JPH0246340Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0246340Y2
JPH0246340Y2 JP1986132211U JP13221186U JPH0246340Y2 JP H0246340 Y2 JPH0246340 Y2 JP H0246340Y2 JP 1986132211 U JP1986132211 U JP 1986132211U JP 13221186 U JP13221186 U JP 13221186U JP H0246340 Y2 JPH0246340 Y2 JP H0246340Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stretcher
pedestal
vibration damping
fixing device
damping mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986132211U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6338515U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986132211U priority Critical patent/JPH0246340Y2/ja
Publication of JPS6338515U publication Critical patent/JPS6338515U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0246340Y2 publication Critical patent/JPH0246340Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は救急車に装備するのに適した振動緩和
機構を有する担架固定装置に関するものである。
(従来の技術) 救急車に取付けられた従来のストレツチヤー
(担架)には車体の振動及び運動がそのまま伝わ
るため、患者が路面の凹凸によつて揺られたり、
加減速時の加速度変化によつて気分が悪くなるな
どの事例が報告されている。この点を改善する装
置機構は存在しない訳ではないが、非常に高級か
つ高価なため普及するに到つていない。
(技術的課題) 本考案は前記の点を解決するものでその目的
は、救急車等によつて運ばれる患者が走行振動等
によつて不快感や若痛を感じることがないように
構成された振動緩和機構を有する担架固定装置で
あつて、特に比較的簡便な構造であるにも拘らず
緩和効果の高いものを提供することにある。
(技術的手段) 前記目的は、車体構造1上に装着される基台2
の前後に、担架を取付ける架台3をリンク状支持
架5を介して上下動可能に設け、該基台上面の前
後に、車体側の上下振動を減衰させる空圧式緩衝
体6を2基設置し、前後の緩衝体6,6により架
台3を支持し、該架台3にその長手方向両側に沿
つて、担架の車輪を乗入れる搭載路10,10を
設け、担架の前後被係止部に係止し前後動を規制
する固定片11,12を前記架台上面の前後に2
個設けて成る構成により達することができる。
(考案の作用) 本考案の装置は基台2にリンク状支持架5によ
り上下動可能に取付けた架台3に対して上下振動
を減衰させる緩衝体6を介在させて、支持してお
り、支持架5、緩衝体6共前後2箇所設けられて
いるので、架台3上に担架Sを固定したとき、車
体の振動、特に上下振動が効果的に減衰され、そ
の結果担架は患者に伝えられる振動を緩和する作
用を受ける。担架Sは架台3の搭載路10,10
より乗入れられて横ずれが防止され、また前後動
を規制する前後の固定片11,12によつて前後
で係止され、上下、前後、左右の6方向について
固定され、かつ適当な緩衝作用を受けるので、患
者に加わる自動車走行上の悪影響が最少となる。
(実施例) 以下図示実施例により説明すると、第1図乃至
第3図において、1は救急車Aの床を構成する車
体構造、2はその床上に装着した基台でストレツ
チヤー即ち担架Sのほぼ全長程度の長さを有する
箱状であり、その上に蓋状に架台3が重ねて設置
される。4は基台2内の前後に2基設置した緩和
機構、5はその機構4を構成するリンク状支持
架、6は緩衝体で、コンプレツサ7より送られる
空圧によりクツシヨン効果及び高さ調整効果を発
揮し、併設されたダンパにより減衰する。この緩
衝体6は市販のものが利用できる。上記緩和機構
4は上下の取付部材8,9によつて基台2と架台
3とに結合されており、架台3上に固定される担
架Sに、車体の上下振動が伝わるのを緩衝する。
10,10は担架搭載路で、断面略凸状に形成
された架台3の上面左右に長手方向に沿つて設け
てあり、凸状部側壁は担架Sとの係合部10′、
搬入側は幅広の導入部10″,10″になつてい
る。11は担架Sの前部と係止し移動を規制する
固定片で、後部固定片12は架台上面に設けた開
口3aより起倒可能であり、担架の搬入、搬出を
容易にしている。13は後部固定片12の支軸、
14はレバー、15は幅広導入部10″へ担架S
を導く傾斜案内板であり、架台3の後端に軸支さ
れ架台3の上下動に追従する。また16は空圧ゲ
ージ、17はコンプレツサスイツチ、18は排気
用押ボタンを示す。従つて患者をのせる担架Sを
車体後扉側より案内板15を経て本案装置に脚を
折畳みながら段状搭載路10へ乗入れると、その
車輪Wと係合部10′との係合により横ずれを防
ぎ、前後の固定片11,12により前後動が規制
されて固定が行なえるので担架Sの扱いは容易で
あり、また車体構造1から伝えられる上下振動は
エアクツシヨンにより減衰する。
第4図乃至第7図の実施例は、前記実施例のも
のに前後方向の動き(加速度変化)を緩和する部
材20を組入れた例で、第1図乃至第3図の実施
例と同じ構成は符号を共用して説明を省略する。
それ故、基台2と架台3は上下振動の緩和機構4
により結合されており、その前部及び後部固定片
11,12に同じ空圧式の前後動緩和部材20が
設けてある。図中、21は前部固定片11を前後
動可能に取付けた取付枠、22は後部固定片12
を起倒可能に取付けた取付枠、23は両枠21,
22を結合した連結軸、24は後部固定片12を
起倒させる操作レバーであり、連結軸23を前後
の上部取付部材9,9にスライダブルに嵌挿する
ことによつて前後固定片11,12を上下動可能
かつ前後動可能に装着し、さらに前部固定片11
の前後に取付けた一対の緩衝体25,26から成
る前後動緩和部材20を作用させている。27,
27は前部固定片11の左右に設けた移動輪、2
8,28はそれらが移動するレール、29,29
は後部固定片取付枠23の左右に設けた移動輪、
30,30は上記と同様のレールで両レール28
〜30は上部取付部材9側に設けられている。3
bは前部固定片11を架台上面に前後動可能に突
出させるために設けた開口、3cも同じく後部固
定片12を突出させる開口を示す。この実施例に
よれば前後の固定片11,12も前後方向へ移動
可能であるから、上下振動の緩衝に加えて、さら
に発車、加減速及び停車による加速度変化により
架台3従つて担架Sが前後方向へ移動するのを緩
和することができる。
第9図は上記第2の実施例のものにさらに昇降
機構31を設け、基台2ごと前部を上昇させるよ
うにした例であり、基台2は後端で車体構造にヒ
ンジ結合され、昇降機構31により患者の頭部を
持上げ、楽な姿勢がとれるように図つたものであ
る。なお第2実施例のものにおいて、搭載路又は
装置全体を左右方向へ移動可能としかつ緩衝体を
介在させカーブ走行等により生ずる遠心力を吸収
することができ、その場合担架Sに対する3軸方
向の振動緩和が可能になる。
(考案の効果) 本考案は以上の如く構成されかつ作用するの
で、救急車等の車輌によつて担架にのせた患者を
移送する場合に、特に上下方向の振動を減衰する
緩衝体によつて路面の凹凸等により患者が不快感
や苦痛を覚えるのを防止することができ、緩衝体
は空圧式であるから扱いが簡便であり、かつ緩和
効果が良好で、市販のものも利用可能なため、装
置が複雑化せず、比較的低価額で実施可能であ
り、また車体構造上に後から架装できるから既存
の車輌にも実施でき、従つて装置の普及に寄与す
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る振動緩和機構を有する担架
固定装置に関するもので、第1図は第1実施例の
側面図、第2図は平面図、第3図は要部断面図、
第4図は第2実施例の一部省略縦断面図、第5
図、第6図は第4図A−A線及びB−B線に沿う
断面図、第7図は透視斜視図、第8図は第3実施
例の側面説明図、第9図は救急車に装備した本考
案の側面説明図である。 A……救急車、S……担架、1……車体構造、
2……基台、3……架台、4……緩和機構、10
……搭載路、11,12……前部及び後部固定
片、20……前後動の緩和部材、31……昇降機
構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 車体構造1上に装着される基台2の前後に、
    担架を取付ける架台3をリンク状支持架5を介
    して上下動可能に設け、該基台上面の前後に、
    車体側の上下振動を減衰させる空圧式緩衝体6
    を2基設置し、前後の緩衝体6,6により架台
    3を支持し、該架台3にその長手方向両側に沿
    つて、担架の車輪を乗入れる搭載路10,10
    を設け、担架の前後被係止部に係止し前後動を
    規制する固定片11,12を前記架台上面の前
    後に2個設けて成る振動緩和機構を有する担架
    固定装置。 (2) 搭載路10は担架と係合し横ずれを防ぐ長手
    方向の側壁である実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の振動緩和機構を有する担架固定装置。 (3) 2個の固定片11,12は、架台に対しそれ
    らの中立状態を保ちかつ前後動可能に設けられ
    た一対の緩衝体25,26から成る前後動の緩
    和部材20を有する実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の振動緩和機構を有する担架固定装
    置。 (4) 架台3又は基台2は、その前部を起す昇降機
    構31を有する実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の振動緩和機構を有する担架固定装置。
JP1986132211U 1986-08-29 1986-08-29 Expired JPH0246340Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986132211U JPH0246340Y2 (ja) 1986-08-29 1986-08-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986132211U JPH0246340Y2 (ja) 1986-08-29 1986-08-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6338515U JPS6338515U (ja) 1988-03-12
JPH0246340Y2 true JPH0246340Y2 (ja) 1990-12-06

Family

ID=31031380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986132211U Expired JPH0246340Y2 (ja) 1986-08-29 1986-08-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0246340Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0622513B2 (ja) * 1990-11-30 1994-03-30 新明和リビテック株式会社 救急自動車におけるベッドの防振装置
JP4818268B2 (ja) * 2004-06-30 2011-11-16 ファーノ−ワシントン・インコーポレーテッド 組合せ簡易ベッドの積込み及び締結システム
JP5988851B2 (ja) * 2012-12-05 2016-09-07 荏原実業株式会社 防振架台
PL3182947T3 (pl) * 2014-08-19 2019-11-29 Ferno Washington Układ mocowania noszy mający odporną na zderzenia szynę łącznika noszy i sposób przymocowania do niej noszy ratunkowych

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5687020U (ja) * 1979-12-11 1981-07-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6338515U (ja) 1988-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100342963B1 (ko) 구급차용 제진 가대
JPH0246340Y2 (ja)
JP3169570B2 (ja) 救急自動車におけるストレッチャの防振装置
CN114992274B (zh) 一种车载护理减震装置
CN213722970U (zh) 一种平稳性好的病人转运车
JPH0415216Y2 (ja)
JPH0624559B2 (ja) 救急自動車におけるストレッチャーの防振装置
JP2608501B2 (ja) ストレッチャー
JP3329025B2 (ja) 鉄道車両の車体傾斜装置
TWI578942B (zh) 嬰兒車改良構造
CN220898792U (zh) 一种静音护理医用推车
JP3961239B2 (ja) 車両用バッテリ支持装置
JPH01192353A (ja) ストレッチャーの防振装置
CN108099726A (zh) 一种具有矫正保护头部功能的头枕
JPH05132U (ja) 防振構造物のロツク装置
JPH0531140A (ja) 救急自動車におけるストレツチヤーの防振移載装置
JPH0451107Y2 (ja)
JPH0439437A (ja) 輪送用除振装置
JP4040860B2 (ja) 車椅子用防振架台
JP2522037Y2 (ja) サスペンションシート
JPH0546985Y2 (ja)
JP2566678Y2 (ja) サスペンションシート
JPH056979Y2 (ja)
CN115634102A (zh) 一种准零隔振的医用担架推车
JPH0617632Y2 (ja) サスペンションシート