JPH0244755Y2 - - Google Patents

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JPH0244755Y2
JPH0244755Y2 JP1984157701U JP15770184U JPH0244755Y2 JP H0244755 Y2 JPH0244755 Y2 JP H0244755Y2 JP 1984157701 U JP1984157701 U JP 1984157701U JP 15770184 U JP15770184 U JP 15770184U JP H0244755 Y2 JPH0244755 Y2 JP H0244755Y2
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rotary cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、たとえば自動車、部屋、トイレツト
などの芳香剤を入れるのに好適な容器にかかり、
特にワンタツチで通気孔の大きさを変えるように
した芳香剤収納容器に関するものである。
「従来の技術」 芳香剤を入れる容器として、容器毎これを使い
捨てるもの以外に、中味の芳香剤だけを取り換え
可能とした収納容器が適用されている。この種の
容器では、使う場所の広さによつて通気孔を調節
できることが望まれるが、芳香剤の取り換えをす
るものにあつては、その交換を容易に行なえるこ
とが要求される。
従来、このような点を考慮した芳香剤収納容器
には、たとえば蓋体をねじ式のものとし、該蓋体
のねじ部に通気孔を形成し、蓋体の回転量によつ
て通気孔の大きさを調節する構造のものなどがあ
る。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、これらの例にあつては、通気孔
の開閉操作をワンタツチで行なうことができず、
その操作性が悪く、また芳香剤の交換時の使い勝
手も良好でない等の不満があつた。
本考案はこのような背景に基づいて提案された
もので、ワンタツチで通気孔の開閉を行なうこと
ができ、また芳香剤の交換の容易な芳香剤収納容
器を提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、芳香剤入りの収納函体を内部に収納
する有底円筒状の容器本体と、該容器本体の上面
開口部を覆う蓋体と、前記容器本体もしくは蓋体
の周囲に形成された通気孔と、前記容器本体の外
周に軸回りに回転自在にかつ軸方向に摺動自在に
挿入された回転筒体と、前記容器本体を回転筒体
に対して上方へ押し上げる弾性体とを備え、前記
容器本体と回転筒体との間にこれらを一方向への
み相対回転させるラチエツト機構を設けるととも
に、弾性体による容器本体の上方への移動を規制
して通気孔の開閉量を調節する係止機構を設け、
かつ該係止機構を容器本体の外周に突設されたつ
め部と、前記回転筒体の内周に周方向に一周する
形態でつめ部を係止する溝が連続して形成された
歯形部とから構成し、かつ前記歯形部の隣り合う
溝の深さを変えて設定したものである。
「作用」 容器本体を弾性体に抗して下方に押すと、係止
機構のつめ部と溝との係合が外れるとともに、ラ
チエツト機構が働らいて容器本体と回転筒体とが
相対回転し、つめ部は隣りの溝に係合して容器本
体と回転筒体との間の高さがずれ、通気孔の開閉
量が変わる。また芳香剤を交換する際は、容器本
体の開口部を覆う蓋体を外して中の収納函体を取
り出し、新しい芳香剤入りの収納函体を収めれば
良い。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第3図
を参照して説明する。図において、符号1は芳香
剤入りの収納函体Pを内部に収納する有底円筒状
の容器本体、符号2はこの容器本体1の上面開口
部を覆う蓋体、符号3は前記容器本体1の外周に
軸回りに回転自在にかつ軸方向に摺動自在に挿入
された回転筒体、符号4は前記容器本体1を回転
筒体3に対して上方へ押し上げる弾性体(コイル
スプリング)、符号5はこれら容器本体1、回転
筒体3、弾性体4を収納する有底円筒状の外筒で
あり、これら符号1ないし5により本実施例の芳
香剤収納容器の主要部材を構成している。また前
記容器本体1と回転筒体3との間には、容器本体
1を下方(第2図下方)に押した際にこれらを一
方向にのみ相対回転させるラチエツト機構6と、
容器本体1の弾性体4による上方への移動を規制
する係止機構7がそれぞれ設けられている(第3
図参照)。
前記容器本体1は、実施例では収納函体Pより
も若干低く形成されており、その内周下部に収納
函体Pの下端周縁を係止して収納函体Pの抜け止
めをなす周突条8が突設されるとともに、底板部
1aにはコイルスプリング4を嵌合する嵌合凹部
9が形成されている。また、この容器本体1の外
周の上部および下部には、それぞれ後にくわしく
説明するラチエツト機構6および係止機構7のつ
め部10,11が突設されている。
一方、前記蓋体2は、天板部12と、該天板部
12の裏面に環状に垂設された側壁部13とから
構成されており、この側壁部13の内周に収納函
体Pが嵌合するようになつている。すなわち該側
壁部13は前記容器本体1の外径とほぼ同じ大き
さを有し、その内周面に収納函体Pの上部周縁に
嵌合する係止突条14が突設されている。また、
この側壁部13の周囲には周方向に沿つて複数の
通気孔15が設けられている。なお、前記蓋体2
は収納函体Pから容易に取り外しのできる強度で
固定されるものである。
また、前記回転筒体3は、その内周に帯状の環
状段部16が周設され、該環状段部16の上下に
ラチエツト機構6および係止機構7のそれぞれの
つめ部10,11が係合する溝17,18が連続
して形成されている。なお、前記回転筒体3の下
端3aは、回転筒体3が回転する際の滑りを良く
するために波形に形成されている。
また、前記弾性体4および外筒5について説明
を補足しておくと、この弾性体4は実施例ではコ
イルスプリングが使われているが、これに限定さ
れるものではなく、容器本体1を上方に付勢する
ものであれば、例えば板バネなどであつても良
い。一方、前記外筒5は化粧筒としての機能を備
えており、その内周には回転筒体3の抜け止め用
の周突条19が設けられている。
さて、第3図により前記ラチエツト機構6およ
び係止機構7について説明する。ラチエツト機構
6は容器本体1を下降させた際に、つめ部10の
先端10aを溝17の傾斜面上で摺動させてつめ
部10が溝17に係合するまで回転筒体3を間欠
的に回転させるものであり、容器本体1の上部外
周に突設されたつめ部10と、環状段部16の上
端に連続して形成された溝17からなる歯形部2
0とを主体として構成されている。また前記つめ
部10の先端(下端)10aは、図示例では左側
が下り勾配に傾斜した先細りに形成され、一方溝
17はつめ部10の先端10aの傾斜した向きに
対応して形成されている。
また前記係止機構7は、容器本体1の下部外周
に突設されたつめ部11と、環状段部16の下端
に連続して形成された溝18からなる歯形部21
とを主体として構成されている。なお、このつめ
部11の先端(上端)11aは、ラチエツト機構
6のつめ部10の先端10aに対向する如く形成
され、また歯形部21における隣り合う溝18の
深さは、その大きさを4段階に変えて設定されて
おり、つめ部11との係合位置を溝18の深さに
より変えて容器本体1の高さを変化させ、通気孔
15の開閉量を調節するようになつている。
次に、このように構成された芳香剤収納容器P
の作用について説明する。
第2図のように各主要部材(容器本体1、蓋体
2、回転筒体3、弾性体4、外筒5)を組み立て
収納函体Pを容器本体1内に収納した状態におい
て、第2図イに示すように通気孔15の閉位置か
ら蓋体2を押して離すと、係止機構7のつめ部1
1と溝18との係合が外れるとともに、ラチエツ
ト機構6のつめ部10が溝17の傾斜面上を摺動
して回転筒体3を左回転させ、係止機構7のつめ
部11と溝18との係合位置が変わる。この操作
によつて、容器本体1は弾性体4により押し上げ
られながら、溝18の深さが大きくなつた分上昇
し、第2図ロに示すように、通気孔15が開口す
る。
さらにこの状態から、蓋体2を押して離す操作
を続けると、ラチエツト機構6および係止機構7
の働らきによつて容器本体1が第2図ハ、ニに示
すように上昇し、その度に通気孔15の開口量が
大きくなる。第2図ニは通気孔15の開口量が最
大の状態であり、この状態から再び蓋体2を押す
と、係止機構7の係合状態が第2図イに示す元の
状態に戻り、通気孔15は閉じられることとな
る。
次いで、芳香剤を交換する場合について説明す
ると、蓋体2をもつてこれを引き上げ、収納函体
Pを容器本体1から取り出し、新しい芳香剤の入
つた収納函体Pに蓋体2を取り付けて、収納函体
Pごと容器本体1内に収めれば良い。この交換操
作において、蓋体2と収納函体Pとは容器本体1
と収納函体Pとの係合よりも大きな力で嵌合して
いるので、蓋体2をもつた状態で芳香剤を取り換
えることができる。また、この芳香剤の入つた収
納函体Pはイージーオープニングの蓋により開け
ることができ、蓋体2を取り付けた状態で交換操
作を行なうことができるので、芳香剤によつて手
を汚すことがなく、使い勝手が良好であるという
長所もある。
また、第4図は、本考案の他の実施例を示すも
ので、外筒5を省略して、回転筒体3′に化粧筒
としての機能を持たせたものである。すなわち、
回転筒体3′の下端には底板25が取り付けられ、
その内部に容器本体1′が装着された基本構成と
なつている。また蓋体2′は本実施例では容器本
体1′に弱嵌合しており、蓋体2′を取り外して内
部の収納函体P′を交換するようになつている。
なお、本実施例にあつては、外筒5を省略した
分部品数を減少し得て、コストを低減することが
でき、通気孔15の開閉においては先の実施例と
同様の作用効果を奏することができる。
また、第5図は本考案の別の実施例を示すもの
で、収納容器全体の高さを高く構成したものであ
る。本実施例にあつては、芳香剤入りの収納函体
P″を圧入リブ29を介して収容する容器本体
1″を上げ底にし、その上端に蓋体2″をフツク3
0,31の係合により取り付け、容器本体1″の
下半部に回転筒体3を嵌合したことを特徴として
いる。
なお、このような図示例の容器においても、前
述した最初の図示例の容器と同様の作用によつ
て、これを使用することができる。
また、前述した3つの実施例では通気孔15を
4段階に開閉できる構成としたが、これに限定さ
れるものではなく、係止機構7の溝18を変える
ことによつて何段階にも開閉できる構成としても
良い。
「考案の効果」 以上説明したように本考案によれば、次のよう
な優れた効果を奏することができる。
(a) 蓋体を押す操作によつて、ラチエツト機構と
係止機構の働きにより容器本体の高さを変えて
蓋体の周囲に設けた通気孔の開閉量をワンタツ
チで変えることができる。しかも、ラチエツト
機構と係止機構はいずれも容器本体とその外周
壁に挿入された回転筒体の内周壁との間に周方
向に設けられているから、蓋体を押して離す操
作を安定してスムーズに続けることができ、そ
の操作性を極めて向上することができる。
(b) ラチエツト機構と係止機構はいずれも容器本
体とその外周に挿入された回転筒体との間に周
方向に設けられているから、容器本体内に収納
した芳香剤入りの収納函体を交換する際の障害
とならず、芳香剤の交換を手を汚すことなく極
めて簡単に行うことができ、使い勝手が良好で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は分解斜視図、第2図イないしニ
は作用を説明するために示した中央縦断面図、第
3図はラチエツト機構および係止機構の構造を説
明するために示した正面図、第4図は本考案の他
の実施例を示す中央縦断面図、第5図は本考案の
別の実施例を示す中央縦断面図である。 1……容器本体、2……蓋体、3……回転筒
体、4……弾性体(コイルスプリング)、5……
外筒、6……ラチエツト機構、7……係止機構、
10,11……つめ部、10a,11a……つめ
部の先端、16……環状段部、17,18……
溝、20,21……歯形部、P,P′,P″……収
納函体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 芳香剤入りの収納函体Pを内部に収納する有底
    円筒状の容器本体1と、容器本体の上面開口部を
    覆う蓋体2と、前記容器本体もしくは蓋体の周壁
    部に形成された通気孔15と、容器本体の外周に
    軸回りに回転自在にかつ軸方向に摺動自在に挿入
    された回転筒体3と、容器本体を回転筒体に対し
    て上方へ押し上げる弾性体4とを備え、容器本体
    と回転筒体との間には、容器本体を下方へ押した
    際に、これらを一方向へのみ相対回転させるラチ
    エツト機構6と、弾性体による容器本体の上方へ
    の移動を規制して通気孔の開閉量を調節する係止
    機構7とが設けられ、回転筒体の内周壁には帯状
    の環状段部16が周設され、この環状段部の上下
    端には前記ラチエツト機構6および前記係止機構
    7を構成する溝17,18がそれぞれ連続して形
    成され、これに対面する前記容器本体の外周壁に
    は前記各溝17,18にそれぞれ係合するつめ部
    10,11が突設され、係止機構の隣り合う溝1
    8の深さがその大きさを変えて設定され、これに
    より係止機構のつめ部11との係合位置を溝の深
    さにより変えて容器本体の高さを変化させるよう
    になつていることを特徴とする芳香剤収納容器。
JP1984157701U 1984-10-18 1984-10-18 Expired JPH0244755Y2 (ja)

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JPS6173332U JPS6173332U (ja) 1986-05-19
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58168326U (ja) * 1982-05-06 1983-11-10 株式会社日本ホ−ム・サプライ 芳香剤用容器
JPS59135750U (ja) * 1983-03-02 1984-09-11 日東油脂化学株式会社 開口量調節装置

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JPS6173332U (ja) 1986-05-19

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