JPH0248997Y2 - - Google Patents

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JPH0248997Y2
JPH0248997Y2 JP19920784U JP19920784U JPH0248997Y2 JP H0248997 Y2 JPH0248997 Y2 JP H0248997Y2 JP 19920784 U JP19920784 U JP 19920784U JP 19920784 U JP19920784 U JP 19920784U JP H0248997 Y2 JPH0248997 Y2 JP H0248997Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はサーボ回路に係り、特にヘリカルスキ
ヤンニング方式VTRの再生時に、記録済磁気テ
ープの記録トラツク跡を回転ヘツドが正確に走査
するように、記録済磁気テープの走行速度を制御
するサーボ回路に関する。
従来の技術 第4図は従来のサーボ回路の一例のブロツク系
統図を示す。同図中、実線は記録時の信号の流れ
を示し、破線は再生時の信号の流れを示す。ま
ず、記録時の動作につき説明するに、基準パルス
発生回路1よりの基準パルスは、位相比較器2に
供給され、ここでドラムモータ4の回転位相を回
転位相検出器5により検出して得た検出パルスと
位相比較され、その位相差に応じた誤差信号に変
換された後、モータ駆動回路3を通してドラムモ
ータ4に供給され、その回転を制御する。かかる
ドラムサーボ回路により、記録時はドラムモータ
4により回転せしめられる回転ドラムに取付けら
れた回転ヘツドが、磁気テープ11上の垂直同期
信号記録位置が一定となるようにドラムモータ4
が回転制御される。
一方、回転位相検出器5の出力回転位相検出パ
ルスはモータ駆動回路8を通してキヤプスタンモ
ータ9に供給され、その回転数を一定に制御す
る。キヤプスタンモータ9の回転により、キヤプ
スタンとピンチローラ(いずれも図示せず)が
夫々回転せしめられ、それらにより挾持されてい
る磁気テープ11が一定速度で走行せしめられ
る。また、この磁気テープ11には上記回転検出
パルスがコントロールヘツド10によりコントロ
ールパルスとしてテープ長手方向に沿うコントロ
ールトラツクに、回転ヘツドによる記録トラツク
と一定の位置関係をもつて記録される。かかるキ
ヤプスタンサーボ回路により磁気テープ11は一
定速度で走行せしめられる。
次に再生時には、上記ドラムサーボ回路は記録
時と同一構成により、回転位相検出器5よりのド
ラムモータ4の回転位相検出パルス(第5図Aに
示す)と基準パルス発生回路1よりの第5図Bに
示す基準パルスとの位相差に応じた位相誤差信号
によりドラムモータ4の回転を制御し、回転ヘツ
ドが既記録トラツクを正確にトレースする。
また前記キヤプスタンサーボ回路は、再生時は
回転位相検出器5よりの第5図Aに示す回転位相
検出パルスのデユーテイサイクルをトラツキング
調整器6により手動で調整して第5図Cに示す如
きパルスに変換する。
ここで、トラツキング調整器6は一般に単安定
マルチバイブレータから構成されており、その時
定数がトラツキングボリウムと呼称されるつまみ
を手動で回すことにより、可変制御される構成と
されており、第5図Aに示した回転位相検出パル
スの立上りエツジでトリガーされて、上記時定数
に応じたパルス幅Txのパルスを出力する。すな
わち、トラツキング調整器6からは手動で調整さ
れたパルス幅Txで、かつ、周期が入力回転位相
検出パルスと同一周期のパルスが取り出される。
このトラツキング調整器6の出力パルスは比較
用信号として位相比較器7に供給され、ここでコ
ントロールヘツド10により再生された第5図D
に示す前記コントロールパルスと位相比較され
る。位相比較器7より取り出された位相誤差信号
はモータ駆動回路8を経てキヤプスタンモータ9
に供給され、その回転を制御する。これにより、
回転ヘツドの回転位相に対するコントロールパル
スの再生タイミング位置が、トラツキング調整器
6により設定された位置となるように磁気テープ
11の走行が制御され、回転ヘツドは最適な記録
トラツク跡を走査することができる。
ここで、他のVTRで記録された記録済磁気テ
ープを再生する、所謂互換再生の場合は再生をす
るVTRの回転ヘツドの走査軌跡と、記録済磁気
テープ上の記録トラツク跡とは一致しないことが
あり、また長時間モードで記録された記録トラツ
ク跡の場合はそのトラツク幅が標準モード記録の
ものに比しはるかに狭いので回転ヘツドの走査軌
跡を記録トラツク跡に一致させる操作がより必要
となる。更に記録時の温度条件の変化等により、
ドラム系の使用部品は伸縮を伴うのに対し、コン
トロールヘツドはあまり温度条件に左右されない
ので、テープの巻始めと巻終りとでは記録トラツ
ク跡と、再生コントロールパルス記録位置との相
対位置関係が必ずしも一致しているとは限らな
い。この相対位置関係のずれは、すなわち回転ヘ
ツドの走査軌跡のずれになり、再生信号のS/N
の低下をもたらす。
このため従来は再生画面を見ながら、トラツキ
ングボリウムを手動で操作し、これによりトラツ
キング調整器6の時定数、すなわち出力パルス幅
を可変し、回転ヘツドに記録トラツク跡を最適に
走査するような走査軌跡を描かせ、最良の画質を
得るようにしていた(これをトラツキング調整と
いう)。
しかるに、回転ドラムの周辺で温度変化等が生
じた場合、回転ドラムや周辺の取付部品に伸縮を
伴うため、回転ヘツドにより磁気テープの長手方
向に対して傾斜して記録形成された記録トラツク
跡と、固定のコントロールヘツドにより温度変化
等による影響を殆ど受けることなく、磁気テープ
の長手方向に沿うコントロールトラツクに記録さ
れたコントロールパルス記録位置との相対位置関
係が再生時においてもずれることがあり、従来は
再生時にその都度トラツキング調整を行なう必要
があり、しかもそのトラツキング調整は手動であ
るので調整操作が煩雑で面倒である等の問題点が
あつた。
そこで、本出願人は先に特願昭59−231975号に
て第6図に示す如き構成のサーボ回路を提案し
た。回転ヘツドにより記録済磁気テープの傾斜記
録トラツクから再生された被周波数変調波信号を
包絡線検波して得た検波信号が第6図の入力端子
12を介してサンプリングホールド回路13に供
給される。他方、1フレーム周期のドラムパルス
が第6図に示す入力端子14を介して供給される
中央処理装置(CPU)15はそのドラムパルス
入力に基づいて予め設定された時間間隔でサンプ
リングパルスを発生してサンプリングホールド回
路13に供給する。
サンプリングホールド回路13の出力信号は
AD変換器16を通してサンプルデータとして
CPU15に供給され、ここで例えば順次のサン
プルデータとその直前の一のサンプルデータとの
大小を逐次判定される。その判定結果に基づいた
データはCPU15より取り出されてDA変換器1
7に供給され、ここで制御信号に変換されてトラ
ツキング調整器6に供給される。トラツキング調
整器6は入力端子18よりの回転位相検出信号に
よりトリガーされ、そのパルス幅が上記制御信号
により可変された比較用信号を出力端子19を介
して前記位相比較器7へ供給する。かかる本出願
人の提案になるサーボ回路によれば、前記して問
題点を解決することができる。
考案が解決しようとする問題点 ここで、取扱うデイジタル信号の量子化ビツト
数を4ビツトとすると、CPU15、AD変換器1
6及びDA変換器17は夫々4ビツトの構成でよ
く、CPU15内で一連の演算処理により得たデ
ータに基づいてトラツキング調整器6の出力パル
ス幅を制御することができる。
しかるに、量子化ビツト数が4ビツトと少なけ
れば、上記の如くCPU15、AD変換器16及び
DA変換器17は4ビツトの構成の安価なものを
使用することができる反面、比較的大なるワウ・
フラツタを伴い、また高精度のトラツキング調整
ができないという問題点があつた。すなわち、ト
ラツキング調整器範囲はテープ走行速度を制御す
ることによつて間接的に回転ヘツドが少なくとも
1トラツクピツチ分(すなわち1フレーム分)ト
ラツク幅方向へ移動できるよう構成されているか
ら、上記の如く4ビツトで構成した場合、量子化
ステツプ(量子化レベル)数は全部で16(=24
であるから1/16フレームの単位でトラツキング調
整されることになる。従つて、制御がかかる毎に
再生画像に1/16フレームの単位でワウ・フラツタ
が生じてしまい好ましくなかつた。
また、回転ヘツドが既記録トラツク上を正確に
走査しているか否かは1/16フレームの許容範囲を
もつて判断されることとなり、高精度のトラツキ
ング調整ができなかつた。
このように、ワウ・フラツタの量及びトラツキ
ング調整精度は量子化ビツト数に深く関係してい
るから、これらを向上するには量子化ビツト数を
増やせば良いことになる。しかし、単に量子化ビ
ツト数を増加させると、それに伴つてCPU15、
AD変換器16及びDA変換器17のビツト数
(語長)もそれに応じて増加させなければならな
いから、特にCPU15、AD変換器16の場合は
ビツト数の大なるものが高価であるため、回路全
体を高価にさせてしまうという問題点があつた。
そこで、本考案はソフトウエア機能を充実する
ことにより、CPUは従来と同じ4ビツト程度の
ものを使用してそれ以上の語長のCPUを使用し
た場合と同等のトラツキング調整を行ない、もつ
て前記した諸問題点を解決したサーボ回路を提供
することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案はサンプリング手段、比較用デイジタル
信号発生出力手段、比較手段、サンプルデータ取
込手段、判定手段及びトラツキング調整器の出力
比較用信号のパルス幅を、再生被周波数変調波信
号の包絡線レベルが最大となるように可変制御す
る制御手段段とよりなる。上記サンプリング手段
は、記録済記録媒体より再生された被周波数変調
波信号に基づい信号を、予め設定された時間間隔
でサンプリングし、その後ホールドする。上記比
較手段は、上記サンプリングの時間間隔内におい
て最大2n+i(ただし、nは2以上の整数、iはn
より小なる正の整数)のステツプ数まで上記サン
プリング時点より1ステツプずつ漸次レベルが増
加する内容の比較用デイジタル信号が上記比較用
デイジタル信号発生出力手段より供給され、これ
をアナログ信号に変換して得た階段波と上記サン
プリング手段よりのサンプリングホールド信号と
を夫々レベル比較する。
上記サンプルデータ取込手段は上記比較手段よ
り取り出される反転信号に基づいてその時の比較
用デイジタル信号のnビツトの値をサンプルデー
タとして取り込み、かつ、その時のステツプ数が
2nより大なるときはnビツトの上位ビツトとして
iビツトの値を別途メモリに書き込む。このうち
少なくとも現在取り込んだnビツトのサンプルデ
ータ及びiビツトの値と、直前に取り込んだnビ
ツトのサンプルデータ及びiビツトの値とが夫々
上記判定手段により大小判定されて、n+iビツ
トの制御信号に変換された後上記制御手段に供給
される。
作 用 上記比較用デイジタル信号を発生出力する手段
と、サンプルデータ取込手段及び判定手段はnビ
ツトのデイジタル信号処理によつて行なうことが
できるから、nビツトの中央処理装置を使用用す
ることができ、しかも比較用デイジタル信号及び
制御信号は夫々n+iビツトであるから、実質的
にn+iビツトの中央処理装置を使用したのと同
等の高精度のトラツキング調整等ができる。以
下、本発明について一実施例と共に更に詳細に説
明する。
実施例 第1図は本考案になるサーボ回路の一実施例の
ブロツク系統図を示す。同図中、第6図と同一構
成部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。第1図において、入力端子12には第2図に
実線で示す如き包絡線検波信号が入来し、入力
端子14には第2図に時刻t0,t3にドラムパルス
が1フレーム周期で入来するものとする。このド
ラムパルスは語長4ビツトのCPU(4ビツト
CPU)21に供給される。この4ビツトCPU2
1は第3図に示す如きフローチヤートに従つた動
作を行なう。この4ビツトCPU21の動作につ
き第3図と共に説明するに、まず電源投入により
CPU21はその出力ポートF0〜F3から出力され
る4ビツト出力値を中央値にセツトした後、それ
を出力ポートF0〜F3からDA変換器24に出力す
る(第3図中、ステツプ31,32)。ここで、
上記中央値はDA変換器24に供給される5ビツ
トの制御信号の量子化ステツプ数の最大値である
32(=25)の略中央の値、例えば「15」にセツト
される。従つて、上記F0〜F3からはまずオール
「1」の値のデイジタル信号が取り出される。
CPU21は次に内蔵されているBメモリがセツ
トか否かを判定し(ステツプ32)、最初はBメ
モリがセツトされていない(すなわち、記憶デー
タが「0」であるリセツト状態にある)ので、
MSB2の出力をリセツトする(ステツプ34)。
ここでMSB2は、CPU21の出力ポートF4から
取り出されるデータで、上記出力ポートF0〜F3
の4ビツトと出力ポートF4の1ビツトとからな
る計5ビツトのデータの最上位ビツト(MSB)
としてDA変換器24に出力される。MSB2の出
力リセツトとは、出力ポートF4より「0」なる
値のデータが出力されることを意味する。なお、
後述するMSB1はCPU21の出力ポートG0〜G3
の4ビツトと出力ポートG4の1ビツトとからな
る計5ビツトのデータの最上位ビツト(MSB)
となる出力ポートG4のデータを示す。また、出
力ポートF0〜F4、G0〜G4の各5ビツトデータの
最下位ビツト(LSB)は、出力ポートF0、G0の
出力データである。
DA変換器24は、DA変換器23と同様に5
ビツトの構成とされており、CPU21の電源投
入により、上記した如く出力ポートF0〜F4より
量子化ステツプ「15」の制御信号が供給され、こ
れをデイジタル−アナログ変換して得たアナロク
信号をトラツキング調整器6へ供給する。これに
より、トラツキング調整器6の出力比較用信号の
パルス幅は制御範囲の略中央値に制御される。
CPU21は次に内蔵するAメモリをリセツト
し(第3図中、ステツプ35)、ドラムパルスの
入来を持つ。CPU21は第2図に示した前記時
刻t0で入来したドラムパルスを検出すると、タイ
マーをセツトし、予め設定した時間Δt経過した
時刻t1でサンプリングパルスを第1図に示すサン
プリングホールド回路13へ出力し、更に出力ポ
ートG4のデータMSB1の値を「0」にする(ス
テツプ36〜39)。これにより、サンプリング
ホールド回路13は上記サンプリングパルスによ
つて第2図に実線で包絡線検波波信号のレベル
Ev1をサンプリングし、これを次にサンプリング
パルスが入来する1フレーム後の時刻t4までホー
ルドしたサンプリングホールド信号を比較器22
の一方の入力端子へ供給する。
なお、上記のタイマーによる設定時間Δtは、
1フレーム中でトラツキング調整の効果が画質上
最大限に得られるように、例えば略1/2フイール
ドの期間に選定される。これにより、相隣る2本
のトラツクを別々に再生する計2個の回転ヘツド
のうち、一方の回転ヘツドが1本のトラツクの略
中央を走査している時点で再生被周波数変調波信
号の包絡線検波信号がサンプリングされることに
なる。この場合、2個の回転ヘツドのうち、感度
の低い方の回転ヘツドの再生信号から得た包絡線
検波信号をサンプリングした方が、レベル飽和点
が無く好ましい。
次にCPU21はその出力ポートG0〜G4より量
子化ステツプ「1」の比較用デイジタル信号を発
生出力する(ステツプ40)。この比較用デイジ
タル信号はDA変換器23に供給され、ここでデ
イジタル−アナログ変換された後比較器22の他
方の入力端子に供給され、ここで前記サンプリン
グホールド信号とレベル比較される。比較器22
はDA変換器23の出力信号(後述する階段波)
が上記サンプリングホールド信号よりも大レベル
となつた時点でその出力が反転する。この比較器
22の出力信号はCPU21に供給される。
CPU21は比較器22の出力信号が反転する
まで、量子化ステツプが「1」ずつ漸次増加する
内容の比較用デイジタル信号を出力し、量子化ス
テツプ数が「15」になつた時点で出力ポートG4
へ出力するMSB1のデータを「1」とすると共
に、Aメモリをセツトし、更に量子化ステツプを
更に「1」ずつ漸次増加する内容の比較用デイジ
タル信号を出力する(ステツプ40〜46)。従
つて、CPU21は比較器22の出力信号が反転
するまで、1フレームのサンプリング時間間隔内
において、最大32(=24+1)のステツプ数まで
サンプリング時点より1ステツプずつ漸次レベル
が増加する内容の比較用デイジタル信号を発生出
力する。従つて、DA変換器23の出力信号は第
2図にで示す如く、サンプリング時刻t1より漸
次増加する階段波となる。ここで、第2図に示す
如く、量子化ステツプ「18」(=15+3)のレベ
ルが、サンプリングホールド信号のレベルEv1
りも大となると、その時刻t2で比較器22の出力
が反転するため、CPU21はこの反転を検出し
て、その時の比較用デイジタル信号のうち、4ビ
ツトCPUのため出力ポートG0〜G3へ出力される
4ビツトのデータをA、Bのメモリとは別の所定
のメモリにサンプルデータとして記憶する(ステ
ツプ47)。なお、そのときのMSB1の値は前記
した如く、Aメモリに記憶されている。
次にCPU21は取込回数が偶数か否かを検出
する(ステツプ48)。ここでは、CPU21は第
3図に示すフローチヤートを一巡する処理をまだ
終つていないから、取込回数は零であり、CPU
21は取込回数が零の場合は偶数であるものと判
断して上記4ビツトのデータD1をD2に置き換え、
これを記憶した後、前記出力ポートF0〜F3の4
ビツト出力値に量子化ステツプ「1」を加算した
データD0+1を得る(ステツプ48〜50)。ここ
で、取込回数が偶数か否かを判断するのは、取り
込んだサンプルデータを現時点のものとその直前
のものとの大小判定ができるようにするためであ
る。
次にCPU21は上記4ビツト出力値が最初は
中央値、すなわち、ここではオール「1」であつ
たから、上記の加算によつて、データD0+1がオ
ーバーフローするから、これを検出してBメモリ
をセツトする(ステツプ51,52)。このBメ
モリはMSB2の値を記憶するためのメモリで、そ
のセツトによつて「1」なる値が記憶される。次
にCPU21はオーバーフローした4ビツト出力
値、すなわちオール「0」の4ビツトのデータを
出力ポートF0〜F3より出力した後、MSB2の出
力をセツトし、出力ポートF4の出力データを
「1」とし、更にAメモリをリセツトする(ステ
ツプ32,33,53,35)。従つて、DA変
換器24には量子化ステツプ「16」の値の制御信
号が供給されることになる。
次にCPU21はステツプ36〜46で、第2
図に示す時刻t3でドラムパルスの入来を検出した
後、時間Δt後の時刻t4でサンプリングパルスを出
力すると共に、時刻t4より比較用デイジタル信号
を1量子化ステツプずつ漸次増加させていく。こ
れにより、比較用デイジタル信号の量子化ステツ
プが「12」となつた時のDA変換器23の出力階
段波のレベルが、時刻t4でサンプリングして得ら
れた包絡線検波信号レベルEv2よりも第2図に示
す如く大となつたものとすると、その時の時刻t5
での比較用デイジタル信号の下位4ビツトの値が
サンプルデータD1として記憶される(ステツプ
47)。なお、この時点ではステツプ45,46
は実行されないので、Aメモリは前記ステツプ3
5によりセツトされたままである。CPU21は
次に取込回数が一回目であることを判断した後、
現在のサンプルデータD1とその直前のサンプル
データD2との大小判定と、前回と今回のAメモ
リの内容の大小判定とを夫々行なう(ステツプ5
4)。Aメモリの内容をMSBとし、データD1
はD2を下位4ビツトとする計5ビツトのデータ
は、前回の値D2〓は「18」で今回の値D1〓は
「12」であるから、ステツプ54における大小判
定ではD1〓<D2〓となり、4ビツトの出力値に
対して「1」だけ減算したデータD0-1を算出し
た後それを記憶する(ステツプ56,57)。し
かる後にCPU21はBメモリのリセツト判定を
行なうが、ここでは前記ステツプ52によつてB
メモリはセツトされているからデータD0-1の値
が「14」,「15」のいずれであるかの判定を行なう
(ステツプ58,59)。ここで、データD0-1
値は「14」だから、CPU21はBメモリをリセ
ツトした後、その後のステツプ32,33,34
によつて出力ポートF0〜F4より「14」の値の制
御信号を出力する。
他方、入力端子12よりの包絡線検波信号が時
刻t3以降第2図に破線で示す如くに変化した場
合は、サンプリングホールド回路13により時刻
t4でレベルEv2′(>Ev1)の包絡線検波信号がサン
プリングされ、その後サンプリングパルスが入来
するまで二点鎖線で示す如くにホールドされる。
この場合は前記ステツプ54における大小判定時
に、前回のサンプルデータの方が小であるから、
CPU21はステツプ50で算出したデータD0+1
の値(ここでは「16」)を所定のメモリに記憶し
(ステツプ55)、その後のステツプ32,33,
53により、出力ポートF0〜F4より「16」なる
値の制御信号を出力する。
次は一巡して取込回数は偶数番目になるため、
4ビツト出力値「16」に「1」なる値を加算した
データが出力ポートF0〜F4より出力される。以
下、上記と同様の動作が繰り返される。このよう
にして、4ビツトのCPU21を使用して、5ビ
ツトのデイジタル信号によるトラツキング調整が
できるので、制御される毎に生ずるワウ・フラツ
タは1/32フレームの単位でしか生ぜず、改善さ
れ、またトラツキング調整範囲はベストチユーニ
ング時1/32フレームの狭い許容範囲であるので、
トラツキング調整精度が向上する。
なお、本考案は上記の実施例に限定されるもの
ではなく、例えば4ビツトCPU21を6ビツト
で動作せることも、上記実施例から容易に類推す
ることができるものである。
考案の効果 上述の如く、本考案によれば、nビツトCPU
を用いてn+iビツトのトラツキング調整動作を
行なうことができ、DA変換器はn+iビツトの
ものが必要となるが、低抗の追加だけでよく、よ
つてDA変換器はn+iビツトのものはnビツト
のものと殆ど同様に低価格であり、またCPUは
従来と同じnビツトの安価なものを使用すること
ができるので、回路構成をそれほど高価とするこ
となく、トラツキング調整精度を高精度にするこ
とができ、しかもワウ・フラツタ量も低減するこ
とができる等の数々の特長を有するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案回路の一実施例を示すブロツク
系統図、第2図は第1図図示ブロツク系統の動作
説明用信号波形図、第3図は第1図図示ブロツク
系統中のCPUの動作説明用フローチヤート、第
4図は従来のサーボ回路の一例を示すブロツク系
統図、第5図は第4図図示ブロツク系統の動作説
明用信号波形図、第6図は本出願人が先に提案し
たサーボ回路の一例を示すブロツク系統図であ
る。 2,7……位相比較器、4……ドラムモータ、
5……回転位相検出器、6……トラツキング調整
器、9……キヤプスタンモータ、10……コント
ロールヘツド、11……磁気テープ、12……包
絡線検波信号入力端子、13……サンプリングホ
ールド回路、14……ドラムパルス入力端子、1
5……中央処理装置(CPU)、21……4ビツト
CPU(中央処理装置)、22……比較器、23,
24……DA変換器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被周波数変調波信号が回転ヘツドにより記録
    され、かつ、一定周期のコントロールパルスが
    コントロールヘツドにより記録された記録済記
    録媒体の既記録信号の再生時に、再生された上
    記コントロールパルスに対する比較用信号の位
    相を調整するトラツキング調整器を有し、該コ
    ントロールパルスと該トラツキング調整器より
    の該比較用信号との位相差に応じた信号に基づ
    いて該記録済記録媒体の走行用モータの回転を
    制御するサーボ回路において、該記録済記録媒
    体より再生された前記被周波数変調波信号に基
    づいた信号を予め設定された時間間隔でサンプ
    リング後ホールドするサンプリング手段と、該
    サンプリングの時間間隔内において最大2n+i
    (ただし、nは2以上の整数、iはnより小な
    る正の整数)のステツプ数まで該サンプリング
    時点より1ステツプずつ漸次レベルが増加する
    内容の比較用デイジタル信号を発生出力する手
    段と、該比較用デイジタル信号をアナログ信号
    に変換して得た階段波と該サンプリング手段よ
    り取り出されたサンプリングホールド信号とを
    夫々レベル比較する比較手段と、該階段波が該
    サンプリングホールド信号よりも大レベルにな
    つた時点で該比較手段より取り出される反転信
    号に基づいてその時の上記比較用デイジタル信
    号のnビツトの値をサンプルデータとして取り
    込むと共にその時のステツプ数が2nより大なる
    ときは該nビツトの上位ビツトとしてiビツト
    の値を別途メモリに書き込むサンプルデータ取
    込手段と、該サンプルデータ取込手段より取り
    出されたサンプルデータのうち少なくとも現在
    取り込んだnビツトのサンプルデータ及びiビ
    ツトの値とその直前に取り込んだnビツトのサ
    ンプルデータ及びiビツトの値との間で夫々大
    小判定を行ない、その判定結果に基づきn+i
    ビツトの制御信号を発生出力する判定手段と、
    該判定手段の出力制御信号に基づいて該トラツ
    キング調整器の出力比較用信号のパルス幅を、
    前記再生被周波数変調波信号の包絡線レベルが
    最大となるように可変制御する制御手段とより
    なるサーボ回路。 (2) 該比較用デイジタル信号を発生出力する手
    段、該サンプルデータ取込手段及び該判定手段
    は、nビツトの中央処理装置にて構成された実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のサーボ回
    路。
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DE198585307997T DE181186T1 (de) 1984-11-02 1985-11-04 Spurfolgeregelsystem.
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