JPH0714805Y2 - 変位検出器 - Google Patents

変位検出器

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JPH0714805Y2
JPH0714805Y2 JP1989102926U JP10292689U JPH0714805Y2 JP H0714805 Y2 JPH0714805 Y2 JP H0714805Y2 JP 1989102926 U JP1989102926 U JP 1989102926U JP 10292689 U JP10292689 U JP 10292689U JP H0714805 Y2 JPH0714805 Y2 JP H0714805Y2
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JP
Japan
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guide member
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scale
guide
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JP1989102926U
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JPH0342513U (ja
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幹男 鈴木
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Mitutoyo Corp
Original Assignee
Mitutoyo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、一方がスピンドルに連結している二つのス
ケールを相対移動させ、その相対移動の量を電気量に変
換する変位検出器に関し、特に小型軽量化の改良に関す
る。
[従来の技術] 従来の変位検出器では、スケールを案内するガイド部材
をケーシング内に配設し、取付け固定していた(例え
ば、特開昭63−32315号公報)。
即ち、スピンドルと共に移動する一方のスケールを他方
のスケールに対しぶれることなく一定方向に移動させる
ために、周囲を閉塞するケーシングの内部に移動方向の
溝が形成されたガイド部材を内設していたのである。
[考案が解決しようとする課題] 従来の変位検出器では、ケーシング内にガイド部材を配
設して取付け固定する構成であったために、ケーシング
はガイド部材より大きく形成する必要があり結果的に機
器全体が大きくなり、小型軽量化が図れないという問題
があった。この問題を解決するために、ケーシングの内
側部分にスケールを案内するガイド部を形成することを
試みたが、凹形状のケーシングの内側部分にガイド部を
形成することは極めて加工が煩雑となり、且つ歩留まり
が悪いという問題が生じた。殊に、そのガイド部に精度
の高いガイド機能が要求される場合には、問題はより深
刻であった。
この考案は上記の事情に鑑みてなされたものであり、各
部分の製造が煩雑とならず簡便で歩留りもよく、小型軽
量化が確保された変位検出器を提供するものである。
[課題を解決するための手段] この考案は、ケーシングに開口が形成され、ガイド部材
が開口に嵌合しケーシング外面とガイド部材の外面が面
一になるように、ケーシングに対してガイド部材が配置
されてなる変位検出器である。
その詳細な構成は、第一のスケール、及び第二のスケー
ルを有し、それらのスケールの相対移動によってその移
動の量を電気量に変換するエンコーダと、第一のスケー
ルの側に連結され、該第1スケールに変位を伝達するス
ピンドルと、第一のスケールの移動方向を案内するガイ
ド部が内側面に形成されたガイド部材と、前記第二のス
ケールを取付け固定してエンコーダを内設状態に保持
し、且つガイド部材を保持するケーシングとが備えら
れ、 上記ガイド部材の配置位置に対応するケーシングの壁部
分が開設されて開口が形成され、且つその開口に、ガイ
ド部材がその外側面とケーシングの外側面とが略面一と
なるように嵌合配置されてなる変位検出器である。
[作用] ガイド部材はケーシングの開口に配設されていて、ケー
シングの外形はガイド部材の外形に準じさせることがで
きる。
[実施例] この考案を、第1〜11図に示す実施例によって詳述す
る。しかし、この実施例によってこの考案が限定される
ものではない。
変位検出器1は第1図に示すように、被測定物の変位を
検出する検出部2と、検出部2からの変位を示す信号を
演算表示する演算表示部3と、検出部2と演算表示部3
を結ぶケーブル4が備えられている。
演算表示部3は、ケーブル4を介して送られてきたエン
コーダ5からの信号を処理する演算手段(図示省略)
と、その演算部で処理された結果を表示する表示手段31
が備えられている。演算表示部3の前面には、操作パネ
ル32が組込まれている。
検出部2は第2図に示すように、エンコーダ5と、ガイ
ド部材6と、ケーシング7と、スピンドル8が備えられ
ている。
エンコーダ5は、スケール9、及び10を有し、両スケー
ル9、10の相対移動を電気量に変換するものである。ス
ケール9は、スライダ11に固定されて保持されている。
スケール10はボス12が形成されている保持板13に保持さ
れている。保持板13は、ボス12と嵌合する孔14を有する
取付け板15と所定の相対位置で一体化する。取付け板15
は、ケーシング7の面16にビス止め固定されている。
ガイド部材6は、両側が折り曲げられた板状に形成さ
れ、該折り曲げ部の内側壁には断面がV字形状であって
上下方向に伸びる一対の溝からなるガイド部17が設けら
れている。スライダ11の外側壁には同様に、断面がV字
形状であって上下方向に伸びる一対の溝18が形成されて
いる。ガイド部材6は、リテーナ19によって保持されて
いるボール(図示省略)がガイド部17とスライダ11の溝
18の間に介在されて、スライダ11を矢印A方向に案内す
るものである。20はストッパであり、スライダ11の天部
及び底部に配設固定されてスライダ11に対するリテーナ
19の移動範囲を規制し、リテーナ19及び前記ボールの介
在状態からの離脱を防ぐためのものである。
27は、電装基板である。電装基板27は、ケーシング7の
凸部28に架設状態でビス止め固定されている。
29は、カバーである。カバー29は、ケーシング7にビス
止め固定されている。カバー29の天部は、天板30によっ
て閉塞されている。
本実施例において特徴的なことは、前記ケーシング7の
縦壁の一部に開口21を形成し、該開口21に前記ガイド部
材6を嵌合したことにある。すなわち、ケーシング7の
開口21は、前記ガイド部材6の外形と一致するように、
該ガイド部材6の平板部が嵌合する面開口、及び折り曲
げ部が嵌合する切欠きとで形成されている。そして、開
口21にガイド部材6を嵌合した状態において、ガイド部
材6の外面とケーシング7の外面とが面一となって該開
口21がガイド部材6によって閉塞される。
また、ケーシング7には保持部22が形成されており、該
保持部22によりガイド部材6がケーシング7に保持され
る。つまり、ガイド部材6には通孔25が設けられてお
り、また保持部22には該通孔25の対応位置にメネジ部24
が設けられている。そして、ガイド部材6を開口21に嵌
合した状態において、ビス23を通孔25に挿通し、さらに
メネジ部24に螺合することにより、ガイド部材6をケー
シング7に保持するのである。
以上のように、本実施例にかかる検出部2は、ガイド部
材6をケーシング7に取付けると、ガイド部材6がケー
シング7の開口21を閉塞した状態で両部材6,7は一体に
なる。この時、ガイド部材6の縦面は、ケーシング7の
縦面に略面一の状態になっており、ケーシング7の外形
は、ガイド部材6の外形に準じた大きさとすることが可
能となる。従って、ケーシング7は、従来のガイド部材
6を内設した場合に比べて小形で軽量になっている。よ
って、検出部2が小形軽量になっている。
又、スライダ11を案内するガイド部17はガイド部材6に
形成することで得られているから、ケーシング7の製作
が煩雑になったり、歩留まりが悪くなるといったことは
生じない。更に、ガイド部17をガイド部材6の折り曲げ
部の内側壁に形成しているため、凹形状のケーシングの
内側部分に直接ガイド部を形成するのと比較し、精度の
高いガイド部17を簡便に得ることができる。
尚、第3〜5図に示すように、前記ガイド部材6に形成
された通孔25の近傍に、一対のカッコ形状の切欠き26を
開設することが好適である。
ガイド部材6のケーシング7への取付け固定は、まずガ
イド部材6に設けた通孔33,35とケーシング7の保持部2
2に設けた通孔36,38をそれぞれ対応させ、且つその対応
状態で共通のピン(図示省略)を個別にそれぞれ通す。
ここで組立作業者は、ビス23をガイド部材6の通孔25に
挿通してから、ケーシング7のメネジ部24に螺合する。
そして、この螺合の際に、ガイド部材6とケーシング7
の取付け部分が所定通りの形状にならず、加工が粗かっ
たり或いはその部分に僅かながらでも段差がある場合で
は螺合の締付けの力がその加工の粗さや段差を埋めるよ
うに通孔25と切欠き26との間のガイド部材6の部位39に
働く。通孔25と切欠き26との間のガイド部材6の部位39
に力が加わると、部位39は部位39以外のガイド部材6の
部分に対して変形して螺合の締付けの力の過剰分だけを
吸収する。この時、ガイド部材6は通孔33と通孔36、及
び通孔35と通孔38にそれぞれ個別のピンが挿通されてい
るから、部位39の変形によってケーシング7の保持部22
に対する位置が移動することはなく、所定位置に保たれ
ている。又、螺合の締付けの力の内で過剰な分は部位39
に吸収されるから、ガイド部材6のガイド部17が変形す
ることはなく、スライダ11を所定方向に案内し得る。
尚、螺合の締付けの力の過剰分の吸収にワッシャを多用
しておこなっているのではないから、ガイド部材6のケ
ーシング7への取付け作業が煩雑になったり、部品点数
が増えて小形軽量化が得られないということはない。
又、ケーシング7とガイド部材6の取付け部分が所定形
状になるように加工精度を十分に高くする必要がないか
ら、加工が簡便で歩留まりも確保される。
また、第6〜8図に示すようにガイド部材6aに、通孔25
aを取囲む部分円形状に切欠き26aを形成することも好適
である。このため、ガイド部材6aをビス(図示省略)の
締付けによってケーシング(図示省略)に取付け固定す
る際に、その取付け部分に凹凸があったり或いは加工精
度が低く、しかも十分に強い力で前記ビスの締付ける
と、過剰分の力は切欠き26aと通孔25aとの間の部位39a
が変形して吸収される。よって、ガイド部17aが変形
し、所定通りの案内をおこなわないということは生じな
い。
さらに、第9〜11図に示すようにガイド部材6bに、通孔
25bと略同心状に肉薄部26bを形成することも好適であ
る。このため、ガイド部材6bを取付け固定する際に過剰
な力でビス(図示省略)の締付けをおこなうと、通孔25
bと肉薄部26bとの間の部位29b、及び肉薄部26bが変形し
て締付けの力の過剰分を吸収する。よってガイド部17b
に変形が生じることはない。
尚、前述した切欠き及び肉薄部の双方をガイド部材のビ
ス用の通孔の近傍に形成してもよい。
[考案の効果] この考案は、ケーシングに開口が設けられ、ガイド部材
がその開口に嵌合閉塞状態で配置される構成としている
ので、小形軽量化を図ることができ、且つ精度の高いガ
イド機能が確保され、しかも製造が簡便な変位検出器で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一部省略を含む斜視図であり、
(A)は検出部、(B)は演算表示部を示し、第2図は
この実施例の検出部の一部切欠きを含む分解斜視図、第
3図はこの実施例のガイド部材の斜視図、第4図は第3
図のI−I断面図、第5図は第3図のII−II断面図、第
6図はこの考案の他の実施例の第3図相当図、第7図は
他の実施例の第4図相当図、第8図は他の実施例の第5
図相当図、第9図はこの考案の第三の実施例の第3図相
当図、第10図は第三の実施例の第4図相当図、第11図は
第三の実施例の第5図相当図である。 1…変位検出器、2…検出部、3…演算表示部、5…エ
ンコーダ、6…ガイド部材、7…ケーシング、9,10…ス
ケール、11…スライダ、17…ガイド部、20…開口、23…
ビス、24…メネジ部、25…通孔、26…切欠き、26b…肉
薄部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一のスケール、及び第二のスケールを有
    し、それらのスケールの相対移動によってその移動の量
    を電気量に変換するエンコーダと、第一のスケールの側
    に連結され、該第一スケールに変位を伝達するスピンド
    ルと、第一のスケールの移動方向を案内するガイド部が
    内側面に形成されたガイド部材と、前記第二のスケール
    を取付け固定してエンコーダを内設状態に保持し、且つ
    ガイド部材を保持するケーシングとが備えられ、 上記ガイド部材の配置位置に対応するケーシングの壁部
    分が開設されて開口が形成され、且つその開口に、ガイ
    ド部材がその外側面とケーシングの外側面とが略面一と
    なるように嵌合配置されてなる変位検出器。
JP1989102926U 1989-08-31 1989-08-31 変位検出器 Expired - Lifetime JPH0714805Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989102926U JPH0714805Y2 (ja) 1989-08-31 1989-08-31 変位検出器

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JP1989102926U JPH0714805Y2 (ja) 1989-08-31 1989-08-31 変位検出器

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Publication Number Publication Date
JPH0342513U JPH0342513U (ja) 1991-04-22
JPH0714805Y2 true JPH0714805Y2 (ja) 1995-04-10

Family

ID=31651795

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JP1989102926U Expired - Lifetime JPH0714805Y2 (ja) 1989-08-31 1989-08-31 変位検出器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4936807U (ja) * 1972-06-30 1974-04-01
JPS53124451U (ja) * 1977-03-12 1978-10-03
JPS5819075U (ja) * 1981-07-29 1983-02-05 日「鉄」カ−テンオ−ル株式会社 雨戸の戸締り装置
JPS61174923A (ja) * 1985-01-29 1986-08-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 溶剤回収装置
JPS62201008U (ja) * 1986-06-13 1987-12-22

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JPH0342513U (ja) 1991-04-22

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