JPH0249632Y2 - - Google Patents

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JPH0249632Y2
JPH0249632Y2 JP7508485U JP7508485U JPH0249632Y2 JP H0249632 Y2 JPH0249632 Y2 JP H0249632Y2 JP 7508485 U JP7508485 U JP 7508485U JP 7508485 U JP7508485 U JP 7508485U JP H0249632 Y2 JPH0249632 Y2 JP H0249632Y2
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incandescent light
filament coil
light bulb
tube
enclosure
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、複写機、フアクシミリ、プリンター
或いはラミネータ(シート状の物体の表面をプラ
スチツクフイルムで被覆する装置)等に組み込ま
れる加熱ローラ装置内に熱源として用いられる白
熱電球に関するものである。さらに詳しくは、管
型封体の内壁に当接するリング部を有するサポー
タを具えてなる白熱電球であつて、当該サポータ
としてリング部の線径Φが発光長1cm当りのラン
プ入力電力WLに基いて規定された特定の範囲内
のものとすることにより、管型封体をアルミナシ
リケート系ガラスにより形成しながら当該管型封
体のサポータとの接触部分にクラツクが発生する
ことがなくて使用寿命を長くすることができるよ
うにした白熱電球に関するものである。 〔従来技術〕 近年、複写機、フアクシミリ、プリンター等に
用いられる定着装置或いはラミネータにおいて
は、待ち時間が短く、小型化が可能で、しかも消
費電力の節減を図ることができることなどの観点
から、熱源としてその筒内部に軸方向に伸びるよ
う棒状の白熱電球を配設してなる筒状の熱ローラ
を用いた構成が採用されている。 例えば、複写機の定着器の一例においては、そ
の筒内部に軸方向に伸びるよう棒状の白熱電球が
配設されてなる熱ローラと、この熱ローラに軸方
向に沿つて当接するよう配設された押圧ローラと
により定着器が構成され、これら熱ローラと押圧
ローラの対接領域をトナーが転写された転写紙が
通過するときにトナーが加熱溶融されてトナーが
転写紙上に定着される。 加熱ローラの筒内部に配設される棒状の白熱電
球としては、従来、石英ガラス製の管型封体内に
管軸に沿つて伸びるよう長尺なフイラメントコイ
ルが配設されて構成され、そしてフイラメントコ
イルの管型封体への接触などを防止するために通
常管型封体の内壁に当接するリング状のサポータ
がフイラメントコイルの数個所において配設され
ている。 しかるに最近においては、複写機の小型化に伴
ない熱ローラの小径化が要求されると共に、定着
器を作動せしめてから熱ローラが定着可能な温度
にまで上昇するのに要するウオームアツプタイム
が短いことが要求され、このため熱ローラとして
は小径でしかも熱容量の小さいローラが用いられ
るようになつてきている。 一方定着用熱源として用いられる白熱電球にお
いては、熱ローラの温度をトナーの定着に必要な
設定温度に維持するために必要とされる点灯時間
が短くてもよいようになり、従つて管型封体の管
壁温度もそれほど上昇せず低くなる傾向にあり、
このようなことから、本考案者は管型封体の形成
材料として耐熱温度は高いが高価である石英ガラ
スに代わつて耐熱温度は石英ガラスに比して低い
ものの安価であるアルミナシリケート系ガラスを
用いて構成した白熱電球について鋭意研究を重ね
てきた。 〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながらアルミナシリケート系ガラスを用
いて構成した白熱電球においては、消費電力が
高々800Wのものでも管型封体のサポータとの接
触部分にクラツクが発生し易くて使用寿命が短い
問題点があることが判明した。 〔考案の目的〕 本考案は以上の如き事情に基いてなされたもの
であつて、その目的は、管型封体をアルミナシリ
ケート系ガラスにより形成しながら当該管型封体
のサポータとの接触部分にクラツクが発生するこ
とがなくて使用寿命の長い白熱電球を提供するこ
とにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案白熱電球は、アルミナシリケート系ガラ
スよりなる管型封体と、この管型封体の管軸に沿
つて配置されたフイラメントコイルと、このフイ
ラメントコイルの数個所において当該フイラメン
トコイルを係止する複数のサポータとを具えてな
る白熱電球であつて、前記サポータは、前記フイ
ラメントコイルに係止された接続部と、この接続
部から伸び前記管型封体の内壁に当接するリング
部とを有してなり、前記リング部の線径Φが下記
式を満足することを特徴とする。 Φ≦1.770×WL-0.448 (但し、WLは発光長1cm当りのランプ入力電
力を表す。) 斯かる構成によれば、管型封体をアルミナシリ
ケート系ガラスにより形成しながら当該管型封体
のサポータとの接触部分にクラツクが発生するこ
とがなくて使用寿命の長い白熱電球を提供するこ
とができる。 〔実施例〕 以下図面を参照しながら本考案を詳細に説明す
る。 第1図は例えば複写機の定着用熱源として用い
る場合の一実施例を示す説明図である。 この例においては、アルミナシリケート系ガラ
スよりなる長尺な棒状の管型封体1内に、その管
軸2に沿つて伸びるよう長尺な例えばタングステ
ンよりなるフイラメントコイル3を配設し、この
フイラメントコイル3の両端にそれぞれ例えばモ
リブデンよりなるリード棒4A,4Bを接続し
て、このリード棒4A,4Bをそれぞれ管型封体
1の端部封止部11A,11Bから外方に突出す
るよう当該端部封止部11A,11B内に気密に
埋設固定し、そしてフイラメントコイル3の適宜
の数個所において、詳細は後述するサポータ5を
配設して白熱電球を構成する。 前記サポータ5は、例えばタングステンよりな
り、第2図にも拡大して示すように、前記フイラ
メントコイル3に例えば巻回して係止されたコイ
ル状の接続部51と、この接続部51から続いて
伸び前記管型封体1の内壁12に当接する大きな
リング部52とを有してなり、前記リング部52
の線径Φは下記式を満足するものである。 Φ≦1.770×WL-0.448 (但し、WLは発光長1cm当りのランプ入力電
力を表す。) ここで発光長とはフイラメントコイル3におけ
る発光部の長さをいう。 第3図は上記の如き白熱電球を複写機の定着部
に配設した状態を示す説明図であり、6は押圧ロ
ーラであり、この押圧ローラ6は金属製中心軸6
1と、この中心軸61の外周に設けた合成ゴムな
どよりなる弾性体層62とにより構成され、7は
熱ローラであり、この熱ローラ7はその内部が中
空の金属製ローラ軸71と、このローラ軸71の
外周に設けた合成ゴムなどよりなる弾性体層72
とにより構成されている。これら押圧ローラ6及
び熱ローラ7は互いに押圧しながら回転するよう
その中心軸61及びローラ軸71が一対の軸受板
8A,8Bに回転自在に取付けられている。 10は上記の如き構成の白熱電球であり、この
白熱電球10は、筒状の熱ローラ7の筒内部73
に筒軸方向に伸びるよう配設され、当該白熱電球
10の両端部に固定して設けられたベース9A,
9Bが装置本体(図示せず)もしくは軸受板8
A,8Bなどに取付けられた保持具(図示せず)
により保持固定されることによつて白熱電球10
が保持されている。 以上の実施例によれば、白熱電球10における
サポータ5においては、管型封体1の内壁12に
当接するリング部52がその線径Φが既述の如き
特定の値以下のものであるため、後述する実験例
の説明からも理解されるように、管型封体1がア
ルミナシリケート系ガラスを材料とするものであ
りながら長期に亘る使用においても当該管型封体
1にはクラツクが発生しにくく、この結果管型封
体1を安価な材料で形成することができて製造コ
ストの低減化を図りながら、しかも使用寿命の長
い白熱電球を提供することができる。 そして管型封体1がアルミナシリケート系ガラ
スよりなり、当該アルミナシリケート系ガラスは
その熱膨脹係数が石英ガラスに比して大きくて金
属の熱膨脹係数に近いものであり、このため端部
封止部11A,11Bの封止構造として箔シール
構造に比して製造作業が極めて簡単な所謂ロツド
シール構造を採用することができて製造工程が簡
素化される利点が得られる。 〔実験例〕 以下試作した種々の白熱電球について行つた具
体的実験例について説明する。 第1図に示した構成に従つて、定格消費電力が
850W、定格ランプ電圧が100V、発光長が20cm、
管型封体の内径が6mm、管型封体の外径が8mmで
あり、サポータのリング部の線径Φがそれぞれ
0.22mm、0.26mm、0.32mm、0.36mmである白熱電球
を2本づつ合計8本製作した。 斯かる白熱電球の各々について、ランプ入力電
圧を一定値に設定した状態で点灯し、その後電源
をオフして自然放冷する操作を、ランプ入力電圧
を90Vから段階的に高くしながら繰り返して続
け、管型封体に異常な膨脹またはクラツクが発生
したときのランプ入力電圧の値を測定し、このラ
ンプ入力電圧の値に基づいてランプ入力電力を求
め、このランプ入力電力の値を発光長(20cm)で
除して発光長1cm当りのランプ入力電力WLを求
めた。結果を下記第1表に示す。またWLと線径
Φとの関係を第4図において直線Iで示す。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように、本考案は、アルミ
ナシリケート系ガラスよりなる管型封体と、この
管型封体の管軸に沿つて配置されたフイラメント
コイルと、このフイラメントコイルの数個所にお
いて当該フイラメントコイルを係止する複数のサ
ポータとを具えてなる白熱電球であつて、前記サ
ポータは、前記フイラメントコイルに係止された
接続部と、この接続部から伸び前記管型封体の内
壁に当接するリング部とを有してなり、前記リン
グ部の線径Φが上記式を満足することを特徴とす
る白熱電球であるから、管型封体をアルミナシリ
ケート系ガラスにより形成しながら当該管型封体
のサポータとの接触部分にクラツクが発生するこ
とがなくて使用寿命の長い白熱電球を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案白熱電球の一例を示す説明用縦
断正面図、第2図は第1図に示した白熱電球の要
部を拡大して示す説明用縦断側面図、第3図は本
考案白熱電球を複写機の定着器に適用する場合の
一例を示す説明用断面図、第4図は試作した白熱
電球の点灯実験において得られた、サポータのリ
ング部の線径Φと発光長1cm当りのランプ入力電
力WLとの関係を示す線図である。 1……管型封体、2……管軸、3……フイラメ
ントコイル、4A,4B……リード棒、5……サ
ポータ、6……押圧ローラ、7……熱ローラ、8
A,8B……軸受板、11A,11B……端部封
止部、12……内壁、51……接続部、52……
リング部、10……白熱電球。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 アルミナシリケート系ガラスよりなる管型封体
    と、この管型封体の管軸に沿つて配置されたフイ
    ラメントコイルと、このフイラメントコイルの数
    個所において当該フイラメントコイルを係止する
    複数のサポータとを具えてなる白熱電球であつ
    て、 前記サポータは、前記フイラメントコイルに係
    止された接続部と、この接続部から伸び前記管型
    封体の内壁に当接するリング部とを有してなり、
    前記リング部の線径Φが下記式を満足することを
    特徴とする白熱電球。 Φ≦1.770×WL-0.448 (但し、WLは発光長1cm当りのランプ入力電
    力を表す。)
JP7508485U 1985-05-22 1985-05-22 Expired JPH0249632Y2 (ja)

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JP7508485U JPH0249632Y2 (ja) 1985-05-22 1985-05-22

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JPS61190663U JPS61190663U (ja) 1986-11-27
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