JPH0249428A - 半導体基板表面に薄膜を形成する方法およびその装置 - Google Patents

半導体基板表面に薄膜を形成する方法およびその装置

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JPH0249428A
JPH0249428A JP31581088A JP31581088A JPH0249428A JP H0249428 A JPH0249428 A JP H0249428A JP 31581088 A JP31581088 A JP 31581088A JP 31581088 A JP31581088 A JP 31581088A JP H0249428 A JPH0249428 A JP H0249428A
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岩崎 正修
Hiromi Ito
博巳 伊藤
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徳井 晶
Katsukichi Mitsui
克吉 光井
Katsuhiro Tsukamoto
塚本 克博
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、半導体基板表面に薄膜を形成する方法およ
びその装置に関するものであり、特に、半導体基板と薄
膜との界面構造を良好に制御できる薄膜形成方法および
その装置に関するものである。
[従来の技術] 電子デバイスの特性は、作成中の故意あるいは意図しな
い事故で導入された不純物の存在に極めて強く影響され
るため、全工程にわたって作製環境の清浄度が極めて高
いレベルに維持される必要があり、使用材料、処理雰囲
気および形成法等に高度な清浄化技術および高純度化技
術が駆使されている。
半導体デバイスにおいて、その製造工程は薄膜形成工程
と回路パターン形成工程とに大別される。
薄膜形成工程は、さらに、膜種や形成方法により、種々
の工程に細分化され、それぞれ独自のあるいは一部共通
した清浄化技術が開発されている。そして、これらのす
べてに共通して重要かつ基本的な清浄化作業は、薄膜形
成前の基板前処理である。
前処理工程では、通常、脱脂、重金属除去、自然酸化膜
除去を目的として、水洗、酸洗浄あるいはアルカリ洗浄
、化学酸化、希フッ酸処理等が行なわれている。これら
の溶液洗浄法は、現在、確立された工程として広く採用
されているが、その決定的な問題点は、処理終了直後か
ら薄膜形成開始までの間に処理後の基板が必ず空気に晒
されるため、特に活性な半導体や金属が基板上に露出し
ているときは、例外なくいくらかの自然酸化膜成長が起
こるということである。それゆえ、溶液洗浄は、有機物
、重金属等の不純物の除去には有効であるが、必ずしも
真性表面を得るための手段とは言えない。
自然酸化膜の成長は、後の工程である薄膜形成工程にお
い、て、薄膜の品質に決定的な悪影響を及ぼす。薄膜形
成には、たとえば、エピタキシャル成長、ポリシリコン
上への高融点金属膜(いわゆるポリサイド構造)形成、
基板に電気的コンタクトを求める配線形成、極薄絶縁膜
形成等があり、これらの形成工程は、高集積化に伴なっ
て、今後、その重要性が益々増大する工程である。した
がって、膜中に取込まれる有害な不純物の除去もさるこ
とながら、薄膜の品質を向上させるために、薄膜と基板
との界面構造のよく制御された薄膜形成法が強く求めら
れている。
第14図は、従来の枚葉式スパッタ装置の断面図である
。第14図を参照して、従来の枚葉式スパッタ装置は1
つのチャンバ20を含み、該チャンバ20はロックバル
ブ21a、ロックバルブ21b、ロックバルブ21cに
より、ローダ室22と、エツチング室23と、デボ室2
4と、アンローダ室25に区分されている。
ローダ室22は、窒素ガス導入口26aと排気口9aを
備えている。ローダ室22内には、たとえばベルトコン
ベヤーのような搬送系27aが設けられている。
エツチング室23はアルゴンガスを導入するアルゴンガ
ス導入口28aと、排気口9bを備えている。エツチン
グ室23内には、搬送系27bが設けられている。エツ
チング室23は基板支持台29aを含んでいる。基板支
持台29a上にトレイ30が置かれており、トレイ30
上に半導体基板たとえばシリコン基板4が置かれている
。高周波電源31がマツチング回路32を介して、シリ
コン基板4に接続されている。基板支持台29aとチャ
ンバ20間は絶縁部33aにより絶縁されている。
デボ室24には、アルゴンガスを導入するアルゴンガス
導入口28bと、排気口9Cが設けられている。デポ室
24内には搬送系27cが設けられている。デボ室24
は基板支持台29bを含んでいる。また、デボ室24は
、ターゲット34を含む。ターゲット34には直流電源
35が接続され、ターゲット34とアルゴンガス間に高
電圧が印加されるようになっている。基板支持台29b
とチャンバ20は絶縁部33bにより絶縁され、ターゲ
ット34とチャンバ20は絶縁部33bで絶縁されてい
る。
アンローダ室25は窒素ガス導入口26bと、排気口9
dを備えている。アンローダ室25内には搬送系27d
が設けられている。
次に、この装置を用いて、基板上に薄膜を形成する方法
について説明する。
まず、ローダ室22、エツチング室23、デボ室24お
よびアンローダ室25のそれぞれを高真空状態にする。
次いで、真空保持されたローダ室22に、窒素ガス導入
口26aより窒素ガスを導入し、室内を大気圧下に戻す
。次いで、扉(図示せず)を開け、トレイ30に載せた
複数枚のシリコン基板4をローダ室22内に導入し、再
び扉を閉める。続い°て、ローダ室22内を排気口9a
から真空ポンプ(図示せず)で排気し、内部を高真空状
態にする。次に、ロックバルブ21aを開き、搬送系2
7aのモータを駆動させ、トレイ30の上に載せたシリ
コン基板4をエツチング室23内に移動させる。そして
、ロックバルブ21aを閉じる。なお、ロックバルブ2
1aの開閉および搬送系27aの作動は、たとえば外部
に設けられたスイッチ手段(図示せず)で行なう。エツ
チング室23は、10− ’ 〜10− ’ To r
 r程度の高真空状態に保たれている。そして、エツチ
ング室23内に10−” 〜10−’ Torrのアル
ゴンガスをアルゴンガス導入口28aより導入する。
続いて、高周波電源31によって、シリコン基板4とア
ルゴンガスとの間に数100〜数1000ボルトのバイ
アスを印加して、プラズマを作る。
このプラズマ中のアルゴンイオンが、負高圧側のシリコ
ン基板4に高いエネルギで衝突して、シリコン基板49
表面に付着している自然酸化膜や汚染物をスパッタエツ
チングする。スパッタエツチングが完了すると、アルゴ
ンガスの導入およびバイアスの印加を止める。そして、
エツチング室23内のアルゴンガスを排気して、エツチ
ング室23内を高真空状態にする。続いて、ロックバル
ブ21bを開き、搬送系27bのモータを駆動させ、ト
レイ30に載せたシリコン基板4をデポ室24内に移動
させる。そして、ロックバルブ21bを閉じる。このと
き、2枚目のシリコン基板4は、エツチング室23に移
動している。デボ室24も、10″″7〜10−’To
rr程度の高真空状態に保たれている。そして、デポ室
24内に、1〇−δ〜10−’Torrのアルゴンガス
をアルゴンガス導入口28bより導入する。続いて、直
流電源35によって、ターゲット34とアルゴンガスと
の間に数100〜数1000ボルトの電圧を印加する。
これにより、プラズマが作られる。このプラズマ中のア
ルゴンイオンが、負高圧側のターゲット34に高いエネ
ルギで衝突して、ターゲット34の物質をスパッタする
。この物質がシリコン基板4上に堆積し、薄膜が形成さ
れる。所望の膜厚、均一性および膜質を有する薄膜の形
成が完了すると、アルゴンガスの導入および電圧の印加
を止め、デポ室24内を、排気して、高真空状態にする
続いて、ロックバルブ21cを開き、搬送系27cのモ
ータを駆動させ、トレイ30の上に載せたシリコン基板
4をアンローダ室25に移動させる。そして、ロックバ
ルブ21cを閉じる。このとき、2枚目の基板はデポ室
24に、3枚目の基板1はエツチング室23に移動して
いる。順次、エツチングされ、続いて、デボされたシリ
コン基板4は、アンローダ室25内のカセットに収納さ
れる。最後のシリコン基板4がカセットに収納されると
、アンローダ室25内の圧力を大気圧に戻し、所望の薄
膜が形成されたシリコン基板4がカセットごと取出され
、次の工程へ送られる。
[発明が解決しようとする課題] 従来のスパッタ薄膜形成装置は以上のように構成されて
いる。それゆえ、アルゴン等の不活性ガスのプラズマに
よるスパッタエツチングで、自然酸化膜や汚染物を除去
するために、シリコン基板4とアルゴンガスとの間に高
バイアスを印加することが必要である。そのため、アル
ゴンプラズマによって、シリコン基板4にダメージが導
入されるという問題点があった。
また、高温水素還元法によるガスエツチングによって自
然酸化膜または汚染物を除去し、その上に連続的に薄膜
を形成する方法も知られている。
しかしながら、この高温水素還元法では、高温(通常1
000℃以上)を要するため、PN接合の熱だれ等を招
来し、その適用範囲が限定されるという問題点があった
また、自然酸化膜を除去する方法として、特開昭61−
27621号公報は、水素気流中で基板温度を800〜
1000℃に加熱して、自然酸化膜を除去する技術を開
示している。しかしながら、このような高温処理では、
前述の熱だれを招来するばかりか、キンスブロン等も述
べているように、アモルファスシリコンが結晶化の進行
したポリシリコンに変化する(E、K1n5bron、
M。
Stenheim、and  R,Knoell。
Appl、Phys、Lett、、Vol、42゜No
、9.835.I  May (1983))。
最近のデバイス作製上の傾向として、ポリシリコンはな
るべく結晶粒径の小さい、すなわち非晶質に近いものが
望まれているため、結晶化の進行したポリシリコンが生
成するのは問題である。
また、特開昭61−124123号公報は、基板に反応
ガスを吸着させ、次いで基板に光照射し、該基板を上記
反応ガスでエツチングするという、基板表面処理方法を
開示している。この先行技術においては、どんな光を使
用するのか、また反応ガスに何を用いるのか、さらに基
板の温度を何度にするのかについて、何ら具体的に記載
されていないので、その詳細は不明である。しかしなが
ら、この技術を、半導体基板上に付着した自然酸化膜等
の除去方法にそのまま応用すると、次に述べる問題点が
生じる。
すなわち、上述の技術では、反応ガスが基板に吸着され
、この吸着された反応ガスが基板をエツチングするので
、基板上の自然酸化膜等が除去されるだけでなく、半導
体基板自体もエツチングされてしまうという問題点が生
じる。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、十分低温で、かつ半導体基板表面に損傷を
与えずに、半導体基板表面に付着した自然酸化膜または
汚染物を除去し、引き続き、大気に晒すことなく該半導
体基板表面に薄膜を形成することのできる、薄膜形成方
法およびその装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は、長年、半導体基板表面に薄膜を形成する
方法について研究を続けてきた。また、半導体基板表面
に付着した自然酸化膜または汚染物を除去する方法につ
いても鋭意研究を続けてきた。その結果、チャンバ内に
半導体基板を置き、該チャンバ内に上記自然酸化膜また
は汚染物と反応し得る反応ガスを導入し、光を照射し、
該自然酸化膜または汚染物等を除去するに際し、上記半
導体基板をわずかに加熱することにより、自然酸化膜ま
たは汚染物をより低温で、より効率良く除去できること
を知見し、本発明を完成させるに至った。すなわち、本
発明は、半導体基板の表面に付着した自然酸化膜または
汚染物を除去し、その後、その清浄表面に薄膜を形成す
る方法に係るものであり、前処理用チャンバ内に上記半
導体基板を置く工程と、上記前処理用チャンバ内に上記
自然酸化膜または上記汚染物と反応し得る反応ガスを導
入する工程と、上記半導体基板を200〜700℃の範
囲内にある温度に加熱する工程と、上記半導体基板の加
熱を行なっているときに、上記200〜700℃の範囲
内にある温度で、上記チャンバ内に導入された反応ガス
と上記半導体基板表面上に付着した自然酸化膜または汚
染物との光化学反応を行なわしめる波長を有する光を上
記反応ガスに照射する工程と、上記加熱下における光化
学反応によって上記半導体基板表面に付着した自然酸化
膜または汚染物を除去した後、引き続き、薄膜形成用チ
ャンバ内に該半導体基板を大気にさらすことなく移し、
該半導体基板表面に薄膜を形成する工程と、を備えてい
る。
そして、上述の方法において、上記前処理用チャンバと
薄膜形成用チャンバを同一のチャンバとし、上記半導体
基板表面に付着した自然酸化膜または汚染物の除去と上
記薄膜形成とを同一のチャンバ内で行なってもよい。
また、前処理用チャンバと上記薄膜形成用チャンバとを
別個に設け、上記半導体基板表面に付着した自然酸化膜
または汚染物の除去と、上記薄膜形成とを、別個のチャ
ンバ内で行なってもよい。
また、上記前処理用チャンバ内で上記半導体基板表面に
付着した自然酸化膜または汚染物を除去した後、この半
導体基板を自然酸化膜が再形成しないように制御された
ガス雰囲気中に移し、その後、引き続き、この半導体基
板を上記薄膜形成用チャンバに移して、上記薄膜形成を
行なってもよい。
上記薄膜を形成す゛る方法は、特に限定されないが、化
学堆積法またはスパッタ堆積法が好ましく採用される。
化学堆積法によって形成される薄膜は特に限定しないが
、単結晶シリコン膜、多結晶シリコン膜または非晶質シ
リコン膜が好ましい。また、窒化シリコン膜または酸化
シリコン膜を含む絶縁体薄膜であってもよい。さらに、
タングステ、モリブデン、タンタルまたはチタンを含む
高融点金属の薄膜、または、これら高融点金属のシリサ
イド化合物の薄膜でもよい。
スパッタ堆積法によって形成される薄膜は、特に限定さ
れないが、絶縁体膜、導電性膜等が好ましい。
本発明で用い得る反応ガスは紫外領域に吸収のあるガス
であれば特に制限されずに用いられ、−般には塩化水素
ガス、水素ガス、塩素ガス等のガスが用いられ、塩化水
素ガスは特に好ましく用いられる。
半導体基板は、200〜700℃の範囲内にある温度に
加熱される。後に、詳細に、データを示して説明するが
、200℃以下では自然酸化膜の除去速度が遅いので好
ましくなく、700℃以上では自然酸化膜の除去速度は
速くなる一方、上述の熱だれおよびアモルファスシリコ
ンからポリシリコンへの変化を引き起こし、好ましくな
い。
照射する光は半導体基板の加熱を行なっているときに、
上記200〜700℃の範囲内にある温度で、上記チャ
ンバ内に導入された反応ガスと上記半導体基板表面に付
着した自然酸化膜または汚染物との光化学反応を行なわ
しめる波長を有するものなら、いずれでも使用し得る。
そのうちでも、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、水銀
−キセノンランプ、エキシマレーザ等から照射される光
は、好ましい。
反応ガスの雰囲気圧力は、好ましくは、大気圧からQ、
1Torrの範囲に選ばれる。0.1Torr以下では
、自然酸化膜の除去速度が遅く、大気圧以上にすると、
自然酸化膜だけでなく、基板をもエツチングしてしまう
ので好ましくない。
また、同様の目的で、半導体基板を200〜700℃の
範囲内にある温度に加熱する手段として、光を用いても
よい。半導体基板を加熱するための光源は、反応ガスに
照射する光源と同一のものであってもよい。この場合に
は、アルゴン−アークランプ、キセノン−水銀ランプが
好ましく用いられる。
また、半導体基板を加熱するための光を赤外線とし、反
応ガスに照射する光を紫外線としてもよい。
そして、半導体基板の表面に付着した自然酸化膜または
汚染物を除去し、その後、その清浄表面に薄膜を形成す
る装置としては、処理すべき上記半導体基板を収容する
前処理用チャンバと、上記前処理用チャンバに上記自然
酸化膜または汚染物と反応し得るガスを導入する反応ガ
ス導入手段と、上記半導体基板を200〜700℃の範
囲内にある温度に加熱する加熱手段と、上記半導体基板
の加熱を行なっているときに、上記200〜700℃の
範囲内にある温度で、上記前処理用チャンバ内に導入さ
れた反応ガスと上記半導体基板表面に付着した自然酸化
膜または汚染物との光化学反応を行なわしめる波長を有
する光を上記反応ガスに照射する光源と、上記自然酸化
膜または汚染物が除去された半導体基板の表面に、引き
続き、大気にさらすことなく薄膜を形成する薄膜形成手
段と、を備え、上記薄膜形成手段は上記薄膜を形成すべ
き上記半導体基板を収容する薄膜形成用チャンバを備え
る装置がある。
そして、上記前処理用チャンバと上記薄膜形成用チャン
バとは同一チャンバで構成されてもよ<、。
別個のチャンバで構成されてもよい。
また、上記前処理用チャンバと上記薄膜形成用チャンバ
との間に設置され、上記前処理用チャンバで自然酸化膜
または汚染物が除去された半導体基板を、自然酸化膜が
再形成しないように制御されたガス雰囲気下に配置させ
る成膜前チャンバを備えてもよい。
上記薄膜形成手段は特に限定しないが、化学堆積法によ
り薄膜を形成する手段、スパッタ堆積法により薄膜を形
成する手段が好ましく用いられる。
上記光源は特に限定されずに用いられるが、低圧水銀ラ
ンプ、高圧水銀ランプ、水銀キセノンランプ、アルゴン
−アークランプ、エキシマレーザ等が好ましく用いられ
る。
上記薄膜形成用チャンバは、そのチャンバ内の雰囲気圧
力を調整する圧力調節手段を備えているものが好ましい
また、上記前処理用チャンバは、そのチャンバ内の雰囲
気圧力を大気圧から0.1Torrまでの圧力に調節す
る圧力調節手段を備えているものが好ましい。
さらに、上記前処理用チャンバの内壁は、耐エツチング
性材料で被覆されるのが好ましい。
また、半導体基板の表面に付着した自然酸化膜または汚
染物を除去し、その後、その清浄表面にスパッタ堆積法
により薄膜を形成する装置としては、処理すべき上記半
導体基板を収容するチャンバと、上記チャンバ内に上記
自然酸化膜または汚染物と反応し得るガスを導入する反
応ガス導入手段と、上記半導体基板を200〜700’
Cの範囲内にある温度に加熱する加熱手段と、上記半導
体基板の加熱を行なっているとき、上記200〜700
℃の範囲内にある温度で、上記チャンバ内に導入された
反応ガスと上記半導体基板表面に付着した自然酸化膜ま
たは汚染物との光化学反応を行なわしめる波長を有する
光を上記反応ガスに照射する光源と、上記チャンバ内に
設けられ、上記自然酸化膜または汚染物が除去された半
導体基板の表面に形成される薄膜の成分を提供するター
ゲットと、上記チャンバ内に設けられ、上記半導体基板
を移動させる基板移動手段と、を備え、上記基板移動手
段は、上記半導体基板上に付着した自然酸化膜または汚
染物を除去するときには、上記半導体基板の表面が上記
光源と対向するように上記半導体基板を移動させるもの
であり、上記半導体基板上に薄膜を形成するときには、
上記半導体基板の表面が上記ターゲットと対向するよう
に上記半導体基板を移動させるものである、半導体基板
表面に薄膜を形成する装置が好ましい。
[作用] 上述のとおり、本発明においては、半導体基板表面上に
付着した自然酸化膜または汚染物を反応ガスで除去する
にあたり、光と熱とを併用している。反応ガスにたとえ
ばHCmガスを用いた場合、たとえば自然酸化膜は次の
ような反応式に従って、基板上から除去される。
S i 02 +4HC庭→SLC之。+2H20本発
明は、この反応が、光エネルギと熱エネルギとの相乗効
果により促進されるのを利用している。それゆえに、光
だけでは活性化できないような反応ガスを用いても、該
反応ガスで自然酸化膜または汚染物を除去することが可
能となる。また、高温下に置かないと自然酸化膜または
汚染物を除去できない場合であっても、光のエネルギの
助けによって、より低温で、自然酸化膜または汚染物を
除去できるようになる。
それゆえに、十分低温で、かつ半導体基板表面に損傷を
与えずに、半導体基板表面に付着した自然酸化膜または
汚染物を除去できるようになる。
そして、このようにして得られた半導体基板の真性表面
に、引き続き、大気に晒すことなく、薄膜を形成するの
で、半導体基板と薄膜との界面に自然酸化膜等が介在し
なくなる。そのため、半導体基板と薄膜との界面構造が
良好な状態に制御される。
[実施例] 本発明に係る、半導体基板表面に薄膜を形成する方法は
、2つの主要工程、すなわち半導体基板の表面に付着し
た自然酸化膜または汚染物を除去する工程(以下、第1
の工程という)と、上記半導体基板表面に付着した自然
酸化膜または汚染物を除去した後、引き続き、大気に晒
すことなく上記半導体基板表面に薄膜を形成する工程(
以下、第2の工程という)と、からなる。
まず、第1の工程において、半導体基板表面から自然酸
化膜または汚染物が、実際にどの程度除去されるかにつ
いて゛、実験データを示しながら、説明する。
使用した実験装置: 第1図は、使用した実験装置の断面図である。
第1図を参照して、実験装置は、チャンバ3を備えてい
る。チャンバ3には、HCuガス導入口6と、5iH2
C見、ガス導入ロアと、NH,ガス導入口8と、排気口
9が設けられている。さらに、チャンバ3には、チャン
バ3内に紫外線を照射するための紫外線入射窓2が設け
られている。
紫外線入射窓2に対向して、低圧水銀ランプ1が設置さ
れている。チャンバ3内には基板支持台5が設置され、
基板支持台5の上には半導体基板たとえばシリコン基板
4が置かれている。基板支持台5は加熱手段5aを備え
ている。これにより、基板支持台5を介して、シリコン
基板4を加熱できる。
次に、上述の実験装置を用いて、半導体基板の表面に付
着した自然酸化膜または汚染物を除去する方法の概略を
述べる。
基板支持台5上にシリコン基板4を置く。このシリコン
基板4は、溶剤処理を行なった後のものであるが、既に
大気に触れて、その表面に自然酸化膜が生じている。次
いで、HCiガス導入口6より、HCuガスをチャンバ
3内に導入し、シリコン基板4の表面にHCIIガスを
供給する。次いで、低圧水銀ランプ1を点灯することに
より、紫外線入射窓2からシリコン基板4の表面に紫外
線を照射する。この紫外線照射と同時に、シリコン基板
4を200〜700℃に加熱する。すると、光と熱の相
乗効果により、たとえば、次に示す反応が促進され、シ
リコン基板4上の自然酸化膜が除去される。
S i02 +4HC見→SiC見、+2H20自然酸
化膜が除去されているか否かの確認の方法二以上のよう
にして自然酸化膜が除去されるわけであるが、自然酸化
膜が除去されているか否かを確認するためには、工夫を
要する。なぜなら、シリコンは極めて酸化されやすい物
質であるので、上述の方法に従って自然酸化膜を除去し
ても、その効果を確認するためにシリコン基板を装置外
に取出すと、その瞬間に再び表面が酸化されてしまうか
らである。そこで、その評価にあたり、ここでは2つの
巧みな手法が考案されている。
第1の確認方法: 第1の確認の方法は、シリコン基板の表面から自然酸化
膜を除去した後、そのまま、その上へシリコン窒化膜等
の酸素原子を含まない薄膜を堆積し、その後、オージェ
電子分光法等で膜厚方向の元素プロファイルを観測する
、という方法である。
この方法によれば、シリコン基板(St)と堆積膜(S
i3N4)との界面近傍における酸素の信号の検出の有
無により、自然酸化膜の有無が判定される。
第2A図は、シリコン基板の表面から自然酸化膜を除去
した直後に、シリコン窒化膜を化学堆積法(以下、CV
D法という)により堆積させて得た試料の、膜厚方向の
オージェプロファイルである。オージェ電子分光法に供
した試料は、次のようにして作られた。
第1図を参照して、基板支持台5上に溶液洗浄を行なっ
た後のシリコン基板4を置いた。このシリコン基板4は
、大気に触れて、既に自然酸化膜が生じていた。次いで
、HCuガス導入口6より、HCuガスをチャンバ3内
に導入し、シリコン基板4の表面にHCuガスを供給し
た。次いで、シリコン基板4表面に紫外線を照射すると
同時に、基板を200〜700℃の範囲内にある温度に
加熱して、自然酸化膜の除去処理を行なった。HC旦ガ
スの被爆時間は、数分間であった。次いで、排気口9か
らH(4ガスを排気し、次いで5iH2cQ、zガス導
入ロアより5iH2Ci2ガスを導入し、NH,ガス導
入口8よりNH3ガスを導入し、シリコン基板4上にシ
リコン窒化膜をCVD法により堆積させた。そして、こ
のものを、オージェ電子分光分析に供した。第2A図に
おいて、横軸はスパッタ時間であり、縦軸はオージェ信
号である。第2A図から明らかなように、自然酸化膜の
除去処理(HCII処理をしたもの)を行なったものは
、Siと5t3N4の界面近傍に、酸素の信号が検出さ
れなかった。
第2B図は、自然酸化膜除去処理を行なわず(HCi処
理なし)に、St、N4を堆積したものの、膜厚方向の
元素プロファイルである。第2B図から明らかなように
、SiとSt、N、の界面近傍に、酸素の信号が検出さ
れた。
以上の結果より、第1の工程である自然酸化膜の除去処
理を施すと、自然酸化膜が確実に除去される、というこ
とが確認される。
第2の確認方法: 自然酸化膜の除去処理の効果の第2の確認方法は、自然
酸化膜の除去処理前後のシリコン基板に紫外線を照射し
て光電子放出を行なわせ、放出される電子の量(光電流
)の変化を測定する方法である。この方法は、後述のよ
うに、自然酸化膜の有無が光電流量に著しい影響を与え
るため、自然酸化膜の有無の良好な判定手段となり得る
また、この方法においては、自然酸化膜を除去するため
に用いる紫外線を、そのまま、光電子放出を起こさせる
紫外線として用いることができるので、光電流を追跡す
ることで、自然酸化膜が除去されていく状況をモニタで
きる、という利点がある。
光電流と自然酸化膜の有無の関係を、第3A図および第
3B図を参照して説明する。これらの図はアルゴン雰囲
気中、基板温度を550℃にして、紫外線照射開始後か
ら、放出される光電子の電流を追跡したものである。第
3A図は、550℃で15分間紫外線照射下でHCQガ
スを被爆させたシリコン基板を用いたときのデータであ
り、第2A図に対応する。第3B図は、この処理を行な
わなかったシリコン基板を用いた場合のデータであり、
第2B図に対応する。
これらの図から明らかなように、自然酸化膜の除去処理
を行なった場合、光電流が著しく小さくなっている。そ
れゆえに、光電流の減少は自然酸化膜が除去されるため
に生じる現象である、と結論づけることができる。
また、光電流の減少の程度を追跡することにより、自然
酸化膜が除去されていく状況をモニタできる、という結
論も、容易に理解されるであろう。
第3A図と第3B図の結果を念頭において、第1の工程
における自然酸化膜の除去が、熱反応と光化学反応の相
乗効果によるものであることを、次に立証していく。
第4A図、第4B図、第4C図および第4D図は、図中
に示されている各基板温度で、自然酸化膜の除去処理を
行なっているときの光電流の変化を示したものである。
すなわち、第1の工程における、自然酸化膜の除去処理
方法、の温度依存性を見たものである。第4A図は、基
板温度を250℃にしたときの、光電流の変化を示した
ものである。第4B図は、基板温度を450℃にしたと
きの、光電流の変化を示したものである。第4C図は、
基板温度を500℃にしたときの、光電流の変化を示し
たものである。第4D図は、基板温度を550℃にした
ときの、光電流の変化を示したものである。これらの図
において、横軸は時間(分)であり、縦軸は光電流(μ
A)である。充電流測定は、半導体基板を各温度でHC
I雰囲気に置き、紫外線照射時間のシャッタを開放し、
時間を追うで電流値を追跡していくという手順で行なっ
た。第4A図〜第4D図より、次の知見が得られた。
■ 各温度とも、紫外線照射とともに光電流は減少する
■ 光電流の減少速度は、基板の温度上昇とともに急速
に増大する。
■ 減少後の光電流は、基板温度に関係なく、一定値に
落着く。
光電流の減少は、前述のとおり、自然酸化膜の除去に関
連づけることができるので、上述の結果より、自然酸化
膜の除去速度は高温はど大きく、熱により加速されるも
のであるということが示唆される。また、データブック
によれば、常温常圧のHe1lは、約150nm以下の
波長の紫外線しか吸収しない。したがって、低圧水銀ラ
ンプから照射される光(1849Aと2537Aの波長
を有する紫外線)では、本来ならば、HCLは励起され
ず、ひいては、このHCLが自然酸化膜を除去すること
は不可能だろう。しかしながら、基板を200〜700
℃の範囲内にある温度に加熱することにより、実際に、
第4A図〜第4D図に示したごとく、自然酸化膜が除去
されるのである。
よって、この点からも、第1の工程における自然酸化膜
の除去は、熱と光の相乗効果の結果であると結論できる
なお、薄膜形成前の前処理という時間制約のあるもとで
は、第4A図〜第4D図の結果は、500℃程度以上の
基板温度が望ましいことを示しているが、この温度でも
熱反応のみによる場合と比べると、著しい低温化が達成
されており、実用的意義は非常に大きいといえる。
第5図は、第1の工程における、自然酸化膜の除去処理
の紫外線照射効果を見たものである。実験装置は、第1
図に示す装置に光電子コレクタ電極を備え付けたものを
用いた。この光電子コレクタ電極は、メツシュ状の電極
であり、第1図を参照して、シリコン基板4と紫外線入
射窓2との間の位置に配置される。
本実験では、Ar雰囲気中で、基板温度を500℃にし
、光電子コレクタ電極に印加する電圧を変化させて、光
電流を測定した。
測定するための基板として、以下の4種類が選ばれた。
■ 紫外線を照射しながら、500℃において15分間
HCI被爆させた基板(第1工程の処理を行なったもの
)。
■ 紫外線を照射しながら、500℃において15分間
HCI被爆させ、このとき同時に、光電子電極に+25
0vの電圧を印加し続けて得た基板。
■ 紫外線を照射せずに、500℃において15分間H
Cm被爆を行なった基板。
■ HCII被爆を全く行なわなかった基板。
第5図から明らかなように、充電流特性は、■と■とか
らなるグループと、■と■とからなるグループに明瞭に
分かれた。このことから、以下の事柄が明らかとなった
。すなわち、■と■を比較すると明らかなように、50
0℃程度の高温でも、紫外線照射のない場合には、HC
i処理は効果がない。また、■と■を比較すると明らか
なように、自然酸化膜除去には、HCi被爆は必要不可
欠である。これについては、第2A図、第2B図、第3
A図および第3B図の説明のところで説明したので、こ
こではその説明を省略する。
なお、第4A図〜第4D図の結果だけを参照すると、光
電流測定中に印加した外部電界によりHC免プラズマが
発生し、そのプラズマによって自然酸化膜が除去されて
いるのではないかという疑問が生じるかもしれないが、
■と■を比べて、光電流値に差がないことより、かかる
疑問は解消される。
また、第5図を参照して、印加電圧の増加とともに光電
流が増加するのは、測定雰囲気ガスであるAr中の電子
増倍作用によるもので、現在の議論にとって大きな意味
はない。以上の事柄より、自然酸化膜の除去は、光と熱
の相乗効果によって初めて可能となる、と結論づけるこ
とができる。
それゆえ、光だけでは活性化できないような反応ガスを
用いても自然酸化膜の除去が可能となる。
また、高温下に置かないと自然酸化膜を除去できない場
合であっても、光のエネルギの助けによって、より低温
で自然酸化膜を除去できるようになる。
次に、自然酸化膜の除去処理における、望ましい基板温
度の範囲を求める実験を行なった。
第6図は、UV−HCII!、系でシリコン基板をエツ
チングしたときの、エツチング速度と温度との関係を示
した、アレニウスプロット(log(エツチングレート
)vs、1/T)である。ここでは、自然酸化膜の除去
速度でなく、シリコン基板のエツチング速度をとってい
る。これは、以下の理由による。すなわち、自然酸化膜
は薄すぎて、除去速度の定量ができないから、シリコン
基板のエツチング速度を求め、このシリコン基板のエツ
チング速度から自然酸化膜の除去速度を推測しよう、と
考えたためである。第6図の結果を説明する前に、エツ
チング速度の求め方を、第7A図、第7B図および第7
C図を参照して説明する。まず、第7A図を参照して、
シリコン酸化膜のマスク15が形成された半導体基板1
6を準備する。
半導体基板16には1〜100Ω・cmの抵抗を有する
p型(100)シリコン基板を用いた。次に、第7B図
を参照して、エツチングを所定のエツチング条件(10
0%HCIIニア00secm。
雰囲気圧カニ7.2Torr、低圧水銀ランプの照射の
ある場合とない場合)下で行なった。次に、第7C図を
参照して、マスク15を除去し、エツチング深さdを求
めた。このエツチング深さdから、エツチング速度が求
められた。
以上のような求め方により、UVを照射する場合とUV
を照射しない場合に分けて、種々の温度でエツチング速
度を求めた。第6図は、このようにして求められたエツ
チング速度を温度の関数として、アレニウスプロットし
たものである。
第6図の上のプロットを参照して、UV照射がある場合
、エツチング速度は室温から200℃にかけて少しずつ
上昇し、200℃を屈曲点として急上昇することがわか
った。これは、200℃以下では実効的なエツチングが
起こらず、200℃以上にして初めて実効的なエツチン
グが起こる、ということを示している。また、第6図の
下のプロットは、UVを照射しないと、基板温度を60
0℃まで上昇させても、エツチング速度があまり大きく
ならず、実効的なエツチングが起こらないことを示して
いる。
これらのエツチング条件は、本発明の第1の工程で採用
される自然酸化膜の除去処理条件と同じであるから、第
6図の結果は、自然酸化膜の除去速度にそのままあては
めることができる。
以上の結果より、基板温度を200℃以上にし、かつU
Vを照射して初めて、熱と光の相乗効果により、実効的
な自然酸化膜除去処理が行なえるということが明らかと
なった。
ところで、第6図からも明らかなように、200℃以上
ならば、温度を上げれば上げるほど、自然酸化膜の除去
速度は大きくなる。しかしながら、600℃以上に基板
温度を上げると、アモルファスシリコンがポリシリコン
に変化すると報告されている(E、K1n5bron、
M、5ternhe im、and  R,Knoe 
11.App I。
Phys、Lett、、Vol、42.No、9゜83
5、I  May (1983))。
最近のデバイス作製上の傾向として、ポリStはなるべ
く結晶粒径の小さい、すなわち非晶質に近いものが望ま
れており、基板温度は上述のとおり600℃以下にする
のが望ましいが、これ以上の温度で処理しても実用的に
は十分に使用に耐え得るものが得られるし、また温度を
上げると自然酸化膜の除去速度が速くなるという利点が
ある。
しかし、700℃を越えると、上記利点よりも、アモル
ファスシリコンからポリシリコンへ変化するという不利
な点が強調されるようになる。したがって、半導体基板
の処理温度は200〜700℃の範囲にある温度に設定
されるのが好ましい。
本発明の実施例 以下、本発明の実施例(第1工程十第2工程)について
説明する。
第8A図は、本発明の第1の実施例に係る、薄膜形成方
法を実現するための装置の断面図であり、化学堆積法(
以下、CVD法という)により薄膜を形成する装置であ
る。
第8AI!lを参照して、処理装置はチャンバ3を備え
ている。チャンバ3には、HCiガス導入口6と、成膜
用ガス導入口36と、排気口9が設けられている。さら
に、チャンバ3には、チャンバ3内に紫外線を照射する
ための紫外線入射窓2が設けられている。紫外線入射窓
2に対向して、低圧水銀ランプ1が設置されている。チ
ャンバ3内には基板支持台5が設置され、基板支持台5
の上にシリコン基板4が置かれている。基板支持台5は
加熱手段5aを備えており、基板支持台5を介して、シ
リコン基板4を加熱できるように構成されている。
次に、上述の装置を用いて、半導体基板表面にCVD法
により薄膜を形成する方法について述べる。
第8A図を参照して、基板支持台5上にシリコン基板4
を置く。このシリコン基板4は、溶剤処理を行なった後
のものであるが、既に空気に触れて自然酸化膜が生じて
いる。次いで、第8B図を参照して、HCILガス導入
口6より、HCfLガスをチャンバ3内に導入し、シリ
コン基板4の表面にHCIIガスを供給する。次いで、
低圧水銀ランプを点灯することにより、紫外線入射窓2
からシリコン基板4の表面に紫外線を照射する。この紫
外線照射と同時に、シリコン基板4を200〜700℃
に加熱する。すると、光と熱の相乗効果により、たとえ
ば、次に示す反応が促進され、シリコン基板4上に付着
した自然酸化膜が除去される。
S i 02 +4HCl−8i C114+ 2H2
0続いて、引き続き、大気に晒すことなく、半導体基板
表面にCVD法により薄膜を形成する。すなわち、第8
C図を参照して、排気口9よりHC史ガスを排気する。
次いで、加熱手段5aを動作させて、半導体基板4を加
熱し、成膜用ガス導入口36より成膜用ガス(たとえば
、S t H2CQ。
、+NH3)を導入する。すると、半導体基板4の表面
に所定の薄膜が形成される。
半導体基板表面に付着した自然酸化膜または汚染物は、
十分低温で、かつ、半導体基板表面に損傷を与えること
なく除去され、その後、引き続き、大気に晒すことなく
、その上に薄膜が形成されるので、半導体基板と薄膜と
の界面に自然酸化膜等は介在しなくなる。それゆえ、半
導体基板と薄膜との界面構造が良好な状態に制御された
ものが得られる。
本発明の第2の実施例(CVD法) なお、上述の実施例では、自然酸化膜等を除去するため
のチャンバ(以下、前処理用チャンバという)と薄膜を
形成するためのチャンバ(以下、薄膜形成用チャンバと
いう)が一体的に形成され、同一チャンバ内で自然酸化
膜等の除去と薄膜形成とを行なえるように構成された、
薄膜形成装置について説明した。しかし、前処理用チャ
ンバと薄膜形成用チャンバとを分離して構成してもよい
第9図に示す装置は、その例であって、本発明の第2の
実施例である。断面図で表わされている。
第9図において、当該装置は1つのチャンバ20を備え
ている。このチャンバ20は、ロックバルブ21aによ
り、前処理用チャンバ37と薄膜形成用チャンバ38に
区分されている。前処理用チャンバ37には、HCII
I、ガス導入口6が設けら゛れている。さらに、前処理
用チャンバ37には、前処理用チャンバ37内に紫外線
を照射するための紫外線入射窓2が設けられている。紫
外線入射窓2に対向して、低圧水銀ランプ1が設置され
ている。前処理用チャンバ37内には基板支持台5が設
置され、基板支持台5の上にはシリコン基板4が置かれ
ている。基板支持台5は加熱手段5aを備えており、基
板支持台5を介して、シリコン基板4を加熱できるよう
に構成されている。また、前処理用チャンバ37内には
、ベルトコンベアの如き搬送系27aが設けられている
薄膜形成用チャンバ38には、成膜用ガス導入口36a
、36bと、排気口9が設けられている。
薄膜形成用チャンバ38内には、基板支持台5′が設置
されている。基板支持台5′は加熱手段5a′を備えて
いる。薄膜形成用チャンバ38には、搬送系27bが設
けられている。
次に、上述の装置を用いて、半導体基板表面に薄膜を形
成する方法について述べる。
第9図を参照して、前処理用チャンバ37内の基板支持
台5上にシリコン基板4を置く。このシリコン基板4は
、溶剤処理を行なった後のものであるが、既に空気に触
れて自然酸化膜が生じている。次いで、HCIガス導入
口6より、HCIIガスを前処理用チャンバ37に導入
し、シリコン基板4の表面に塩酸ガスを供給する。次い
で、低圧水銀ランプ1を点灯することにより、紫外線入
射窓2からシリコン基板4の表面に紫外線を照射する。
この紫外線照射と同時に、シリコン基板4を200〜7
00℃に加熱する。すると、光と熱の相乗効果により、
シリコン基板4上に付着した自然酸化膜が除去される。
次いで、ロックバルブ21aを開けて、搬送系27aお
よび搬送系27bを作動させ、半導体基板4を薄膜形成
用チャンバ38内に導入し、基板支持台5′上にシリコ
ン基板4を置く。ロックバルブ21aの開閉および搬送
系27a、27bの作動は、たとえば外部に設けられた
スイッチ手段(図示せず)で行なうようにしてもよい。
次いで、排気口9より、薄膜形成用チャンバ38内のガ
スを排気する。次いで、加熱手段5a′を動作させ、半
導体基板を加熱し、同時に成膜用ガス導入口36a、3
6bより薄膜形成用チャンバ38内に成膜用ガスを導入
する。すると、半導体基板表面に所望の薄膜が形成され
る。
CVD法により形成する薄膜としては、シリコン基板上
の単結晶シリコン膜(すなわちエピタキシャルシリコン
膜)、多結晶シリコン膜、非晶質シリコン膜等がある。
エピタキシャルシリコン膜の形成においては1、半導体
基板との界面に自然酸化膜の介在しないエピタキシャル
シリコン膜を、600℃程度の低温の基板温度で形成す
ることが可能となる。これにより、コンタクト抵抗の十
分少さいものが得られる。また、多結晶シリコン膜の形
成においても、基板との間にコンタクト抵抗を著しく増
大させる原因となっていた自然酸化膜が介在しなくなる
。そのため、コンタクト抵抗が十分少さな多結晶シリコ
ン配線を安定して形成することが可能となる。また、C
VD法により形成する薄膜として、たとえばゲート絶縁
膜や、キャパシタ絶縁膜として使用される酸化シリコン
膜や、窒化シリコン膜等の極薄絶縁膜も形成可能であり
、半導体基板との界面に自然酸化膜が介在しない良質の
極薄絶縁膜が得られる。自然酸化膜は、高温で意図的に
酸化して形成した酸化シリコン膜と異なり、膜が緻密で
なく、欠陥も多いため、絶縁耐圧が極めて低い。本発明
に従って、自然酸化膜を除去した後に、CVD法により
酸化シリコン膜や窒化シリコン膜を形成すると、絶縁膜
として極めて不完全な自然酸化膜が存在しないため、絶
縁特性が大幅に向上する。また窒化シリコン膜の形成に
おいても、自然酸化膜が存在しないため、誘電率の低下
のない、絶縁特性の極めて良好な薄膜を提供し得る。な
お、窒化シリコン膜は、酸化シリコン膜より誘電率が大
きいため、キャパシタ絶縁膜として好ましく使用されて
いるものである。
また、自然酸化膜を除゛去した後、タングステン、モリ
ブデン、タンタル、チタン等の高融点金属や1、これら
のシリサイド化合物の薄膜を、CVD法によって形成し
てもよい。いずれの場合も、界面に自然酸化膜が存在し
ないものが得られるため、熱処理なしでも、極めて低い
コンタクト抵抗を有するものを得ることができる。
本発明の第3の実施例(CVD法) 第10図は薄膜形成装置の第3の実施例の断面図である
この装置は、1つのチャンバ20を備え、このチャンバ
20がロックバルブ21aとロックバルブ21bにより
、前処理用チャンバ37と、成膜前チャンバ39と、薄
膜形成用チャンバ38に区分されている。第10図を参
照して、前処理用チャンバ37には、HCjlガス導入
口6と、排気口9が設けられている。さらに、前処理用
チャンバ37には、前処理用チャンバ37内に紫外線を
照射するための紫外線入射窓2が設けられている。
紫外線入射窓2に対向して、低圧水銀ランプ1が設置さ
れている。前処理用チャンバ37内には基板支持台5が
設置され、基板支持台5の上にはシリコン基板4が置か
れている。基板支持台5は加熱手段5aを備えており、
基板支持台5を介して、シリコン基板4を加熱できるよ
うに構成されている。また、前処理用チャンバ37内に
は、シリコン基板4を搬送するための搬送系27aが設
けられている。
成膜前チャンバ39内にも、搬送系27bが設置されて
いる。’i’itm形成用チャンバ38には、成膜用ガ
ス導入口36と排気口9が設けられている。
薄膜形成用チャンバ38内には基板支持台5′が設置さ
れ、基板支持台5′の上にはシリコン基板4が置かれて
いる。基板支持台5′は加熱手段5a′を備えており、
基板支持台5′を介して、シリコン基板4を加熱できる
ように構成されている。
また、薄膜形成用チャンバ38内には、半導体基板4を
搬送するための搬送系27cが設置されている。
次に、この装置を用いて、半導体基板の上に薄膜を形成
する方法について述べる。
前処理用チャンバ37内の基板支持台5上にシリコン基
板4を置く。このシリコン基板4は、溶剤処理を行なっ
た後のものであるが、既に空気に触れて自然酸化膜が生
じている。次いで、Hutガス導入口6より、HCl1
ガスを前処理用チャンバ37内に導入し、シリコン基板
4の表面にHC【ガスを供給する。次いで、低圧水銀ラ
ンプ1を点灯することにより、紫外線入射窓2からシリ
コン基板4の表面に紫外線を照射する。この紫外線照射
と同時に、シリコン基板4を200〜700℃に加熱す
る。すると、光と熱の相乗効果により、シリコン基板4
上の自然酸化膜が除去される。
次いで、ロックバルブ21aを開けて、搬送系27aを
作動させて、半導体基板4を成膜前チャンバ39内に導
く。この成膜前チャンバ39では、半導体基板の表面に
自然酸化膜が再形成しないように、そのガス雰囲気が制
御されている。次いで、ロックバルブ21aを閉じる。
その後、ロックバルブ21bを開けて、搬送系27bを
作動させて半導体基板4を薄膜形成用チャンバ38内の
基板支持台5′に導く。なお、このとき、ロックバルブ
21gとロックバルブ21bとを同時に開放状態にしな
いよ°うに制御すると、前処理用チャンバ37内の残留
ガスと薄膜形成用チャンバ38内の残留ガスとによる、
前処理用チャンバ37と薄膜形成用チャンバ38の内部
汚染を防止することができる。
続いて、薄膜形成用チャンバ38内において、加熱手段
5 a /を動作させ、シリコン基板4を加熱する。こ
れと同時に、成膜用ガス導入口36より、薄膜形成用チ
ャンバ38内に成膜用ガスを導入する。すると、半導体
基板4の表面に所望の薄膜が形成される。
本発明の第4の実施例(スパッタ堆積法)第11図は、
薄膜形成装置の第4の実施例の断面図である。この装置
は、1つのチャンバ20を備え、このチャンバ20は、
ロックバルブ21a10ツクバルブ21b、ロックバル
ブ21cによりローダ室40と、前処理用チャンバ37
と、薄膜形成用チャンバ38と、アンローダ室41に仕
切られている。
ローダ室40には、窒素ガス導入口26と、排気口9a
が設けられている。また、ローダ室40には、搬送系2
7aが設置されている。
前処理用チャンバ37には、Hllガス導入口6と、排
気口9bが設けられている。さらに、前処理用チャンバ
37には、前処理用チャンバ37内に紫外線を入射する
ための紫外線入射窓2が設けられている。紫外線入射窓
2に対抗して、低圧水銀ランプ1が設置されている。前
処理用チャンバ37内には基板支持台5が設置され、基
板支持台5の上にはトレイ30が置かれており、トレイ
30にはシリコン基板4が載せられている。基板支持台
5は加熱手段5aを備えており、基板支持台5を介して
、シリコン基板4を加熱できるように構成されている。
また、前処理用チャンバ37内には、シリコン基板4を
搬送するための搬送系27bが設置されている。
薄膜形成用チャンバ38は、スパッタ堆積法により薄膜
を形成するデボ室である。薄膜形成用チャンバ38には
、アルゴンガスを導入するアルゴンガス導入口28と排
気口9Cが設けられている。
薄膜形成用チャンバ38は、基板支持台5′を含んでい
る。また、薄膜形成用チャンバ38には、ターゲット3
4が設けられている。ターゲット34には直流電源35
が接続され、ターゲット34とアルゴンガス間に高電圧
が印加され得るようになっている。基板支持台5′とチ
ャンバ20は絶縁部33により絶縁され、ターゲット3
4とチャンバ20は絶縁部33で絶縁されている。薄膜
形成用チャンバ38内には搬送系27cが設置されてい
る。
アンローダ室41は窒素ガス導入口26と排気口9dを
備えている。アンローダ室41内には搬送系27dが設
けられている。チャンバ20は気密性を有し、排気口9
a、排気口9b、排気口9Cおよび排気口9dから真空
ポンプによって吸引することにより、内部を高真空状態
にできる。
次に、この装置を用いて、半導体基板上に薄膜を形成す
る方法について説明する。
まず、ローダ室40、前処理用チャンバ37、薄膜形成
用チャンバ38およびアンローダ室41のそれぞれを高
真空状態にする。
次いで、真空保持されたローダ室40に、窒素ガス導入
口26aより窒素ガスを導入し、ローダ室40内を大気
圧下に戻す。次に、トレイ30に載せたシリコン基板4
をローダ室40内にカセットを用いて複数枚入れ、扉を
閉める。続いて、ローダ室40内を排気口9aから真空
ポンプで排気し、内部を高真空状態にする。次に、ロッ
クバルブ21aを開き、搬送系27aのモータを駆動さ
せ、トレイ30に載せたシリコン基板4を前処理用チャ
ンバ37内に移動させ、ロックバルブ21aを閉じる。
前処理用チャンバ37内は、10−7〜10−’Tor
r程度の高真空状態にされている。次いで、HCflガ
ス導入口6より、1〇−’Torrまでの減圧状態のH
CIIガスを前処理用チャンバ37内に導入し、シリコ
ン基板4の表面にHCIIIガスを供給する。次いで、
低圧水銀ランプ1を点灯することにより、紫外線入射窓
2からシリコン基板4表面に紫外線を照射する。この紫
外線照射と同時に、シリコン基板4を200〜700℃
に加熱する。すると、光と熱の相乗効果により、たとえ
ば、次に示す反応が促進され、シリコン基板4上の自然
酸化膜が除去される。
S iO2+4BCL→SiC乱。+2H20シリコン
基板4の表面に付着した自然酸化膜または汚染物の除去
が完了すると、HCiガスの導入および低圧水銀ランプ
の照射を止め、前処理用チャンバ37内のHCIIIガ
スを排気して、前処理用チャンバ37内を高真空状態に
する。
続いて、ロックバルブ21bを開き、搬送系27bのモ
ータを駆動させ、トレイ30に載せたシリコン基板4を
、薄膜形成用チャンバ38内に移動させる。そして、ロ
ックバルブ21bを閉じる。
このとき、2枚目のシリコン基板4は、前処理用チャン
バ37内に移動している。薄膜形成用チャンバ38も、
10− ’ 〜10− ’ To r r程度の高真空
状態にされている。そして、薄膜形成用チャンバ38内
に、10−3〜10−’Torrのアルゴンガスを導入
し、直、流電源35によって、ターゲット34とアルゴ
ンガスとの間に数100〜数1000ボルトの電圧を印
加して、プラズマを作る。このプラズマ中のアルゴンイ
オンが、負高圧側のターゲット34に高いエネルギーで
衝突して、ターゲット34の物質をスパッタする。この
物質はシリコン基板4上に堆積し、薄膜形成が行なわれ
る。所望の膜厚、均一性および膜質を有する薄膜の形成
が完了すると、アルゴンガスの導入および電圧の印加を
止め、薄膜形成用チャンバ38内のアルゴンガスを排気
し、薄膜形成用チャンバ38内を高真空状態にする。続
いて、ロックバルブ21cを開き、搬送系27cのモー
タを駆動させ、トレイ30に載せたシリコン基板4をア
ンローダ室41に移動させ、ロックバルブ21cを閉じ
る。このとき、2枚目のシリコン基板4は薄膜形成用チ
ャンバ38内に移動しており、3枚目のシリコン基板4
は前処理用チャンバ37内に移動している。こうして、
順次、自然酸化膜の除去に続いて、スパッタ堆積が行な
われたシリコン基板4は、アンローダ室41内のカセッ
ト(図示せず)に収納される。カセットに最後のシリコ
ン基板4が収納されると、アンローダ室41内の圧力は
大気圧に戻される。こうして処理されたシリコン基板は
アンローダ室41から取出され、次の工程へと送られる
本発明の第5の実施例(スパッタ堆積法)第4の実施例
では、前処理用チャンバと薄膜形成用チャンバとが分離
して構成された薄膜形成装置について説明したが、これ
らのチャンバを一体的に形成してもよい。
第12A図および第12B図は、前処理用チャンバと薄
膜形成用チャンバが一体的に形成されたスパッタ堆積用
薄膜形成装置の断面図である。
これらの図を参照して、チャンバ20はHCIIガス導
入口6と、アルゴンガス導入口28と、排気口9を備え
ている。チャンバ20には、チャンバ20内に紫外線を
照射するための紫外線入射窓2が設けられている。紫外
線入射窓2に対向して、低圧水銀ランプ1が設置されて
いる。チャンバ20は基板支持台5を含んでいる。基板
支持台5は加熱手段5aを備えている。チャンバ20に
はターゲット34が設けられており、ターゲット34と
チャンバ20は絶縁物33により絶縁されている。ター
ゲット34には直流電源35が接続されている。チャン
バ20内にはプラテン42が設置され、プラテン42は
回転軸43を中心に回転できるようになっている。プラ
テン42には、トレイ30が固定されている。トレイ3
0には、わずかに盛上がった凸部44.44’が設けら
れている。凸部44と凸部44′との間に挾まれるよう
にして、シリコン基板4がトレイ30の上に置かれてい
る。
第12A図を参照して、チャンバ20を前処理用チャン
バとして使用する場合には、プラテン42は支軸45に
支えられて、水平に配向する。このとき、シリコン基板
4と低圧水銀ランプ1は互いに対向する。
第12B図を参照して、チャンバ20を薄膜形成用チャ
ンバとして使用する場合には、プラテン42を回転軸4
3を中心に回転させ、シリコン基板4とターゲット34
とを対向させる。プラテン42が回転すると、シリコン
基板4はプラテン42の面内で、斜め下方向に滑り落ち
ようとするが、凸部44によって、それ以上の落下が防
止される。
次に、この装置を用いて、半導体基板の表面上に薄膜を
形成する方法について説明する。
第12A図を参照して、プラテン42を支軸45に支持
させて、プラテン42を水平方向に配向させる。続いて
、トレイ30の上に、シリコン基板4を置く。この場合
、シリコン基板4は、凸部44と凸部44′に挾まれる
ように、置かれる。
このとき、シリコン基板4と低圧水銀ランプ1とは対向
している。シリコン基板4は、溶剤処理を行なったもの
であるが、既に空気に触れて自然酸化膜が生じている。
次いで、HCIIガス導入口6より、HCl1uガスを
チャンバ20内に導入し、シリコン基板4の表面にHC
IIガスを供給する。次いで、低圧水銀ランプ1を点灯
することにより、紫外線入射窓2からシリコン基板4の
表面に紫外線を照射する。この紫外線照射と同時に、シ
リコン基板4を200〜700℃に加熱する。すると、
光と熱の相乗効果により、たとえば次に示す反応が促進
され、シリコン基板4上の自然酸化膜が除去される。
S i O2+4HCi→S L C1,+2H20自
然酸化膜の除去が完了すると、HCuガス導入および低
圧水銀ランプ1の照射を止め、チャンバ20内のH(1
1ガスを排気して、チャンバ20内を高真空状態にする
続いて、第12B図を参照して、プラテン42を回転軸
43を中心に回転させ、シリコン基板4とターゲット3
4とを対向させる。この状態で、アルゴンガス導入口2
8よりアルゴンガスを導入し、直流電源35によって、
アルゴンガスとターゲット34間に高電圧を印加し、プ
ラズマを発生させる。このプラズマ中のアルゴンイオン
がターゲット34に高いエネルギで衝突し、ターゲット
34の物質をスパッタして、この物質をシリコン基板4
上に堆積させる。すると、シリコン基板4の表面に薄膜
が形成される。薄膜形成が完了すると、アルゴンガスの
導入および直流電源35による高電圧の印加を止め、チ
ャンバ20内のアルゴンガスを排気して、チャンバ20
内を高真空状態にする。続いて、プラテン42を水平方
向に配向させて元の状態に戻し、次いで、ロックバルブ
(図示せず)を開き、アンローダ室(図示せず)にシリ
コン基板を移動させる。このような方法によっても、半
導体基板と薄膜との界面のよく制御された薄膜形成を行
なうことができる。
本発明の第6の実施例 第13A図および第13B図は、この発明の第6の実施
例を実現するための装置を示したものであり、第13A
図は正面断面図であり、第13B図は第13A図におけ
るB−B断面図である。
この装置は、シリコン基板を大量に処理できるバッチ式
の処理装置である。処理装置はチャンバ20を備えてい
る。チャンバ20内には、複数個のシリコン基板4を保
持できるボート46が配置されている。ボート46は円
柱形状のものであり、その側壁には上下方向に延びる溝
46aが、複数、間隔をおいて形成されている。その溝
46aのそれぞれには、シリコン基板4を水平に保持す
る保持溝46bが、上下方向に間隔をおいて、複数、形
成されている。ボート46は、その軸心を中心に、回転
できるようになっている。チャンバ20は、HCiガス
導入口6と、排気口9とを備えている。
また、チャンバ20は紫外線入射窓2に備えており、こ
の紫外線入射窓2は、シリコン基板4に対して平行に光
を照射できるように配置されている。紫外線入射窓2に
対向して、光源たとえば低圧水銀ランプ1が配置される
次に、この装置を用いて、半導体基板表面に薄膜を形成
する方法について述べる。
ボート46に複数個のシリコン基板4を保持させる。こ
のシリコン基板4は溶剤処理を行なったものであるが、
既に大気に触れて、その表面に自然酸化膜が形成されて
いるものである。次いで、チャンバ20内を真空引きす
る。続いて、HCfLガス導入口6より、HCIガス等
の反応ガスを導入すると同時に、低圧水銀ランプ1等の
光源から照射される紫外線を紫外線入射窓2を通して、
チャンバ20内のシリコン基板4表面および導入された
塩化水素ガス等の反応ガスに照射する。このとき、シリ
コン基板4は光照射されることによって発生する熱によ
って200〜700℃に昇温される。この熱と、さらに
引き続き照射される光と、導入されたHCQ、ガスとに
よって、半導体基板上に付着した自然酸化膜等が除去さ
れる。その後、Hutガスを排気口9より真空引きした
後、同一装置内で空気に晒すことなく引き続き薄膜の形
成(薄膜形成手段は図示されていない)を行なえば、シ
リコン基板4と薄膜との界面構造のよく制御された薄膜
形成を行なうことができる。なお、薄膜形成手段は図示
されていないが、チャンバ20内に薄膜形成用のガスを
導入するガス導入口を、チャンバ20の側壁に形成する
ことで可能となる。
第7の実施例 第14A図および第14B図は、この発明の第7の実施
例を実現するための装置を示したものであり、第14A
図は上から見たときの断面図であり、第14B図は第1
4A図におけるA−0−A線に沿う断面図である。
この装置もまた、シリコン基板を大量に処理できるバッ
チ式の処理装置である。当該装置はチャンバ20を備え
ている。チャンバ20内には、複数枚のシリコン基板4
を保持できるターゲット46が配置されている。ターゲ
ット46は円錐台状のものであり、その側壁には、シリ
コン基板4を保持するためのビン46aが複数個設けら
れている。ターゲット46は、その軸心を中心に回転で
きるようになっている。チャンバ20は、HCIIガス
導入口6と、排気口9と、成膜用ガス導入口36を備え
ている。チャンバ20の周囲には、低圧水銀ランプ1と
アルゴンアークランプ100が配置されており、チャン
バ20内に低圧水銀ランプ1よりの光とアルゴンアーク
ランプ100よりの光が導入されるようになっている。
アルゴンアークランプ100はシリコン基板を200℃
〜700℃に昇温するための昇温用のランプである。
次に、この装置を用いて、半導体基板表面に薄膜を形成
する方法について説明する。
ターゲット46に複数枚のシリコン基板4を保持させる
。このシリコン基板4は溶剤処理を行なったものである
が、既に大気に触れて、その表面に自然酸化膜が形成さ
れている。次に、チャンバ20内を排気口9を介して真
空引きする。続いて、HCiガス導入口6よりHCiガ
ス等の反応ガスをチャンバ20内に導入すると同時に、
低圧水銀ランプ1およびアルゴンアークランプ100か
ら照射される光線をチャンバ20内のシリコン基板4表
面に照射する。このとき、アルゴンアークランプ100
の発する熱によって、シリコン基板4は200〜700
℃に昇温される。この熱と、低圧水銀ランプ1から照射
される紫外線と、導入されたHCiガスとによって、半
導体基板上に付着した自然酸化膜等は除去される。その
後、HCl1ガスを排気口9より真空引きした後、成膜
用ガス導入口36よりチャンバ20内にCVD用反応ガ
スを導入する。すると、シリコン基板4の清浄な表面に
薄膜の形成が行なえる。このように当該装置では、シリ
コン基板4の表面を清浄にした後、空気にさらすことな
く引き続きその表面に薄膜の形成を行なえるので、シリ
コン基板4と薄膜との界面構造がよく制御された薄膜を
形成することができる。
なお、上記実施例では、反応ガスとしてHCIIガスを
用いた場合を例示したが、塩素ガス、水素ガス等の、紫
外領域に吸収のあるガスならいずれでも使用し得る。
また、光源として低圧水銀ランプを用いた場合を例示し
たが、高圧水銀ランプ、水銀キセノンランプ、アルゴン
−アークランプ、ArFエキシマレーザ、KrFエキシ
マレーザ、XeC11エキシマレーザであってもよい。
また、紫外線を発する光源と赤外線を発する光源とを備
えた光源も好ましく用いられる。また、半導体基板にシ
リコン基板を用いて説明したが、これに限られない。
以上、具体的な実施例を挙げて、この発明の薄膜形成方
法およびその装置について説明したが、本発明は、その
精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の色々
な形で実施することができる。それゆえ、前述の実施例
はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈して
はならない。
本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであ
って、明細書本文には何ら拘束されない。
さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更
は、すべて本発明の範囲内のものである。
[発明の効果] 以上説明したとおり、この発明によれば、十分低温で、
かつ、半導体基板表面に損傷を与えずに、半導体基板表
面に付着した自然酸化膜または汚染物を除去できるよう
になる。そして、このような処理がなされた半導体基板
表面に、引き続き、大気に晒すことなく薄膜を形成する
ので、半導体基板と薄膜との界面に自然酸化膜等は存在
しなくなる。その結果、半導体基板と薄膜との界面構造
が良好な状態に制御されたものが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自然酸化膜を除去するための実験装置の断面図
である。第2A図および第2B図は自然酸化膜が除去さ
れているか否かを確認するための第1の確認方法を説明
するための図である。第3A図および第3B図は、自然
酸化膜が除去されているか否かの確認を行なう第2の確
認方法を説明するための図である。第4A図、第4B図
、第4C図および第4D図は、本発明の第一工程の温度
効果を示した図である。第5図は本発明の第一工程の紫
外線照射効果を示した図である。第6図はシリコン基板
のエツチング速度と温度との関係をアレニウスプロット
した図である。第7A図、第7B図および第7C図は、
シリコン基板のエツチング速度を求めるための方法を示
した図である。 第8A図はこの発明の第1の実施例を実現するための装
置の断面図である。第8B図および第8C図は第1の実
施例に係る装置を用いて自然酸化膜を除去する方法を示
した図である。第9図はこの発明の第2の実施例の装置
の断面図である。第10図はこの発明の第3の実施例の
装置の断面図である。第11図はこの発明の第4の実施
例の装置の断面図である。第12A図および第12B図
はこの発明の第5の実施例の装置の断面図である。 第13A図および第13B図はこの発明の第6の実施例
の装置の断面図である。第14A図および第14B図は
この発明の第7の実施例の装置の断面図である。第15
図は従来の薄膜形成装置の断面図である。 図において、1は低圧水銀ランプ、3はチャンバ、4は
シリコン基板、5aは加熱手段、6はHCuガス導入口
、7は5iH2CIL4ガス導入口、8はNH,ガス導
入口である。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。 第1図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体基板の表面に付着した自然酸化膜または汚
    染物を除去し、その後、その清浄表面に薄膜を形成する
    方法であって、 前処理用チャンバ内に前記半導体基板を置く工程と、 前記前処理用チャンバ内に前記自然酸化膜または前記汚
    染物と反応し得る反応ガスを導入する工程と、 前記半導体基板を200〜700℃の範囲内にある温度
    に加熱する工程と、 前記半導体基板の加熱を行なっているときに、前記20
    0〜700℃の範囲内にある温度で、前記チャンバ内に
    導入された反応ガスと前記半導体基板表面上に付着した
    自然酸化膜または汚染物との光化学反応を行なわしめる
    波長を有する光を前記反応ガスに照射する工程と、 前記加熱下における光化学反応によって前記半導体基板
    表面に付着した自然酸化膜または汚染物を除去した後、
    引き続き、薄膜形成用チャンバ内に該半導体基板を大気
    にさらすことなく移し、該半導体基板表面に薄膜を形成
    する工程と、 を備える、半導体基板表面に薄膜を形成する方法。
  2. (2)半導体基板の表面に付着した自然酸化膜または汚
    染物を除去し、その後、その清浄表面に薄膜を形成する
    装置であって、 処理すべき前記半導体基板を収容する前処理用チャンバ
    と、 前記前処理用チャンバに前記自然酸化膜または汚染物と
    反応し得るガスを導入する反応ガス導入手段と、 前記半導体基板を200〜700℃の範囲内にある温度
    に加熱する加熱手段と、 前記半導体基板の加熱を行なっているときに、前記20
    0〜700℃の範囲内にある温度で、前記前処理用チャ
    ンバ内に導入された反応ガスと前記半導体基板表面上に
    付着した自然酸化膜または汚染物との光化学反応を行な
    わしめる波長を有する光を前記反応ガスに照射する光源
    と、 前記自然酸化膜または汚染物が除去された半導体基板の
    表面に、引き続き、大気にさらすことなく薄膜を形成す
    る薄膜形成手段と、を備え、前記薄膜形成手段は前記薄
    膜を形成すべき半導体基板を収容する薄膜形成用チャン
    バを備える、半導体基板表面に薄膜を形成する装置。
  3. (3)半導体基板の表面に付着した自然酸化膜または汚
    染物を除去し、その後、その清浄表面にスパッタ堆積法
    により薄膜を形成する装置であって、 処理すべき前記半導体基板を収容するチャンバと、 前記チャンバ内に前記自然酸化膜または汚染物と反応し
    得るガスを導入する反応ガス導入手段と、前記半導体基
    板を200〜700℃の範囲内にある温度に加熱する加
    熱手段と、 前記半導体基板の加熱を行なっているとき、前記200
    〜700℃の範囲内にある温度で、前記チャンバ内に導
    入された反応ガスと前記半導体基板表面に付着した自然
    酸化膜または汚染物との光化学反応を行なわしめる波長
    を有する光を前記反応ガスに照射する光源と、 前記チャンバ内に設けられ、前記自然酸化膜または汚染
    物が除去された半導体基板の表面に形成される薄膜の成
    分を提供するターゲットと、前記チャンバ内に設けられ
    、前記半導体基板を移動させる基板移動手段と、を備え
    、 前記基板移動手段は、前記半導体基板上に付着した自然
    酸化膜または汚染物を除去するときには、前記半導体基
    板の表面が前記光源と対向するように前記半導体基板を
    移動させるものであり、前記半導体基板上に薄膜を形成
    するときには、前記半導体基板の表面が前記ターゲット
    と対向するように前記半導体基板を移動させるものであ
    る、半導体基板表面に薄膜を形成する装置。
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