JPH02501312A - 熱硬化性の被覆体を製造するための水希釈可能な被覆組成物 - Google Patents
熱硬化性の被覆体を製造するための水希釈可能な被覆組成物Info
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- JPH02501312A JPH02501312A JP63500031A JP50003187A JPH02501312A JP H02501312 A JPH02501312 A JP H02501312A JP 63500031 A JP63500031 A JP 63500031A JP 50003187 A JP50003187 A JP 50003187A JP H02501312 A JPH02501312 A JP H02501312A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
熱硬化性の被覆体を製造するた
めの水希釈可能な被覆組成物
本発明は結合剤が少なくとも部分的に、エポキシ樹脂で変性された水希釈可能な
ポリエステルからなる、熱硬化性の被覆体を製造するだめの水希釈可能な被覆組
成物に関する。
自動車塗装ではまず下塗り塗料、その後に充填剤、および最後に上塗り塗料を塗
布するのが普通である。
大量塗装においてこの充填層は特に静電吹付は法を用いて塗布される。この静電
吹付は法を使用することにより他の吹付は法と比べて材料の著しい節約が達成さ
れ、このことはハイグレードのオートメーション化に結び付く。
大量塗装のためには充填材料が良好な塗布特性、すなわち特に静電吹付は法もし
くは静電によシ支持された吹付は法における良好な吹付は性、有利なレオロジー
特性、良好なスプレーミスト吸収および有利な乾燥特性を示すことが特に重要で
ある。
充jJI剤の課題は凹凸を完全に充填して被覆し、これにより後続の上塗り塗料
のための基面を均等にすることにある。基面構造および基体欠陥部をこのように
被覆することは充填層で大規模な研摩作業を実施するととなく行なわれなければ
ならない:すなわち、このことは充填材料が良好なレベリング特性を示す場合に
のみ満たすことのできる要求である。
光学的品質の他に、塗装の重要な機械−科学的特性、たとえば耐食性およびとシ
わけ石による衝撃およびその他の機械的作用に対する抵抗も、充填層の品質に極
めて決定的に依存している。
これまでは主として有機溶剤を主体とする焼付は塗料が充填材料として使用され
てきた。
塗料工業は経済的および生態学的理由から溶剤含有の充填材料を水希釈可能な焼
付は塗料に代えようと努力している。
ゆえに、本発明の課題は自動車大量塗装における使用に必要な塗布特性を示し、
かつ有機溶剤を含有する慣用の充填材料を用いて得られた被覆体と同様に良好か
、またはそれどころか前記被覆体よシも良好である特性を有する被覆体を提供す
る、熱硬化性の被覆体を製造するための水希釈可能な被覆組成物を開発すること
である。
この課題は本発明によれば結合剤が少なくとも部分的に、エポキシ樹脂変性され
た水希釈可能なポリエステルからなる、熱硬化性の被覆体を製造するための水希
釈可能な被覆組成物において、
(A)
(al)少なくとも6個のカルボキシル基を有する少なくとも1種のポリカルボ
ン酸もしくはこの酸の反応性誘導体および/または
(tL2)少なくとも1個のカルボキシル基を有する少なくとも1種のポリオー
ルおよび
(a3) 2個のカルボキシル基を有する少なくとも1種のポリカルボン酸もし
くはこの酸の反応性誘導体および
(a4)少なくとも1種のポリオールから、ただし使用された成分(al)、(
a2)、(a3)および(a4)の少なくとも10モルチ、有利に60〜70モ
ル% ((al) + (a2)+ (a3) + (at) =100モxチ
に対する)が少なくとも6個のC原子を有する少なくと2000よりも下、有利
VC500〜1500の平均分子量(数平均)、65〜240、有利に50〜1
20の酸価、56〜520.特に80〜200のOH数を有しかつ(aX)およ
び(a3)の全ての成分が少なくとも2個のカルボキシル基を介して縮合導入さ
れているポリエステルが合成されておシ、
(B)こうして得られたこのポリエステルが引き続きビスフェノール、特にビス
フェノールAt−主体とする170〜1000、有利に170〜500のエポキ
シド当量を有するエポキシ樹脂のポリエステル1分子あたり0.6〜1.5当量
、特に0.5〜1.0当量および/またはこのエポキシ樹脂の、1分子あたり少
なくとも1個のエポキシド基を有する誘導体と、実質的にはカルボキシル基だけ
がエポキシド基と反応するような反応条件下で反応されて、エポキシ樹脂変性さ
れたポリエステルに変えられており、このポリエステルが遊離カルボキシル基の
少なくとも一部を中和した後に水希釈可能な形で存在することにより、エポキシ
樹脂変性された水希釈可能なポリエステルが製造されていることを特徴とする、
水希釈可能な被覆組成物によって解決される。
本発明による被覆組成物に含まれている結合剤を製造する場合、成分(al)、
(aa)、(513)および(a、)の種類および量は使用される成分(al)
、(aa)、(aa)および(a、)の少なくとも10モルチ、有利に60〜7
0%((al) 十(aa)+ (aa)+ (aa)=100モAチに対する
〕が少なくとも6個のC原子を有する少なく環式
とも1個の(〜V〜〜)脂肪族構造要素を有し、かつ一般に公知の合成原理によ
り成分(am)および/または(aa)、(aa)および(a、)から、200
0よりも下、有利に500〜1500の平均分子量(数平均)、65〜240、
有利に50〜120の酸価、56〜620、特に80〜200のOH数を有して
、(al)および(aa)の全ての成分が少なくとも2個のカルボキシル基を介
して導入縮合されているポリエステルを合成することができるように選択される
べきである。
ポリエステルのカルボキシル基は成分(al)および/または(aa)により供
給される。このポリエステルはカルボキシル基供与体(aX)ないしは(aa)
を単独で使用するか、またはこれらの成分(al)と(aa)とからなる混合物
を使用して構成することができる。
成分(al)としては上記の要求を考慮して、原則的にはポリエステルの製造に
適した、少なくとも6個のカルボキシル基を有するそれぞれのポリカルボン酸な
いしは反応性誘導体(たとえば無水物、エステルまたはハロビン化物)またはこ
のような酸ないしは酸誘導体の混合物を使用することができる。例としてはトリ
メリット酸、トリメシン酸(1,3,5−ペンゾールトリカルボン醗)、ピロメ
リット酸および三量体脂肪Wtが挙げられる。
成分(aa)としては上記の要求を考慮して、原則的、−にはポリエステルの製
造に適した、カルボキシル基を有するそれぞれのポリオールないしはこのような
ボリルオールの混合物を使用することができ、ただしこの場合にポリオールとは
少なくとも2個のヒドロキシル基を有する有機化合物を′X床する。ゾメチロー
ル7″aピオン酸を(aa)成分として使用すると有利である。
成分(aa)としては上記の要求を考慮して、原則的にはポリエステルの製造に
適した、2個のカルボキシル基を有するそれぞれのポリカルボン酸ないしは反応
性誘導体(たとえば無水物、エステ/I−またはハロビン化物)またはこのよう
なI!!ないしは酸誘導体の混合物を使用することができる。適当な酸の例とし
ては、7タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、フマル酸、マレイン酸、エンド
メチレンテトラヒドロフタル酸、コハク酸、アジピン酸、コルク酸、アセライン
酸、セパシン酸および二量体脂肪酸が挙げられる。フタル酸、イソフタル酸、ア
ジピン酸を使用すると有利である。
成分(&4)としては上記の要求を考慮して、原則的にはポリエステルの製造に
適した各ポリオールないしはポリオールの混合物を使用することができ、ただし
この場合にポリオールとは少なくとも2個のヒドロキシル基を有する有機化合物
を意味する。適当なポリオールはたとえばエチレングリコール、プロパンジオー
ル、ブタンジオール、ベンタンジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサンジ
オール、ジエチレングリコール、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリトリット、ジペンタエリトリット、ヒドロキシピバ
リン酸ネオペンチルグリコールエステル、2−メチル−2−プロピル−プロパン
ジオール−1,3,2,2,4−)リメチルペンタンジオール−1,3および2
,2.5−)リメチルヘキサンージオール−1,6である。ネオペンチルグリコ
ール、ヘキサンジオール−1,6およびヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリ
コールエステルを使用すると有利である。
成分(al)および/または(aa)、(aa)および(a4)から製造された
、上記の特性データを有するポリエステルは170〜1000、有利に170〜
500のエポキシド当量を有する、ビスフェノール、特にビスフェノールAを主
体とするエポキシ樹脂のポリエステル1分子につき0.3〜1.5当量、特に0
.5〜1.0当量および/またはこのエポキシ樹脂の、1分子あたり少なくとも
1個のエポキシド基を有する誘導体と、実質的にはカルボキシル基だけがエポキ
シド基と反応するような反応条件下で反応されて、本発明によるエポキシド樹脂
変性されたポリエステルに変えられ、このポリエステルは遊離カルざキシル基の
少なくとも一部を中和した後に、水希釈可能な形で存在する。
ビスフェノール、特にビスフェノールAを主体トスるエポキシ樹脂は一般にビス
フェノールとエビクロロヒドリンとの反応生成物である。これらのエポキシ樹脂
は170〜10001.有利に170〜500のエポキシド当量を有し、かつ1
分子あたり好ましくは平均1〜2個、特に有利には2個のエポキシド基t−有し
なければならない。
これらのエポキシ樹脂の、1分子あたシ少なくとも1個のエポキシド基を有する
誘導体を使用することもできる。適当な誘導体として社上記のエポキシ樹脂と、
(環式)脂肪族モノ−またはポリカルボン酸、特に少なくとも6個のC原子を有
する(環式)脂肪族構造要要を有するモノ−1たけポリカルボン酸とからなる、
1分子あたり少なくとも1個のエポキシド基を有する反応生成物を使用すること
もできる。これらの誘導体は、上述のエポキシ樹脂をたとえば重合体、特に二量
体の脂肪酸、アジピン酸、アゼライン酸、ドデカンジカルボン酸、長鎖のモノカ
ルボン酸、テトラヒドロ7タル酸またはへキサヒドロフタル酸と反応させて、1
分子あたりなお少なくとも1個のエポキシド基を有する反応生成物が生じるよう
にすることにより製造することができる。
籍に有利な水希釈可能な被覆組成物は、工程(A)で合成されたポリエステルが
170〜1ooo、有利に170〜500のエポキシド当tt有する、ビスフェ
ノール、特にビスフェノールAを主体とするエポキシ樹脂と、少なくとも18@
のC原子を有する(環式)脂肪族構造要素を有する(環式)脂肪腰上ノーまたは
ポリカルボン酸、好ましくは重合体、特に二量体の脂肪酸とからなる、1分子あ
たり少なくとも1個のエポキシド基を有する反応生成物のポリエステル1分子に
つき0.3〜1.5当量、特に0.5〜1゜0当量と反応されている場合に得ら
れる。
工程(A)で合成されたポリエステルと、エポキシ樹脂ないしはエポキシ樹脂誘
導体との間で行なわれる反応は、実質的にはポリエステルのカルボキシル基だけ
がエポキシ樹脂のエポキシド基と反応され、競争反ムたとえばヒドロキシル基と
の反応がたんに二義的な程適当な反応条件はたとえば225〜180℃、特に8
0〜160℃の反応温度である。この反応は不活性溶剤中か、または塊状で実施
することができ、有利には塩基性触媒、たとえば第三級アミンにより接触される
。
本発明によるエポキシ樹脂変性されたポリエステルに含まれているカルボキシル
基の少なくとも一部を塩基性化合物、たとえばアンモニア、脂肪族第二級および
第三級アミン、たとえばシイソゲロバノールアミン、ジメチル−およびジエチル
アミノエタノールならびにトリメチル−、トリエチル−およびトリプロピルアミ
ン、特に第三級アミンで中和した後に、本発明によるエポキシ樹脂変性されたポ
リエステルは水希釈可能な形で存在する。
本発明による被覆組成物を製造するためには、本発明によるエポキシ樹脂変性さ
nたポリエステル、架橋剤(たとえばアミン樹脂、殊にヘキサメトキシメチルメ
ラミンタイプのアミノ樹脂、尿素樹脂、水希釈可能なエポキシ樹脂等)、場合に
よシ他の結合剤、顔料、光横剤および他の常用の添加剤を処理して、水希釈可能
な被覆組成物にする。
本発明による水希釈可能な被覆組成物は水と共に、少量の溶剤を希釈剤として含
有することもできる。
本発明によるポリエステルの大きな利点は、その他の塗料成分、殊に架橋剤およ
び、被覆組成物に場合によっては含まれている他の結合剤との良好な相溶性であ
る。
有利な1構成において、本発明による被覆組成物は本発明によるポリエステルを
単独の結合剤として含有する:この構成は、本発明によるポリエステルをそのす
ぐれた顔料湿潤特性に基づきJll擦樹脂(Re1bharz )として使用す
ることもできることによシ可能となる。
本発明による被覆組成物は空気湿度値が変動する場合でもすぐれた塗装特性を示
し、かつ大量塗装における使用に好適である。本発明による被覆組成物はとりわ
け静電吹付は法ないしは静電により支持された吹付は法を用いて良好に処理する
ことができ、有利なレオロジー的特性、良好なスプレーミスト吸収、良好なレベ
リング特性、有利な乾燥特性およびpvcに対する良好な湿潤特性を示す。
本発明による被覆組成物を用いて得られた焼付は可能な層は良好な耐食性と共に
、公知の系と比較して減少した黄変傾向および最適な中間付着特性を示す。これ
らの焼付は可能な層は下塗り塗料層ないしは上塗り塗料層と協働して、極めて良
好な上塗り塗料状態および(極めて高い温度および極めて低い温度でも)石によ
る衝撃および他の機械的作用に対するすぐれた抵抗を有する塗装を生ぜしめる。
本発明による被覆組成物の使用可能性は自動車塗装だけに制限されるものではな
い。これらの被覆組成物は任意の別の基体を単層または多層被覆するために使用
することができる。適当な基体はたとえばセラミックス、ガラス、コンクリート
、グラスチック、特に金属、たとえば鉄、亜鉛、銅、アルミニウム、鋼等からな
ることができる。
本発明による被覆組成物を用いると、特に高い光沢を有する被覆体を得ることが
できる。
さらに本発明による被覆組成物は、場合によっては前処理された基体に申し分な
く付着して、機械的作用および有機溶剤に対する極めて良好な抵抗値を有する被
覆体を提供する。
本発明を次の実施例で詳説する。部およびチに関する全ての値は別記しない限り
重量値である。
ヘキサンジオール−1、6442,49および工業用重合体脂肪酸(二量体含量
少なくとも80重量%、三童体含量高くとも20重量%、単量体含量高くとも項
塔、受器を有する自己蒸気凝縮器、保護ガス導管(N2)および反応物温度およ
び塔頂部での自己蒸気温度のための温度センサを備えた、熱媒体油によって加熱
可能な特殊鋼反応がま中に秤取し、160℃に加熱する。次いでイソフタルtR
184,3g’に添加し、さらに加熱する。水が形成される(約160℃から上
で)と直ちに反応物温度を、塔頂部での自己蒸気温度が106℃を越えないよう
に水の留出下に高くとも220℃にまで徐々に上昇させる。220℃で、反応物
が10.5の酸価に這するまで縮合させる。140℃に冷却した後に、トリメリ
ット酸無水物266.7.;’Lk攪拌下に少量ずつ反応物に搬入する。その後
に150℃に加熱し、反応物が67.7の酸価に達するまでエステル化する。次
いで120℃に冷却し、エチレングリコールモツプチルエーテルで、85重量%
の固体含量(空気循環乾燥箱中で160℃で60分間乾燥した後に測定)を有す
る溶液が得られるように希釈する。エチレングリコールモツプチルエーテルで5
0重tSに希釈された試料は42 Q mPa、sの溶液粘度を示す(26″C
%ICI社プラツテーケーデk(Platta−Kegel )粘度計〕。
85チのポリエステル溶液t−140℃に加熱し、かつ490のエポキシド当量
を有する、ビスフェノールAとエビクロロヒドリンとからなるエポキシ樹脂20
9.611を攪拌下に少量ずつ添加する。次いで140℃で、50000よりも
多いエポキシド当量および42.1の酸価(固体に対して)に達するまで反応さ
せる。その後に100℃に冷却し、N、N−ジメチルエタノールアミン64.6
1!で中和する。次いで反応物を攪拌下に、60℃に加熱された脱イオン水20
00#中に放出し、激しい攪拌により安定した結合剤分散液を形成し、この分散
液を脱イオン水180gおよびN。
N−ジメチルエタノールアミンで65重量−の固体含量(空気循環乾燥箱中で1
30℃で60分間乾燥させた後に測定)°および260℃で6.67のβ値に調
節する。
元項塔および自己蒸気凝縮器がM流冷動量に代えらnた、ポリエステルAの製造
時に記載した装置中に185のエポキシド当量を有するビスフェノールAとエビ
クロロヒドリンとからなるエポキシ樹脂922−5IおよびN、N−ジメチルベ
ンジルアミン2.El’t−秤取し、攪拌下に100℃に加熱する。次いで10
0℃でポリエステルAを製造するために使用した重合体脂肪酸600.0 gを
少量ずつ添加し、140℃に加熱する。1.5の酸価および565のエポキシド
5董が達成されるまで反応させる。引き続きジエチレングリコールモツプチルエ
ーテル38011で希釈する。〔ジエチレングリコールモツプチルエーテル中の
この生成物の50重量%の溶液は120 mPa、sの溶液粘度を示す(26℃
、101社、ゾラツテ・ケーrル粘度計)〕。
ポリエステルAの第1製造工程で製造されたポリエステルカラ、エチレングリコ
ールモツプチルエーテル中の90重量%の溶ff11101!を製造し、上記の
方法後に製造されたエポキシ樹脂溶液270Iiを添加する。この混合物t−1
40℃に肩熱し、かつ140℃で、生成物が40.9の酸価(固形物に対して)
および50000よりも多いエポキシド当量を有するまで反応させる。次いで反
応物を100℃に冷却し、N、N−ジメチルエタノールアミン65.01で中和
し、ポリエステルAの製造と同様に65重量−の固体含量および6.60のβ値
を有する水性分散液に変える。
若干の本発明による被覆組成物の製造
表1に記載した重量比により、上記の規定により得られた水性ポリエステル分散
液に脱イオン水ならびにN、N−ジメチルエタノールアミンを添加し、ルチルタ
イゾの後処理された二酸化チタンでペースト化し、かつ不飽和の分枝ジオールを
消泡剤として添加する。
これらの混合物を不連続的実験室サンドミル中に充填し、ヘゲマン(Hegma
nn )によるグラインドメータ中で測定された最大10μmの細かさが達成さ
れるまで分散させる。次いでこれらの分散混合物から他のポリエステル分散液、
メタノールで高度にエーテル化された低分子メラミン樹脂、エチレングリコール
エーテル、レベリング剤としての水希釈可能なアクリル樹脂および脱イオン水の
添加下に、一般に公知の方法によシ本発明による被覆組成物1,2,3および4
が得られる(表1参照)。
上記の規定により製造された被覆組成物を脱イオン水で、DIN4によるフオー
ドカッゾ中で20℃で測定された25sの粘度に調節し、流動カップピストル(
ノズル開口1−2w:空気圧4.5パール)を用いて2つのクロスコートで1分
間の中間風乾時間をもってリン酸塩処理した鋼板上に吹き付けた。塗布を26℃
の空気温度および60%の相対空気湿度で行なった。吹き付けられた版を26℃
で10分間および80℃で10分間空気循環炉中で風乾し、次いで空気循環炉中
で160℃で20分間焼付け、冷却し、かつ評価した上記の規定により製造され
た被覆組成物を静電によっても塗布した。この場合にグロック(Glocke
)TO830015/8.30clKの距離および30000r、pomを有す
るエスタ・ベール装置(gsta−Behr−Anlage )を用いて40〜
70%の空気湿度で作業した。
吹付はブースの特別な状態調節は行なわれなかったけれども、薄い層厚(約60
局)でも、厚い層厚(約54鴻)でも高い光沢および極めて良好なレベリング性
を有する被覆体を得た。これらの被覆体は卓越した弾性、良好な付着性、高い耐
黄変性および良好なP′VC湿潤特性を示した(表2癖照)。
本発明による被覆組成物1〜4を上記の方法により、西ドイツ国特許出願公開第
2701002号明細書の例6による電着塗料で被覆された、リン酸塩処理され
た鋼板に吹き付けた。得られた被覆体は極めて良好なレベリング性を示し、電着
塗装の構造を極めて良好に被覆し、かつ電着塗料下塗り塗装に対する良好な中間
付着性を示した(第6表参照)。
本発明による被覆組成物を上記のようにして電着塗装された鋼板に塗布し、焼き
付けた。次いで冷却後にこれらの板を付加的に、飽和および不飽和脂肪酸(酸価
12、OH数110)を有するアルキド樹脂を主体とする、ルチル形の後処理さ
れた二酸化チタンで着色された、部分的にn−ブタノールでエーテル化された中
分子メラミン樹脂(割合2:1)と組み合わされた溶剤含有の白色焼付は塗料お
よび自動車大量塗装用の塗料の処理に常用される溶剤および添加剤でオーバスプ
レーし、130℃で60分間焼き付けた(乾燥フィルム厚さ37〜40μm)。
これらの被覆体は良好なレベリング性、下塗#)塗装の構造の良好な被覆および
良好な中間付着性によりすぐれている(表4参照)。
表 1
被覆組成物 1 2 6 4
ポリエステル A 20.0 20.0 −ポリエステル B 20.0 20
.0脱イオン水 5.8 5.8 5.8 5.8N、N−ジメチルエタノール
アミン 0.1 0.1 0.1 0.に酸化チタン 20.0 20.0 2
0.0 20.0ポリエステル A 44.3 37.1 −ポリエステル B
44.3 37.1メラミン樹脂 (100チ) 2.6 5.1 2.6
5.1脱イオン水 0.9 5−6 0.9 5.6(全ての値は重量%)
表 2
被覆組成物 1 2 3 4
層 厚 (7μm) 41 45 45 45エリクセン値 8.5 7.1
8−7 7.5光 沢 (ガードナー60°) 94969492黄変性 3h
/160°CO00−10) −1’−b (Togol ) 1 1 1−2
1クニテクタ(Unitecta) 1−2 1 2 2本 点スケール0(
極めて良好)〜5(極めて劣悪)表 6
被覆組成物 1 2 3 4
層厚(7μm ) 41 45 45 45エリクセン値 6.7 5.8 6
.9 6.2光 沢 (ガードナー60つ 96 97 94 94表 4
被覆組成物 1 2 6 4
光項剤の層厚(7廂) 40 43 46 45DIN53151による格子断
面
(Gt B) Gt I Gt 2−5 Gt 1−2 Gt 1−2エリクセ
ン値 6.2 5.8 6.0 5.8石による衝撃テスト 3 3−4 2−
3 5石による衝撃テストをVDA石衝撃試験装置(モデル508)で実施した
C20秒に1回の鋼!1411000.9による衝撃:圧力2パール)。評価ス
クールは1(極めて良好)〜10(極めて劣悪)である。
国際調査報告
国際調査報告
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.結合剤が少なくとも部分的に、エポキシ樹脂変性された水希釈可能なポリエ ステルからなる、熱硬化性の被覆体を製造するための水希釈可能な被覆組成物に おいて、 (A) (a1)少なくとも3個のカルボキシル基を有する少なくとも1種のポリカルボ ン酸ないしはこの酸の反応性誘導体および/または (a2)少なくとも1個のカルボキシル基を有する少なくとも1種のポリオール および (a3)2個のカルボキシル基を有する少なくとも1種のポリカルボン酸ないし はこの酸の反応性誘導体および (a4)少なくとも1種のポリオールから、ただし、使用された成分(a1)、 (a2)、(a3)および(a4)の少なくとも10モル%((a1)+(a2 )+(a3)+(a4)=100モル%に対する)が少なくとも6個のC原子を 有する少なくとも1個の(環式)脂肪族構成要素を有するものとする、 200よりも下、有利に500〜1500の平均分子量(数平均)、35〜24 0の酸価、56〜320のOH数を有しかつ(a1)および(a3)の全ての成 分が少なくとも2個のカルボキシル基を介して導入縮合されているポリエステル が合成されており、(B)こうして得られたこのポリエステルが引き脱ぎビスフ エノールを主体とする170〜1000のエポキシド当量を有するエポキシ樹脂 のポリエステル1分子あたり0.3〜1.5当量および/またはこのエポキシ樹 脂の、1分子あたり少なくとも1個のエポキシド基を有する誘導体と、実質的に はカルボキシル基だけがエポキシド基と反応するような反応条件下で反応されて 、エポキシ樹脂変性されたポリエステルに変えられており、このポリエステルが 遊離カルボキシル基の少なくとも一部を中和した後に水希釈可能な形で存在する ことにより、エポキシ樹脂変性された水希釈可能なポリエステルが製造されてい ることを特徴とする、熱硬化性の被覆体を製造するための水希釈可能な被覆組成 物。 2.成分(a1)および/または(a3)の一部が少なくとも1種の重合体脂肪 酸からなっている、請求の範囲第1項記載の水希釈可能な被覆組成物。 3.工程(A)で得られたポリエステルが、170〜1000のエポキシド当量 を有するビスフエノール、特にビスフェノールAを主体とするエポキシ樹脂と、 (環式)脂肪族モノ−またはポリカルボン酸とからなる、1分子あたり少なくと も1個のエポキシド基を有する反応生成物のポリエステル1分子につき0.3〜 1.5当量と反応されている、請求の範囲第1項または第2項記載の水希釈可能 な被覆組成物。 4.工程(A)て得られたポリエステルが、170〜1000、有利に170〜 500のエポキシド当量を有するビスフエノール、特にビスフェノールAを主体 とするエポキシ樹脂と、少なくとも18個のC原子を有する(環式)脂肪族構造 要素を有する(環式)脂肪族モノ−またはポリカルボン酸とからなる、1分子あ たり少なくとも1個のエポキシド基を有する反応生成物のポリエステル1分子に つき0.3〜1.5当量、特に0.5〜1.0当量と反応されている、請求の範 囲第1項から第3項までのいずれか1項記載の水希釈可能な被覆組成物。
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