JPH024910Y2 - - Google Patents

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JPH024910Y2
JPH024910Y2 JP1983152363U JP15236383U JPH024910Y2 JP H024910 Y2 JPH024910 Y2 JP H024910Y2 JP 1983152363 U JP1983152363 U JP 1983152363U JP 15236383 U JP15236383 U JP 15236383U JP H024910 Y2 JPH024910 Y2 JP H024910Y2
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liquid
hole
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sliding
mouth
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JP1983152363U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は液体容器の液体注出用キヤツプ装置に
関する。
(従来の技術) 従来、液体容器の液体注出用キヤツプ装置とし
て、例えば、特公昭36−23793号公報に記載のも
のがある。同公報記載のものは、液体容器の口部
に取付けられる蓋部材に設けられた筒状部に、摺
動筒部が上下に摺動自在に内嵌され、この摺動筒
部の端部に筒状部の開口を開閉するための弁体が
設けられている。そして、該弁体は円板状を呈
し、その外周縁部が蓋部材側の座面に接離自在に
接当するようになつている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記のものは、円板状の弁体の外周
縁部を蓋部材の座面に当接させることにより、口
部を閉塞する構造であるため、例えば、容器を傾
けた際に座面と弁体の外周縁部とで液体を十分に
シールできず、液体が口部から不測に流出してし
まうおそれがあつた。
本考案は、上記課題に鑑み、液体が不測に流出
するのを効果的に防止することのできる液体容器
のキヤツプで提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案が上記目的を達成するために講じた技術
的手段は次の通りである。
容器本体1の口部2に装着される中栓11と、
上下貫通状の筒状部10を有し且つ中栓11を覆
うように口部2に装着される内蓋4と、該内蓋4
に上下方向に摺動自在に外装され且つ液体注出孔
21を有し筒状部10に摺動自在に内嵌された摺
動筒部22が設けられた外蓋17とが備えられ、
前記中栓11は弾性を有する可撓性樹脂材から成
り、該中栓11には内蓋4の上壁8下面に液密状
に押圧する当接部14と、摺動筒部22を上方に
付勢すると共に筒状部10に内嵌される閉塞部1
5とが設けられ、当接部14に、外蓋17の下方
への摺動により当接部14が内蓋4の上壁8から
離間するように弾性変形した際に、液体注出孔2
1と口部2とを連通する流出孔16が形成され、
前記摺動筒部22の下部に、外蓋17の上方摺動
時に筒状部10に塞がれ、下方摺動時に流体流出
孔21と流出孔16とが連通するように開口され
る開口部23が形成されている点にある。
(作用) 外蓋17を下方に摺動すると、摺動筒部22の
下部が内蓋4の上壁8より下方に突出し、摺動筒
部22の開口部23が開口されると共に、該摺動
筒部22に中栓11の閉塞部15が弾性力に抗し
て下方へ押し下げられ、当接部14が内蓋4の上
壁8から離間する。従つて、開口部23と流出孔
16とが連通され、容器本体1内の液体が流出孔
16、開口部23、及び液体注出孔21を通つて
外部に注出される。
使用後、外壁7を離すと、中栓11は弾性反発
力により復元する。このとき、摺動筒部22が中
栓11の閉塞部15を介して上方に移動され、そ
の開口部23が内蓋4の筒状部10に塞がれると
共に、中栓11の当接部14が上壁8下面に当接
して流出孔16が塞がれ、液体注出孔21と口部
2とは液密状に閉塞される。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例を詳述す
る。
第1図乃至第4図に示す第1実施例において、
本考案の液体容器は、液体を収容する容器本体1
と、該容器本体1の口部2に装着される中栓11
と、中栓11を覆つて容器本体1の口部2に装着
される内蓋4と、該内蓋4に摺動自在に装着され
る外蓋17とからなる。前記容器本体1は例えば
合成樹脂或いはガラス等で形成されており、該容
器本体1の上端部に環状の口部2が設けられ、該
口部2上端部2aの外周部に環状凹部2bが設け
られると共に、口部2の外周部に雄ネジ部3が設
けられている。内蓋4は例えば合成樹脂等で略円
筒状に形成されており、円形板状の上壁8と、該
上壁8の外周縁より下方に突出形成された円筒状
の外側周壁6と、上壁8の中心部に形成された孔
7の周縁より上下貫通状に上方に突出形成された
円筒状の筒状部10とからなり、外側周壁6内周
面下端部6aに前記雄ねじ部3に螺合される雌ね
じ部5が形成され、筒状部10内に内孔9が形成
されている。中栓11は例えば弾性を有する可撓
性樹脂で略椀状に形成されており、口部2の環状
凹部2bに嵌着される環状嵌着部12と、該環状
嵌着部12の上部外周縁12aに膨出状に形成さ
れた膨出部13と、該膨出部13の上方を塞ぎ上
壁8下面に押圧する円形板状の当接部14と、該
当接部14の中心部に上方突出状に形成され、前
記内孔9を下方より弾発的に開閉自在に閉塞する
閉塞部15とからなり、該閉塞部15は筒状部1
0に内嵌される円形板状の第1閉塞部15aとそ
の上方に突設され、第1閉塞部15aより小径な
円形板状の第2閉塞部15bを有しており、上壁
8により中栓11が下方向に弾性変形に押圧さ
れ、該押圧力に抗して中栓11の当接部14が上
壁8を上方に弾発的に押圧して、当接部14は上
壁8下面に当接され液密状となる。16は流出孔
であり、前記当接部14周面に亘つて、本実施例
では周方向に8個の小孔が形成されており、前記
内孔9と口部2の開口部を連通しており、該流出
孔16を通して容器本体1内の液体が内孔9へ注
出自在とされる。
外蓋17は例えば合成樹脂等で円筒状に形成さ
れており、前記筒状部10内に上下方向に相対摺
動自在に嵌入された円筒状の摺動筒部22と、該
摺動筒部22上部より外方向に張出し形成された
上壁19と、筒状部10に摺動自在に外嵌され上
壁19下面に下方に延設された円筒状の案内周壁
20と、該上壁19より下方に延設され、かつ外
側周壁6の外周面に上下方向に相対摺動自在に外
嵌支持された円筒状の外側周壁18とからなる。
21は液体注出孔であり、摺動筒部22内に形成
されて前記内孔9と連通しており、該液体注出孔
21下端内に、液体注出孔21を下方より閉塞す
る第2閉塞部15bが嵌入されている。
23は開口部であり、摺動筒部22下端に本例
では対向位置に2個所方形状に形成されており、
該開口部23は、外蓋17の上方摺動時に筒状部
10に塞がれ、下方摺動時に液体注出孔21と流
出孔16とが連通するように開口されている。
本実施例では、摺動筒部22下端は第1閉塞部
15aに嵌合され、流体注出孔21下端内に第2
閉塞部15bが嵌入されているので、内側周壁2
2と閉塞部15とはずれにくく、更に内側周壁2
2下端を接着剤等を介して第1閉塞部15aに装
着すると、内側周壁22と閉塞部15とは一段と
ずれにくくなる。24は環状の密閉部であり、内
蓋4の筒状部10、外蓋17の上壁19、案内周
壁20及び摺動筒部22に包囲されて形成されて
いる。25は係合部であり、外側周壁18の下端
部に、前記内蓋4の外側周壁6下端と係脱自在に
係合するよう周方向内方突条に設けられている。
尚外蓋17の形状は本例以外の如何なる形状でも
良い。
次に上記のように構成された液体容器の使用方
法について説明する。第4図より、外蓋17の上
壁19に指を当て下方へ押圧すると、閉塞部15
が摺動筒部22下端部により中栓11の弾性力に
抗して下方へ押し下げられ、当接部14が内蓋4
の上壁8から離間し、流出孔16と開口部23が
連通し、容器を横或いは逆さに傾けると容器本体
1内の液体が流出孔16、開口部23、液体注出
孔21を通つて容器外へ注出される。使用後、上
壁19から指を離すと、膨出部13に貯えられた
弾性反発力により中栓11が上方へ弾性復元し、
上壁8下面に当接部14が当接され液密状に閉塞
される。尚密閉部24は外蓋17が指にて、下方
に押し下げられると密閉部24内の空気が圧縮さ
れ、指を外蓋17から離すと、圧縮された空気が
膨脹して外蓋17を上方へ押し上げる効果があ
る。
第5図は本考案の第2実施例を示しており、環
状の密閉部24にコイルばね26が設けられ、該
コイルばね26の弾性復元力により外蓋17の上
方への戻りが容易となる。
第6図は本考案の第3実施例を示しており、外
蓋17の外側周壁18に外部と連通する連通孔2
7が設けられると共に案内周壁20に密閉部24
と連通する空気逃げ孔28が設けられ、液体注出
孔21と連通し、該注出孔21上端で外側左方向
に突出形成された液体案内孔29が設けられてい
るので、外蓋17が下方に押圧された際、密閉部
24に溜つた空気が空気逃げ孔28、連通孔27
を通して外部へ逃げ、従つて外蓋17の上壁19
を指で容易に押えることができ、また、容器本体
1内の液体の注出を容易に行なうことができる。
(考案の効果) 本考案によれば、中栓11は弾性を有する可撓
性樹脂材から成り、該中栓11には内蓋4の上壁
8下面に液密状に押圧する当接部14と、摺動筒
部22を上方に付勢すると共に筒状部10に内嵌
される閉塞部15とが設けられ、当接部14に、
外蓋17の下方への摺動により当接部14が内蓋
4の上壁8から離間するように弾性変形した際
に、液体注出孔21と口部2とを連通する流出孔
16が形成され、前記摺動筒部22の下部に、外
蓋17の上方摺動時に筒状部10に塞がれ、下方
摺動時に流体流出孔21と流出孔16とが連通す
るように開口される開口部23が形成されている
ので、内蓋4の上壁8で中栓11の流出孔16を
塞ぎ、且つ、内蓋4の筒状部10で摺動筒部22
の開口部を塞ぐことができ、2重シール状態が維
持される。従つて、容器本体1を傾けても液体が
口部2から不測に流出するのを効果的に防止で
き、その実用的効果は著大である。
しかも、外蓋17が内蓋4に上下方向に摺動自
在に外嵌され、該外蓋17の摺動方向に中栓11
が摺動筒部22を介して弾性変形される構造なの
で、摺動筒部22と中栓11との当接部分の摩耗
が少なく、これらの摺動筒部22と中栓11の耐
久性が優れている。
更に、流出孔16は内蓋4の上壁8に上方から
塞がれ、開口部23は筒状部10の内周面に外側
方から塞がれるので、それぞれ流出孔16及び開
口部23のシール方向が異なり、従つて、一方の
シール状態に無関係に他方のシールを完全に行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の第1実施例を示し
ており、第1図は縦断面図、第2図は中栓の平面
図、第3図は第1図のA−A線断面図、第4図は
流出孔が開放状態における縦断面図、第5図は本
考案の第2実施例を示す縦断面図、第6図は本考
案の第3実施例を示す縦断面図である。 1……容器本体、2……口部、2a……口部上
端部、4……内蓋、6……外側周壁、8……上
壁、9……内孔、10……筒状部、11……中
栓、15……閉塞部、16……流出孔、17……
外蓋、18……外側周壁、19……上壁、22…
…摺動筒部、23……開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体1の口部2に装着される中栓11と、
    上下貫通状の筒状部10を有し且つ中栓11を覆
    うように口部2に装着される内蓋4と、該内蓋4
    に上下方向に摺動自在に外嵌され且つ液体注出孔
    21を有し筒状部10に摺動自在に内嵌された摺
    動筒部22が設けられた外蓋17とが備えられ、
    前記中栓11は弾性を有する可撓性樹脂材から成
    り、該中栓11には内蓋4の上壁8下面に液密状
    に押圧する当接部14と、摺動筒部22を上方に
    付勢すると共に筒状部10に内嵌される閉塞部1
    5とが設けられ、当接部14に、外蓋17の下方
    への摺動により当接部14が内蓋4の上壁8から
    離間するように弾性変形した際に、液体注出孔2
    1と口部2とを連通する流出孔16が形成され、
    前記摺動筒部22の下部に、外蓋17の上方摺動
    時に筒状部10に塞がれ、下方摺動時に流体流出
    孔21と流出孔16とが連通するように開口され
    る開口部23が形成されていることを特徴とする
    液体容器用キヤツプ装置。
JP15236383U 1983-09-30 1983-09-30 液体容器用キヤツプ装置 Granted JPS6062053U (ja)

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JP15236383U JPS6062053U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 液体容器用キヤツプ装置

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JPS6062053U JPS6062053U (ja) 1985-04-30
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