JP2962703B1 - ロードセル - Google Patents

ロードセル

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JP2962703B1
JP2962703B1 JP10116354A JP11635498A JP2962703B1 JP 2962703 B1 JP2962703 B1 JP 2962703B1 JP 10116354 A JP10116354 A JP 10116354A JP 11635498 A JP11635498 A JP 11635498A JP 2962703 B1 JP2962703 B1 JP 2962703B1
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仁 矢部
聡 石山
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株式会社昭和測器
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Abstract

【要約】 【課題】 高さが低く、ひずみゲージに張力による影響
が生ぜず、更には加工が容易なロードセルを得る。 【解決手段】 起歪体11は一体の金属ブロックから切
削されている。円柱状の荷重受部12の周囲に環状の枠
体部13が配置され、荷重受部12と枠体部13間には
角柱状の例えば3個の梁部14が放射状に掛け渡されて
いる。梁部14の一端は荷重受部12に直接連結され、
枠体部13に対しては枠体部13に設けた壁部15を介
して連結されている。壁部15は梁部14に対して直交
するように枠体部13上に設けられ、壁部15の中央部
に梁部14の他端が接続され、壁部15はその両端の下
部において枠体部13と一体にされている。また、梁部
14にはその長手方向と直交する水平方向に楕円形の孔
部16が穿孔され、孔部16の上下2個ずつのフレクシ
ャ部にはそれぞれひずみゲージ17が張り付けられてお
り、図示しないリード線が起歪体1に沿って布線されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高さが低く薄型で
ありながら、加工が容易で高精度なロードセルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、特許公報第2515645号に
は、図5に示すような中央部に荷重受部1を有し、周囲
の環状の枠体部2との間に複数個の梁部3を設け、この
梁部3に孔部4を貫通してロバーバル機構部を形成し、
そのフレクシャ部ひずみゲージ5を張り付けた、高さが
低く薄型のロードセルが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このロードセ
ルは図6に示すように荷重受部1に力Fを加えた場合
に、梁部3に形成されたフレクシャ部が撓むことにより
ロバーバル機構部に矢印で示すような張力が発生し、力
Fに比例して発生する曲げひずみ以外に、張力によるヒ
ステリシスの影響がひずみゲージ5の出力に加って誤差
要因となる。
【0004】また、この従来例のロードセルは加工が複
雑であり、特に孔部4の形成は、図7に示すように枠体
部2にドリルにより孔部8を穿孔してから、梁部3の孔
部4を穿けなければならず、加工は難渋を極めている。
【0005】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
高さが低く、ひずみゲージに張力による影響が生ぜず、
更には加工が容易なロードセルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るロードセルは、一体の金属製ブロックを
加工して形成した起歪体を有し、該起歪体は、中央部に
荷重受部、外側に環状の枠体部を形成し、前記荷重受部
から外側に向けて複数個の角柱状の梁部を水平かつ放射
状に設け、前記枠体部の上部に前記梁部の長手方向と直
交する方向に設けた撓み部に前記梁部の端部を結合し、
前記梁部にその長手方向と直交する水平方向に孔部を設
けてロバーバル機構を構成し、前記孔部により形成した
フレクシャ部にひずみゲージを張り付けたことを特徴と
する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。
【0008】図1は斜視図を示し、起歪体11は鋼、ア
ルミニウム等の一体の金属ブロックを旋盤、フライス盤
等によって切削加工することにより形成されている。円
柱状の荷重受部12の周囲に環状の枠体部13が配置さ
れ、荷重受部12と枠体部13間には角柱状の例えば3
個の梁部14が放射状に掛け渡されている。各梁部14
の一端は荷重受部12に直接連結されているが、枠体部
13に対しては枠体部13に設けた可撓部を介して連結
されている。この可撓部は梁部14に対して直交するよ
うに枠体部13上に配置され、その両端の下部において
枠体部13と一体にされた壁部15とされ、この壁部1
5の中央部に梁部14の他端が接続されている。
【0009】梁部14には、その長手方向と直交する水
平方向に楕円形の孔部16が穿孔され、ロバーバル機構
が構成されている。なお、孔部16は単孔であっても、
そこには上下2個ずつのフレクシャ部が形成されること
は応力解析の結果からも判っている。そして、孔部16
の上下2個ずつのこのフレクシャ部にはそれぞれひずみ
ゲージ17が張り付けられており、図示しないリード線
が起歪体1に沿って布線されているが、下部のひずみゲ
ージ17は図示を省略している。なお、荷重受部12に
は負荷荷重に連結するためのねじ孔18が穿孔されてお
り、枠体部13にも他部材にこの起歪体11を固定する
ための複数個のねじ孔19が形成されている。
【0010】荷重受部12に負荷荷重を掛けると荷重は
3等分され、各梁部14においてひずみゲージ17によ
って測定することができるので、各ひずみゲージ17の
出力を加算すればよい。この場合に、図2に誇張して示
すように荷重受部12に矢印のように荷重Fが加わると
各壁部15は撓み、測定値に影響を及ぼす張力は壁部1
5の変形により吸収されるので、ひずみゲージ17の出
力により正確に負荷荷重を測定することができる。
【0011】この起歪体11の加工は極めて容易であ
り、例えば梁部14は枠体部13の上方に位置している
ので、孔部16は枠体部13に邪魔されることなく切削
が可能となる。また、荷重受部12、枠体部13、梁部
14、壁部15の切出しは、他部位に干渉されることな
く行うことができる。
【0012】本実施例では、フレクシャ部の厚みはマク
ロメータにより測定可能なので、従来のノギスによる測
定よりも1桁程度精度が良くなり、フレクシャ部の厚み
を正確に調整することができる。
【0013】また、ひずみゲージ17の貼り付けは、貼
付個所が上下方向に露出されているので、容易にかつ正
確に行うことができ、その貼付状態の確認を顕微鏡等に
より行うことができる。
【0014】更に、梁部14の側方の空間部に電気回路
を備えた基板を収納できるので、ひずみゲージ17の近
傍で増幅等の電気的処理を行うことが可能となり、電気
的な安定度が向上する。
【0015】なお、梁部14は3方向だけでなく、十字
形の4方向やその他の複数方向への掛け渡しができる。
また、孔部16の形状は実施例のような楕円形ばかりで
なく、図3に示す丸孔16’や図4に示す眼鏡型の孔部
16”とすることもできる。また、撓み部の形状も実施
例の壁部15のみに拘泥することはない。
【0016】また、起歪体11にカバーを密閉して被着
することにより、ひずみゲージ17を湿気等から保護す
ることができる。この場合には、起歪体11は例えば台
板上に固定し、この台板上に固設されたカバーにより起
歪体11を覆い、カバーと荷重受部12の間に、カバー
からの力が荷重受部12に伝達しないようにベローズを
介すればよい。
【0017】なお、孔部16、16’、16”は貫通し
ていなくとも、中間部が行き止まり部となっていてもよ
く、この行き止まり部をフレクシャ部として使用するこ
ともできる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るロード
セルは、梁部と枠体部間に撓み部を介することにより、
従来からのロードセルが持つ張力の影響を解消し、精度
の良い計測を実施することができ、また、枠体上に梁部
を配置したことによって枠体部に干渉されることなく、
自在な形状寸法の孔部を加工することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】起歪部の斜視図である。
【図2】荷重が加わった場合の壁部の変形の説明図であ
る。
【図3】孔部の第1の変形例の斜視図である。
【図4】孔部の第2の変形例の斜視図である。
【図5】従来例のロバーバル機構の斜視図である。
【図6】従来例に荷重が加わった状態の説明図である。
【図7】従来例の平面図である。
【符号の説明】
11 起歪体 12 荷重受部 13 枠体部 14 梁部 15 壁部 16 孔部 17 ひずみゲージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−332502(JP,A) 特開 平10−19641(JP,A) 特開 平5−209796(JP,A) 特開 平5−79930(JP,A) 特開 昭63−271129(JP,A) 特公 昭50−8345(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01L 1/22 G01L 5/16 G01G 3/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体の金属製ブロックを加工して形成し
    起歪体を有し、該起歪体は、中央部荷重受部外側
    環状の枠体部を形成し、前記荷重受部から外側に向け
    て複数個の角柱状の梁部を水平かつ放射状に設け、前記
    枠体部の上部に前記梁部の長手方向と直交する方向に設
    けた撓み部に前記梁部の端部を結合し、前記梁部にその
    長手方向と直交する水平方向孔部を設けてロバーバル
    機構を構成し、前記孔部により形成したフレクシャ部に
    ひずみゲージを張り付けたことを特徴とするロードセ
    ル。
  2. 【請求項2】 前記梁部は3個とし、前記荷重受部から
    前記枠体部に向けて放射状に配置した請求項1に記載の
    ロードセル。
  3. 【請求項3】 前記撓み部は前記梁部の長手方向と直交
    して配置し、両端部の下部を前記枠体部に取り付けた壁
    部とし、該壁部の中央に前記梁部を結合した請求項1に
    記載のロードセル。
  4. 【請求項4】 前記枠体部を台板及びカバーにより取り
    囲んだ請求項1に記載のロードセル。
  5. 【請求項5】 前記カバーと前記荷重受部の間をベロー
    ズで密閉接合した請求項4に記載のロードセル。
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