JPH0247364Y2 - - Google Patents

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JPH0247364Y2
JPH0247364Y2 JP1545885U JP1545885U JPH0247364Y2 JP H0247364 Y2 JPH0247364 Y2 JP H0247364Y2 JP 1545885 U JP1545885 U JP 1545885U JP 1545885 U JP1545885 U JP 1545885U JP H0247364 Y2 JPH0247364 Y2 JP H0247364Y2
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heating chamber
piezoelectric element
weight
turntable
bottom wall
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Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は電子レンジの重量検出装置に関し、更
に詳しく述べると、圧電変換素子に発生する電圧
を検出してターンテーブル上に載置された被加熱
物の重量を検出するようにしたものに関する。
〈従来技術〉 被加熱物の重量を測定し、その測定重量に基い
て加熱コントロールする重量センサー付電子レン
ジが近年急速に普及しつつあり、今後も更に普及
してゆくものと考えられる。ところが、従来の重
量センサー付電子レンジは重量センサーを構成す
る部品が多く、且つ部品の組立精度が要求される
ため、製造コストが高いという欠点を有してい
た。
そこで上記欠点に鑑みてターンテーブルを支持
して加熱室底面を回転する支持ローラを加熱室内
に配設し、該支持ローラの回転によつて応力を生
じる加熱室底面のローラ回転軌跡部に圧電変換素
子を配設して、前記支持ローラが回転した際に前
記圧電変換素子に発生する電圧を検出し、前記タ
ーンテーブル上に載置された被加熱物の重量を検
出するようにすることにより、構成部品が少なく
て安価が電子レンジの重量検出装置が提案されて
いる。
以下、その電子レンジの重量検出装置を図面に
基いて説明する。
第3図は電子レンジの要部側断面図で、第4図
は第3図のターンテーブルを取去つた状態の加熱
室底部上面図、第5図はターンテーブル部の拡大
詳細断面図である。
図において1は加熱室、2は被加熱物を載置す
るターンテーブル、3はターンテーブル2を支持
して加熱室1の底面を回転する支持ローラで、第
2図に示すようにY字状のアーム3aと該アーム
3aの先端に回転自在に枢着されたローラ3b,
3b,3bとで構成され、加熱室1の底壁1a下
面側にモータ取付アングル4で取着されたターン
テーブルモータ5の回転によつて回転する。
即ち、ターンテーブルモータ5の回転軸に軸着
されたカツプリング6と該カツプリング6に着脱
自在に嵌合するアーム3aのカツプリング部3c
とが嵌合しモータ5の回転力が支持ローラ3に伝
達されて、加熱室1の底面とローラ3b,3b,
3bが第4図の一点鎖線の如く回転軌跡7を描
く。
8は加熱室1aの回転軌跡7裏面部に配設した圧
電素子で、その詳細は第6図に基づいて後述す
る。9は高周波電波を発生するマグネトロンで、
10は高周波電波を加熱室1内に導く導波管であ
り、11は電子レンジの外郭を構成するキヤビネ
ツト、12はドアである。
圧電素子8は、ベース電極板8a、圧電セラミ
ツク8b、蒸着電極8cを第6図に示す如く積層
し底壁1aの下面に接着して取付けられ、ローラ
3bが底壁1aの上面を通過すると第7図に示す
ような電圧を誘起して出力する。この出力電圧の
ピーク値V1を第8図に示す抵抗Rとコンデンサ
Cで形成したフイルター回路を介て検知回路(図
示せず)で適数回検知し、その平均値を取るとそ
の平均値は第9図に示す如く被加熱物の重量と比
例する。
第10図は検出した被加熱物の重量に対応して
マグネトロン9を制御する回路図であり、マイコ
ン13で、フイルター回路を通過した圧電素子8
の出力電圧ピーク値を所定回数検知し、その平均
値によつて重量を算出すると共にリレー14を制
御してマグネトロン9を制御し、被加熱物の加熱
を制御するようにした回路である。尚、15は加
熱スタートスイツチ、16はヒユーズ、17は高
圧トランスである。
上記した電子レンジの重量検出装置は検出部の
構造が簡単で、構成部品点数が少なく組立が容易
である。又、被加熱物を載置するテーブルがター
ンテーブルであるにもかかわらず、圧電素子8の
出力電圧ピーク値を適数回検知して平均値に基き
重量を検出するので偏荷重と中心荷重の差が少な
くて重量検出精度が高い。
ところが、圧電素子8を底壁1aの裏面に接着
材で取着しているため下記の如き欠点を有するも
のであつた。
加熱室底壁1aの裏面に圧電素子を取着する
ため圧電素子の出力が小さい。
加熱室底壁1aの材質のバラツキよつて圧電
素子8の出力にバラツキが生じる。
加熱室底壁1aに塗装を施す場合には塗膜厚
のバラツキによつて圧電素子8の出力にバラツ
キが生じる。
接着材の耐久性に信頼がおけない。
熱による圧電素子8の特性が変化する恐れが
ある。
〈目的〉 本考案は上記欠点に鑑みてなされたもので、加
熱室底壁のローラ回転軌跡上に穴を設け、該穴に
臨ませて支持ローラの力を圧電素子に直接的に伝
える伝力体を設けることにより、より安定した高
精度の重量検出が行なわれるようにすることを目
的する。
〈実施例〉 以下、本考案の電子レンジの重量検出装置の一
実施例を図面に基き説明する。
第1図は本考案に係るターンテーブル部の拡大
詳細断面図であり、従来例と同一箇所もしくは相
当箇所には同一符号を付しその説明は省略する。
図において18は円板状(φ20)の圧電素子8
を取付けるための樹脂製の取付部材であり、中央
部に圧電素子8の応力歪を逃す穴(φ16程度)が
設けられている。19は円環状の前記取付部材1
8を取付けるための取付金具であり、浅い皿状の
下方膨出部の中央に圧電素子8の外径寸法より若
干大きめの内径を有する穴が設けられると共に、
膨出部の周縁にビス用下穴が設けられ、底壁1a
裏面にスポツト溶接されている。そして20は加
熱室底壁1aのローラ回転軌跡上に穿設した穴2
1に上側の突出部上端を臨ませ、下側の突出部端
面を圧電素子8の上面に当接させる〓形の樹脂製
ノブであり、ノブ20の高さは取付けた状態にお
いて上側の突出部上端が加熱室底壁1aの上面よ
り0.2〜0.3mm突出する高さに、ノブ20の下側の
突出部の外径は上記取付部材18の丸穴18a寸
法より小さく(φ5程度に)設定される。これは
圧電素子8の中心にスポツト的に力を加えて精度
の高大きな出力を得るためである。
圧電素子8の取着は、取付部材18の丸穴18
aと圧電素子8とを同心にして接着剤で圧電素子
8の周縁を取付部材18に固着し、更にノブ20
を圧電素子8の同心上に接着剤で固着した上、ノ
ブ20の上側の突出部上端を加熱室底壁1aの穴
21に臨ませるようにして取付部材18を取付金
具19にビス22,22で固定することにより行
なわれる。
上記構造における圧電素子8は、ノブ20を介
してローラ3bの荷重を直接受けるので第2図に
示す如く、出力ピーク電圧の平均値(図中のb)
が従来例のもの(図中のa)に比べ約2倍になつ
て高精度の重量検出を行なうことができると共
に、S/N比(シグナル・ノイズ比)が改善され
てバラツキの少ない重量検出を行なうことができ
る。又、加熱室底壁1aの熱が圧電素子8に直接
伝わらないので、熱による圧電素子8の特性変化
が少なくなる他、接着材の耐久性が向上して重量
測定装置の信頼性が向上する。
〈効果〉 本考案はターンテーブルを支持して加熱室底面
を回転する支持ローラを加熱室内に配設し、前記
支持ローラが回転した際に圧電変換素子に発生す
る電圧を検出し、前記ターンテーブル上に載置さ
れた被加熱物の重量を検出するようにした重量検
出装置において、 上記加熱室底壁のローラ回転軌跡上に穴を設
け、該穴に臨ませて上記支持ローラの力を圧電素
子に直接的に伝える伝力体を設けることによつ
て、測定する重量が直接圧電素子に加わるため、
大きな出力が得られ重量測定の精度が向上すると
共に、熱による特性変化を少なくすることができ
るという電子レンジの重量検出装置にとつて実用
価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電子レンジのターンテー
ブル部の拡大詳細断面図で、第2図は本考案の実
施例と従来例との比較を表わす図であり、第3図
は電子レンジの要部側断面図、第4図は第3図の
ターンテーブルを取去つた状態の加熱室底部上面
図、第5図は従来のターンテーブル部の拡大詳細
断面図であり、第6図は圧電素子部の要部断面
図、第7図は第6図に示す圧電素子の出力電圧波
形図、第8図は圧電素子出力電圧のR−Cフイル
ター回路図、第9図は出力ピーク電圧平均値と重
量との関係図、第10図はマグネトロン制御回路
図である。 符号、1:加熱室、2:ターンテーブル、3:
支持ローラ、3b:ローラ、7:ローラの回転軌
跡、8:圧電素子、20:ノブ(伝力体)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ターンテーブルを支持して加熱室底壁を回転す
    る支持ローラを加熱室内に配設し、前記支持ロー
    ラが回転した際に圧電変換素子に発生する電圧を
    検出し、前記ターンテーブル上に載置された被加
    熱物の重量を検出するようにした電子レンジの重
    量検出装置において、 上記加熱室底壁のローラ回転軌跡上に穴を設
    け、該穴に臨ませて上記支持ローラの力を圧電変
    換素子に直接的に伝える伝力体を設けてなること
    を特徴とする電子レンジの重量検出装置。
JP1545885U 1985-02-05 1985-02-05 Expired JPH0247364Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1545885U JPH0247364Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1545885U JPH0247364Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61133709U JPS61133709U (ja) 1986-08-20
JPH0247364Y2 true JPH0247364Y2 (ja) 1990-12-13

Family

ID=30501319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1545885U Expired JPH0247364Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

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JP (1) JPH0247364Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0317149Y2 (ja) * 1985-02-22 1991-04-11
JPH0317133Y2 (ja) * 1985-03-12 1991-04-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61133709U (ja) 1986-08-20

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