JPH0244817Y2 - - Google Patents

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JPH0244817Y2
JPH0244817Y2 JP8744286U JP8744286U JPH0244817Y2 JP H0244817 Y2 JPH0244817 Y2 JP H0244817Y2 JP 8744286 U JP8744286 U JP 8744286U JP 8744286 U JP8744286 U JP 8744286U JP H0244817 Y2 JPH0244817 Y2 JP H0244817Y2
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JP8744286U
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は空調設備等に設置し、汚染した空気を
浄化するフイルター用のガスケツトに関するもの
である。
(従来の技術) 一般にフイルター用ガスケツトは、ゴムを素材
とした独立気泡のスポンジが使用されていた。し
かし、ゴムを素材とした場合にその耐熱温度はせ
いぜい250〜300℃であり、また有機溶剤に対する
抵抗性にも劣るため、耐熱性或いは耐溶剤性を要
求される場合には無機材質を主体とするフエルト
状のものが使用されてきた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前記従来の無機材質を主体とす
るフエルト状のものは、表面がもろく、フイルタ
ーの輸送、或いは取付け時に損傷を受け易く、発
塵し易いという問題点があり、また初期に於いて
有機バインダによりある程度の強度を維持させて
おいても、使用中のバインダ劣化により、フイル
ター使用後の交換作業のとき、ガスケツトが崩壊
して周囲を汚染するという問題点があり、更にゴ
ム系の独立気泡スポンジと比較すると空気が通過
し易く、汚染した空気も通過し易いという問題点
があり、その結果防塵を目的とするフイルター用
ガスケツトに使用することは困難であつた。
本考案は上記問題点を解決すべくなされたもの
で、耐熱性、耐溶剤性に於いて優れ、損傷しにく
く、且発塵の虞れもないフイルター用ガスケツト
を提供しようとすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するため、無機材質、
或いはこれに有機バインダを添加したものより形
成されたフエルト状の中芯部を単体で、もしくは
これを微細なガラス繊維で作られた濾紙で包み込
んで、無機材質の長繊維により形成された織布に
より包合固定することにより、フエルトのもろさ
と織布の弾力のなさを相補い、フイルター用ガス
ケツトとして使用できるように構成されている。
(作用) 上記構成より成る本考案によれば、無機材質、
或いはこれに有機バインダを添加したものより形
成されたフエルト状の中芯部のもろさが、無機材
質の長繊維により形成された織布で包み込むこと
によりなくなると共に、織布の弾力のなさが中芯
部によつて補われる。
(実施例) 本考案の実施の一例を図に就いて詳細に説明す
るに、無機材質を主体とする材料であつても、ガ
ラス長繊維や金属の長繊維を使用した織布は、耐
摩耗性、耐衝撃性に於いて優れ、引張強度も強い
ものであるが、このような織布はガスケツトとし
て使用するには圧縮性や反発性が少なく、また通
気性が大きいためガスケツトとしての用をなさな
いので、圧縮性や反発性をもたせるべく、従来断
熱材として使用されているようなガラス繊維フエ
ルト、セラミツク繊維フエルト、ステンレス繊維
フエルト等の無機材質、或いはこれに有機バイン
ダを添加したものより圧縮性と反発性をもつフエ
ルト状の中芯部1を形成する。そして、この中芯
部1を前記同様、耐摩耗性、耐衝撃性に於いて優
れ、引張強度も強いガラスまたはステンレスの等
の無機材質の長繊維により形成された織布2によ
り包合固定するのである。この包合固定の方法
は、第1図に示すようにガラスまたはステンレス
繊維等の無機材質の撚糸3により、中芯部1と織
布2を一体に縫合固定するか、或いは第2図に示
すように耐熱性接着剤4により接着固定すること
が推奨される。更に、前記織布2はその切断面に
於いてほつれが生じ易く発塵する虞れがあるた
め、第3図,第4図に示すように織布2の各端部
を折返し重合して、前記同様無機材質の撚糸3に
より縫合固定するか、或いは耐熱性接着剤4によ
り接着固定する。
また、特に発塵性や通気性が問題とされる場合
に於いては、前記中芯部1を微細なガラス繊維で
作られた濾紙5で包み込み、これを更に前記構成
の織布2により包合固定すればよい。この場合の
包合固定は、第5図に示すように織布2を折返す
か、第6図に示すように織布2と濾紙5の端部を
重合して折返すかして、夫々無機材質の撚糸3に
より中芯部1と織布2を一体に縫合固定すること
が推奨される。これにより、中芯部1からの発塵
粒子及び中芯部1の通気性により通過する塵埃
は、ガラス繊維製濾紙5に捕集されてしまい、ガ
スケツトから漏出することはない。
(考案の効果) 本考案は上述のようであるから、無機材質、或
いはこれに有機バインダを添加したものより形成
されたフエルト状の中芯部を、無機材質の長繊維
により形成された耐摩耗性、耐衝撃性に於いて優
れる織布で包み込むことにより、中芯部のもろさ
と織布の弾力のなさが相補われて、フイルター用
ガスケツトとして使用でき、その結果フイルター
の製造、輸送、取付け時、取外し時に於けるハン
ドリングによる中芯部の崩壊、損傷及びそれによ
る周囲環境の汚染を防ぐことができる。
また、中芯部の通気性、発塵性等によるフイル
ターの二次側の汚染は、中芯部を微細なガラス繊
維で包むことにより防止できる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施の一例を示すものにして、第
1図は中芯部を織布で包合し撚糸で縫合固定した
縦断面図、第2図は中芯部を織布で包合し耐熱性
接着剤により固定した縦断面図、第3図は中芯部
を織布で包合すると共に、その端部を折返し撚糸
で縫合固定した縦断面図、第4図は中芯部を織布
で包合すると共に、その端部を折返し耐熱性接着
剤により固定した縦断面図、第5図は中芯部を濾
紙で包み込み更に織布で包合し撚糸で縫合固定し
た縦断面図、第6図は中芯部を濾紙で包み込み更
に織布で包合すると共に、濾紙と織布の端部を折
返し撚糸で縫合固定した縦断面図である。 図中、1は中芯部、2は織布、5は濾紙であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無機材質、或いはこれに有機バインダを添加し
    たものより形成されたフエルト状の中芯部を単体
    で、もしくはこれを微細なガラス繊維で作られた
    濾紙で包み込んで、無機材質の長繊維により形成
    された織布により包合固定して成るフイルター用
    ガスケツト。
JP8744286U 1986-06-09 1986-06-09 Expired JPH0244817Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8744286U JPH0244817Y2 (ja) 1986-06-09 1986-06-09

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JP8744286U JPH0244817Y2 (ja) 1986-06-09 1986-06-09

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JPS62199110U JPS62199110U (ja) 1987-12-18
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JP4804019B2 (ja) * 2005-03-17 2011-10-26 日本ゴア株式会社 ガスケット及びその製造方法

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JPS62199110U (ja) 1987-12-18

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