく、歯221
4の間にはほぼ直線的な部分が存在する。それに応じて一つの歯から隣りの歯ま
で光線の偏向角εが存在し、この角度は次式
%式%
で表され0.04tgα12より小さい。
この発明の適用のためのこの実施例の別の構成では、歯2214の歯面に僅かな
湾曲を与えられ、それにより有利な光集束を達成することができる。
前記数値例に更に注釈を加えるならば、値Δnをもたらす電子密度効果のために
、この発明の適用のこの実施例を光線が線中央を走るような半導体レーザに対し
ても用いることができる。
!$14図は、この発明の適用に基づく光線経路のための分岐の構造を示す、符
号81により第1図で説明したような帯状電極214が従属する弧状片を示す、
符号Rによりこの発明に基づく光線経路の軌道82の半径を示す、符号83と8
4とにより第14図に示すように軌道82の両側に並べて配置されている部分電
極を示す0部分電極83.84上への電流注入の分配により、これらの両部分電
極83と84との間の軌道82の位置に制御可能に影響を与えることができる。
符号85により補助電極を示す、電極83.84.85により軌道82をそれぞ
れ別の軌道部分86又は87へ制御可能に移動することができる。これらの軌道
86.87は例えばここでも同じ曲率半径Rを有するが、しかし軌道86.87
の曲率半径は相互に異なる方向に向いている、軌道86.87上では光線はこの
発明に基づく方法で走る。
半径Rは例えば150μmであり、電極85の長さは10pmまたその幅は2ル
mである9部分電極83.84は電極85とほぼ同じ大きさの寸法を有し相互の
間隔は約124mである。
第15図はこの発明の一適用例と、この発明に基づき発生させられた光線の入出
力結合のためのその中での構造とを示す。
第15図は、第1図で詳細に述べたようなリング状電極14を有する半導体基体
の平面図を示す、このリングレーザの全リングは!s15図に示す実施例では符
号91が付けられている。このリング91は、電流注入の制御により光線増幅の
制御又は変調をリング91の中で行うことができる部分191を備える。符号9
2によりこの発明に基づき位相導波されて循環する光線の従属軌道を示す。
符号93.94により入力又は出力結合軌道の部分を示す、直線的光線伝播によ
るレーザダイオード装置に対し既に知られているように、これらの部分はリング
91と交差し入力又は出力結合作用を備える。軌道93及び/又は94に対する
電流注入の変調により、入力及び/又は出力結合の制御又は変調を実施すること
ができる。
多重運転のために複数のリング状軌道91.94・−・をこの種の半導体基体上
に設けることができる。それぞれの個々のリングに対してそれぞれのリングの中
で発生したレーザ光線の周波数をそれぞれの注入電流により微細同調することが
できる。
この種の軌道片93.94及び/又はリング91又はその部分リング191を、
レーザダイオードのリングの中に発生した光線の送信器セグメント又は検出器セ
グメントとして用いることもできる。
この発明に基づくリングレーザダイオードはその半導体構造に基づき、付随する
信号処理を行うIC回路に集積するのに適している。
光線のこの発明に基づく位相導波によるすべての実施例及び適用例の場合に、レ
ーザダイオードに対してよく知られているような二重へテロ層構造の方式で設け
られた層系列により屈折率導波を補助的に行うこともできる。
国際調査報告
″″1□1λ1□1λテ/f10f’l鳥OR国際調査報告
Claims (10)
- 1.レーザ活性材料(10)の中に有限幅を有し弧状又はりング状に位相導波さ れる光線軌道を備え、この軌道では局部的な軌道方向(軌道接線)に垂直に設け られた屈折率nの傾斜Δn(第6図考照)に基づきチェレンコフ放射による放出 が避けられ、その際屈折率のこの傾斜Δnがポンピング作用の傾斜(第1図及び 第2図参照)を作ることにより得られ、この傾斜Δnが少なくともほぼ−1/R となるように選ばれ,ここでRはポンピング作用の局部的分布(第1図参照)の 最大値の局部的曲率半径であり、その際このポンピング作用が光線軌道(R)に 適合した帯(214)上に制限され、それにより周波数fo■dfを備えた光線 のために局部的な曲率半径R■ΔRを備え放射損失の無い軌道が生じ、ここでf oは本来存在する中心周波数であり、またこの軌道ではこの条件がポンピングレ ベルの選択によりそれぞれの局部的曲率半径に同調して調節されることを特徴と する光増幅器。
- 2.レーザ活性材料への光ポンピングが弧状の照射帯状域に沿って行われること を特徴とする請求項1記載の光増幅器。
- 3.レーザ活性材料の表面に同心に置かれたリング状又は少なくとも弧状の二つ の照射域を備えることを特徴とする請求項2記載の光増幅器。
- 4.半導体材料(10)への電流注入(j)が電極(214)として構成された 帯に沿って行われ、その際ポンピングレベルが注入電流(j)により選択又は制 御されることを特徴とする請求項1記載の光増幅器。
- 5.円形(弧状)の光線軌道(R=局部的に一定)を備えることを特徴とする請 求項1ないし3の一つに記載の光増幅器。
- 6.分離された給電のために同心に配置されリング状又は少なくとも弧状の二つ の電極(14′、14′′)を備えることを特徴徴する請求項4又は5記載の光 増幅器(第9図及び第10図参照)。
- 7.歯を付けられた注入電極(1014、2214、第10図)を備えることを 特徴とする請求項4ないし6の一つに記載の光増幅器。
- 8.制御電子回路、変調電子回路及び/又は評価電子回路と共に集積することを 特徴とする請求項4ないし7の一つに記載の光増幅器の集積された半導体構造。
- 9.マルチプレクサ及び/又はデマルチプレクサとして用いることを特徴とする 請求項1ないし8の一つに記載の光増幅器の適用(第8図、第9図、第12図及 び第15図参照)。
- 10.軌道方向の制御のために及び/又は軌道方向のための分岐として用いるこ とを特徴とする請求項1ないレ8の一つに記載の光増幅器の原理の適用(第8図 、第9図、第12図及び第14図参照)。
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