JPH0247398Y2 - - Google Patents

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JPH0247398Y2
JPH0247398Y2 JP18629686U JP18629686U JPH0247398Y2 JP H0247398 Y2 JPH0247398 Y2 JP H0247398Y2 JP 18629686 U JP18629686 U JP 18629686U JP 18629686 U JP18629686 U JP 18629686U JP H0247398 Y2 JPH0247398 Y2 JP H0247398Y2
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JP
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valve
check valve
circuit
water supply
water
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  • Details Of Valves (AREA)
  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
[利用分野] 本考案は、給湯器における給水装置、特に、熱
交換器から給湯蛇口までの回路に逃し弁(当該回
路内圧が一定圧力以上になつた時点で開弁する逃
し弁)を具備させる形式の給水装置に関するもの
である。 又、この考案は、熱交換器の上流側に逆止弁を
挿入するとともにこの逆止弁に上流側への微小な
逃し流路を形成するようにして、残火状態(給湯
器内の弁装置の閉弁不良により熱交換器加熱用の
バーナが、給湯停止状態において燃焼を持続する
状態)における給水側回路の熱的損傷を防止する
とともに、給湯蛇口を閉じる度に生じる逃し弁の
開弁作動を防止するものである。 [先行技術及びその問題点] 給湯器への給水装置として、すでに、実願昭61
−21594号のものを提案した。 このものは、第6図、第7図に示す如き構成
で、第6図の如く、給湯器4側の水回路40と、
塩化ビニル管製の水道側配管42とを元水栓41
で連結し、前記水回路40内に第7図の如き、逆
止弁10を組み込んだ構成であり、前記給湯器4
には熱交換器(図示せず)からの出口側回路に逃
し弁43が配設されている。 この構成のものでは、給湯蛇口44を閉じた状
態において、ガス回路内の弁部におけるゴミ噛み
等が原因で給湯器4内のバーナに残火状態が生じ
ても、逆止弁10が挿入されていることから、高
温度の湯が元水栓41の上流側の水道側配管42
内の冷水と熱交換することはない。従つて、この
熱交換が原因で水道側配管42が損傷する不都合
は防止できる。すなわち、この水道側配管42を
塩化ビニール製としてもこれが上記原因で溶ける
ような心配がない。 ところが、この先行技術のものでは、先止め式
の給湯器において、給湯蛇口44を閉じる度に逃
し弁43が作動するという問題があつた。 これは、水回路40が逆止弁10によつて遮断
されているから、給湯を停止したとき、逆止弁1
0から給湯蛇口44までの回路は両端閉塞状態に
あることから、後沸き現象(熱交換器の余熱によ
つて給湯停止後においてこの熱交換器内の水が加
熱される現象)による前記回路の加熱によつて、
この回路内の圧力は逃し弁43の設定圧力に達し
てこの逃し弁43が作動するからである。又、こ
の現象が給湯停止の度に生じるからである。 [技術的課題] 本考案は、このような、〓逃し弁43を具備す
る先止め式給湯器4の水回路40に逆止弁10を
挿入した給水装置〓において、残火、後沸き現象
によつて逆止弁10から給湯蛇口44までの回路
が加熱された場合に、元水栓41の上流側の水道
側配管42の損傷が防止でき、且つ、給湯停止の
度毎に逃し弁43が頻繁に動作しないようにする
ため、逆止弁10が逆止状態にセツトされても、
逆止弁10の下流側と水道側配管42とが圧力的
に連通し且加熱水の逆流量が水道側配管42を損
傷しない程度の量となるようにすることをその技
術的課題とする。 [技術的手段] 上記技術的課題を解決するために講じた本考案
の技術的手段は〓逆止弁10の弁体2が対接する
弁座11又は弁体2のシート面に閉弁状態におけ
る弁体2の上流側と下流側を連通させる微小溝部
12を形成した〓ことである。 [作用] 本考案の上記技術的手段は次のように作用す
る。 給湯器4の使用状態では、給湯蛇口44の開弁
によつて水道側配管42から逆止弁10を介して
熱交換器に給水され、給湯蛇口44から温水が取
り出せる。 給湯を停止すべく給湯蛇口44を閉じると、逆
止弁10も閉弁し、逆止弁10から給湯蛇口44
までの回路はその両端が閉じた状態に置かれる
が、逆止弁10の弁座11には微小溝部12が形
成されているから、前記回路はこの微小溝部12
を介して上流側の水道側配管42と連通する。 この状態において、後沸き現象により熱交換器
が加熱されると、逆止弁10から給湯蛇口44ま
での回路内の水が体積膨張するが、この回路は微
小溝部12を介して水道側配管42側と連通して
いるから、この回路部分の圧力は逃し弁43の設
定圧力にまでは上昇しない。又、微小溝部12の
断面は極く微小に設定されているから、残火状態
が生じても、逆止弁10から給湯蛇口44までの
回路の加熱水と水道側配管42側との熱交換は起
こりにくく、この水道側配管42内の温度は異常
温度には上昇しない。 さらに、逆止弁10から給湯蛇口44までの回
路内が異常圧力に上昇した場合には、逃し弁43
が作動して、この回路の内圧を降下させる。 [効果] 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。 給湯蛇口44を閉じて給湯を停止しても、この
ときに逃し弁43を含む回路の内圧が上昇しない
から、給湯停止の度毎に逃し弁43が作動するよ
うな不都合が防止できる。又、逆止弁10から給
湯蛇口44までの回路の加熱水と水道側配管42
側との熱交換は起こりにくいから、水道側配管4
2内の温度は異常温度には上昇しない。従つて、
残火等が原因となる水道側配管42の熱的損傷も
防止できる。 さらに、逆止弁10の閉弁時において弁体2の
流路遮断部は微小溝部12を介して連通するか
ら、同じ開口度の連通孔を弁体2をバイパスする
ように設けたものに比べてゴミ詰まりが生じにく
い。従つて、前記効果が長期に亙つて安定する。 [実施例] 本考案の実施例では、全体の回路構成は、既述
の先行例の構成と同じになつている。 この内、逆止弁10は、第1図の如く、構成さ
れ、蛇腹管からなる水回路40に挿入すべく、フ
ランジ13を具備する筒体1の上流側にテーパ状
の弁座11を形成し、これに、球状の弁体2が対
接するように、前記筒体1内の自由状態に収容さ
れている。
【表】
【表】 このことから、逆止弁10の上流側を塩化ビニ
ール製の水道側配管42とした場合においても、
オリフイス5の直径を1.0mm以下に設定した条件
下で水道側配管42部分の温度は残火状態におい
て、塩化ビニール製配管材の危険温度に達しない
ことが明かとなる。尚、T2についてのデータか
ら、オリフイス5の直径を0.5mm以下とした場合
には、給湯器4の水回路40の上流端と逆止弁1
0との間を塩化ビニール製の配管としても、この
配管の損傷が防止できる。 尚、オリフイス5の直径が0.2mmの場合には、
多数回給湯停止を繰り返すごとく稀に逃し弁43
が作動した。このことからオリフイス5の直径を
あまり小さくしても好ましくないと言える。 次に、第1図、第2図に示す第1実施例では、
配管部材を介して元水栓41に逆止弁10を接続
したが、水回路40を接続する際、袋ナツト6を
用いて、元水栓41の配管接続部に直接取り付け
てもよい。すなわち、第1図における雄ネジ部4
5を元水栓41の配管接続部としてもよい。 さらに、逆止弁10は、第4図の如く、弁座1
1,13を形成した筒体1にコイルバネ3を連接
した構成とし、この下流側端部に位置するコイル
バネの素線端31を半径方向に屈曲させる構成と
してもよい。 又、上記いずれの実施例も、弁体2を球状弁と
したが、これを第5図の如く、円板状のリフト弁
とし、この弁体2側に微小溝部12を形成するよ
うにしても既述の作用効果には変わりない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の説明図、第2図
は弁座11の断面展開図、第3図は試験装置の説
明図、第4図、第5図は他の実施例の要部断面
図、第6図、第7図は先行技術の説明図であり、
図中、 2……弁体、4……給湯器、10……逆止弁、
11……弁座、12……微小溝部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 逃し弁43を具備する先止め式給湯器4の水回
    路40に逆止弁10を挿入した給水装置におい
    て、逆止弁10の弁体2が対接する弁座11又は
    弁体2のシート面に閉弁状態における弁体2の上
    流側と下流側を連通させる微小溝部12を形成し
    た給湯器における給水装置。
JP18629686U 1986-12-02 1986-12-02 Expired JPH0247398Y2 (ja)

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JP18629686U JPH0247398Y2 (ja) 1986-12-02 1986-12-02

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JPS6389486U JPS6389486U (ja) 1988-06-10
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