JPH02502752A - 除湿器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

［発明の名称］ 除湿器 ［技術分野］ 本発明は、除湿器に関するもので、特に、下部の三面以上の側面から湿った空気 を吸込み、除湿された空気を下面の上方向へ排出し、空気が対流循環されるよう にする円錐形または多角形の除湿効果を向上させた除湿器に関するものである。 ［従来技術］ 一般的に除湿器は、室内の湿った空気を吸込み、冷却された蒸発機の表面に接触 させて空気中の水分を水滴にし、除湿された空気がコンデンサーを通じて室温近 くの加熱乾燥された状態で室内へ供給するようになっている。このような作動を 誘導するためには、通常、商品名フレオンＲ−１２を使用する冷凍サイクルを応 用している。 このような従来の冷凍サイクルを利用する除湿器は、日本公。 開実用新案公報第昭５５−５６３３４号に記載されており、第１図に図示した装 置と類似した構造で構成されている。 つまり、第１図に図示したように、蒸発機３、コンデンサー４と循環ファンモー タ５が水平に配列され、これによって、湿った空気は後面又は前面において吸込 み、前面又は他側面に排出させるようになっている。 こうして、第１図の従来における装置においては、空気が吸込まれる吸込みグリ ル６が、壁面とか家具等に密着されている場合、空気の吸込み効率が顕著に減少 するために、除湿効率が劣り、・排出グリル７を通じて排出される乾燥空気の排 出が水平方向になされるので、高温多湿な地域において排出される高温空気が人 体に直接接触されるため、人に不快感を与えるのみならず、場合によっては、木 材家具等が乾燥した状態の排出空気に直接接触されるとともに、部分的に亀裂や 捩れ等が発生することがあった。さらに、排出された高温乾燥状態の空気循環は 、水平に排出されるとともに上昇し、乾燥空気と湿った空気が混ってしまうため に除湿効果が低下されるなど、種々の欠点があった。同様に、日本公開特許公報 第昭５５−５６３３４号においても、空気循環過程において乾燥空気と湿った空 気が除湿器より所定距離外において混合してしまう欠点があった。 このような点を勘案すると、除湿効率を高めるにあたっては、エネルギー効率の 問題を解決しなければならないことは勿論であるが、特に、商品を取り扱う店舗 、工場等のように密閉された室内においては、室内に居る人達をいかに快適にす るかについて相当なる注意が要求されてきたのである。 密閉された空間における空気循環は低い地域における温度を上昇させ、速い時間 内に全体空間における暑い空気が冷い空気の上に上昇し、屋根近くに集合してし まう結果となった。 したがって、密閉された空間が全体的に均一な温度を維持することができなかっ たのである。 このような問題を解決するために、米国特許第４，３４７゜７８２号の再循環器 は、空気の速度と循環器空気出口よりの流出空気の方向を調整する方式であり、 冬には床近くにおける空気温度を上昇させるべく空気を再循環させ、夏には床上 に立っている人の上方に空気が送風する構成とし、室内温度を調整するようにし ている。 ファン組み立て体は、空気を混入するよう底部近くを開放させた単一のダクト型 ハウジング内に設置され、このダクト型ハウジングは、その出口フード？こ形成 した開口よりの空気の流れが、冬又は夏に調整され得るようにハウジング上に重 ねて挿入され調整されるようにした出口フードが覆われている。 ここで、空気再循環を空気対流によって達成してこそ密閉された室内の全ての空 気が等しく分布し、再循環器はダクト型ハウジングによって構成するのが効果的 であるという知見を得た。 したがって、本発明の目的は、ダクト型ハウジングを採用し、湿った空気を底部 より収納し、上部に乾燥した空気を排出して高温の熱が先に天井、又は、窓を通 じて発熱されるようにすることにより、室内の温度の上昇を最大限に抑制する除 湿器を提供することにある。 本発明の他の目的は、除湿器の効果的な冷凍サイクルを実現するために、蒸発機 とコンデンサーおよびファンモータを直立配列した除湿器を提供することにある 。 さらに、本発明の他の目的は、冷凍サイクルの効率を高めるための新たな円錐螺 線型の構造からなる蒸発機を具備した除湿器を提供することにある。

【発明の開示】

このために本発明は、円型、又は鈍角の多面とされ、湿った空気を吸込むようそ の中間高さより下向に延長して水受は部まで形成した吸込み部と、乾燥した空気 を排出するようにその上部に覆われるキャップ部分上に形成した排出部からなる キャビネットと、ハウジング内の下部に、何れか一つの位置に向かって傾斜して 設置し、傾斜になった位置に孔を形成した水受は部の下に水回収バケツと圧縮機 等を適当に配列した下部構造と、上記空気吸込み部の真上に設置される円錐形構 造の蒸発機部と、上記蒸発機に隣接してハウジング内上部に設置されるコンデン サ一部と、上記コンデンサ一部上の乾燥空気排出部を有するキャップ部下端近く に設置されるファンモータ組み立て部を具備し、さらに、上記蒸発機部コンデン サ一部と、ファンモータ組み立て体部等が一直線の垂直に設置されると同時に、 上記蒸発機部の蒸発機が上記より下部に狭くなるようコイル形状に巻かれる形態 の円錐形で構成したしたことを特徴とする。 したがって、本発明は、吸込み部からの湿った空気は、ファンモータの作動によ り蒸発機とコンデンサーを経由して、上部キャップ部の排出部に排出されるので 、密閉空間における空気対流を起す。 一側上方向へ室内温度近くの乾燥した空気を排出するので、対流現象により排出 された高温の熱は天井又は窓を通じて先に放熱され、室内の温度が昇るのを最大 限に抑制する。また、空気吸込みと吐出方向が異るので、乾燥した空気が多湿な 空気と混わるのを最大限に抑制することができ、しがも、空気と直接接触するこ とによる不快感がなく、木材家具等の変形を避けることができるのである。 特に、蒸発機をコイル型の円錐螺線型で構成することにより、通常の螺線型蒸発 機より除湿効率を上昇させることができる。 除湿器において螺線型蒸発機をそのまま使用する場合には蒸発機が水平の形状を 維持するので、蒸発様表面に溜る水滴は、一定の重量に到達されるまでそのまま 蒸発機に付着されており、この水滴は一種の断熱材の役割を果たし、蒸発機と湿 った空気間の熱交換を妨害するようになり、除湿効率を減少させることがある。 しかしながら、円錐螺線型のコイル形態に築造した蒸発機は下向へ傾斜する円錐 傾斜面を形成するので、蒸発機に溜る水滴は円錐傾斜面をったって流れ、円錐端 部より容易に落水するため水滴による断熱効果を減少させ、除湿効率を高めるこ とができる利点がある。 ［図面の簡単な説明］ 本発明を添付図面に基づいて記述すれば次のとおりである。 第１図は、従来の技術により築造された除湿器の概略構造を示した図面、第２図 は、本発明の内部構造を鎖線にて示した全体斜示図、第３図は本発明の全体構造 を示した側断面図、第４図は、本発明のキャップ部に形成した排出口の一実施例 を示した図面、第５図は、本発明の作用原理を説明するための概略図である。

【発明を実施するための最良の形態】

図面に図示されたように、本発明は圧縮機２、蒸発機３、コンデンサー４、循環 ファンモータ５を具備して構成された除湿器ｌに関するものである。除湿器ｌの 胴体１ａ又はキャビネットは、円筒形または鈍角で交叉する多面体状とすること ができる。 このキャビネット１ａの中間より下向に、以後詳細に記述される除湿水回収バケ ツ９上部近くまで、外周面には３／４以上にわたって吸込み口になるグリル６が 形成され、上部のキャップ部には、上方向へ乾燥空気を排出する排出グリル７が 形成されている。キャビネット、又は、胴体１２Ｌ内部には、グリル６の真下に ドレイン板８が所定手段によって結合される。このドレイン板８には、いずれか 一つの一側の所定の編心部位を設定して、除湿の際発生する水を通過させる孔１ ２が形成され、このドレイン板８周辺部より孔Ｉ２に向って傾斜面が形成されて いる。ドレイン板８下部には、圧縮機２と除湿水の水受はバケツ９が適当に配列 されるが、除湿水バケツ９は胴体１ａ外部に回収されるか収納される構造になっ ている。また、蒸発器３は、吸込みグリル６の上部近くに下部が一致するよう、 その上部が固定ブラケット等により支持される状態に装着されるが、上部が胴体 １λの直径と同一であり、順次に下向配列されるように３段以上のコイル形態に 巻回され、円錐形状に構成されている。 また、この蒸発器３上には、毛細管ｌと４方向切換えバルブ（図示省略）等が固 定され、螺線状のコンデンサー４がブラケット等によって固定されている。 ファン組み立て体は、ファン７とモータ５等によって構成され、コンデンサー４ 上の上部キャップのグリル７下部近くに隣接して固定ブラケット等で適切に固定 される。 ここで、注目されることは、蒸発器３、コンデンサー４とファン組み立て体部の ファンＩｔと、モータ５等が一直線状の垂直に配列されることにある。 このように構成された本考案の作用効果を詳細に説明すれば次の通りである。 圧縮機２において圧縮された冷媒は螺線形コンデンサー４において凝縮され液化 されるとともに、発熱し、毛細管ｌＯを通じて蒸発器３より蒸発し、空気中の水 分を凝結させた後、再び圧縮機２に循環するように構成されている。つまり、圧 縮−凝縮一膨張一蒸発一圧縮によって構成された冷凍サイクル（ＣＹＣｌ　ｅ） を利用する除湿器ｌにおいて、図面第１図および第２図に図示されたように、胴 体１ａを円筒形に構成し、中間外周面には四方の側面において、湿った空気を混 入できるよう吸込みグリル６を上部では乾燥された空気を排出させることができ るよう排出グリル７を夫々形成し、胴体１ａ内側では毛細管ＩＯに連結されたコ ンデンサー４と、蒸発機３を垂直に配置した構造であるため、使用者が、本考案 が適用された除湿器Ｉを稼動させれば、循環ファンモータ５が作動されるととも に、ファン１１によって室内の湿った空気が胴体１ａの中間部位の外周上（四方 ）に形成されている吸込みグリル６を通じて円滑に吸込まれ、低温状態の蒸発機 ３と、高温状態のコンデンサー４を通過しながら、吸込まれた湿った空気の温度 と蒸発４１１３の表面温度との温度差によって蒸発機３において露が溜り水滴と して凝結され、ドレイン板８に形成された排出口１２を通じて下部に位置された 水受け９に落水される。この時、除湿作用で乾燥された空気は、コンデンサー４ の温度を吸収し、胴体！ａ上部に形成された排出グリル７を通じて排出されるの で、高温で乾燥した排出空気が重く多湿な空気と混合されことが最大限に抑制さ れ、室内の空気循環が円滑に行われる。 すなわち、下部より吸込まれた空気は、第５図に図示されたように、室内温度近 くの高温乾燥した空気を上向きに排出するので、先ず、天井や窓等において放熱 させるのみならず、対流ここで、蒸発機３の形状が円錐螺線形に構成されている ために、四方に形成された吸込みグリル６を通じて吸込まれる空気が衝突する構 造であるので、従来、空気が蒸発機をかすめて行きながら冷却される方式より、 多量の空気を冷却させることができるのみならず、空気と蒸発機との接触面積を 高める効果をもたらすため、露滴りを効率的に誘導して熱交換の効率を向上させ ることができる。 以上のように、本発明は除湿器ｌの形状を円筒形または鈍角の多面で構成し、空 気の吸込みが３方向以上の側面において行われるように構成するとともに、除湿 された空気の排出を上の方向に行うことにより、除湿器ｌが壁面や家具等に密着 設置された場合においても、吸込み効率が減少するのを防止することができ、除 湿器ｌの位置設定が容易であり、さらに、排出空気が室内の天井や窓を通じて放 熱されるので、高温の排出空気と接触することにより、人に不快感を与えること がなく、しかも木材家具の変形を避けることができるし、さらに、室内温度の上 昇を抑制して温度を一定に維持することができるのである。 したがって、本発明は周辺のどのような位置においても最大限の除湿効果を得る ことができるのである。 なお、除湿器ｌの胴体１ａ形状は、円筒形だけでなく、３角柱形、４角柱形・・ ・ｎ角柱形（ｎ≧３）以上に形成することもできる。 国際調査報告

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．冷凍サイクルを利用する除湿器において、円形または鈍角で交叉する多面体 状とされ、湿気な空気を吸入するようにその中間高さ近くで下向へ延長して水受 け部まで形成した吸入部と、乾燥した空気を排出するようその上部に覆われるキ ャップ部分上に形成した排出部で構成されたキャビネット部又は胴体部と、ハウ ジング内の排出グリルに隣接して固定され、所定の編心部に孔を形成し、この孔 に向って傾斜部を形成したドレイン部と、このドレイン部位に設置される円錐型 構造の蒸発機部と、上記蒸発機部に隣接してその上部に設置される螺線形状の凝 縮器部と、上記凝縮器部位の乾燥空気排出部を有するキャップ部の下端近くに設 置されるフアンモータ組み立て部を具備して構成され、上記蒸発機部、凝縮器部 とファンモータ組み立て部等が一直線の垂直にて設置された除湿器。
2. ２．上部が、上記胴体部の周直径と同一であり下向に直径が漸次狭くなりながら 、３段以上のコイル形状に巻かれるように構成することにより、円錐形状に構成 した蒸発機を具備することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の除湿器。
3. ３．冷凍サイクルを利用した除湿器において、ファンモータの作動により、吸込 部よりの湿った空気が蒸発機と応縮機を経由して、上部排出部に排出することに より密閉空間における空気対流を発生させるように構成した除湿器。
4. ４．吸込部の吸込みグリルが胴体まわりの半分以上に亘って形成したことを特徴 とする特許請求の範囲第１項又は第３項記載の除湿器。