JPH0244981A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ビデオテープレコーダなどに使用する磁気記
録再生装置、特に、再生映像信号のジッターの低減に関
するものである。

従来の技術 従来、磁気記録再生装置における再生映像信号のジッタ
ー低減のための技術は、サーボ回路系の改善やメカ走行
系の改善などがほとんどであった。

一方、映像信号処理によるジッター改善方法としては、
Ｓ／Ｎを良くするか、あるいは、水平同期信号の立ち下
がりトランジェントを早くするなどの方法が一般的に知
られているが、これは、再生画質に大きな影響を与える
ため、ジッター低減のための信号処理回路に設定される
ことはなかった。

発明が解決しようとする課題 このように従来の映像信号処理では、ジッターを改善し
ようとすると再生画質に与える影響が大きく、ジッター
に対する最適設計ができないという問題を有していた。

本発明は、上記従来の問題を解決するもので、再生画質
に悪影響を与えることなく、映像信号処理によりジッタ
ーを改善することのできる磁気記録再生装置を提供する
ことを目的とするものである。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の磁気記録再生装置は
、再生輝度信号の少なくとも水平同期信号の立ち下がり
部を含み、かつ水平プランキング期間より短かい期間に
対応したゲートパルスを出力するグー１−信号発生手段
と、前記ゲートパルスの期間のみ動作して前記再生輝度
信号の雑音を除去する雑音除去手段とを備えたものであ
る。

作用 上記構成により、再生輝度信号をゲートパルス発生手段
に入力し、ゲートパルス発生手段により再生輝度信号の
少なくとも水平同期信号の立ち下がり部を含み、かつ水
平ブランキング期間より短かい期間に対応したゲートパ
ルスを得、このゲトパルスの期間のみ雑音除去手段を動
作させて、再生輝度信号の水平同期信号の立ち下がり近
傍の雑音を除去し、従来のように再生画質に悪影響を与
えることなく、Ｓハを良くする。したがって、映像信号
処理によるジッターの改善が可能となる。

実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第１図は本発明の一実施例の磁気記録再生装置のジッタ
ー改善のための回路構成を示すブロック図である。第１
図において、１は再生輝度信号の入力端子であり、ＦＭ
復調の後、メインデイエンファシス処理がされている再
生輝度信号が入力される。この再生輝度信号はゲートパ
ルス発生回路２に入力され、再生輝度信号の水平同期信
号の立ち下がり部を含み、かつ水平同期信号期間の水平
ブランキング期間より短かい期間、ハイレベルのグー１
−パルスが出力される。ゲートパルス発生回路２は周知
の水平同期信号分離回路などで構成されている。一方、
再生輝度信号は遅延器３を通り、雑音除去回路４に入力
され、ゲートパルス発生回路２のゲートパルス期間のみ
再生輝度信号の雑音が除去される。この遅延器３は、再
生ローパスフィルタであっても良い。

次に、雑音除去回路４の一例を第２図に示す。

第２図において、５は入力端子であり、遅延器３を通過
した再生輝度信号が入力される。入力された再生輝度信
号はＩＨ遅延線６でＩＨ遅延され、減算器７で、遅延し
ていない再生輝度信号と減算され、ノイズ成分のみを取
り出す。減算器７の出力信号はリミッタ８に入力され、
再生輝度信号の一水平期間前後の相関がない場合、大振
幅が入力されるため、制限を行なう。リミッタ８の出力
をレベル減衰器９で１７２に減衰して、減算器１０で入
力端子５から入力された再生輝度信号から減算を行なう
ことにより、雑音を除去するよう構成している。このよ
うな回路構成によってノイズを除去する手段は従来から
良く知られており、同時に垂直解像度の劣下をもともな
うものであるが、第２図においては、レベル減衰器９と
減算器１０の間に設けた切換回路１１により、第１図の
ゲートパルス発生回路２のゲートパルスがハイレベルの
期間の水平同期信号の立ち下がりを含む短かい期間のみ
、雑音除去を行なう。１２はゲートパルスの入力端子、
１３は雑音除去回路４の出力端子である。

このようにして、再生映像信号の水平同期信号の立ち下
がり近傍の雑音を除去するよう構成することにより、映
像信号部分の画質を劣下することなく、ジッターを大幅
に改善することができる。

なお、本発明の雑音除去回路４は、本実施例に限定され
るものではなく、バイパスフィルタとリミッタで構成さ
れる雑音除去回路において、ゲートパルスの期間、雑音
除去量を大きくしても良い。

また、ＩＨ遅延線を帰還型で用いる雑音除去回路であっ
ても良い。またこのような構成を、ダビング時に対応し
て構成しても良い。

発明の効果 以」二のように本発明によれば、再生輝度信号の水平同
期信号の立ち下がり近傍の雑音を除去してＳ／Ｎを良く
することにより、従来のように再生画質に悪影響を与え
ることなく、ジッターを大幅に改善できるものであり、
その効果は極めて大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の磁気記録再生装置のジッタ
ー改善のための回路構成を示すブロック図、第２図は第
１図の雑音除去回路の詳細な一例を示すブロック図であ
る。 ２・・ゲートパルス発生回路、４・・・雑音除去回路、
６・・・ＩＨ遅延線、７，１０・・・減算器、８・・・
リミッタ、レベル減衰器、 １１・・切換回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、再生輝度信号の少なくとも水平同期信号の立ち下が
   り部を含み、かつ水平ブランキング期間より短かい期間
   に対応したゲートパルスを出力するゲート信号発生手段
   と、前記ゲートパルスの期間のみ動作して前記再生輝度
   信号の雑音を除去する雑音除去手段とを備えた磁気記録
   再生装置。