JPH0246821B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0246821B2 JPH0246821B2 JP53034778A JP3477878A JPH0246821B2 JP H0246821 B2 JPH0246821 B2 JP H0246821B2 JP 53034778 A JP53034778 A JP 53034778A JP 3477878 A JP3477878 A JP 3477878A JP H0246821 B2 JPH0246821 B2 JP H0246821B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- rotary valve
- valve
- valve member
- rotary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 39
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 15
- 239000000945 filler Substances 0.000 claims description 13
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 10
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims 5
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 19
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 7
- 230000009471 action Effects 0.000 description 6
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 6
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 5
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 4
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 4
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 3
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 2
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 229910000906 Bronze Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004605 External Lubricant Substances 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010974 bronze Substances 0.000 description 1
- 238000003763 carbonization Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- KUNSUQLRTQLHQQ-UHFFFAOYSA-N copper tin Chemical compound [Cu].[Sn] KUNSUQLRTQLHQQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 1
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 229910001120 nichrome Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L7/00—Rotary or oscillatory slide valve-gear or valve arrangements
- F01L7/02—Rotary or oscillatory slide valve-gear or valve arrangements with cylindrical, sleeve, or part-annularly shaped valves
- F01L7/021—Rotary or oscillatory slide valve-gear or valve arrangements with cylindrical, sleeve, or part-annularly shaped valves with one rotary valve
- F01L7/024—Cylindrical valves comprising radial inlet and axial outlet or axial inlet and radial outlet
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T403/00—Joints and connections
- Y10T403/32—Articulated members
- Y10T403/32606—Pivoted
- Y10T403/32622—Rocking or rolling contact
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Multiple-Way Valves (AREA)
- Compressor (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Taps Or Cocks (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、内燃機関(内燃スパーク点火機関及
び内燃圧縮点火機関を含む。)、ポンプ、圧縮機そ
の他にこれに類する機関に使用される回転弁のバ
ルブハウジングの改良に関するものである。内燃
機関用の回転弁は、例えば日本特許第133677号、
英国特許第448368号(1936年特許)及び英国特許
第495970号(1938年特許)に開示されており、特
に本発明はこのような回転弁のバルブハウジング
の改良に関するものである。本発明が適用される
回転弁の作動機構等はこれの公知既述から理解さ
れよう。
び内燃圧縮点火機関を含む。)、ポンプ、圧縮機そ
の他にこれに類する機関に使用される回転弁のバ
ルブハウジングの改良に関するものである。内燃
機関用の回転弁は、例えば日本特許第133677号、
英国特許第448368号(1936年特許)及び英国特許
第495970号(1938年特許)に開示されており、特
に本発明はこのような回転弁のバルブハウジング
の改良に関するものである。本発明が適用される
回転弁の作動機構等はこれの公知既述から理解さ
れよう。
[従来の技術及び発明が解決しようとする問題
点] また、従来公知の回転弁は、中ぐり部分を限定
するハウジングと、該中ぐり部分に連通する液体
通路と、該ハウジング内の中ぐり部分に装架され
た回転自在の弁部材とより成り、該弁部材の回転
により上記通路を開閉するようになつていて、上
記ハウジングは互いに液密接合状態の少なくとも
二つの部分に分割され、しかも該二つの部分は一
つの構成要素により相互連絡して該弁部材の回転
軸にほぼ平行する軸線を中心として上記二つの分
割部分間で相互が蝶番式回転運動を行ない得るよ
うに構成されたものである。
点] また、従来公知の回転弁は、中ぐり部分を限定
するハウジングと、該中ぐり部分に連通する液体
通路と、該ハウジング内の中ぐり部分に装架され
た回転自在の弁部材とより成り、該弁部材の回転
により上記通路を開閉するようになつていて、上
記ハウジングは互いに液密接合状態の少なくとも
二つの部分に分割され、しかも該二つの部分は一
つの構成要素により相互連絡して該弁部材の回転
軸にほぼ平行する軸線を中心として上記二つの分
割部分間で相互が蝶番式回転運動を行ない得るよ
うに構成されたものである。
上記の如き回転弁は先行英国特許第1473107号、
第1478982号、第1481802号及び第1481803号の各
明細書並びに特許請求の範囲の項にそれぞれ記述
されている。上記明細書には、弁組合わせ機構は
次の通り記載されている。即ち、バルブハウジン
グのキヤツプ部分と基盤部分とは強靭性蝶番軸で
結合されている。このような構成は前述の英国特
許各明細書中に記載されているように、内燃機関
への導入及び該内燃機関からの排出を制御するた
めに使用されるが、シリンダ中でのガスの燃焼力
は、弁部材とそのハウジングの間における自動調
整やほぼ間隙の生じない封止用に利用されてい
る。上記の英国特許の明細書及び特許請求の範囲
に記載された回転弁は、効果的な封止作用を行え
るが、分割された弁ハウジングのキヤツプ部分と
基盤部分とを相互連絡させる蝶番軸ピンの強靭性
が禍因となつて、各種の熱及び機械的荷重の下で
上記二つの分割部分を調整する効果が制限される
傾向が生じる。作業中弁部材の一軸端が他軸端よ
りも強く加熱されるため、弁部材が嵌合している
中ぐり部分は幾分円錐形に歪曲される欠点があつ
た。
第1478982号、第1481802号及び第1481803号の各
明細書並びに特許請求の範囲の項にそれぞれ記述
されている。上記明細書には、弁組合わせ機構は
次の通り記載されている。即ち、バルブハウジン
グのキヤツプ部分と基盤部分とは強靭性蝶番軸で
結合されている。このような構成は前述の英国特
許各明細書中に記載されているように、内燃機関
への導入及び該内燃機関からの排出を制御するた
めに使用されるが、シリンダ中でのガスの燃焼力
は、弁部材とそのハウジングの間における自動調
整やほぼ間隙の生じない封止用に利用されてい
る。上記の英国特許の明細書及び特許請求の範囲
に記載された回転弁は、効果的な封止作用を行え
るが、分割された弁ハウジングのキヤツプ部分と
基盤部分とを相互連絡させる蝶番軸ピンの強靭性
が禍因となつて、各種の熱及び機械的荷重の下で
上記二つの分割部分を調整する効果が制限される
傾向が生じる。作業中弁部材の一軸端が他軸端よ
りも強く加熱されるため、弁部材が嵌合している
中ぐり部分は幾分円錐形に歪曲される欠点があつ
た。
[問題点を解決するための手段]
本発明の最も広範囲の要旨としては、ハウジン
グの分割部分を相互に連絡させる構成要素が二つ
のハウジング分割部分間の相互揺動運動を起こさ
せて、該二つの分割部分により限定される中ぐり
部分の両端において該分割部分の差動的分離を調
整し、よつて二つの該ハウジング分割部分が相互
に蝶番式回転と揺動を行なつて、該弁部材の周囲
に該分割部分により限定された中ぐり部分を密着
させるように構成されたことを特徴とする液体用
通路を制御する回転弁を提供しようとするもので
ある。
グの分割部分を相互に連絡させる構成要素が二つ
のハウジング分割部分間の相互揺動運動を起こさ
せて、該二つの分割部分により限定される中ぐり
部分の両端において該分割部分の差動的分離を調
整し、よつて二つの該ハウジング分割部分が相互
に蝶番式回転と揺動を行なつて、該弁部材の周囲
に該分割部分により限定された中ぐり部分を密着
させるように構成されたことを特徴とする液体用
通路を制御する回転弁を提供しようとするもので
ある。
本発明においては、従来の先行技術に用いられ
た強靭な蝶番軸ピンの代りに弁の作動機構内に配
設され、二つの弁ハウジング分割部分の運動に特
別な角度まで自由度を許容し得る構成要素が採用
されている。このようにしてあれば、分割された
ハウジングのキヤツプ及び基盤部分は如何なる熱
及び或は又機械的応力が増強されても効果的に相
互連絡を行なうことができる利点がある。
た強靭な蝶番軸ピンの代りに弁の作動機構内に配
設され、二つの弁ハウジング分割部分の運動に特
別な角度まで自由度を許容し得る構成要素が採用
されている。このようにしてあれば、分割された
ハウジングのキヤツプ及び基盤部分は如何なる熱
及び或は又機械的応力が増強されても効果的に相
互連絡を行なうことができる利点がある。
以下本発明に係る種々の実施態様について述べ
る。
る。
第4図、第5図を参照しながら第1の実施態様
を説明する。ハウジング部分3,4の適切な位置
合せを行なう構成要素15は、ほぼ半円形の断面
を有し、それらの平面部が対向する二本の平行な
ピン15a,15bの形状であつてもよい。各ハ
ウジング部分3,4に、それぞれ設けた該2個の
ピンのそれぞれの形状に対応する形状の溝に各ピ
ンは嵌入されかつ該弁部材の回転軸に平行に伸び
ている。そして、該2個のピンの間には、軸受部
材16が設けられている。ピン15a,15bの
間の中ぐり部分内に緩挿された合釘18の如き部
材は、一体としての部材15の回転を阻止するも
のである。上記軸受部材16を1個のピン15b
の平面から立ち上つたパツドとするが便利であ
り、このパツドはピンの切削加工又はピンへの別
個のパツドの取付けによつて形成される。このよ
うな部材の配置によつて、2個のハウジング部材
が限定範囲内で相互に揺動する自由度が極めて大
ならしめ、一体としての弁が適切な方向に向くの
に寄与する利点がある。
を説明する。ハウジング部分3,4の適切な位置
合せを行なう構成要素15は、ほぼ半円形の断面
を有し、それらの平面部が対向する二本の平行な
ピン15a,15bの形状であつてもよい。各ハ
ウジング部分3,4に、それぞれ設けた該2個の
ピンのそれぞれの形状に対応する形状の溝に各ピ
ンは嵌入されかつ該弁部材の回転軸に平行に伸び
ている。そして、該2個のピンの間には、軸受部
材16が設けられている。ピン15a,15bの
間の中ぐり部分内に緩挿された合釘18の如き部
材は、一体としての部材15の回転を阻止するも
のである。上記軸受部材16を1個のピン15b
の平面から立ち上つたパツドとするが便利であ
り、このパツドはピンの切削加工又はピンへの別
個のパツドの取付けによつて形成される。このよ
うな部材の配置によつて、2個のハウジング部材
が限定範囲内で相互に揺動する自由度が極めて大
ならしめ、一体としての弁が適切な方向に向くの
に寄与する利点がある。
本発明に係る別の実施態様について、第6図及
び第7図を参照しながら、説明する。ハウジング
部分の適切な位置合せを行なう構成要素15は、
各々が半円形断面を有し、かつそれらの平面部が
対向するが、それらが互いに角度をなし、好まし
くは90゜をなすように配置された2個のピン19
の形状であつてもよい。そして各ピンは、各ハウ
ジング部分にそれぞれ設けた各ピンに対応する形
状の溝に嵌合している。別の一実施態様は、第8
図、第9図に示すように、1個のハウジング部分
に部分的球形の凹部を設け、ハウジング部分の適
切な位置合せを行なう構成要素20は該凹部に対
応する部分的球形の表面を有し、該凹部中に位置
している。また、別の実施態様においては、第1
0図に示すように、ハウジング部分の適切な位置
合せを行なう構成要素が相互に協動する第1及び
第2の構成要素21,22であり、第1の構成要
素22が1つのハウジング部分3に取付けられ、
部分的球形の凹部であり、第2の構成要素が他の
ハウジング部分4に取付けられ、該部分的球形の
凹部と嵌合する部分的球形の表面を有している。
その結果、該2つのハウジング部分の間の蝶番式
回転運動及び揺動運動が可能である。
び第7図を参照しながら、説明する。ハウジング
部分の適切な位置合せを行なう構成要素15は、
各々が半円形断面を有し、かつそれらの平面部が
対向するが、それらが互いに角度をなし、好まし
くは90゜をなすように配置された2個のピン19
の形状であつてもよい。そして各ピンは、各ハウ
ジング部分にそれぞれ設けた各ピンに対応する形
状の溝に嵌合している。別の一実施態様は、第8
図、第9図に示すように、1個のハウジング部分
に部分的球形の凹部を設け、ハウジング部分の適
切な位置合せを行なう構成要素20は該凹部に対
応する部分的球形の表面を有し、該凹部中に位置
している。また、別の実施態様においては、第1
0図に示すように、ハウジング部分の適切な位置
合せを行なう構成要素が相互に協動する第1及び
第2の構成要素21,22であり、第1の構成要
素22が1つのハウジング部分3に取付けられ、
部分的球形の凹部であり、第2の構成要素が他の
ハウジング部分4に取付けられ、該部分的球形の
凹部と嵌合する部分的球形の表面を有している。
その結果、該2つのハウジング部分の間の蝶番式
回転運動及び揺動運動が可能である。
前記二つのハウジング分割部分を互いに連絡さ
せる上記構成要素は一般的機関用潤滑機構により
潤滑することがてき、或は又外部の潤滑剤供給源
から、又は両方の供給源から一緒に給油されるよ
うにもでき、何れの場合でも圧力送り方法により
行なわれる。
せる上記構成要素は一般的機関用潤滑機構により
潤滑することがてき、或は又外部の潤滑剤供給源
から、又は両方の供給源から一緒に給油されるよ
うにもでき、何れの場合でも圧力送り方法により
行なわれる。
上記構成要素の各要素は過度の摩耗を起さずに
作業条件に耐え得るような例えばニクロム鋼など
適当した材料で造ることができる。しかし、摩耗
が生じた場合、該構成要素を従来の回転弁に比較
して容易に交換することができ、かつ精密で正確
に切削加工する必要はないという利点がある。
作業条件に耐え得るような例えばニクロム鋼など
適当した材料で造ることができる。しかし、摩耗
が生じた場合、該構成要素を従来の回転弁に比較
して容易に交換することができ、かつ精密で正確
に切削加工する必要はないという利点がある。
本発明に係る回転弁の1変更態様においては、
第11〜13図に示すように、1つのハウジング
部分に、このハウジング部分の円形表面を通つて
前記の中ぐり部分と連通している通路を弁ハウジ
ングを有している。該通路まで開口部14の周囲
に中ぐり部分を限定するためハウジングの周囲面
に埋め金23を差込んでいる。このような埋め金
23を差込むと、ガス漏れを最小限に阻止し得
る。埋め金23は青銅の如き軸受材料で作ること
ができる。
第11〜13図に示すように、1つのハウジング
部分に、このハウジング部分の円形表面を通つて
前記の中ぐり部分と連通している通路を弁ハウジ
ングを有している。該通路まで開口部14の周囲
に中ぐり部分を限定するためハウジングの周囲面
に埋め金23を差込んでいる。このような埋め金
23を差込むと、ガス漏れを最小限に阻止し得
る。埋め金23は青銅の如き軸受材料で作ること
ができる。
弁部材の中ぐり部分を形成する該ハウジングの
壁の軸受面には、その全域又は局部的にくぼみを
形成することができる。このくぼみは弁部材の表
面に付着しがちな塵芥、屑等わ集めて、弁部材の
表面に引つ掻き疵が生ずるのを防止する長所があ
る。
壁の軸受面には、その全域又は局部的にくぼみを
形成することができる。このくぼみは弁部材の表
面に付着しがちな塵芥、屑等わ集めて、弁部材の
表面に引つ掻き疵が生ずるのを防止する長所があ
る。
本発明による回転弁が内燃機関に適用された場
合、燃焼室に通ずる開口を設けた弁ハウジングの
一分割部分がシリンダの一部又はシリンダヘツド
に取付けられるか或はシリンダの一部分又はシリ
ンダヘツドに形成されることもできるので、該ハ
ウジングの他の分割部分が最初に記述したハウジ
ングの一分割部分を適当な機構により締付けるキ
ヤツプの形状に造られることもできる。機関内の
シリンダ自体はその軸線に沿つて運動するための
滑動自在に装架され、上記ハウジングの他の分割
部分に向つてクランク室からバネ負荷の作用で押
上げられるようにすることもできる。
合、燃焼室に通ずる開口を設けた弁ハウジングの
一分割部分がシリンダの一部又はシリンダヘツド
に取付けられるか或はシリンダの一部分又はシリ
ンダヘツドに形成されることもできるので、該ハ
ウジングの他の分割部分が最初に記述したハウジ
ングの一分割部分を適当な機構により締付けるキ
ヤツプの形状に造られることもできる。機関内の
シリンダ自体はその軸線に沿つて運動するための
滑動自在に装架され、上記ハウジングの他の分割
部分に向つてクランク室からバネ負荷の作用で押
上げられるようにすることもできる。
このような配置にしてあるので、例えば該分割
部分のうち上部キヤツプ部分に当接しかつクラン
ク室の上で支承されている横梁により弁ハウジン
グの二分割部分は互いに結合状態を維持し得るよ
うになつている。上記横梁は便宜上機関内のクラ
ンク室上に植設された支柱に装架されてある。上
記横梁は内燃機関の燃焼室内で燃焼中に発生する
燃焼力により反動を受け止め、これを弁部材によ
り該ハウジングのキヤツプ部分に伝達する。この
ような構造にしてあると、該横梁と該ハウジング
のキヤツプ部分との間及び弁部材の回転軸と該ハ
ウジングの分割部分を相互連絡させる構成要素と
の間の接触範囲が局限されることになる。
部分のうち上部キヤツプ部分に当接しかつクラン
ク室の上で支承されている横梁により弁ハウジン
グの二分割部分は互いに結合状態を維持し得るよ
うになつている。上記横梁は便宜上機関内のクラ
ンク室上に植設された支柱に装架されてある。上
記横梁は内燃機関の燃焼室内で燃焼中に発生する
燃焼力により反動を受け止め、これを弁部材によ
り該ハウジングのキヤツプ部分に伝達する。この
ような構造にしてあると、該横梁と該ハウジング
のキヤツプ部分との間及び弁部材の回転軸と該ハ
ウジングの分割部分を相互連絡させる構成要素と
の間の接触範囲が局限されることになる。
上記の本発明に係る実施態様においては、後に
示す第1図から知られるように、内燃機関が作用
する際に生じる燃焼力から1つの力(力A)が得
られ、この力Aは弁部材2に直接作用し、該弁部
材を弁ハウジング1の一方の分割部分4における
シリンダ(燃焼室)11の開口部14に位置する
その台座から上方へ持ち上げるように作用する。
即ちこの力Aは弁部材2に対する昇揚力は 昇揚力A=P×D ここに P=最大燃焼圧力 D=弁部材がシリンダの開口部に接する部分の
横断面積 で表わされる。
示す第1図から知られるように、内燃機関が作用
する際に生じる燃焼力から1つの力(力A)が得
られ、この力Aは弁部材2に直接作用し、該弁部
材を弁ハウジング1の一方の分割部分4における
シリンダ(燃焼室)11の開口部14に位置する
その台座から上方へ持ち上げるように作用する。
即ちこの力Aは弁部材2に対する昇揚力は 昇揚力A=P×D ここに P=最大燃焼圧力 D=弁部材がシリンダの開口部に接する部分の
横断面積 で表わされる。
上記昇揚力の反動は弁ハウジング1のキヤツプ
部分に負荷され、この反動はさらに該弁ハウジン
グのキヤツプ部分と前記の横梁10との間におけ
る昇揚力Aの負荷点Cにおいて該横梁に伝達さ
れ、このようにして該弁ハウジング1のキヤツプ
部分に該弁部材2を最初の位置まで押し戻す対抗
力、即ち下降力Bが発生する。しかして弁ハウジ
ング1の二つの分割部分3,4間に挾装される該
分割部分相互連絡用構成要素と該負荷点Cとの相
互位置を適宜選定することにより、上記の下降力
Bは前記の昇揚力Aより、例えば8〜15%大き
い、所定量に調整することができるので、該弁部
材とその台座との接触が保持される。なおこれら
の関係は実施例においてさらに詳細に説明する。
部分に負荷され、この反動はさらに該弁ハウジン
グのキヤツプ部分と前記の横梁10との間におけ
る昇揚力Aの負荷点Cにおいて該横梁に伝達さ
れ、このようにして該弁ハウジング1のキヤツプ
部分に該弁部材2を最初の位置まで押し戻す対抗
力、即ち下降力Bが発生する。しかして弁ハウジ
ング1の二つの分割部分3,4間に挾装される該
分割部分相互連絡用構成要素と該負荷点Cとの相
互位置を適宜選定することにより、上記の下降力
Bは前記の昇揚力Aより、例えば8〜15%大き
い、所定量に調整することができるので、該弁部
材とその台座との接触が保持される。なおこれら
の関係は実施例においてさらに詳細に説明する。
本発明による回転弁を機関に組込んで使用する
場合、往復ピストンを取付けた機関内で燃料の燃
焼のみに限定することなく、又四ツ葉クローバー
形シリンダを備えたコデイー(Codey)式機関の
如き或る型式の回転ピストン機関及びバンケル機
関内に設けてあるようなエピトロコイド形燃焼室
に本発明により限定された分離弁調整装置を適用
することができる。本発明による前述回転弁を用
いて調整を行なうことは高圧機械において、又は
例えばバンケル機関において、密封部材の溶融が
起ることがあり、これがため回転ピストンによる
閉塞が阻止され、作動シリンダの領域内に放射さ
れる局部的熱流速が過大になるような機関内にお
いて、特に重要な処置である。
場合、往復ピストンを取付けた機関内で燃料の燃
焼のみに限定することなく、又四ツ葉クローバー
形シリンダを備えたコデイー(Codey)式機関の
如き或る型式の回転ピストン機関及びバンケル機
関内に設けてあるようなエピトロコイド形燃焼室
に本発明により限定された分離弁調整装置を適用
することができる。本発明による前述回転弁を用
いて調整を行なうことは高圧機械において、又は
例えばバンケル機関において、密封部材の溶融が
起ることがあり、これがため回転ピストンによる
閉塞が阻止され、作動シリンダの領域内に放射さ
れる局部的熱流速が過大になるような機関内にお
いて、特に重要な処置である。
回転弁が内燃機関に適用される場合、弁部材と
所定の位置にある弁ハウジングとの界面に多量の
潤滑剤を注入すれば、弁部材にその回転運動中注
油することができ、該潤滑剤が開口部を経て燃焼
室内に流入した後、該潤滑剤は弁部材の回転によ
り燃焼室に移送される以前にその過剰量が弁部材
から取り除かれる。
所定の位置にある弁ハウジングとの界面に多量の
潤滑剤を注入すれば、弁部材にその回転運動中注
油することができ、該潤滑剤が開口部を経て燃焼
室内に流入した後、該潤滑剤は弁部材の回転によ
り燃焼室に移送される以前にその過剰量が弁部材
から取り除かれる。
弁部材が開口部を介して燃焼室に連通している
場合、弁部材の開口を密封する特殊密封処理が行
なわれる。例えば、該ハウジング内開口部の周囲
に直立リツプを配設して、回転自在の弁部材に当
接することにより密封効果を収めるようにする。
該リツプの機能は弁部材に対して該開口部の領域
において弁ハウジングを密封することであるか
ら、内燃機関の燃焼室に流入する潤滑剤の量は極
めて減少し、更に燃焼室内で燃料を一層効果的に
燃焼させることができる。その結果、焼き尽され
ないか又は不完全燃焼の燃料が排出機構系を経て
流出する量は著しく減少する。
場合、弁部材の開口を密封する特殊密封処理が行
なわれる。例えば、該ハウジング内開口部の周囲
に直立リツプを配設して、回転自在の弁部材に当
接することにより密封効果を収めるようにする。
該リツプの機能は弁部材に対して該開口部の領域
において弁ハウジングを密封することであるか
ら、内燃機関の燃焼室に流入する潤滑剤の量は極
めて減少し、更に燃焼室内で燃料を一層効果的に
燃焼させることができる。その結果、焼き尽され
ないか又は不完全燃焼の燃料が排出機構系を経て
流出する量は著しく減少する。
上記リツプ代りに或はそれに加えて回転弁部材
内に密封機構を設けて、密封作用を行なうことが
できる。又回転弁部材を円筒形又は円柱形とする
こともできる。この場合、弁部材の周囲に伸びて
いる円周状溝中に配置された一対の円環状密封リ
ングを有している。この密封リングは、通常のピ
ストン・リングに類似しているが、ピストン・リ
ングが並行運動についてシールするのに対し、該
密封リングは回転運動についてシールするのを目
的とする点で相違する。該弁部材内の開口両側に
それぞれ一個ずつ該リングを配設して弁ハウジン
グの表面を閉塞する。更に少なくとも二つの接合
ストリツプが回転軸に平行して弁部材内の開口両
側に一つずつ配設され、弁ハウジングの表面に密
着するようにしてある。前記の如き構成にすれ
ば、弁部材内の開口は上記接合ストリツプにより
取り囲まれるようになり、所要に応じて、該接合
ストリツプが弾性的に外方に押圧して該弁ハウジ
ングの表面に接触するような作用を行なわせるこ
ともできる。
内に密封機構を設けて、密封作用を行なうことが
できる。又回転弁部材を円筒形又は円柱形とする
こともできる。この場合、弁部材の周囲に伸びて
いる円周状溝中に配置された一対の円環状密封リ
ングを有している。この密封リングは、通常のピ
ストン・リングに類似しているが、ピストン・リ
ングが並行運動についてシールするのに対し、該
密封リングは回転運動についてシールするのを目
的とする点で相違する。該弁部材内の開口両側に
それぞれ一個ずつ該リングを配設して弁ハウジン
グの表面を閉塞する。更に少なくとも二つの接合
ストリツプが回転軸に平行して弁部材内の開口両
側に一つずつ配設され、弁ハウジングの表面に密
着するようにしてある。前記の如き構成にすれ
ば、弁部材内の開口は上記接合ストリツプにより
取り囲まれるようになり、所要に応じて、該接合
ストリツプが弾性的に外方に押圧して該弁ハウジ
ングの表面に接触するような作用を行なわせるこ
ともできる。
該ハウジング内に直立リツプを配設する代り
に、該弁ハウジングの表面に穿設した開口部の周
囲に一個又はそれ以上の密封要素を配設して、弁
部材に対し密封作用を行なうようにすることもで
きる。本発明による上記の態様が円筒状回転弁部
材に適用が可能であるとしても、本発明の特色は
球形又は半球形の弁部材を有する回転弁において
特に発揮できるものである。同じような用途とし
て、前述の直立リツプに代えて、密封部材が弁部
材の表面に設けた開口の周囲に配設されて、弁部
材の密封作用を行なうこともできる。
に、該弁ハウジングの表面に穿設した開口部の周
囲に一個又はそれ以上の密封要素を配設して、弁
部材に対し密封作用を行なうようにすることもで
きる。本発明による上記の態様が円筒状回転弁部
材に適用が可能であるとしても、本発明の特色は
球形又は半球形の弁部材を有する回転弁において
特に発揮できるものである。同じような用途とし
て、前述の直立リツプに代えて、密封部材が弁部
材の表面に設けた開口の周囲に配設されて、弁部
材の密封作用を行なうこともできる。
本発明による回転弁の弁部材に対する前記密封
及び潤滑機構は既に英国特許第1473107号、第
1478982号、第1481802号及び第1481803号におい
て、強靭性の蝶番軸ピンにより二つの弁ハウジン
グ分割部分を互いに結合させてある弁ハウジング
の構成に関して極めて詳細な説明が記載されてい
る。然しながら前記密封及び潤滑機構に関して
は、その各種の態様は、本願発明の回転弁に適用
され得るものであるが、本願の明細書には詳細な
点まで記載してないので、上記機構それぞれの詳
細については上述列挙した英国特許の各明細書を
参照することにより理解されよう。
及び潤滑機構は既に英国特許第1473107号、第
1478982号、第1481802号及び第1481803号におい
て、強靭性の蝶番軸ピンにより二つの弁ハウジン
グ分割部分を互いに結合させてある弁ハウジング
の構成に関して極めて詳細な説明が記載されてい
る。然しながら前記密封及び潤滑機構に関して
は、その各種の態様は、本願発明の回転弁に適用
され得るものであるが、本願の明細書には詳細な
点まで記載してないので、上記機構それぞれの詳
細については上述列挙した英国特許の各明細書を
参照することにより理解されよう。
[実施例]
次に本発明に係る回転弁の更に一層の詳細を図
示の実施例について説明する。
示の実施例について説明する。
第1図、第2図及び第3図は本発明による回転
弁と比較するため上述の英国特許第1473107号、
第1478982号、第1481802号及び第1481803号の各
明細書の添付図面に示した被制御負荷機構を有す
る回転弁が示されている。第4図乃至第5図は本
発明による回転弁の実施例を示したものである。
弁と比較するため上述の英国特許第1473107号、
第1478982号、第1481802号及び第1481803号の各
明細書の添付図面に示した被制御負荷機構を有す
る回転弁が示されている。第4図乃至第5図は本
発明による回転弁の実施例を示したものである。
第1図〜第3図はシリンダ(燃焼管)11に可
燃性混合気の導入及び該シリンダ11から燃焼生
成物の排出を制御する回転弁を備えた往復ピスト
ン内燃機関の一部を示す。該回転弁を弁ハウジン
グ1内でシリンダ軸線に対して直角をなす平面上
で対立的に分割された上下二つの部分3,4と、
該二つの部分によつて囲まれた中ぐり部分内に嵌
合した弁部材2で構成されている。第1図、第2
図及び第3図にそれぞれ示してあるように前記上
部の分割部分即ちキヤツプ部分3は下部の分割部
分即ち基盤部分4に強靭な蝶番軸ピン6を中心と
して、符号5において蝶番結合している。二本の
支柱8はその一端が機関のクランク室に、又その
他端はナツト9で締付けられ横梁10をそれぞれ
固着支承するようになつている。上記横梁10は
記号Cにおいて上記キヤツプ部分の上端に装架さ
れている。エンジンシリンダ11は自己の軸線に
沿つてクランク室に可動的に装着しかつ適当なス
プリングの弾性負荷により前記横梁10の方向に
弾圧されている。回転弁部材内に開放口7a及び
7bを形成し、該弁部材の回転により該シリンダ
11への開口部14と周期的に重合又は離脱し
て、該開口部14を開放閉塞するようになつてい
る。更に所要に応じて、該弁部材にガスを導入し
又該弁部材から排出する通路を、図示してないが
設けることもできる。前記流動ガスの漏出を防止
するため前記上下の分割部分の間に密封部材を介
装してある。
燃性混合気の導入及び該シリンダ11から燃焼生
成物の排出を制御する回転弁を備えた往復ピスト
ン内燃機関の一部を示す。該回転弁を弁ハウジン
グ1内でシリンダ軸線に対して直角をなす平面上
で対立的に分割された上下二つの部分3,4と、
該二つの部分によつて囲まれた中ぐり部分内に嵌
合した弁部材2で構成されている。第1図、第2
図及び第3図にそれぞれ示してあるように前記上
部の分割部分即ちキヤツプ部分3は下部の分割部
分即ち基盤部分4に強靭な蝶番軸ピン6を中心と
して、符号5において蝶番結合している。二本の
支柱8はその一端が機関のクランク室に、又その
他端はナツト9で締付けられ横梁10をそれぞれ
固着支承するようになつている。上記横梁10は
記号Cにおいて上記キヤツプ部分の上端に装架さ
れている。エンジンシリンダ11は自己の軸線に
沿つてクランク室に可動的に装着しかつ適当なス
プリングの弾性負荷により前記横梁10の方向に
弾圧されている。回転弁部材内に開放口7a及び
7bを形成し、該弁部材の回転により該シリンダ
11への開口部14と周期的に重合又は離脱し
て、該開口部14を開放閉塞するようになつてい
る。更に所要に応じて、該弁部材にガスを導入し
又該弁部材から排出する通路を、図示してないが
設けることもできる。前記流動ガスの漏出を防止
するため前記上下の分割部分の間に密封部材を介
装してある。
機関が始動すると、該シリンダ内で生成された
燃焼力によりバルブハウジングの下部分割部分4
上に位置する弁部材を押上げる昇揚力Aが発生す
る。
燃焼力によりバルブハウジングの下部分割部分4
上に位置する弁部材を押上げる昇揚力Aが発生す
る。
第1図に示すように、この昇揚力Aに対する反
作用は、横梁10上の点Cに作用する。点Cの正
確な位置は、蝶番5の中心線から距離Yだけ離れ
た位置に選定されるべきである。このように点C
の位置を選ぶと、モーメントの原理により、弁部
材2の軸上垂直方向に作用すると想定される下方
への力B(仮想力)は、上方への力Aより大きく
することができる。すなわち、蝶番軸ピン6のま
わりのモーメントを考えると、点Cでの反作用力
は力Bの作用する軸に沿つて作用する燃焼力より
も大きいことが判る。この反作用力Cによつて、
弁部材をその原位置から上昇するのを抑止する。
上記昇揚力Aより下降力Bの正確な過大量は第1
図に示したように記号Cの位置を選定することに
より適当な密封作用をする所要量に応じて予め決
定することができる。
作用は、横梁10上の点Cに作用する。点Cの正
確な位置は、蝶番5の中心線から距離Yだけ離れ
た位置に選定されるべきである。このように点C
の位置を選ぶと、モーメントの原理により、弁部
材2の軸上垂直方向に作用すると想定される下方
への力B(仮想力)は、上方への力Aより大きく
することができる。すなわち、蝶番軸ピン6のま
わりのモーメントを考えると、点Cでの反作用力
は力Bの作用する軸に沿つて作用する燃焼力より
も大きいことが判る。この反作用力Cによつて、
弁部材をその原位置から上昇するのを抑止する。
上記昇揚力Aより下降力Bの正確な過大量は第1
図に示したように記号Cの位置を選定することに
より適当な密封作用をする所要量に応じて予め決
定することができる。
バルブハウジングの基盤部分4に対して前記蝶
番軸ピン6を中心として前記キヤツプ部分3が蝶
番結合し、従つて前記ハウジングの中ぐり部分と
弁部材との間に生ずる間隙を閉塞することにな
る。然しながら若し例えば前記の中ぐり部分が他
端より一端において一層強い応力が負荷されるた
め幾分円錐形になつて、熱及び機械的荷重が焼付
きの原因になることもある。
番軸ピン6を中心として前記キヤツプ部分3が蝶
番結合し、従つて前記ハウジングの中ぐり部分と
弁部材との間に生ずる間隙を閉塞することにな
る。然しながら若し例えば前記の中ぐり部分が他
端より一端において一層強い応力が負荷されるた
め幾分円錐形になつて、熱及び機械的荷重が焼付
きの原因になることもある。
第4図及び第5図は本発明による回転弁の第1
実施例を示したもので、全般的には上記の従来例
に類似している。よつて同一部材には同一符号が
付記してある。然しながら第1図乃至第3図に示
した強靭性蝶番軸ピン6に代る二つの弁ハウジン
グ分割部分を相互連絡させる構成要素として二本
の割りピン15を使用し、各割りピンはハウジン
グの上下分割部分即ちキヤツプ部分と基盤部分に
設けた溝内にそれぞれ嵌合するようになつてい
る。上記のピン15は軸受部材16の両側で該ピ
ンの両自由端まで解放状態になつているので、下
部のピンの偏平面上における軸受用枕として作用
することができる。第5図に示すように、例えば
一対の円柱状の緩着用合釘18が、ハウジングの
上側部分及び下側部分3,4に設けられた中ぐり
部分に押し込み配設されている。そして、分割ピ
ンの部分15a,15bは該合釘に対応した凹部
を有し、該凹部中に合釘18の端部が緩く嵌合し
ている。それゆえ、合釘18は、分割ピンの部分
15a,15bがこれらの共通の長手軸のまわり
に回転すること、及びこれらの分割ピンの部分が
ハウジング部分に対して摺動することを阻止す
る。
実施例を示したもので、全般的には上記の従来例
に類似している。よつて同一部材には同一符号が
付記してある。然しながら第1図乃至第3図に示
した強靭性蝶番軸ピン6に代る二つの弁ハウジン
グ分割部分を相互連絡させる構成要素として二本
の割りピン15を使用し、各割りピンはハウジン
グの上下分割部分即ちキヤツプ部分と基盤部分に
設けた溝内にそれぞれ嵌合するようになつてい
る。上記のピン15は軸受部材16の両側で該ピ
ンの両自由端まで解放状態になつているので、下
部のピンの偏平面上における軸受用枕として作用
することができる。第5図に示すように、例えば
一対の円柱状の緩着用合釘18が、ハウジングの
上側部分及び下側部分3,4に設けられた中ぐり
部分に押し込み配設されている。そして、分割ピ
ンの部分15a,15bは該合釘に対応した凹部
を有し、該凹部中に合釘18の端部が緩く嵌合し
ている。それゆえ、合釘18は、分割ピンの部分
15a,15bがこれらの共通の長手軸のまわり
に回転すること、及びこれらの分割ピンの部分が
ハウジング部分に対して摺動することを阻止す
る。
しかし、本実施例においては、第5図中の矢印
Dで示すように、ハウジングの上側部分3は、中
ぐり部分の回転軸に平行な蝶番軸のまわりに蝶番
回転することができる、かつ軸受部材16の中心
部のまわりに摺動することができる。
Dで示すように、ハウジングの上側部分3は、中
ぐり部分の回転軸に平行な蝶番軸のまわりに蝶番
回転することができる、かつ軸受部材16の中心
部のまわりに摺動することができる。
このようにして該中ぐり部分の両端における有
効直径は後者の揺動運動により差動的に調整する
ことができる。
効直径は後者の揺動運動により差動的に調整する
ことができる。
従つて過大熱及び機械的応力は自動的に調節す
ることができ、二つのハウジング分割部分は弁部
材の周囲に自動的に密着するので、広範囲の作動
条件に適応し得るようになる。
ることができ、二つのハウジング分割部分は弁部
材の周囲に自動的に密着するので、広範囲の作動
条件に適応し得るようになる。
第6図及び第7図は第4図及び第5図の割り軸
ピン15の代用部材を示したもので、第1図乃至
第3図と同一部材には同一符号が付記してある。
二つのハウジング分割部分を相互連絡させる構成
要素は二つの半円形ピン19より成り、該半円形
ピン19は偏平面は互いに接触し合い、又それぞ
れの軸線は90゜の角度になつている。第6図及び
第7図に示すように、2個の半円形ピン19が対
応する形状の中ぐり部分に嵌合されている。それ
ゆえ、ハウジングの上側部分3は、下方が半円形
のピン19のまわりに蝶番回転できる(第6図)。
また、上方が半円形のピン19のまわりに揺動で
きる(第7図)。
ピン15の代用部材を示したもので、第1図乃至
第3図と同一部材には同一符号が付記してある。
二つのハウジング分割部分を相互連絡させる構成
要素は二つの半円形ピン19より成り、該半円形
ピン19は偏平面は互いに接触し合い、又それぞ
れの軸線は90゜の角度になつている。第6図及び
第7図に示すように、2個の半円形ピン19が対
応する形状の中ぐり部分に嵌合されている。それ
ゆえ、ハウジングの上側部分3は、下方が半円形
のピン19のまわりに蝶番回転できる(第6図)。
また、上方が半円形のピン19のまわりに揺動で
きる(第7図)。
第8図及び第9図は本発明による回転弁の他の
変形例を示したもので、上記ハウジングの上下分
割二部分を互いに連絡する構成要素は基盤部分4
内に設けた部分的球形凹所に嵌合する半球状ボー
ル20である。該半球状ボール20の偏平上面は
該キヤツプ部分3に適当に結合している。前記半
球状ボールが部分的球形凹所内に円滑に接合して
いるので、キヤツプ部分3が基盤部分4に蝶番的
回転並びに揺動できるように該半球状ボールは可
動的になつている。
変形例を示したもので、上記ハウジングの上下分
割二部分を互いに連絡する構成要素は基盤部分4
内に設けた部分的球形凹所に嵌合する半球状ボー
ル20である。該半球状ボール20の偏平上面は
該キヤツプ部分3に適当に結合している。前記半
球状ボールが部分的球形凹所内に円滑に接合して
いるので、キヤツプ部分3が基盤部分4に蝶番的
回転並びに揺動できるように該半球状ボールは可
動的になつている。
更に前記半球状ボールが部分的球形凹所内に嵌
合していることにより運動するための特別な軸線
を限定しないので、キヤツプ部分3が複雑な運動
を容易に行なうことができる利点が生ずる。
合していることにより運動するための特別な軸線
を限定しないので、キヤツプ部分3が複雑な運動
を容易に行なうことができる利点が生ずる。
第10図は本発明による回転弁の更に他の変形
例を示したもので、上記ハウジングの上下分割部
分を互いに連絡させる構成要素は二つの該分割部
分にそれぞれ取付けてある第1及び第2の要素2
1及び22より成る。上記要素21には直立した
部分的球形表面を設け、この表面が第2要素22
の部分的球形凹所に嵌合するが、この嵌合密着の
程度は前述した実施例の場合と同じように調整で
きる。
例を示したもので、上記ハウジングの上下分割部
分を互いに連絡させる構成要素は二つの該分割部
分にそれぞれ取付けてある第1及び第2の要素2
1及び22より成る。上記要素21には直立した
部分的球形表面を設け、この表面が第2要素22
の部分的球形凹所に嵌合するが、この嵌合密着の
程度は前述した実施例の場合と同じように調整で
きる。
第11図乃至第14図は前記ハウジング基盤部
分内に設けられかつ燃焼室(シリンダ)11に通
ずる開口部14の周囲に配設された凹所に挿入す
る埋め金23をそれぞれ示している。上記開口部
14に隣接する縁端部24に沿つて該埋め金23
の外面を面取り加工してあり(第13図参照)、
かつ第14図に明示してあるようにその内面に沿
つて該埋め金23が開口部14に極く接近して嵌
合するようにしてある。上記埋め金23を挿入す
ることにより回転弁と埋め金との間におけるガス
漏れを抑制すると同時に、軸受面(耐抗する面)
が形成されているため、弁部材は円滑に回転運動
を行なうことができる。
分内に設けられかつ燃焼室(シリンダ)11に通
ずる開口部14の周囲に配設された凹所に挿入す
る埋め金23をそれぞれ示している。上記開口部
14に隣接する縁端部24に沿つて該埋め金23
の外面を面取り加工してあり(第13図参照)、
かつ第14図に明示してあるようにその内面に沿
つて該埋め金23が開口部14に極く接近して嵌
合するようにしてある。上記埋め金23を挿入す
ることにより回転弁と埋め金との間におけるガス
漏れを抑制すると同時に、軸受面(耐抗する面)
が形成されているため、弁部材は円滑に回転運動
を行なうことができる。
第15図は本発明による弁ハウジングを形成す
る上下分割部分のうちキヤツプ部分の一部を示
し、前記中ぐり部分全体に多数列のくぼみ25を
配設してある。これらのくぼみを配列することに
より弁部材に注油するのに便宜がありかつ例えば
潤滑剤の炭化等により生ずる塵芥、屑を堆積させ
る役目もある。従つてこのような表面は又弁部材
表面に引つ掻き疵が生ずるのを防止する効果があ
る。
る上下分割部分のうちキヤツプ部分の一部を示
し、前記中ぐり部分全体に多数列のくぼみ25を
配設してある。これらのくぼみを配列することに
より弁部材に注油するのに便宜がありかつ例えば
潤滑剤の炭化等により生ずる塵芥、屑を堆積させ
る役目もある。従つてこのような表面は又弁部材
表面に引つ掻き疵が生ずるのを防止する効果があ
る。
尚特許請求の範囲の項に符号を付したのは、図
面との対照に便宜のためであつて、該符号の記入
により図示実施例の構造に限定する趣旨のもので
はない。
面との対照に便宜のためであつて、該符号の記入
により図示実施例の構造に限定する趣旨のもので
はない。
第1図は英国特許第1473107号、第1478982号、
第1481802号及び第1481803号の各明細書に添付し
た図面で示された被制御荷重機構を有する回転弁
を取付けている機関の一部を示した垂直断面図。
第2図は第1図示の機関の弁負荷弁(ハウジング
部分に力を作用させる系)を示す略示図。第3図
は第2図のA−A線に沿つた垂直断面図。第4図
は本発明による回転弁の一実施例を線図で示した
垂直断面図、第5図は第4図のB−B線に沿つた
垂直断面図。第6図は他の態様の二つのハウジン
グ部分を相互連絡させる構成要素を備えた本発明
による回転弁を線図で示した垂直断面図。第7図
は第6図のC−C線に沿つて線図で示した垂直断
面図。第8図は本発明による回転弁の更に他の実
施例を線図で示した垂直断面図。第9図は第8図
のD−D線に沿つて線図で示した垂直断面図。第
10図は本発明による回転弁の更に他の変形例を
線図で示した垂直断面図。第11図は本発明によ
る回転弁と共に用いられ弁部材の中ぐり部分に差
込まれる埋め金の正面図。第12図は第11図に
示した埋め金の背面図。第13図は第11図のE
−E線に沿つた断面図。第14図は第11図のF
−F線に沿つた断面図。第15図は本発明による
回転弁のキヤツプ部分を線図で示した下面図であ
る。 1…弁ハウジング、2…弁部材、3,4…ハウ
ジングの分割部分、5…蝶番結合部、6…蝶番軸
ピン、7a,7b…弁部材2の開放口、8…支
柱、9…ナツト、10…横梁、11…シリンダ
(燃焼室)、14…開口部(または通路)、15…
分割軸ピン、15a,15b…上、下の軸ピン、
16…軸受部材、18…緩着用合釘、19…半球
形ピン、20…半球状ボール、21,22…相互
連絡用構成要素、23…埋め金、24…縁端部、
25…くぼみ、記号A…昇揚力、B…下降力、C
…昇揚力Aの負荷点。
第1481802号及び第1481803号の各明細書に添付し
た図面で示された被制御荷重機構を有する回転弁
を取付けている機関の一部を示した垂直断面図。
第2図は第1図示の機関の弁負荷弁(ハウジング
部分に力を作用させる系)を示す略示図。第3図
は第2図のA−A線に沿つた垂直断面図。第4図
は本発明による回転弁の一実施例を線図で示した
垂直断面図、第5図は第4図のB−B線に沿つた
垂直断面図。第6図は他の態様の二つのハウジン
グ部分を相互連絡させる構成要素を備えた本発明
による回転弁を線図で示した垂直断面図。第7図
は第6図のC−C線に沿つて線図で示した垂直断
面図。第8図は本発明による回転弁の更に他の実
施例を線図で示した垂直断面図。第9図は第8図
のD−D線に沿つて線図で示した垂直断面図。第
10図は本発明による回転弁の更に他の変形例を
線図で示した垂直断面図。第11図は本発明によ
る回転弁と共に用いられ弁部材の中ぐり部分に差
込まれる埋め金の正面図。第12図は第11図に
示した埋め金の背面図。第13図は第11図のE
−E線に沿つた断面図。第14図は第11図のF
−F線に沿つた断面図。第15図は本発明による
回転弁のキヤツプ部分を線図で示した下面図であ
る。 1…弁ハウジング、2…弁部材、3,4…ハウ
ジングの分割部分、5…蝶番結合部、6…蝶番軸
ピン、7a,7b…弁部材2の開放口、8…支
柱、9…ナツト、10…横梁、11…シリンダ
(燃焼室)、14…開口部(または通路)、15…
分割軸ピン、15a,15b…上、下の軸ピン、
16…軸受部材、18…緩着用合釘、19…半球
形ピン、20…半球状ボール、21,22…相互
連絡用構成要素、23…埋め金、24…縁端部、
25…くぼみ、記号A…昇揚力、B…下降力、C
…昇揚力Aの負荷点。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 流体の通過を制御するための回転弁であつ
て、該弁は中ぐり部分、該中ぐり部分に連通する
流体通路を限定する弁ハウジング、及び該弁ハウ
ジング内で該中ぐり部分に回転可能に取付けられ
た弁部材とより成り、該弁部材はその回転に伴い
上記流体通路を開閉する作用を有し、該弁ハウジ
ングはその間を流体が漏れることのない状態に保
持された二つの弁ハウジング分割部分から成り、
また該ハウジング分割部分の間に、両ハウジング
分割部分に弁部材の回転軸に実質的に平行な軸の
まわりに蝶番式回転運動を含む相対的揺動運動を
可能ならしめる構成要素を配置した回転弁におい
て、 二つの弁ハウジング分割部分3,4の間に設け
られる構成要素15,19,20,21は、その
相対的な蝶番式回転運動及び揺動運動によつて、
中ぐり部分の両側における2つのハウジング分割
部分3,4の分離を微調整するとともに、2つの
ハウジング分割部分3,4によつて中ぐり部分を
弁部材2のまわりに密接に適合させ得るように構
成されていることを特徴とする回転弁。 2 上記のハウジング分割部分3,4の間に設け
られる構成要素は二本の平行ピン15a,15b
より成り、該平行ピンはそれぞれほぼ半円形の断
面形状を有し、その平断面が対向し合うように配
置され、各ピンは上記の各ハウジング分割部分
3,4内にそれぞれ凹設されかつピンの形状に相
当した形状を有する溝内に嵌着されるとともに前
記弁部材の回転軸に平行して延長され、さらに上
記の二本の平行ピン15a,15bの間には、軸
受部材16がその中央部に挾挿されるとともに、
該構成要素15a,15bの回転限定用機構とし
て一対の緩着用合釘18が設けられていることを
特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の回転
弁。 3 前記の構成要素は二つのピン19より成り、
各ピンはそれぞれ半円形断面形状を有しかつそれ
らの平断面は対向するがそれらの軸線は或角度で
交叉するように配設され、さらに各ピン19はそ
れぞれ各ハウジング部分3,4に設けたピンの形
状に相当する形状を有する溝内に嵌合しているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の回
転弁。 4 前記のハウジング分割部分の一つ4に半球形
凹所が設けられ、前記の構成要素20は前記凹所
に相当した部分的球形表面を有し、前記凹所内に
嵌合していることを特徴とする特許請求の範囲第
1項に記載の回転弁。 5 前記の構成要素は互いに協動する第1及び第
2の要素21,22より成り、該第2の要素22
は前記ハウジングの一分割部分3に取付けられて
部分的球形凹所を限定し、他の第1要素21は上
記ハウジングの他の分割部分4に取付けられて部
分的球形凹所内に嵌合する部分的球形表面を限定
し、これによつて二つの該ハウジング分割部分
3,4の間で蝶番式回転及び揺動運動を行い得る
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
回転弁。 6 前記軸受部材16は前記二本のピン15a,
15bの一つに形成される平断面から立ち上つて
いるパツドより成ることを特徴とする特許請求の
範囲第2項に記載の回転弁。 7 前記回転限定用機構は前記二つのピン15
a,15bと二つの連結されたハウジング分割部
分3,4の双方に緩着する合釘18より成ること
を特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の回転
弁。 8 前記構成要素の二本のピン19の各軸線はほ
ぼ90゜の角度で互いに交叉していることを特徴と
する特許請求の範囲第3項に記載の回転弁。 9 前記の構成要素20は半球形であり、その滑
らかな球形表面は他のハウジング分割部分3に当
接して支承することを特徴とする特許請求の範囲
第4項に記載の回転弁。 10 一本のピン19の軸線は前記弁部材2の軸
線に平行して配設されていることを特徴とする特
許請求の範囲第8項に記載の回転弁。 11 前記ハウジングの一分割部分4内に通路1
4を設け、該通路14は前記中ぐり部分の周面を
介して該中ぐり部分に連通して前記弁部材2内の
開口7a,7bに重合するようになり、又埋め金
23をハウジングの側面に嵌挿し、通路14に連
通する開口部の周囲で該中ぐり部分を限定するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第10
項のいずれか1つに記載された回転弁。 12 前記中ぐり部分を限定するハウジングの周
壁には少なくともその面積の一部に行き渡るよう
にくぼみ25を凹設してあることを特徴とする特
許請求の範囲第1項乃至第11項のいずれか1つ
に記載された回転弁。 13 内燃機関の燃焼室内にガスを導入しかつ該
燃焼室より燃焼生成物を排出する操作を制御する
回転弁であつて、該弁は中ぐり部分を限定する弁
ハウジング、内燃機関の燃焼室に該中ぐり部分を
連通させる通路、及び該中ぐり部分中に装架され
た回転自在の弁部材とより成り、該弁部材はその
回転により上記通路と周期的に連通或は離脱する
少なくとも一つの開口を有し、該弁ハウジングは
少なくとも二つの部分に分割されており、更に該
回転弁には燃焼室内の燃焼力に応じて、二つのハ
ウジング部分の押圧力を制御して、二つのハウジ
ング部分を液体が漏れることのない状態に保つ負
荷機構が設けられ、かつ該弁部材の回転軸にほぼ
平行する軸線を中心として蝶番式回転運動を含む
相対的揺動運動を行なうことができるように上記
の二つのハウジング部分が、その間に配置された
一つの構成要素により相互に連絡されている回転
弁において、 該構成要素15,19,20,21は、その時
の中ぐり部分の両端におけるハウジング分割部分
3,4の分離を微調整するために、両ハウジング
分割部分に相対的な蝶番式回転運動及び揺動運動
を行なわせ、これによつて二つのハウジング部分
3,4によつて限定される中ぐりがその使用中弁
部材2のまわりに密接に適合し得るように構成さ
れていることを特徴とする回転弁。 14 上記燃焼室11は円筒形であり、弁ハウジ
ング1は該燃焼室11の軸線に直角でありかつ弁
部材2の回転軸を含む平面上において分割されて
いることを特徴とする特許請求の範囲第13項に
記載の回転弁。 15 上記のハウジング部分3,4の間に設けら
れる構成要素は二本の平行ピン15a,15bよ
り成り、該平行ピンはそれぞれほぼ半円形の断面
形状を有し、その平断面が対向し合うように配置
され、各ピンは上記各ハウジング分割部分3,4
内にそれぞれ凹設されかつピンの形状に相当した
形状を有する溝内に嵌着されるとともに前記弁部
材の回転軸に平行して延長され、さらに上記の二
本の平行ピン15a,15bの間には、軸受部材
16がその中央部に挾挿されるとともに、該構成
要素15a,15bの回転限定用機構として一対
の緩着用合釘18が設けられていることを特徴と
する特許請求の範囲第13項又は第14項に記載
の回転弁。 16 前記の構成要素は二つのピン19より成
り、各ピンはそれぞれ半円形断面形状を有しかつ
それらの平断面は対向するがそれらの軸線は或る
角度で交叉するように配設され、さらに各ピン1
9はそれぞれ各ハウジング部分3,4に設けたピ
ンの形状に相当する形状を有する溝内に嵌合して
いることを特徴とする特許請求の範囲第13項又
は第14項に記載の回転弁。 17 前記のハウジング分割部分の一つ4に半球
形凹所が設けられ、前記の構成要素20は前記凹
所に相当した部分的球形表面を有し、前記凹所内
に嵌合していることを特徴とする特許請求の範囲
第13項又は第14項に記載の回転弁。 18 前記の構成要素は互いに協動する第1及び
第2の要素21,22より成り、該第2の要素2
2は前記ハウジングの一分割部分3に取付けられ
て部分的球形凹所を限定し、他の第1要素21は
上記ハウジングの他の部分4に取付けられて部分
的球形凹所内に嵌合する部分的球形表面を限定
し、これによつて二つの該ハウジング分割部分
3,4の間で蝶番式回転及び揺動運動を行ない得
ることを特徴とする特許請求の範囲第13項又は
第14項に記載の回転弁。 19 前記軸受部材16は前記二本のピン15
a,15bの一つに形成される平断面から立ち上
つているパツドより成ることを特徴とする特許請
求の範囲第15項に記載の回転弁。 20 前記回転限定用機構は前記二つのピン15
a,15bと二つの連結されたハウジング分割部
分3,4の双方に緩着する合釘18より成ること
を特徴とする特許請求の範囲第15項に記載の回
転弁。 21 前記構成要素の二本のピン19の各軸線は
ほぼ90゜の角度で互いに交叉していることを特徴
とする特許請求の範囲第16項に記載の回転弁。 22 前記の構成要素20は半球形であり、その
滑らかな球形表面は他のハウジング分割部分3に
当接して支承することを特徴とする特許請求の範
囲第17項に記載の回転弁。 23 一本のピン19の軸線は前記弁部材2の軸
線に平行して配設されていることを特徴とする特
許請求の範囲第21項に記載の回転弁。 24 前記ハウジングの一分割部分4内に通路1
4を設け、該通路14は前記中ぐり部分の周面を
介して該中ぐり部分に連通して前記弁部材2内の
開口7a,7bに重合するようになり、又埋め金
23をハウジングの側面に嵌挿し、通路14に連
通する開口部の周面で該中ぐり部分を限定するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第13項乃至第2
3項のいずれか1つに記載された回転弁。 25 前記中ぐり部分を限定するハウジングの周
壁には少なくともその面積の一部に行き渡るよう
にくぼみ25を凹設してあることを特徴とする特
許請求の範囲第13項乃至第24項のいずれか1
つに記載された回転弁。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB12761/77A GB1574056A (en) | 1977-03-25 | 1977-03-25 | Rotary valves |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54230A JPS54230A (en) | 1979-01-05 |
JPH0246821B2 true JPH0246821B2 (ja) | 1990-10-17 |
Family
ID=10010649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3477878A Granted JPS54230A (en) | 1977-03-25 | 1978-03-25 | Rotary valve |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4160436A (ja) |
JP (1) | JPS54230A (ja) |
DE (1) | DE2812514A1 (ja) |
FR (1) | FR2385017B1 (ja) |
GB (1) | GB1574056A (ja) |
IT (1) | IT1193463B (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3367651D1 (en) * | 1982-07-27 | 1987-01-02 | Guy Negre | Sealing element for a gas-cycle control device for a combustion chamber |
FR2531139B1 (fr) * | 1982-07-27 | 1986-05-23 | Guy Negre | Dispositif de controle d'un circuit de gaz d'une chambre de combustion |
ES2008996A6 (es) * | 1988-06-06 | 1989-08-16 | Ocana Triguero Felix | Mejoras introducidas en el objeto de la patente de invencion numero, 8700897, por: "sistema de admision y escape por eje de lumbreras rotativas, en motores de explosion de cuatro tiempos". |
US5738051A (en) * | 1996-03-06 | 1998-04-14 | Outboard Marine Corporation | Four-cycle marine engine |
DE19634299A1 (de) * | 1996-08-24 | 1998-02-26 | Motoren Werke Mannheim Ag | Gasmotor mit Walzen-Drehschieber |
US5967108A (en) | 1996-09-11 | 1999-10-19 | Kutlucinar; Iskender | Rotary valve system |
ES2249068B1 (es) * | 2002-06-10 | 2007-06-01 | Antonio Ferreres Lopez | Valvula de distribucion rotativa. |
ES2267329B1 (es) * | 2002-08-14 | 2008-02-16 | Conitex-Sonoco Llc | Devanador individual y metodo para fabricar dicho devanador individual. |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1069931B (de) * | 1959-11-26 | Anders Fisker, Kopenhagen | Walz'endrehschieber, insbesondere für Brennkraftmaschinen | |
US1576082A (en) * | 1923-05-31 | 1926-03-09 | Eugene M Bournonville | Rotary valve |
US1624388A (en) * | 1925-04-01 | 1927-04-12 | Eugene M Bournonville | Internal-combustion-engine rotary valve member |
GB481933A (en) * | 1937-12-01 | 1938-03-21 | Roland Claude Cross | Improvements in rotary valve internal combustion or other engines or pumps |
GB1478982A (en) * | 1973-09-07 | 1977-07-06 | Cross Mfg Co | Rotary valves |
GB1473107A (ja) * | 1973-09-07 | 1977-05-11 | ||
GB1481803A (en) * | 1973-09-07 | 1977-08-03 | Cross Mfg Co | Lubrication of rotatable members |
GB1481802A (en) * | 1973-09-07 | 1977-08-03 | Cross Mfg Co | Internal combustion engines |
GB1471533A (en) * | 1974-05-24 | 1977-04-27 | Exxon Research Engineering Co | Internal combustion engines and their operation |
-
1977
- 1977-03-25 GB GB12761/77A patent/GB1574056A/en not_active Expired
-
1978
- 1978-03-22 US US05/889,130 patent/US4160436A/en not_active Expired - Lifetime
- 1978-03-22 DE DE19782812514 patent/DE2812514A1/de active Granted
- 1978-03-24 IT IT67669/78A patent/IT1193463B/it active
- 1978-03-24 FR FR7808772A patent/FR2385017B1/fr not_active Expired
- 1978-03-25 JP JP3477878A patent/JPS54230A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
IT7867669A0 (it) | 1978-03-24 |
DE2812514A1 (de) | 1978-10-12 |
FR2385017B1 (fr) | 1985-07-19 |
JPS54230A (en) | 1979-01-05 |
US4160436A (en) | 1979-07-10 |
GB1574056A (en) | 1980-09-03 |
IT1193463B (it) | 1988-06-22 |
FR2385017A1 (fr) | 1978-10-20 |
DE2812514C2 (ja) | 1991-08-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5655494A (en) | Variable roller valve system for internal combustion engine | |
US5623894A (en) | Dual compression and dual expansion engine | |
JP3287846B2 (ja) | 回転弁用ガス密封システム | |
US4243233A (en) | Seal ring having a tapered surface, and a sealing device | |
US4010727A (en) | Internal combustion engine | |
US4212473A (en) | Multiple seal ring having a tapered surface, and a sealing device | |
JPH0246821B2 (ja) | ||
US4548560A (en) | Seal system in rotary engine | |
JPS62182411A (ja) | 内燃機関 | |
JPH0262479A (ja) | ピストン | |
US3990423A (en) | Rotary valves | |
EP0668974B1 (en) | Piston | |
CA2333672A1 (en) | Rotary valve for internal combustion engines | |
US4546743A (en) | Arrangements to rotary valves for engines compressors, motors or pumps | |
JP2901757B2 (ja) | 揺動型ピストン機関 | |
JPS6336403B2 (ja) | ||
EP0089955A1 (en) | An improved rotary engine | |
JPS6243049B2 (ja) | ||
GB1578920A (en) | Sealing member in an orbital or rotary fluid-machine | |
JPH0246771B2 (ja) | ||
JPH07103811B2 (ja) | シール材をケーシング側に設けたロータリー弁装置 | |
WO2003100232A1 (en) | Rotary valve seal | |
CA1060801A (en) | Apex seal assembly | |
JPH0324374A (ja) | ロータリー弁装置 | |
US11946434B1 (en) | System and method for enclosing piston cooling gallery |