JPH02502435A - 人体または動物の組織分離用装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 人体または動物の組織分離用装置 人体または動物の組織分離用装置は、下位の解剖学的要素を露出して手術野を生 じるものでなければならない。

このような隠れたａ織を露出する装置はミクロ外科、特に眼の手術に際して、ま たは眼の機能検査に際してＨ効である。この装置は、この装置自体によって加え られる力量外の力を加える事なく、皮膚の切開縁を相互に離間状態に保持する事 ができる。

現在、眼瞼を相互に離間しまた１ｌＩｉ！瞼を眼球から離間状態に保持する多数 の装置が公知である。特に米国特許第４．０３７，５８９号に記載の装置はその 一例である。

この装ばは非常に初歩的であって、金属リングのみから成り、このリングの凹形 末端が眼瞼を離間する事ができる。この装置の公知の他の実施例は米国特許第１ ．７０６，５００号に記載されているが、この装置も初歩的であって、スプーン 部材が眼瞼に対してよく合致せず、また手術に際してアーム部材の共面動作が眼 瞼の所望の持ち上げを生じない。これらのすべての装置は手術の安全性に関する 文献中に記載され、その分析が外科そのものの進歩の条件である。この分析は、 外科医の使用する器具、特に眼の手術の予備行動としての眼瞼離間器具を徹底的 に研究するにある。二の外科分野のすべての基本的器具がＥＹＥ　５ＬＩＲＧＥ ＲＹ、ｌＣｅｏｒｇ　Ｅｌｓｎｅｒ　Ｖｅｒｌａｇ、１９８０に詳細に記述され ている。特にその７３−７８頁に、前記の用途の装置の有しなければならない機 械的特性についての記述がある。さらに詳しくは、この文献には、眼球は眼瞼の 縁にも離間用装置にも接触してはならないと記載されている。ところが現存のす べての装置は前記のような多くの欠点を示す。従って本発明の目的は、一端にお いてスプーンを有し他端がケーシングに連結された２本のアームを有する人体ま たは動物の組織離間用装置において、前記スプーンは眼瞼円と眼球曲率とに適合 する２つの曲率を有するように成された組織離間用装置を提供する事によって前 記の欠点を避けるにある。以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明 する。

付図の第１図は本発明の眼瞼離間用装置を眼球手術に使用する状態を示す斜視図 、 第２図は本発明の装置のスプーン部材のケーシングとを示す詳細斜視図、 第３図はケーシングとその軸の詳細斜視図である。

第１図に図示のような本発明の装置においては、初期の目的を達成するための部 材はスプーン２、リボン７、アーム１、ケーシング３、軸６、ボール５、脚４か ら成る。この装置がコメカミ上に固着された時、上瞼と）瞼の自由縁がスプーン ２の凹部の中に係合するとこれらの上瞼と上瞼が相互にアームによって離間され て持ち上げられるように、これらすべての要素が相互に連結されている。他方、 これらのスプーン２は眼瞼の所望の上昇運動を成すようにアーム１の端部によっ て相互に可動的に枢着され、またこの上昇運動はスプーン２の外側面に接着剤に よって固定されて手術野を生じるリボン７によって保持される。この機構は外科 医の必要とする追加的眼瞼上昇を保証するものである。この装置の自立的特性の 故に、この装置を手術室中においても、また眼の機能検査の場合にも使用する事 ができる。特にこの装置は、着座した患者に対しても眼瞼の離間と持ち上げを実 施する事ができる。

この装置は、各アーム１の末端にケーシング２を備え、このケーシング２の中に バネ８が配置されている。このバネは、眼瞼またはその他の手術野の縁部を自動 的に離間する傾向を有し、他の外科医の助力を必要としない。

このようにして手術野は、外科医の行動の自由を妨げ組織への近接を困難にする 要素を全く含まない。

この装置は設定された時、スプーン２とアーム１との枢着関係の故に眼球に対す る眼瞼の上昇状態を保証する。

このようにして眼瞼が過度の眼球内圧を生じないように眼瞼を眼球から離間する いわゆる安全眼瞼円が作られる。

これは特に眼球の局所麻酔の場合に有効である。二の局所麻酔は特に白内障の通 院手術に際してますます使用されている方法である。またスプーンの内部に挿通 されたリボンを使用する事ができるので、眼瞼の相互離間を増進する。接着性バ ンドまたは鉗子を使用する事により得られた状態を保持する事ができると共に、 装置の脚が両面接着テープによって眼窩のコメカミ側に接着されて装置を固定す る事ができる。

要約すれば、この装置は３特性を有する二自己保持性、自動離間性、および自動 持ち上げ性。

スプーン２は眼窩および眼瞼の形状に適合される。すなわち解剖学的に前額面お よび水平面において所要の曲率を有する。このスプーンは種々の寸法を冑する事 ができ、新生児から成人まで眼窩のあらゆる大きさに対応する。このスプーンは 他の装置と相違し連続面を有するので、手術器具または縫合糸と接触して伝染を 生じる恐れのあるマツプを隠蔽する。また眼瞼に対して圧力が均一に分布される ので、他の装置に見られる問題、すなわち上眼瞼の術後麻痺が避けられる。これ らのスプーンは細いリボンを通すためのみぞ穴を備え、これらのリボンが装置の 固定に役立つ。またこれらのスプーンはアームに枢着され、その持ち上げ機能を 調節する事ができる。

リボン７は所望の持ち上げ度を調節し保持すると同時に手術野の固定点を成して 、装置全体の安定性に役立つ。

アーム１は、ケーシング３の中に収容された緊張ノ〈ネ８の弾発力をスプーン２ に伝達する事ができる。アーム１とスプーン２は同一面の中において枢着されて いる。

バネ８は自動離間機能を保証する。−例として、０ＰＨＴＨＡＬ　ＭＩＣＳｔ！ ＲＧＥＲＹ　Ｖｏｌ　・１４．ｐｐ　・５７５−５７８．１９８３はｌ（ネ８の 力を決定するための数値を示している。

軸６とボール５は、それぞれ患者の解剖学的条件に適合するため装置に任意の位 置を取らせる事ができる。

外科医が眼窩の他の部分を露出する事ができるように、ケーシング３を軸６から 分離する事が可能である。

脚４の下側面は、患者のコメカミに対応する面に接召されるように両面接着テー プで被覆されている。接若面は最高固定状態を得るように選定される。

この装置は組織適合性を有する任意の素材で製造する事ができる。

結論として本発明の組織離間装置は公知の装置に対して下記の利点を有する。

１、　固定性。これは眼窩円を眼球から一定距離に保持するように手術野に対し て配置された３固定点によって達成される。

２、　適合性。この装置は、その脚の中に保持された軸の軸線の調節と、スプー ンの枢着部分の？ｌＬ２節とによって解剖学的角度に調節される。

３、　　この装置は、手術に際して使用される縫合糸をネジまたはピンが捕捉す る恐れのない輪郭を有する。

４、　眼瞼の離間は連続面を有するスプーンによって実施され、各スプーンはそ の前面にみぞ穴を有し、二のみぞ穴の中に２本の安全用リボンが挿通される。

５、　装置の対称性の故に、右眼、左眼にかかわらず装置を配置する事ができる 。

６、　　この装置は医学的プラスチック材料から射出成形できるように考案され ている。その利点は軽さにある。

さらにこの装置は射出成形によって量産する事ができるので、装置のコストを低 下させ使い捨てとすることができる。

７、　　この装置は磁性を有しない。

８、　　この装置は放射線透過性である。

帛　腔　ｔｌ　　香　餠　皆 国際調査報告 ＣＨＢεＤＤ２）７ Ｓ＾　　　２Ｓ）３４

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．一端においてスプーンを有し他端がケーシングに連結された２本のアームを 有する人体または動物の組織離間用装置において、前記スプーンは眼瞼円と眼球 曲率とに適合する２つの曲率を有する事を特徴とする組織離間用装置。
2. ２．前記スプーンは枢着手段によって前記アームに連結されている事を特徴とす る請求項１に記載の組織離間用装置。
3. ３．前記ケーシングはバネを格納する事を特徴とする請求項１または２のいずれ かに記載の組繊離間用装置。
4. ４．前記ケーシングは脚に連結された枢着軸を有する事を特徴とする請求項１乃 至３のいずれかに記載の組織離間用装置。
5. ５．脚の内側面は両面接着テープを備えることを特徴とする請求項４に記載の離 間用装置。