JPH0247150A - 塗料用硬化性樹脂組成物 - Google Patents

塗料用硬化性樹脂組成物

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JPH0247150A
JPH0247150A JP63197238A JP19723888A JPH0247150A JP H0247150 A JPH0247150 A JP H0247150A JP 63197238 A JP63197238 A JP 63197238A JP 19723888 A JP19723888 A JP 19723888A JP H0247150 A JPH0247150 A JP H0247150A
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正隆 大岡
Sadanori Yoshida
吉田 貞徳
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功 河合
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、上塗塗料用硬化性樹脂組成物に関し、更に詳
しくはε−カプロラクトン変性ビニル−Eツマ−を共重
合したフルオロオレフィン共重合体と硬化剤をバインダ
ー成分とした、耐候性、は械的物性に優れる塗料用硬化
性樹脂組成物に関する。
[従来の技術およびその課題] 近年、市場ニーズの高度化に対応して自動車のウレタン
バンパーをはじめとする有機系弾性体や、建築外装仕上
げ用として用いられる弾性塗料に対しての要求が高度に
なってきており、従来の機械的物性、特に低温での可ど
う性を重視するものから、更に加えて高度の耐候性が要
求されている。
しかしながら、従来用いられてきたアクリル樹脂、ポリ
エステル樹脂等に硬化剤を組合わせたものをバインダー
成分とする塗料では、要求される8度の耐候性は満足で
きない。
また、高度な耐候性を有する樹脂として、フルオロオレ
フィン共重合体が知られているが、従来のフルオロオレ
フィン共重合体では機械的物性、特に低温での可どう性
に乏しく上記の用途に用いられ得るものではなかった。
さらに、水酸基含有フルオロオレフィン共重合体にラク
トン化合物を付加する方法が提案されているが(特開昭
59−96177号公報)、この方法によれば確かに機
械的物性の優れたフルオロオレフィン共重合体は得られ
るが、ラクトン化合物を付加する際、比較的多量の触媒
を必要とする。この触媒は耐候性を低下させるため、フ
ルオロオレフィン共重合体の本来の耐候性が生かぜない
ものであった。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、こうした実状に鑑みて鋭意研究した結果
、本発明に至った。
すなわち本発明は、 (a)フルオロオレフィン 15〜70重最%(b)−
形成、 c■2−cl−o−cmH2m O+C−CH2−CH
2””−CH2−ClI2−CH2−0摩](ただし、
mは2以上の整数、「]はO以−ヒの整数で平均値0.
5〜10を示す) で表されるビニルモノマ−5〜60重早%(C)これと
共重合可能な他のビニルモノマー80〜5壬呈% かうなる共重合体(1)と、水酸基と反応する官能基を
有する硬化剤(ff>との混合物を主成分とすることを
特徴とする塗料用硬化性樹脂組成物である。
本発明においては、上記の式で表されるラクトン変性ヒ
ニルモノマーを予め製造した後に、フルオロオレフィン
と共重合させることによって、従来の方法に比較して大
lJに少ない触媒の使用量でラクトン化合物の付加され
たフルオロオレフィン共重合体を1qることができ、こ
の方法で製造される共重合体を用いた樹脂組成物は、高
度の耐候性を有する。
本発明に用いられるフルオロオレフィンとしては、ノッ
化ビニル、フッ化ごニリデン、トリフルオロメチルン、
テトラフルオロエチレン、クロロ1ヘリフルオロエチレ
ン、プロモトリフルオロエチレン、ペンタフルオロプロ
ピレン、ヘキサフルオロプロピレン、またはトリフルオ
ロメチル・トリフルオロビニルエーテル、ペンタフルオ
ロエチル・トリフルオロビニルエーテルもしくはヘプタ
フルオロプロピル・トリフルオロビニルエーテルの如き
パーフルオロアルキル・パーフルオロビニルエーテル等
かめる。
その使用量は15〜70重量%であり、好ましくは20
〜60車量%である。使用量が20重量%未満だと耐候
性が低下し、60重d%を超えると溶剤への溶解性か低
下し、実用的ではない。
次に本発明で用いられる一般式[1]、C12=Ctl
 −0−CIIIN 2[0+’i、−C12−CH2
−1−−CH2−CH2−CH2−0福−■ ・・・[I] (ただしmは2以上の整数、nは0以上の整数で平均値
0.5〜10を示す) で表されるビニルモノマーは、次のようにして製造され
る。
すなわら、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、3−
ヒドロキシプロピルビニルエーテル、2−ヒドロキシプ
ロピルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエ
ーテル、3−ヒドロキシブチルビニルエーテル、2−ヒ
ドロキシ−2−メチルプロピルビニルエーテル、5−ヒ
ドロキシペンチルじニルエーテル、6−ヒドロキシエチ
ルビニルエーテル等の水酸基を含有するビニルエーテル
類に、ε−カプロラクトンを触媒の存在下、開環イ1加
反応させることによって得ることができる。
この際用いられる触媒は、従来から使用されているもの
でよく、具体的には、テトラブチルチタネート、テトラ
プロピルチタネート、テトラエチルチタネート等の有機
チタン化合物;オクチル酸スズ、ジブチルスズオキシド
、ジブチルスズラウレート、ジブチルスズオフテート等
の有機スズ化合物;ハロゲン化第1スズ化合物、アセチ
ルアセトンの亜鉛塩等がある。このうち好ましくは、テ
トラプロピルチタネート、アセチルアセトンの亜鉛塩で
あり、その使用量はカプロラクトンに対して1〜800
ppm、好ましくは10〜150ppI11である。こ
の際、反応系には重合禁止剤を用いることが好ましい。
以上のようにして製造される上記−形成[I]で表され
るビニルモノマーにおけるnは平均値で0.5〜10の
範囲であり、好ましくは0.5〜8である。0.5より
小さいと機械的物性が低下し、10を超えると耐候性が
低下するのでいずれも好ましくない。該ビニルモノマー
の使用量は5〜60重量%でおり、好ましくは10〜5
0重量%である。5重量%未満では機械的物性が低下し
、60重量%を超えると耐候性が低下するのでいずれも
好ましくない。
共重合可能なビニルモノマーとしては、メチルビニルエ
ーテル、エチルビニルエーテル、ロープロピルビニルエ
ーテル、イソプロピルビニルエーテル、ローブチルビニ
ルエーテル、イソブチルビニルエーテル、tert−ブ
チルビニルエーテル、n−ペンチルビニルエーテル、n
−ヘキシルビニルエーテル、n〜オクチルビニルエーテ
ル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、クロロメチル
ビニルエーテル、クロロエチルビニルエーテル、ベンジ
ルビニルエーテルまたはフェニルエチルビニルエーテル
の如きアルキルビニルエーテルもしくは置換アルキルビ
ニルエーテル類ニジクロペンチルビニルエーテル、シク
ロヘキシルビニルエーテルまたはメチルシクロヘキシル
ビニルエーテルの如きシクロアルキルビニルエーテル類
;ビニル2,2−ジメチルプロパノエート、ビニル2,
2−ジメチルブタノエート、ビニル2,2−ジメチルペ
ンタノエート、ビニル2.2−ジメチルヘキサノエート
、ビニル2.2−ジメチルブタノエート、ビニル2−エ
チル−2−メチルブタンエート、ご゛ニル2−エチルー
2−メチルペンタノエート、ビニル3−クロロ−2,2
−ジメチルプロパノエート、酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル、酪酸ビニル、イソ酪酸ビニル、カプロン酸ビニ
ル、カプリル酸ビニル、カプリン酸ビニル、ラウリン酸
ビニル、C9の分岐脂肪族カルボン酸ビニル、Csoの
分岐脂肪族カルボン酸ビニル、C+1の分岐脂肪族カル
ボン駿ビニル、またはステアリン酸ビニルなどの脂肪族
カルボン酸ビニル:シクロヘキサンカルボン酸ビニル、
メチルシクロヘキサンカルボン酸ビニル、安息香酸ビニ
ル、p−tert−ブチル安息香酸ビニルの如き環状構
造を有するカルホン酸ビニルエステル類;メチル(メタ
)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プ
ロピル(メタ)アクリレート、1so−プロピル(メタ
)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、1
so−ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、シクロヘ
キシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリ
レート、ジブロモプロピル(メタ)アクリレートまたは
アルコキシアルキル(メタ)アクリレートの如きアクリ
ルモノマー類:2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒ
ドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシ
ブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(
メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、ジー2−ヒドロキシエチル
フマレート、モノ−2−ヒドロキシエチル−モノブチル
フマレート、またはポリプロピレングリコールあるいは
ポリエチレングリコールのモノ(メタ)アクリレート、
プラクセルFN、 FAモノマー(ダイレル化学(株)
製、カプロラクトン付加モノマー)の如きα、β−エチ
レン性不性用飽和カルボン酸ドロキシアルキルエステル
類あるいはこれらとε−カプロラクトンとの付加物など
の水MW含有モノマー類;2−ヒドロキシエチルビニル
エーテル、3−ヒドロキシプロピルビニルエーテル、2
−ヒドロキシプロピルビニルエーテル、4−ヒドロキシ
ブチルビニルエーテル、3−ヒドロキシブチルビニルエ
ーテル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピルビニルエ
ーテル、5−ヒドロキシペンチルビニルエーテル、6−
ヒドロキシエチルビニルエーテル等の水酸基を含有する
ビニルエーテル類;グリシジル(メタ)アクリレート、
(β−メチル)グリシジル(メタ)アクリレート、(メ
タ)アリルグリシジルエーテルなどのエポキシ基含有モ
ノマー煩;フマル酸もしくはイタコン酸の如き不飽和ジ
カルボン酸と1価アルコールとのジエステル類;(メタ
)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、さ
らに2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエ
チルビニルエーテル、3−ヒドロキシプロピルビニルエ
ーテル、2−ヒドロキシプロピルビニルエーテル、4−
ヒドロキシブチルビニルエーテルの如き水酸基含有モノ
マーとマレイン酸、こはく酸、フタル酸、ヘキサヒドロ
フタル酸の如きポリカルボン酸の無水物との付加物など
の酸基含有上ツマー類;無水マレイン酸、無水イタコン
酸、無水トリメリット酸のビニルエステルなどの酸無水
物基含有モノマー煩;スチレン、α−メチルスチレン、
p−tert−ブチルスチレン、ビニルトルエンなどの
芳香族系ビニルモノマー類あるいは(メタ)アクリロニ
トリル、塩化ビニル、塩化ビニリデンなどのフルオロオ
レフィン以外のオレフィン類;ビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリプロポキシ
シラン、ビニルメチルジェトキシシラン、ビニルトリス
(β−メトキシエトキシ)シラン、アリルトリメトキシ
シラン、トリメトキシシリルエチルビニルエーテル、ト
リエトキシシリルエチルビニルエーテル、メチルジメト
キシシリルエチルビニルエーテル、トリメトキシシリル
プロピルビニルエーテル、トリエトキシシリルプロピル
ビニルエーテル、メチルジメトキシシリルプロビルビニ
ルエーテル、γ(メタ)アクリロイルオキシプロピルト
リメトキシシラン、T−(メタ〉アクリロイルオキシプ
ロピルトリエトキシシラン、もしくはr−(メタ)アク
リロイルオキシプロピルメチルジメトキシシランなどの
加水分解性シリル基を含有するビニルモノマー類がある
前記の共重合可能なビニルモノマーは、共重合性、塗装
作業性、あるいは耐候性などの塗膜性能なとの観点から
各モノマー成分およびその使用量を適宜決定すればよい
本発明の共重合体(I>を調製するには、溶液(加圧)
、塊状、懸濁手合などの公知のいずれの方法によること
もできるか、このうち、溶液重合法によるのが最も簡便
である。
その際用いられるラジカル重合開始剤としては、アセチ
ルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロ
イルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイ
ド、シクロヘキサノンパーオキサイド、tert−ブチ
ルハイドロパーオキナイド、クメンハイドロパーオキサ
イド、ジーtert−ブチルパーオキサイド、ジクミル
パーオキサイド、tert−ブチルパーオキシベンゾエ
ート、tert−ブチルパーオキシオクトエート、te
rt−ブチルパーオキシアセテート、tert−ブヂル
パーオキシピパレートの如きパーオキリイド類;アゾヒ
スイソブチロニトリルまたはアゾビスイソバレロニトリ
ルの如きアゾ系化合物などが代表的なものとして挙げら
れる。
また重合時に用いられる溶剤としては、トルエン、キシ
レン、シクロへキリン、ローヘキサン、オクタンの如き
炭化水素系溶剤:酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル
、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテートの
如きニスデル系溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、メチルアミルケトン、シクロ
ベキ4ノノンの如きケトン系溶剤ニジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドンの如
きアミド系溶剤:またはメタノール、エタノール、n−
プロパツール、l5O−プロパツール、n−ブタノール
、l5O−ブタノール、5ec−ブタノール、tert
−ブタノール、エチレングリコールモノアルキルエーテ
ルの如きアルコール系溶剤、あるいはこれらの混合物な
どが代表的なものとして挙げられる。
また、重合に際して、ラウリルメルカプタン、2−メル
カプトエタノール、α−メチルスチレンダイマーなどの
連鎖移動剤も使用することができる。
本発明における硬化剤(II)としてはアミノアルデヒ
ド樹脂またはイソシアネート化合物の如ぎ、水酸基と反
応性のあるものか挙げられ、まずアミノアルデヒド樹脂
として代表的なものにはメラミン、尿素、アセトグアナ
ミン、ベンゾグアナミン、ステログアナミンまたはスピ
ログアナミンの如きアミン基含有化合物と、ホルムアル
デヒド、パラホルムアルデヒド、アセチルアルデヒド、
またはグリオキザールの如きアルデヒド系化合物とを常
法により反応させて得られる縮合生成物、あるいはこれ
らの各縮合生成物を1価アルコール類でエーテル化せし
めて得られる、いわゆる変性物があるが、こうした代表
的なもの以外にも、塗料用として用いられているもので
おれば、いずれも適用することができる。
まI乙前記したイソシアネート化合物として代表的なも
のにはテトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネートもしくはトリメチルへキナメチレン
ジイソシアネートの如き脂肪族ジイソシアネート;イソ
ホロンジイソシアネート、メチルシクロヘキサン−2,
4−(ないしは2.6− )ジイソシアネート、4,4
“−メチレンヒス(シクロヘキシルイソシアネート)も
しくは1,3−ジ(イソシアネートメチル)シクロl−
キサンの如き脂環式ジイソシアネート:あるいはこれら
の各ジイソシアネート類と、多価アルコールもしくは低
分子量の水酸基含有重合体などとのイ」加物(アク91
〜体)、上掲した如きジイソシアネート類と、水、ヒュ
レット化剤との反応物(ビユレット体)、ざらには上掲
した如きジイソシアネート類の三量体(イソシアヌレー
ト体)などがある。
ざらに、以上に掲げられた各ポリイソシアネート類をメ
チルケトオキシムやカプロラクタムなと′の如き公知の
ブロック化剤でブロック化けしめたものも、基体とすべ
き素材や硬化条件によっては、イソシアネート化合物と
して使用することができる。
そして、当該硬化剤(II>としてのアミノアルデヒド
樹脂またはイソシアネート化合物の使用量としては、前
記した共重合体(1)の100重量部に対して5〜10
0重量部となる範囲内が適当である。この硬化剤(II
)成分の使用量が5重量部未満である場合には、塗膜の
V:橋不足という事態に陥り易く、ひいては耐候性、硬
度および耐溶剤性などが低下することになるし、逆に1
00重量部を超える場合には機械的物性が低下し、好ま
しくない。
ざらに、本発明の組成物を得るに際しては、必要に応じ
て硬化触媒を用いることもできる。
その際、前記した硬化剤(n)としてアミノアルデヒド
樹脂を用いる場合には、かかる硬化触媒としてはp−ト
ルエンスルホン酸、ジノニルナフタレンジスルホン酸、
ドデシルベンゼンスルホン酸、燐酸、燐酸エステルもし
くは塩類、あるいはそれらの酸基をアミン類でブロック
化せしめたものや、フタル酸またはハロゲンフタル酸な
とのジカルボン酸をC1〜C4なる1価アルコールで半
エステル化せしめたもの(セミエステル化物)などを用
いるのが適当である。
他方、前記した硬化剤(It)としてイソシアネート化
合物を用いる場合には、当該硬化触媒としてはジブチル
錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、トリエチル
アミンまたはジェタノールアミンなどを用いるのが適当
である。
本発明の樹脂組成物には顔料を配合してもよいし、しな
くてもよい。
顔料を配合する場合、用いられる顔料としては、従来公
知のものがいずれも使用できる。例えば、酸化チタン、
酸化鉄、鱗片状雲母に酸化チタン処理を施したもの、炭
酸カルシウム、硫酸バリウム、カーボンブラック、鉛丹
、黄鉛、各種焼成顔料の如き無機系顔料;アゾ系、フタ
ロシアニン系、キナクリドン系の如き有機顔料;また、
金粉、銀IS)、真らゆう扮、アルミニウム粉または銅
1)なとの金属粉末も含まれる。
本発明の樹脂組成物には、ざらに必要に応じて各種樹脂
類、溶剤類をはじめ、流動調整剤、色分れ防止剤、酸化
防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤またはシランカップリ
ング剤などの如き公知・隅用の各種添加剤を加えること
ができるのは勿論のことである。
前記各種樹脂類の代表的なものには、ニトロセルロース
、セルロースアセテートブチレートの如き繊wL素系(
か1脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合樹脂、ケトン樹
脂、石油樹脂、アクリル系重合体、オイルフリーアルキ
ド樹脂、アルキド樹脂またはエポキシ樹脂などがある。
前記溶剤類としては、本発明の共重合体(I>を調製す
る際に用いられるものと同様の前掲した溶剤、およびそ
れらの混合物か使用できる。
本発明の樹脂組成物は常法により被塗物に塗布し、常温
で数日間乾燥ぜしめることにより、あるいは60〜30
0 ’Cなる温度で30秒〜60分間焼き付けることに
より硬化塗膜となすことができる。その条件は使用する
共重合体(1)、硬化剤(I[)や被塗物の性状などか
ら適宜、選択すればよい。
本発明の樹脂組成物を用いて着色塗料となした場合には
自動車補修用、一般建材用、建築外装用、スレート用、
乱用、金属用、プラスチック用の被覆材として適用でき
るし、他方、本発明の樹脂組成物をクリヤー塗料として
用いる場合は自動車補修などの2コートメタリツク塗膜
形成のためのクリヤー用塗料としての適用も可能である
。上掲の諸用途のうち、自動車の弾性バンパー、その他
プラスチック部品等への被覆材、プレコートメタル用被
覆材、コンクリートモルタルのヒヒ割防止被覆材等の高
度の耐候性、機械的物性を要求される用途には特に有効
でおる。
[実施例] 以下、本発明を原料製造例、実施例および比較例により
更に具体的に説明するか、本発明はこれら実施例に限定
されるものではない。なあ、以下において、部および%
は、特に断りのない限りすべて重量基準である。
原料製造例1(ラクトン変性ビニルモノマーの調製例) 撹拌装置、温度計、窒素導入管および還流冷却器を僅え
た反応器に、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル33
7部、ε−カプロラクトン663部、重合禁止剤として
トリブチルアミ20.05部、触媒としてテトライソプ
ロピルチタネート0,08部を什込み、窒素雰囲気中、
120°Cで20時間反応させ、ラクトン変性4−ヒト
ロキシブブルヒニルエーデル(式[I]におけるnの平
均値;  2.0>を得た。
ε−カプロラクトンの反応率は99.6%で必った。
1qられたラフ1〜ン変性4−ヒドロキシブチルヒニル
工−チルをラクトン変性ビニルモノマ−(b−1>と略
称する。
原料製造例2(ラクトン変性ビニルモノマーの調製例) 原料製造例1と同様の反応器に、3−ヒドロキシプロピ
ルビニルエーテル300部、ε−カプロラクトン700
部、重合禁止剤としてトリブチルアミン0.05部、触
媒として亜鉛アセチルアセトネ−1〜0.1部を仕込ん
で原料製造例1と同様に反応させ、ラクトン変性3−ヒ
ドロキシプロピルビニルエーテル(式[I]におけるn
の平均値:  2.1)を得た。
ε−カプロラクトンの反応率は99.3%でおった。
(qられたラクトン変性3−ヒドロキシプロピルビニル
エーテルをラクトン変性ビニルモノマー(b−2>と略
称する。
原料製造例3(ラクトン変性ビニルモノマーの調製例〉 原料製造例1と同様の反応器に、2−ヒドロキシエチル
ビニルエーテル182部、ε−カプロラクトン819部
、重合禁止剤としてトリブチルアミン0、05部、触媒
としてテトライソプロピルチタネートo、i部を仕込ん
で原料製造例1と同様に反応させ、ラクトン変性2−ヒ
ドロキシエチルビニルエーテル(式[I]におけるnの
平均値;  3.6)を得た。ε−カプロラクトンの反
応率は99.5%であった。得られたラクトン変性2−
ヒドロキシエチルビニルエーテルをラクトン変性ビニル
モノマー(b−3>と略称する。
原料!!造例4(共重合体(I)の調製例)窒素で十分
置換した21のステンレス製オートクレーブにエチルビ
ニルエーテル(以下、EVEど略称する)180部、ベ
オバー9(オランダ国シェル社製、C9なる分岐脂肪酸
のビニルエステル)120部、ラクトン変性ビニルモノ
マ−(b−1>300部、酢酸ブチル430部、アゾビ
スイソバレロニトリル(以下、ABNVと略称する〉1
5部、t−ブチルパーオキシオクトエート(以下、TB
POと略称する)10部、ザノール[S−765(三共
(株)製、ヒンダードアミン化合物)3部を仕込んだ。
次いで液化採取したクロロトリフルオロエチレン400
部を圧入し、撹拌しながら60’Cで15時間反応させ
ると、不揮発分(N、 V、)f37%となった。
室温まで冷却したのち、キシレン175部を加え、N、
V、60%、色数1の共重合体を得た。以下、これを共
重合体(I−1>と略称する。
原料製造例5(共重合体(I>の調製例)原料製造例4
と同様の反応器に、EVE100部、シクロヘキシルビ
ニルエーテル120部、ラクトン変性ビニルモノマー(
b−2)300部、酢酸ブチ/L、 430部、ABN
V15部、TBPOIO部、サノールLS−7653部
を仕込んだ。次いで液化採取したクロロトリフルオロエ
チレン480部を圧入し、撹拌しなから60’Cで15
時間反応させると、N、V。
68%となった。室温まで冷却したのら、キシレン19
4部を加え、N、V、60%、色数1の共重合体を得た
。以下、これを共重合体(I−2>と略称する。
原料製造例6〈共重合体(I)の調製例)原料製造例4
と同様の反応器に、EVEを165部、ラクトン変性ビ
ニルモノマ−(b−3>を475部、酢酸ブチルを43
0部、ABNVを15部、TBPOを10部、サノール
LS−765を3部仕込んだ。次いで液化採取したクロ
ロトリフルオロエチレン360部を圧入し、撹拌しなが
ら60℃で15時間反応させると、N、V、68%とな
った。室温まで冷却したのら、キシレン194部を加え
、N、V。
60%、色数1の共重合体を得た。以下、これを共重合
体(I−3>と略称する。
原料!!造例7(共重合体(1)の調製例)原料製造例
4と同様の反応器に、EVEを200部、ベオバー9を
120部、ラフ1〜ン変性ビニルモノマー(b−1)を
300部、メチルイソブチルケトンを、1130部、A
BNVを15部、TBPOを10部、サノールLS−7
65を3部仕込んだ。次いで液化採取したテトラフルオ
ロエチレンを400部圧入し、撹拌しなから60’Cで
15時間反応させると、N、V。
69%となった。室温まで冷却したのち、キシレン23
0部を加え、N、V、60%、色数1の共重合体を得た
。以下、これを共重合体(I−4)と略称する。
比較用原料製造例8(比較対照用水酸基含有フルオロオ
レフィン共重合体の調製例) 原料製造例]と同様の反応器に、水酸基を有するフルオ
ロオレフィン共重合体く旭硝子(株)製、ルミフロンL
F−200、水il!基価53、不揮発分60%)88
2部、ε−カプロラクトン114部、テトライソプロピ
ルチタネート0.1部、キシレン40部、酢酸ブチル3
6部を仕込んだ。窒素雰囲気中、120’Cで18時間
反応させて、N、V、50%、色数(ガードナー法)4
のラクトンで変性した水酸基含有フルオロオレフィン共
重合体を得た。以下、この共重合体を(R−1>と略称
する。
実施例1 共重合体(I−1)100部、タイベークCR−93(
6原産業(株)製、酸化チタン)47部、キシレン20
部、酢酸ブチル15部の混合物をサンドミルで1時間か
けて顔料を分散した。
次いで、パーノックDN−980(大日本インキ化学工
業(株)製、イソシアネート化合物〉を14.4部加え
、ンルベツン100(エクソン社製、石油系溶剤)、キ
シレン、セロソルブアゼチーi〜がそれぞれ50/30
/20の重準比からなる混合溶剤で塗装粘度()t−ド
カツプ#4 20’C16秒)に希釈し、樹脂組成物を
調製した。
実施例2〜7.比較例1〜3 実施例1と同様の方法で、表−1に示す配合で混合し、
希釈して樹脂組成物を調製した。
*1)日本ポリウレタン(株)製;ブロック化したポリ
イソシアネート化合物 *2)住友化学(株)製;メチル化メラミン樹脂*3)
米国キング・インダストリー社製;ジノニルスルホン酸
系硬化促進剤 *4)日本チバガイギー社製:紫外線吸収剤応用例1〜
7.比較応用例1〜3 各実施例および比較例で得られたそれぞれの白色塗料用
の樹脂組成物を用いて、常法でスプレー塗装を行い、次
いで表−2に示されるような条件で硬化せしめた。
このようにして得られた、それぞれの硬化Illについ
て行った諸性能の比較の結果を表−2に併せて示す。
表−2より明らかなように、本発明の樹脂組成物は(傷
めて優れた機械的物性と耐候性を示す。
(以下余白〉

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)フルオロオレフィン15〜70重量% (b)一般式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、mは2以上の整数、nは0以上 の整数で平均値0.5〜10を示す) で表されるビニルモノマー5〜60重1% (c)これと共重合可能な他のビニルモノマー80〜5
    重量% からなる共重合体( I )と、水酸基と反応する官能基
    を有する硬化剤(II)との混合物を主成分とすることを
    特徴とする塗料用硬化性樹脂組成物。
  2. (2)水酸基と反応する官能基を有する硬化剤(II)が
    アミノアルデヒド樹脂である請求項(1)記載の塗料用
    硬化性樹脂組成物。
  3. (3)水酸基と反応する官能基を有する硬化剤(II)が
    イソシアネート化合物である請求項(1)記載の塗料用
    硬化性樹脂組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03143918A (ja) * 1989-10-27 1991-06-19 Daicel Chem Ind Ltd 単量体を含む反応性組成物
US5030684A (en) * 1988-09-28 1991-07-09 Vianova Kunstharz, A.G. Acrylate copolymers containing hydroxyl and fluorine groups as additives for aqueous anionic paint systems

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US5030684A (en) * 1988-09-28 1991-07-09 Vianova Kunstharz, A.G. Acrylate copolymers containing hydroxyl and fluorine groups as additives for aqueous anionic paint systems
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