JPH0249059Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0249059Y2 JPH0249059Y2 JP1986115053U JP11505386U JPH0249059Y2 JP H0249059 Y2 JPH0249059 Y2 JP H0249059Y2 JP 1986115053 U JP1986115053 U JP 1986115053U JP 11505386 U JP11505386 U JP 11505386U JP H0249059 Y2 JPH0249059 Y2 JP H0249059Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- differential
- gear
- shifter
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 14
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 2
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Retarders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は小型走行車両のミツシヨンケースに設
けられたデフロツク装置に関するものである。
けられたデフロツク装置に関するものである。
(ロ) 従来技術
従来から走行車両においてデフロツクに関する
技術は公知となつているが、それらは左右の駆動
軸を一体的に回動させるために、特公昭56−
38408号等に示されるようにデフギヤケースと一
方のベベルギアを摺動体上に植設したピンにて嵌
合自在としていたのである。
技術は公知となつているが、それらは左右の駆動
軸を一体的に回動させるために、特公昭56−
38408号等に示されるようにデフギヤケースと一
方のベベルギアを摺動体上に植設したピンにて嵌
合自在としていたのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
上記のような従来技術では、摺動体と係合する
シフターを駆動軸方向に沿つて摺動させるための
支持杆を必要とし、しかもその支持杆を真直ぐ摺
動させるためのリンク機構をも必要として小型の
走行車両に適応することが難しかつたのである。
シフターを駆動軸方向に沿つて摺動させるための
支持杆を必要とし、しかもその支持杆を真直ぐ摺
動させるためのリンク機構をも必要として小型の
走行車両に適応することが難しかつたのである。
(ニ) 問題を解決するための手段
本考案はこのような不具合を解消するために、
次の如く構成したものである。
次の如く構成したものである。
デフリング歯車24、ベベルギア32等のデフ
ギヤ装置や車軸17を2分割したケース内に組み
付ける小型走行車両用のミツシヨンケース9にお
いて、車軸17に外嵌するデフギヤケース25の
軸支部25aにデフロツクピン40を固設した摺
動体41を外嵌し、該摺動体41を摺動させるた
めの係合部を曲面としたシフター42を側面視略
C状に構成すると共に、該シフター42の上下端
を一方のケース9aと他方のケース9bに枢支さ
せて構成したものである。
ギヤ装置や車軸17を2分割したケース内に組み
付ける小型走行車両用のミツシヨンケース9にお
いて、車軸17に外嵌するデフギヤケース25の
軸支部25aにデフロツクピン40を固設した摺
動体41を外嵌し、該摺動体41を摺動させるた
めの係合部を曲面としたシフター42を側面視略
C状に構成すると共に、該シフター42の上下端
を一方のケース9aと他方のケース9bに枢支さ
せて構成したものである。
(ホ) 実施例
本考案の目的は以上の如くであり、添付の図面
に示した実施例の構成に基づいて、本考案の構成
を説明すると。
に示した実施例の構成に基づいて、本考案の構成
を説明すると。
第1図は本考案のデフロツク装置を装備した小
型トラクター全体側面図。第2図はミツシヨンケ
ース及び駆動装置部の側面図一部断面図。第3図
は第2図におけるX−X矢視断面図である。
型トラクター全体側面図。第2図はミツシヨンケ
ース及び駆動装置部の側面図一部断面図。第3図
は第2図におけるX−X矢視断面図である。
第1図にて全体構成から説明すると、駆動輪で
ある前輪1及び操向輪である後輪2上に機体フレ
ーム3が載置され、該機体フレーム3前端にダツ
シユボード4及びハンドル5を立設し、中央及び
後部上に座席6及びエンジンルーム7を配置して
いる。そして、機体前下部にミツシヨンケース9
を配設し、前方にロータリーモア8を突出してい
る。前記エンジンルーム7内にはエンジン10が
搭載され、該エンジン10からの動力は、駆動軸
10aに固設したプーリー11よりVベルト12
を介してポンプ軸13に固設したプーリー14に
動力が伝えられ、HST式変速装置Aのポンプを
駆動しているのである。
ある前輪1及び操向輪である後輪2上に機体フレ
ーム3が載置され、該機体フレーム3前端にダツ
シユボード4及びハンドル5を立設し、中央及び
後部上に座席6及びエンジンルーム7を配置して
いる。そして、機体前下部にミツシヨンケース9
を配設し、前方にロータリーモア8を突出してい
る。前記エンジンルーム7内にはエンジン10が
搭載され、該エンジン10からの動力は、駆動軸
10aに固設したプーリー11よりVベルト12
を介してポンプ軸13に固設したプーリー14に
動力が伝えられ、HST式変速装置Aのポンプを
駆動しているのである。
前記ミツシヨンケース9は、第2図に示すよう
に上部ケース9a、中間ケース9b、下部ケース
9cと上下に3分割され、該中間ケース9b後部
上に前記HST式変速装置Aが載置されているの
である。該HST式変速装置Aは油圧ポンプと油
圧モーターが併置され一体的に構成されており、
変速レバーにてポンプ斜板を回動することによ
り、油圧ポンプからの吐出量及び方向が変えら
れ、油圧モータの回転数及び回転方向が変更され
るのである。15はそのための操作軸である。
に上部ケース9a、中間ケース9b、下部ケース
9cと上下に3分割され、該中間ケース9b後部
上に前記HST式変速装置Aが載置されているの
である。該HST式変速装置Aは油圧ポンプと油
圧モーターが併置され一体的に構成されており、
変速レバーにてポンプ斜板を回動することによ
り、油圧ポンプからの吐出量及び方向が変えら
れ、油圧モータの回転数及び回転方向が変更され
るのである。15はそのための操作軸である。
該HST式変速装置Aの油圧モータの出力軸1
6は下方に突設され、中間ケース9b内でベベル
ギア19を固設している。該ベベルギア19は中
間ケース9bと下部ケース9cの合わせ面に支架
した入力軸上のベベルギア20と噛合し、該入力
軸上の歯車21より合わせ面に支架したカウンタ
ー軸上の歯車33、減速軸上の歯車22,23を
介してデフギヤ装置に動力を伝えて前輪1の車軸
17を駆動しているのである。
6は下方に突設され、中間ケース9b内でベベル
ギア19を固設している。該ベベルギア19は中
間ケース9bと下部ケース9cの合わせ面に支架
した入力軸上のベベルギア20と噛合し、該入力
軸上の歯車21より合わせ面に支架したカウンタ
ー軸上の歯車33、減速軸上の歯車22,23を
介してデフギヤ装置に動力を伝えて前輪1の車軸
17を駆動しているのである。
該デフギヤ装置は第3図に示すように、中間ケ
ース9bの前部と上部ケース9a内に収納され、
略左右対称に構成されている。前記歯車23には
デフリング歯車24が噛合され、該デフリング歯
車24は平歯車により構成され、内側にピニオン
軸29を固定している。該ピニオン軸29両端に
はデフピニオン30,31に遊嵌され、車軸17
L,17R端に固設したベベルギア32L,32
Rと噛合している。これらピニオン軸29、デフ
ピニオン30,31、ベベルギア32L,32R
はデフギヤケース25,26内に内装され、デフ
リング歯車24はデフギヤケース25,26間に
挟持されボルト27にて固定されている。前記車
軸17L,17Rは軸受35,36を介して中間
ケース9bと上部ケース9a間に支持され、両端
に前輪1,1を軸支している。34は注油口であ
る。
ース9bの前部と上部ケース9a内に収納され、
略左右対称に構成されている。前記歯車23には
デフリング歯車24が噛合され、該デフリング歯
車24は平歯車により構成され、内側にピニオン
軸29を固定している。該ピニオン軸29両端に
はデフピニオン30,31に遊嵌され、車軸17
L,17R端に固設したベベルギア32L,32
Rと噛合している。これらピニオン軸29、デフ
ピニオン30,31、ベベルギア32L,32R
はデフギヤケース25,26内に内装され、デフ
リング歯車24はデフギヤケース25,26間に
挟持されボルト27にて固定されている。前記車
軸17L,17Rは軸受35,36を介して中間
ケース9bと上部ケース9a間に支持され、両端
に前輪1,1を軸支している。34は注油口であ
る。
本考案の要部であるデフロツク装置は、前記デ
フギヤケース25に側面よりデフロツクピン40
を貫通し、ベベルギア32Lと係合させることに
より左右の車軸17L,17Rをロツクするもの
であり、該デフロツクピン40はデフギヤケース
25の軸支部25aに外嵌した摺動体41に固定
されている。該摺動体41の円周部は凹形に形成
されその凹溝内に、シフター42の上下2ケ所に
形成した係合部42aが嵌合している。該シフタ
ー42は第2図に示すように側面視略C状に形成
され、上端のシヤフト部42bは上部ケース9a
に枢支され、すり割部にデフロツクレバー43を
嵌挿してナツト44にて固定され、シフター42
の下端には前記シヤフト部42bと同軸芯上にな
るようにシヤフト部42cが形成され、中間ケー
ス9bに軸支されており、シフター42は上端の
シヤフト部42bと下端のシヤフト部42cとも
中心に回動可能とされている。
フギヤケース25に側面よりデフロツクピン40
を貫通し、ベベルギア32Lと係合させることに
より左右の車軸17L,17Rをロツクするもの
であり、該デフロツクピン40はデフギヤケース
25の軸支部25aに外嵌した摺動体41に固定
されている。該摺動体41の円周部は凹形に形成
されその凹溝内に、シフター42の上下2ケ所に
形成した係合部42aが嵌合している。該シフタ
ー42は第2図に示すように側面視略C状に形成
され、上端のシヤフト部42bは上部ケース9a
に枢支され、すり割部にデフロツクレバー43を
嵌挿してナツト44にて固定され、シフター42
の下端には前記シヤフト部42bと同軸芯上にな
るようにシヤフト部42cが形成され、中間ケー
ス9bに軸支されており、シフター42は上端の
シヤフト部42bと下端のシヤフト部42cとも
中心に回動可能とされている。
更に、前記係合部42aは第4図に示すように
摺動体41の凹溝壁41′に接当する部分を曲面
に形成し、その曲面でもつて摺動体41を押圧・
摺動させるのである。
摺動体41の凹溝壁41′に接当する部分を曲面
に形成し、その曲面でもつて摺動体41を押圧・
摺動させるのである。
(ヘ) 考案の作用
このように構成することにより、ミツシヨンケ
ース9の組み立てにおいては、中間ケース9bに
車軸17L,17R、デフギヤケース25,2
6、シフター42のシヤフト部42cを嵌め込ん
で、上部ケース9aを上から嵌め込むことで組み
立てができ、デフロツクレバー43を組み付けて
デフロツクレバー43を回動すればシフター42
が回動して摺動体41を摺動し、デフロツクピン
40がベベルギア32Lに嵌通され、デフピニオ
ン30,31及びベベルギア32L,32Rが回
動できなくなり、車軸17L,17Rは一体的に
回動するのである。
ース9の組み立てにおいては、中間ケース9bに
車軸17L,17R、デフギヤケース25,2
6、シフター42のシヤフト部42cを嵌め込ん
で、上部ケース9aを上から嵌め込むことで組み
立てができ、デフロツクレバー43を組み付けて
デフロツクレバー43を回動すればシフター42
が回動して摺動体41を摺動し、デフロツクピン
40がベベルギア32Lに嵌通され、デフピニオ
ン30,31及びベベルギア32L,32Rが回
動できなくなり、車軸17L,17Rは一体的に
回動するのである。
(ト) 考案の効果
以上のような構成・作用により、本考案は次の
ような効果が得られるのである。
ような効果が得られるのである。
即ち、デフロツクを行うためのシフターを上下
方向よりケースにて挟んで組みつける構成とした
ので、小型のミツシヨンケースに構成した場合に
は、左右より合わせるミツシヨンケースや一体形
のミツシヨンケースに比べて、組み立てが簡単と
なり、また、シフターを上下で支持するので耐久
性も向上できたのである。
方向よりケースにて挟んで組みつける構成とした
ので、小型のミツシヨンケースに構成した場合に
は、左右より合わせるミツシヨンケースや一体形
のミツシヨンケースに比べて、組み立てが簡単と
なり、また、シフターを上下で支持するので耐久
性も向上できたのである。
第1図は本考案のデフロツク装置を装備した小
型トラクター全体側面図。第2図はミツシヨンケ
ース及び駆動装置部の側面図一部断面図。第3図
は第2図におけるX−X矢視断面図。第4図はシ
フター部平面略図である。 9……ミツシヨンケース、9a……上部ケー
ス、9b……中間ケース、17……車軸、24…
…デフリング歯車、25……デフギヤケース、2
5a……軸支部、32……ベベルギア、40……
デフロツクピン、41……摺動体、42……シフ
ター。
型トラクター全体側面図。第2図はミツシヨンケ
ース及び駆動装置部の側面図一部断面図。第3図
は第2図におけるX−X矢視断面図。第4図はシ
フター部平面略図である。 9……ミツシヨンケース、9a……上部ケー
ス、9b……中間ケース、17……車軸、24…
…デフリング歯車、25……デフギヤケース、2
5a……軸支部、32……ベベルギア、40……
デフロツクピン、41……摺動体、42……シフ
ター。
Claims (1)
- デフリング歯車24、ベベルギア32等のデフ
ギヤ装置や車軸17を2分割したケース内に組み
付ける小型走行車両用のミツシヨンケース9にお
いて、車軸17に外嵌するデフギヤケース25の
軸支部25aにデフロツクピン40を固設した摺
動体41を外嵌し、該摺動体41を摺動させるた
めの係合部を曲面としたシフター42を側面視略
C状に構成すると共に、該シフター42の上下端
を一方のケース9aと他方のケース9bに枢支さ
せて構成したことを特徴とする走行車両のデフロ
ツク装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986115053U JPH0249059Y2 (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 | |
US06/928,151 US4867008A (en) | 1985-11-14 | 1986-11-07 | Traveling transmission case |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986115053U JPH0249059Y2 (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6321151U JPS6321151U (ja) | 1988-02-12 |
JPH0249059Y2 true JPH0249059Y2 (ja) | 1990-12-25 |
Family
ID=30998353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986115053U Expired JPH0249059Y2 (ja) | 1985-11-14 | 1986-07-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0249059Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-07-25 JP JP1986115053U patent/JPH0249059Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6321151U (ja) | 1988-02-12 |
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