JP2684538B2 - 荷重変換器 - Google Patents
荷重変換器Info
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- Measurement Of Force In General (AREA)
Description
めの新規な構造を有する荷重変換器に関するものであ
る。
セルが使用されているが、荷重を測定する場合等には、
ロードセルは方形の金属ブロックから一体的に削り出す
ことが多い。例えば、図6に示すように板体状の金属ブ
ロック1に対し切削、切込みを行い、中央部に略ひょう
たん形の剥抜部2を形成してフレクシャ3を備えたロバ
ーバル機構を有する測定部4、上下に荷重伝達レバー
5、6を形成して、ロバーバル機構のフレクシャ3にひ
ずみゲージ7を貼り付け、ロードセルとして用いてい
る。
に、方形の金属ブロック1を所定の形状に加工するのは
フライス盤を主として使用することになり、簡便な旋盤
を用いることができず、極めて厄介であり、加工時間も
掛かり、コスト高となる。また、フレクシャ3の厚みは
側面からノギスを挿し込んでしか測定できず、フレクシ
ャ3の厚み管理が不充分であるという問題点もある。更
には、ひずみゲージ7のフレクシャ3への貼り付けの際
には、ひずみゲージ7を隙間から挿し込んで行わなけれ
ばならず、完成後もその貼り付け状態を詳細に確認する
ことは容易ではない。
切削加工が比較的簡単で小型化でき、ひずみゲージの張
り付けが容易な荷重変換器を提供することにある。
の本発明に係る荷重変換器は、金属ブロックの上下両面
の中央部を内方に向けて切削して凹部を形成し、前記金
属ブロックの中間部の対向する2方向から内方に向けて
前記両凹部に達する幅に渡って切削することにより前記
上下の凹部を囲む荷重伝達リングと前記金属ブロックの
中央部に位置する板体部とを形成し、該板体部と前記上
下の荷重伝達リングとの上下それぞれ2個ずつの接続部
のうち、斜めに対向する上下1個ずつの接続部を切離す
ることにより前記板体部と前記上下の荷重伝達リングと
をそれぞれ1個の接続部により連結し、前記板体部を剥
り抜くことにより4個のフレクシャを有するロバーバル
機構を設け、前記フレクシャ部にひずみゲージを貼り付
け、前記上下の荷重伝達リング間に加えられた荷重を前
記板体部のロバーバル機構に伝達し、前記フレクシャの
変形を前記ひずみゲージにより検出することによって荷
重を測定することを特徴とする。
例に基づいて詳細に説明する。図1は第1の実施例の荷
重変換器の分解斜視図、図2は縦断面図、図3は測定部
の平面図であり、測定部は中央の板体部11、上部の荷
重伝達リング12、下部の荷重伝達リング13の3つの
部分から構成されている。
円柱状の金属ブロックから、旋盤、フライス盤によって
切削されており、上部及び下部は中央部を内方に向けて
切削して凹部14、15を形成し、周囲に荷重伝達リン
グ12、13となる部分を残し、更に中間部を対向する
2方向から凹部14、15に達する幅に渡って切削して
中央部に板体部11を形成すると共に、板体部11と上
下の荷重伝達リング12、13との上下2個ずつの接続
部16、17、18、19のうち、斜めに対向する上下
1個ずつの接続部17、18は切離され、板体部11は
上下の荷重伝達リング12、13と各1個の接続部1
6、19により接続されている。
合わせた略ひょうたん形の剥抜部20が形成されてお
り、この剥抜部20の周囲には計4個のフレクシャ21
が形成されてロバーバル機構が設けられている。そし
て、各フレクシャ21の外面又は内面にはひずみゲージ
22が貼り付けられ、図示しないリード線が外部に引き
出されている。
れぞれ台板23、24がその中央部に設けた凸部25、
26を凹部14、15に嵌合され、図示しないねじによ
り荷重伝達リング12、13に固定されており、これら
の台板23、24には荷重を伝達するためのボルト穴2
7が設けられている。なお、28、29はねじ孔であ
る。
荷重が加えられると、荷重伝達リング12を介してロバ
ーバル機構を持つ板体部11のフレクシャ21が変形す
るので、この変形をフレクシャ21に貼り付けたひずみ
ゲージ22により検出し、図示しない電気回路を介して
加えられた荷重を測定することができる。
湿気等から保護するために密封した場合の断面図であ
る。なお、第1の実施例と同一の符号は同等の機能を有
する部材を示している。荷重変換器の周囲は円筒状のカ
バー31により密封され、測定部にはカバー31からの
力が伝達しないように、可撓性を有する上下のベローズ
32、33を介して接続されている。
達部34が螺合され、台板24はカバー31の基部31
aを介して荷重伝達リング13に連結されている。そし
て、ベローズ32はカバー31の上部31bと荷重伝達
部34間を密封し、ベローズ33はカバー31の基部3
1aの円孔を密封している。そして、板体部11の中心
部には鉛直方向に貫通孔35が設けられており、ここに
ベローズ32、33間を連結する連結棒36が挿通され
ている。なお、37は台板24に設けた通気孔である。
されていることによって、気圧、温度の変化によりカバ
ー31の内外に圧力差が生じて、この圧力差がベローズ
32、33を動かしても、ベローズ32、33間は連結
棒36により連結されているため、ベローズ32、33
に加わる力が相殺され、ベローズ32、33の変形が微
小な荷重の変化となって現れることを防止することがで
きる。
通孔35に挿通しているために、空間を巧みに利用する
ことができ大型となることはない。
クを基に切削加工を行ったが、角柱状の金属ブロックか
らでも形成することができ、この場合は上下の荷重伝達
リングは角枠状となり、台板も適応する形状となる。ま
た、板体部11に設けた剥抜部20は、略ひょうたん形
でなくとも単なる円形とする場合もある。
換器は、次に列挙する効果を有している。
にないため、これらの間を接近することができ、高さを
大きくすることなく剛性を高め、ロバーバル値を大きく
することができる。
合には、加工が主として旋盤によるので容易であり、加
工時間を短縮できる。
クロメータにより測定可能なので、従来のノギスによる
測定よりも1桁程度精度が良くなり、フレクシャの厚み
を正確に調整することができる。
が上下方向に露出されているので、容易にかつ正確に行
うことができ、その貼付状態の確認を顕微鏡等により行
うことができる。
えた基板を収納できるので、ひずみゲージの近傍で増幅
等の電気的処理を行うことが可能となり、電気的な安定
度が向上する。
Claims (6)
- 【請求項1】 金属ブロックの上下両面の中央部を内方
に向けて切削して凹部を形成し、前記金属ブロックの中
間部の対向する2方向から内方に向けて前記両凹部に達
する幅に渡って切削することにより前記上下の凹部を囲
む荷重伝達リングと前記金属ブロックの中央部に位置す
る板体部とを形成し、該板体部と前記上下の荷重伝達リ
ングとの上下それぞれ2個ずつの接続部のうち、斜めに
対向する上下1個ずつの接続部を切離することにより前
記板体部と前記上下の荷重伝達リングとをそれぞれ1個
の接続部により連結し、前記板体部を剥り抜くことによ
り4個のフレクシャを有するロバーバル機構を設け、前
記フレクシャ部にひずみゲージを貼り付け、前記上下の
荷重伝達リング間に加えられた荷重を前記板体部のロバ
ーバル機構に伝達し、前記フレクシャの変形を前記ひず
みゲージにより検出することによって荷重を測定するこ
とを特徴とする荷重変換器。 - 【請求項2】 前記板体部を2個の円を並設した略ひょ
うたん形に剥り抜いた請求項1に記載の荷重変換器。 - 【請求項3】 前記上下の荷重伝達リングに台板を取り
付けた請求項1に記載の荷重変換器。 - 【請求項4】 前記荷重伝達リング、板体部、台板をカ
バーにより囲み、該カバーと前記荷重伝達リング、板体
部、台板との間は上下のベローズを介して接続すること
により前記カバー内を密封した請求項3に記載の荷重変
換器。 - 【請求項5】 前記上下のベローズ間を連結棒により連
結した請求項4に記載の荷重変換器。 - 【請求項6】 前記連結棒は前記板体部の中央に鉛直線
に沿って設けた貫通孔内を挿通した請求項5に記載の荷
重変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33826395A JP2684538B2 (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | 荷重変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33826395A JP2684538B2 (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | 荷重変換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09152381A JPH09152381A (ja) | 1997-06-10 |
JP2684538B2 true JP2684538B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=18316483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33826395A Expired - Fee Related JP2684538B2 (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | 荷重変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2684538B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100295330B1 (ko) * | 1998-06-10 | 2001-11-22 | 정명세 | 6분력힘/모멘트센서 |
KR101279285B1 (ko) * | 2012-03-02 | 2013-06-26 | 명지대학교 산학협력단 | 로봇용 힘 센서 및 이를 이용한 외골격 로봇 |
JP5911138B2 (ja) * | 2012-05-10 | 2016-04-27 | 株式会社エー・アンド・デイ | ロードセル及びロードセルの製造方法 |
JP2019020248A (ja) * | 2017-07-18 | 2019-02-07 | 株式会社ワコム | 起歪体、力検出センサ及び電子ペン |
-
1995
- 1995-12-01 JP JP33826395A patent/JP2684538B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09152381A (ja) | 1997-06-10 |
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