JPH0248584A - トリアルキルシリルオキシ‐1,1‐ジフエニルエチレン及びそれを用いて製造された重合体 - Google Patents

トリアルキルシリルオキシ‐1,1‐ジフエニルエチレン及びそれを用いて製造された重合体

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JPH0248584A
JPH0248584A JP1158471A JP15847189A JPH0248584A JP H0248584 A JPH0248584 A JP H0248584A JP 1158471 A JP1158471 A JP 1158471A JP 15847189 A JP15847189 A JP 15847189A JP H0248584 A JPH0248584 A JP H0248584A
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Edgar Leitz
エドガー・ライツ
Hans-Josef Buysch
ハンス―ヨゼフ・ブイシユ
Ludwig Bottenbruch
ルウトウイツヒ・ボツテンブルフ
Karl-Heinz Ott
カルル―ハインツ・オツト
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は下記−形成Iに対応するトリアルキルシリルオ
キシ−1,1−ジフェニルエチレンに関し、及びそれを
用いて製造されたアリールトリアルキルシリルエーテル
末端基又はフェノール性ヒドロキシル末端基を有する新
規重合体に関し、及びこれらの重合体の陰イオン重合法
による製造方法に関する。
03i(R’)s 但し R’、R2= H,C、−C、アルキル、OCH
R’   = H、C1C: 4アルキル、0−01C
,アルキル R’   =H,C,−C,アルキル、R’   =C
,−C,アルキル、 R’   −H,C,−C4アルキル、を意味する。
本発明を要約すれば、本発明は下記−形成■0Si(R
5)。
但し R’、R”= H,C+  C4アルキル、OC
H。
R3−HlC,−C,アルキル、0−C1C4アルキル R’   =H,C,−C,アルキル、R’   ” 
CIC4アルキル、 R’   =H,C,−C4アルキル、に対応するトリ
アルキルシリルオキシ−1,1−ジフェニルエチレン、
及びそれを用いて製造されるアリールトリアルキルシリ
ルエーテル末端基又はフェノール性ヒドロキシル末端基
を有する新規重合体、及びこれらの重合体の陰イオン重
合法による製造方法を提供することである。
ドイツ国特許公開公報第3.725.848号は、随時
1.1−ジフェニルエチレンによるポリアニオン(po
lyanion)の反応性の減少、2,5−ジメトキシ
ベンジルプロミドとの反応、及び引き続くトリメチルヨ
ードシラン、トリメチルりロロンラン又は沃化ナトリウ
ム又は酸によるエーテル開裂による保護基の除去を含む
、適当な化合物の陰イオン重合によるジヒドロキシ化合
物重合体の製造を記載している。
本化合物は重合体、特に重合体主鎖中に不飽和結合を含
む重合体の、熱分解、照射により誘発された分解及び酸
化的分解に対す安定剤として適当である。
所謂“リビング(living)”ポリマー(ポリスチ
リル リチウムのような)と他の官能基を有するハロゲ
ン化合物との反応は官能性重合体を与えるが、多数の二
次反応を伴う(J、Polym、Sci、A 3、41
31  (1965)  ;Polymer17、 l
 020(1976)  ; J、Polym、Sci
、B l  4.471(1976)  ; Adv、
Polym、Sci、56.72(1984)を参照の
こと)。そのため官能性重合体の収率は充分とはいい難
いことが多い。従ってこの反応は工業規模の製造には適
していない。
本発明は式(I)に対応するトリアルキルシリルオキシ
−1,1−ジフェニルエチレン、そレヲ用いて製造され
た式(IIXIII)に対応するアリールトリアルキル
シリルエーテル末端基又はフェノール性ヒドロキシル末
端基を有する新規重合体、及び対応する製造方法に関す
る。
03i(R5)+ 但し A   =陰イオン重合可能なビニルイヒ金物の
重合体、 R’、R”=H,C,−C4ア ル キ ル、OCH3
R3−H,C,−C,ア ル キ ル、o−C。
C,アルキル R’      =H,C,−C4ア ル キ ル、R
’   −C+  Ciアルキル、 R@      −H、c  、−Ctア ル キ ル
、R’    =H% 5i(R’)s である。
本発明による式(I)のトリアルキルシリルオキンジフ
ェニルエチレンはそれ自体既知の方法で得ることができ
る。式(V)に対応するヒドロキシジフェニルエチレン
は、式(■)に対応するl−アルキル−1−フェニル−
ヒス−(ヒドロキシフェニル)メタンのアルカリ接触熱
分解により得ることができる(ドイツ国特許公告公報第
1,235.894号): は上記に定義した通りである。
トリアルキルシリルオキシ−1,1−ジフェニルエチレ
ン(I)は、酸受容体の存在下に式(V)に対応するヒ
ドロキシジフェニルエチレント式(VI)に対応するハ
ロシランとの反応により形成される。
R・   R。
(V) 式■及びvにおいて、R1、R1、R3、R3及びR6
但し Hal=CIS Brである。
従って本発明による式(I)の化合物の製造のための出
発生成物は式(IV)に対応する1−アルキルI−フェ
ニルービス−(ヒドロキシフェニル)−メタンであり、
置換基R1ないしR6は上記に定義した通りである。
式(IV)に対応する化合物の例を挙げれば下記のよう
である: l−メチル−゛l−フェニルービスー(4−ヒドロキシ
フェニル)−メタン、 l−エチル−1−フェニル−ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−メタン、 ■−プロピルー1−フェニルービス−(4−ヒドロキン
フェニル)−メタン、 l−ペンチル−1−フェニJレービス=(4−ヒドロキ
シフェニル)−メタン、 l−メチル−1−(4−メチルフェニル)−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)−メタン、1−メチル=1−(4
−メトキシフェニル)−ビス(4−ヒドロキシフェニル
)−メタン、■−メチルー1−(3,5−ジメチルフェ
ニル)ヒス−(4−ヒドロキシフェニル)−メタン、■
−メチルー1−フェニルービスー(2−ヒドロキンフェ
ニル)−メタン、 1−メチル−1−2ェニルービス−[(4−ヒドロキシ
フェニル)−(2″−ヒドロキシフェニル)]−メタン
、 l−メチル−1−フェニル−ビス−(3−メチル−4−
ヒドロキシフェニル)−メタン、l−メチル−1−フェ
ニル−ビス−(3−メトキン−4−ヒドロキシフェニル
)−メタン、1−メチル−1−フェニル−ビス−(3,
5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−メタン、I
−メチル−1−フェニル−ビス−(3,5−ジメチル−
2−ヒドロキンフェニル)−メタン。
式(IV)に対応する好適な化合物は下記の置換基を含
む化合物である: R’= H。
R2=H%CH,、○CH3 R”=H,CH,,0CH3 R’=H%CH,、 R’=H,CH,。
より好適には、RIR2、R3、R4及びR6は水素で
ある。
式(rV)に対応する化合物はドイツ国特許公告公報第
1.235.894号に記載された条件下で開裂するこ
とができる。式(V)に対応する化合物と反応して本発
明による式(1)のトリアルキルンリルオキシー1.1
−ジフェニルエチレンとするのに適当なハロシランは式
(Vl)に対応している。
式(Vl)に対応するハロシランの例はトリメチルクロ
ロシラン、トリエチルブロモシラン、トリプロピルクロ
ロシラン、ジエチルメチルクロロシランである。トリメ
チルクロロシラン及びトリエチルクロロンランが好適で
あり、トリメチルクロロシランが最も好適である。
式(v)に対応する化合物は、炭化水素(ガソリン、リ
フロイン、ヘプタン、ペンタン、シクロヘキサン、ベン
ゼン、トルエン、キシレン)、ハロゲン化炭化水素(ク
ロロホルム、塩化メチレン、ジクロロエタン、クロロベ
ンゼン)又はエーテル(ジエチルエーテル、ジイソプロ
ピルエーテル、ジブチルエーテル)のような不活性溶剤
中で、式(Vl)の化合物と、l:1のそル比で(又は
(Vl)を僅か過剰にして)反応させることができる;
反応は好適にはアンモニア、トリエチルアミン、トリブ
チルアミン、ピリジン、N−メチルイミダゾール、キノ
リンのような塩基の存在において炭化水素中で行われる
。しかし式(V)の化合物は又塩に転化され、塩が乾燥
状態でハロシランと反応する二とができる。上記のアミ
ン塩以外に、リチウム、ナトリウム及びカリウムの塩も
適当な塩である。
反応温度は0ないし120°Cの範囲及び好適にはIO
ないし100°Cの範囲にある。
塩基は(V)に対し少なくとも化学量論的な量で使用し
なければならないが、僅かに過剰に使用することが最良
である。
反応の際に生成した塩を、例えば濾過lこよって分離し
た後、式(1)に対応する化合物は直接そのまま使用す
ることができるが、蒸留によって更に精製することも可
能である。
新規重合体の製造に適当な式CI)の化合物の例を挙げ
れば下記のようである: 4−メチル−4′−トリメチルシリルオキシ−1゜1−
ジフェニルエチレン、 4−エチル−4′−トリエチルシリルオキシ−1゜l−
ジフェニルエチレン、 3−メトキシ−4′−トリメチルシリルオキシ1.1−
ジフェニルエチレン、 4−インプロビル−4′−トリエチルシリルオキシ−1
,1−ジフェニルエチレン、 4−メチル−2′−トリメチルシリルオキシ−5′−メ
チル−1,1−ジフェニルエチレン、3−メチル−4−
トリメチルシリルオキシ−1゜■−ジフェニルエチレン
、 4−メトキシ−2′−トリメチルシリルオキシ−3°、
5′−ジメチル−1,1−ジフェニルエチレン、3−メ
トキシ−4−トリメチルシリルオキシ−1゜l−ジフェ
ニルエチレン、 4−トリメチルシリルオキソ−β−メチル−1゜■−ジ
フェニルエチレン、 4−トリメチルシリルオキシ−β−プロピル−1゜1−
ジフェニルエチレン、 4−トリメチルシリルオキシ−1,1−ジフェニルエチ
レンが特に好適である。
式(II)及び(III)に対応するアリールトリ、メ
チルシリルエーテル末端基を有する重合体化合物又はフ
ェノール性ヒドロキシル末端基を有する重合体化合物の
製造のための本発明の方法は下記の工程を含んでいる二 ■、適当なビニル化合物の陰イオン重合によるポリアニ
オンの製造。
2、式(I) O5i(R5)x 但し R1ないしR6は上記で定義した通りである、に
対応する化合物とポリアニオンとの反応。
3、反応生成物(それ自体ポリアニオンである)とプロ
トン性(prot ic)化合物との中和による、R’
−3i(R5:hである式(II)及び(III)に対
応するアリールトリシリルオキシエーテル末端基を有す
る重合体化合物の生成。
4、随時R’−Hである式(I[)及び(I)に対応す
るフェノール性ヒドロキシル末端基を有する重合体化合
物の生成のためのシリルエーテルの開裂。
工程lにおいては、陰イオン重合可能なビニル化合物が
芳香族又は脂肪族炭化水素又はエーテル中で、アルキル
アルカリ金属化合物、アリールアルカリ金属化合物又は
オリゴマー状α−メチルスチレン/アルカリ金属化合物
と、゛リビングポリアニオン又はポリ−ジ−アニオンの
形成を伴って重合し、この反応は単量体が完全に転化す
るまで継続する。工程2においては、ポリアニオン又は
ポリ−ジ−アニオンは式(I)に対応する化合物と反応
し、新しいポリアニオン又はポリ−ジ−アニオンの形成
をもたらす。工程3においては、ポリアニオン又はポリ
−ジ−アニオンはプロトン性化合物で中和されて、アリ
ールトリシリルオキシエーテル末端基(R’= S i
 (R’)z)を有する(I[)又は(III)に対応
する重合体化合物が単離される。
フェノール性ヒドロキシル末端基(R’=H)を有する
(n)又は(II[)に対応する重合体を製造するため
には、工程l及び2の後で、工程3においてポリアニオ
ン又はジ−アニオンを中和し、随時生成物を単離し、シ
リルエーテルを開裂する。
本発明の意味において適当な陰イオン的に重合可能な化
合物は、例えばスチレン、p−メチルスチレン、ビニル
ピリジン、ビニルナフタレン、インプロペニルナフタレ
ン、l、3−ブタジェン、イソプレン又はそれらの混合
物である。スチレン、1.3−ブタジェン、イソプレン
又はスチレン/1.3−ブタジェン及びスチレン/イソ
プレンの混合物が好適である。
本発明の意味において適当な芳香族及び脂肪族炭化水素
は、例えばトルエン、ベンゼン、キシレン、ペンタン、
ヘキサン、シクロヘキサンである。
本発明の意味におけるエーテルは、例えばテトラヒドロ
7ラン及びジオキサンである。芳香族又は脂肪族炭化水
素及びエーテルの混合物も又反応速度を成程度調節する
ために使用できる。
式(n)に対応する重合体を製造するためには、アルキ
ルアルカリ金属化合物、特にn−プチルリチウム又は第
ニブチルリチウムが開始剤として好適に使用される。
式(I[[)に対応する重合体を製造するためには、ア
リールアルカリ金属化合物、特にナフタレンナトリウム
、ナフタレンカリウム、オリゴ−α−メチルスチリルナ
トリウム、オリゴ−α−メチルスチリルカリウム又は1
.3−−yxニレンービス(3メチル−1−フェニル−
ペンチリデン)−ビス(リチウム)が開始剤として好適
に使用される。
陰イオン的に重合可能な化合物は−100°Cないし+
go’c、好適には一78°Cないし50°Cで重合す
ることができる。
“リビング″ポリマー陰イオンは一78℃ないし+10
0°C及び好適には0°Cないし+50℃で化合物(I
)と反応することかできる。化合物(I)は開始剤に対
し過剰に使用されることが好ましい。
゛リビングパボリマー陰イオンに対する適当な中和剤は
、例えば弱い無機又は有機酸、特にメタノール又は酢酸
である。
本発明による方法は“リビングカルボアニオン(car
ban 1on)が使用されるので、当然カルボアニオ
ンが安定な条件、例えば不活性雰囲気、大気中の酸素及
び湿気の不在等の条件を保持することが必要である。
式(n)又は(II[)に対応するシリルエーテル(R
5−S i (R’)3)は無機酸(例えば塩酸)又は
有機酸(例えばp−トルエンスルホン酸)でそれらの溶
液を酸性化することにより都合良く開裂することができ
る。開裂は室温ないし溶剤の沸点温度までの範囲の温度
で行われる。
本発明による式(II)又は(I[[)の重合体(R’
−H)は溶液から、好適にはメタノールを用いて重合体
を沈澱させること、又は既知の蒸発装置中で重合体溶液
を蒸発することにより単離することができる。
本発明による式(n)又は(I)の重合体は500g1
モルないし500,000g1モル、好適には1000
g1モルないし250.000g1モル、及び−層好適
にはl000g1モルないし100.000g1モルの
分子量(単量体濃度対開始剤濃度の比により調節可能)
を有している。
本発明による式(II)又は(I[+)の重合体は合成
重合体の安定剤及び/又は潤滑剤として適当であり、更
にそれら(R’=H)は重縮合体の増成(build−
up)に使用できる。
実施例 1 1.1 1−メチル−1−フェニル−ビス−(42ヒド
ロキシフエニル)−メタンの製造 240g (2モル)のアセトフェノン、940g (
10モル)のフェノール及び30gのメルカプトプロピ
オン酸の混合物をHCIガスで飽和し、同時に徐々に5
0°Cに加熱する。次いで混合物をこれらの条件下に5
時間保ち、−夜装置し、次いで水流ポンプの真空中でま
ずMCI及び水を留去し、引き続き塔底(sump)温
度を120°Cまで上げて過剰の7エノールを留去する
。残留する5109の残渣を還流下に1250+nQの
トルエンに再溶解し、冷却後再沈澱させて吸引濾過し、
そして乾燥する:収′Ik412g、融点185−7°
C1即ち理論量の72%である(分子量580)。
1.2 4−ヒドロキシ−1,1〜ジフエニルエチレン
の製造: 上記のようにして得られた400gのトリフェニルメタ
ン誘導体を49のNaOHと共に180220°Cに加
熱する。分解生成物を温度130160°Cで、及び約
15mbarで蒸留する。
合計340gの留出物と約56gの褐色の樹脂状残渣が
得られる。
この留出物から再蒸留によって120gの画分か単離さ
れ、これは標題化合物に相当する(理論量の45%;分
子量[96)。
1.34−トリメチルシリルオキシ−1,1−ジフェニ
ルエチレンの製造: 開裂により得られた100g (0,51モル)の4−
ヒドロキシ−1,1−ジフェニルエチレンを200m+
2のシクロヘキサンに溶解し、得られる溶液に56!?
  (0,56モル)のトリエチルアミンを添加し、室
温ないし50°Cにおいて約1時間に互って56g (
0,56モル)のトリメチルクロロンランを滴下しつつ
加える。50°Cで2時間後、沈澱した塩を加圧下に濾
別し、濾過ケークをシクロヘキサンで充分に洗浄し、濾
液全体を蒸留する。沸点、、、143−8°Cの主留分
を再蒸留するとllogの無色の液体(nV=1.55
58)が得られ、これはNMRによれば標題化合物に相
当し、少なくとも純度95%である(理論量の67%)
1.4  ゛リビングポリスチレン陰イオンと4−トリ
メチルシリルオキシ−1,1−ジフェニルエチレンとの
反応(R7=Si(R5)である式(n)の重合体の製
造): 800mQのトルエン及び100.2gのスチレンの混
合物中に窒素雰囲気下で室温において迅速に撹拌しなが
ら2.5モルのn−ブチルリチウム溶液(ヘキサン中)
の6.5mQを注射器によって導入すると、溶液は橙赤
色に着色した。次いで温度を40°Cに上げた。重合時
間3時間の後、溶液を室温とし、logの4−トリメチ
ルシリルオキシ−1,1−ジフェニルエチレン及び60
gのトルエンから成る溶液45+IIQを注射器を用い
て添加すると、溶液の色は暗赤色に変化した。反応時間
は室温で1時間であった。次いで重合体を2mQのメタ
ノール(窒素で飽和した)で中和し、メタノール中で沈
澱させることにより単離した。
1.5  シリルエーテルの開裂(式(I[)の重合体
(R’−H)の製造): 800m12のテトラヒドロフランに溶解した上記実施
例で記載した重合体100gの溶液に、20mQの10
%塩酸水溶液を添加した。反応時間は1時間であった。
次いで重合体をメタノール中で沈澱し、中性になるまで
洗浄し、且つ乾燥した。
GPC分析(較正物質:ポリスチレン)二M、=6,5
00g1モル M、−7,900g1モル 2.1  “リビング″ポリスチレンージーアニオンと
4−トリメチルシリルオキシ−1,1−ジフェニルエチ
レン、!: (1)反応(R’−S i (R”)sで
ある式(III)の重合体の製造):250m(2のテ
トラヒドロフラン中の0.55g(0,024モル)の
ナトリウムに、窒素気流下で4g(0,031モル)の
ナフタレンを添加する。
溶液の色は鮮緑色に変わった。室温で2時間後、ナトリ
ウムは完全に反応してす7タレンーナトリウムとなった
。次いで50gのスチレンを2時間に互って注射器で滴
下しつつ添加すると、色は赤色に変わった。更に30分
後、8g(0,03モル)の4−トリメチルシリルオキ
シ−1,1−ジフェニルエチレン及び15mQのトルエ
ンから成る溶液を注射器により添加した。室温で2時間
反応後、重合体をメタノール(窒素で飽和した)で中和
し、メタノール中で沈澱させることにより単離した。
2.2 シリルエーテルの開裂((R’=H)を有する
式(I[[)の重合体の製造): 350m(2のテトラヒドロフランに溶解した上記実施
例で記載した重合体45gの溶液に、35mffの10
%塩酸水溶液を添加した。1時間の反応時間後、重合体
をメタノール中で沈澱し、中性になるまで洗浄し、且つ
乾燥した。
本発明の主なる特徴及び態様は以下の通りである。
19式(I) O5i(R’)z 但し R’、R”= H,C、−C、アルキル、0CH
3R3=H,C,−C4アルキル、O−C。
C4アルキル R’   =H,C,−C,アルキル、R’   =C
,−C,アルキル、 R’   ” H1Cr  Caアルキル、に対応する
トリアルキルシリルオキシ−1,1−ジフェニルエチレ
ン。
2、式(n)及び(In) 但し Aは陰イオン重合可能なビニル化合物の重合体で
あり、及び R1、R2、R3、R4、R6及びR6は上記1に定義
されt;意味を有し、R7は水素又は−3i(R’)s
である、 に対応するアリールトリアルキルシリルエーテル末端基
又はフェノール性ヒドロキシル末端基を有する重合体化
合物。
3、R’=H、R”=H,CH3,0CH1;R””H
−CHs; R’−CI C4アルキル及び、R’=H
,CH,である、上記lに記載のトリアルキルシリルオ
キシ−1,1−ジフェニルエチレン、上記2に記載のア
リールトリアルキルシリルエーテル末端基又はフェノー
ル性ヒドロキシル末端基を有する重合体化合物。
4、R1、R2、R′、R4及びR6が水素であり、R
′がCH,である、上記1に記載のトリアルキルシリル
オキシ−1,1−ジフェニルエチレン、上記2に記載の
アリールトリアルキルシリルエーテル末端基又はフェノ
ール性ヒドロキシル末端基を有する重合体化合物。
5、Aがスチレン、p−メチルスチレン、ビニルナフタ
レン、イングロペニルナフタレン、ビニルピリジン、■
、3−ブタジェン、イソプレン又はそれらの混合物から
合成された重合体である、上記2に記載のアリールトリ
アルキルシリルエーテル末端基又はフェノール性ヒドロ
キシル末端基を有する重合体化合物。
6、下記工程 l)単量体を陰イオン重合すること、 2)工程Iで形成された“リビング′°ポリマー陰イオ
ンを式(I)に対応する化合物と反応させること、 3)工程2で形成されj:ポリマー陰イオンを中和し、
重合体を単離すること から成ることを特徴とする上記2に記載のアリールトリ
アルキルシリルエーテル末端基を有する重合体化合物の
製造方法。
7、下記工程 l)単量体を陰イオン重合すること、 2)工程lで形成された゛リビング″ポリマー陰イオン
を式(I)に対応する化合物と反応させること、 3)工程2で形成されたポリマー陰イオンを中和し、随
時重合体を単離し、且つシリルエーテルを開裂すること から成ることを特徴とする上記2に記載のフェノール性
ヒドロキシル末端基を有する重合体化合物の製造方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 但しR^1、R^2=H、C_1−C_4アルキル、O
    CH_3R^3=H、C_1−C_4アルキル、O−C
    _1−C_4アルキル R^4=H、C_1−C_4アルキル、 R^5=C_1−C_4アルキル、 R^6=H、C_1−C_4アルキル、 に対応するトリアルキルシリルオキシ−1,1−ジフェ
    ニルエチレン。 2、式(II)及び(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) 但しAは陰イオン重合可能なビニル化合物の重合体であ
    り、及び R^1、R^2、R^3、R^4、R^5及びR^6は
    特許請求の範囲第1項に定義された意味を有し、 R^7は水素又は−Si(R^8)_3である、に対応
    するアリールトリアルキルシリルエーテル末端基又はフ
    ェノール性ヒドロキシル末端基を有する重合体化合物。 3、下記工程 1)単量体を陰イオン重合すること、 2)工程1で形成された“リビング”ポリマー陰イオン
    を式( I )に対応する化合物と反応させること、 3)工程2で形成されたポリマー陰イオンを中和し、重
    合体を単離すること から成ることを特徴とする特許請求の範囲2項に記載の
    アリールトリアルキルシリルエーテル末端基を有する重
    合体化合物の製造方法。 4、下記工程 1)単量体を陰イオン重合すること、 2)工程1で形成された“リビング”ポリマー陰イオン
    を式( I )に対応する化合物と反応させること、 3)工程2で形成されたポリマー陰イオンを中和し、随
    時重合体を単離し、且つシリルエーテルを開裂すること から成ることを特徴とする特許請求の範囲2項に記載の
    フェノール性ヒドロキシル末端基を有する重合体化合物
    の製造方法。
JP1158471A 1988-06-28 1989-06-22 トリアルキルシリルオキシ‐1,1‐ジフエニルエチレン及びそれを用いて製造された重合体 Pending JPH0248584A (ja)

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