JPH024683Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH024683Y2
JPH024683Y2 JP1986018593U JP1859386U JPH024683Y2 JP H024683 Y2 JPH024683 Y2 JP H024683Y2 JP 1986018593 U JP1986018593 U JP 1986018593U JP 1859386 U JP1859386 U JP 1859386U JP H024683 Y2 JPH024683 Y2 JP H024683Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
oxygen
main body
valve
oxygen cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986018593U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62130638U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986018593U priority Critical patent/JPH024683Y2/ja
Publication of JPS62130638U publication Critical patent/JPS62130638U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH024683Y2 publication Critical patent/JPH024683Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は服のポケツト、ハンドバツク等に入れ
て容易に携帯することができる携帯用酸素ボンベ
に関する。
〔考案の概要〕
本考案は携帯用酸素ボンベにおいて、貯蔵部に
貯蔵されている酸素を一旦蓄積部に蓄積し、蓄積
部から放出口を介して外部に放出するようにして
いる。
〔従来の技術〕
劇場、車中等の人混みの中で気分が悪くなり、
吐気を感じるような場合、酸素を補給することに
より気分を回復することができる。そのため服の
ポケツト、ハンドバツク等に入れて容易に携帯す
ることができる携帯用酸素ボンベが商品化され、
市販されている。斯かる携帯用酸素ボンベはその
本体が略円柱状の形状をしており、ラツパ状の酸
素マスクから酸素を吸入することができるように
なつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の携帯用酸素ボンベはこのように、基本的
に円柱上の本体とラツパ状のマスクとから構成さ
れているため、全体の形状が大きくなるばかりで
なく、いかにも酸素ボンベを使用していることが
他人に容易に覚られてしまい、例えば比較的羞恥
心が強い女性等は使用したくても使用し難い欠点
があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、本体と、本体に対して回動自在に取
り付けられた蓋体とよりなる携帯用酸素ボンベに
おいて、本体に、酸素を貯蔵する貯蔵部と、貯蔵
部より放出された酸素が一旦蓄積される蓄積部
と、貯蔵部から蓄積部への酸素の放出を制御する
弁と、酸素を外部へ放出する放出口と、蓋体を放
出口を閉塞する位置にロツクするロツク手段と、
蓋体のロツクを解除し、蓋体を放出口を開放する
位置に開放可能にする解除手段と、弁を駆動する
駆動手段とを設けることを特徴とする。
〔作用〕
しかして本考案の携帯用酸素ボンベを使用する
場合、先ず解除手段を操作し、ロツク手段による
蓋体のロツクを解除する。本体に対して蓋体を回
動すると放出口が露出し、弁を駆動手段により制
御することにより酸素の放出が可能になる。貯蔵
部に貯蔵されていた酸素は弁を介して蓄積部に放
出される。蓄積部は所定の容積の空間により形成
されているので、流入された酸素が一旦そこで蓄
積される。その結果放出口を介して外部に放出さ
れる酸素の拡がりを適当にすることができる。
〔実施例〕
以下図を参照して本考案の実施例を説明する。
本考案の携帯用酸素ボンベは基本的に、金属、合
成樹脂等よりなる本体1と本体1に対して回動自
在に取り付けられた蓋体2とから構成されてい
る。本体1と蓋体2との間にはスプリング3が設
けられ、蓋体2を開放する方向に付勢している。
本体1の上平面の略中央には酸素を放出する放出
口4が形成されている。5は本体1の上平面の前
端部近傍に設けられた孔であり、蓋体2に設けら
れた突起部6が嵌入されるようになつている。7
は本体1の外部正面に設けられた釦であり、蓋体
2を開放し、酸素を放出するとき押圧される。8
は本体1の後面に設けられた孔であり、酸素を補
充するとき用いられる。9は蓋体2の内側に取り
付けられた鏡である。
第2図及び第3図に示すように、本体1には、
外壁14と内壁15とにより、圧縮した高圧の酸
素を貯蔵する貯蔵部11が形成されている。また
外壁14と、内壁15と、内壁16により蓄積部
12が形成されている。さらに外壁14と内壁1
6とにより収容部13が形成されている。貯蔵部
11と蓄積部12とは通路32を介して連通可能
になつている。収容部13には、通路32を開閉
する弁32を駆動するレバー41,51、突起部
6等よりなる駆動手段と、蓋体2をロツクする板
バネ62、突起部6等よりなるロツク手段と、そ
のロツクを解除する釦7、板バネ62、突起部6
等よりなる解除手段が収容されている。
使用時、釦7を指等で押圧すると、釦7に押圧
されて板バネ62が後方に弾性変形し、第6図に
おいて、実線で示す位置から破線で示す位置に後
退する。その結果突起部6の段部61と板バネ6
2との係合が解除される。蓋体2はスプリング3
により付勢されているので、その付勢力により第
1図に示すように開放される。
蓋体2が開放されると、突起部6の段部64に
よる押圧が解除され、レバー51が支点52を中
心として第5図において時計方向に回動可能にな
る。その結果スプリング45の付勢力によりレバ
ー41が支点42を中心として第4図において反
時計方向に回動し、ストッパ46に当接する位置
まで移動する。このときレバー41の一端はレバ
ー51の傾斜部53を押圧し、レバー51を第5
図において時計方向に回動させる。
レバー41の他端には溝43が形成されてお
り、その溝43が弁31の段部44に係合してい
る。従つてレバー41が支点42を中心として第
4図において反時計方向に回動すると、弁31が
第4図において下方向に押圧され、通路32が開
放される。その結果貯蔵部11に高圧で貯蔵され
ていた酸素が比較的狭い通路32を介して蓄積部
12に放出される。蓄積部12は通路32より充
分広い容積の空間より形成されているので、通路
32より勢いよく放出された酸素はその流速が若
干弱められ、一旦この蓄積部12に蓄積される。
従つて蓄積部12に蓄積された酸素は、内壁16
に形成された複数の孔18、並びに外壁(上平
面)14に形成された放出口4を形成する複数の
孔17を介して外部に放出されるが、その拡がり
は、孔18,17の径と数を適当な値に設定する
ことにより適当に規制することができ、ラツパ状
のマスクは不要となる。
この効果をより高めるため、例えば第7図に示
すように、蓋体2を本体1に対して90度以内の所
定の位置で停止させ、両者の間に空間部71を形
成するようにしてもよい。このときさらに本体1
と蓋体2の両側部に、布、ビニール等ジヤバラ状
に変形することが可能な遮蔽物72を設ければ、
空間部71をより適格に規制することが可能にな
る。
また弁31を本体1の水平面内(高さと略垂直
な方向)で移動するようにしたので、第1図に示
すように、本体1をその高さHをその幅W及び長
さLより小さくし、コンパクトのような薄い形状
にすることが可能になる。
鏡9は他人をして恰もコンパクトを使用してい
るかの如き印象を与えることができるばかりでな
く、使用者が自分の顔色を見ながら回復の状況を
確認するのに用いることができる。
酸素の放出を停止するとき、手動操作により蓋
体2を本体1に閉塞する方向に押圧する。突起部
6が孔5に嵌入されたとき、その先端の段部64
がレバー51の端部に当接し、そこを押圧する。
従つて第5図においてレバー51が支点52を中
心として反時計方向に回動し、レバー51の端部
に形成した傾斜部53がレバー41の端部を押圧
し、第4図においてレバー41がスプリング45
の付勢力に抗して時計方向に回動する。その結果
レバー41の他端に係止されている弁31が第4
図において上方に移動し、通路32を徐々に閉塞
する。さらに突起部6を下降させるとその先端の
傾斜部63が板バネ62を押圧し、弾性変形させ
る。板バネ62は段部61に対応する位置にくる
と自らの弾性力により復帰して、突起部6をロツ
クする。このとき弁31は貯蔵部11内の高圧の
酸素に押圧され、通路32を完全に閉塞する。こ
の効果をより高めるため、弁31の貯蔵部11側
の面34が通路32と略垂直に形成されている。
また蓋体2が閉じられたとき開口部4が閉塞さ
れるので、そこからゴミ、ホコリ等が入るのが防
止される。
貯蔵部11の酸素が少なくなつてきたとき、孔
8から補充用のボンベ(図示せず)を装着し、通
路21から所定の部材により弁22を押圧、開放
すれば、より高い圧力の補充用ボンベの酸素が低
い圧力の貯蔵部11内に放出される。補充用のボ
ンベを取り外すと、高圧の酸素に押圧され、弁2
2が通路21を閉塞する。従つて弁22にも通路
21と略垂直な面24が設けられている。弁22
は突起23によりその離脱が防止されるようにな
つている。尚弁31の通路32からの離脱は、そ
の段部44がレバー41の溝43に係止されてい
ることにより防止されている。
本考案の携帯用酸素ボンベを所謂使い捨てとす
る場合は補充用の孔8は不要となることは明らか
である。
尚以上においては釦7を操作すると、自動的に
蓋体2が開放され、同時に酸素が迅速に放出され
るようにしたが、必ずしも迅速な放出を必要とし
ない場合蓋体2の開放と酸素の放出を各々独立し
た操作により行うようにすることもできる。ただ
しその場合においても少なくとも蓋体2を開放し
ない限り、酸素の放出ができないようにするのが
好ましい。
〔効果〕
以上の如く本考案によれば、蓋体を本体に対し
て回動自在に支持し、本体と、本体に対して所定
角度開放された蓋体とにより形成される空間部
に、蓄積部を介して放出口より酸素を放出させる
ようにしたので、本体と蓋体により一種のマスク
を構成することができ、ラツパ状のマスクを特別
に設ける必要がなくなり、コンパクトのような、
より薄型で、小型の携帯用酸素ボンベを実現する
ことができる。また、使用状態が自然であり、第
3者に、異様なものを使用しているとの印象を与
えるおそれが少ないので、女性等が使用し易くな
る。さらに、蓋体を回動させるだけなので、操作
性が改善され、緊急時における迅速な酸素の補給
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第7図は本考案の携帯用酸素ボンベ
の斜視図、第2図はその平断面図、第3図はその
縦断面図、第4図はその駆動手段の平面図、第5
図はその駆動手段の正面図、第6図はそのロツク
手段の斜視図である。 1……本体、2……蓋体、3……スプリング、
4……放出口、5,8……孔、6……突起部、7
……釦、9……鏡、11……貯蔵部、12……蓄
積部、13……収容部、14……外壁、15,1
6……内壁、17,18……孔、21,32……
通路、22,31……弁、41,51……レバ
ー、42,52……支点、43……溝、44,6
1,64……段部、45……スプリング、46…
…ストツパ、53,63……傾斜部、62……板
バネ、71……空間部、72……遮蔽物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 本体と、該本体に対して回動自在に取り付け
    られた蓋体とよりなり、 該本体に、酸素を貯蔵する貯蔵部と、該貯蔵
    部より放出された該酸素が一旦蓄積される蓄積
    部と、該貯蔵部から該蓄積部への該酸素の放出
    を制御する弁と、該蓋体により開放又は閉塞さ
    れる位置に形成された、該酸素を外部へ放出す
    る放出口と、該蓋体を該放出口に閉塞する位置
    にロツクするロツク手段と、該蓋体のロツクを
    解除し、該蓋体を該放出口を開放する位置に開
    放可能にする解除手段と、該弁を駆動する駆動
    手段とを設け、 該蓋体が所定の角度に開放されたとき、該本
    体と該蓋体とにより形成される空間部に該放出
    口から該酸素を放出することを特徴とする携帯
    用酸素ボンベ。 (2) 該本体はその高さがその幅及び長さより小さ
    く、該弁は該高さ方向と略垂直な方向に移動す
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の携帯用酸素ボンベ。 (3) 該蓋体と該本体の両側部にはジヤバラ状に変
    化する遮蔽物が設けられていることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記
    載の携帯用酸素ボンベ。 (4) 該蓋体は該解除手段を操作したときスプリン
    グの付勢力により自動的に開放されることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項乃至第
    3項のいずれかに記載の携帯用酸素ボンベ。 (5) 該弁は該蓋体と連動して制御されることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項乃至第
    4項のいずれかに記載の携帯用酸素ボンベ。 (6) 該蓋体の内側には鏡が取り付けられているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    乃至第5項のいずれかに記載の携帯用酸素ボン
    ベ。 (7) 該ロツク手段、該解除手段及び該駆動手段
    は、該蓄積部と外部との間に設けられた収容部
    に収容されていることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかに記
    載の携帯用酸素ボンベ。 (8) 該本体には、該貯蔵部に該酸素を補充する補
    充用の弁が設けられていることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項乃至第7項のいず
    れかに記載の携帯用酸素ボンベ。
JP1986018593U 1986-02-12 1986-02-12 Expired JPH024683Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986018593U JPH024683Y2 (ja) 1986-02-12 1986-02-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986018593U JPH024683Y2 (ja) 1986-02-12 1986-02-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62130638U JPS62130638U (ja) 1987-08-18
JPH024683Y2 true JPH024683Y2 (ja) 1990-02-05

Family

ID=30812407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986018593U Expired JPH024683Y2 (ja) 1986-02-12 1986-02-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH024683Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6043338B2 (ja) * 1982-07-30 1985-09-27 エア−・プロダクツ・アンド・ケミカルス・インコ−ポレ−テツド オフレタイトを使つたオレフイン類のアミノ化によるアミン類の製法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5032074Y2 (ja) * 1971-06-09 1975-09-18
JPS6043338U (ja) * 1983-08-30 1985-03-27 越本 順明 酸素吸入装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6043338B2 (ja) * 1982-07-30 1985-09-27 エア−・プロダクツ・アンド・ケミカルス・インコ−ポレ−テツド オフレタイトを使つたオレフイン類のアミノ化によるアミン類の製法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62130638U (ja) 1987-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0480972U (ja)
JPH024683Y2 (ja)
US3464242A (en) Dead bolt lock operating means
JP3751459B2 (ja) トリガー式液体噴出容器
US2248436A (en) Key container
JPS6213525Y2 (ja)
JPH0451709Y2 (ja)
JPS6025930Y2 (ja) 化粧用コンパクト
JPH0512453Y2 (ja)
CN217285003U (zh) 一种书包扣锁结构
JPS6317364Y2 (ja)
CN214356916U (zh) 一种按钮阀组件及具有其的真空包装机
JPS6033849Y2 (ja) 化粧用コンパクト
JP2524414Y2 (ja) 吐出容器
KR200155220Y1 (ko) 탁상용 금고
JPH0324005U (ja)
JPS581567Y2 (ja) 安全装置付の自転車錠
KR20220126456A (ko) 약제통 유격방지구가 구비된 호신용 가스분사기
JPH0532011Y2 (ja)
JPS58140574U (ja) 小型テ−プカ−トリツジのアダプタ
JPH0325685Y2 (ja)
JPS5917206Y2 (ja) コンパクト
JPH0448741Y2 (ja)
JPH0744700Y2 (ja) 手提げ鞄のロツク装置
JPS6398242U (ja)