JPH02504412A - 船舶用エンジンの排気マフラ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 船舶用エンジンの排気マフラ装置 本発明は船舶用エンジンの排気マフラ装置に係り、特に船体内に設置された船舶 用エンジンに組み込まれるマフラに関する。

数年にわたって、排気および流れノイズによるノイズレベルの高い船尾駆動エン ジンが多用されているが、このようなノイズは利用者の心地よさや環境公害コン トロール政府機関により課せられる全体的なノイズレベル制限に適用するために できるだけ減少させなければならない。

本発明の目的は、ノイズレベルを効率よく下げかつ構造を簡単にして製造原価を 下げるようにした船舶用エンジンの排気マフラ装置を提供することにある。

本発明の船舶用エンジンの排気マフラ装置は、排気ガスおよびエンジンを水冷し た使用済み冷却水を排出する手段を備えた船舶用エンジンに組み込まれる。

本発明の船舶用ニンジンの排気マフラ装置は、（ａ）エンジンの排出装置に連結 されるガス−水入り口部材と、 （ｂ）この入り口部材の下流側に配設されるガス−水出口部材と、 （ｃ）入り口部材と８口部材の間に配置され入り口部材および出口部材に連通す る第１室を形成する長手方向に延びるマフラハウジングと、 （ｄ）この第１室内に配置され第２室を形成するマフラカートリッジと、 （ｅ）上記マフラカートリッジは、孔あけ部を備えた本体を有し、排気ガスと使 用済み冷却水を混合しかっこの混合体を第２室から孔あけ部を通して第１室に流 し、（ｆ）エンジン運転時にこのマフラカートリッジ内に使用済み冷却水を貯え るための装置 ををしている。

本発明の船舶用エンジンの排気マフラ装置は、船舶に設置された船尾駆動ニンジ ンシステムに容品に糾み込むことができる。

図面の簡単な説明 第１図は本発明の排気マフラ装置を組み込んだ船尾駆動エンジンシステムの一部 断面図、 第２図は本発明の排気マフラ装置の拡大断面図、第３図Ａは第２図の３Ａ−３Ａ 線に沿った断面図でブロックプレートとともにマフラカートリッジが示されてい る。

第３図Ｂはマフラカートリッジの変形例を示す図、第４図はマフラハウジングの 下流側の下側隅部の拡大断面図で冷却水取り出し口を示している。

以下本発明の一実施例を図面につき説明する。

第１図において符号１は船尾部動形内燃エンジンを示し、このエンジン１は船体 ２の内部の後部船尾板３の近くに設置されている。エンジン１は船尾駆動装置４ のスクリユ−５を回し、船体２を推進させる。ニンジン１は通常の冷却水装置と 排気マニホールド（図示せず）を有し、冷却水と排気ガスは、排気ニルボーアの 排出バイブロを介して後方に排出される。マフラ装置８は、この排気ニルボーア と後部船尾板３を通って後方に延びる管状固定部９を連結し、排気ガスと冷却し た水を船体２の外に排出する。

マフラ装置８は、排気ニルボーアに適当に連結される入口バイブ１０と、管状固 定部９に適当に連結される出口バイブ１１と、この入口バイブ１０と出口バイブ １１の間に配置される長手方向に延びるマフラハウジング１２とを備えている。

上記入口バイブ１０と出口バイブ１１はオフセット状態に配置されている。すな わち入口バイブ１０の軸線１３は出口バイブ１１の軸線１４と平行であるが軸線 １４より上方に位置している。

上記マフラハウジング１２は、横方向上流側端壁１６と横方向下流側端壁１７と 長手方向に延びる矩形状中間壁１８により内側マフラ室１５を形成している。こ れら壁は、剛性と消音性のために厚い金属で形成されている。

横方向上流側端壁１６は開口１９を備え、入口バイブ１０の端部の位置にあり入 口バイブ１０と内側マフラ室１５を連結する。また横方向下流側端壁１７は開口 ２０を備え、出口バイブ１１の端部の位置にあり出口バイブ１１と内側マフラ室 １５を連結する。組み立ておよび接続を容品にするためには、出口バイブ１１と 横方向下流側端壁１７と中間壁１８は一体に形成して補助組み立て体とし、この 補助組み立て体に例えばボルト２１を介して横方向上流側端壁１６を取り付ける 。横方向上流側端壁１６と中間壁１８にはシール部材２２が設けられている。

一方上記内側マフラ室１５の上部に設けたほぼを円筒状のマフラカートリッジ２ ３は、入口バイブ１０の軸線１３と同心に位置するように配置されている。この マフラカートリッジ２３の上流側端は、横方向上流側端壁１６の内面に形成した 環状肩部２４に挿着され、またマフラカートリッジ２３の下流側端は、横方向下 流側端壁１７の内面に形成した環状溝２５に挿着されている。上記マフラカート リッジ２３の下流側端と環状溝２５の間には環状波形リーフスプリングワッシャ ー２６が介装されており、マフラカートリッジ２３をガスや冷却水の流れに抗し て上流側すなわち環状肩部２４方向に押圧している。

上記マフラカートリッジ２３は、好ましくは企画に多数の孔２７を設けたステン レススティールの多層円筒状本体からなり、多層円筒状本体の内側と外側を流体 が連通ずるようにしている。多層円筒状本体の内側に位置するマフラ室２８は凹 面壁により形成され、下流側端は横方向下流側端壁１７によって閉じられている 。第３図に示す実施例においては、マフラカートリッジ２３の本体は複数の同心 のシリンダ２９により形成され、また第４図に示す他の実施例においては、マフ ラカートリッジ２３の本体は一枚のシートをスパイラルに巻いて、その端部をタ ック溶接により固定することにより形成されている。

つぎに作用を説明する。

使用済み冷却水と排気ガスが入口バイブ１ｏを通ってマフラ装置８に入ると、こ の使用済み冷却水と排気ガスはマフラカートリッジ２３の内部すなわちマフラ室 ２８に導かれる。ここに導かれた流体は、マフラカートリッジ２３に設けた複数 の孔２７を介して外側に導がれ、内側マフラ室１５に至り、ここから下流に位置 する下側開口２０を通って固定部９に導かれここから外部に排出される。この構 成によれば、流れる冷却水がマフラカートリッジを掃除し、冷却水と排気ガスは 十分に混合される。

マフラカートリッジ２３によりノイズを減少するためには、孔のない円弧状ブロ ックプレート３１をマフラ室２８の内部に配置する。この円弧状ブロックプレー ト３１をマフラ室２８の内側底部に配置すると、マフラ室２８の内部のこの円弧 状ブロックプレート３１を設けた部分では、ここから冷却水が流れ出さないので 、マフラ室２８の内部に幾分かの冷却水が溜まる。これがニンジンアイドリング 時のノイズを減少させる。またブロックプレート３１の上縁３２を入口バイブ１ ０の軸線１３より下側に設定すれば、ブロックプレート３１が冷却水のオーバフ ローのためのダムを形成する。

エンジンをとめた時に、ブロックプレート３１の上に溜まった冷却水を排出する ためには、ブロックプレート３１の下流側端部に排ａ孔３３を設ける。この排出 孔３３は環状溝２５内のスプリングワッシャーの区域を介して開口２０に連通し ている。

補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）特許庁長官　吉　１）文　毅　 殿 １、　　国際出願の表示 ＰＣＴ／ＬＩＳ　　８８１０１６７３ ２、発明の名称 船舶用エンジンの排気マフラ装置 ３、特許出願人 住　所　　アメリカ合衆国イリノイ州、スコーキー、ワン、ブランズウィック、 プラザ（番地なし）東京都千代田区丸の内三丁目２番３号 ５、　補正書の提出年月日 １９８９年　６　月　２９日 ６、　　添付書類の目録 （１）　　補正書の翻訳文　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コ　通明細 ｉｉＦ第２頁第９行の「エンジン運転時」を下記の通り補正する。

「第２室の内部に配置されて使用済み冷却水がマフラカートリッジの本体に設け たこの部分に位置する孔部分を通って流れ出さないようにする孔のないブロック 部材を有しエンジン運転時」 請求の範囲 １、　排気ガスおよび使用済みエンジン冷却水を排出する手段を備えた船舶用エ ンジンに組み込まれる船舶用エンジンの排気マフラ装置において、 （ａ）エンジンの排出装置に連結されるガス−水入口部材と、 （ｂ）この入口部材の下流側に配設されるガス−水出口部材と、 （Ｃ）入口部材と出口部材の間に配置され入り口部材および出口部材に連通ずる 第１室を形成する長手方向に延びるマフラハウジングと、 （ｄ）この第１室内に配置され第２室を形成するマフラカートリッジと、 （ｅ）上記マフラカートリッジは、孔あけ部を備えた本体を有し、排気ガスと使 用済み冷却水を混合しかつこの混合体を第２室から孔あけ部を通して第１室に流 し、（ｆ）第２室の内部に配置された孔のないブロックプレートを有しすエンジ ン運転時にこのマフラカートリッジ内に使用済み冷却水を貯えるための装置を有 することを特徴とする船舶用エンジンの排気マフラ装置。

２、　　マフラカートリッジがほぼ円筒状をなし、ブロックプレートが第２室の 内部に載置された円弧状プレートであることを特徴とする請求項２記載の船舶用 エンジンの排気マフラ装置。

３、　入口部材と出口部材が互いにオフセットする平行の軸線を有することを特 徴とする請求項１または２１；記載の船舶用エンジンの排気マフラ装置。

４、　入口部材と出口部材が互いにオフセットする平行の軸線を有し、マフラカ ートリッジの軸線が入口部材の軸線と共通し、ブロックプレートの上縁がこの共 通軸線の下側に位置することを特徴とする請求項２記載の船舶用エンジンの排気 マフラ装置。

５、　　ブロックプレートに、ニンジン停止時に貯えられた使用済み冷却水を排 出るための開口を設けたことを特徴とする請求項ユないし４のいずれか１項に記 載の船舶用エンジンの排気マフラ装置。

６、　マフラハウジングが横方向下流側壁を有し、この横方向下流側壁にマフラ カートリッジの端部を収容する溝を設け、この溝内にマフラカートリッジを入口 部材側に押圧する偏位装置を設け、ブロックプレートの開口をこの偏位装置を介 して出口部材に連通したことを特徴とする請求項５記載の船舶用エンジンの排気 マフラ装置。

７、　排気ガスおよび使用済みニンジン冷却水を排出する手段を備えた船舶用ニ ンジンに組み込まれる船舶用エンジンの排気マフラ装置において、 ＜ａ＞エンジンの排８装置に連結されるガス−水入口部材と、 （ｂ）この入口部材の下流側に配設されるガス−水出口部材と、 （Ｃ）入口部材と出口部材の間に配置され入り口部材および出口部材に連通ずる 第１室を形成し、この第１室を横方向上流側壁と横方向下流側壁と長手方向に延 びる中間壁により画成する長手方向に延びるマフラハウジングと、 （ｄ）中間壁を横方向上流側壁に着脱自在に取り付けるための装置と、 （ｅ）横方向上流側壁と中間壁をシールするための装置と、 （ｆ）第１室に配置され第２室を形成する取り外し自在のマフラカートリッジと （ｇ）マフラカートリッジはガスと使用済み冷却水を混合しかつこの混合体を第 ２室から孔あけ部を通して第１室に流すための孔を備えた本体を有し、（ｈ）入 口部材と出口部材が互いにオフセットする平行の軸線を有することを特徴とする 船舶用エンジンの排気マフラ装置。

８、　マフラカートリッジが入口部材と共通の軸線を有し、この共通軸線゛は出 口部材の軸線より上方で横切る方向に位置していることを特徴とする請求項７記 載の船舶用エンジンの排気マフラ装置。

９、　排気ガスおよび使用済みニンジン冷却水を排出する手段を備えた船舶用ニ ンジンに組み込まれる船舶用ニンジンの排気マフラ装置において、 （ａ）ニンジンの排出装置に連結されるガス−水入口部材と、 （ｂ）この入口部材の下流側に配設されるガス−水出口部材と、 ＜ｃ）入口部材ζ出口部材の間に配置され入り口部材および出口部材に連通ずる 第１室を形成する長手方向に延びるマフラハウジングと、 （ｄ）この第１室内に配置され第２室を形成するマフラカートリッジと、 （ｅ）上記マフラカートリッジは、孔あけ部を備えた本体を有し、排気ガスと使 用済み冷却水を混合しかっこの混合体を第２室から孔あけ部を通して第１室に流 し、（ｆ）上記マフラハウジングは横方向下流側壁を有し、（ｇ）上記横方向下 流側壁はマフラカートリッジの端部を収容する溝を有し、 （ｈ）この溝内にマフラカートリッジを入口部材側に押圧する偏位装置を設けた ことを特徴とする船舶用エンジンの排気マフラ装置。

１０、　　マフラカートリッジの本体が同心の多数の円筒体から形成されている ことを特徴とする請求項１．７．９のいずれか１項に記載の船舶用ニンジンの排 気マフラ装置。

］１．　マフラカートリッジの本体がスパイラルに巻いた板から形成されている ことを特徴とする請求項１．７．９のいずれか１項に記載の船舶用エンジンの排 気マフラ装置ｔ９ 国際調査報告 国際調査報告 ＩＪｓ６８０コロ７３ ＳＡ２２６］９

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. １．排気ガスおよび使用済みエンジン冷却水を排出する手段を備えた船舶用エン ジンに組み込まれる船舶用エンジンの排気マフラ装置において、 （ａ）エンジンの排出装置に連結されるガスー水入口部材と、 （ｂ）この入口部材の下流側に配役されるガスー水出口部材と、 （ｃ）入口部材と出口部材の間に配置され入り口部材および出口部材に連通する 第１室を形成する長手方向に延びるマフラハウジングと、 （ｄ）この第１室内に配置され第２室を形成するマフラカートリッジと、 （ｅ）上記マフラカートリッジは、孔あけ部を備えた本体を有し、排気ガスと使 用済み冷却水を混合しかつこの混合体を第２室から孔あけ部を通して第１室に流 し、（ｆ）エンジン運転時にこのマフラカートリッジ内に使用済み冷却水を貯え るための装置 を有することを特徴とする船舶用エンジンの排気マフラ装置。
2. ２．使用済み冷却水を貯えるための装置が、第２室の内部に配置された孔のない ブロックプレートを有することを特徴とする請求項１記載の船舶用エンジンの排 気マフラ装置。
3. ３．マフラカートリッジがほぼ円筒状をなし、ブロックプレートが第２室の内部 に載置された円弧状プレートであることを特徴とする請求項２記載の船舶用エン ジンの排気マフラ装置。
4. ４．入口部材と出口部材が互いにオフセットする平行の軸線を有することを特徴 とする請求項１ないし３のいずれか１項に記載の船舶用エンジンの排気マフラ装 置。
5. ５．入口部材と出口部材が互いにオフセットする平行の軸線を有し、マフラカー トリッジの軸線が入口部材の軸線と共通し、ブロックプレートの上縁がこの共通 軸線の下側に位置することを特徴とする請求項３記載の船舶用エンジンの排気マ フラ装置。
6. ６．ブロツクプレートに、エンジン停止時に貯えられた使用済み冷却水を排出る ための開口を設けたことを特徴とする請求項２ないし５のいずれか１項に記載の 船舶用エンジンの排気マフラ装置。
7. ７．マフラハウジングが横方向下流側壁を有し、この横方向下流側壁にマフラカ ートリッジの端部を収容する溝を設け、この溝内にマフラカートリッジを入口部 材側に押圧する偏位装置を設け、ブロックプレートの開口をこの偏位装置を介し て出口部材に連通したことを特徴とする請求項３記載の船舶用エンジンの排気マ フラ装置。
8. ８．排気ガスおよび使用済みエンジン冷却水を排出する手段を備えた船舶用エン ジンに組み込まれる船舶用エンジンの排気マフラ装置において、 （ａ）エンジンの排出装置に連結されるガスー水入口部材と、 （ｂ）この入口部材の下流側に配設されるガスー水出口部材と、 （ｃ）入口部材と出口部材の間に配置され入り口部材および出口部材に連適する 第１室を形成し、この第１室を横方向上流側壁と横方向下流側壁と長手方向に延 びる中間壁により画成する長手方向に延びるマフラハウジングと、 （ｄ）中間壁を横方向上流側壁に着脱自在に取り付けるための装置と、 （ｅ）横方向上流側壁と中間壁をシールするための装置と、 （ｆ）第１室に配置され第２室を形成する取り外し自在のマフラカートリッジと （ｇ）マフラカートリッジはガスと使用済み冷却水を混合しかつこの混合体を第 ２室から孔あけ部を通して第１室に流すための孔を備えた本体を有し、（ｈ）入 口部材と出口部材が互いにオフセットする平行の軸線を有することを特徴とする 船舶用エンジンの排気マフラ装置。
9. ９．マフラカートリッジが入口部材と共通の軸線を有し、この共通軸線は出口部 材の軸線より上方で横切る方向に位置していることを特徴とする請求項８記載の 船舶用エンジンの排気マフラ装置。
10. １０．排気ガスおよび使用済みエンジン冷却水を排出する手段を備えた船舶用エ ンジンに組み込まれる船舶用エンジンの排気マフラ装置において、（ａ）エンジ ンの排出装置に連結されるガスー水入口部材と、 （ｂ）この入口部材の下流側に配設されるガスー水出口部材と、 （ｃ）入口部材と出口部材の間に配置され入り口部材および出口部材に連通する 第１室を形成する長手方向に延びるマフラハウジングと、 （ｄ）この第１室内に配置され第２室を形成するマフラカートリッジと、 （ｅ）上記マフラカートリッジは、孔あけ部を備えた本体を有し、排気ガスと使 用済み冷却水を混合しかつこの混合体を第２室から孔あけ部を通して第１室に流 し、（ｆ）上記マフラハウジングは横方向下流側壁を有し、（ｇ）上記横方向下 流側壁はマフラカートリッジの端部を収容する溝を有し、 （ｈ）この溝内にマフラカートリッジを入口部材側に押圧する偏位装置を設けた ことを特徴とする船舶用エンジンの排気マフラ装置。
11. １１．マフラカートリッジの本体が同心の多数の円筒体から形成されていること を特徴とする請求項１、８、１０のいずれか１項に記載の船舶用エンジンの排気 マフラ装置。
12. １２．マフラカートリッジの本体がスパイラルに巻いた板から形成されているこ とを特徴とする請求項１、８、１０のいずれか１項に記載の船舶用エンジンの排 気マフラ装置。