JPH0249907B2 - Frpseikeihin - Google Patents
FrpseikeihinInfo
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- JPH0249907B2 JPH0249907B2 JP7501185A JP7501185A JPH0249907B2 JP H0249907 B2 JPH0249907 B2 JP H0249907B2 JP 7501185 A JP7501185 A JP 7501185A JP 7501185 A JP7501185 A JP 7501185A JP H0249907 B2 JPH0249907 B2 JP H0249907B2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ガラスフレークと合成樹脂とを混合
して中間層とした3層構造のFRP形成品に関す
るものである。
して中間層とした3層構造のFRP形成品に関す
るものである。
従来の最も一般的なFRP成形品は、第4図に
示す通りである。このFRP成形品1は、表面側
に化粧層としてのゲルコート層2を形成し、中間
層に脱泡処理をしたFRP層3を形成し、裏面側
に脱泡処理の施されていないFRP層4を形成し
ている。ゲルコート層2は、耐熱水性のよいビス
フエノール系或いはイソフタール酸系のポルエス
テル樹脂を必要に応じて着色したものである。中
間層のFRP層3及び裏面側のFRP層4は、前記
ゲルコート層2と同様の樹脂にガラス繊維を含浸
させたものである。FRP層3の脱泡は、ガラス
繊維と合成樹脂との界面或いは樹脂中に残つた気
泡を排出処理している。
示す通りである。このFRP成形品1は、表面側
に化粧層としてのゲルコート層2を形成し、中間
層に脱泡処理をしたFRP層3を形成し、裏面側
に脱泡処理の施されていないFRP層4を形成し
ている。ゲルコート層2は、耐熱水性のよいビス
フエノール系或いはイソフタール酸系のポルエス
テル樹脂を必要に応じて着色したものである。中
間層のFRP層3及び裏面側のFRP層4は、前記
ゲルコート層2と同様の樹脂にガラス繊維を含浸
させたものである。FRP層3の脱泡は、ガラス
繊維と合成樹脂との界面或いは樹脂中に残つた気
泡を排出処理している。
ところが、前記脱泡処理は、ローラでもつて手
作業で行わなければならず、念入りに行うため長
時間を要し、また熟練が必要である。このため、
生産性が著しく低く、作業者の負担が大きい上
に、作業者が脱泡時に排出されるモノマー等の臭
気を吸引するという欠点があつた。
作業で行わなければならず、念入りに行うため長
時間を要し、また熟練が必要である。このため、
生産性が著しく低く、作業者の負担が大きい上
に、作業者が脱泡時に排出されるモノマー等の臭
気を吸引するという欠点があつた。
更には、脱泡処理が充分でない場合には、
FRP層3及び4の成形工程における加熱硬化時
に、中間層としてのFRP層3の気泡が体積膨張
して強度の弱いゲルコート層2に影響し、表面フ
クレ,クラツク,変色等の製品欠陥を発生させる
という欠点があつた。それに、FRP成形品1が
溶槽等の温水,熱水を収容する容器として使用さ
れる場合にあつては、前記中間層としてのFRP
層3が、成形工程における加熱硬化時と同様に表
面フクレ,クラツク,変色等を起こすという欠点
があつた。また製品内部への水の浸透により気泡
の体積膨張が増長される結果、前記表面フクレ等
の現象が促進され、更には製品の強度低下を来す
という欠点があつた。
FRP層3及び4の成形工程における加熱硬化時
に、中間層としてのFRP層3の気泡が体積膨張
して強度の弱いゲルコート層2に影響し、表面フ
クレ,クラツク,変色等の製品欠陥を発生させる
という欠点があつた。それに、FRP成形品1が
溶槽等の温水,熱水を収容する容器として使用さ
れる場合にあつては、前記中間層としてのFRP
層3が、成形工程における加熱硬化時と同様に表
面フクレ,クラツク,変色等を起こすという欠点
があつた。また製品内部への水の浸透により気泡
の体積膨張が増長される結果、前記表面フクレ等
の現象が促進され、更には製品の強度低下を来す
という欠点があつた。
また従来のFRP成形品には、第5図に示すも
のがある。この成形品5は、表面側からゲルコー
ト層6,合成樹脂とマイカ箔とを混合したマイカ
層7,合成樹脂にガラスストランドを混合したガ
ラスストランド層8,裏面側のFRP層9とより
なり、4層に積層されている。
のがある。この成形品5は、表面側からゲルコー
ト層6,合成樹脂とマイカ箔とを混合したマイカ
層7,合成樹脂にガラスストランドを混合したガ
ラスストランド層8,裏面側のFRP層9とより
なり、4層に積層されている。
ところが、このFRP成形品5は、第2層とし
てのマイカ層7に使用されるマイカ箔が、合成樹
脂との密着性の悪い自然石であり、耐熱水性が通
常のFRP成形品に比べて低下するという欠点が
あつた。またマイカ層7及びガラスストランド層
8の中間層に気泡が混在し易く、前述のFRP成
形品1の場合と同じ成形上の欠点を有していた。
てのマイカ層7に使用されるマイカ箔が、合成樹
脂との密着性の悪い自然石であり、耐熱水性が通
常のFRP成形品に比べて低下するという欠点が
あつた。またマイカ層7及びガラスストランド層
8の中間層に気泡が混在し易く、前述のFRP成
形品1の場合と同じ成形上の欠点を有していた。
従来にあつては、他にも耐熱水性の向上,耐侯
性の向上,耐薬品性の向上等を目的としたFRP
成形品があるが、いずれも脱泡処理問題を解決す
るには至つていない。
性の向上,耐薬品性の向上等を目的としたFRP
成形品があるが、いずれも脱泡処理問題を解決す
るには至つていない。
本発明は従来の上記欠点に鑑みてこれを改良除
去したものであつて、脱泡処理を不要とし、かつ
気泡の混在がない耐熱水性にすぐれたFRP成形
品を提供せんとするものである。
去したものであつて、脱泡処理を不要とし、かつ
気泡の混在がない耐熱水性にすぐれたFRP成形
品を提供せんとするものである。
本発明の問題点を解決するための手段は、表面
側のゲルコート層と、100重量部の合成樹脂及び
10〜50重量部のガラスフレークを混合した中間層
と、裏面側のFRP層とよりなるFRP成形品であ
つて、前記中間層の厚みを200μm以上としてい
る。
側のゲルコート層と、100重量部の合成樹脂及び
10〜50重量部のガラスフレークを混合した中間層
と、裏面側のFRP層とよりなるFRP成形品であ
つて、前記中間層の厚みを200μm以上としてい
る。
第1図は、本発明に係るFRP成形品10の縦
断面図である。同図において、11は化粧層とし
てのゲルコート層,12は合成樹脂15のガラス
フレーク14とを混合した中間層,13はバツク
アツプ層としてのFRP層である。
断面図である。同図において、11は化粧層とし
てのゲルコート層,12は合成樹脂15のガラス
フレーク14とを混合した中間層,13はバツク
アツプ層としてのFRP層である。
ゲルコート層11は、耐熱水性のよいビスフエ
ノール系或いはイソフタル酸系のポリエステル樹
脂を使用し、必要に応じて着色顔料及びBPO(ベ
ンジルパーオキサイド)等の硬化剤が添加され
る。このゲルコート層11は、加熱硬化或いは常
温硬化される。
ノール系或いはイソフタル酸系のポリエステル樹
脂を使用し、必要に応じて着色顔料及びBPO(ベ
ンジルパーオキサイド)等の硬化剤が添加され
る。このゲルコート層11は、加熱硬化或いは常
温硬化される。
中間層12は、前記ポリエステル樹脂或いはビ
ニルエステル系等の樹脂15にガラスフレーク1
4を混合し、必要に応じてBPO等の硬化剤が添
加され、加熱硬化或いは常温硬化処理される。該
中間層12の厚みは、200μm以上が必要である。
これは、200μm未満であると、FRP成形品10
が温水により加熱された場合、バツクアツプ層と
してのFRP層13内に残る気泡18が膨張する
ことを抑えられず、充分な耐熱水性が得られない
からである。また樹脂15とガラスフレーク14
との混合割合は、樹脂15を100重量部とすると、
ガラスフレーク14は10〜50重量部である。ガラ
スフレーク14をこの範囲に限定したのは、10重
量部未満であると耐水性向上の効果が得られず、
また50重量部を越えては中間層12全体の粘度が
高くなり、該中間層12に残留する空気の抜けが
悪いためである。前記混合割合をこの範囲に設定
することにより、ガラスフレーク14を混合した
樹脂の粘性は、20ポイズ以下となり、通常のゲル
コート成形に用いられるスプレーアツプ法であつ
ても、混合物に介在する気泡の脱気が容易であ
り、気泡が残ることはない。すなわち、20ポイズ
以下であると空気の拡散が行われ、樹脂内に空気
が残ることはない。
ニルエステル系等の樹脂15にガラスフレーク1
4を混合し、必要に応じてBPO等の硬化剤が添
加され、加熱硬化或いは常温硬化処理される。該
中間層12の厚みは、200μm以上が必要である。
これは、200μm未満であると、FRP成形品10
が温水により加熱された場合、バツクアツプ層と
してのFRP層13内に残る気泡18が膨張する
ことを抑えられず、充分な耐熱水性が得られない
からである。また樹脂15とガラスフレーク14
との混合割合は、樹脂15を100重量部とすると、
ガラスフレーク14は10〜50重量部である。ガラ
スフレーク14をこの範囲に限定したのは、10重
量部未満であると耐水性向上の効果が得られず、
また50重量部を越えては中間層12全体の粘度が
高くなり、該中間層12に残留する空気の抜けが
悪いためである。前記混合割合をこの範囲に設定
することにより、ガラスフレーク14を混合した
樹脂の粘性は、20ポイズ以下となり、通常のゲル
コート成形に用いられるスプレーアツプ法であつ
ても、混合物に介在する気泡の脱気が容易であ
り、気泡が残ることはない。すなわち、20ポイズ
以下であると空気の拡散が行われ、樹脂内に空気
が残ることはない。
ところで、前記ガラスフレーク14は、その大
きさ及び粒度が塗布積層時の作業性及び耐水性に
影響を与えることは公知であり、次のように選択
されている。すなわち、ガラスフレーク14は、
厚み2〜6μm,粒度10〜500メツシユが適当とさ
れている。その理由は、2μm未満の厚みにガラス
フレーク14を製造するのは困難で、高価となる
からであり、6μmを越えては塗布積層時のガラス
フレーク14の配向性が悪くなるからである。ま
たガラスフレーク14の粒度が10メツシユ未満で
は、浸水抑制の効果が少なく、500メツシユを越
えては前記中間層12に残留する気泡の抜けが悪
くなるからである。
きさ及び粒度が塗布積層時の作業性及び耐水性に
影響を与えることは公知であり、次のように選択
されている。すなわち、ガラスフレーク14は、
厚み2〜6μm,粒度10〜500メツシユが適当とさ
れている。その理由は、2μm未満の厚みにガラス
フレーク14を製造するのは困難で、高価となる
からであり、6μmを越えては塗布積層時のガラス
フレーク14の配向性が悪くなるからである。ま
たガラスフレーク14の粒度が10メツシユ未満で
は、浸水抑制の効果が少なく、500メツシユを越
えては前記中間層12に残留する気泡の抜けが悪
くなるからである。
FRP層13は、強度及び所定の厚みを成形品
10に付与するためのもので、通常は合成樹脂を
100重量部、ガラス繊維を80重量部の割合で混合
している。合成樹脂としては、耐熱水性のよいビ
スフエノール系或いはイソフタル酸系のポルエス
テル樹脂等が適当である。また必要に応じて
BPO等の硬化剤を添加し、加熱硬化若しくは常
温硬化させればよい。
10に付与するためのもので、通常は合成樹脂を
100重量部、ガラス繊維を80重量部の割合で混合
している。合成樹脂としては、耐熱水性のよいビ
スフエノール系或いはイソフタル酸系のポルエス
テル樹脂等が適当である。また必要に応じて
BPO等の硬化剤を添加し、加熱硬化若しくは常
温硬化させればよい。
このようなFRP成形品10は、前述の如く、
中間層12に気泡の混在がない。従つて、気泡が
中間層に混在することに起因して発生するゲルコ
ート層11の表面フクレ,クラツク,変色等の問
題が皆無である。また中間層12の脱泡処理が不
要であり、著しい生産性の向上が得られる。更に
は、中間層成形時にモノマー等の臭気を作業者が
吸引することがなく、健康管理上も優れている。
中間層12に気泡の混在がない。従つて、気泡が
中間層に混在することに起因して発生するゲルコ
ート層11の表面フクレ,クラツク,変色等の問
題が皆無である。また中間層12の脱泡処理が不
要であり、著しい生産性の向上が得られる。更に
は、中間層成形時にモノマー等の臭気を作業者が
吸引することがなく、健康管理上も優れている。
次に、上述の如く成形されるFRP成形品10
で浴槽を製造する場合の製造要領及び耐煮沸性の
実験結果について説明する。
で浴槽を製造する場合の製造要領及び耐煮沸性の
実験結果について説明する。
先ず、第2図及び第3図に示す如く、予め離型
処理を施した成形型16に、前述のポリエステル
樹脂をスプレー或いは刷毛塗りにより塗布し、80
℃で加熱硬化させてゲルコート層11を形成す
る。
処理を施した成形型16に、前述のポリエステル
樹脂をスプレー或いは刷毛塗りにより塗布し、80
℃で加熱硬化させてゲルコート層11を形成す
る。
このゲルコート層11の硬化後に、厚み
2.5μm,平均粒径140μmで、ビニルシランカツプ
リング剤で表面処理したガラスフレーク14を準
備する。そして、ポリエステル樹脂100重量部と、
前記ガラスフレーク40重量部と、硬化剤としての
BPO1重量部を混合した樹脂液を、ゲルコート層
12上に、スピレー或いは刷毛塗りで2〜3回に
分けて500μmの厚みに塗布する。塗布後の樹脂液
を、80℃で加熱硬化させ、中間層12を形成す
る。なお、このとき脱泡処理は不必要である。
2.5μm,平均粒径140μmで、ビニルシランカツプ
リング剤で表面処理したガラスフレーク14を準
備する。そして、ポリエステル樹脂100重量部と、
前記ガラスフレーク40重量部と、硬化剤としての
BPO1重量部を混合した樹脂液を、ゲルコート層
12上に、スピレー或いは刷毛塗りで2〜3回に
分けて500μmの厚みに塗布する。塗布後の樹脂液
を、80℃で加熱硬化させ、中間層12を形成す
る。なお、このとき脱泡処理は不必要である。
最後に、合成樹脂100重量部と、ガラス繊維80
重量部と、硬化剤としてのBPO1重量部を混合し
た樹脂液を前記中間層12上に塗布する。そし
て、該樹脂液を80℃で加熱硬化させ、バツクアツ
プ層としてのFRP層13を形成すればよい。
重量部と、硬化剤としてのBPO1重量部を混合し
た樹脂液を前記中間層12上に塗布する。そし
て、該樹脂液を80℃で加熱硬化させ、バツクアツ
プ層としてのFRP層13を形成すればよい。
このようにして製造された浴槽17を、100℃
で5000時間煮沸した実験結果では、ゲルコート層
11に表面フクレ,クラツク,変色等の欠点はま
つたく現れなかつた。この実験結果からも、中間
層12に気泡が混在していないことが明らかであ
る。
で5000時間煮沸した実験結果では、ゲルコート層
11に表面フクレ,クラツク,変色等の欠点はま
つたく現れなかつた。この実験結果からも、中間
層12に気泡が混在していないことが明らかであ
る。
以上説明したように本発明のFRP成形品にあ
つては、成形時に中間層へ気泡が残らないので、
脱泡処理を省略でき、著しい生産性の向上が図れ
る。また作業員が中間層成形時に発生するモノマ
ー等の臭気を吸引することがなく、健康管理上も
優れている。更には、中間層に気泡がないことか
ら、熱的環境下で使用される場合であつても、ゲ
ルコート層の表面に、表面フクレ,クラツク,変
色等の発生がなく、耐熱水性に優れている。
つては、成形時に中間層へ気泡が残らないので、
脱泡処理を省略でき、著しい生産性の向上が図れ
る。また作業員が中間層成形時に発生するモノマ
ー等の臭気を吸引することがなく、健康管理上も
優れている。更には、中間層に気泡がないことか
ら、熱的環境下で使用される場合であつても、ゲ
ルコート層の表面に、表面フクレ,クラツク,変
色等の発生がなく、耐熱水性に優れている。
第1図乃至第3図は本発明に係るものであり、
第1図はFRP成形品の縦断面図、第2図は同成
形品で浴槽を製造する場合の成形型を含む縦断面
図、第3図は第2図の部分拡大断面図、第4図及
び第5図はそれぞれ従来のFRP成形品を示す縦
断面図である。 11…ゲルコート層、15…合成樹脂、14…
ガラスフレーク、12…中間層、13…FRP層。
第1図はFRP成形品の縦断面図、第2図は同成
形品で浴槽を製造する場合の成形型を含む縦断面
図、第3図は第2図の部分拡大断面図、第4図及
び第5図はそれぞれ従来のFRP成形品を示す縦
断面図である。 11…ゲルコート層、15…合成樹脂、14…
ガラスフレーク、12…中間層、13…FRP層。
Claims (1)
- 1 表面側のゲルコート層と、100重量部の合成
樹脂及び10〜50重量部のガラスフレークを混合し
た中間層と、裏面側のFRP層とよりなり、前記
中間層の厚みを200μm以上としたことを特徴とす
るFRP成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7501185A JPH0249907B2 (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | Frpseikeihin |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7501185A JPH0249907B2 (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | Frpseikeihin |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61230934A JPS61230934A (ja) | 1986-10-15 |
JPH0249907B2 true JPH0249907B2 (ja) | 1990-10-31 |
Family
ID=13563816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7501185A Expired - Lifetime JPH0249907B2 (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | Frpseikeihin |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0249907B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05200492A (ja) * | 1992-01-24 | 1993-08-10 | Nippon Steel Corp | 連続鋳造薄板鋳片の搬送巻取装置および搬送巻取方法 |
JP2006289913A (ja) * | 2005-04-14 | 2006-10-26 | Sekisui Home Techno Kk | 加飾成形体 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2670708B1 (fr) * | 1990-12-21 | 1995-03-03 | Panico Yvo | Procede de fabrication d'un article composite a base de resine armee. |
-
1985
- 1985-04-08 JP JP7501185A patent/JPH0249907B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05200492A (ja) * | 1992-01-24 | 1993-08-10 | Nippon Steel Corp | 連続鋳造薄板鋳片の搬送巻取装置および搬送巻取方法 |
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JPS61230934A (ja) | 1986-10-15 |
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