JPH0246955Y2 - - Google Patents

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JPH0246955Y2
JPH0246955Y2 JP9921885U JP9921885U JPH0246955Y2 JP H0246955 Y2 JPH0246955 Y2 JP H0246955Y2 JP 9921885 U JP9921885 U JP 9921885U JP 9921885 U JP9921885 U JP 9921885U JP H0246955 Y2 JPH0246955 Y2 JP H0246955Y2
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JP
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bone
knee
leg member
pair
connecting pieces
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JP9921885U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の属する技術分野] この考案は人形の膝又は肘に用いられる関節構
造に関するものである。
[従来技術とその欠点] 一般に人形の関節構造には、接続される二つの
骨に相当する結合部材の枢着点が一つあるものと
二つあるものとがある。前者は、外観の不自然さ
が少ないが、可動範囲が狭いため、自由なポーズ
が採りにくい欠点があり、後者は、可動範囲が拡
大されるので、自由なポーズが採り易いが、屈曲
した状態において関節が二つあるような不自然感
が強いという欠点がある。
[この考案の目的] この考案は上記の点に鑑み、特に膝部材を特殊
な構造とすることにより、外観は不自然感を持た
ず、かつ、広い可動範囲により自由なポーズも取
り易くした人形用関節構造を提供することを目的
とする。
[目的達成手段] 上記目的を達成するため、この考案は、前包
部、一枚の連結片、左右に隔てた一対の連結片を
有する膝部材を形成し、一枚の連結片に人形の第
1骨の一端を、左右一対の連結片に第2骨の一端
をそれぞれ枢着するようにしたものであり、前包
部は人間又は動物の膝の外観に類似する形状と
し、一枚の連結片は第1骨の切欠に嵌合枢着する
とともに、一対の連結片をその間に第2骨の一端
の設けた突片を嵌合して枢着する構造とすること
によつて、第1骨と膝部材と第2骨の外観が見掛
け上一体に連続するようにし、また屈曲しても相
互間に不自然な間隔が発生しないようにし、さら
に第1骨と第2骨の相対角度を変える場合に第1
骨と膝部材と第2骨とが相互に干渉しないように
したものである。
[この考案の実施例] 次に、この考案を人形の脚に適用した例につい
て図面に基いて説明する。
図面においてAは膝部材であり、前面に突面を
なす前包部1とその前包部の背面上部において突
設された一枚の連結片2と、同じく前包部の背面
下部において前記連結片2の両側に隔てた一対の
連結片3,4とを有している。そして、前包部背
面において前記連結片2の周囲と前記一対の連結
片の周面により接触面5が形成されている。この
接触面は一対の連結片の上面及び基部を通つて連
結片2の基部に掛けて円弧状に連続する凹面5a
を有している。
そして、前記連結片2及び左右一対の連結片
3,4にはそれぞれこれと直角な方向に貫通する
孔6,7,8が設けられている。また、前包部1
の下面には一対の連結片3,4に結合される第2
骨の回動範囲を規制する係止部9が設けられてい
る。
Bは前記膝部材Aの連結片2に結合される第1
骨に相当する人形の上脚部材であり、その下端部
中央に前方、下方及び後方にわたつて開放する縦
切欠10が設けられている。また、上脚部材の下
端部は略半円状に形成されている。そして上脚部
材Bと膝部材Aとは前記連結片2を上脚部材の前
記縦切欠10内に嵌合し、上脚部材の下端部にお
いてピン12を連結片2の貫通孔6に貫通し、ピ
ンを上脚部材に固着することにより、そのピンを
中心として回転可能に結合されている。
前記縦切欠10の形成方法及び前記ピン12の
取付方法は任意であるが、図示の例においては上
脚部材を左右両部材13,14に分割形成し、各
部材の下端部に凹部15,16を形成するととも
に、一方の部材13の凹部対向面にピン12を突
設し、他の部材14の下端部凹面中央に孔17を
形成して、ピン12を膝部材の連結片2の貫通孔
6に貫通したのち両部材13,14を突き合せる
とともに、ピン12の端部を孔17に嵌合し、両
部材13,14をねじ18により固着することに
より、凹部15,16により縦切欠10を形成
し、かつ、ピン12を両部材によつて固定してい
る。
こうして、上脚部材Bを膝部材Aに枢着した状
態において、膝部材の接触面5の凹面5aと上脚
部材の下端部の外周面とがピン12を中心とする
共通の円弧に沿つて接触又は近接している。
また、膝部材の一面の連結片2を上脚部材の切
欠10に嵌合して枢着してあるから、上脚部材の
下端部外面と膝部材の両側面、すなわち、一対の
連結片の側面とが滑らかに連続する。
また、上脚部材の下端部と膝部材Aの接触面の
少なくとも凹面が円弧状に近接しているから、上
脚部材をピン12を中心として回動して、いわゆ
る膝折りの動作をしても、上脚部材と膝部材が自
然な形態を保つて連続する。
Cは第2骨に相当する下脚部材である。その上
端面中央に前記膝部材の一対の連結片の間の間隙
の幅とほぼ等しい厚さを有する突片19が設けて
あり、その突片に貫通孔20が形成されている。
また、下脚部材の上端面の突片19の周囲に残さ
れた部分によつて接触面21が形成されている。
そして、膝部材Aと下脚部材Cとは前記膝部材
の一対の連結片3,4の間に下脚部材の突片19
を嵌合し、一対の連結片の貫通孔7,8と突片1
9の貫通孔20とにピン22を抜け止めすること
により、そのピン片22を中心として回転可能に
結合されている。その場合に、下脚部材の接触面
21は連結片3,4の下面に接触している。それ
により、膝部材Aの下面と下脚部材Cの上端面と
の間に不要な隙間が生じないようになつている。
そして、膝部材の前方部下面には係止部9が設け
られているので、下脚部材Cは膝部材に対して垂
直状態により後方にのみ回転可能である。
膝部材Aと下脚部材Cは、上記のように一対の
連結片3,4の間に下脚部材の上端面中央部を設
けた把手19を嵌合して枢着してあるので、膝部
材Aの両側面と下脚部材Cの上端部とがなめらか
に連続し、従つて、上脚部材B、膝部材A及び下
脚部材Cが人の膝と同様に一体に連続しているよ
うな外観を呈する。
また、上述のように、膝部材Bの下端部と膝部
材Aの接触面以降の上部とが円弧に沿つて接触し
ているので、上脚部材のピン12の回りに回転し
て下脚部材との相対角度を変更しても、上脚部材
と膝部材の連続状態に変化が生じないから、この
関節部材Aは見掛け上ピン22のただ一つの枢着
点を有するものであるかのような外観を備える。
従つて、実際は枢着点は二つ12,22であつ
ても、従来品のように関節が二つあるような不然
感がない。
上記の実施例は脚に適用した場合であるが、こ
の考案は人形の腕関節又は動物玩具の前脚もしく
は後脚の関節にも適用することが可能である。
なお、実施例では第1骨に切欠を設けて膝部材
の一つの連結片を嵌合枢着し、第2骨に突片を設
けてこれを膝部材の一対の連結片の間に嵌合枢着
したが、一つの連結片と一対の連結片の上下関係
は特に限定されない。
[この考案の効果] 上述のように、この考案によれば、一つの連結
片を第1骨の切欠に嵌合枢着し、一対の連結片の
間に第2骨の突片を嵌合枢着したので、第1骨、
膝部材、第2骨の外側面がなめらかに連続するこ
ととなり、また、第1骨又は第2骨を膝部材に対
して回転する時に各骨の端面と膝部材の接触面と
の間にほとんど隙間が生じないので、関節に自然
な外観が得られる。
そして、膝部材と第1骨及び第2骨との結合は
2点で枢着されているから、各骨の可動範囲が広
く、自由なポーズを採ることができる。また、屈
曲角度に関係なく外観が連続するので、従来のよ
うに関節が二つあるような不自然感がない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すものであり、
第1図は分解斜視図、第2図は組立てた状態の斜
視図である。 A……膝部材、2……一つの連結片、3,4…
…一対の連結片、5……接触面、5a……凹面、
9……係止部、B……第1骨である上脚部材、C
……第2骨である下脚部材、11……縦切欠、1
9……突片、12,22……ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (イ) 前包部背面の上部と下部のいずれか一方に一
    枚の連結片を、他方に左右に隔てた一対の連結
    片を設けて膝部材を形成し、 (ロ) 一枚の連結片は、これを人形の結合される第
    1骨と又は第2骨の端部に設けた縦切欠に嵌合
    して枢着し、 (ハ) 一対の連結片は、その間に人形の第2骨又は
    第1骨の端部に設けた突片を嵌合して枢着して
    なる人形の関節構造。
JP9921885U 1985-06-29 1985-06-29 Expired JPH0246955Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9921885U JPH0246955Y2 (ja) 1985-06-29 1985-06-29

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JP9921885U JPH0246955Y2 (ja) 1985-06-29 1985-06-29

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JPS626888U JPS626888U (ja) 1987-01-16
JPH0246955Y2 true JPH0246955Y2 (ja) 1990-12-11

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ID=30967889

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JP9921885U Expired JPH0246955Y2 (ja) 1985-06-29 1985-06-29

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4636403B2 (ja) * 2004-10-27 2011-02-23 株式会社ボークス 人形の骨格構造及び該人形

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JPS626888U (ja) 1987-01-16

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