JPH024748Y2 - - Google Patents
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- JPH024748Y2 JPH024748Y2 JP2064184U JP2064184U JPH024748Y2 JP H024748 Y2 JPH024748 Y2 JP H024748Y2 JP 2064184 U JP2064184 U JP 2064184U JP 2064184 U JP2064184 U JP 2064184U JP H024748 Y2 JPH024748 Y2 JP H024748Y2
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- mold
- mounting hole
- lip
- sensor sleeve
- cooling water
- Prior art date
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- Expired
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Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はシールの改良に関するものである。
従来から連続鋳造設備の一種として、第1図に
示すように、熱伝導性のよに鋼板製の鋳型1,1
…により四方を囲んだキヤビテイ2に対し、その
上方から溶鋼aを流し込み、熱を奪つて該溶鋼a
を成形する方式のものが知られているが、近年、
この生産設備いおいても自動計測による管理化が
促進され、その一環として、温度センサを用い、
該センサを前記鋳型1,1…の上部と下部の所定
部位3…4…に配して各部の温度を測定し、その
温合差によつて溶鋼aの流れを自動的にコントロ
ールするように構成されている。第2図はこの温
度センサ5の鋳型1に対する取り付け部分を拡大
して示したものである。1は鋳型、6は中間に冷
却水通9を形成した鋼板側外壁7と外側外壁8と
よりなる水箱であつて、温度センサ5は後者水箱
6を厚手方向に刺し貫くかたちで鋳型1に対して
取り付けられる。より具体的にいうと、鋳型1と
水箱6にはその厚手方向に同心になる取付孔1
a,7a,8aが形成され、該取付孔1a,7
a,8aに嵌着されたセンサスリーブ10内に温
度センサ5が挿入するようになる。これにより温
度センサ5の先端は、直接、鋳型1に対向し、正
確な温度測定を行なうことができるが、前記冷却
水通路9内を潜り抜ける構造になるため、センサ
スリーブ10内に冷却水が浸入しないようにその
シールに完全を期さなければならない。第3図は
この従来のシール構造をさらに拡大して示すもの
で、前記センサスリーブ10の先端と鋳型1にお
ける取付孔1aの内端面間に断面矩形になる耐熱
ゴム様弾性材製のシール部材(いわゆる板パツキ
ン)11が装着されていた。
示すように、熱伝導性のよに鋼板製の鋳型1,1
…により四方を囲んだキヤビテイ2に対し、その
上方から溶鋼aを流し込み、熱を奪つて該溶鋼a
を成形する方式のものが知られているが、近年、
この生産設備いおいても自動計測による管理化が
促進され、その一環として、温度センサを用い、
該センサを前記鋳型1,1…の上部と下部の所定
部位3…4…に配して各部の温度を測定し、その
温合差によつて溶鋼aの流れを自動的にコントロ
ールするように構成されている。第2図はこの温
度センサ5の鋳型1に対する取り付け部分を拡大
して示したものである。1は鋳型、6は中間に冷
却水通9を形成した鋼板側外壁7と外側外壁8と
よりなる水箱であつて、温度センサ5は後者水箱
6を厚手方向に刺し貫くかたちで鋳型1に対して
取り付けられる。より具体的にいうと、鋳型1と
水箱6にはその厚手方向に同心になる取付孔1
a,7a,8aが形成され、該取付孔1a,7
a,8aに嵌着されたセンサスリーブ10内に温
度センサ5が挿入するようになる。これにより温
度センサ5の先端は、直接、鋳型1に対向し、正
確な温度測定を行なうことができるが、前記冷却
水通路9内を潜り抜ける構造になるため、センサ
スリーブ10内に冷却水が浸入しないようにその
シールに完全を期さなければならない。第3図は
この従来のシール構造をさらに拡大して示すもの
で、前記センサスリーブ10の先端と鋳型1にお
ける取付孔1aの内端面間に断面矩形になる耐熱
ゴム様弾性材製のシール部材(いわゆる板パツキ
ン)11が装着されていた。
しかし、この従来のシール構造によると、前記
シール部材11が単純な矩形断面に成形されてい
るため、経時におけるゴム材としての応力緩和の
問題があり、温度変化に伴う鋳型1の膨張、収縮
に充分追随することができず、冷却水がセンサス
リーブ10内に浸入するおそれがあつた。また上
記設備には溶鋼aを移動させるとともに不良の発
生を防止するため、鋳型1を振動させる鋳型振動
機(図示せず)が併設されているが、該振動によ
る鋳型1とセンサスリーブ10の相対的な位置ず
れに対しても前記シール部材11が追随できない
場合があり、同様に冷却水漏入のおそれがあつ
た。
シール部材11が単純な矩形断面に成形されてい
るため、経時におけるゴム材としての応力緩和の
問題があり、温度変化に伴う鋳型1の膨張、収縮
に充分追随することができず、冷却水がセンサス
リーブ10内に浸入するおそれがあつた。また上
記設備には溶鋼aを移動させるとともに不良の発
生を防止するため、鋳型1を振動させる鋳型振動
機(図示せず)が併設されているが、該振動によ
る鋳型1とセンサスリーブ10の相対的な位置ず
れに対しても前記シール部材11が追随できない
場合があり、同様に冷却水漏入のおそれがあつ
た。
本考案のシールは以上の点に鑑みてなされたも
のであり、従来の矩形断面のシール部材に代え
て、前記取付孔の内端面と内周面に当接する2つ
のリツプを有する耐熱ゴム状弾性材製のシール部
材を用いてシール性の向上を図つたものである。
のであり、従来の矩形断面のシール部材に代え
て、前記取付孔の内端面と内周面に当接する2つ
のリツプを有する耐熱ゴム状弾性材製のシール部
材を用いてシール性の向上を図つたものである。
以下、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明すると、第4図は前述の第3図に対応してシー
ル部分を拡大して示し、1は鋼板製の鋳型、7は
水箱の銅板側外壁、1aと7aは取付孔、10は
センサスリーブ、5は温度センサであつて、セン
サスリーブ10の先端外周に形成された周段部1
0aに対して弗素ゴム等の耐熱ゴムにより製せら
れたシール部材12が嵌着されている。このシー
ル部材12は、金属製の補強環13を組み込んだ
基部12aに対し、その軸方向前方(図上左方
向)に前記鋳型1の取付孔1a内端面に圧接され
る端面リツプ12bを有するとともに、基部12
a外周に取付孔1a内周面に圧接され、かつ受圧
面12dを軸方向後方へ向けた外周リツプ12c
を有する。
明すると、第4図は前述の第3図に対応してシー
ル部分を拡大して示し、1は鋼板製の鋳型、7は
水箱の銅板側外壁、1aと7aは取付孔、10は
センサスリーブ、5は温度センサであつて、セン
サスリーブ10の先端外周に形成された周段部1
0aに対して弗素ゴム等の耐熱ゴムにより製せら
れたシール部材12が嵌着されている。このシー
ル部材12は、金属製の補強環13を組み込んだ
基部12aに対し、その軸方向前方(図上左方
向)に前記鋳型1の取付孔1a内端面に圧接され
る端面リツプ12bを有するとともに、基部12
a外周に取付孔1a内周面に圧接され、かつ受圧
面12dを軸方向後方へ向けた外周リツプ12c
を有する。
上記シール部材12は、図上矢示方向から圧力
のかかる冷却水に対して、取付孔1aの内周面に
圧接する外周リツプ12cが1次シールとしてそ
のシールを坦当するとともに、振動等に伴なうあ
らゆる方向の移動に対しては、径方向をなす外周
リツプ12cと軸方向をなす端面リツプ12bと
が協働して冷却水の浸入を阻止する。すなわち、
変形の容易な両リツプ12b,12cの成形寸法
を、あらかじめ、取り付けスペースより大きくと
ることにより、温度変化に伴なう鋳型1の膨張、
収縮や鋳型1の振動に追随して充分なシール力を
維持することができる。このとき、とくに端面リ
ツプ12bは、その圧縮により、外周リツプ12
cの取付孔1a内周面に対する圧接力と基部12
aのセンサスリーブ10に対する圧接力を高め、
両部のシール力を一層向上させる効果をも奏す
る。なお、前記基部12a内に組み込まれた補強
環13とセンサスリーブ10とを特殊接着剤によ
り接着し、該部を通して冷却水の浸入を完全に遮
断するとともに、当該シール部材12の姿勢保持
力を向上させることもできる。
のかかる冷却水に対して、取付孔1aの内周面に
圧接する外周リツプ12cが1次シールとしてそ
のシールを坦当するとともに、振動等に伴なうあ
らゆる方向の移動に対しては、径方向をなす外周
リツプ12cと軸方向をなす端面リツプ12bと
が協働して冷却水の浸入を阻止する。すなわち、
変形の容易な両リツプ12b,12cの成形寸法
を、あらかじめ、取り付けスペースより大きくと
ることにより、温度変化に伴なう鋳型1の膨張、
収縮や鋳型1の振動に追随して充分なシール力を
維持することができる。このとき、とくに端面リ
ツプ12bは、その圧縮により、外周リツプ12
cの取付孔1a内周面に対する圧接力と基部12
aのセンサスリーブ10に対する圧接力を高め、
両部のシール力を一層向上させる効果をも奏す
る。なお、前記基部12a内に組み込まれた補強
環13とセンサスリーブ10とを特殊接着剤によ
り接着し、該部を通して冷却水の浸入を完全に遮
断するとともに、当該シール部材12の姿勢保持
力を向上させることもできる。
本考案のシールは以上説明したように、取付孔
の内端面と内周面に接する2つのリツプを備えた
シール部材を用い、該リツプの圧縮変形力を利用
してラジアル、スラスト両方向にわたる鋳型の寸
法変化や振動に追随させて冷却水の浸入を阻止す
るものであつて、充分なシール能力を有し、本考
案の実用的効果はきわめて大きい。
の内端面と内周面に接する2つのリツプを備えた
シール部材を用い、該リツプの圧縮変形力を利用
してラジアル、スラスト両方向にわたる鋳型の寸
法変化や振動に追随させて冷却水の浸入を阻止す
るものであつて、充分なシール能力を有し、本考
案の実用的効果はきわめて大きい。
第1図は連続鋳造設備の鋳型と、該鋳型を用い
た溶鋼成形方法を示す説明図、第2図は温度セン
サの取り付け方法を示す断面図、第3図は従来の
シールを示す断面図、第4図は本考案の一実施例
に係るシールを示す断面図、第5図はシール部材
の半裁断面図である。 1 鋳型、1a,7a,8a 取付孔、5 温
度センサ、6 水箱、7 銅板側外壁、8 外側
外壁、9 冷却水通路、10 センサスリーブ、
10a 周段部、12 シール部材、12a 基
部、12b 端面リツプ、12c 外周リツプ、
12d 受圧面、13 補強環。
た溶鋼成形方法を示す説明図、第2図は温度セン
サの取り付け方法を示す断面図、第3図は従来の
シールを示す断面図、第4図は本考案の一実施例
に係るシールを示す断面図、第5図はシール部材
の半裁断面図である。 1 鋳型、1a,7a,8a 取付孔、5 温
度センサ、6 水箱、7 銅板側外壁、8 外側
外壁、9 冷却水通路、10 センサスリーブ、
10a 周段部、12 シール部材、12a 基
部、12b 端面リツプ、12c 外周リツプ、
12d 受圧面、13 補強環。
Claims (1)
- 連続鋳造設備に備えられた鋳型と、該鋳型の外
側に配設され、内部に冷却水通路を形成された水
箱との厚手方向に略同心になる取付孔を形成し、
該取付孔にセンサスリーブを嵌挿し、該センサス
リーブ内に前記鋳型の温度を測定するように温度
センサを挿入した機構の前記センサスリーブ内へ
の前記冷却水の浸入を防止するゴム状弾性材製の
シールにおいて、前記センサスリーブの先端に形
成した周段部に基部を嵌着され、該基部の軸方向
先端に前記取付孔の内端面に当接する端面リツプ
を形成され、かつ前記基部の外周に前記取付孔の
内周面に当接するとともにそのリツプ先端を軸方
向後方に向けた外周リツプを形成されたことを特
徴とするシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2064184U JPS60136843U (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | シ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2064184U JPS60136843U (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | シ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60136843U JPS60136843U (ja) | 1985-09-11 |
JPH024748Y2 true JPH024748Y2 (ja) | 1990-02-05 |
Family
ID=30511319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2064184U Granted JPS60136843U (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | シ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60136843U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010240719A (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-28 | Nippon Steel Engineering Co Ltd | 連続鋳造鋳型 |
-
1984
- 1984-02-17 JP JP2064184U patent/JPS60136843U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60136843U (ja) | 1985-09-11 |
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