JPH0245665B2 - Ehokishijushisetsuchakuzai - Google Patents

Ehokishijushisetsuchakuzai

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JPH0245665B2
JPH0245665B2 JP6872282A JP6872282A JPH0245665B2 JP H0245665 B2 JPH0245665 B2 JP H0245665B2 JP 6872282 A JP6872282 A JP 6872282A JP 6872282 A JP6872282 A JP 6872282A JP H0245665 B2 JPH0245665 B2 JP H0245665B2
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JP
Japan
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compound
epoxy resin
adhesive
blended
resin adhesive
Prior art date
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JP6872282A
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JPS58185671A (ja
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Hajime Sato
Tetsuo Hayashi
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はエポキシ樹脂接着剤に関し、詳しくは
1分子中に第1級アミノ基と第3級アミノ基を少
なくとも1個ずつ有する1,3級脂肪族ジアミン
と分子内に1つ以上のアクリル酸またはメタクリ
ル酸の誘導体を有する化合物とを反応して得られ
る反応生成物をエポキシ樹脂接着剤に粘着性付与
剤として配合した被着体との接着力を大巾に向上
せしめたエポキシ樹脂接着剤に関する。 接着剤に要求される特性である機械的強度と被
着体との接着力とを両立して保持することは不可
欠のことである。しかし、この両立は非常に困難
な場合が多く、例えばアミン硬化のエポキシ樹脂
接着剤は機械的性質を重視する配合にすると被着
体との接着力が著しく低下しやすい。従来、この
エポキシ樹脂接着剤の接着力を向上させるため
に、可撓性付与剤を添加する等の配合の面からの
試みがなされているが、機械的強度を損う等のエ
ポキシ樹脂接着剤の優れた性質を犠性にしなけれ
ばならないという欠点があつた。 本発明はかかる見地に基づいてなされたもの
で、優れた機械的性質を損わずに被着体との接着
力を向上せしめたエポキシ樹脂接着剤を提供する
ことを究極の目的とする。 本発明のこの目的は、アクリル基とアミノ基の
特定の組み合せによる付加反応の生成物をエポキ
シ樹脂接着剤に含有せしめることにより達成され
る。 すなわち本発明は、 下記の一般式を有する化合物 (R1、R2は炭素数1〜3のアルキル基、R3はH
またはCH3、R4は炭素数2〜18の直鎖状または
分岐を有する炭化水素基または分子鎖中にエーテ
ル結合もしくは水酸基を有する炭化水素基、m、
nは1〜3の整数) を含有することを特徴とするエポキシ樹脂接着剤
にある。 本発明における前記の一般式で示される化合物
とは、1分子中に第1級アミノ基と第3級アミノ
基を少なくとも1個ずつ有する1,3級脂肪族ジ
アミンと分子内に1つ以上のアクリル酸またはメ
タクリル酸の誘導体を有する化合物とを当量的に
反応させて得られる。 この化合物は脂肪族の1級アミノ基とアクリル
酸またはメタクリル酸中の二重結合とが常温以上
の温度におけるマイケル型付加反応を起こすこと
により得られるが、合成方法は任意であり、得ら
れる化合物が同一のものであればよい。本発明に
おける化合物の好ましい合成法を例示すると、先
ず1当量のジメチルアミノプロピルアミンをセパ
ラブルフラスコに準備し、撹拌しながらトリメチ
ロールプロパントリアクリレートを1当量ゆつく
り加える。これだけでも反応熱のため反応が加速
され大部分が反応するが、更に反応率を高めるた
めに、湯浴で数時間加温しても良くこれによつて
粘度は若干上昇する。また湯浴で加温しなくても
数日放置することによつて一定の粘度に収束して
いく。 従来、脂肪族アミンとアクリロニトリルの反応
から得られるシアノエチル化した脂肪族アミンを
エポキシ樹脂の硬化剤として用いることが行われ
ており、この反応は本発明における化合物の反応
と類似しているが、目的とするところはアミンの
毒性を和らげて作業性の向上を図るとか、樹脂相
互の相溶性を変化させるものであり、本発明にお
ける化合物の反応と目的および効果において明確
に相違する。 本発明でいう1分子中に第1級アミノ基と第3
級アミノ基を少なくとも1個ずつ有する1,3級
脂肪族ジアミンとは、一般的には次式に示される
化合物である。 (R1、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1
〜3の整数) 具体的にはジメチルアミノプロピルアミン、ジ
メチルアミノエチルアミン、ジエチルアミノプロ
ピルアミン、ジブチルアミノプロピルアミン等が
例示される。 また、分子内に1つ以上のアクリル酸またはメ
タクリル酸の誘導体を有する化合物としては、ブ
トキシエチルアクリレート、アクリル酸エチルカ
ルビトール、アクリル酸メチルトリグリコール、
ステアリルアクリレート、テトラヒドロフルフリ
ルベンジルアクリレート、ジエチレングリコール
ジアクリレート、トリエチレングリコールジアク
リレート、ネオペンチルグリコールジアクリレー
ト、1,5ペンタンジオールジアクリレート、
1,6ヘキサンジオールジアクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート等が例示され
る。 この1、3級脂肪族ジアミンとアクリル酸また
はメタクリル酸の誘導体の化合物は当量的に反応
するが、当量から1割程度はずれていても粘度に
若干の増減が生じるのみで本発明の目的は達成さ
れる。これは本発明に係る化合物がエポキシ樹脂
に接着性付与剤として配合する場合、その配合量
は微量であるために、本発明に係る化合物が主成
分であるならば主成分の効果のみが発揮されるた
めである。 本発明は以上述べたように、1、3級脂肪族ジ
アミンと単官能もしくは多官能のアクリル酸また
はメタクリル酸の誘導体の化合物との反応による
生成物(化合物)あるいは別の方法を用いて得ら
れる同一の生成物の1種以上を、エポキシ樹脂接
着剤に配合するものである。エポキシ樹脂接着剤
の配合割合は、エポキシ樹脂100重量部に対して
0.1〜5.0重量部の範囲でこの生成物を配合するこ
とが望ましく、更には0.5〜3重量部がより望ま
しい。 エポキシ樹脂接着剤の接着性付与剤(配合剤)
として用いる際に、前記した一般式で示される構
造を分子中に有する化合物を2以上混合しても良
く、その合成は同時に行つても別個に行つても構
わない。前述した反応により得られる生成物は発
熱、増粘、臭いの変化から十分な化学反応を経過
していると推察され、赤外線吸収スペクトルやゲ
ル・パーミエーシヨン・クロマトグラフイー
(GPC)による検査からもこのことが実証され
る。 以下、本発明を実施例および比較例に基づいて
具体的に説明する。なお、表中の配合数値はすべ
て重量部である。 実施例1〜8および比較例1〜5 第1表に示す1、3脂肪族ジアミンと単官能も
しくは多官能のアクリル酸またはメタクリル酸の
誘導体の化合物(以下、アクリレートと略す)と
の反応により得られた化合物A〜Eを第2表に示
す配合のエポキシ樹脂接着剤に配合した。
【表】 このエポキシ樹脂接着剤のT型剥離力、剪断強
度(20℃および80℃)、抗張力(20℃および80
℃)、剥離状態および破壊状態を測定し結果を第
2表に併せて示す。 これら接着剤の剥離試験はJIS K−6854に準じ
た。クラツドアルミニウムをトリクロルエチレン
で脱脂し、クロム酸でエツチング処理したものを
被着体として用い、これに第2表の配合の接着剤
を塗布して貼り合わせたものを24時間室内に放置
し、80℃オーブン中で1時間後硬化を行ない、更
に1インチ幅にシアリングで切り出して、チヤツ
クスピード50mm/minでT型剥離力の測定を20℃
の恒温室で行なつた。剪断力はJIS K6850に準じ
厚さ1.6mm、巾25.4mm、長さ101.5mmのクラツドア
ルミニウムをT型剥離と同様の前処理を行ない、
12.7mm重ね合わせて接着剤ではり合わせ同様の硬
化条件で硬化させ、20℃ならびに80℃オーブン中
でチヤツクスピード1mm/minの条件で測定し
た。抗張力は接着剤を真空脱泡し同じ温度、時間
条件で硬化させ、J、S3号ダンベルでチヤツク
スピード50mm/minで測定した。
【表】
【表】 実施例1は比較例1の接着剤に化合物Aを配合
した例であるが、剥離状態が界面剥離から凝集剥
離へと変化しており、界面での接着力向上が示さ
れている。 実施例2は比較例2の接着剤に化合物Aを配合
した例であるが、実施例1と同様の効果を有す
る。 実施例3は比較例3の接着剤に化合物Aを配合
した例であるが、剥離状態は界面剥離のままであ
るが、T型剥離力が著しく向上する。また、剪断
強度は大幅に向上し、破壊状態は凝集破壊とな
る。比較例3と実施例3の抗張力はほぼ同等で接
着剤の素材としての強度に異同は見られない。 実施例4は比較例4の接着剤に化合物Aを配合
した例であるが、実施例1〜2と同様の効果を示
す。化合物Aをさらに増量して配合した比較例5
は剥離状態が界面剥離であり、T型剥離力も低下
する。 実施例5〜8は比較例3の接着剤に化合物B〜
Eを配合した例であるが、化合物Aを配合した実
施例3とほぼ同様の結果が得られ、接着剤の素材
としての強度は損われない。 実施例3、9〜11および比較例3〜5 実施例3のゴム組成物の配合において、化合物
Aの配合量を変えてエポキシ樹脂接着剤のT型剥
離力を実施例1に準じて測定した。結果を第3表
および第1図に示す。
【表】 第3表および第1図に示されるごとく、化合物
Aを0.1配合した実施例9においてもかなり配合
効果が得られ、2.5重量部配合した実施例10にお
いてT型剥離力は最も高い値を示す。化合物Aを
5重量部を超えて配合した比較例4〜5において
はT型剥離力が低下し、剥離状態も界面剥離に
徐々になつてくる。このことから化合物Aを5重
量部超えて配合しても配合量に対する配合効果が
得られないことがわかる。 以上説明したように、1分子中に第1級アミノ
基と第3級アミノ基を少なくとも1個ずつ有する
1、3級脂肪族ジアミンと分子内に1つ以上のア
クリル酸またはメタクリル酸の誘導体を有する化
合物とを反応して得られる反応生成物をエポキシ
樹脂接着剤に接着性付与剤として配合するとして
用いる本発明は、エポキシ樹脂接着剤の機械的強
度を損うことなしに被着体との接着力を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例3、9〜11および比較例3〜5
のエポキシ樹脂接着剤の化合物Aの配合量とT型
剥離力の関係を示すグラフ。 〇:界面剥離、〓:界面剥離と凝集剥離が混
在、●:凝集剥離。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の一般式を有する化合物 (R1、R2は炭素数1〜3のアルキル基、R3はH
    またはCH3、R4は炭素数2〜18の直鎖状または
    分岐を有する炭化水素基または分子鎖中にエーテ
    ル結合もしくは水酸基を有する炭化水素基、m、
    nは1〜3の整数) を含有することを特徴とするエポキシ樹脂接着
    剤。
JP6872282A 1982-04-26 1982-04-26 Ehokishijushisetsuchakuzai Expired - Lifetime JPH0245665B2 (ja)

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JPS58185671A JPS58185671A (ja) 1983-10-29
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US9187327B2 (en) 2011-01-04 2015-11-17 Nalco Company Phosphoric acid production gypsum filtration flocculant pre-dilution (make down) with post-filtration phosphoric acid

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