JPH02503623A - 外来性遺伝情報の受容システムとしての有用植物の胚 - Google Patents

外来性遺伝情報の受容システムとしての有用植物の胚

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JPH02503623A
JPH02503623A JP63504454A JP50445488A JPH02503623A JP H02503623 A JPH02503623 A JP H02503623A JP 63504454 A JP63504454 A JP 63504454A JP 50445488 A JP50445488 A JP 50445488A JP H02503623 A JPH02503623 A JP H02503623A
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マックス‐プランク‐ゲゼルシャフト・ツア・フェルデルング・デア・ヴィッセンシャフテン・エー・ファウ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 外来性遺伝情報の受容システムとしての有用植物の胚本発明は、有用な植物の非 被覆成熟胚をDNAまたはRNAの形態にある外来性遺伝情報の受容システムと して使用することに関する。さらに、本発明は、導入された外来性遺伝情報の内 容を有する露出成熟胚、該胚の製造方法、および遺伝子導入した有用植物を再生 し培養するための該胚の使用に関する。
アグロバクテリウム・ツメファシェンス(Agrobacterium tum efaciens)は、主として双子葉植物のための十分に精査された取り扱い が容易である遺伝子転移システムであるが、これは単子葉植物にはほんの歩測し か適用されていない。したがって、遺伝子を直接植物に転移させること、すなわ ち細菌またはウィルスのベクターを使用しない遺伝子転移は代替の転移方法であ り、アグロバクテリウムの宿主となりにくい植物には非常に重要性を増しつつあ る。このような植物とはまさに、商業的に重要かつ有用な多くの植物、特に穀類 植物およびマメ科植物などであり、これらはD N A工学で操作することが依 然として不可能に近い植物である。
直接的な遺伝子転移を目的としてプロトプラストを使用することが十分確立され ている。これは穀類植物のプロトプラストにも応用できる。しかし、穀類プロト プラストを再生させて成熟植物にすることが可能であるケースは稀にしかない。
これが、代替の方法を研究し続けなければならない理由である。
デ・う・ペネ(De la Pena)らによって報告された文献、ネイチャ( Nature) 325 (1987)の274−276には、有用な植物に遺 伝子を直接転移させるための最初の成功経路が開示されている。減数分裂の前約 2i!ii目に、プラスミドDNAを若いライ麦の穂に注入した。形質転換され た植物を第一代世代(’Fl generation)で選択した。この方法に 加えてさらに、この著者は、共通の裸のDNAを使用する種々の外植のインキュ ベートを包含する他の方法をも記載している。
高等植物の花粉、種子、胚芽、または多細胞構造体を外来性DNAで処置するこ とは知られているが、このことは、具体的な証拠がないために議論の的になって いる。
したがって、本発明の目的は、外来性遺伝情報を有用な植物、特に穀類およびマ メ科植物に挿入するための新規なシステムを提供することにある。
この目的は、本願の請求の範囲に記載された態様を行うことによって達成される 。
したがって、本発明の要旨は、D N AまたはRNAの形態にある外来性遺伝 情報の受容システムとしての有用植物の非被覆成熟胚(uncovered、  mature embryos)に関する◎成熟種子の胚は、膨潤するとき、単 離された状態で、または種子(たとえば、機械的に露出された種子)内で外来性 遺伝情報を取り込むことができる。この「外来性遺伝情報」は、それ自身で複製 し、かつ感染性であるか、または安定にゲノムに組み込まれるDNAまたはRN Aのいずれであってもよい。ウィロイド(viroid)またはウィルスが、こ れと同じ態様の「外来性遺伝情報」なる用語に包含される。さらに、「外来性遺 伝情報」は、有用な植物に天然で存在しているが、表現型の変化を惹起させるた めにその有用な植物にコピーとして配置されている遺伝情報をも意味するもので ある。たとえば、これにより、有用な植物に天然で存在する遺伝子を増幅させる ことが可能である。しかし、成熟種子の胚の使用に加え、休眠様状態に入ってし まった体細胞胚または人工種子を使用することもできる。
本発明の要旨はさらに、DNAまたはRN Aの形態にある導入された外来性遺 伝情報の内容を含有する有用な植物の露出成熟胚から形成される。
本明細書中、「露出」、「非被覆」、および「単離」なる用語を以下のように定 義する。
本発明では、露出胚は、その種子の少なくとも1部分の種皮が除去されてDNA またはRNAの形態にある外来性遺伝情報が胚に侵入して行くことができるよう なものである。したがって、「露出胚(exposed embryos)ヨな る用語は、一般的な名称と考えてよい。
単離胚および非被覆胚は外来性遺伝情報の内容を含有する本発明の露出狂の好ま しい態様である。
「単離胚(isolated embryos)Jなる用語は、種子の貯蔵組織 から分離されたものを意味する。単離小麦胚を製造する1つの方法は、ジョンス トン&スターン(Johnston & 5tern)のNature 179 (1957)、160から161により既知である。しかし、ジジンストン&ス ターンは、遺伝子導入した有用植物の再生および培養のためにこのような胚を使 用することは記載していない。
「非被覆胚(uncovered embryos)Jなる用語は、依然として 種子中にあるが、その種皮が、外来性遺伝情報が胚に侵入していく程にオーブン であるものを意味する。この非被覆胚は本発明にとって特に好ましい。その理由 は、遺伝子導入した有用な植物の再生および培養において再生する植物の収率は 、単離胚の場合よりも非被覆胚の場合のほうが高いからである。
「露出」、「非被覆」および「単離」間の関係を説明すると以下のようになる・ 露出狂 (種皮の一部または全部が除去されている)単離胚               非被覆胚・(種皮および貯蔵組織が     (種皮が開いているだけである すべて除去されている:      かまたはその一部が除去されジョンストン &スターン参照)   でいる;本発明で初めて開示)本発明によれば、外来性 遺伝情報は細胞中で結合せずに存在していてもよく、または細胞のゲノムに組み 込まれていてもよい。胚の細胞中で結合せずに存在する遺伝情報は、さらにr  D N A工学的植物保護物(DNA technological plan t protection)Jと呼ぶこともできるであろう。
本発明の目的は、胚から成長した植物全体に効力をおよぼすか、または感染させ ることであるので、露出狂も、それ自身で複製し、植物に広がる遺伝情報のため の入り口として使用することができる。
限定された期間で、胚は外来性遺伝情報の遺伝子産物を製造することができ、こ の産物は今日通常の測定法によって検出することができる。これは、操作するの が幾分困難であるプロトプラストにおいてキメラ遺伝子の一時的発現を測定する のに代わるものである。
組織特異的発現は、その問題の組織が完全なものである限り期待することができ る。この発現の特異性はさらに、特異的プロモーターを使用することによっても 制御することができる。
本発明によれば、有用な植物の露出成熟胚は、その種子に機械的処理を加えるこ とによって入手するのが好ましい。胚の周囲の種皮を剥脱するなどして除去する ことにより、胚を非被覆状態にすることができる。胚がDNAまたはRNA形態 にある外来性遺伝情報を享受できるような方法で種皮を剥脱する。しかし、その 際、胚の発芽能を有意に傷付けてはならないことは重要である。本発明によれば 、種皮の剥脱は、穏やかな工程であり、迅速に行うことができる。
したがって、本発明により、外来性遺伝物質の内容を含有する多くの有用な植物 を、短期間で、処置胚をもとにして培養することができる。
本発明はさらに、DNAまたはRNAの形態にある導入された外来性遺伝情報の 内容を有する露出成熟胚を、有用な植物から製造するだめの方法に関する。この 方法では、有用な植物の露出成熟胚を、DNAまたはRNAの形態にある遺伝情 報の水溶液で処置する。
本発明の方法の好ましい態様では、胚の水分含量は20重量%よりも多くない。
本発明の方法のさらに好ましい態様では、その水溶液のpHは3から約11であ る。
本発明の有用な植物の露出成熟胚は、遺伝子導入した有用な植物の再生および培 養に非常に適している。これらは特に、穀類植物およびマメ科植物の再生に適し ている。遺伝子導入した有用な植物を、本発明の胚を基礎として再生および培養 することは、自体既知の方法によって実施することができる。
本発明に係る解決策を見いだすための第1の工程は、一時的発現に関連する実験 を行うことであった。これらの実験の背景にある主要な考えは、特定のキメラ遺 伝子の発現を数日間行う(すなわち、一時的発現)ということであった。キメラ 遺伝子は、インビトロで組み立てられたDNA創製創製ブランクる。これらの創 製プロノクは機能し得る合成遺伝子を形成し、プラスミド上に配置することがで きる。以下の第1表は、上記事項に基づくものであり、例として小麦を使用した 本発明の詳細な説明するものである。
星上茎 単離した小麦胚におけるキメラ遺伝子の一時的発現再現性 ↓ ↓ DNA組み込み様式←→DNA発現の最適化↓   ↓ 形質転換 下記事項は、まず始めに、キメラ遺伝子の偶然の発現の観察、次ぎに、再現性条 件についての研究、発現の最適化を目的としたDNA組み込みの様式の究明の試 み、最後に、前に行った観察に基づいた、一時的または安定に形質転換された植 物を得ることのできる実験を説明するためのものである。このことは、植物自身 、またはその子孫が形質転換された、すなわちそのゲノムに組み込まれているこ ともある外来性遺伝情報を含有する処置胚から、植物を再生することをも可能で あることを意味する。処置胚の再生は、普通の方法、たとえばカルス誘導(体細 胞胚形成の誘導)にしたがって通常の培地中で培養するか、または種子の自然栄 養供給源を利用することによって行なわれる。
以下に、第1表で使用した用語の説明をする。
再現性(reproducibility)小麦胚を使用する最初の実験では、 この再現性が主として困難の原因であった。始め、単離胚15mgで、時々NP TIIシグナルが生じた。胚の量を300mgにまで増加させて初めて強さは変 動するものの、再現性のあるN P T IIシグナルが生じた(第1a図)。
これらの変動は、実験の偏差として考えることができるが、個々の胚のそれぞれ 異なる強度のDNA組込みおよびDNA発現として考えることもできる。
別個に行った同じ3つの実験においてNPTIIシグナルを検出したにも拘わら ず、これらのデータはクリティカルな評価に値する。
D N A処置していない胚の抽出液ではNPTn活性が何等認められなかった ので、内生シグナルは除外することができる。細菌または菌類の混入は、検出さ れるNPTnングナル原因として、殆ど完全に無視することができる。クラホラ ン”(C1aforan″)を細菌に対して培地中に加えたし、また培養中に真 菌類は認められなかった。培養中に真菌類と接触した培地部分は除去した。長期 培地を設計するために胚を滅菌する実験、または抗真菌剤(fungicide s)を使用する実験は、成功しなかった。代わって、剥脱した種子の培養物を使 用した。さらに、内胚乳の片(培養直後の同一重量に基づく)を使用する対照実 験を行ったが、NPTII活性は示さなかった。
旦N人里込立9拝式 再現性が認められた後、DNA組込みの様式およびNPTII発現の最適性につ いて密接に関連する問題が持ち上がった。D N Aが細胞質に到達し得る前に 、通過しなければならない2つの障害、細胞壁および細胞膜がある。
乾燥胚がある特定の特殊な性質を示さないならば、細胞壁を通してDNA分子が 遊走することは不可能なようである。カーピタル(Carpital)らは、ア セル・シニードブラタナス(Acer pseudoplatanus)浮遊培 養細胞の細胞壁の孔サイズは3.8から4Jl[llであると決定した[サイエ ンス205(1979)、 1144−11471゜これは、分子量1300か ら1600のポリエチレングリコールの自由な透過性に相当するものであり、こ れは、適当な分子半径を有する17000dまでの球状タンパク質に匹敵するも のである。しかし、これはおそらく小さすぎて4.15kb (2,7X 10 Ild)のプラスミドは通り抜けることができないであろう。それでも胚の一時 的な発現が観察できるのは何故であろうか。浮遊培養細胞と胚の「細胞質豊富な 、かつ脆い細胞壁の細胞」とを比較することはある種の制限を受ける。このよう な浮遊培養細胞は規則正しい細胞コンプレックスでなく、その細胞壁構造は胚の それとは異なっているようである。さらに、膨潤工程は巨大分子の透過能に影響 を与えることがあり、これは既述した乾燥胚における強調すべき性質の1つと考 えられる。
DNAが細胞壁を通コ0するためのもう1つの手段として、単離(第lb図)ま たは剥脱工程によって胚に負わせた傷を介するものが考えられる。
このことは、DNA分子がプラスモデスム(原形質連絡)を介して細胞から細胞 へ遊走しないならば、外来性DNAを取り込むことができ、発現を指令し得る細 胞は障害部位に近接するものだけであることを意味する。
膨潤期にある、または傷を負った胚細胞における脆い細胞壁は、細胞壁という障 壁を通過するための考えられる通路である。しかし、これは、原形質膜を越えた ことを意味するものでない。DNAが細胞膜を通過できないことは、共通する認 、識である。化学物質、および電気的パルス、またはその両者を使用し、原形質 膜の制御機能を欺き、プロトプラストにおいて一時的発現を行うことが成功して いる。本発明によれば、一時的発現は、たとえ補助的なものが存在しなくても起 こるが、たとえばDMSOを用いればそれを増大させることができることが証明 された(第1a図および第2図)。このように、乾燥胚は特殊な性質を有してい るようである。膨潤の初期が極めて重要であることが、超微細構造の研究および 透過性の観察によって確認された。
NPT■発現に関する測定によれば、20重量%を越えない水を含有している乾 燥胚において、DNA組込みが最適に行える。さらに膨潤が進めば、著しく発現 が低下する(第2図)。これは、原形質膜のあり得る再構成と調和している。D MSOの影響も、それが一般に膜再構成または膜透過性に影響を与え得るという 点で、この考えと一致する(第3図)。
NPTn発現の最適化 DNA組込みの様式を分析し、安定な形質転換に関する実験を行うための確立さ れた改良法を使用できるようにするために、関心の的を主としてN P T n 発現の最適化に集中させた。
本発明では、DMSOは、小麦胚のNPTII発現に対して促進性の影響を与え ることが見いだされた(20%が最適である)(第3図の中央)。
他の2つの実験により、一時的発現のための改良条件が得られた。
各実験において、乾燥胚3001gを使用する(第1a図および第2図)代わり にDMSOを使用することにより、胚物質を150πgしか使用しないで、少な くとも同等の結果を得ることができた(第3図、上8)。胚30Jl+gまでで 、再現性さえも、そのシグナルは非常に弱いけれども検出された。プラスミドD  N A ] Q Qμgを添加してその状況が改善された(第3図、下段)。
図面は以下の事項を示す。
第1図:(a)NPTII試験の結果: C=pRT100neoで安定に形質 転換されたタバコのカルスを用いた対照;トラック]=pR′r100neoを 発現する一時的タバコプロトプラスト;トラック2から5=膨潤した乾燥胚30 0zgから得ろれた材料である発芽している小麦胚について、DNA処置してい ないもの(トランク2)、および15mmolNa(Jjおよびl 、 5 m molクエン酸三ナトリウム中、pRT100neo50μgと共にそれぞれイ ンキュベートしたちのくトラック3から5)である;*=非特異的植物活性;  Km−リン酸カナマイシン(リン酸ネオマイシントランスフェラーゼrNPTL 」の反応産物)。
(b)0.71■分画から単離した乾燥小麦胚。この材料を一時的発現に使用し たが、それは多少の完全胚、胚性、および少数の内胚乳片から構成されている。
矢印は胚の障害部位を示している。
(c)小麦胚を使用した種々のインキュベート時間(時間単位)後のプラスミド DNAの分解(左)、および胚の不存在下におけるDNAの安定性(右)。
第2図二発芽している小麦胚を使用したNPTII試験の結果である(2つの試 料)。トランク1および2=DNA溶液(15+u+olNaCQおよびl 、  5mmolクエン酸三ナトリウム1ミリリットル当たりプラスミドD N A  I Q Qμg)で30分間処置し、次いで15mmolNgCρおよび1  、5 mmolクエン酸三ナトリウム(DNAなし)で30分間処置した胚;ト ラック3および4=順序を逆にして、すなわちまずD N Aのない溶液と、次 いでD N A溶液と共にインキュベートした胚。C=ポジティブ対照:*=非 特異的植物活性;に@−’Jン酸カナマイシン。
第3図:発芽している小麦胚を使用したNPTn試験の結果である: (上段)インキ二ベート時に20%DMSOおよびDNA50μgを使用した、 胚量の関数としてのNPTIIシグナルである;(中段)種々の濃度のDMSO を加えてDNA50μgで処理した胚150xg;(下段)胚1501gおよび 20%DMSO添加時の、プラスミド濃度に基づ<NPTn発現。C−ポジティ ブ対照; N P T Ilシグナルのみを示す。
第4図:(a)カセy)pRTlooの構築経路である。矢印と並んで、クロー ニングに使用した制限部位を示す(個々の図式では、最も顕著なものしか示して いない)。5°突出末端の充填反応および3°突出末端の除去はクレノーポリメ ラーゼを使用して行った。
ポルカー・マツツアイト(Volker Matzeit)[1982;ケルン 大学の卒業論文〕によって、CaMVの単離体Cabb B−Dの遺伝子閉領域 をfdll−6のEeoRIサブクローン体として入手した。このクローンに基 づき、ポリAシグナル(斜線部)をHphl−RsalフラグメントとしてpU c18[ヤニソン二−ペロン(Yanish−Perron)らのジーン(Ge ne)33(1985)、 103−119Iの)]1ncI[l開裂部位に連 結した:プロモーター(点線部)をpUc 19のHincll開裂部位に)( phl −H4ncIIフラグメントとしてクローンした。逆の方向では、S  mx IおよびKpnl開裂部位がXhilおよびNcol開裂部位に置換され たpLlc 19誘導体の充填Xhol開裂部位に、開裂したPstl開裂部位 を再度クローンした。Xbal開裂部位を削除し、次いでS ca lおよびS st■部位を介して最終的にその部分にプロモーターおよびポリAシグナルを結 合し、pRTlooを得た。
(b)pRTlooにおけるカセットのDNA配列である。ポリリンカー配列を 小文字で示し、CaM V配列を大文字で示している。
TATAボックス(下線部)、想定される転写開始(”) 、Nco!開裂部位 のATG、ポリアデニル化指令(コマンド)(下線部)、および想定される転写 終止(@)をすべて示している。
第5図:I)RTlooneoの構築の模式図である。NPTII遺伝子をpU c18kan#4から5ailフラグメントとして切除し、ptJR250cル ーサー(Ruther)、 Nucl、 Ac1ds Res、  10(19 82)、 5765−5772]にサブクローンした。次いで、この中間体から N P T II遺伝子の5′末端を有する約180bpPstlフラグメント を取り出し、Hindm開裂部位のないpUC18誘導体にクローンした。Hi ndIIl開裂し、充填反応し、8bpリンカ−を使用して連結した後、Nco l開裂部位を、すなわちATGコドンをこのクローン体に挿入できるようになっ た。最後に、NPTI+遺伝子の5′末端をこの後者のクローンからNcol  −Pst Iフラグメントとして切り出し、それを、Pstl−Xbalフラグ メントであるNPTII遺伝子の3”末端と共に、NcolおよびXbalで切 断しておいたpRTlooにクローンした。
材料および方法 マニアチス(Maniat is)らのモレ牛ニラ−・クローニング、ア・ラボ ラトリ−1マニニアル(Molecular Cloning、 a Labo ratory Manua])、コールド・スプリング・ハーバ−・ラボラトリ −・プレス、二ニーヨーク(1982)にしたがって分子生物学的分析を行った 。
キメラ遺伝子 本発明において、キメラマーカー遺伝子として使用したモデルは、キメラマーカ ー遺伝子としてカリフラワー・モザイク・ウィルス(CaMV)35Sプロモー ターによって制御されているネオマイシンホスホトランスフェラーゼ■遺伝子( NPTn)を有するプラスミドpRT100neoである。この構築物の詳細な 説明を第4図および第5図に示す。第4a図は、CaMV由来の355プロモー ター(単離体Cabb B−D)および対応するCaMVポリアデニル化シグナ ルを有する発現ベクターpRT 100の構築を説明するものである。第4b図 は、PR7100neoに至るクローニング工程を示すものである。一時的試験 のために使用したプラスミド(外来性遺伝情報)はそれらのフンホメーションと は無関係に種々の環状および線状の両形態で使用することができることが示され た。外来性遺伝情報とは、自己複製しかつ感染するか、またはゲノムに安定に組 み込まれるDNAまたはRNAである。
上記の問題に関して同一の結果が得られる他のプラスミドの例として、pCAP 212[ベルテンら(Velten and 5ehell)、Nucl、Ac 1ds Res、13(1985)、6981−69971 、またはpEP9 のようなpDH51の誘導体[ビートルザック(Pietrzak)らのNue l、Ac1ds Res、14(1986)、 5857−5868]が挙げら れる。
組織培養および形質転換法 概して実験は、枝分かれしていない夏小麦の種子を使用して行った。しかし、冬 小麦、夏大麦、冬大麦、夏ライ麦、冬ライ麦、ライコムギ、エンバク、メイズ、 米、および穀実用モロコシ(sorghum)、またはエントウ、豆(インゲン )、大豆、ブソフォカルパス(psophocarpus)など、他の有用な植 物などの他の穀類の種子を使用することもできる。
「成熟種子」またはただの「種子」なる用語は、高等植物の種を伝播し、保存す るための器官を意味するものである。この器官は、ソードリング(seedli ng) (胚)、栄養物を与える組織(内胚乳)、および多少硬い種皮(テスタ )から形成されている。
機械的手段によって胚を単離することは、ドライアイスを使用すること以外は、 ジ目ンストンら(Jobnston and 5tern)ENature 1 79(1957)、 160−1611によって設定された調節法にしたがって 行った:小麦の種子650gのうち130gを、ワーリング・ブレンダー1(1 aring Blendorジの1リツトル容器中で最も低速で10秒間粉砕し た。
得られた粉砕種子を試験ふるい(1、6xw、  1 、0 xm、0.5mg メソシ二幅)にかけて分画した。1.61jI分画を同一処置に3回供した。
ふすま、および穀皮粒子を扇風機によって除去し、シクロへ牛サン/四塩化炭素 を使用した浮選によって内胚乳から胚を分離した。第1表は、個々の穀類につい て胚−内胚乳を分離するための経験的に決定されたシクロへ牛サンと四塩化炭素 との混合比を示すものである。最後に、多少とも完全な胚をふるい法(0,71 11メツシユ)を使用して胚フラグメントから分離した。この0.7111分画 を第1b図に示す。胚の収率は、夏小麦については約40%である。
12遣 各種穀類の胚と内胚乳とを分離するためのシクロへ牛サン/四塩化炭素の混合比 tti   シクロへ牛サンの置  四塩化炭素のt、+−夏生小麦    1 00       250冬小麦     100       250夏大麦      100       250冬大麦     100        250冬ライ麦    1o○        300ライコムギ   100        330エンバク     100250 メイズ     100       200    分離不良米          100         250穀実用モロコシ 100        200最適な形態にある小麦胚のDNA処置は下記のように行った:単離した胚 150mgを以下の組成からなるインキュベート緩#液500μρ中で30分間 室温にてインキュベートしたニブラスミドDNA 200μg  (=73pM )NaCρ15mmol クエン酸三ナトリウム3 、5 mmo120%DMS○ 水で満たし1ミリリツトルにした。
胚の培養は、24℃において12時間光周期で600ルクス(lux)下に行っ た。それらを、ホルモンを加えていない固+UMS培地のフィルター上に置いた [ムラシゲら(Murashige and Skoog)、 Plant P hysiol、 15(1962)、 473−497コ。培養の約3日後に、 得られた胚を遺伝子発現に関して調査した。
種子中の胚に関する実験 単離胚とは別個に、小麦種子の胚もDNAで処理した。これに関し、まず果皮を 注意深く剥脱して胚を非被覆化し、次いで上記のインキ二ベート緩衝液2−3μ gで湿らせた。その直後か、または乾燥させた後、このようにして処置した種子 を、湿らせた濾紙上で培養して一時的発現を試験するか、または土壌上に散布し て安定な形質転換を試験した。後者は多重ポットラック(mulHpot ra eks)[96ポツト]中に入れ、ホイルで被覆し、温室で24°Cに4日間保 持した。その際、ふるいにかけた土壌をかぶせた。
酵素試験方法 NPT試験[レイス(Reiss)ら、Gene 30(1984)、 211 −218 :シュレイアー(Schreier)ら、EMBOJ、 4(198 5)、 25−32 ;これらの変法]試験毎に100μCi[”Pγ−prp 3を使用し、試験操作法に若干の変化を加えてN P T試験を行った。発芽し た胚を、水上、抽出緩衝液(62,5m+IIolのトリス−HCQ pH6, 8および5%β−メルカプトエタノール)2IR中において、モーターで粉砕し た。
次いで、得られたホモジネートを100,0OOXyで60分間遠心し、50% (NH,)、So、でNPTnを上清から沈澱させた(9000 X9.4°C 115分間)。硫酸アンモニウムを使用すれば、30%以上でNPTIIを沈澱 させることができる。約45%では、上清中にはNPTnはもはや見いだせなく なる。タンパク質沈澱物を抽出緩衝液250μQで注意して洗浄し、次いで緩衝 液(62,5m1Ilol )リス−HCQ pH6,8,5%β−メルカプト エタノール、10%グリセリン、および0.025%ブロモフェノールブルー) 50μaに溶解した。
実施例は本発明を説明するものである。
夫奥廻ユ 単離小麦胚の一時的発現 15mmolNaC4および1 、5 mmo+クエン酸三ナトリウム1ミリリ ットル当たり乾燥小麦胚151g、およびDNA100μg(すべて、前もって 3日間培養しておいた)をインキュベートした後、まず、時々にしか起こらない NPTnシグナルを得た。実験の目的は、それが人工産物でないことを示すこと にあった。
一連の実験では、DNA?8液(15mmolNaCI2.1.5mmolクエ ン酸三ナトリウム、1ミリリツトル当たりプラスミドDNA100μg)中で、 種々の11(15,50,100,200,300,400mg)の胚を膨潤さ せ、次いで培養した。2つの試料について、その胚量から規則的かつ再現性よく 起こるであろう以後のNPTIIシグナルが起こることを示すことを目的とした 。胚200.300および400xgにおいて2つのシグナルが検出された。し かし、200mgのシグナルはむしろ非常に弱かったので、以後の実験の初期胚 量は300xgに増加させた。
第1a図は、DNAで処置していない抽出胚(トラック2)と比較した、DNA −処置胚(3つの試料ニドランク3から5)を用いた実験の結果を示すものであ る。
次いで、乾燥胚がDNAの組込みに必須であるか否かを調査した。
DNA組込みの工程を説明する為に、簡単な実験が計画された。前述のように、 最初の30分間に胚300+gをDNAで処置したが、以後の30分間はDNA 不含溶液で処置した。別の胚300mgを反対の方法で処置した。まず、DNA 不含溶液と共に、次いでDNA含有溶液と共にインキユベートした。得られた結 果(2つの試料)を第2図に示す。乾燥した胚のみが、DNAを取り込むことが でき、培養後にそれを発現することができる。さらに、DNAの組込みは、膨潤 の最初30分以内で起こる。次の実験により、最初の3分以内で起こるDNA組 込みが最も顕著であり、次いで徐々に減少し、15分後には実質的に完了するこ とが示された。
次に実施した実験は、どれ程発現が増強されるかを観察するものである。その当 時、選択した開始条件が最適かどうかは、まだ不明であった。以下の実験によっ て、この問題を解決し、発現システムを一般に改良した;最初、DMS○を試験 した。DMSO濃度が高(なればなる程(20%まで)、発現の増大が高くなっ た(第3図)。DMSO濃度を30%またはそれ以上にした場合、生型11Or eshweight)は減少する。したがって、NPTHの発現は減少する。こ の結果に基づき、上述のD N 、A溶液(15mmolNaCff、1 、5  +nmolクエン酸三ナトリウム、1ミリリツトル当たりプラスミドDNA1 00μg)を以下のように改変した: 15+nmolNaC12,1、5mm olクエン酸三ナトリウム、20%DMS○、1ミリリツトル当たりプラスミド DNA100μg0種々の量の胚を用いた新しい系列の実験により、使用した胚 30xgまでで、NPTIIシグナルの再現性が認められ、150および300 mgでは比較的強いシグナルが認められた(第3図、上段)。したがって、胚の 量を150xgにまで減少させた。
これらの改変パラメーターを使用し、最大のN P T n発現が得られるであ ろうDNA濃度についての研究を続行した。インキュベート調製物(胚150z g、プラスミドDNA%  15mII+olNaCI2s  1 。
5ff1mo+クエン酸三ナトリウム、20%DMSO)0.5mρ当たりプラ スミド25.50.100、および200μg間の比較により、0.5蛙当たり DNA 100および200μgで最大発現が起こることを確認した(第3図) 。したがって、0.5RQ当たり100μgのプラスミドDNA (または1祿 当たり200μg)を使用することが、このパラメーターでは最適である。
したがって、最適なインキュベート調製は、乾燥小麦胚150xg プラスミドDNA100μg  (36,5mmol)NaCC15μg クエン酸三ナトリウム1 、5 mmo120%DMSO 水を充填して0.5ミリリツトルとすることを特徴とするものである。
胚をこのインキュベート緩衝液と共にインキュベートする場合、NPTnは培養 後24時間足らずで確実に検出することができる。
24.48、および72時間の時点の培養により、NPTII活性の連続した増 加が認められた。
実施例2 種子中の小麦胚における一時的発現 本実験では、剥脱によって胚を非被覆化した小麦胚を使用した。
小麦の種子をDNAで処置しく既述のように、最適条件下で)、3日間発芽させ た。次いで、ソードリンゲスを単離し、NPTn活性について検査した。単離処 置胚と同様に、ここでもNPTII活性が検出された。これにより、片方の処置 を行った胚でさえもDNAを取り込み、発現することができることが判明した。
寒旌ガ洛 穀類胚の一時的発現 夏小麦胚について確立された方法によって、冬小麦、夏大麦、冬大麦、ライ麦、 エンバク、メイズ、および穀実用モロコンの胚についても一時的発現を検出した 。
実施例4 マメ科植物の胚の一時的発現 エンドウ、インゲンマメ、およびンラマメ由来の胚300xgを、小麦胚の場合 と同じ方法によってDNAと共にインキュベートした。
培養3日後に、NPTn活性を検出した。
寒黴豊五 星憲2p旦掃 土壌中における剥脱種子の培養 10個の小麦種子を、「材料および方法」で記載したように剥脱し、その剥脱部 位に水2μρを適用した。次いで、これらを標準の土壌/砂(10/1)(以下 、「土壌」と呼ぶ)上に置き、発芽させた。試験試料は非処置の種子であった。
剥脱した材料は試験試料よりも早く発芽した。しかし、3日後には、後者はより 速く成長した。
さらに観察すると、剥脱した胚の幾つかは子葉鞘、根鞘および組織下にまで障害 を受けていることが分かった。さらに、発芽していないことが観察され、これは おそらくごの障害が原因である。しかし、剥脱した種子からは、強い胚盤葉を有 する全部で8個のソードリンゲスが得られた。
次の実験は、DNA−処置した剥脱種子96個、および96個の非処置試験種子 をそれぞれ含有する多重ポットラックを使用して行った。24℃の温室中、石英 砂をかけた土壌でそれらの種子を培養し、3週間経過時点で、発芽したのは、D  N A処置植物がたったの21個であったのに対し、対照種子は83個であっ た。これは、約23%の成功率を意味する(第3表)。
さらに実験を行い、288個の剥脱し、DNA処置した種子を、それぞれ土壌巾 約1から2cmの深さに挿入するか、土壌上に置き、ふるいにかけた土壌をかけ るか、または土壌上に散布した。次いで、それらをプラスチ、りのホイルで覆い 、再びふるいにかけた土壌で覆った。3週間後に得られた結果も第3表に示す。
最も高い発芽率である63%が、ホイルで覆った種子で観察された。この結果に 鑑み、その後の実験では、剥脱し、処置した種子を土壌上に散布し、最初の4日 間、ホイルで被覆した。次いで、これらをふるいにかけた土壌で覆った。
散布した種子  発芽した種子 発芽率  変化パラメーターの数       の数 96      22    23%   石英被覆試験、96      8 3    86%   石英被覆28111      49    17%    土壌上土壌中1−2cx。
288      71    25%   ふるいにかけた土壌で覆う。
288      181    63%   土壌上、4日間ホイルで被覆し 、次いでふる いにかけた土壌で覆う。
11000個の散布した、剥脱しかつDNA処置した種子のうち、約4300の 植物が成長し、種子成熟した。収穫した種子を、マーカー遺伝子(たとえば、N PTI[を介したカナマインン耐性)にしたがった選択条件下で発芽させ、生存 している植物を、マーカー遺伝子の遺伝子産物および付加したDNAの存在の両 方に関して調査した。
Fig、  2 F工GtJR3 F工9.4A 平成 1年11月22日

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.DNAまたはRNAの形態にある外来性遺伝情報の受容システムとしての有 用植物の非被覆成熟胚。
  2. 2.DNAまたはRNAの形態にある導入された外来性遺伝情報の内容を含有す る有用植物の非被覆成熟胚。
  3. 3.単離されている請求項2に記載の胚。
  4. 4.非被覆化されている請求項2に記載の胚。
  5. 5.外来性遺伝情報がDNAの形態にあり、それがゲノムに組み込まれるもので ある請求項2から請求項4までのいずれかに記載の胚。
  6. 6.外来性遺伝情報が植物に広がるが、ゲノムには組み込まれないDNAまたは RNAの形態にあるものである請求項2から請求項5までのいずれかに記載の胚 。
  7. 7.胚がDNAまたはRNAの形態にある外来性遺伝情報を受け入れるが、その 発芽能を実質的に傷付けないような態様によって、胚を含有する種子の胚領域に おける種皮を除去することを特徴とする請求項1に記載の胚の製造方法。
  8. 8.有用な植物の露出成熟胚を、DNAまたはRNAの形態にある遺伝情報の水 溶液で処置することを特徴とする請求項2から請求項6までのいずれかに記載の 胚の製造方法。
  9. 9.胚の水分含量が20重量%を越えない請求項8に記載の方法。
  10. 10.水溶液のpH値が3から約11である請求項8または請求項9に記載の方 法。
  11. 11.遺伝子導入した有用植物を再生し、培養するための請求項2から請求項6 までのいずれかに記載の胚の使用。
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