JPH0248956A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、記録装置に関し、特にインクジェット記録方
式において記録ヘッドのノズル面を最適な状態に保持し
、インク飛翔特性を向上させるクリーニング機構を備え
た記録装置に関する。

［従来の技術］ 従来よりインクジェット記録方式は、その原理、構成等
の違いにより様々な方式が提案され実用化されてきた。

その中でも、記録に際しインク滴を適時吐出し所望の記
録像を得る、いわゆるオンデマンド方式が装置の小型化
、簡略化に適することから、インクジェット記録方式の
中でも主流を占めつつある。さらに、近年の傾向として
は、ノズルのマルチ化とカラーインクの使用を組合せる
ことによりカラー画像の記録を実現したカラーインクジ
ェット記録装置の台頭も顕著となってきている。

このような中で、インクジェット記録装置では、液体イ
ンクを微小径で構成されるヘッドのノズルより適時吐出
する記録方式であるが故に、ノズルの表面状態を最適に
保持することが、記録装置の印画品位を確保する上で重
要な要素となる。すなわち、ノズル近傍に付着するイン
クの微粒子、塵埃などによるインク滴のヨレ、ズレ、イ
ンクの不吐出等の諸問題を防止する機構が記録装置の高
信頓性を達成する決め手となるものである。　　従来の
ヘッド回復機構としては、種々の方式、機構が実現化さ
れているが、その構成としては、記録ヘッドのノズル面
を強制的に清掃するワイパー機構が一般的である。

第４図は、従来の機構における記録ヘッドとワイパーの
接触状態を示す説明図である。図において記録ヘッド５
０は、複数のノズル５０ａを有しており、これら各ノズ
ル５０ａに対向する位置にそれぞれワイパーブレード１
４１は配列され、図示しない駆動力によって、矢印Ｆ方
向に回転する。

ワイパーブレード１４１の材質は、例えばシリコンゴム
等の可とう性を有する材料より形成されているため、記
録ヘッド５０のノズル５０ａに接触することによって、
ブレード自身が変形しながらクリーニングを行うことに
なる。

第５図は、従来のワイパー機構の動作状態を示す斜視図
である。図において記録ヘッドのノズル部２２１のノズ
ル面２２１ａには複数からなるノズル２２２が形成され
ている。ゴム等の弾性体より形成されるブレード２０５
は、矢印Ｃ方向に移動し、前記ノズル面２２１ａを走査
することによってノズル面２２１ａに付着したインク滴
、塵埃を拭い去るように機能する。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、このような従来の記録装置にあっては、
次のような問題点が提起されている。

記録ヘッドのノズル面に付着する異物、塵埃、インク固
形物等をゴム製ワイパーで拭い去る、いわゆる接触式ク
リーニング方法であるため、異物の付着状態によっては
、ワイパーの動きが記録ヘッドのノズルへ異物を押し込
むように作用することもあり、インクの不吐出を誘発す
る危険性を持っていることである。この懸念は、これら
のワイパー機構を長期間にわたって使用するとき、ワイ
パーブレードの汚れが促進され現実のトラブルへと発展
する可能性が増してくる。

本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、記録ヘッドのノズル面に非接触な状態で、記録
ヘッドのノズル面に付着する異物、塵埃、インク滴等を
除去することができる信頼性の高いクリーニング機構を
備えた記録装置を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、上述の目的を達成するためになされたもので
、記録信号に基づき駆動制御される記録ヘッドと、該記
録ヘッドを搭載するキャリッジと、被記録媒体を支持す
るプラテンと、前記被記録媒体を移送するための被記録
媒体送り機構と、前記キャリッジを前記被記録媒体の移
送される方向に対して直交方向に往復移動させるキャリ
ッジ制御機構と、前記記録ヘッドのノズル面のクリーニ
ングを行うクリーニング機構とを具備する記録装置にお
いて、前記クリーニング機構は、前記記録ヘッドの前記
ノズル面にエアを吹き付けるためのエア噴出口と、該エ
ア噴出口に空気を圧送するエアポンプと、該エアポンプ
より圧送された空気を、前記エア噴出口に導くための連
結チューブとを存することを特徴とする。

［作用］ 上述の構成において、エアポンプの動作により圧送され
た空気は、記録ヘッドのノズル近傍に設けられたエア噴
出口より噴き出し、この空気流の勢いで記録ヘッドのノ
ズル面に付着した異物、塵埃、インク滴等を除去しクリ
ーニングするものである。

［実施例］ 以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。

第３図は、本発明の一実施例としての記録装置の主要機
構を示す斜視図である。

記録装置のフレームは、ベースフレーム１、左側板２、
右側板３より構成される。

キャリッジ機構部は、記録ヘッド５０．　記録ヘッド５
０を搭載したキャリッジ２０、メインシャフト３０、キ
ャリッジ２０の駆動を行うＣＲモータ３１、駆動ベルト
３２、記録ヘッド５０に記録信号を供給するためのＦ　
Ｐ　Ｃ３３、駆動プーリ３４、従動プーリ３５等の部品
より構成されている。

記録ヘッド５０は、キャリッジ２０に取り付けられ、キ
ャリッジ２０の移動とともに前記左側板２と右側板３の
間を移動可能になっている。キャリッジ２０は、一体的
に構成された摺動性の高い軸受を介し、メインシャフト
３０上を摺動運動する。このときの動力源は、ＣＲモー
タ３１であり、該ＣＲモータ３１はその軸に圧入嵌合で
取り付けられた駆動プーリ３４と該駆動プーリ３４と係
合する歯付駆動ベルト３２を介し、前記キャリッジ２０
へと動力伝達を行なうものである。従動プーリ３５は、
駆動プーリ３４と対峙する位置に設けられ、ベルト張力
付勢手段３６によって駆動ベルト３２に適正張力を与え
ている。尚、本実施例では動力伝達部材として、歯付ベ
ルトを用いた場合を説明したが、歯付ベルトに代えて動
力伝達が可能なワイヤーまたはラック・ピニオン等の伝
達系を用いても何ら支障はない。

次に、被記録媒体送り機構部は、ロール状被記録媒体６
０、プラテン７０１被記録媒体押え７１、ＬＦモータ８
０、ＬＦ動力伝達系８１等の部品より構成されている。

プラテン７０は、アルミ等で形成された円筒バイブ形状
をしており、その支持ハ、前記ベースフレーム１上に設
けられた両端２個ずつのリング７３ａと、バネ等の付勢
手段を介しプラテン７０をベースフレーム側に押しつけ
る両端１個ずつのリング７３ｂにより、その外径を保持
、されることによって実現している。動力伝達機構は、
ステッピングモータ等よりなるＬＦモータ８０の動力を
ＬＦ動力伝達系８１の減速機構を介し、トルクアップ、
送りステップの細分化をはかった上で、図示しないＬＦ
駆動プーリへ伝達する構成となっている。この後、該Ｌ
Ｆ駆動プーリと係合する複数のＬＦベルト（歯付）７４
へ動力が伝達され、ＬＦベルト７４は、前記プラテン７
０の外周に設けられた溝に収まった状態で駆動されるこ
とにより、被記録媒体６０の所定量送りが行なわれる。

被記録媒体６０としては、紙、布、フィルムシート等の
多彩な媒体が、搭載できるようになっている。被記録媒
体押え７１は、例えばステンレス等の薄板鋼板で形成さ
れ、保持部材７２によって、右側板３とＬＦ側板４間に
保持されるとともに、図示しない付勢手段によって、被
記録媒体Ｂｏａをプラテン７０に押し付ける方向に付勢
されており、被記録媒体Ｂｏａの記録位置近傍での浮き
を抑える役割を果たしている。図中７５は、前記被記録
媒体押え７１の延長上に敷設される回転ローラ接触部材
であって、該回転ローラ接触部材７５は、剛性の高い鋼
材より形成され、左側板２とＬＦ側板４とで固定保持さ
れる。１００は印画領域外に設けられた記録ヘッド５０
の回復機構であって、回復機構１００を必要に応じて動
作させることによって、記録ヘッド５０のノズル面クリ
ーニング、インク供給、不吐出回復、ノズル乾燥防止等
がなされる。

以上の構成よりなる記録装置は、以下のように動作する
。所望の文字、画像を得ようとする場合前記記録ヘッド
５０にＦＰＣ３３を介し、記録信号を送信し、同時にＣ
Ｒモータ３１を駆動しキャリッジ２０を往復運動させる
。この時、該キャリッジの往復運動に同期させ被記録媒
体Ｂｏａを所定ピッチ送りする事により、被記録媒体へ
文字、画像等がドツトの集合として形成されていく。印
画が終了すると、記録ヘッド５０を搭載したキャリッジ
２０は、非印画領域すなわち回復機構１００と対向する
位置に移動し、記録ヘッド５０のノズル面のクリーニン
グ動作及びキャップ動作が行われる。

第１図は本発明に関するクリーニング機構のシステムを
示す説明図である。このクリーニング機構は、第３図に
示した回復機構１００内に設けられており、ノズル面の
クリーニング動作を行うものである。記録ヘッド５０は
、インク滴を吐出するためのノズル管５０ｂと、該ノズ
ル管５０ｂの集結するノズル面５０ａより構成される。

エアポンプ１１１は、シリンダ１１２とピストン１１３
より構成され、該シリンダ１１２とピストン１１３とで
形成されるエア室１２０は外気より密封された状態に保
持される。該エアポンプ１１１には２つの電磁弁１１４
及び１１５が接続されるが、電磁弁１１４は外気と通じ
、もう一つの電磁弁１１５は、連結チューブ１１８を介
し記録ヘッド５０のノズル面５０ａの近傍に、該ノズル
面５０ａと所定の角度を保って配置されるエア噴出口１
１０に接続されている。モータ１１７はエアポンプ１１
１のピストン１１３を駆動する動力源として作動する。

以上の構成からなる記録ヘッドのクリーニング機構は次
のように動作する。電磁弁１１４を開放、電磁弁１１５
を閉鎖とし、モータ１１７の動力でピストン１１３を矢
印Ａ方向に動作させると、大気はシリンダ１１１のエア
室１２０へと吸入される。エア室１２０の容積が一杯と
なった時点で、電磁弁１１４を開放から閉鎖とし、もう
一つの電磁弁１１５を閉鎖から開放へ切り替えるととも
に、モータ１１７の動力を利用しピストン１１３を矢印
Ｂ方向に動作させると、エア室１２０に貯蔵された空気
は電磁弁１１５、連結チューブ１１Ｂを通り、矢印Ｃ方
向に押し出され、エア噴出口１１０より、記録ヘッド５
０のノズル面５ｏａに向ケて噴き付けられる。この一連
の動作が繰り返し行われることにより、記録ヘッド５０
のノズル面５０ａのクリーニング動作は、ノズル面５０
ａの汚れ状態あるいは印画時間に応じて所定の回数実施
されるようになっている。また、エア噴出口１１０から
噴出する空気の流速は、ピストン１１３の移動速度、エ
ア噴出口１１０のノズル径によって決まるものであり、
所望の流速に対し、上述の２つの要素を設定することは
比較的容易になしうるものである。

第２図は本発明におけるクリーニング機構の動作説明図
である。図において、ノズル面５０ａに付着したインク
滴１２１は、エア噴出口１１０より噴き出される空気流
りによって矢印Ｅ方向に除かれてしまい、ノズル管５０
ｂのインク吐出面を塞ぐことはない。

［発明の効果］ 以上説明してきたように、本発明の記録装置によれば、
記録ヘッドのクリーニング動作を記録ヘッドのノズル面
に対しエアを吹き付けることにより非接触で行えるよう
にしたので、長期間にわたって使用しても、常に良好な
りリーニングを行うことができ、記録ヘッドによるイン
クの吐出を常に安定したものとすることができる。また
、クリーニング機構自体も、信頼性の高いものとするこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるクリーニング機構のシステム図、
第２図は本発明に係わるクリーニング動作説明図、第３
図は本発明の一実施例としての記録装置の主要機構部斜
視図である。第４図及び第５図は従来のクリーニング機
構におけるワイパー機構の動作図である。 ５０・・・記録ヘッド ５０ａ・・・ノズル面 １００・・・回復機構 １１０・・・エア噴出口 １１１・・Φエアポンプ １１４．１１５−−Φ電磁弁 １４０拳會・ワイパー １４１．２０５・拳・ワイパーブレード特許出願人　ア
ルプス電気株式会社 第 図 、２２１ａ ′り２２１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録信号に基づき駆動制御される記録ヘッドと、該記録
   ヘッドを搭載するキャリッジと、被記録媒体を支持する
   プラテンと、前記被記録媒体を移送するための被記録媒
   体送り機構と、前記キャリッジを前記被記録媒体の移送
   される方向に対して直交方向に往復移動させるキャリッ
   ジ制御機構と、前記記録ヘッドのノズル面のクリーニン
   グを行うクリーニング機構とを具備する記録装置におい
   て、前記クリーニング機構は、前記記録ヘッドの前記ノ
   ズル面にエアを吹き付けるためのエア噴出口と、該エア
   噴出口に空気を圧送するエアポンプと、該エアポンプよ
   り圧送された空気を、前記エア噴出口に導くための連結
   チューブとを有することを特徴とする記録装置。