JPH0246879Y2 - - Google Patents

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JPH0246879Y2
JPH0246879Y2 JP1986194853U JP19485386U JPH0246879Y2 JP H0246879 Y2 JPH0246879 Y2 JP H0246879Y2 JP 1986194853 U JP1986194853 U JP 1986194853U JP 19485386 U JP19485386 U JP 19485386U JP H0246879 Y2 JPH0246879 Y2 JP H0246879Y2
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JP
Japan
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temperature
drum
sensitive switch
switch means
thermostat
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は衣類乾燥機に関し、とくに加熱手段
が過熱状態になることを防止するために設けられ
る感温スイツチ手段の取付位置の改良に関する。
(ロ) 従来の技術 衣類乾燥機、とくにはガスバーナを使用して空
気を加熱し、その加熱空気を利用してドラム内の
被乾燥物を乾燥させる衣類乾燥機においては、第
5図に示すような制御回路によつて、乾燥運転時
の燃焼の制御をおこなつている。
まず、マイクロコンピユータ(以下マイコンと
記す)30の出力部30aを介して電装セツト3
1に通電がなされる。この時ドラム前面にあるド
アに設けられるドアスイツチ32は閉成してい
る。電装セツト31に通電がなされると、フエイ
ルセーフのために直列に接続され、第6図に示す
ように、加熱室33の側壁外側に設けられた過熱
防止サーモスタツト34は、乾燥運転のために空
気を加熱する加熱室33の温度が、過熱防止サー
モスタツト34の設定温度以下であるので閉成し
ており、ガスバルブ35に通電して、ガスバルブ
35が開く。この時点火プラグ36が通電されて
火花を発生させることによつて、加熱室33内の
バーナ37が点火し、乾燥運転(燃焼運転)が開
始される。そして過熱された空気の温度は、乾燥
到達許容温度まで温度調節サーモスタツト38を
利用して上昇される。なお、マイコン30の制御
部30bは、乾燥運転や冷風運転などの時間制御
などをおこなうものである。
そして、乾燥運転の途中に、たとえばフイルタ
の目づまりなどによつて、加熱室33内の温度が
異常に上昇した場合には、ガスバルブ35に直列
に接続された過熱防止サーモスタツト34が開成
することにより燃焼は停止し、たとえば警報(ア
ラーム)によつて異常事態が発生したことを報知
するように構成されるものが知られている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の構成においては、ガスバ
ルブ35と過熱防止サーモスタツト34が直列に
接続されており、ガスバルブ35が故障した、あ
るいはガス供給が切れた場合の失火も過熱防止サ
ーモスタツト34の動作時と現象的には同一(い
ずれの場合も炎が消える)となり、原因が限定し
にくいということになつた。すなわち、加熱室3
3が過熱状態になり、過熱防止サーモスタツト3
4が作動して失火に至つたのか、ガスバルブ35
の不良あるいはガス供給切れにより失火となつた
のかが区別しくかつた。
この考案は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、乾燥運転中にどのような原因にて失火に至つ
たのかを容易に把握することができる機能を有す
る衣類乾燥機を提供しようとするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 この考案の構成は、外装体内に、被乾燥物を収
納するドラムと、ドラム内の被乾燥物を乾燥させ
るべく空気を加熱する加熱手段と、ドラムを回転
させるとともにドラム内へ加熱手段により加熱さ
れた空気を送るフアンを回転させる電動機とを備
え、さらに加熱手段の作動によつて加熱された空
気の上記フアンの回転により発生する空気流が略
消滅する異常が発生し取付位置の周囲温度が所定
の設定温度を超えた際に作動する第1の感温スイ
ツチ手段と、第1の感温スイツチ手段の作動後遅
れて加熱手段が所定の設定温度を超えたことを検
出して作動し加熱手段の作動を停止させる第2の
感温スイツチ手段と、第1の感温スイツチ手段が
作動した際に出力する信号により上記異常が発生
したことを報知する報知手段とを備えたことを特
徴とする衣類乾燥機である。
第1および第2の感温スイツチ手段としては、
サーモスタツトが好適である。また、温度によつ
て抵抗値が変化する、たとえばサーミスタなどの
感温素子と、その感温素子に接続されて感温素子
の抵抗値が所定値になつた際に作動するリレーと
で構成されるものであつてもよい。
(ホ) 作用 加熱手段にて加熱された空気が、電動機によつ
て回転されるドラム内にフアンにより送られて乾
燥運転がおこなわれる。この乾燥運転の際に、加
熱手段によつて加熱された空気の上記フアンの回
転により発生する空気流が略消滅する異常が発生
し取付位置の周囲温度が所定の設定温度を超える
と、第1の感温スイツチ手段が作動し、信号を出
力し、この信号によつて報知手段は上記異常が発
生したことを報知する。この後遅れて第2の感温
スイツチ手段が作動すると、加熱手段の作動が停
止する。したがつて、加熱手段が作動を停止した
原因、つまり異常の原因が容易に判断できる。
(ヘ) 実施例 以下この考案の実施例を図面にて詳述するが、
この考案は以下の実施例に限定されるものではな
い。
第1図および第2図において、1は外装体で、
その内部に被乾燥物を収納するドラム2が回転可
能に設けられる。ドラム2はほぼ円筒形をしてお
り、その胴部には多数の開口2aが設けられる。
ドラム2の上部には、加熱室3とその内部に設置
されるガスバーナ4および加熱室3と隔壁5にて
仕切られた部位に設けられるガバナ6とで構成さ
れる加熱手段8が設けられる。またドラム2の下
方には、前方に延出した回転軸に送風用のフアン
9が固定されるとともに、後方に延出した回転軸
にプーリ10が固定された電動機11が設置され
る。プーリ10とドラム2の胴部外面との間にベ
ルト12がかけられ、電動機11の回転力がドラ
ム2に伝達されるよう構成されている。13は外
装体1背面下部に設けられた排気口、14はフア
ン9前方に設けられたフイルタ、15はドラム2
の入口の開閉可能に閉塞するドア、16はコイン
投入部である。
加熱室3の天板3a外側には、第3図に示すよ
うに、第1の感温スイツチ手段(以下第1サーモ
スタツトと記す)17が、ほぼガスバーナ4の上
方に位置する部位に密着して取り付けられる。同
じく加熱室3の側板3b外側の天板3aに近い位
置に、第2の感温スイツチ手段(以下第2サーモ
スタツトと記す)18が密着して取り付けられ
る。
第4図はこの実施例における制御回路図であ
る。
19はマイクロコンピユータ(以下マイコンと
記す)で、乾燥運転や冷風運転などの運転時間を
制御するとともに、ガスバーナ4の点火動作など
を制御する電装セツト20を制御する。またマイ
コン19の制御部19bには、第1サーモスタツ
ト17と、異常をたとえば発光ダイオードなどの
光でもつて報知する報知手段21および電装セツ
ト20が接続される。報知手段21としては、ブ
ザーなど音を発生するものであつてもよい。マイ
コン19の出力部19aは、電装セツト20への
通電を制御する。電装セツト20には、加熱手段
8にて加熱される空気の温度を調整するための温
度調節サーモスタツト22、ガスバーナ4に点火
するために火花を発生させる点火プラグ23が接
続されるとともに、ガスバーナ4へのガスの供給
を制御するガスバルブ24と直列に接続された第
2サーモスタツト18が接続される。25はドア
15の開閉により開成、閉成するドアスイツチで
ある。
つぎに、乾燥運転中に発生した異常の検出動作
について説明する。
乾燥運転は、点火プラグ23によりガスバーナ
4に点火され、ガスバーナ4によつて加熱室3内
の空気が加熱され、加熱空気がフアン9の回転に
よつて、回転しているドラム2内へ導入されるこ
とによつてなされる。ドラム2内を通過し、ドラ
ム2内の被乾燥物の湿気を含んだ空気は、フイル
タ14を通過したのち、排気口13より外装体1
外部へ排出される。この乾燥運転時において、ガ
スバーナ4の炎は、フアン9の回転によつて、第
3図に矢印Bで示す方向に吸い寄せられるため、
第1サーモスタツト17の取付位置の温度は第2
サーモスタツト18の取付位置の温度より高温と
なる。
ここで第1および第2サーモスタツト17およ
び18は、同一の所定の設定温度に設定するもの
とする。したがつて、この場合、何らかの異常が
発生した場合にはかならず第1サーモスタツト1
7が先に作動するものである。
いまフイルタ14の目づまりあるいはフアン9
の回転の停止などにより、加熱手段8にて加熱さ
れた空気の空気流がほぼ消滅するといつた異常が
発生したとする。これによりガスバーナ4の炎は
第3図の矢印Bの方向には吸い寄せられなくな
り、したがつて炎が立つて第1サーモスタツト1
7の取り付けられた天板3aを加熱する状態とな
り、第1サーモスタツト17の取付位置の周囲温
度が上記設定温度を超えることとなる。そして第
1サーモスタツト17が作動(開成)することに
より、出力される信号をマイコン19の制御部1
9bが検出し、制御部19bが報知手段21に信
号を出力して上記異常が発生したことを使用者に
報知する。そして加熱室3内の温度が上昇する
と、第1サーモスタツト17の作動から少し遅れ
て第2サーモスタツト18が作動する。つまりそ
れぞれのサーモスタツト17,18は同一の設定
温度であり、第2サーモスタツト18の取付位置
は加熱室3の側板3bに取り付けられているの
で、その取付位置の周囲温度の上昇は第1サーモ
スタツト17の取付位置の周囲温度の上昇より遅
いためである。第2サーモスタツト18が作動
(開成)すると、ガスバルブ24への通電が停止
されるので、ガスバーナ4へのガスの供給が停止
され乾燥運転の途中で失火する。すなわち第2サ
ーモスタツト18は、従来の過熱防止サーモスタ
ツトと同様に作用するものである。
つぎに、上記とは別の原因で途中失火に至つた
とする。すなわち、第1サーモスタツト17が作
動せず、したがつて報知手段21が何も報知せず
に失火するという状態である。この場合、加熱手
段8が過熱状態になつたことでガスバルブ24の
作動が停止されたのではないので、ガス供給切れ
あるにはガスバルブ24の不良による途中失火で
あると推察することができる。つまり、上記異常
の場合と同様途中失火となるものであるが、報知
手段21が作動、言い換えれば第1サーモスタツ
ト17が作動していないので、途中失火の原因が
把握できるものとなる。
(ト) 考案の効果 この考案によれば、感温スイツチ手段の1つを
フアンによつて加熱手段から空気流が導かれる地
点、すなわち現行の位置よりも高い温度の点に取
り付けてあるので、フイルタの目づまりなどから
発生する異常温度上昇を早く検知でき、途中失火
が発生した場合の原因推察(分析)が容易にでき
る衣類乾燥機が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の後方からの内部構
成を示す内部構成図、第2図は第1図におけるA
−A線断面図、第3図は第1および第2の感温ス
イツチ手段の取付位置を示す加熱室の要部拡大後
面図、第4図は制御回路の電気回路図、第5図お
よび第6図はそれぞれ従来例の第4図相当図およ
び第3図相当図である。 1……外装体、2……ドラム、8……加熱手
段、9……フアン、11……電動機、17……第
1の感温スイツチ手段、18……第2の感温スイ
ツチ手段、21……報知手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外装体内に、被乾燥物を収納するドラムと、ド
    ラム内の被乾燥物を乾燥させるべく空気を加熱す
    る加熱手段と、ドラムを回転させるとともにドラ
    ム内へ加熱手段により加熱された空気を送るフア
    ンを回転させる電動機とを備え、さらに加熱手段
    の作動によつて加熱された空気の上記フアンの回
    転により発生する空気流が略消滅する異常が発生
    し取付位置の周囲温度が所定の設定温度を超えた
    際に作動する第1の感温スイツチ手段と、第1の
    感温スイツチ手段の作動後遅れて加熱手段が所定
    の設定温度を超えたことを検出して作動し加熱手
    段の作動を停止させる第2の感温スイツチ手段
    と、第1の感温スイツチ手段が作動した際に出力
    する信号により上記異常が発生したことを報知す
    る報知手段とを備えたことを特徴とする衣類乾燥
    機。
JP1986194853U 1986-12-18 1986-12-18 Expired JPH0246879Y2 (ja)

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JP1986194853U JPH0246879Y2 (ja) 1986-12-18 1986-12-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59188098U (ja) * 1983-05-30 1984-12-13 株式会社東芝 乾燥機

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JPS6398197U (ja) 1988-06-25

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