JPH024681Y2 - - Google Patents

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JPH024681Y2
JPH024681Y2 JP832485U JP832485U JPH024681Y2 JP H024681 Y2 JPH024681 Y2 JP H024681Y2 JP 832485 U JP832485 U JP 832485U JP 832485 U JP832485 U JP 832485U JP H024681 Y2 JPH024681 Y2 JP H024681Y2
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valve body
cylindrical
tube
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drip
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は微量点滴セツト用点滴筒に関するも
のである。
〔従来の技術〕
微量点滴セツト用点滴筒は薬液瓶から瓶針を介
して取出した薬液を筒主体内に滴下させる点滴管
を通常のものより極めて細く(外径が0.4φ、内径
が0.2φ程度)し、約100滴で1mlを滴下(通常の
点滴管は約20滴で1mlを滴下)するようにしたも
ので、滴下速度が極めて遅くなつている。従つ
て、この微量点滴セツト用点滴筒を用いて点滴治
療を行うに際し、その準備作業即ち、薬液瓶に瓶
針を接続してから該瓶内の薬液を点滴細管を通し
て滴下させ、筒主体内に一定量を溜め、且つ該筒
主体に続く導液チユーブ内に薬液を充満させるま
での作業に多大の時間が掛り、緊急の要に供し得
ないという問題があつた。この問題解決のため、
従来は瓶針と、点滴細管を連通する導液チユーブ
の途中に三方活栓を介装し、該三方活栓から点滴
細管を通さずに瓶内薬液を筒主体内に直接導入で
きるバイパスチユーブを設け、前記三方活栓の操
作で上記準備作業の迅速化が図れるように構成し
ていた。
しかしながら、上記従来の場合は三方活栓自体
は流路切換のみで液量を調整する機能はないた
め、三方活栓を介装した導液チユーブの上流側に
液量を調整するいわゆるクレンメを設置する必要
があり、三方活栓とクレンメの両操作を行わなけ
ればならず面倒であつた。また、バイパスチユー
ブを設ける関係で点滴筒自体も大型化し、扱い難
くなるとの問題もあつた。
〔考案の目的〕
この考案は上記の問題を解消するためのもの
で、点滴筒を構成する筒主体或いはキヤツプ部材
を一定方向に回転させるだけで、細管流路と筒主
体への直結流路との選択と、流量調整が簡単かつ
確実にできる微量点滴セツト用点滴筒を提供する
ことを目的としている。
〔考案の構成〕
上記目的を達成するため、この考案は底部に導
液チユーブの接続突管を有し、上面を堰板で封止
した筒主体の上部に瓶針を備えたキヤツプ部材を
螺合し、該キヤツプ部材の内面に瓶針に連通する
流路を有する円筒状の弁体を設けるとともに、前
記筒主体の上面を封止した堰板の中央部に前記弁
体が嵌合する円筒体を垂下し、該円筒体下端に弁
体端面で開閉される点滴細管を設け、円筒体側壁
に弁体側壁で開閉される溢流孔を設けた構成とし
たものである。
〔実施例〕
次に、この考案を添付図面に示す一実施例にも
とずいて説明する。
10は透明性の材料よりなる筒主体で、該筒主
体10は上面が開放され、底部に導液チユーブ3
1の接続突管11が設けられている。12は筒主
体10の上面を封止した堰板で、該堰板12の中
央部には円筒体13が垂下状に設けられている。
該円筒体13は下端に段部14を介して小径円筒
部15を形成し、これに点滴細管16を設けてい
る。該点滴細管16としては通常、27Gの直断
針(外径0.4φ、内径0.2φ)が使用される。また、
前記円筒体13の上部側壁には薬液の溢流孔17
を設けている。18は筒主体10の上部を被冠し
たキヤツプ部材で、該キヤツプ部材18はその裾
部18aに雌螺子19を形成し、筒主体の上部外
周に形成した雄螺子20に螺合している。21は
キヤツプ部材18の頂部18bに備えた瓶針で、
該瓶針21は頂部突管18cにインサート成形し
た場合が示されているが、これに限らず、キヤツ
プ部材18と同一材例えば合成樹脂で一体成形し
たものでも、また前記頂部突管18cに導液チユ
ーブを介して取付けたものであつてもよい。22
は前記キヤツプ部材18の内面側から頂部突管1
8cに基端部を装着した円筒状の弁体で、該弁体
22は前記筒主体10の上面を封止した堰板12
に設けた円筒体13内に挿入され、キヤツプ部材
18を締込み方向に回転させるか、その逆に回転
させることにより該円筒体13内を上下動するよ
うになつている。この弁体22はその上部側壁が
前記円筒体13の内壁に液密に摺接し、下部側壁
が小径になり、円筒体内壁との間に環状の隙間2
3を形成している。また、弁体22はその上端面
から小径の下部側壁に通じる薬液流路24が設け
られている。従つて、瓶針21を流下した薬液は
この薬液流路24を通して円筒体13の下面側に
導かれる。この場合、弁体22が最下動位置にあ
つて、その下端面22aが点滴細管16を設けた
前記小径円筒部15の段部14に当接していると
きは点滴細管16を閉じるとともに円筒体周壁に
設けた溢流孔17を閉じるようになつている。し
かして弁体22が最下動位置から上動を開始する
と、点滴細間16を開口する。該開口率は弁体2
2の上昇に伴つて大きくなり、最上動位置(第2
図参照)に至ることにより弁体22の下部側壁が
溢流孔17を開口することとなる。
なお、図示の例では前記堰板12はその上面に
隆起部25を設けているが、これに限らず堰板1
2を漏斗状に形成してもよいことは言うまでもな
い。また、上記実施例では特に図示していない
が、導液チユーブ31に筒主体10とキヤツプ部
材18の回転時の捻れ防止手段を設けることが好
ましい。
図中、32は前記導液チユーブ31の先端に取
付けた静脈針、33は薬液瓶である。
次に上記実施例の作用を説明する。
まず、静脈針32側を一定の高さに持つておい
て薬液瓶33の栓体に瓶針21を第4図示の如く
刺し込む。次いで、キヤツプ部材18或いは筒主
体10を一定方向に回転させて第2図示の如く弁
体22を最上動位置に移動させる。これにより円
筒体13の上部側壁に設けた溢流孔17を大きく
開放する(この開放は瓶針21を薬液瓶に接続す
る前に行つてもよい)。これにより、薬液瓶33
内の薬液が弁体22の上端面に開口する薬液流路
24を流下して円筒体13内に入り、その下端の
点滴細管16から滴下されるとともに、溢流孔1
7を通して筒主体10内に直接供給される。しか
して、筒主体10の底部に連続する導液チユーブ
内に充満後、筒主体内に急速に溜められる。かか
る準備作業が終了した後、静脈針32の先端を薬
液瓶より下位にして薬液を針端に導き、その一部
を噴出させて空気を排除し、人体の血管に注射す
る。
次いで、キヤツプ部材18を前記と逆方向に回
転して弁体22の上部側壁で溢流孔17が閉じれ
る程度まで下動する。斯くして後、点滴細管16
から滴下する滴下量を見てキヤツプ部材18を更
に回転させて最適な滴下量が得られるように調整
すればよい。
〔考案の効果〕
以上の如く、この考案は底部に導液チユーブの
接続突管を有し、上面を堰板で封止した筒主体の
上部に、瓶針を備えたキヤツプ部材を螺合し、該
キヤツプ部材の内面に瓶針に連通する流路を有す
る円筒状の弁体を設けるとともに、前記筒主体の
上面を封止した堰板の中央部に前記弁体が嵌合す
る円筒体を垂下し、該円筒体下端に弁体端面で開
閉される点滴細管を設け、円筒体側壁に弁体側壁
で開閉される溢流孔を設けたことを特徴としてい
るから、点滴治療を行うに際し、薬液瓶内の薬液
を筒主体内に溜め、且つ該筒主体に続く導液管内
まで充満させる準備作業がキヤツプ部材或いは筒
主体を何れかの方向に回転させるのみで簡単に行
え、その作業が短時間に出来、緊急の要に即座に
対処出来るという優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は全体の
断面図、第2図は弁体開放時の要部断面図、第3
図はキヤツプ部材の一部切欠斜視図、第4図は使
用状態図である。 10……筒主体、11……接続突管、12……
堰板、13……円筒体、16……点滴細管、17
……溢流孔、18……キヤツプ部材、21……瓶
針、22……弁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底部に導液チユーブの接続突管を有し、上面を
    堰板で封止した筒主体の上部に瓶針を備えたキヤ
    ツプ部材を螺合し、該キヤツプ部材の内面に瓶針
    に連通する流路を有する円筒状の弁体を設けると
    ともに、前記筒主体の上面を封止した堰板の中央
    部に前記弁体が嵌合する円筒体を垂下し、該円筒
    体下端に弁体端面で開閉される点滴細管を設け、
    円筒体側壁に弁体側壁で開閉される溢流孔を設け
    たことを特徴とする微量点滴セツト用点滴筒。
JP832485U 1985-01-24 1985-01-24 Expired JPH024681Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP832485U JPH024681Y2 (ja) 1985-01-24 1985-01-24

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JP832485U JPH024681Y2 (ja) 1985-01-24 1985-01-24

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JPS61124640U JPS61124640U (ja) 1986-08-05
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JPS61124640U (ja) 1986-08-05

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