JPH0248207Y2 - - Google Patents

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JPH0248207Y2
JPH0248207Y2 JP1984166776U JP16677684U JPH0248207Y2 JP H0248207 Y2 JPH0248207 Y2 JP H0248207Y2 JP 1984166776 U JP1984166776 U JP 1984166776U JP 16677684 U JP16677684 U JP 16677684U JP H0248207 Y2 JPH0248207 Y2 JP H0248207Y2
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cover
movable
movable cover
machine tool
chips
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JP1984166776U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は工作機械におけるカバーに係り、特
に可動カバーと固定カバーとの間〓を塞ぐ部材を
備えた工作機械のカバーに関する。
〔従来の技術〕
従来、工作機械においては、サドル等の動きに
追従して動くスプラツシユガードと本体側との間
〓を塞ぐためには板ゴム製のワイパー等を使用し
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら板ゴム等は長い期間には劣化した
り、切粉、切屑等により損傷したりして長持ちし
なかつた。又可動カバーと本体側の固定カバーと
は共に板金で製作されているため、必ずしも平坦
ではなく板ゴム製のワイパーが一様に接触できず
シール性が悪いという欠点もあつた。
本考案は、上記問題点に鑑みなされたものであ
つて、寿命が長く、板金カバーの表面形状の不均
一性に対しても確実にシール効果を有する工作機
械のカバーを提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段と作用〕
本考案は、上記目的を達成するために、次のよ
うな手段を採つた。すなわち、固定側カバーと移
動側カバーが交叉する部分で、一方のカバーが他
方のカバー上を摺接部の長さに沿つた方向の直角
方向に相対的に摺接して移動する工作機械の加工
領域を覆うためのカバー構成において、 前記交叉する側の一方のカバーの一端に加工領
域側に凹部状に円弧を形成し、かつ前記摺接部を
ループ状に形成して、他方のカバー上に端部を弾
圧当接する薄状金属弾性体を設け、前記一方のカ
バーと前記他方のカバーとが相対移動した際、前
記他方のカバー上の前記加工領域側の付着物を前
記一方のカバーの薄状金属弾性体で掻きとるよう
にしたことを特徴とする工作機械のカバーとし
た。
また、交叉する側の一方のカバーが移動側のカ
バーであり、他方のカバーが固定側のカバーであ
る工作機械のカバーとした。
さらに、交叉する側の一方のカバーが固定側の
カバーであり、他方のカバーが移動側のカバーで
ある工作機械のカバーとしたものである。
そして、先端を円弧に形成した薄状金属弾性体
を一方のカバー側に弾圧当接させてあることによ
り、この一方のカバーが移動するカバーであつて
も、切粉や切削油等が加工領域外へ飛散すること
がなくなつた。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。第1図〜第10図はそれぞれ本考案
の一実施例を示す図である。第1図は工作機械の
上半部の外郭図を表わしており、図において、1
は図示外のベース上に固設された上方カバーであ
る。この上方カバー1の前面には図示外の開口部
が形成されており、この開口部を開閉するドア2
が移動可能に設けられている。これらカバー1,
2内には図示外のベース上に摺動可能に載置され
るサドルと、このサドル上に摺動可能に設けられ
たクロススライド及び刃物台が設けられている。
上方カバー1の後方には該サドル等に固着されて
該サドル等に追従して移動する可動カバー3が設
けられている。主軸台側にワークを把持させ、ク
ロススライド上の刃物台によりワークを加工する
場合、切削による切粉及び冷却油が前記上方カバ
ー1、ドア2及び可動カバー3に囲まれた空間内
に飛び散つている。加工の進行につれてサドル等
は所定方向に移動し、それにつれて可動カバー3
も移動する。この可動カバー3は切粉等に対する
スプラツシユガードとなつており、固定カバーと
しての上方カバー1と可動カバー3との間〓を塞
ぐとともに可動カバー3に付着した切粉等を払い
落す薄状金属弾性体4及びブラシ5,5Aが上方
カバー1には固設されている。第2図は第1図の
矢視図であり、上方カバー1に対して、図示外
のサドル等とともに可動カバー3は図中左方に移
動可能となつている。
可動カバー3の中央部には、クロススライド等
に固着されて該クロススライド等に追従して移動
し、可動カバー3に対して移動する第2可動カバ
ー7が設けられている。第3図は第2図のD−D
線断面図であり、ワークの加工の進行につれてク
ロススライド等は所定方向に移動し、それにつれ
て第2可動カバー7は可動カバー3に対し移動す
る。この第2可動カバー7も切粉等に対するスプ
ラツシユガードとなつており、相対的に固定カバ
ーとなる可動カバー3と第2可動カバー7との間
〓を塞ぐとともに第2可動カバー7に付着した切
粉等を払い落す薄状金属弾性体4及びブラシ5
A,5Bが可動カバー3に固設されている。なお
第3図中の可動カバー3に対して第2可動カバー
7は図中紙面に垂直方向に移動可能となつてい
る。
第4図は第2図のE部の拡大図であり、上方カ
バー1と可動カバー3との間〓は、折り曲げて上
方カバー1に圧接されたシート状のバネ鋼板で作
成された薄状金属弾性体4により塞がれている。
第7図は上方カバー1、可動カバー3及び薄状金
属弾性体4の位置関係、又は可動カバー3、薄状
金属弾性体4及び第2可動カバー7の位置関係を
示す斜視図である。第7図において、固定カバー
としての上方カバー1(又は可動カバー3)の先
端部には、帯状の薄状金属弾性体4の基端が該先
端部に沿つて延在するようにボルト等により固着
されている。この薄状金属弾性体4の自由先端部
は折り返されループ状の小円弧が形成されて弾性
的に可動カバー3(第2可動カバー7)の内面に
圧接している。
自由先端部に形成されたループ状の円弧部4′
は圧接する相手側の可動カバー3または第2可動
カバー7の表面が、長い間に切粉等の衝突で形成
された凹凸部につかえることなく、なめらかに滑
るようにするためである。
なお、薄状金属弾性体4の材料としてはバネ鋼
板の代りに弾性体のその他の金属製の帯を使用し
てもよい。第5図は第2図のF部、又第6図は第
2図のG部のそれぞれ拡大図であり、これら拡大
図の示すブラシ5,5Bは、上方カバー1(可動
カバー3)と可動カバー3(第2可動カバー7)
とが互いに角部を形成して重なる位置のブラシ5
(第1図)とほぼ同様な構成となつている。第8
図乃至第10図において、ブラシ5,5A,5B
は棒状の基部8と、この基部8に同一方向に植設
された多数の毛針9と、基部8を嵌合固着する支
持部10とから構成されている(第10図矢印方
向)。
この毛針9は基部8の延在方向に略直線状に植
設されており、毛針9は弾性体からなる。プラス
チツク製でも金属製でもよい。ブラシ5,5A,
5Bは支持部10を介して上方カバー1(可動カ
バー3)にボルト等による固着される。
第1図に示すように上方カバー1と可動カバー
3とが互いに内方に折れ曲つた角部で、両側の薄
状金属弾性体4,4に囲まれた外側から見て鋭角
の角部には、第8図に示すようなブラシ5が取り
付けられている。この毛針9は中央部が突出する
角形に先端が切断されて可動カバー3内面に圧接
している。
一方、第1図の他方の角部のように外方に折れ
曲つた、外側から見て鈍角の角部には、第9図に
示すようなブラシ5Aが取り付けられている。こ
の毛針9は中央部がへこむ角形に先端が切断され
て可動カバー3内面に圧接している。
同様に第3図に示すように可動カバー3と第2
可動カバー7とが互いに内方に折れ曲つた角部
で、両側の薄状金属弾性体4,4に囲まれた角部
では、第2可動カバー7が内方に位置するため、
第9図に示すような中央部がへこむ角形のブラシ
5Aが可動カバー3に取り付けられている。
なお、第3図に示す、薄状金属弾性体4の端部
に設けられたブラシ5Bは第2可動カバー7の端
部に突出するリベツトや、ボルト等があつて薄状
金属弾性体4の場合は衝突が予想される所に取り
付けられる。このとき毛針9の先端は直線状に切
断されている。
つぎに本考案の作用について説明する。ワーク
の加工にともなつて、切屑及び切削油が上カバー
1、ドア2、可動カバー3及び第2可動カバー7
で画成された空間に飛散する。第4図に示すよう
に、切粉等は矢印a方向に飛来するが薄状金属弾
性体4により矢印b方向にはね返えされる。同様
に第5図、第6図に示すようにブラシ5,5A,
5Bによつても切粉等ははね返えされる。又、上
方カバー1に対して可動カバー3が第4図中実線
の矢印方向に移動すると薄状金属弾性体4の先端
部が可動カバー3の内面形状にならつてたわみな
がら摺接し、可動カバー3内面に付着した切粉等
を払い落すことになる。同様に第5図、第6図に
示すように可動カバー3に対して第2可動カバー
7が、上方カバー1に対して可動カバー3が実線
の矢印方向に移動するとブラシ5,5A,5Bの
毛針9が第2可動カバー7内面、又は可動カバー
3の内面形状にならつてたわみながら摺接し、可
動カバー3(第2可動カバー7)内面に付着した
切粉等を掻き落すことになると共に、板金加工に
よる各カバー表面の不均一性にも対応することが
できる。したがつて、上方カバー1(可動カバー
3)と可動カバー3(第2可動カバー7)との間
〓は、これら薄状金属弾性体4及びブラシ5,5
A,5Bにより、切粉等に対して完全に密封性を
保つこととなる。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、本考案の工作機械の
カバーによれば、固定側カバーと移動側カバーと
が交叉する部分の間〓に薄状金属弾性体を弾圧当
接させて使用し、しかも摺接部となるこの薄状金
属弾性体の先端部を円弧状に形成してある。そし
て、ループ状の先端部を加工領域側に屈曲させ、
加工領域外にはたわまないように構成してある。
従つて、ループ状に形成された摺接部で他方のカ
バーに付着したクーラント、切屑を掻き落すと共
に、飛散する切粉や切削油等をほぼ完全に加工領
域内に密封することができる工作機械のカバーと
なつた。又、薄状金属弾性体を使用しているので
板ゴム等に比較して耐久性があり、更に薄状金属
弾性体は板ゴム等に比較して弾性変形量を大きく
とれるので、板金加工による各カバー表面の不均
一性にも対応することができる工作機械のカバー
となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るスプラツシユガードのワ
イパーを適用した工作機械の部分断面図、第2図
は第1図の−断面図、第3図は第2図のD−
D線断面図、第4図は第2図のE部の拡大図、第
5図は第2図のF部の拡大図、第6図は第2図の
G部の拡大図、第7図は薄状金属弾性体取付部の
斜視図、第8図はブラシ部の一例を示す正面図、
第9図はブラシ部の他の例を示す正面図、第10
図はブラシ部の分解側面図である。 1……上方カバー(固定カバー)、2……ドア、
3……可動カバー、4……薄状金属弾性体、5,
5A,5B……ブラシ、7……第2可動カバー、
8……基部、9……毛針部、10……支持部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 固定側カバーと移動側カバーとが交叉する部
    分で、一方のカバーが他方のカバー上を摺接部
    の長さに沿つた方向の直角方向に相対的に摺接
    して移動する工作機械の加工領域を覆うための
    カバー構成において、前記交叉する側の一方の
    カバーの一端に加工領域側に凹部状に円弧を形
    成しかつ前記摺接部をループ状に形成して、他
    方のカバー上に他端を弾圧当接する薄状金属弾
    性体を設け、前記一方のカバーと前記他方のカ
    バーとが相対移動した際、前記他方のカバー上
    の前記加工領域側の付着物を前記一方のカバー
    の薄状金属弾性体で掻きとるようにしたことを
    特徴とする工作機械のカバー。 (2) 交叉する側の一方のカバーが移動側のカバー
    であり、他方のカバーが固定側のカバーである
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の工作機械
    のカバー。 (3) 交叉する側の一方のカバーが固定側のカバー
    であり、他方のカバーが移動側のカバーである
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の工作機械
    のカバー。
JP1984166776U 1984-11-02 1984-11-02 Expired JPH0248207Y2 (ja)

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JPS6181846U JPS6181846U (ja) 1986-05-30
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