JPH024955Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH024955Y2 JPH024955Y2 JP1985161414U JP16141485U JPH024955Y2 JP H024955 Y2 JPH024955 Y2 JP H024955Y2 JP 1985161414 U JP1985161414 U JP 1985161414U JP 16141485 U JP16141485 U JP 16141485U JP H024955 Y2 JPH024955 Y2 JP H024955Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcing material
- unit plate
- protrusion
- reinforcing
- storage tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は組立式貯槽を構成する単位板に関する
ものであり、詳しくは該単位板に補強材を埋設す
るようにした単位板の改良に関するものである。
ものであり、詳しくは該単位板に補強材を埋設す
るようにした単位板の改良に関するものである。
第2図に示すように、四角形状盤体1の周囲に
フランジ部2を立設した単位板3を、第3図に示
す如く各単位板のフランジ部もしくは周縁部をボ
ルト2b等により連結して組み立て、貯槽(例え
ば水槽)とする組立式貯槽が知られている。符号
2aはボルト挿通孔である。かかる単位板3は、
ガラス繊維強化プラスチツク等の合成樹脂によつ
て形成されており、盤体1及びフランジ部2は一
体に成形されている。また、通常、盤体1の盤面
中央部には、貯液による内圧に対して、単位板全
体としての形状がよく耐えるように膨出部1aが
形成されている。また、近年になつて、貯槽内部
に取り付けられるテンシヨンロツド等の補強器具
(図示せず)を省略可能にしたり、単位板の運搬
時又は貯槽組立時等における作業量を減少させる
等の理由によつて、盤体1が天地方向に長い長方
形状単位板も多く用いられるようになりつつあ
る。
フランジ部2を立設した単位板3を、第3図に示
す如く各単位板のフランジ部もしくは周縁部をボ
ルト2b等により連結して組み立て、貯槽(例え
ば水槽)とする組立式貯槽が知られている。符号
2aはボルト挿通孔である。かかる単位板3は、
ガラス繊維強化プラスチツク等の合成樹脂によつ
て形成されており、盤体1及びフランジ部2は一
体に成形されている。また、通常、盤体1の盤面
中央部には、貯液による内圧に対して、単位板全
体としての形状がよく耐えるように膨出部1aが
形成されている。また、近年になつて、貯槽内部
に取り付けられるテンシヨンロツド等の補強器具
(図示せず)を省略可能にしたり、単位板の運搬
時又は貯槽組立時等における作業量を減少させる
等の理由によつて、盤体1が天地方向に長い長方
形状単位板も多く用いられるようになりつつあ
る。
このような組立式貯槽においては、特にその側
壁に用いた単位板には大きな外方への膨み出し圧
力即ち曲げ応力が加えられる。中でも、上述のよ
うに、単位板として盤体が天地方向に長い長方形
状単位板を用いた場合には、側壁単位板に負荷さ
れる曲げ応力は相当に大きなものとなる。
壁に用いた単位板には大きな外方への膨み出し圧
力即ち曲げ応力が加えられる。中でも、上述のよ
うに、単位板として盤体が天地方向に長い長方形
状単位板を用いた場合には、側壁単位板に負荷さ
れる曲げ応力は相当に大きなものとなる。
そこで、かかる大きな曲げ応力に対抗すべく、
第4図に示すように単位板3の周縁部分に補強材
4を埋設することが検討されている。この補強材
4は、例えば図示の如くフランジ部2と盤体1の
周囲部の双方に配材されるように、断面L字形状
のものが好適に用いられる。
第4図に示すように単位板3の周縁部分に補強材
4を埋設することが検討されている。この補強材
4は、例えば図示の如くフランジ部2と盤体1の
周囲部の双方に配材されるように、断面L字形状
のものが好適に用いられる。
ところが、このように盤体1の周縁部に補強材
4を設けても、盤体1の曲げ剛性が不足すること
がある。この対策として、盤体1に補強材を埋設
することが考えられるが、徒に単位板の重量が増
大する。
4を設けても、盤体1の曲げ剛性が不足すること
がある。この対策として、盤体1に補強材を埋設
することが考えられるが、徒に単位板の重量が増
大する。
本考案の組立式貯槽用の単位板は、ガラス繊維
強化プラスチツク等の合成樹脂を素材として形成
されたものにおいて、単位板の辺と平行方向に延
在して前記盤体を横切る突条と、該突条に埋設さ
れた補強材とを備え、該補強材は該突条に倣つた
断面形状であり、該補強材のうち突条の側面であ
つて突条の曲げ中立軸付近に位置する部位に透孔
が設けられているものである。
強化プラスチツク等の合成樹脂を素材として形成
されたものにおいて、単位板の辺と平行方向に延
在して前記盤体を横切る突条と、該突条に埋設さ
れた補強材とを備え、該補強材は該突条に倣つた
断面形状であり、該補強材のうち突条の側面であ
つて突条の曲げ中立軸付近に位置する部位に透孔
が設けられているものである。
本考案で用いられる補強材は透孔が開設されて
いるので、その分だけ軽量であり、単位板の重量
増大が少ない。また、かかる透孔を開設すると、
合成樹脂と補強材との接着力が著しく増大され
る。加えて、本考案の補強材は、突条に埋設され
ているので、補強効果が大きい。補強材の透孔は
突条の曲げ中立軸近傍に位置しており、透孔のな
い補強材を用いた場合と比べても補強効果はほぼ
同等である。なお、この透孔は取付部材の挿通孔
としても使える。
いるので、その分だけ軽量であり、単位板の重量
増大が少ない。また、かかる透孔を開設すると、
合成樹脂と補強材との接着力が著しく増大され
る。加えて、本考案の補強材は、突条に埋設され
ているので、補強効果が大きい。補強材の透孔は
突条の曲げ中立軸近傍に位置しており、透孔のな
い補強材を用いた場合と比べても補強効果はほぼ
同等である。なお、この透孔は取付部材の挿通孔
としても使える。
以下図面に示す実施例を参照しながら、本考案
について更に詳細に説明する。
について更に詳細に説明する。
第1図aは本考案の実施例に係る単位板5の平
面図、第1図bはa図のB−B線に沿う断面図で
ある。この単位板5は、上記従来のものと同様
に、四角形状の盤体1、該盤体1の周囲に立設さ
れたフランジ部2、該フランジ部に穿設されたボ
ルト挿通孔2a、盤体の膨出部1aなどを有して
構成されている。なお、盤体1の短辺縁部にもボ
ルト挿通孔2aが穿設されている。
面図、第1図bはa図のB−B線に沿う断面図で
ある。この単位板5は、上記従来のものと同様
に、四角形状の盤体1、該盤体1の周囲に立設さ
れたフランジ部2、該フランジ部に穿設されたボ
ルト挿通孔2a、盤体の膨出部1aなどを有して
構成されている。なお、盤体1の短辺縁部にもボ
ルト挿通孔2aが穿設されている。
この盤体1は長方形状であり、短手方向に延在
する略コ字形断面形状の2条の突条6を、長辺の
略3等分位に設けてある。(突条6,6の間の部
分が膨出部1aとされている。)そして、第1図
bの要部拡大図である第5図に示すように、これ
らの突条6内に補強材7が埋設してある。第6図
に示す如く、この補強材7は、突条6の断面形状
に一致した略コ字形断面形状とされ、側辺部7
a,7b、これら側辺部7a,7bを連結する連
結部7c及び側辺部7a,7bからの張り出し部
7d,7eを有する。而して、この側辺部7a,
7bには、所定間隔をおいて、複数個の透孔8が
開設されている。
する略コ字形断面形状の2条の突条6を、長辺の
略3等分位に設けてある。(突条6,6の間の部
分が膨出部1aとされている。)そして、第1図
bの要部拡大図である第5図に示すように、これ
らの突条6内に補強材7が埋設してある。第6図
に示す如く、この補強材7は、突条6の断面形状
に一致した略コ字形断面形状とされ、側辺部7
a,7b、これら側辺部7a,7bを連結する連
結部7c及び側辺部7a,7bからの張り出し部
7d,7eを有する。而して、この側辺部7a,
7bには、所定間隔をおいて、複数個の透孔8が
開設されている。
このような補強材7を設けることにより、盤体
1の補強をなすことができる。とりわけ、本実施
例では、補強材7がコ字形を有し、曲げ剛性が高
いので、変形抵抗性が高い。しかも、この補強材
は、透孔8が開設されているので軽量であり、単
位板重量の増大が僅少である。加えて、透孔8の
存在により、合成樹脂と補強材との接着力が高め
られ、これによつても補強効果が増大される。
1の補強をなすことができる。とりわけ、本実施
例では、補強材7がコ字形を有し、曲げ剛性が高
いので、変形抵抗性が高い。しかも、この補強材
は、透孔8が開設されているので軽量であり、単
位板重量の増大が僅少である。加えて、透孔8の
存在により、合成樹脂と補強材との接着力が高め
られ、これによつても補強効果が増大される。
なお、この透孔8は、補強材7の側辺部7a,
7bに設けられ、突条6及び補強材7の曲げ中立
軸付近に位置するので、透孔がない補強材を用い
た場合とほぼ同等の補強効果が得られる。なお、
盤体1に物体を取り付けるに際しては、該透孔を
ボルト等の取付部材の挿通孔として利用できる。
7bに設けられ、突条6及び補強材7の曲げ中立
軸付近に位置するので、透孔がない補強材を用い
た場合とほぼ同等の補強効果が得られる。なお、
盤体1に物体を取り付けるに際しては、該透孔を
ボルト等の取付部材の挿通孔として利用できる。
上記実施例は、本考案の一例であつて、本考案
は他の態様においても実施可能である。
は他の態様においても実施可能である。
第7図に示すように、補強材7にメツシユ9を
接続し、このメツシユ9で盤体1の突条以外の箇
所を補強するようにしても良い。また、単位板の
フランジ部に、第4図に示す補強材4を埋設し、
メツシユ9を該補強材4に接続するようにしても
良い。
接続し、このメツシユ9で盤体1の突条以外の箇
所を補強するようにしても良い。また、単位板の
フランジ部に、第4図に示す補強材4を埋設し、
メツシユ9を該補強材4に接続するようにしても
良い。
本考案において、補強材は、金属材料、ポリカ
ーボネート、アクリルその他の高剛性の材質より
なるものが好適に用いられる。補強材に開設する
透孔の形状は円、楕円、三角形、四角形の他、六
角形等の多角形など、任意形状とし得る。
ーボネート、アクリルその他の高剛性の材質より
なるものが好適に用いられる。補強材に開設する
透孔の形状は円、楕円、三角形、四角形の他、六
角形等の多角形など、任意形状とし得る。
以上詳述した通り、本考案の単位板は、盤体に
突条を設け、この突条に補強材を埋設したので、
曲げ抵抗性が極めて高い。また、この補強材は、
透孔が開設されているので、軽量であり、単位板
の重量増大も小さい。更に、透孔を設けたので、
補強材と樹脂との接着力も高い。この透孔は突条
の曲げ中立軸付近に設けられており、補強材の補
強効果はきわめて高い。なお、この透孔は取付部
材の挿通孔としても利用できる。本考案によれ
ば、単位板の健全性及び耐久性を著しく高めるこ
とが可能とされる。
突条を設け、この突条に補強材を埋設したので、
曲げ抵抗性が極めて高い。また、この補強材は、
透孔が開設されているので、軽量であり、単位板
の重量増大も小さい。更に、透孔を設けたので、
補強材と樹脂との接着力も高い。この透孔は突条
の曲げ中立軸付近に設けられており、補強材の補
強効果はきわめて高い。なお、この透孔は取付部
材の挿通孔としても利用できる。本考案によれ
ば、単位板の健全性及び耐久性を著しく高めるこ
とが可能とされる。
第1図aは本考案の実施例を示す単位板の平面
図、第1図bは同断面図、第2図は単位板3の斜
視図、第3図は組立式貯槽の連結方式を示す概略
的な断面図、第4図は補強用芯材4を設けた単位
板3の断面斜視図、第5図は第1図bの要部拡大
図、第6図及び第7図はそれぞれ補強材7の斜視
図である。 1……盤体、2……フランジ部、3,5……単
位板、4,7……補強材、6……突条、8……透
孔。
図、第1図bは同断面図、第2図は単位板3の斜
視図、第3図は組立式貯槽の連結方式を示す概略
的な断面図、第4図は補強用芯材4を設けた単位
板3の断面斜視図、第5図は第1図bの要部拡大
図、第6図及び第7図はそれぞれ補強材7の斜視
図である。 1……盤体、2……フランジ部、3,5……単
位板、4,7……補強材、6……突条、8……透
孔。
Claims (1)
- 合成樹脂を素材として形成され、四角形状盤体
の周囲にフランジ部を立設してなる組立式貯槽単
位板において、単位板の辺と平行方向に延在して
前記盤体を横切る突条と、該突条に埋設された補
強材とを備え、該補強材は該突条に倣つた断面形
状であり、該補強材のうち突条の側面であつて突
条の曲げ中立軸付近に位置する部位に透孔が設け
られていることを特徴とする組立式貯槽単位板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985161414U JPH024955Y2 (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985161414U JPH024955Y2 (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6276193U JPS6276193U (ja) | 1987-05-15 |
JPH024955Y2 true JPH024955Y2 (ja) | 1990-02-06 |
Family
ID=31087702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985161414U Expired JPH024955Y2 (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH024955Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5524273A (en) * | 1978-08-11 | 1980-02-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Check valve |
JPS59187581A (ja) * | 1983-03-28 | 1984-10-24 | 株式会社ブリヂストン | 貯槽用パネル |
-
1985
- 1985-10-22 JP JP1985161414U patent/JPH024955Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5524273A (en) * | 1978-08-11 | 1980-02-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Check valve |
JPS59187581A (ja) * | 1983-03-28 | 1984-10-24 | 株式会社ブリヂストン | 貯槽用パネル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6276193U (ja) | 1987-05-15 |
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