JPH024602A - 粉粒体分割供給包装装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、振動フィーダを用いて複数個の粉粒体収納
容器に対して複数回粉粒体を供給し、各粉粒体収納升に
複数回供給した粉粒体の量が相互に近似するようにした
後に、各粉粒体収納升に収納された各粉粒体を各々包装
袋に包装するようにした粉粒体分割供給包装装置に関す
るものであり、特にその粉粒体の包装袋への所望の投入
量の精度を向上させるようにしたものである。

〔従来の技術〕

従来、周縁部全周に亘って多数同規格の分配孔（升）が
互に隣接して穿設配置され、各分割孔ごとに、底蓋およ
びこれと連接された底蓋開閉用の操作片ならびに底蓋押
し当て用の弾条とを設置した円形の分割升と、分割升を
支承する回転駆動用の正逆駆動機構と、前記操作片と接
触する操作片突き上げ用上下揺動機構とからなる底蓋開
閉機構と、供給機構と、包装機構とを具え、前記分割弁
以外の各機構は機台に固定されてなると共に、制御回路
によって通電を制御して、前記供給）ａ構から正逆回転
する分割弁内の所定数に粉粒体を反復流下させ、次いで
底蓋を開いて逐次包装機構内へ流下させるようにした分
割升正逆回転式分配装置が提供されている（特開昭５３
−８２５９７号公報参照）。

また、粉粒体を一定に供給するための振動フィーダも開
発されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記従来の装置における円形の分割弁に粉粒体を供給す
る供給機構では、これに収容されている粉粒体の残量が
変化するに従って粉粒体の供給量が少しづつ変化する傾
向になり、円形の分割弁を形成する各分配孔に粉粒体を
均等に収容することができない、といった課題があった
。

また、従来の振動フィーダは、その振動周波数が一定で
あったので、この振動フィーダに収納されている粉粒体
の残量が少なくなるに従って加振力が大きくなって、粉
粒体の供給量が多くなる、といった課題があった。

この発明の粉粒体分割供給装置は、前記のような課題を
解決することを目的として提供するものである。

〔課題を解決するための手段］ 前記目的を達成するために、この発明の粉粒体分割供給
包装装置は、振動フィーダを用いて複数個の粉粒体収納
升に対して複数回粉粒体を供給し、各粉粒体収納升に複
数回供給した粉粒体の合計量が相互に近似するようにし
た粉粒体分割装置と、この粉粒体分割装置の各粉粒体収
納升に収納された各粉粒体を各々に包装する包装装置と
よりなる粉粒体分割供給包装装置において、振動フィー
ダにおける粉粒体の残量を測定する重量センサと、この
重量センサの測定結果に対応して振動フィーダの加振力
が粉粒体の定量供給を保持するように振動周波数を制御
する制御装置と、この制御装置が定めた値に対応して動
作する機能を有する振動フィーダと、各粉粒体収納升に
等分に供給された粉粒体を粉粒体収納升の底蓋を順次開
きその底蓋の下方に位置する包装袋に投入した後その投
入口をシールするようにした包装装置とよりなる粉粒体
分割供給包装装置としたものである。

〔作用〕

この粉粒体分割供給包装装置は、前記のような構成によ
り、振動フィーダに収納されている粉粒体の残量を常に
重量センサが測定し、その測定値に対応して制御装置の
制御動作が行われ、この制御装置により振動フィーダの
振動周波数を制御し、振動フィーダの加振力が粉粒体の
定量供給を保持するようにして、粉粒体分割装置を形成
する各粉粒体収納升にきわめて高精度に等分に粉粒体を
分割し、その後に各粉粒体収納升の底蓋を順次開き、そ
の底蓋の下方に位置する包装装置に備えた包装袋に投入
した後その投入口をシールする。

〔実施例〕

以下、この発明の粉粒体分割供給包装装置の実施例を図
面とともに詳細に説明すると、第１図はその要部の斜視
図、第２図は振動フィーダの振動周波数を制御する電気
回路の系統図であり、１は振動フィーダ２を用いて複数
個の粉粒体収納升１ａに対して複数回粉粒体を供給し、
各粉粒体収納升１ａに複数回供給した粉粒体の合計量が
相互に近似するようにした粉粒体分割装置である。３は
載置台４を介して振動フィーダ２を載置してこの振動フ
ィーダ２のホッパ一部２ａに入れられた粉粒体の残量を
測定する重量センサであり、例えば圧電素子やストレイ
ンゲージなとで作られている。５はこの重量センサ３に
よる粉粒体の残量の測定結果に対応して振動フィーダ２
の加振力が粉粒体の定量供給を保持するように振動フィ
ーダ２の振動周波数を制御する制御装置であり、この制
するアナログ信号をディジタル信号に変換するアナログ
・ディジタル変換器５ａと、このアナログ・ディジタル
変換器５ａで変換されたディジタル信号を演算処理して
振動フィーダ２の加振力が一定になるように後述する振
動体を制御するディジタル制御信号を出力する中央処理
装置５ｂと、この中央処理装置５ｂＴ：演算処理して得
られたディジタル制御信号をアナログ制御信号に変換す
るディジタル・アナログ変換器５ｃと、このディジクル
・アナログ変換器５Ｃで変換されたアナログ制御ｌ信号
電圧が印加されて発振周波数が変化するように形成され
た周波数変換器５ｄと、この周波数変換器５ｄで得られ
た発振周波数電圧を電力増幅する振動体駆動回路５ｅと
より構成されており、この振動体駆動回路５ｅで得られ
た電力を、例えば電磁石などの振動体６に供給し、この
振動体６によって振動フィーダ２を振動させるようにし
ている。このような構成により振動フィーダに収納され
た粉粒体の量（重Ｍ）が変化しても一定の加振力が振動
フィーダに加わり、一定の粉粒体の流量の供給が可能で
ある。

第３図は振動フィーダ２の振動周波数と加振力との関係
を示す。この図における（イ）は粉粒体を含む振動フィ
ーダ２全体の質量が大の場合の振動周波数と加振力との
関係を示し、（０）は振動フィーダ２全体の質量が小の
場合の同じ関係を示すものであり、振動周波数が同じで
あれば振動フィーダ全体の質量が小さい方が加振力が大
きいことが分かる。従って、振動周波数を前記制御装置
５により適当に制御することにより、振動フィーダ２に
収納された粉粒体の量の変化に係わらす加振力をほぼ一
定に保持することが可能である。例えば加振力Ｆを一定
のＦａに保持するためには、振動フィーダ全体の質量の
低下とともに振動周波数をｆｌからｒ２に徐々に低下さ
せる必要がある。

第４図は、前述のようにして振動フィーダ２の加振力を
ほぼ一定に制御した際に振動フィーダ２から流出する粉
粒体の時間の経過に対する流量の一変化を実験により確
認して示したものである。

前述したように振動フィーダ２の振動周波数を制御して
第４図の下段において加振力ＦをＦａのようにほぼ一定
に保持すると、振動フィーダ２に収納された粉粒体の残
１ｓはＳａのように変化する。この加振力と残量との関
係により、粉粒体の流、ＩＱは時間の経過とともにＱａ
のような変化となる。すなわち、前記粉粒体分割装置１
への分割供給の最初の時期においては、第４図に示すよ
うにほぼ直線的に上昇し、中間時期においては殆んど変
化がなくなり、さらに終りの時期にはほぼ直線的に減少
する。

従って、前記粉粒体分割装置ｌに例えば第４図の上段に
示すように粉粒体をＮ回に分割配分すると、最初と最後
の重量配分の誤差はお互い相殺されるようになる。

このようにして、粉粒体分割装置ｌを形成する各粉粒体
収納升１ａに粉粒体を等分に分割した後に、第５図に示
すような機構により各粉粒体収納升１ａの底ｉ１ｂを矢
印方向に回動させて順次開き、その底１［１ｂの下方に
配設した後述する包装装置に備えた包装袋に粉粒体を順
次投入して、その投入口をシールする。前記それぞれの
底蓋ｌｂの一端部１ｃは粉粒体収納升１ａの外側壁１ｄ
に設けた支軸１ｅに回動自在に枢着されるとともに、こ
の支軸１ｅの周わり設けたトーションスプリング１ｆに
よって底Ｍ１ｂが常に閉じるように付勢されており、さ
らに、底１１ｂには延長片１ｇが形成されている。また
、この延長片１ｇの下方に対向して先端に押動ローラ７
ａを設けた押動部材７の基端部が取付部８に回動自在に
枢着されており、この押動部材７を前記底１ｉ１ｂを開
けるときに押上げるように、この押動部材７の下方にカ
ム９が設けられている。

第６図は前記粉粒体収納升１ａの底蓋１ｂの下方に配設
した包装装置の要部を示すものであり、１０は互いに連
接された包装袋となるＵ字状に折り重ねて装填したフィ
ルム、１１は縦熱シール部材で、図において左方から右
方に間欠移動して来るフィルム１０を所定間隔置きにシ
ールして粉粒体の投入口を有する連接された包装袋を形
成する。

１２はこの包装袋の投入口に先端部１２ａを挿入して粉
粒体をこの包装袋に投入するための投入ガイド、１３は
この包装袋の投入口に挿入された先端部１２ａを押さえ
る投入ガイド挟み部材、１４はフィルム挟み部材、１５
は粉粒体が投入された包装袋の投入口をシールする横熱
シール部材、１６はフィルムガイドである。以上のよう
な部材によって包装装置１７が構成されている。

なお、この発明の実施例においては、各粉粒体収納升が
環状に連接された粉粒体分割装置としたが、その他、図
示しないが各粉粒体収納升を直線状に連接した粉粒体分
割装置として、これを前進・後退させて、振動フィーダ
から供給される粉粒体を各粉粒体収納升に等分に分割す
ることも可能である。

〔発明の効果〕

この発明は、以上説明したように、振動フィーダ２を用
いて複数個の粉粒体収納升１ａに対して複数回粉粒体を
供給し、各粉粒体収納升１ａに複数回供給した粉粒体の
合計量が相互に近似するようにした粉粒体分割装置１と
、この粉粒体分割装置１の各粉粒体収納升１ａに収納さ
れた各粉粒体を各々に包装する包装装置１７とよりなる
粉粒体分割供給包装装置において、振動フィーダ２にお
ける粉粒体の残量を測定する重量センサ３と、この重量
センサ３の測定結果に対応して振動フィーダ２の加振力
が粉粒体の定量供給を保持するように振動周波数を制御
する制御装置５と、この制御装置５が定めた値に対応し
て動作する機能を有する振動フィーダ２と、各粉粒体収
納升１ａに等分に供給された粉粒体を、粉粒体収納升１
ａの底蓋ｌｂを順次開きその底蓋１ｂの下方に位置する
包装袋に投入した後その投入口をシールするようにした
包装装置１７とよりなる粉粒体分割供給包装装置とした
ので、振動フィーダに収納されている粉粒体の残量を常
に重量センサが測定して、その測定結果に対応してその
測定値を制御装置に入力し、この制御装置により振動フ
ィーダの振動周波数を制御し、振動フィーダの加振力が
粉粒体の定量供給を保持するようにして、粉粒体分割装
置を形成する各粉粒体収納升にきわめて高精度に等分に
粉粒体を分割し、その後に各粉粒体収納升の底蓋を順次
開き、その底蓋の下方に位置する包装装置に備えた包装
袋に投入した後にその投入口をシールすることができる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の粉粒体分割供給包装装置の実施例の
要部の斜視図、第２図は振動フィーダの振動周波数を制
御する電気回路の系統図、第３図は振動フィーダの振動
周波数と加振力との関係を示す図、第４図は振動フィー
ダの加振力をほぼ一定に制御した際に振動フィーダから
流出する粉粒体の時間の経過に対する流量の変化を実験
により確認して示した図、第５図は粉粒体分割装置の各
粉粒体収納容器の底蓋を開ける機構を示す図、第６図は
包装装置の要部を示す図である。 １・・・粉粒体分割装置　　１ａ・・・粉粒体収納升ｌ
ｂ・・・底蓋　　　　　　１ｃ・・・一端部１ｄ・・・
外側壁　　　　　１ｅ・・・支軸１ｆ・・・トーション
スプリング １ｇ・・・延長片　　　　　２・・・振動フィーダ２ａ
・・・ホッパ一部　　　３・・・重量センサ４・・・ｉ
置台　　　　　　５・・・制御装置５ａ・・・アナログ
・ディジタル変換器５ｂ・・・中央処理装置 ５Ｃ・・・ディジタル・アナログ変換器ｄ・・・周波数
変換器　　５ ・・・振動体　　　　　　７ ａ・・・押動ローラ　　　　８ ・・・カム　　　　　　　　１ １・・・縦熱シール部材　１ ２ａ・・・先端部 ３・・・投入ガイド挟み部材 ４・・・フィルム挟み部材 ５・・・横熱シール部材　１ ７・・・包装装置 ｅ・・・振動体駆動回路 ・・・押動部材 ・・・取付部 ０・・・フィルム ２・・・投入ガイド ６・・・フィルムガイド 第１図 第２図 二−一一−−−−−−−−−−−−−コ第５図 ｆｚ　　ｆ＋ ２勤周波数ｆ 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 振動フィーダを用いて複数個の粉粒体収納升に対して複
   数回粉粒体を供給し、各粉粒体収納升に複数回供給した
   粉粒体の合計量が相互に近似するようにした粉粒体分割
   装置と、この粉粒体分割装置の各粉粒体収納升に収納さ
   れた各粉粒体を各々に包装する包装装置とよりなる粉粒
   体分割供給包装装置において、 振動フィーダにおける粉粒体の残量を測定する重量セン
   サと、 この重量センサの測定結果に対応して振動フィーダの加
   振力が粉粒体の定量供給を保持するように振動周波数を
   制御する制御装置と、 この制御装置が定めた値に対応して動作する機能を有す
   る振動フィーダと、 各粉粒体収納升に等分に供給された粉粒体を、粉粒体収
   納升の底蓋を順次開きその底蓋の下方に位置する包装袋
   に投入した後その投入口をシールするようにした包装装
   置とよりなる粉粒体分割供給包装装置。