JP3044089U - 潤滑剤含浸式ワイパー装置。 - Google Patents

潤滑剤含浸式ワイパー装置。

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JP3044089U
JP3044089U JP1997006034U JP603497U JP3044089U JP 3044089 U JP3044089 U JP 3044089U JP 1997006034 U JP1997006034 U JP 1997006034U JP 603497 U JP603497 U JP 603497U JP 3044089 U JP3044089 U JP 3044089U
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JP
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wiper
wiper device
lubricant
impregnated
ant
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JP1997006034U
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Inventor
坦 高野
雄二 波部
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日本ジャバラ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄板製テレスコピックカバーの摺動面に設け
たワイパー装置に一体又は独立式に設けた潤滑剤含浸体
の働きによりボックス面とワイパー間に微量の滑剤を常
に付着せしめ、摺動面間の摩擦係数を軽減し摺動抵抗小
さくする事により、高速性能、耐久性能に優れたワイパ
ー装置。 【構成】 鉄板製テレスコピックカバーにワイパーと一
体、又は単独に潤滑剤含浸体をボックスの摺動面と接す
る如く設け、ボックス摺動部表面に滑剤を常に付着する
如く成す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 従来のテレスコカバーは工作機等の摺動部に粉塵、ダスト、オイル、種々溶液 等が侵入しないように保護する為の物であり、図1に示す如く摺動する複数のボ ックスA−1、A−2・・・・をはめ込み、図の如くテレスコカバーを形成して いる。尚、図中矢印A’−1,A’−2・・・・で示す箇所のボックスの内部に 図8及び図9に示すワイパー装置W5及びW6を設けている。其のワイパー装置 は図8に示すワイパーガード20とゴム弾状ワイパー1にて形成されている。又 、図9に於いてワイパー装置は台金31に一体にゴム弾状ワイパー32を設けて いる。上記ワイパー装置はそれぞれボックスA−1,A−2・・・・に止着し、 図8及び図9に於いてゴム弾状ワイパー1及び32が図の如くそれぞれ先端部に 向かって尖ったリップ形状をなし、対向するボックス表面上を密着状態で摺動す る如く成している。工作機械が可動中に於いて摺動が繰り返されるが、摺動面に 滑剤が無いと、弾状ワイパーW5及びW6と対向するボックス表面間の摩擦抵抗 が大きく、摺動に多大の動力を必要とするばかりでなく、前記リップの先端部よ り巻き込まれたり、異常摩耗を生じたりする。上記摺動面に滑剤(オイル系又切 削油の水系何れでも良い)を供給すると当然の事ながら、大幅に摩擦抵抗を減ず る。工作機に於いては長時間加工が一般的であり、たとえ初期段階で滑剤を供給 していてもボックス表面とゴム弾状ワイパー間の滑剤は使用時間と共に減少し、 次第に摩擦抵抗を増大し、摺動速度が早い条件下ではワイパー装置が巻き込み破 損(詳細説明を省略する)等の問題を生ずる。特に高速摺動速度(20m/分以 上)時、故障を生じ易い等の問題が有った。
【0002】 かかる問題点を解決するため本考案者は、ゴム弾状ワイパーとボックス間に常 に適度の滑剤を付着せしめる方法に着目した。即ち、液状滑剤を吸収及び排出出 来るスポンジやフェルトのような多孔質で液状滑剤を吸収・含浸及び排出する能 力を持ち、適度の弾性を有する材料を潤滑剤含浸体としてワイパー装置と一体又 は併設して設け、常にボックス表面と接触する如くなす事によって、滑剤を含浸 した潤滑剤含浸体がワイパー装置と共に、ボックス面と摺動する際、潤滑剤含浸 体と接触するボックス表面に微量の滑剤を供給又は吸収する能力を有する事によ って、ボックス表面とワイパー間に常に極微量の滑剤が存在し、両者間の摩擦係 数を低く保つ(滑剤は極微量にて摩擦係数を減ずる事が出来る)事が出来ること より、摺動抵抗を低く保ち優れた高速摺動性能を発揮する事ができる。
【図面による説明】
【0003】 次に、本考案に関する内容につき、図面にし従って説明する。図1に於ける複 数のボックスA−1,A−2,・・・・を組み合わせてなるテレスコカバーに於 いて、矢印A’−1,A’−2・・・・・部に図2,3,4,5,6,7に示す ワイパー装置W1,W2,W3,W4が装着されている事を示す。図2のワイパ ー装置W1の拡大図及び図4のボックスへの装着図に於いて、ワイパー装置W1 を構成するゴム状弾性体材料により形成されるワイパー要素1が蟻に似た形状で 、その蟻の頭に相当する突出部4の下方に蟻の口先に相当する先端部に向かって 尖った形状を成すワイパーリップ2を有し、蟻の胴体と頭を繋ぐ首に相当する部 分に適度な柔軟性を付与するため上下の窪みである凹部7,8により肉厚を調整 し、蟻の足に相当する部分に突出部5を設け、蟻の尻に相当する部分に板状の延 設部10を設け、そのワイパー要素1をガードする薄板材よりなるワイパーガー ド要素20が、前記ワイパー要素1の突出部4をガードする凹部11、ワイパー 要素1の蟻の背面に相当する部分を支える壁12、同じ曲げ角度90゜でワイパ ーガード要素20の壁12より壁13、壁14と曲げ、ワイパー要素1の延設部 10を保持する溝を形成して成るワイパー装置に於いて、そのワイパー装置W1 をボックスA−1,A−2・・・・に固着し、対向するボックスとの摺動面側の ワイパー装置W1の一部分に、ワイパー装置W1と一体に、ワイパーリップ2の 内側に潤滑剤含浸体3を装着する事を特徴とする潤滑剤含浸式ワイパー装置を示 す。又、ワイパー装置W2の拡大図の図3及びワイパー装置W2をボックスに取 り付けた図5に於いてボックスA−1,A−2・・・・の各摺動面間に設けたワ イパー装置W2に於いて、そのワイパー装置W2を構成するゴム状弾性体32に より形成されるワイパー要素30が細長い板状の台金31の片面にゴム状弾性体 32を固着して成りそのゴム状弾性体32が、前記台金31と対向する面に先端 部に向かって尖った形状を有するワイパーリップ33を設けてワイパー装置W2 を形成し、そのワイパー装置W2をボックスA−2,A−3・・・・に固着し、 ワイパー装置W2の一部分に、ワイパー装置W2と一体に、ワイパーリップ33 の内側に潤滑剤含浸体6を装着する事を特徴としている。又、図6は前記図4に 示すワイパー装置W1中の潤滑剤含浸体3をワイパー装置本体より分離し、ワイ パー装置W1の後方に独立してボックスA−2,A−3・・・・に設ける方式で ある。更に図7は前記図5に示したワイパー装置W2に一体に設けた潤滑剤含浸 体6を本体ワイパー装置W2と切り放して独立してワイパー装置W2の後方に独 立してボックスA−2,A−3・・・・・に設けている。以上の如く、何れもゴ ム状弾性体より成るワイパーと潤滑剤を含浸し摺動面に潤滑剤を供給する能力を 有する潤滑剤含浸体によりワイパーとボックス表面との摺動抵抗の極めて小さな 、高速摺動条件に適応する優れたテレスコカバーである。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉄板製テレスコピックカバーの斜視図。
【図2】本考案の滑剤保持材付きワイパー装置の断面図
【図3】本考案の滑剤保持材付きワイパー装置の断面図
【図4】本考案の滑剤保持材付きワイパー装置をボック
スに装着した断面図
【図5】本考案の滑剤保持材付きワイパー装置をボック
スに装着した断面図
【図6】本考案の滑剤保持材付とワイパー装置をボック
スに装着した断面図
【図7】本考案の滑剤保持材付とワイパー装置をボック
スに装着した断面図
【図8】従来のワイパー装置をボックスに装着したの断
面図
【図9】従来のワイパー装置をボックスに装着したの断
面図
【符号の説明】
A−1,A−2・・・・・ テレスカバーのボックス A’−1,A’−2・・・ ワイパ装置が内在される箇
所を示す 1 ワイパー要素 2 ワイパーリップ 3 潤滑剤含浸体 4 突出部 5 突出部 6 潤滑剤含浸体 7 凹部 8 凹部 10 延設部 11 突出部4をガードする凹部 12 壁 13 壁 14 壁 20 ワイパーガード要素 30 ワイパー要素 31 台金 32 ゴム状弾性体 33 ワイパーリップ W1 本考案のワイパー装置 W2 本考案のワイパー装置 W3 本考案のワイパー装置 W4 本考案のワイパー装置 W5 従来のワイパー装置 W6 従来のワイパー装置

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のボックス型カバー(以下ボックスと
    言う)A−1,A−2・・・・を重ね合わせて成る、鉄
    板製テレスコピックカバー(以下テレスコカバーと言
    う)の各摺動面間に設けたワイパー装置W1に於いて、
    そのワイパー装置W1を構成するゴム状弾性体材料によ
    り形成されるワイパー要素1が蟻に似た形状で、その蟻
    の頭に相当する突出部4の下方に蟻の口先に相当する先
    端部に向かって尖った形状を成すワイパーリップ2を有
    し、蟻の胴体と頭を繋ぐ首に相当する部分に適度な柔軟
    性を付与するため上下の窪みである凹部7,8により肉
    厚を調整し、蟻の足に相当する部分に突出部5を設け、
    蟻の尻に相当する部分に板状の延設部10を設けた断面
    形状のワイパー要素1をガードする薄板材よりなるワイ
    パーガード要素20が、前記ワイパー要素1の突出部4
    をガードする凹部11、ワイパー要素1の蟻の背面に相
    当する部分を支える壁12、同じ曲げ角度90゜でワイ
    パーガード要素20の壁12より壁13、壁14と曲
    げ、ワイパー要素1の延設部10を保持する溝を形成し
    て成るワイパー装置に於いて、そのワイパー装置W1を
    ボックスA−2,A−3・・・・に固着し、対向するボ
    ックスとの摺動面側のワイパー装置W1の一部分に、ワ
    イパー装置と一体に、ワイパーリップ2の内側に潤滑剤
    含浸体3を装着する事を特徴とする、潤滑剤含浸式ワイ
    パー装置。
  2. 【請求項2】複数のボックスA−1,A−2・・・・を
    重ね合わせて成る、テレスコカバーの各摺動面間に設け
    たワイパー装置W2に於いて、そのワイパー装置W2を
    構成するゴム状弾性体材料により形成されるワイパー要
    素30が細長い板状の台金31の片面にゴム状弾性体3
    2を固着して成りそのゴム状弾性体32が、前記台金3
    1と対向する面に先端部に向かって尖った形状を有する
    ワイパーリップ33を設けてワイパー装置W2を形成
    し、そのワイパー装置W2をボックスA−2,A−3・
    ・・・に固着し、ワイパー装置W2の一部分に、ワイパ
    ー装置W2と一体に、ワイパーリップ33の内側に潤滑
    剤含浸体6を装着する事を特徴とする、潤滑剤含浸式ワ
    イパー装置。
  3. 【請求項3】ワイパー装置の内側にワイパー装置とは切
    り放して独立的に潤滑剤含浸体を装着する事を特徴とす
    る請求項1,2記載のワイパー装置。
  4. 【請求項4】潤滑剤含浸体3の材料が潤滑剤を含浸する
    フェルトである請求項1,2,3記載の潤滑剤含浸式ワ
    イパー装置。
  5. 【請求項5】潤滑剤含浸体が潤滑剤を含浸する弾性体ス
    ポンジである請求項1,2,3記載の潤滑剤含浸式ワイ
    パー装置。
JP1997006034U 1997-06-05 1997-06-05 潤滑剤含浸式ワイパー装置。 Expired - Lifetime JP3044089U (ja)

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