JPH0247446Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0247446Y2
JPH0247446Y2 JP1982102777U JP10277782U JPH0247446Y2 JP H0247446 Y2 JPH0247446 Y2 JP H0247446Y2 JP 1982102777 U JP1982102777 U JP 1982102777U JP 10277782 U JP10277782 U JP 10277782U JP H0247446 Y2 JPH0247446 Y2 JP H0247446Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
measuring device
casings
rod
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982102777U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS596710U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10277782U priority Critical patent/JPS596710U/ja
Publication of JPS596710U publication Critical patent/JPS596710U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0247446Y2 publication Critical patent/JPH0247446Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、同軸型測尺装置に係るもので、特に
同軸で摺動自在に嵌合される筒状筐体の支持構造
の改良に関するものである。
従来の同軸型測尺装置は、第1図に示すよう
に、同軸で摺動自在に嵌合する筒状筐体A,Bを
備え、一方の筐体に設けたスケ−ルと、他方の筐
体に設けた検出ヘツドとにより、両筐体間の相対
的移動量を検出し、その検出信号をケ−ブルCに
より外部に取り出せるように構成されている。
しかして上述した同軸型測尺装置にあつては、
スケ−ルと検出ヘツドとの相対位置を正確に所定
関係を保持するために、前述した2つの筐体の摺
動部間の〓間を少なく構成することが、高い測定
精度を具現するのに必要とされている。従つて上
記同軸型測尺装置を工作機械等へ取付る場合に
は、2つの筐体を同軸的に固設することが必要と
なる。
しかるに、従来は2つの筐体を第2図に示す如
く、工作機械等のベツト1にブラケツト2,3を
用いて取り付けるようにしているが、この取り付
け時に筐体A,Bの同軸性を出すのみに時間がか
かる。しかも取り付け偏倚により生起する偏倚力
が大きくなる恐れがある。
即ち、同軸型測尺装置の取り付け偏倚により生
起する偏倚力は、第2図に示すように測尺装置に
垂直な偏位力Py,Pzと測尺方向の偶力Mx,
My,Mzとで合成されたものとなる。
第2図に示す如き従来の取り付け手段では、取
り付け時において過大な偏倚力を発生させると、
測尺機能を損なうばかりか、場合によつては測尺
装置を破損する恐れもある。従つて筐体の取り付
け作業が難しく、多大の時間を要することが最大
の欠点とされている。
本考案の目的は、上述した従来技術の欠点を改
良するにある。
本考案は、上記目的を達成するためになされた
ものであつて、2個の筒状筐体を同軸で摺動自在
に嵌合し、一方の筐体に設けたスケ−ルと他方の
筐体に設けた検出ヘツドにより、両筐体間の相対
的移動量を検出し、その検出信号を外部に取り出
せるようにした同軸型測尺装置において、前記両
筐体のうち、一方の筐体を実質的に取り囲むよう
に配置した支持環と取付環とを筐体の軸線と平行
するロツド状弾性部材で連結し、前記支持環を筐
体に取り付け、取付環をブラケツトを介して工作
機械等の固定側に取り付けることにより、筐体が
摺動する検出方向に対して位置を規制すると共に
両筐体の同軸性に対する取り付け偏倚に伴う筐体
摺接部への過度の負荷応力を緩和し、かつ取り付
けトレランスを増大させて取り付け作業を容易な
らしめ、しかも高い測定精度が得られるようにし
たものである。
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を詳
細に説明する。
第3図において、A,Bは筒状筐体である。4
は2本のロツド状弾性部材,5,6は支持環、7
は取付環、8は取り付け用ブラケツトであつて、
前記2個の支持環5,6と、その間にある取付環
7は筒状筐体Aを取り囲むように配置され、それ
らは、筐体Aの軸線と平行するロツド状弾性部材
8で連結され、支持環5,6は筐体Aに固定さ
れ、取付環7はブラケツト8にビス止め固定さ
れ、これを介して工作機械等に固定されている。
他方の筐体Bは図示してないブラケツトを介して
測定対象物側に固定される。
前記ロツド状弾性部材4は、第4図に示す如
く、2本以上、例えば4本としてもよい。
上記のように構成された同軸型測尺装置におい
て、弾性部材の有効長をL、その伸長力をF、そ
の断面積をS、ヤング率をEとすると、1本のロ
ツド状弾性部材に関して、偏倚δと偏倚力Pとの
間に、大略 P≒4δ(SE・2δ/L+FL)/L2+2δ2 (1) の関係が成立する。
第3図の実施例のように、2本のロツド状弾性
部材を用いる場合は、 P2,Y、P2,z=2P (2) 第4図の実施例のように4本の弾性部材を用い
る場合は P4,Y、P4,z=4P (3) となる。例えばロツド状弾性部材としてφ=
0.5mmのピアノ線を用い、L=100mm、P=0.3Kg
とした時、取り付け偏倚δ=1mmに対して測尺装
置に加わる負荷は2P≒0.1Kgとなり、筐体の支持
手段の取り付けトレランスとして1mm程度もの値
を得ることができる。
偶偏倚に対して或る程度の取り付けトレランス
をもたせるには、第3図に示す如く2本のロツド
状弾性部材を用いるのが好適である。この場合、
1本のロツド状弾性部材に対して偶偏倚(たわみ
角θ)を与えたときに生起する反偶力−Mは大
略、 −M≒πd4Eθ/4L (4) であらわせる。そして2本のロツド状弾性部材を
用いると、 M2,x、M2,Y、M2,z=−2M (5) となる。例えば前述の定数値を与える時、取り付
け時の偶偏倚θ=1/50(rad)に対して−2M≒
0.4Kg・mmとなる。
第5図に示したものは、本考案の他の実施例
で、弾性材料よりなる円筒体に切削加工を施して
ロツド状弾性部材4、支持環装着部5′,6′及び
取付環装着部7′を一体に形成してある。
第6図a,b,cは本考案の更に他の実施例を
示したもので、金属弾性体シ−トをプレス加工で
成形後、ロール加工を施して、上述の実施例と同
様にして形成してある。
上述した各実施例は、同軸型測尺装置を工作機
械等に取り付ける場合の取り付け偏倚を許容する
効果を有するだけでなく、取り付け後の工作機械
等の移動あるいは測尺の時に生ずる偏倚を許容す
る効果もある。
なお測尺時には偏倚現象がなく、取り付け時の
偏倚だけを考慮すれば充分な場合には第7図に示
す如く、ロツド状弾性体4の一端に支持環5を、
他端に取付環7をそれぞれ連結する構成とするこ
ともできる。
以上説明したように、本考案によれば、同軸型
測尺装置の取り付け偏倚に伴つて発生する偏位
力、偶力を弾性的に吸収して、かつ測尺方向に対
して偏倚を規制することができ、実用上の効果は
多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は同軸型測尺装置要部の斜視図、第2図
は同軸型測尺装置の従来の取り付け支持手段を示
す斜視図、第3図は本考案の一実施例を示す同軸
型測尺装置要部の斜視図、第4図、第5図および
第6図a,b,cは、それぞれ本考案の他の実施
例による筐体の支持構造体の斜視図第7図は本考
案の更に他の実施例を示す斜視図である。 A,B……筒状筐体、1……ベツト、2,3…
…ブラケツト、4……ロツド状弾性部材、5,6
……支持環、7……取付環、8……ブラケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2個の筒状筐体を同軸で摺動自在に嵌合し、一
    方の筐体に設けたスケ−ルと他方の筐体に設けた
    検出ヘツドにより、両筐体間の相対的移動量を検
    出し、その検出信号を外部に取り出せるようにし
    た同軸型測尺装置において、前記両筐体のうち、
    一方の筐体を実質的に取り囲むように配置した支
    持環と取付環とが筐体の軸線と平行するロツド状
    弾性部材で連結され、前記支持環は筐体に取り付
    けられ、取付環は固定側に取り付けられているこ
    とを特徴とする同軸型測尺装置。
JP10277782U 1982-07-06 1982-07-06 同軸型測尺装置 Granted JPS596710U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10277782U JPS596710U (ja) 1982-07-06 1982-07-06 同軸型測尺装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10277782U JPS596710U (ja) 1982-07-06 1982-07-06 同軸型測尺装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS596710U JPS596710U (ja) 1984-01-17
JPH0247446Y2 true JPH0247446Y2 (ja) 1990-12-13

Family

ID=30242090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10277782U Granted JPS596710U (ja) 1982-07-06 1982-07-06 同軸型測尺装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS596710U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008005384A1 (de) * 2008-01-22 2009-07-23 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh Längenmesseinrichtung

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5718817A (en) * 1980-03-31 1982-01-30 Glaenzer Spicer Sa Rotary shaft coupling

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5848022Y2 (ja) * 1979-01-19 1983-11-01 株式会社不二越 フロ−テイングチヤツク
JPS56166325U (ja) * 1980-05-14 1981-12-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5718817A (en) * 1980-03-31 1982-01-30 Glaenzer Spicer Sa Rotary shaft coupling

Also Published As

Publication number Publication date
JPS596710U (ja) 1984-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4391147A (en) Transducer device for measuring mechanical values on hollow bodies
JPS6337208A (ja) 測長機
KR102215343B1 (ko) 역각 센서
JPH0247446Y2 (ja)
JP2504746Y2 (ja) 電流検出装置
JP2019095318A (ja) 力検出装置およびロボット
JPS5679222A (en) Instrument for measuring load
JPH04120374U (ja) 加速度計
JPH0311686Y2 (ja)
JPH0650773Y2 (ja) 剪断形加速度検出器
JPH0628661Y2 (ja) ローラ式張力検出構造体
JPH0353109A (ja) スケール装置
JPH0714805Y2 (ja) 変位検出器
JPS6075545U (ja) Pc版据付用ボルトのレベル調整用治具
JPH0215743Y2 (ja)
JP3163783B2 (ja) 測定装置の熱変位補償装置
JP3055078U (ja) 歪み検出装置
JPH0478315U (ja)
JPH0226010Y2 (ja)
JPH0414284B2 (ja)
JPS6116483Y2 (ja)
JPS60170718U (ja) 変位検出用治具
JP2557641Y2 (ja) 工作機械の測定装置
JP2506886Y2 (ja) 鉄蓋点検ゲ―ジ
JPS60168009U (ja) 計測用タツチセンサ−